説明

根菜類の皮剥き装置

【課題】生産性の向上が図れる根菜類の皮剥き装置を提供する。
【解決手段】回転駆動される回転円板3と、回転円板3に等角度に設けられ根菜類を支持する複数個の根菜支持機構部10とを備え、回転円板3の回転によって根菜支持機構部10が回転して位置するステーションS1〜S15として、少なくとも1個の根菜供給ステーションS1〜S5、複数個の根菜皮剥きステーションS7〜S14、根菜排出ステーションS15を設け、複数個の根菜皮剥きステーションS1〜S15には、上下動してそれぞれ根菜類の異なる周辺の皮剥きを行う皮剥き機構部60を設けてなり、回転円板3が1ステーション回転する毎に根菜類の皮剥きが完了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人参、大根、じゃがいも等の根菜類の皮剥き装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の根菜類の皮剥き装置として、例えば特許文献1が挙げられる。この構造は、根菜類を支持して該根菜類を回転させる根菜支持機構部と、上下駆動されて根菜類の皮を剥く皮剥き機構部とを備えている。根菜支持機構部は、根菜類の下端を支持して該根菜類を回転させる根菜支持回転部と、根菜類の上部を押圧する根菜押さえ部とからなっている。そこで、根菜支持機構部に根菜類を支持させ、皮剥き機構部が上下動作をして根菜類の対向した外周部が一定幅皮剥きされる。即ち、皮剥き機構部が上下に1往復させられる毎に根菜支持回転部を回転させて根菜類を一定量回転させる動作を行い、この動作を数回行って根菜類が180度回転させられると、根菜類の周辺全体の皮が剥かれる。
【特許文献1】特許第3463994号(特開2002−262845号)公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来技術は、1個の根菜類の皮剥きを行うのに、1個の根菜支持機構部による根菜類の一定量の回転動作と、相対向して配設された一対の刃物を有する1個の皮剥き機構部の上下動作の組合せで皮剥きを行うので、生産性が悪いという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、生産性の向上が図れる根菜類の皮剥き装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記第1の課題を解決するための本発明の請求項1は、回転駆動される回転円板と、この回転円板に等角度に設けられ根菜類を支持する複数個の根菜支持機構部とを備え、前記回転円板の回転によって前記根菜支持機構部が回転して位置するステーションとして、少なくとも1個の根菜供給ステーション、複数個の根菜皮剥きステーション、根菜排出ステーションを設け、前記複数個の根菜皮剥きステーションには、上下動してそれぞれ根菜類の異なる周辺の皮剥きを行う前記皮剥き機構部を設けて成り、前記回転円板が1ステーション回転する毎に根菜類の皮剥きが完了することを特徴とする。
【0006】
上記第1及び第2の課題を解決するための本発明の請求項2は、請求項1において、前記根菜支持機構部は、根菜類の下端部を支持して回転する回転軸を有し、この回転軸を一定角度回転させる根菜支持割り出し部と、上下駆動され前記根菜支持割り出し部に支持された根菜類の上端を押し付ける根菜押さえ部とからなり、前記根菜支持割り出し部の回転軸は、次の前記根菜皮剥きステーションまでに一定角度回転させられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
根菜皮剥きステーションに配設された皮剥き機構部は上下に1往復動するのみであり、回転円板が1ピッチ(1ステーション)回転する毎に加工済の根菜類が完了するので、生産性に優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の根菜類の皮剥き装置の一実施の形態を図1乃至図10により説明する。以下、根菜類としてじゃがいもの場合について説明する。じゃがいも1を支持する図2に示す根菜支持機構部10と、じゃがいも1の皮向きを行う図7に示す皮剥き機構部60とを備えている。本実施の形態においては、図1に示すように、根菜支持機構部10は、図示しない駆動手段で回転駆動される回転軸2には回転円板3に等角度に15個設けられており、15個のステーションS1〜S15を形成している。ステーションS1〜S5は、じゃがいも1を供給(セット)する根菜供給ステーション、ステーションS6はじゃがいも1を根菜支持機構部10に確実に保持させる根菜保持ステーション、ステーションS7〜S14はそれぞれ皮剥き機構部60が配設されじゃがいも1の皮剥きを行う根菜皮剥きステーション、ステーションS15は皮剥き済のじゃがいも1を排出する根菜排出ステーションとなっている。
【0009】
