末端に連結された二環糖部分を有する、ギャップ化オリゴマー化合物
本発明は、二環ヌクレオシド、およびこうしたヌクレオシドを少なくとも1つ含むオリゴマー化合物に関する。これらのオリゴマー化合物は、典型的には、非修飾オリゴマー化合物に比較して、増進した結合親和性およびヌクレアーゼ抵抗特性を有する。該オリゴマー化合物は、例えば研究目的および療法目的に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造:
T1−(Nu1−L1)n1−(Nu2−L2)n2−(Nu3−L3)n3−T2
式中:
各Nu1およびNu3は、独立に、高親和性修飾ヌクレオシドであり、ここで、Nu1およびNu3の少なくとも一方が、4’−CH2−O−2’架橋または4’−(CH2)2−O−2’架橋を含む、二環糖修飾ヌクレオシドである;
各Nu2は2’−デオキシヌクレオシドであり;
各L1、L2およびL3は、独立に、ヌクレオシド間連結基であり;
各T1およびT2は、独立に、H、ヒドロキシ保護基、場合によって連結されるコンジュゲート基、または固体支持体への共有結合であり;
n1は1〜約6であり;
n2は11〜約18であり;そして
n3は2〜約6である
を含むオリゴマー化合物。
【請求項2】
高親和性修飾ヌクレオシドの各々が、独立に、二環糖修飾ヌクレオシド、2’−O−(CH2)2−O−CH3修飾ヌクレオシド、2’−F修飾ヌクレオシド、または2’−O−CH2−C(=O)−NR1R2修飾ヌクレオシドである、ここで各R1およびR2は、独立に、H、窒素保護基、置換または非置換C1−C10アルキル、置換または非置換C2−C10アルケニル、置換または非置換C2−C10アルキニルである、ここで置換は、OR3、SR3、NH3+、NR3R4、グアニジノまたはアシルである、ここでアシルは酸アミドまたはエステルであるか、あるいはR1およびR2が一緒に窒素保護基であるか、またはNおよびOから選択されるさらなるヘテロ原子を場合によって含む環構造において、R1およびR2が連結されている、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項3】
二環糖修飾ヌクレオシドの各々が、独立に、4’−CH2−O−2’架橋または4’−(CH2)2−O−2’架橋を有する、請求項2のオリゴマー化合物。
【請求項4】
各R1およびR2が、独立に、H、窒素保護基、またはC1−C10アルキルである、請求項2のオリゴマー化合物。
【請求項5】
T1がHまたはヒドロキシル保護基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項6】
T2がHまたはヒドロキシル保護基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項7】
ヒドロキシル保護基の各々が、独立に、4,4’−ジメトキシトリチル、モノメトキシトリチル、9−フェニルキサンテン−9−イル、9−(p−メトキシフェニル)キサンテン−9−イル、t−ブチル、t−ブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、2−トリメチルシリルエチル、p−クロロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、2,6−ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p,p−ジニトロベンズヒドリル、p−ニトロベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、ベンゾイルホルメート、アセチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、メシル、トシル、4,4’,4”−トリス−(ベンジルオキシ)トリチル、4,4’,4”−トリス−(4,5−ジクロロフタルイミド)トリチル、4,4’,4”−トリス(レブリニルオキシ)トリチル、3−(イミダゾリルメチル)−4,4’−ジメトキシトリチル、4−デシルオキシトリチル、4−ヘキサデシルオキシトリチル、9−(4−オクタデシルオキシフェニル)キサンテン−9−イル、1,1−ビス−(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、p−フェニルアゾフェニルオキシカルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル、2,4−ジニトロフェニルエトキシカルボニル、4−(メチルチオメトキシ)ブチリル、2−(メチルチオメトキシメチル)−ベンゾイル、2−(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル、2−(2,4−ジニトロベンゼンスルフェニルオキシメチル)ベンゾイル、またはレブリニル基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項8】
T1およびT2の一方が、支持体への共有結合である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項9】
支持体が、調節孔ガラス、オキサリル調節孔ガラス、シリカ含有粒子、ポリスチレンのポリマー、ポリスチレンのコポリマー、スチレンおよびジビニルベンゼンのコポリマー、ジメチルアクリルアミドおよびN,N’−ビスアクリロイルエチレンジアミンのコポリマー、可溶性支持体、またはPEPSである、請求項8のオリゴマー化合物。
【請求項10】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステル、ホスホロチオエート、キラル・ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホトリエステル、アミノアルキルホスホトリエステル、メチルホスホネート、アルキルホスホネート、5’−アルキレンホスホネート、キラル・ホスホネート、ホスフィネート、ホスホロアミデート、3’−アミノホスホロアミデート、アミノアルキルホスホロアミデート、チオノホスホロアミデート、チオノアルキルホスホネート、チオノアルキルホスホトリエステル、セレノホスフェート、またはボラノホスフェートである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項11】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステルまたはホスホロチオエート・ヌクレオシド間連結基である、請求項10のオリゴマー化合物。
【請求項12】
各L1、L2およびL3が、ホスホジエステル・ヌクレオシド間連結基である、請求項10のオリゴマー化合物。
【請求項13】
各L1、L2およびL3が、独立に、シロキサン、スルフィド、スルホキシド、スルホン、ホルムアセチル、チオホルムアセチル、メチレンホルムアセチル、チオホルムアセチル、スルファメート、メチレンイミノ、メチレンヒドラジノ、スルホネート、スルホンアミド、またはアミドである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項14】
