説明

木質床材及び木質床材の敷設方法

【課題】優れた見栄えの床仕上げが得られ、施工性能に優れた木質床材及びその敷設方法を提供する。
【解決手段】長矩形板状をなし、かつ一方の長辺の木口面に雄実、他方の長辺の木口面にこの雄実と嵌合しうる雌実が設けられるとともに、上面が化粧層により被覆された本体部と、この本体部の下面に一定厚さで積層されるクッション層と、このクッション層の下面に積層される薄板状の基板とからなり、前記基板は、前記一方の長辺の木口面から外側に向けて小巾の延長巾Waでのびた取付片が設けられ、かつ他方の長辺においては、その木口面から前記延長巾Waと略同寸法を内側に控えて形成されることにより段状の凹部を形成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の床仕上げ材として床下地の上に連続して敷設される板状の木質床材及びその敷設方法に関する。
【背景技術】
【0002】
合板など木質基板aの表面に化粧層bを積層した木質床材は、材質感、クッション性、断熱性など優れた特性を有することから、住宅、店舗、事務所など建築物の床仕上材として汎用されている。そして、これら木質床材は、図6に示すように長矩形板状をなし、かつ両側の長辺に雄実d、雌実eが各々設けられる。そして図7に示すように、床スラブ、床パネルなどにより形成された床下地fの上に一端部側から、これら複数の木質床材を平行に並べて配置するとともに一方の木質床材の雄実dと、隣接する相方の木質床材の雌実eとを嵌合させて実矧ぎを形成しつつ床下地fに接着、釘止めすることにより、隙間無く連続一体化した床仕上げ面を形成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、階上の床面には、図7に示すように、下面にスポンジ等のクッション層hを積層した防音床材が用いられ、歩行音などが下階へ伝播することを防止している(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平5−331994号公報
【特許文献2】特開2003−166336号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記のように床下地fに固着するため、例えば雄実dから床下地fに向けて釘iを打ち込んだ場合、この固定箇所のクッション層hが過度に押圧されると隣接する木質床材よりも沈み込んで段差を生じる可能性があり、このときには床表面に不陸が出来て仕上げ面の見栄えを損ねる問題がある。更にはこの段差の発生を防止するため釘iの打ち込みを緩くすると、木質床材の固定力が不足して床振動を生じ易くなる上、釘iが露呈したり、浮き上った釘iの上端が木質床材の端部を押圧して割れ欠けを発生することがあり、その結果仕上げの見栄えを損ないがちである。
【0006】
このような問題を防止するため、図6、7に示すように、クッション層hの雄実2の下に位置する箇所を部分的に欠如させるとともに、この欠如部にクッション層hと同厚の短冊状のスペーサjを挿入し、このスペーサjに向け前記釘iを打ち込むことが考えられる。この方法によると、浮き上がりが発生しないように釘iを充分に打ち込むことができ、しかもクッション層hと同厚のスペーサjに支持された木質床材は、たとえ釘iを強く打ち込んだとしても沈みを生じることはない。しかしながら、クッション層hの欠如部毎にスペーサjを配し、この箇所を狙って釘打ちする必要があるため、施工能率が低下し、またスペーサjを設けた箇所はクッション性が悪くなり遮音性能を低下させる問題がある。
【0007】
更には、従来クッション層hを積層した上階用の木質床材と、クッション層hを含まない1階用の木質床材とを設け、これらを使い分ける場合には、部材の種類が増加して生産コストを上昇させ、かつ積算が煩雑化するとともに建築資材の未送、誤送等のトラブルを招くという問題を生じ易くなる。
【0008】
本発明は、クッション層の下面に積層される基板の一方の長辺に取付片を設け、かつ他方の長辺に段状の凹部を形成することを基本とし、優れた見栄えの床仕上げが得られ、施工性能に優れた木質床材及びその敷設方法の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、長矩形板状をなし、かつ一方の長辺の木口面に雄実、他方の長辺の木口面にこの雄実と嵌合しうる雌実が設けられるとともに、上面が化粧層により被覆された本体部と、この本体部の下面に一定厚さで積層されるクッション層と、このクッション層の下面に積層される薄板状の基板とからなり、前記基板は、前記一方の長辺の木口面から外側に向けて小巾の延長巾Waでのびた取付片が設けられ、かつ他方の長辺においては、その木口面から前記延長巾Waと略同寸法を内側に控えて形成されることにより段状の凹部を形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明では、前記取付片は、雌実が形成された長辺に沿って形成され、請求項3における取付片は、その延長巾Waが2〜10mmであり、また請求項4に係る発明では、前記取付片は、雄実が形成された長辺に沿って形成され、かつその延長巾Waは雄実の突出巾Wbよりも大、かつ(Wa−Wb)が10mm未満であることを特徴とする。