皮剥き機構部60は、回転円板3の上方に配設された上下動板4に設けられており、上下動板4は垂直に配設されたガイド棒5で上下に案内され、垂直に配設されたシリンダ6で上下駆動される。本実施の形態においては、根菜皮剥きステーションS7〜S10、S11〜S14の皮剥き機構部60がそれぞれ1個の上下動板4に支持されている。また回転円板3の下方には、後記するカム板50が固定されている。根菜排出ステーションS15には、根菜排出機構部80が配設されている。
【0010】
まず、根菜支持機構部10の構造を図2乃至図5により説明する。図2及び図3に示すように、根菜支持機構部10は根菜支持割り出し部11と根菜押さえ部12とからなっており、根菜支持割り出し部11及び根菜押さえ部12は回転円板3に固定されている。
【0011】
根菜支持割り出し部11は、次のような構造になっている。図4に示すように、回転円板3(図2参照)に固定される断面コ字型の支持枠14を有し、支持枠14上には、支持筒15が固定されている。支持枠14及び支持筒15には軸受16を介して回転軸17が回転自在に支承されている。回転軸17の上方部には、下側支持軸18が固定されており、下側支持軸18の上端には、じゃがいも1に喰い込む十字形の突起18aが形成されている。回転軸17には保持軸19が固定されており、保持軸19にはラチェット歯車20と位置決め歯車21とが固定されている。ここで、ラチェット歯車20には16個のラチェット歯が形成されているので、後記するラチェット爪27により22.5度づつ間欠的に回転させられる。
【0012】
回転軸17にはコ字状の揺動レバー25が回転自在に支承されており、揺動レバー25には、回転軸26が回転自在に支承されており、回転軸26にはラチェット歯車20に作用する爪部27aが形成されたラチェット爪27が固定されている。ラチェット爪27には、爪部27aがラチェット歯車20に係合するようにばね28が掛けられている。揺動レバー25にはローラ軸29が固定されており、ローラ軸29の下端にはカム用ローラ30が回転自在に支承されている。支持枠14の上板部分の下面にはレバー軸31が固定されており、レバー軸31にはレバー32が回転自在に支承されている。レバー32には位置決め用ローラ33が回転自在に支承されており、この位置決め用ローラ33が位置決め歯車21に圧接するように、レバー32にはばね34が掛けられている。またカム用ローラ30が回転円板3(図1参照)の内側方向で、かつ後記するカム51(図5及び図6参照)に圧接するように揺動レバー25はばね35で付勢されている。
【0013】
根菜押さえ部12は、次のような構造になっている。図2に示すように、回転円板3の下面には支持枠板40が固定されており、支持枠板40には支持板41が垂直に固定されている。支持板41には上下動板42が上下動自在に嵌挿されており、上下動板42には、下側支持軸18に対応して上側支持軸43が固定されている。上側支持軸43の下端には、じゃがいも1の上端に喰い込む突起43aが形成されている。支持枠板40にはシリンダ固定板44が固定されており、シリンダ固定板44にはシリンダ45が固定されている。シリンダ45の作動ロッドには、上下動板42の下端に折り曲げて形成された係合部42aが係合している。
【0014】
回転円板3の下方には、図6に示すカム板50が装置の固定部に固定されている。ステーションS7〜S14はじゃがいも1の皮剥きを行うステーションであり、かつじゃがいも1の全周を皮剥きする必要がある。そこで、1つのステーションで皮剥きした場合には、次のステーションでは下側支持軸18を一定量回転させる必要がある。本実施の形態においては、下側支持軸18を8回割り出すために、それぞれ根菜支持割り出し部11のカム用ローラ30に作用するカム51がカム板50に固定されている。カム51は根菜皮剥きステーションS7とS8間、S8とS9間・・・S13とS14間にそれぞれ固定されている。またカム板50上には根菜押さえ部12(図2参照)のシリンダ45を作動させるシリンダ作用板52が固定されている。
【0015】
次に皮剥き機構部60の構造を図7乃至図9により説明する。皮剥き機構部60は左右対称に形成されており、上下動板4に設けられている。相対向して配設された一対の刃物61、61は、それぞれ皮厚調節板62、62に固定されており、皮厚調節板62は、じゃがいも1の表面に当接して刃物61の刃先がじゃがいも1に喰い込む厚さ、即ち切削厚を決めるものであり、相対向して配設された刃物保持板63、63の下端内側部に固定された支軸64、64に揺動自在に支承されている。刃物保持板63、63は、刃物保持アーム65、65の下端部に固定されており、刃物保持アーム65、65の上方部は上下動板4に固定された支持板66、66に支軸67、67を介して揺動自在に支承されている。
【0016】