ヌクレオシド間連結基が、独立に、−CH2−NH−O−CH2−、−CH2−N(CH3)−O−CH2−または−CH2−O−N(CH3)−CH2−、−CH2−N(CH3)−N(CH3)−CH2−、または−O−N(CH3)−CH2−CH2−である、請求項13のオリゴマー化合物。
【請求項15】
各ヌクレオシドが、独立に、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、ウラシル、5−メチルシトシン、5−ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデニンおよびグアニンのアルキル誘導体、2−チオウラシル、2−チオチミン、2−チオシトシン、5−ハロウラシル、5−ハロシトシン、5−プロピニルウラシル、5−プロピニルシトシン、6−アゾウラシル、6−アゾシトシン、6−アゾチミン、5−ウラシル(シュードウラシル)、4−チオウラシル、8−置換アデニン類およびグアニン類、5−置換ウラシル類およびシトシン類、7−メチルグアニン、7−メチルアデニン、8−アザグアニン、8−アザアデニン、7−デアザグアニン、7−デアザアデニン、3−デアザグアニン、または3−デアザアデニンである複素環塩基部分を含む、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項16】
n1が1〜約5である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項17】
n1が1〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項18】
n1が2〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項19】
n3が2〜約5である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項20】
n3が2〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項21】
n2が12〜約18である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項22】
n2が12〜約16である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項23】
n2が14〜約16である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項24】
n1、n2およびn3の合計が14〜約30である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項25】
n1、n2およびn3の合計が14〜24である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項26】
n1、n2およびn3の合計が14〜21である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項27】
n1、n2およびn3の合計が16〜21である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項28】
n1が1〜約3であり、n2が12または13であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項29】
n1が3であり、n2が12であり、そしてn3が3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項30】
n1が1〜約3であり、n2が14または15であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項31】
n1が2であり、n2が14であり、そしてn3が2である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項32】
n1が1〜約3であり、n2が16または17であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項33】
n1が2であり、n2が16であり、そしてn3が2である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項34】
少なくとも1つのNu1ヌクレオシドおよび少なくとも1つのNu3ヌクレオシドがLNAまたはENAである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項35】
最も5’末端または最も3’末端の親和性修飾ヌクレオシドの少なくとも一方がLNAまたはENAである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項36】
遺伝子発現を阻害する方法であって、1以上の細胞、組織、または動物と、請求項1のオリゴマー化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項37】
構造:
【化1】
式中:
各Bxは複素環塩基部分であり;
各Xは、独立に、OまたはSであり;
T1およびT2は、各々、独立に、H、ヒドロキシ保護基、場合によって連結されるコンジュゲート基、または固体支持体への共有結合であり;
各mは、独立に、1または2であり;
naは1〜約6であり;
nbは11〜約18であり;そして
ncは2〜約6である
を含むオリゴマー化合物。
【請求項38】
各mが1である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項39】
各mが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項40】
T1およびT2の少なくとも一方が、Hまたはヒドロキシル保護基である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項41】
