説明

梱包用巻き締め具

【課題】被梱包体に所定の締め付け力を付与して、被梱包体の締め付け過ぎや運搬時等の潰れによるバンドの緩みと荷崩れ等で発生する被梱包体の外観不良や損傷の発生を防止する。そして、被梱包体が例えば複写機等の画像形成装置の場合、使用時の画像品質に影響を与えない梱包用巻き締め具を提供する。
【解決手段】被包装体100の外周面100a上を這い回し巻き締めて包装するバンド部材1と、前記バンド部材1で梱包する際に所定の締め付け力を付与するアジャスト部材2と、前記アジャスト部材2と前記バンド部材1を連結して固定する連結固定手段3と、前記連結固定手段3で前記バンド部材1と一体の前記アジャスト部材2が梱包する際に前記外周面100aに当接する当接面4と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包材である段ボール等に各種部品、製商品等を内包させた被梱包体そのもの、もしくはパレット上に前記被梱包体を載置した形態にて流通に供する場合、前記被梱包体自体を固定するか、あるいはパレット上に被梱包体を固定保持するための梱包用巻き締め具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、製商品等を内包した1個又は複数個の被梱包体を所定の状態に固定したり、別途用意されたパレット上にこの被梱包体を置いて固定する場合、PP(ポリプロピレン)バンド等の梱包用巻き締め具が用いられ、このバンドを被梱包体の外周に這い回し締結した直後に、バンドの両端部を融着あるいは金属部材で固定するように構成されている。
このような梱包用巻き締め具は、例えば被梱包体であるダンボール製本体の外周面の上にバンドを這い回し巻き締めて、被梱包体自体の不要な開梱を防止したり、被梱包体をパレット上に載置固定するためパレットと被梱包体を一括して固定することに用いてれているが、以下に説明されるような問題がある。
被梱包体が運搬や保管される際、被梱包体を直接、または内包物をダンボール包装材や天板等の保護部材等の梱包材で梱包した被梱包体をバンド等で固定して保管あるいは出荷輸送される。
この時、従来のバンド等で被梱包体を固定した場合、出荷輸送時の振動や衝撃により、当初のバンドの締め付け力に対し、被梱包体の稜線が潰れてバンドの締め付け力が弱まり、被梱包体の固定状態が弱まり荷崩れ等が発生する。このよう弱まり荷崩れ等により被梱包体が運搬部材の壁等に衝突する事態となり、被梱包体に外観不良や損傷を与えることになる。前記損傷が被梱包体本体にまで及べば、その被梱包体本体が画像形成装置等の精密機材であれば、運搬や保管後に、この画像形成装置等から得られる画像の品質が低下することも懸念される。
また、被梱包体に対して必要以上にバンドを締め付け、被梱包体の稜線が潰れて被梱包体を変形させてしまうと、同様な問題を発生することになる。
【0003】
このような問題を解決するためのいくつかの提案を見ることができる。
ひとつは、ダンボール本体の下端縁には、底板に形成された嵌入突片が嵌合する位置決め用開口を形成する。そして、この位置決め用開口のほぼ中央部にはダンボール本体の下端縁まで開口するバンド挿入用の切欠部を形成することが提案されている(特許文献1を参照)。
または、被梱包体の段積みされるプラスチック製容器自体の外周面の上に直接にバンドを這い回し巻き締めて梱包されることがある。このプラスチック製容器が段積みされる場合でもバンドが互いに干渉することを防止するために、プラスチック製容器の蓋部材の上面にバンドの位置決め用の突起を形成する。更に、容器本体の底面にもバンドを掛けるための溝を形成することも提案されている。これによりバンドの位置ずれが低減され、プラスチック製容器の荷崩れを防止している(特許文献2を参照)。
上述するような梱包用巻き締めの形態は、被梱包体自体に特殊な構造を必要としたり、他の冶具を必要として汎用的なものでもない。
【特許文献1】特開平8−175590号公報
【特許文献2】特開2001−139046公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のバンドによって梱包される例えば画像形成装置等の被梱包体は、バンド等で被梱包体を固定した場合でも、出荷輸送時の振動や衝撃により、被梱包体の稜線が潰れてバンドの締め付け力が弱まり、被包装体や梱包材がずれて荷崩れ等が発生する。そして、被梱包体に外観不良や損傷を与えるだけでなく、流通後に使用する製品の所期の性能、品質が得られないということにもなる。
また、必要以上にバンドを締め付けて被梱包体を変形させてしまうため、その締め付け箇所の強度が低下して、バンドの緩みが助長される為に、同様に被梱包体がずれて荷崩れ等が発生する。
そこで本発明の課題は、このような問題を解決するものである。即ち、被梱包体に所定の締め付け力を付与して、被梱包体の締め付け過ぎや運搬時等の潰れによるバンドの緩みと荷崩れ等で発生する被梱包体の外観不良や損傷の発生を防止する。そして、被梱包体が例えば複写機等の画像形成装置の場合、使用時の画像品質に影響を与えない梱包用巻き締め具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる梱包用巻き締め具は、下記の技術的手段を講じた。
