説明

架橋複素環化合物およびその使用

本開示は、個体においてヒスタミン受容体を調節するために使用することができる新規化合物に関する。新たな架橋複素環式[4,3−b]インドール化合物を包含する新規な化合物が記載されている。医薬組成物もまた提供されている。前記化合物を含む医薬組成物もまた提供されており、同じく、その化合物を、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害の治療を包含する様々な治療用途において使用する方法も提供されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(E)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化141】

[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
は、H、ヒドロキシル、アルコキシまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
pは、1または2であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、あるいはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、あるいはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、あるいはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)は、ヒドロキシル以外であることを条件とし;
【化142】

は、単結合または二重結合を表すが、但し、
【化143】

が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10は、H、ヒドロキシル、アルコキシまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノであるが;
但し、X、XおよびX10がCRであり(ここで、RはHである)、XがCRであり、R、R3a、R3bおよびR10がそれぞれHである場合、R8(a〜d)のうちの少なくとも1個が、ヒドロキシルまたはアルコキシであること、そして/またはQが置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールまたはヘテロシクリル部分以外であることを条件とする]。
【請求項2】
式(F)の化合物またはその塩もしくは溶媒和物
【化144】

[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
は、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであり;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、またはR3aおよびR3bは一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
mおよびqは独立に、0または1であり;
pは、1または2であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;
10は、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであり;
11およびR12はそれぞれ独立に、H、ハロ、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはC〜Cペルハロアルキルであり、
【化145】

結合は、EまたはZ二重結合配置のいずれかの存在を示すか、またはR11およびR12は一緒になって、結合を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノであるが;
但し、X〜X10がCRであり、R、R3a、R3bおよびR10がそれぞれHである場合、(i)R8(a〜d)のうちの少なくとも1個が、ヒドロキシルまたはアルコキシであること、および/または(ii)R11またはR12のうちの少なくとも1個が、アルキルまたはアルコキシであること、および/または(iii)Qが置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールまたはヘテロシクリル以外であることを条件とする]。
【請求項3】
式(F−1)の化合物またはその塩:
【化146】

[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
およびR10はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは一緒になって、シクロアルキルまたはカルボニル部分を形成しており
pは、1または2であり;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
11およびR12はそれぞれ独立に、H、ハロ、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはC〜Cペルハロアルキルであり、
【化147】

結合は、EまたはZ二重結合配置のいずれかの存在を示すか、またはR11およびR12は一緒になって、結合を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノであるが;
但し、X〜X10がCRであり、R、R3a、R3bおよびR10がそれぞれHである場合、(i)R11またはR12のうちの少なくとも1個が、アルキルまたはアルコキシであること、および/または(ii)Qが置換もしくは非置換アリールまたはヘテロアリール以外であることを条件とする]。
【請求項4】
化合物1から7、J−1からJ−30、K−1からK−60およびL−1からL−61からなる群から選択される化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
本明細書に詳述されているいずれかの式による化合物。
【請求項6】
次の受容体:アドレナリン作動性受容体(例えば、a1A、a1B、a1D、a2A、a2Bおよび/またはa2C)、セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2B、5−HT2C、5−HT5A、5−HTおよび/または5−HT)、ドーパミン受容体(例えば、D2L)およびヒスタミン受容体(例えば、H、Hおよび/またはH)のうちの少なくとも1種を調節する、請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
個体における認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害を治療する方法であって、該治療を必要とする個体に、有効量の請求項1から6のいずれかに記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項8】
請求項1から6のいずれかに記載の化合物と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項9】
認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害の治療において使用するための、請求項1から6のいずれかに記載の化合物と指示書とを含むキット。

【公表番号】特表2013−505948(P2013−505948A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531045(P2012−531045)
【出願日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/050081
【国際公開番号】WO2011/038164
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(510115720)メディベイション テクノロジーズ, インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】