ヒドロキシル保護基の各々が、独立に、4,4’−ジメトキシトリチル、モノメトキシトリチル、9−フェニルキサンテン−9−イル、9−(p−メトキシフェニル)キサンテン−9−イル、t−ブチル、t−ブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、2−トリメチルシリルエチル、p−クロロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、2,6−ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p,p−ジニトロベンズヒドリル、p−ニトロベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、ベンゾイルホルメート、アセチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、メシル、トシル、4,4’,4”−トリス−(ベンジルオキシ)トリチル、4,4’,4”−トリス−(4,5−ジクロロフタルイミド)トリチル、4,4’,4”−トリス(レブリニルオキシ)トリチル、3−(イミダゾリルメチル)−4,4’−ジメトキシトリチル、4−デシルオキシトリチル、4−ヘキサデシルオキシトリチル、9−(4−オクタデシルオキシフェニル)キサンテン−9−イル、1,1−ビス−(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、p−フェニルアゾフェニルオキシカルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル、2,4−ジニトロフェニルエトキシカルボニル、4−(メチルチオメトキシ)ブチリル、2−(メチルチオメトキシメチル)−ベンゾイル、2−(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル、2−(2,4−ジニトロベンゼンスルフェニルオキシメチル)ベンゾイル、またはレブリニル基である、請求項40のオリゴマー化合物。
【請求項42】
T1およびT2の一方が、支持体への共有結合である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項43】
支持体が、調節孔ガラス、オキサリル調節孔ガラス、シリカ含有粒子、ポリスチレンのポリマー、ポリスチレンのコポリマー、スチレンおよびジビニルベンゼンのコポリマー、ジメチルアクリルアミドおよびN,N’−ビスアクリロイルエチレンジアミンのコポリマー、可溶性支持体、またはPEPSである、請求項42のオリゴマー化合物。
【請求項44】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステルまたはホスホロチオエート・ヌクレオシド間連結基である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項45】
各L1、L2およびL3が、ホスホジエステル・ヌクレオシド間連結基である、請求項44のオリゴマー化合物。
【請求項46】
各Bxが、独立に、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、ウラシル、5−メチルシトシン、5−ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデニンおよびグアニンのアルキル誘導体、2−チオウラシル、2−チオチミン、2−チオシトシン、5−ハロウラシル、5−ハロシトシン、5−プロピニルウラシル、5−プロピニルシトシン、6−アゾウラシル、6−アゾシトシン、6−アゾチミン、5−ウラシル(シュードウラシル)、4−チオウラシル、8−置換アデニン類およびグアニン類、5−置換ウラシル類およびシトシン類、7−メチルグアニン、7−メチルアデニン、8−アザグアニン、8−アザアデニン、7−デアザグアニン、7−デアザアデニン、3−デアザグアニン、または3−デアザアデニンである、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項47】
naが1〜約5である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項48】
naが1〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項49】
naが2〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項50】
ncが2〜約5である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項51】
ncが2〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項52】
nbが12〜約18である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項53】
nbが12〜約16である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項54】
nbが14〜約16である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項55】
na、nbおよびncの合計が14〜約30である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項56】
na、nbおよびncの合計が14〜24である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項57】
na、nbおよびncの合計が14〜21である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項58】
na、nbおよびncの合計が16〜21である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項59】
naが1〜約3であり、nbが12または13であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項60】
naが3であり、nbが12であり、そしてncが3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項61】
naが1〜約3であり、nbが14または15であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項62】
naが2であり、nbが14であり、そしてncが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項63】
naが1〜約3であり、nbが16または17であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項64】
naが2であり、nbが16であり、そしてncが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項65】
遺伝子発現を阻害する方法であって、1以上の細胞、組織、または動物と、請求項37のオリゴマー化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項1】
構造:
T1−(Nu1−L1)n1−(Nu2−L2)n2−(Nu3−L3)n3−T2
式中:
各Nu1およびNu3は、独立に、高親和性修飾ヌクレオシドであり、ここで、Nu1およびNu3の少なくとも一方が、4’−CH2−O−2’架橋または4’−(CH2)2−O−2’架橋を含む、二環糖修飾ヌクレオシドである;