請求項1に記載の梱包用巻き締め具は、被梱包体を梱包する梱包用巻き締め具において、被梱包体の外周面上を這い回し巻き締めて梱包するバンド部材と、前記バンド部材で梱包する際に所定の締め付け力を付与するアジャスト部材と、前記アジャスト部材と前記バンド部材を連結して固定する連結固定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に梱包用巻き締め具は、請求項1において、前記前記バンド部材と連結される前記アジャスト部材が、少なくとも2個以上であることを特徴とする。
請求項3に記載の梱包用巻き締め具は、請求項1または2において、前記連結固定手段は、前記バンド部材と前記アジャスト部材とを一体成形で連結して固定することを特徴とする。
請求項4に記載の梱包用巻き締め具は、請求項1または2において、前記アジャスト部材に配置され、前記アジャスト部材の外周に接しないように貫通した開口部であることを特徴とする。
【0006】
請求項5に記載の梱包用巻き締め具は、請求項4において、前記開口部の近傍には、当該開口部に挿入される前記バンド部材を前記アジャスト部材に圧接固定する固定手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の梱包用巻き締め具は、請求項4または5において、前記開口部の近傍および前記バンド部材の両側線と並行の位置に凸部形状のバンド部材ずれ防止手段を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の梱包用巻き締め具は、請求項1において、前記アジャスト部材の前記被梱包体に接する当接面は、前記被梱包体の前記外周面に対する滑りを防止する摩擦抵抗面であることを特徴とする。
請求項8に記載の梱包用巻き締め具は、請求項7において、前記摩擦抵抗面は複数の溝であることを特徴とする。
請求項9に記載の梱包用巻き締め具は、請求項1または2において、前記アジャスト部材は、前記バンド部材の巻き締め方向に伸縮自在の伸縮型アジャスト部材であることを特徴とする。
【0007】
請求項10に記載の梱包用巻き締め具は、請求項9において、前記伸縮型アジャスト部材は、前記被梱包体の面と対向する方向に湾曲した湾曲形状部を有し、当該湾曲形状部の伸縮により前記バンド部材の巻き締め方向に伸縮自在となることを特徴とする。
請求項11に記載の梱包用巻き締め具は、請求項10において、前記伸縮型アジャスト部材の前記湾曲形状部は、その湾曲凹部側に弾性部材を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の梱包用巻き締め具は、請求項11において、前記弾性部材は、滑りを防止する摩擦部材で形成されていることを特徴とする。
請求項13に記載の梱包用巻き締め具は、請求項9において、前記伸縮型アジャスト部材は、当該部材の外周に接しないように開孔された複数の開孔部を有することを特徴とする。
請求項14に記載の梱包用巻き締め具は、請求項13において、前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が円弧状スリットであることを特徴とする。
請求項15に記載の梱包用巻き締め具は、請求項13において、前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が四角形状であることを特徴とする。
請求項16に記載の梱包用巻き締め具は、請求項13において、前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が円形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
被梱包体等への従来のバンド部材による梱包締め付けの際、締め付け過ぎにより被梱包体等の一部に潰れが生じたり、運搬途中に被梱包体等の一部が外部からの衝撃により潰れが生じ、バンド部材が緩むことで荷崩れが発生し重大な事故に繋がったり、被梱包体の落下により内包物の損傷のきたすことがある。しかしながら、本発明によれば、バンド部材による締め付け過ぎ回避することができたり、例えば、何等かの事情により被梱包体の一部に、締め付け力が低下するような外観形状の変化がおきても、被梱包体に所定の締め付け力を付与し続け、前掲のような問題がない梱包用巻き締め具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10により被梱包体100としての梱包箱101を巻き締めて梱包する基本構成を示す斜視図である。
図1において、物品を運搬や保管する際に巻き締めて梱包する梱包用巻き締め具10は、被梱包体100である梱包箱101の外周面101a上を這い回し巻き締めて梱包するバンド部材1を備えている。そして、バンド部材1と、バンド部材1で梱包する際に所定の締め付け力を付与するアジャスト部材2と、前記アジャスト部材と前記バンド部材を連結して固定する連結固定手段3とを備えている。
前記アジャスト部材2は一つのバンド部材1に対して複数個で連結されていても良い。具体的には、一本のバンド部材1の両端にそれぞれアジャスト部材2が連結固定され、それぞれのアジャスト部材2のバンド部材1に連結していない連結固定手段3が他のバンド部材1と連結固定される。
【0010】