【0011】
また本発明の木質床材の敷設方法は、前記木質床材の木口面から外側に向けてのびた取付片に、上方から固着具を貫通させるとともにこの固着具を床下地に打ち込むことによって木質床材を固着し、次いで、前記床下地に固着された木質床材の前記木口面に形成された雌実、又は雄実に隣接する木質床材の向き合う雄実、又は雌実を嵌合させて実矧ぎを形成することにより、複数枚の木質床材を連続させた床面仕上げを行なうことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明は、雄実と雌実とを嵌合して実矧ぎを形成しつつ床仕上げする際、取付片を貫通させた固着具を床下地に打ち込むことにより、固定できるため、複数枚の木質床材を隙間無く確実に敷設できるとともに能率的に施工できる。また釘などの固着具によりクッション層を押さえ込むことがないため、段差を生じることなく見栄えに優れ、一階及び上階の床仕上げに共通の木質床材を使用できるため、部材が標準化されてコストを抑制できるとともに積算が簡易化されて生産、物流などの管理を容易とし、その結果未送、誤送等トラブルを減少しうる。
【0013】
請求項2に係る発明では、取付片に固着具を打ち込む際、突出物(雄実)がないため、作業がやり易いとともに誤って木質床材を殴打するなどによって破損することを防止でき、請求項3に係る発明では、取付片に対する固着具の打ち込み作業を容易とし、請求項4に係る発明のように構成すると、固着具の打ち込み作業の際、雄実を誤って破損することを防止できる。
【0014】
本発明の木質床材の敷設方法は、木質床材の木口面から外側に向けてのびた取付片に、固着具を貫通させ床下地に打ち込むことによって木質床材を固着するため、固着具を厳密に位置合わせする必要なくラフに施工できるため、作業能率が高いとともに熟練を必要としない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、木質床材1は、長矩形板状の本体部5と、この本体部5の下側に積層されるクッション層6と、クッション層6の更に下側に積層される基板7とからなる。
【0016】
前記本体部5は、図2に示すように、ベース層21とこのベース層21の上に積層される化粧層4とからなる。前記ベース層21は、単一層によって構成することもあるが、奇数プライを繊維方向を交互に配した積層体で構成すると、曲げ強度、反りなど縦横の方向性を相殺して安定した品質を得ることができる点で好ましい。前記本体部5は長手方向が例えば1000〜3000mm程度、本形態では1818mm、巾方向が例えば150〜600mm程度、本形態では303mmに形成される。また厚さは、例えば5〜20mm程度、本形態では7mmである。
【0017】
前記ベース層21は、単一層で構成される時には、杉、松、樅、ラワン、サクラ等の木材、パーティクルボード、ハードボード、MDF(中密度繊維板)、インシュレーションボード等の木質ボードの他、修正材などを用いる。他方積層体で構成される時は、ラワン合板、スギ合板、米マツ合板等各種合板、LVL(単板積層材)、OSB( 配向性ストランドボード)などを用いる。また、底面にウレンタンフォーム、ポリエチレンフォームなどから成るクッション層、或いはオレフィン系樹脂などから成る遮音層を積層したものを用いると、遮音性能が向上するため上階の床仕上げ材として好適に使用できる。
【0018】
前記化粧層4は、ベース層21の上面略全体を覆って形成される。化粧層4は、例えば、ナラ、サクラ、チーク、ケヤキ、トチ、セン、カバ等の原木を例えば0.2〜0.6mm程度の厚さにスライスした突板を、メラミン・ユリア共縮合接着剤、フェノール系接着剤、アミノ系接着剤、ユリア系接着剤などを用いてベース層21に接着し、さらにその上に塗装皮膜、保護フィルムなどでカバーして形成される。又化粧層4は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢ビ樹脂(EVA)などのオレフィン系樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂その他の化粧シート材をベース層21に貼着して形成することもできる。この他、前記ベース層21に化粧紙を接着した上に、不飽和ポリエステル樹脂を塗布して化粧層4を形成することもでき、或いはベース層21の表面に直接、ポリエステル塗料、ポリウレタン塗料、アミノアルキド塗料、アクリル塗料等を塗装して形成することもよい。
【0019】
また、前記化粧層4には、従来の板張りの外観を模して前記長手方向にのびるとともに等間隔に並んだ複数の化粧目地(図示せず)が形成され、更にこの化粧目地の間には、これに直角にのびる横目地が設けられる。
【0020】