各Nu2は2’−デオキシヌクレオシドであり;
各L1、L2およびL3は、独立に、ヌクレオシド間連結基であり;
各T1およびT2は、独立に、H、ヒドロキシ保護基、場合によって連結されるコンジュゲート基、または固体支持体への共有結合であり;
n1は1〜約6であり;
n2は11〜約18であり;そして
n3は2〜約6である
を含むオリゴマー化合物。
【請求項2】
高親和性修飾ヌクレオシドの各々が、独立に、二環糖修飾ヌクレオシド、2’−O−(CH2)2−O−CH3修飾ヌクレオシド、2’−F修飾ヌクレオシド、または2’−O−CH2−C(=O)−NR1R2修飾ヌクレオシドである、ここで各R1およびR2は、独立に、H、窒素保護基、置換または非置換C1−C10アルキル、置換または非置換C2−C10アルケニル、置換または非置換C2−C10アルキニルである、ここで置換は、OR3、SR3、NH3+、NR3R4、グアニジノまたはアシルである、ここでアシルは酸アミドまたはエステルであるか、あるいはR1およびR2が一緒に窒素保護基であるか、またはNおよびOから選択されるさらなるヘテロ原子を場合によって含む環構造において、R1およびR2が連結されている、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項3】
二環糖修飾ヌクレオシドの各々が、独立に、4’−CH2−O−2’架橋または4’−(CH2)2−O−2’架橋を有する、請求項2のオリゴマー化合物。
【請求項4】
各R1およびR2が、独立に、H、窒素保護基、またはC1−C10アルキルである、請求項2のオリゴマー化合物。
【請求項5】
T1がHまたはヒドロキシル保護基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項6】
T2がHまたはヒドロキシル保護基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項7】
ヒドロキシル保護基の各々が、独立に、4,4’−ジメトキシトリチル、モノメトキシトリチル、9−フェニルキサンテン−9−イル、9−(p−メトキシフェニル)キサンテン−9−イル、t−ブチル、t−ブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、2−トリメチルシリルエチル、p−クロロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、2,6−ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p,p−ジニトロベンズヒドリル、p−ニトロベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、ベンゾイルホルメート、アセチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、メシル、トシル、4,4’,4”−トリス−(ベンジルオキシ)トリチル、4,4’,4”−トリス−(4,5−ジクロロフタルイミド)トリチル、4,4’,4”−トリス(レブリニルオキシ)トリチル、3−(イミダゾリルメチル)−4,4’−ジメトキシトリチル、4−デシルオキシトリチル、4−ヘキサデシルオキシトリチル、9−(4−オクタデシルオキシフェニル)キサンテン−9−イル、1,1−ビス−(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、p−フェニルアゾフェニルオキシカルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル、2,4−ジニトロフェニルエトキシカルボニル、4−(メチルチオメトキシ)ブチリル、2−(メチルチオメトキシメチル)−ベンゾイル、2−(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル、2−(2,4−ジニトロベンゼンスルフェニルオキシメチル)ベンゾイル、またはレブリニル基である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項8】
T1およびT2の一方が、支持体への共有結合である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項9】
支持体が、調節孔ガラス、オキサリル調節孔ガラス、シリカ含有粒子、ポリスチレンのポリマー、ポリスチレンのコポリマー、スチレンおよびジビニルベンゼンのコポリマー、ジメチルアクリルアミドおよびN,N’−ビスアクリロイルエチレンジアミンのコポリマー、可溶性支持体、またはPEPSである、請求項8のオリゴマー化合物。
【請求項10】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステル、ホスホロチオエート、キラル・ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホトリエステル、アミノアルキルホスホトリエステル、メチルホスホネート、アルキルホスホネート、5’−アルキレンホスホネート、キラル・ホスホネート、ホスフィネート、ホスホロアミデート、3’−アミノホスホロアミデート、アミノアルキルホスホロアミデート、チオノホスホロアミデート、チオノアルキルホスホネート、チオノアルキルホスホトリエステル、セレノホスフェート、またはボラノホスフェートである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項11】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステルまたはホスホロチオエート・ヌクレオシド間連結基である、請求項10のオリゴマー化合物。
【請求項12】
各L1、L2およびL3が、ホスホジエステル・ヌクレオシド間連結基である、請求項10のオリゴマー化合物。
【請求項13】
各L1、L2およびL3が、独立に、シロキサン、スルフィド、スルホキシド、スルホン、ホルムアセチル、チオホルムアセチル、メチレンホルムアセチル、チオホルムアセチル、スルファメート、メチレンイミノ、メチレンヒドラジノ、スルホネート、スルホンアミド、またはアミドである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項14】
ヌクレオシド間連結基が、独立に、−CH2−NH−O−CH2−、−CH2−N(CH3)−O−CH2−または−CH2−O−N(CH3)−CH2−、−CH2−N(CH3)−N(CH3)−CH2−、または−O−N(CH3)−CH2−CH2−である、請求項13のオリゴマー化合物。
【請求項15】
