説明

棚札管理システム

【課題】本発明は、商品価格が頻繁に変更される場合でも、安価な棚札を用い、棚札の表示内容をホストで管理している商品価格と関連付けして簡単に書き換えることができる棚札管理システムを提供することを課題とする。
【解決手段】リライト領域として価格情報表示領域32が設けられている棚札3を用い、ホスト4において、通常価格、当該通常価格を変更する日時および価格変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を商品情報記憶部41に記憶しておき、商品情報管理部42は、商品情報に基づいて棚札3の価格情報表示領域32の表示内容を変更する更新情報を作成し、携帯端末において、棚札管理部54は、ホストで作成された更新情報に基づいて、印字部56を用いて棚札3の価格情報表示領域32の価格情報を書き換え、書き換え完了をホスト4に通知することで、ホスト4に商品情報の変更フラグを書き換えさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、価格情報を表示する棚札の表示内容を管理する棚札管理システムに関し、特に表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられた棚札表示内容を管理する棚札管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア等の商品を販売する販売店においては、商品価格が手書きや印字によって表示された棚札が一般的に用いられている。
【0003】
また、手書きや印字によって商品価格が表示された一般的な棚札では、商品価格が頻繁に変更される場合には、新たな棚札に絶えず交換しなければならないため、近年では、表示内容を容易に書き換えることができる電子棚札が採用される場合もある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、電子棚札は、効果であると共に、表示器が大きいため、簡単に導入することができないという問題があり、手書きや印字によって商品価格が表示された一般的な棚札においては、商品価格が頻繁に変更されるとホストで管理している商品価格との関連付けがなされていないため、表示された商品価格と、ホストで管理している商品価格とが異なり、精算時にトラブルが発生してしまう虞があるという問題点があった。
【0005】
【特許文献1】特開2004−13158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品価格が頻繁に変更される場合でも、安価な棚札を用い、棚札の表示内容をホストで管理している商品価格と関連付けして簡単に書き換えることができ、省力化を実現することができると共に、精算時にトラブルを防止することができる棚札管理システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、価格情報を表示する棚札の表示内容を管理する棚札管理システムであって、前記棚札には、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられており、通常価格、当該通常価格を変更する日時および価格変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、前記商品情報に基づいて前記棚札の前記リライト領域の表示内容を変更する更新情報を作成するホストと、該ホストで作成された更新情報に基づいて前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、書き換え完了を前記ホストに通知することで、前記商品情報の前記変更フラグを書き換えさせる携帯端末と、前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更なしの場合には、前記通常価格を、前記変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて前記商品の精算を行うキャッシュレジスタとを具備することを特徴とする棚札管理システムに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記ホストは、前記通常価格とは異なる値下価格を含む前記商品情報を記憶しておき、通常価格を変更する日時に該当する場合には、前記値下価格を含む更新情報を作成し、前記携帯端末は、前記ホストで作成された更新情報に含まれる前記値下価格に、前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、前記キャッシュレジスタは、前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更ありの場合に、前記値下価格を変更された価格として用いて前記商品の精算を行うことを特徴とする請求項1記載の棚札管理システムに存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、価格情報を表示する棚札の表示内容を管理する棚札管理システムであって、前記棚札には、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられており、入力された値下価格に前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、前記値下価格を前記ホストに通知する携帯端末と、通常価格および当該通常価格の変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、前記携帯端末から前記値下価格が通知されると、前記商品情報の前記変更フラグを価格変更ありに書き換えると共に、通知された前記値下価格を変更された価格として前記商品情報に設定するホストと、前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更なしの場合には、前記通常価格を、前記変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて前記商品の精算を行うキャッシュレジスタとを具備することを特徴とする棚札管理システムに存する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の棚札管理システムは、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられている棚札を用い、ホストは、通常価格、当該通常価格を変更する日時および価格変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、商品情報に基づいて棚札のリライト領域の表示内容を変更する更新情報を作成し、携帯端末は、ホストで作成