更に前記本体部5には、図1、2に示すように、その一方の長辺に略全長に亘る雄実2が突設される。この雄実2は、本体部5の前記長手方向に沿って同一形状の縦断面が直線的に連続した凸条をなす。更に本形態の雄実2は、縦断面が木口面23から外方に突出した略矩形状をなすとともに先端面が円弧状に形成され、かつ前記木口面23の略中央高さ位置に配されている。また本形態では、本体部5の一方の短辺にも、前記本体部5の長辺に形成された雄実2に連続する雄実2が形成されている。この雄実2は、前記木口面23からの突出寸法が例えば5〜15mm程度の大きさを有し、前記ベース層21の木口面23の加工の際、電動回転切削具により形成される。
【0021】
前記雌実3は、直線的に連続した溝状をなし、本体部5の他方の長辺に略全長に亘り凹設される。本形態では、本体部5の他方の短辺に、前記本体部5の長辺に形成された雌実3に連続した雌実3が形成されている。この雌実3は、複数の木質床材1を連続敷設して床仕上げをする際に、隣接する木質床材1の向き合う雄実2と嵌合して実矧ぎを形成するものである。従って、雌実3は前記雄実2と密に嵌合しうる大きさ、位置に形成される。
【0022】
前記クッション層6は、前記本体部5と同大で長矩形状の均一層をなし、本体部5の下面に接着されている。このクッション層6は、1〜10mm程度、本形態では、2mmの一定な厚さをなし、ポリエチレン発泡体、ウレタン発泡体、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ等を用いて形成される。このように本体部5をクッション層6によって支持することにより、上階床において歩行などで本体部5に生じる衝撃、振動が吸収されて下階への伝播を抑制でき、床遮音性能が向上する点で好ましい。
【0023】
前記基板7は、前記本体部5と略同大で長矩形薄板状をなし、クッション層6の下面に接着される。この基板7は、図2に示すように、前記基板7の一方の長辺の木口面23から外側に向けて小幅のびた取付片8を有する。この取付片8は、図3に示すように、床下地25に対して固着するための固着具26を打ち込むために形成されるもので、その延長巾Waは、例えば、2〜10mm程度、本形態では3mmとしている。2mm未満では、固着具26の打ち込み代が不足し、逆に10mmを超えると、隣接する木質床材の敷設に支障を生じる。
【0024】
また取付片8は、本形態では図1に示すように、雌実3が形成された長辺に沿って形成され、しかも雌実3を設けた短辺にも連続して設けられている。このように雌実3を設けた木口面に取付片8を設けると、固着具26を打ち込む際、突出物(雄実)がないため、打ち込み作業がやり易いとともに木質床材を殴打して誤ってこれを破損することを防止できる点で好ましい。
【0025】
また他方の長辺において、基板7の端部は、その木口面23から前記延長巾Waと略同寸法控えて形成されている。これにより他方の長辺の下部には段状の凹部9が形成される。図3に示すように、この凹部9には、隣接する木質床材1の取付片8が挿入され、相互の干渉が回避され、その結果隙間のない連続した木質床材1の敷設が容易に行なえる。
【0026】
なお基板7の厚さは、1〜10mm程度、本形態では2mmに形成されている。そしてこの基板7は、合板、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等の木質板材、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン等のプラスチック板、鉄、アルミ等の金属板その他を用いて形成される。
【0027】
しかして前記木質床材1は、図1に示すように、床下地25の上に複数枚が並列に隙間無く敷設される。このとき、前記基板7の取付片8に打ち込んだ固着具26によって先に固定された木質床材1の雌実3と、これに向き合う相方の木質床材1の雄実2とを嵌合し、これにより実矧ぎが形成される。そしてこの実矧ぎによる接合を一方の端から順次繰り返すことにより木質床材1を連続的に敷設して床仕上げ面が形成される。このように、木口面23から延出する取付片8を貫通し、かつ床下地25に打ち込んだ固着具26により木質床材1を固着できるため、隙間を生じることなく効率的に木質床材1を取り付けて、床仕上げしうる。しかも、前記固着具26はクッション層6を押さえ込むことがないため、木質床材1間に段差を生じることがなく、平滑な高意匠の床面が形成できる。また、一階床と上階床とに共通の木質床材1を使用できるため、部材点数を減じて生産コストを低減できるとともに、積算、物流の管理を容易とし、その結果未送、誤送等のトラブルを防いで工期も短縮される。
【0028】