本例のアジャスト部材2は、バンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に伸縮自在の伸縮型アジャスト部材21である。更に、伸縮型アジャスト部材21とバンド部材1とを連結して固定する連結固定手段3を備えている。
連結固定手段3は伸縮型アジャスト部材21の端部に設けた貫通する開口部としてもよく、またバンド部材1の端部と伸縮型アジャスト部材21の端部とが一体成形で連結固定されても良い。伸縮型アジャスト部材21は梱包する際に被梱包体100の外周面101aに当接する当接面4を備えている。
梱包用巻き締め具10は、画像形成装置200を内包する被梱包体100である梱包箱101を運搬や保管する際に、パレット6上に載置することにより安定した梱包固定状態にすることができる。
更に、梱包用巻き締め具10としてのバンド部材1と伸縮型アジャスト部材21は、バンド部材1を帯形状にして、稜線100bを覆うアングル部材5を介して巻き締めることにより梱包箱101の潰れの発生を防止することができる。そして、バンド部材1を介して伸縮型アジャスト部材21をいずれかの外周面101aに、少なくとも2個以上を配置した状態で這い回し巻き締めることにより、より安定した梱包状態にすることもできる。
このように、梱包箱101に過剰とならない所定の締め付け力を付与して、梱包箱101の締め付け過ぎや運搬時等の潰れによるバンド部材1の緩みと荷崩れ等で発生する梱包箱101の外観不良や損傷の発生を防止する。
【0011】
図2は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10が複数の被梱包体100を集積した集合箱102を巻き締めて梱包する基本構成の斜視図である。
図2において、梱包用巻き締め具10は、被梱包体100の集積体である集合箱102の外周面102a上を這い回し巻き締めて梱包するバンド部材1を備えている。そして、バンド部材1で梱包する際に所定の締め付け力を付与して締め付け位置を保持するアジャスト部材2を備える。このアジャスト部材2は前記バンド部材の巻き締め方向に伸縮自在の伸縮型のアジャスト部材22である。更に、伸縮型アジャスト部材22とバンド部材1を連結して固定する連結固定手段3を備えている。
連結固定手段3としてはバンド部材1と連結固定手段3の部材が一体成形で連結しており、伸縮型アジャスト部材22の一方の面は梱包に供される際に外周面102aに当接する当接面4を備えている。
梱包用巻き締め具10のバンド部材1と伸縮型アジャスト部材22は、バンド部材1を帯形状にして、稜線100bを覆うアングル部材5を介して巻き締めることにより集合箱102の潰れの発生を防止することができる。そして、いずれかの外周面102aに少なくともバンド部材1を介して、2個以上の梱包用巻き締め具10を配置して這い回し巻き締めることにより、より安定した梱包状態にすることもできる。
【0012】
図3は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10のアジャスト部材2である伸縮型アジャスト部材21の拡大図である。
図4は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10の連結固定手段3の断面図である。
図5は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10のアジャスト部材2の部材面には、その部材面外周に接しないように複数の開孔部23を有し、前記開孔部23の形状が円形状23aの拡大上面図である。
図6は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10のアジャスト部材2の部材面には、その部材面外周に接しないように開孔された複数の開孔部23を有し、前記開孔部23の形状が四角形状23bの拡大上面図である。
図7は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め部材10のアジャスト部材2の部材面には、その部材面外周に接しないように複数の開孔部23を有し、前記開孔部23の形状が所要径の円周を断続的に描く円弧状スリット23cの拡大上面図である。
【0013】
図3乃至図7において、アジャスト部材2である伸縮型アジャスト部材21は、ばね性材からなるアジャスト部材20と、バンド部材1とアジャスト部材20とを連結して固定する連結固定手段3を具備するとともに、バンド部材1と連結固定手段3との連結に必要な少なくとも一対の開口部30と固定手段31が形成されている。
バンド部材1を連結するための開口部30は、バンド部材1の巻き締め方向である矢印A方向に合致するように、アジャスト部材20の両端部かつ略対向する位置に配置されている。
図4に図示するようにバンド部材1は、一端側を隣接する2個の開口部30を通してまたは後述するフック部材35を介して伸縮型アジャスト部材21に連結されている。
前記アジャスト部材の面上には、前記開口部の近傍および前記バンド部材の両側線と並行の位置にバンド部材ずれ防止手段32を設け、具体的には、バンド部材1の幅方向のずれを規制する凸形状部32aが形成されている。