された更新情報に基づいて棚札のリライト領域の価格情報を書き換え、書き換え完了をホストに通知することで、ホストに商品情報の変更フラグを書き換えさせ、キャッシュレジスタは、ホストに記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更なしの場合には、通常価格を、変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて商品の精算を行うように構成することにより、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられている安価な棚札を用い、棚札のリライト領域に表示された価格情報を更新情報によって簡単に書き換えることができ、書き換え完了すると、棚札に表示された商品価格とホストで管理している商品価格との関連付けが自動的に行われるため、商品価格が頻繁に変更される場合でも、棚札の表示内容をホストで管理している商品価格と関連付けして簡単に書き換えることができ、省力化を実現することができると共に、精算時にトラブルを防止することができるという効果を奏する。
【0009】
さらに、本発明の棚札管理システムにおいては、ホストは、通常価格とは異なる値下価格を含む商品情報を記憶しておき、通常価格を変更する日時に該当する場合には、値下価格を含む更新情報を作成し、携帯端末は、ホストで作成された更新情報に含まれる値下価格に、棚札のリライト領域の価格情報を書き換え、キャッシュレジスタは、ホストに記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更ありの場合に、値下価格を変更された価格として用いて商品の精算を行うように構成することにより、棚札に表示されている商品価格の変更作業を通常価格を変更する日時に速やかに行うことができ、タイムサービスによる商品価格の値下げを棚札に簡単に反映させることができるという効果を奏する。
【0010】
また、本発明の棚札管理システムにおいては、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられている棚札を用い、携帯端末は、入力された値下価格に棚札のリライト領域の価格情報を書き換えると、値下価格をホストに通知し、ホストは、通常価格および当該通常価格の変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、携帯端末から値下価格が通知されると、商品情報の変更フラグを価格変更ありに書き換えると共に、通知された値下価格を変更された価格として商品情報に設定し、キャッシュレジスタは、ホストに記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更なしの場合には、通常価格を、変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて商品の精算を行うように構成することにより、店員の判断によって値下げした商品価格を、ホストで管理している商品価格に確実に反映させることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る棚札管理システムの実施の形態の構成を示すシステム構成図であり、図2は、本発明に係る棚札管理システムの実施の形態で用いられる棚札の構成を示す平面図であり、図3は、図1に示すホストおよび携帯端末の構成を示すブロック図であり、図4は、図3に示す商品情報記憶部に記憶される商品情報例を示す図であり、図5は、図1に示すホストから携帯端末に送信される更新情報例を示す図である。
【0013】
本実施の形態の棚札管理システムは、商品1を陳列する商品棚2の前面に取り付けられ、商品1の価格等を表示する棚札3の表示内容を管理するためのシステムであり、図1を参照すると、ホスト4と、携帯端末5と、キャッシュレジスタ6とで構成されている。
【0014】
棚札3は、図2を参照すると、商品1を特定するためのバーコード等のコード情報が印字されているコード情報印字領域31と、商品名および価格等の顧客が商品1を購入する際に参照する価格情報が表示されている価格情報表示領域32とからなり、価格情報表示領域32には、熱可逆性記録層が形成され、表示内容を書き換えることができる所謂リライト領域となっている。
【0015】
ホスト4は、図3を参照すると、商品情報記憶部41と、商品情報管理部42と、送受信部43とを備えている。
【0016】
商品情報記憶部41は、図示しないキーボード等の入力手段や、本部によって作成された商品情報が記憶されるハードディスク等の記憶手段である。商品情報記憶部41に記憶される商品情報は、図4を参照すると、「商品コード」、「商品名」および「コード情報」からなる商品1を特定するための商品特定情報と、商品1の「通常価格」と、棚札3の価格情報表示領域32に表示させる付加情報を示す「POP」と、設定された「値下価格」と、設定された「下限価格」と、価格変更を行う日時を示す「日時」と、価格の変更の有無を示す「変更フラグ」とからなる。
【0017】
商品情報管理部42は、携帯端末5からの更新問い合わせに対応して、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報を検索することで更新情報を作成し、作成した更新情報を送受信部43によって携帯端末5に送信すると共に、携帯端末5から価格変更完了通知を受信すると、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の「変更フラグ」を書き換える。作成される更新情報は、営業時間内と営業時間外とで異なり、営業時間内では、商品情報管理部42は、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点、もしくは更新問い合わせを受信した時点から所定時間(例えば30分)後が「日時」の範囲内であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」で、「値下価格」もしくは「下限価格」のいずれかが設定されている商品情報を特定し、図5(a)に示すように、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」、「通常価格」、「POP」、「値下価格」および「下限価格」を更新情報として作成する。また、営業時間外では、商品情報管理部42は、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した日の次の営業日が「日時」の範囲内であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」で、「値下価格」もしくは「下限価格」のいずれかが設定されている商品情報を特定し、図5(b)に示すように、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」、「通常価格」、「POP」、「値下価格」、「下限価格」および「日時」からなる更新情報と、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点が「日時」の範囲外であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していることを示す「1」である商品情報を特定し、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」および「通常価格」からなる更新情報とを作成する。