本発明の木質床材の敷設方法は、叙上の如く構成された木質床材1の複数枚を並列状に連続させて、床下地25の上に一方の端部から他方に向けて順次敷設する方法である。本敷設方法では、図3に示すように、所定位置に配された木質床材1の一方の長辺の木口面23から外方に向けてのびた取付片8に対し、釘等の固着具26を上から打ち込んで貫通させる。そしてこの固着具26を更に床下地25に打ち込むことにより、この木質床材1を床下地25に固着する。このとき固着具26の打ち込みは、取付片8が前記延長巾Waを有するため、熟練を必要とすることなく容易に作業でき、また木質床材1をハンマーなどの工具によって誤って破損させることもない。
【0029】
次いで、前記床下地25に固着された木質床材1の前記木口面23に凹設された雌実に、隣接する木質床材1の向き合う木口面23に突設された雄実を嵌合させて実矧ぎを形成し、これにより木質床材1相互を連結させる。そしてこの作業を順次繰り返すことにより床面の仕上げを行なう。
【0030】
本形態では、基板7の裏面に予め接着剤を塗布する。そして図3に示すように、前記固着具26によって圧締することによって、木質床材1、床下地25間に接着層28を形成して、木質床材1を床下地25に固着する。更に向き合う木口面23、及び実矧ぎ部にも接着剤を塗布し、隣接する木質床材1相互を固着一体化するため、固定強度が一層安定する点で好ましい。なお本形態では図1に示すように、木質床材1を長辺方向に位置ずれさせて雁行状に敷設する場合を例示している。また本形態では、木質床材1の短辺相互も同様にして実矧ぎを形成して連続させている。
【0031】
図4、5は、木質床材1の他の実施形態を例示している。以下異なる内容について説明し、それ以外は図中に表れた主要な構成に同じ符号を付すのみとする。本形態において、前記取付片8は、雄実2が形成された長辺に沿って設けられている。そして、その延長巾Waは、雄実2の突出巾Wbよりも大きく形成される。そのため、固着具26の打ち込み作業において、誤って雄実2を傷つけることを防止できる。但し、双方の木口面からの突出量の差である(Wa−Wb)は、10mm未満に形成される。(Wa−Wb)は10mmを超えても、固着具26の打ち込み作業の作業性を更に高める効果は乏しく、むしろ相方の木質床材1に形成される凹部9が過大となり過ぎて、納まりを複雑化するとともに固定強度が不安定になる可能性を生じる。
【0032】
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施の形態を例示する斜視図である。
【図2】その拡大A−A断面図である。
【図3】その敷設状態を説明する要部断面図である。
【図4】他の実施形態の拡大断面図である。
【図5】その敷設状態を説明する要部断面図である。
【図6】従来例の敷設状態を説明する平面図である。
【図7】その拡大B−B断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 木質床材
2 雄実
3 雌実
4 化粧層
5 本体部
6 クッション層
7 基板
8 取付片
9 凹部
F 木口面
Wa 延長巾
Wb 突出巾

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長矩形板状をなし、かつ一方の長辺の木口面に雄実、他方の長辺の木口面にこの雄実と嵌合しうる雌実が設けられるとともに、上面が化粧層により被覆された本体部と、
この本体部の下面に一定厚さで積層されるクッション層と、
このクッション層の下面に積層される薄板状の基板とからなり、
前記基板は、前記一方の長辺の木口面から外側に向けて小巾の延長巾Waでのびた取付片が設けられ、かつ他方の長辺においては、その木口面から前記延長巾Waと略同寸法を内側に控えて形成することにより段状の凹部が形成されたことを特徴とする木質床材。
【請求項2】
前記取付片は、雌実が形成された長辺に沿って形成されることを特徴とする請求項1記載の木質床材。
【請求項3】
前記取付片は、その延長巾Waが2〜10mmであることを特徴とする請求項2記載の木質床材。
【請求項4】
前記取付片は、雄実が形成された長辺に沿って形成され、かつその延長巾Waは雄実の突出巾Wbよりも大、かつ(Wa−Wb)が10mm未満であることを特徴とする請求項1記載の木質床材。
【請求項5】
前記木質床材の木口面から外側に向けてのびた取付片に、上方から固着具を貫通させるとともにこの固着具を床下地に打ち込むことによって木質床材を固着し、
次いで、前記床下地に固着された木質床材の前記木口面に形成された雌実、又は雄実に隣接する木質床材の向き合う雄実、又は雌実を嵌合させて実矧ぎを形成することにより、複数枚の木質床材を連続させて床面仕上げを行なうことを特徴とする木質床材の敷設方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−146486(P2007−146486A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−342419(P2005−342419)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(000004673)パナホーム株式会社 (319)
【Fターム(参考)】