刃物保持アーム65、65の対向した内側部分には、支軸70、70が固定されており、支軸70、70にはローラ71、71が回転自在に支承されている。刃物保持アーム65、65の支軸70、70の外側部分には、ばね掛けピン72、72が固定されており、ばね掛けピン72、72が固定された側の一方の支持板66にはばね掛け板73が固定されている。ばね掛けピン72、72とばね掛け板73のばね掛け部にはばね74、74が掛けられ、皮厚調節板62、62が閉じる方向に付勢されている。支持板66、66は上下動板4に固定されている。上下動板4にはローラ71、71の上方にシリンダ75が固定されており、シリンダ75の作動ロッドはローラ71、71に作用する押圧板76が固定されている。図7乃至図9はローラ71、71を押し下げ、刃物61、61が開いた状態を示す。
【0017】
次に根菜排出機構部80の構造を図1及び図10により説明する。根菜排出ステーションS15の内側上方部には固定板81が配設されており、固定板81の下面には、根菜排出ステーションS15に対応して下方に伸びた排出板取付け板82が固定されている。排出板取付け板82の下方部には、根菜排出ステーションS15に位置した根菜支持機構部10の根菜支持割り出し部11の下側支持軸18の上端の上方に向けてシリンダ83が固定されており、シリンダ83の作動ロッドには、加工済のじゃがいも1を排出する排出レバー84が固定されている。また根菜排出ステーションS15には根菜排出機構部80で排出されたじゃがいも1を外部に導く排出シュート85が設けられている。
【0018】
次に作用について説明する。回転円板3は等速回転又は根菜支持機構部10がステーションS1〜S15に位置するように間欠的に駆動される。根菜供給ステーションS1〜S5ではシリンダ45の作動ロッドはフリー状態にある。そこで、根菜供給ステーションS1〜S5でシリンダ45の作動ロッドを手で上昇させてじゃがいも1を根菜支持機構部10の根菜支持割り出し部11の下側支持軸18にセットする。じゃがいも1がセットされた根菜支持割り出し部11が根菜保持ステーションS6に位置すると、図6に示すシリンダ作用板52により根菜押さえ部12のシリンダ45が作動して該シリンダ45の作動ロッドが引っ込み、上下動板42を介して上側支持軸43が下降し、突起43aがじゃがいも1に喰い込む。これにより、じゃがいも1は下側支持軸18と上側支持軸43で保持される。
【0019】
このようにじゃがいも1を下側支持軸18と上側支持軸43で保持した根菜支持機構部10が回転円板3の回転によって根菜皮剥きステーションS7に位置すると、皮剥き機構部60による皮剥き動作が行われる。皮剥き機構部60、シリンダ75の作動ロッドが突出して皮厚調節板62、62が開いた状態で、上下動板4がシリンダ6で下降させられ、皮厚調節板62、62がじゃがいも1の下端部に位置した状態にある。そこで、シリンダ75が作動して該シリンダ75の作動ロッドが引っ込む。これにより、刃物保持アーム65、65はばね74、74の付勢力で皮厚調節板62、62が閉じる方向に回動し、該皮厚調節板62、62がじゃがいも1に圧接する。
【0020】
次に上下動板4が図示しない駆動手段で上昇させられる。この上下動板4の上昇により、皮厚調節板62、62が支軸64、64を中心として回動してじゃがいも1の周面に沿って上昇し、刃物61、61によってじゃがいも1の皮が一定幅剥がされる。刃物61、61がじゃがいも1の上端に位置すると、シリンダ75の作動ロッドが突出してローラ71、71を押し下げ、刃物保持アーム65、65はばね74、74の付勢力に抗して皮厚調節板62、62が開く方向に回動する。続いてシリンダ6が作動して上下動板4が加工して皮厚調節板62、62がじゃがいも1の下端部に位置する。
【0021】
根菜皮剥きステーションS7で一定幅皮剥きされたじゃがいも1を保持した根菜支持機構部10が回転円板3の回転によって根菜皮剥きステーションS8に位置させられる。この場合、図5(a)から図5(b)に示すように、根菜皮剥きステーションS7と根菜皮剥きステーションS8間に配設されたカム51にカム用ローラ30が作用してラチェット爪27が回転軸17を中心として揺動し、ラチェット歯車20を1ピッチ回転させる。ラチェット歯車20が回転すると、保持軸19を介して回転軸17及び下側支持軸18が共に回転する。これにより、じゃがいも1を刃物61による皮剥き幅に応じた所定角度、例えば22.5度回転させる。このように、一定量回転させられたじゃがいも1を保持した根菜支持機構部10が根菜皮剥きステーションS8に位置すると、前記したようにシリンダ75の作動ロッドが引っ込み、皮厚調節板62、62がじゃがいも1の下端部に圧接する。次に上下動板4が上昇して刃物61、61によってじゃがいも1の皮が一定幅剥がされた後にシリンダ75の作動ロッドが突出して皮厚調節板62、62が開く。この動作によってじゃがいも1の既に剥がされた部分に隣接する部分の皮が剥がされる。次の根菜皮剥きステーションS9〜S14によっても前記と同様の動作が行われて皮剥きされ、じゃがいも1が合計180度回転して周辺全体の皮が剥がされる。