本実施の形態においてアジャスト部材21は円環状であるが、必ずしも円環状である必要はな四角形状等様々な形状であつてもよい。また、アジャスト部材21の外周部近傍に設けられる連結固定手段3は偶数個、または奇数個で配置するもので、各々の一対の連結固定手段3は互いに略対向する位置に設けられものである。
更に、連結固定手段3によりバンド部材1と一体化された伸縮型アジャスト部材21には、梱包する際に外周面100aに当接する当接面4が形成されている。そして、ばね性材からなるアジャスト部材20によりバンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に伸縮自在に形成されて、バンド部材1で梱包する際に所定の締め付け力を付与して締め付け位置を保持するようになっている。
【0014】
図5乃至図7に示されるように、伸縮型アジャスト部材21は、ばね性材からなるアジャスト部材20には、その部材面外周に接しないように開孔された複数の開孔部23を有する。開孔部23はその数によりばね性材からなるアジャスト部材20の伸縮度合いを調整する機能を発揮する。この構成によりバンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に伸縮自在に形成され、何等かの外的作用により被梱包体が動きバンド部材1に張力が掛った場合でも、該張力を開孔部23を備えるアジャスト部材20が吸収するとともにバンド部材1の張力を所定の締め付けレバルまでに瞬時に復元させることができ、荷崩れや被梱包体100の外観不良や損傷の発生を防止する。
開孔部23の形状は図5に示されるように、円形形状の開孔部23aであってもよく、また、図6に示されるように四角形状の開孔部23bであってもよく、図6のアジャスト部材20の場合は多数の四角形状の開孔部をもって格子状パターンが形成される。該パターンによりバンド部材1の上下または左右の垂直方向の巻き締め方向に伸縮自在となっている。図7は開孔部23の形状が所要径の円周を断続的に描く円弧状スリットからなる開孔部23cを示すもので、この所要径の円周を断続的に描く円弧状スリットが多数、存在することで、バンド部材1の全方位の巻き締め方向に伸縮自在となっている。
【0015】
図8は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10のアジャスト部材2である湾曲型アジャスト部材22の拡大平面図である。
図9は、図8における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における湾曲型アジャスト部材22の湾曲形状部24のX−X線の断面図である。
図10は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における湾曲型アジャスト部材22の湾曲形状部24の湾曲状態の断面図である。
図11は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における湾曲型アジャスト部材22の弾性部材25であるスプリング25aの基本構成図である。
図12は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における湾曲型アジャスト部材22の弾性部材25である発泡材25bの基本構成図である。
図13は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における湾曲型アジャスト部材22の弾性部材25である空気ばね25cの基本構成図である。
【0016】
図8乃至図13において、アジャスト部材2である湾曲型アジャスト部材22は、弾性材からなるアジャスト部材20に形成される湾曲形状部24と、バンド部材1を連結して固定する連結固定手段3の開口部30と固定手段31が形成されている。
アジャスト部材20はその形状面が被梱包体100の面100aに対して外側に湾曲した形状であり、対向する二つの開口部30の一方の開口部23から他方開放部23にバンド部材1がアジャスト部材本体20の上面を這うように挿入され、バンド部材1が巻き締められると共にバンド部材1の両端は所定の締結手段により金属部材で固着あるいは、バンド部材1がPPバンドの場合は融着によって固定しバンド部材1による梱包状態を維持する。
具体的には、バンド部材1を連結する開口部30は、アジャスト部材20の対向する位置に一対または二対となる位置で設けられる。固定手段31は、両端部側の開口部30を通して湾曲型アジャスト部材22に連結するバンド部材1のずれを防止するずれ防止手段32として、バンド部材1の幅方向のずれを規制しガイドを兼用するリブ状の凸形状部32aを備えている。
更に、連結固定手段3でバンド部材1と一体の湾曲型アジャスト部材22には、包装する際に被梱包体100の外周面100aに当接する当接面4が形成されている。そして、弾性材からなるアジャスト部材20によりバンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に伸縮自在に形成されてバンド部材1で梱包する際に所定の締め付け力を付与して締め付け位置を保持するようになっている。
【0017】
湾曲型アジャスト部材22の湾曲形状部分24は、被梱包体100の外周面100aから離間するような形状で湾曲し、その湾曲方向はバンド部材1の締め付け方向に沿った方向となっている。