各ヌクレオシドが、独立に、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、ウラシル、5−メチルシトシン、5−ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデニンおよびグアニンのアルキル誘導体、2−チオウラシル、2−チオチミン、2−チオシトシン、5−ハロウラシル、5−ハロシトシン、5−プロピニルウラシル、5−プロピニルシトシン、6−アゾウラシル、6−アゾシトシン、6−アゾチミン、5−ウラシル(シュードウラシル)、4−チオウラシル、8−置換アデニン類およびグアニン類、5−置換ウラシル類およびシトシン類、7−メチルグアニン、7−メチルアデニン、8−アザグアニン、8−アザアデニン、7−デアザグアニン、7−デアザアデニン、3−デアザグアニン、または3−デアザアデニンである複素環塩基部分を含む、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項16】
n1が1〜約5である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項17】
n1が1〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項18】
n1が2〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項19】
n3が2〜約5である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項20】
n3が2〜約3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項21】
n2が12〜約18である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項22】
n2が12〜約16である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項23】
n2が14〜約16である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項24】
n1、n2およびn3の合計が14〜約30である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項25】
n1、n2およびn3の合計が14〜24である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項26】
n1、n2およびn3の合計が14〜21である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項27】
n1、n2およびn3の合計が16〜21である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項28】
n1が1〜約3であり、n2が12または13であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項29】
n1が3であり、n2が12であり、そしてn3が3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項30】
n1が1〜約3であり、n2が14または15であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項31】
n1が2であり、n2が14であり、そしてn3が2である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項32】
n1が1〜約3であり、n2が16または17であり、そしてn3が2または3である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項33】
n1が2であり、n2が16であり、そしてn3が2である、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項34】
少なくとも1つのNu1ヌクレオシドおよび少なくとも1つのNu3ヌクレオシドがLNAまたはENAである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項35】
最も5’末端または最も3’末端の親和性修飾ヌクレオシドの少なくとも一方がLNAまたはENAである、請求項1のオリゴマー化合物。
【請求項36】
遺伝子発現を阻害する方法であって、1以上の細胞、組織、または動物と、請求項1のオリゴマー化合物を接触させることを含む、前記方法。
【請求項37】
構造:
【化1】
式中:
各Bxは複素環塩基部分であり;
各Xは、独立に、OまたはSであり;
T1およびT2は、各々、独立に、H、ヒドロキシ保護基、場合によって連結されるコンジュゲート基、または固体支持体への共有結合であり;
各mは、独立に、1または2であり;
naは1〜約6であり;
nbは11〜約18であり;そして
ncは2〜約6である
を含むオリゴマー化合物。
【請求項38】
各mが1である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項39】
各mが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項40】
T1およびT2の少なくとも一方が、Hまたはヒドロキシル保護基である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項41】
ヒドロキシル保護基の各々が、独立に、4,4’−ジメトキシトリチル、モノメトキシトリチル、9−フェニルキサンテン−9−イル、9−(p−メトキシフェニル)キサンテン−9−イル、t−ブチル、t−ブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、2−トリメチルシリルエチル、p−クロロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、2,6−ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p,p−ジニトロベンズヒドリル、p−ニトロベンジル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、ベンゾイルホルメート、アセチル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、メシル、トシル、4,4’,4”−トリス−(ベンジルオキシ)トリチル、4,4’,4”−トリス−(4,5−ジクロロフタルイミド)トリチル、4,4’,4”−トリス(レブリニルオキシ)トリチル、3−(イミダゾリルメチル)−4,4’−ジメトキシトリチル、4−デシルオキシトリチル、4−ヘキサデシルオキシトリチル、9−(4−オクタデシルオキシフェニル)キサンテン−9−イル、1,1−ビス−(4−メトキシフェニル)−1’−ピレニルメチル、p−フェニルアゾフェニルオキシカルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル、2,4−ジニトロフェニルエトキシカルボニル、4−(メチルチオメトキシ)ブチリル、2−(メチルチオメトキシメチル)−ベンゾイル、2−(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル、2−(2,4−ジニトロベンゼンスルフェニルオキシメチル)ベンゾイル、またはレブリニル基である、請求項40のオリゴマー化合物。