【0022】
根菜皮剥きステーションS7〜S14によって全体の皮が剥がされたじゃがいも1を保持した根菜支持機構部10が回転円板3の回転によって根菜皮剥きステーションS14から根菜排出ステーションS15に送られる間に、根菜押さえ部12のシリンダ45が作動して該シリンダ45の作動ロッドが突出し、上側支持軸43が上昇してじゃがいも1より離れる。そして、根菜支持機構部10が根菜排出ステーションS15に位置すると、根菜排出機構部80のシリンダ83の作動ロッドが突出し、皮剥き済のじゃがいも1は排出レバー84によって押されて上側支持軸43より排出され、排出シュート85より外部に排出される。
【0023】
このように、根菜皮剥きステーションS7〜S14に配設された皮剥き機構部60は上下に1往復動するのみであり、回転円板3が1ピッチ(1ステーション)回転する毎に加工済のじゃがいも1が完了するので、生産性に優れている。
【0024】
なお、上記実施の形態においては、8個の根菜皮剥きステーションS7〜S14を設けた場合について説明したが、この根菜皮剥きステーションの数は特に限定されるものではなく、少なくとも4個以上あればよい。また5個の根菜供給ステーションS1〜S5を設けたが、この根菜供給ステーションは1個以上であればよい。また皮剥き機構部60は個別に上下駆動させるようにしたが、2個又は3個を1個のシリンダ75で上下駆動させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の根菜類の皮剥き装置の一実施の形態を示す概略構成平面図である。
【図2】根菜支持機構部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】根菜支持機構部の平面図である。
【図4】根菜支持機構部を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)のA−A線断面図、(d)は(b)のB−B線断面図である。
【図5】根菜支持割り出し部の回転軸の割り出しを示す説明図である。
【図6】カムの配置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図7】皮剥き機構部と根菜支持機構部との関係を示す正面図である。
【図8】皮剥き機構部を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図9】皮剥き機構部の縦断面図である。
【図10】根菜排出機構部と根菜支持機構部との関係を示す正面図である。
【符号の説明】
【0026】
S1〜S15 根菜保持ステーション
S6 根菜保持ステーション
S7〜S14 根菜皮剥きステーション
S15 根菜排出ステーション
1 じゃがいも
3 回転円板
4 上下動板
10 根菜支持機構部
11 根菜支持割り出し部
12 根菜押さえ部
17 回転軸
18 下側支持軸
20 ラチェット歯車
21 位置決め歯車
25 揺動レバー
27 ラチェット爪
28 ばね
32 レバー
33 位置決め用ローラ
42 上下動板
43 上側支持軸
45 シリンダ
50 カム板
51 カム
52 シリンダ作用板52
60 皮剥き機構部
61 刃物
62 皮厚調節板
63 刃物保持板
65 刃物保持アーム
66 支持板
67、70 支軸
71 ローラ
74 ばね
75 シリンダ
76 押圧板
80 根菜排出機構部
83 シリンダ
84 排出レバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転駆動される回転円板と、この回転円板に等角度に設けられ根菜類を支持する複数個の根菜支持機構部とを備え、前記回転円板の回転によって前記根菜支持機構部が回転して位置するステーションとして、少なくとも1個の根菜供給ステーション、複数個の根菜皮剥きステーション、根菜排出ステーションを設け、前記複数個の根菜皮剥きステーションには、上下動してそれぞれ根菜類の異なる周辺の皮剥きを行う前記皮剥き機構部を設けて成り、前記回転円板が1ステーション回転する毎に根菜類の皮剥きが完了することを特徴とする根菜類の皮剥き装置。
【請求項2】
前記根菜支持機構部は、根菜類の下端部を支持して回転する回転軸を有し、この回転軸を一定角度回転させる根菜支持割り出し部と、上下駆動され前記根菜支持割り出し部に支持された根菜類の上端を押し付ける根菜押さえ部とからなり、前記根菜支持割り出し部の回転軸は、次の前記根菜皮剥きステーションまでに一定角度回転させられることを特徴とする請求項1記載の根菜類の皮剥き装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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