バンド部材1の巻き締め方向である矢印A方向に伸縮自在に巻き締めることができるため、梱包巻き締めの際、被梱包体の荷崩れや被梱包体100の外観不良や損傷の発生を防止することない適切な強度で巻き締めを行なうことできる。
例えば、運搬や荷扱いの段積み時に、何らかの外的要因で被梱包体100の稜線100bが潰れバンド部材1が緩む場合が生じる。そのような場合でも、弾性材からなるアジャスト部材20の湾曲形状部24が、図10に図示するように湾曲状態になってバンド部材1の緩みを吸収して、荷崩れや被梱包体100の外観不良や損傷の発生を防止することができる。
湾曲形状部24は、前記バンド部材の巻き締め方向に沿う形で湾曲し、さら前記湾曲形状部24の中間部が前記湾曲形状部の湾曲面と交差する方向で他の前記湾曲形状部に比し幅が広く湾曲に形成することにより、中央部の応力集中を分散できる為に、耐久性、信頼性を向上させることができる。
湾曲形状部24の湾曲凹部側には、当接する被梱包体100の外周面100aとの間に弾性部材25を備えている。そして、バンド部材1で梱包する際にバンド部材1の張力の度合いを広く汎用的に使用することができるようにして所定の締め付け力を付与するようになっている。
【0018】
図11に示されるように、弾性部材25には当接する被梱包体100の外周面100aに対する滑りを防止する高摩擦抵抗を有する摩擦部材26が形成されている。そして、摩擦部材26によれば、バンド部材1で梱包する際に締め付け後の湾曲型アジャスト部材22は被梱包体100の外周面100aの表面に密着し、移動が阻止されて、バンド部材1のずれによる緩みを防止できる。
湾曲形状部24は、弾性部材25を図11に図示するバンド部材1の張力の度合いの調整に自由度を有するスプリング25aで形成する。そして、バンド部材1で梱包する際に締め付け後の湾曲型アジャスト部材22は、被梱包体100の外周面100aの表面に密着し、移動が阻止されて、バンド部材1のずれによる緩みを防止できる。
または、湾曲形状部24は、弾性部材25を図12に図示するEPE等の発泡材25bで形成する。そして、バンド部材1で梱包する際に締め付け後の湾曲型アジャスト部材22は、被梱包体100の外周面100aの表面に密着し、移動が阻止されて、バンド部材1のずれによる緩みを防止できる。
湾曲形状部24は、弾性部材25を図13に図示する空気ばね25cを設けてもよく、その場合もバンド部材1で梱包する際に締め付け後の湾曲型アジャスト部材22は、被梱包体100の外周面100aの表面に密着し、移動が阻止されて、バンド部材1のずれによる緩みを防止できる。
従って、湾曲型アジャスト部材22は、アジャスト部材20を弾性材の湾曲形状部24で形成されているので簡単な形状で張力を得ることができる。更に、隣接する他の荷物に支障をきたすことも少なく、バンド部材1の上下の段積み時等の操作性に悪影響を及ぼすことも無い。
【0019】
図14は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における固定手段31であって、バンド部材1を連結するための隣接する二つの開口部30の拡大図である。
図15は、図14における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における固定手段31である隣接する二つの開口部30の断面図である。
図14と図15において、バンド部材1の端部を、アジャスト部材20の外周側において対向する位置にある一方の開口部30のエッジ33aを下方から通過するように通す。次いで、エッジ33bを通過したバンド部材1の端部は、アジャスト部材20の外周側に位置する他方開口部30のエッジ33cを、上方から下方に通過するように通される。ここで前記開口部30のエッジ33a、33b、33cのそれぞれは、図15に示されるようにアジャスト部材20の角の断面形状が、前記バンド部材の幅方向にわたり楔形の突起形状となっている。前記エッジ以外のアジャスト部材20の角の断面形状は丸みを帯びた形状とした。この状態でバンド部材1の端部から延長しているバンド部材1を引っ張ることでバンド部材1をアジャスト部材本体20に連結固定できる。
【0020】
図16は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における固定手段31である押圧固定部材34の拡大図である。
図17は、図16における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10における固定手段31である押圧固定部材34のZ−Z線の断面図である。
図16と図17において、固定手段31であるバンド部材1を押圧して固定する押圧固定部材34は、アジャスト部材20と一体に成形されているヒンジ部で開口部30へ矢印B方向に回動自在に保持される固定棒34aを備えている。更に、固定棒34aに設けた凸部34bと凸部34bが嵌合するアジャスト部材本体20に設けた凹部34cとを備えている。固定棒34aの外径dは、開口部30の縦幅Dより細く開口部30内にバンド部材1を押圧して固定する形状になっている。
そして、開口部30の縦幅Dよりやや小さい固定棒34aがアジャスト部材2に一体成形されていて、開口部30にバンド部材1を通してサンドイッチにしながら締め付けて固定するようになっている。その際に、固定棒34aの凸部34bはアジャスト部材20に設けた凹部34cに嵌りバンド部材1を締め付けにより更に確実に押圧固定され、固定部の外れやバンド部材1の緩みを防止することができる。