【請求項42】
T1およびT2の一方が、支持体への共有結合である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項43】
支持体が、調節孔ガラス、オキサリル調節孔ガラス、シリカ含有粒子、ポリスチレンのポリマー、ポリスチレンのコポリマー、スチレンおよびジビニルベンゼンのコポリマー、ジメチルアクリルアミドおよびN,N’−ビスアクリロイルエチレンジアミンのコポリマー、可溶性支持体、またはPEPSである、請求項42のオリゴマー化合物。
【請求項44】
各L1、L2およびL3が、独立に、ホスホジエステルまたはホスホロチオエート・ヌクレオシド間連結基である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項45】
各L1、L2およびL3が、ホスホジエステル・ヌクレオシド間連結基である、請求項44のオリゴマー化合物。
【請求項46】
各Bxが、独立に、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、ウラシル、5−メチルシトシン、5−ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデニンおよびグアニンのアルキル誘導体、2−チオウラシル、2−チオチミン、2−チオシトシン、5−ハロウラシル、5−ハロシトシン、5−プロピニルウラシル、5−プロピニルシトシン、6−アゾウラシル、6−アゾシトシン、6−アゾチミン、5−ウラシル(シュードウラシル)、4−チオウラシル、8−置換アデニン類およびグアニン類、5−置換ウラシル類およびシトシン類、7−メチルグアニン、7−メチルアデニン、8−アザグアニン、8−アザアデニン、7−デアザグアニン、7−デアザアデニン、3−デアザグアニン、または3−デアザアデニンである、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項47】
naが1〜約5である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項48】
naが1〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項49】
naが2〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項50】
ncが2〜約5である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項51】
ncが2〜約3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項52】
nbが12〜約18である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項53】
nbが12〜約16である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項54】
nbが14〜約16である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項55】
na、nbおよびncの合計が14〜約30である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項56】
na、nbおよびncの合計が14〜24である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項57】
na、nbおよびncの合計が14〜21である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項58】
na、nbおよびncの合計が16〜21である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項59】
naが1〜約3であり、nbが12または13であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項60】
naが3であり、nbが12であり、そしてncが3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項61】
naが1〜約3であり、nbが14または15であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項62】
naが2であり、nbが14であり、そしてncが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項63】
naが1〜約3であり、nbが16または17であり、そしてncが2または3である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項64】
naが2であり、nbが16であり、そしてncが2である、請求項37のオリゴマー化合物。
【請求項65】
遺伝子発現を阻害する方法であって、1以上の細胞、組織、または動物と、請求項37のオリゴマー化合物を接触させることを含む、前記方法。
【公表番号】特表2007−505138(P2007−505138A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526330(P2006−526330)
【出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/029650
【国際公開番号】WO2005/023825
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(595104323)アイシス・ファーマシューティカルス・インコーポレーテッド (53)
【氏名又は名称原語表記】Isis PharmaceuticalsInc
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/029650
【国際公開番号】WO2005/023825
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(595104323)アイシス・ファーマシューティカルス・インコーポレーテッド (53)
【氏名又は名称原語表記】Isis PharmaceuticalsInc
【Fターム(参考)】
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