【0021】
図18は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10の連結固定手段3であるフック部材35の基本構成図である。
連結固定手段3であるフック部材35は、バンド部材1の端部に設けられて開口部30内に嵌合することにより、バンド部材1とアジャスト部材2の伸縮型アジャスト部材21または図示しない湾曲型アジャスト部材22を連結して固定する構成になっている。
従って、バンド部材1にフック部材35を設けることにより、アジャスト部材2の伸縮型アジャスト部材21または湾曲型アジャスト部材22の開口部30に嵌合する構成により、バンド部材1を容易に取り付け取り外しができる。そして、バンド部材1の緩みを防止して、更に確実に連結し固定することができる。
図19は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10の連結固定手段3は、バンド部材の締め付け方向が略対向しない方向に供される、少なくとも相互に隣接する三つ以上の開口部30をアジャスト部材2に配置するもので、その内の二つの開口部30b、30cは前記アジャスト部材の中央を基準として並列的に隣接配置される。残る一つの開口部30aは、前記アジャスト部材2の中央を基準に、前記二つの開口部30b、30cによって形成された離間領域の前または後ろの位置に配置され、この場合は前に配置した基本構成図である。
すなわち、梱包用巻き締め具10の連結固定手段3である複数個の開口部30を、バンド部材の締め付け方向が略対向しない方向で締め付けに供されるよう不複数個で配置する形態とすれば、被梱包体の形状に合わせた最適な締め付けが可能となり、緩みの発生を防止する適切な強度で巻き締めを行なうことできる。
【0022】
図20は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10で三角柱形の被梱包体100を梱包する基本構成図である。
図21は、本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具10で多角柱形の被梱包体100を梱包する基本構成図である。
開口部30は、アジャスト部材2に図19に図示する配置で、例えば、図20の3角柱形の梱包箱101の被梱包体100に対して最少本数の梱包用巻き締め具10で適所にフック部材35を介してバンド部材1を這い回して張設することができる。更に、図21の多角柱形の集合箱102の被梱包体100に対しても最少本数の梱包用巻き締め具10で適所にフック部材35を介してバンド部材1を這い回して張設することができる。
従って、梱包用巻き締め具10は、最少本数で異形状の被梱包体100にも対応し、最少本数で被梱包体100の形状に合わせてバンド部材1の這い回しと締め付けができる。
図22は、本発明の実施の形態例にかかる当接面4に溝41を設けた梱包用巻き締め具10の基本構成にかかわる拡大断面図である。
図23は、本発明の実施の形態例にかかる当接面4に直線状の溝41aを設けた梱包用巻き締め具10の基本構成図である。
図24は、本発明の実施の形態例にかかる当接面4に四角形状の溝41aが他方溝41aを囲むように隣接して複数配置され梱包用巻き締め具10の基本構成図である。
図25は、本発明の実施の形態例にかかる当接面4に、バンド部材に締め付け方向に対して異なる向きで交差傾斜する直線状の溝41bを複数配置する梱包用巻き締め具10の基本構成図である。
【0023】
図22乃至図25において、アジャスト部材2の当接面4は、被梱包体100の外周面100aに対する滑りを防止する摩擦部材40としての摩擦係数の高い護謨材または樹脂材等に複数個の溝41が形成されている。
図23に図示する複数の直線状の溝41aからなる溝41は、バンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に直交するように設けた溝である。図24に図示する溝41の溝41aは、四角形状の溝が他方溝を囲むように隣接して複数配置され、かつ対向する四角形状の溝の辺はそれぞれバンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向と交差する関係で配置されている。
図25に図示する連続する溝41、具体的にはバンド部材に締め付け方向に対して異なる向きで交差傾斜させた直線状の傾斜溝41bは、バンド部材1が緩んだ際に、巻き締め方向の矢印A方向の引っ張り方向にグリップ力を増すパターンである。
梱包用巻き締め具10のアジャスト部材2の当接面4には、被梱包体100の外周面100aにバンド部材1の巻き締め方向の矢印A方向に直線状の溝41aまたは直線状の傾斜溝41bが複数本形成されている。このような当接面4にすることによって、梱包用巻き締め具10は、被梱包体100の稜線等の潰れによりバンド部材1が緩んでも、張力をバンド部材1に付与し、緩み方向にグリップする作用とバンド部材1の張力を所定に保つ作用がある。同様に、輸送時のバンド部材1の緩みからの積載する被梱包体100のずれや荷崩れを防止できる。
従って、梱包用巻き締め具10は、バンド部材1とアジャスト部材2の這い回し締め付け後のアジャスト部材2の当接面4を被梱包体100の外周面100aに密着して、移動しない作用があるので、全体のずれによる緩みを防止できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具が被梱包体である梱包箱を巻き締めて梱包する基本構成の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具が被梱包体である集合箱を巻き締めて梱包する基本構成の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具のアジャスト部材である伸縮型アジャスト部材の拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の連結固定手段の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の開孔部形状の形状が円形形状であるアジャスト部材の拡大上面図である。
【図6】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の開孔部形状の形状が格子形状であるアジャスト部材の拡大上面図である。
【図7】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の開孔部形状の形状が所要径の円周を断続的に描く円弧状スリットであるアジャスト部材の拡大上面図である。
【図8】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具のアジャスト部材である湾曲型アジャスト部材の拡大図である。
【図9】図8における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における湾曲型アジャスト部材の湾曲形状部のX−X線の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における湾曲型アジャスト部材の湾曲状態の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における湾曲型アジャスト部材の弾性部材であるスプリングの基本構成図である。
【図12】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における湾曲型アジャスト部材の弾性部材である発泡材の基本構成図である。
【図13】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における湾曲型アジャスト部材の弾性部材である空気ばねの基本構成図である。
【図14】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における固定手段であって、バンド部材を連結するための隣接する二つの開口部の拡大図である。
【図15】図14における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における固定手段あって、バンド部材を連結するための隣接する二つの開口部の断面図である。
【図16】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具における固定手段である押圧固定部材の拡大図である。
【図17】図16における本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具材における固定手段である押圧固定部材のZ−Z線の断面図である。
【図18】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の連結固定手段であるフック部材の基本構成図である。
【図19】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具の連結固定手段である少なくとも相互に隣接する三つ以上の開口部をバンド部材の締め付け方向が略対向しない方向に供されるように配置するアジャスト部材の基本構成図である
【図20】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具で三角柱形の被梱包体を梱包する基本構成図である。
【図21】本発明の実施の形態例にかかる梱包用巻き締め具で多角柱形の被梱包体を梱包する基本構成図である。
【図22】本発明の実施の形態例にかかる当接面に溝を設けた梱包用巻き締め具の拡大断面図である。
【図23】本発明の実施の形態例にかかる当接面に直線状の溝を設けた梱包用巻き締め具の基本構成図である。
【図24】本発明の実施の形態例にかかる当接面に四角形状の溝が他方溝を囲むように隣接して複数配置され梱包用巻き締め具の基本構成図である。
【図25】本発明の実施の形態例にかかる当接面に交差する直線状の傾斜溝を複数配置する梱包用巻き締め具の基本構成図である。
【符号の説明】
【0025】
1 バンド部材、2 アジャスト部材、3 連結固定手段、4 当接面、5 アングル部材、6 パレット、10 梱包用巻き締め具、20 アジャスト部材、21 伸縮型アジャスト部材、22 湾曲型アジャスト部材、23 開孔部、23a 前記開孔部23の円形形状、23b 前記開孔部23の四角形状、23c 前記開孔部23の円弧状スリット、24 湾曲形状部、25 弾性部材、25a スプリング、25b 発泡材、25c 空気ばね、26 摩擦部材、30 開口部、31 固定手段、32 ずれ防止手段、32a 凸形状部、33a エッジ、33b エッジ、33c エッジ、34 押圧固定部材、34a 固定棒、34b 凸部、34c 凹部、35 フック部材、40 摩擦部材、41 溝、41a 直線状の溝、41b 直線状の傾斜溝、100 被梱包体、100a、101a、102a、200a 外周面、100b 稜線、101 梱包箱、102 集合箱、102b〜n、q〜s 箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被梱包体を梱包する梱包用巻き締め具において、被梱包体の外周面上を這い回し巻き締めて梱包するバンド部材と、前記バンド部材で梱包する際に所定の締め付け力を付与するアジャスト部材と、前記アジャスト部材と前記バンド部材を連結して固定する連結固定手段とを備えることを特徴とする梱包用巻き締め具。
【請求項2】
前記前記バンド部材と連結される前記アジャスト部材が、少なくとも2個以上であることを特徴とする請求項1に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項3】
前記連結固定手段は、前記バンド部材と前記アジャスト部材とを一体成形で連結して固定することを特徴とする請求項1または2に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項4】
前記連結固定手段は、前記アジャスト部材に配置され、前記アジャスト部材の外周に接しないように貫通した開口部であることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項5】
前記開口部の近傍には、当該開口部に挿入される前記バンド部材を前記アジャスト部材に圧接固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項6】
前記開口部の近傍および前記バンド部材の両側線と並行の位置に凸部形状のバンド部材ずれ防止手段を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項7】
前記アジャスト部材の前記被梱包体に接する当接面は、前記被梱包体の前記外周面に対する滑りを防止する摩擦抵抗面であることを特徴とする請求項1に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項8】
前記摩擦抵抗面は複数の溝であることを特徴とする請求項7に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項9】
前記アジャスト部材は、前記バンド部材の巻き締め方向に伸縮自在の伸縮型アジャスト部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項10】
前記伸縮型アジャスト部材は、前記被梱包体の面と対向する方向に湾曲した湾曲形状部を有し、当該湾曲形状部の伸縮により前記バンド部材の巻き締め方向に伸縮自在となることを特徴とする請求項9に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項11】
前記伸縮型アジャスト部材の前記湾曲形状部は、その湾曲凹部側に弾性部材を備えることを特徴とする請求項10に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項12】
前記弾性部材は、滑りを防止する摩擦部材で形成されていることを特徴とする請求項11に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項13】
前記伸縮型アジャスト部材は、当該部材の外周に接しないように開孔された複数の開孔部を有することを特徴とする請求項9に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項14】
前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が円弧状スリットであることを特徴とする請求項13に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項15】
前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が四角形状であることを特徴とする請求項13に記載の梱包用巻き締め具。
【請求項16】
前記複数の開孔部は、当該開孔部の形状が円形状であることを特徴とする請求項13に記載の梱包用巻き締め具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2009−248995(P2009−248995A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−98450(P2008−98450)
【出願日】平成20年4月4日(2008.4.4)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】