【0018】
送受信部43は、無線で携帯端末5と情報通信を行う機能を有し、商品情報管理部42によって作成された更新情報を携帯端末5に送信すると共に、携帯端末5からの更新問い合わせおよび価格変更完了通知を受信する。
【0019】
携帯端末5は、図3を参照すると、送受信部51と、更新情報記憶部52と、コード読み取り部53と、棚札管理部54と、印字データ生成部55と、印字部56と、入力部57と、表示部58とを備え、棚札3が挿入される棚札挿入口59が形成されている。
【0020】
送受信部51は、無線でホスト4と情報通信を行う機能を有し、更新問い合わせおよび価格変更完了通知をホスト4に送信すると共に、ホスト4から更新情報を受信する。
【0021】
更新情報記憶部52は、ハードディスク等の記憶手段であり、ホスト4から受信した更新情報が記憶される。
【0022】
コード読み取り部53は、レーザー光線によるスキャンやCCDによる撮像によって、棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取るスキャナであり、
読み取ったコード情報を棚札管理部54に出力する。
【0023】
棚札管理部54は、更新情報の送信を依頼する更新問い合わせを送受信部43によってホスト4に送信すると共に、受信した更新情報に基づく、新たな価格情報を作成し、作成した価格情報を印字部56によって棚札3の価格情報表示領域32に表示させる。また、棚札管理部54は、印字部56による書き換えが完了すると、該当する更新情報に基づく価格変更が完了したこと知らせる価格変更完了通知を送受信部51によってホスト4に送信する。
【0024】
印字データ生成部55は、棚札管理部54によって作成された新たな価格情報を印字データに変換させ、印字部56に供給する。
【0025】
印字部56は、棚札3の価格情報表示領域32に表示されている価格情報を消去するための消去ヘッドと、棚札3の価格情報表示領域32に変更した価格情報を表示させるための書き込みヘッドとを有し、棚札挿入口59から挿入された棚札3の価格情報表示領域32に表示されている価格情報を消去すると共に、印字データ生成部55によって印字データに変換された新たな価格情報を棚札3の価格情報表示領域32に表示させる。
【0026】
入力部57は、テンキー等の入力手段であり、価格変更動作の開始を指示する価格変更動作開始入力、棚札3のコード情報表示領域31に印字されたコード情報の読み取りを指示するコード情報読み取り指示入力、店員による「値下げ価格」の入力等の各種入力を受け付ける。
【0027】
表示部58は、LCD等の表示手段であり、更新情報記憶部52記憶された更新情報や、各種案内画面が表示される。
【0028】
キャッシュレジスタ6は、ホスト4の商品情報記憶部41に記憶されている商品情報に基づいて、商品1の精算を行う手段であり、ホスト4の商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、「変更フラグ」が「0」の場合には、「通常価格」に、「変更フラグ」が「1」の場合には、「値下価格」にそれぞれ基づいて商品1の精算を行うように構成されている。
【0029】
次に、本実施の形態の動作について図6乃至図9を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明に係る棚札管理システムの実施の形態における価格変更動作を説明するためのシーケンス図であり、図7は、図1に示すホストおよび携帯端末における営業時間内の価格変更動作を説明するためのフローチャートであり、図8は、本発明に係る棚札管理システムの実施の形態の価格変更動作によって書き換えられた値札を示す図であり、図9は、図1に示すホストおよび携帯端末における営業時間外の価格変更動作を説明するためのフローチャートである。
【0030】
まず、営業時間内の価格変更動作について図6乃至図8を参照して説明する。
店員が携帯端末5の入力部57を操作して価格変更動作開始入力を行うと(ステップA1)、棚札管理部54は、更新情報の送信を依頼する更新問い合わせを送受信部43によってホスト4に送信する(ステップA2)。
【0031】
ホスト4の商品情報管理部42は、携帯端末5からの更新問い合わせを受信すると、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報を検索することで(ステップA3)、更新情報を作成し、作成した更新情報を送受信部43によって携帯端末5に送信する(ステップA4)。商品情報管理部42は、商品情報の検索に先立ち、営業時間内であるか否かを判断し、営業時間内である場合には、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点、もしくは更新問い合わせを受信した時点から所定時間(例えば30分)後が「日時」の範囲内であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」で、「値下価格」もしくは「下限価格」のいずれかが設定されている商品情報を特定し、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」、「通常価格」、「POP」、「値下価格」および「下限価格」を更新情報として作成する。例えば、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点が17時である場合には、図4(a)に示す商品情報において、「商品コード」が001のたまご(L)と、「商品コード」が004の豆腐とが特定されることになり、図5(a)に示すような更新情報が携帯端末5に送信される。なお、本実施の形態では、携帯端末5からの更新問い合わせに対応して更新情報をホスト4から携帯端末5に送信するように構成したが、予め決められた時間や、商品情報に設定されている「日時」の開始や終了のタイミングで、更新情報をホスト4から携帯端末5に送信するようにしても良く、また、商品情報に設定されている「日時」の開始や終了のタイミングを事前に知らせるメッセージをホスト4から携帯端末5に送信するようにしても良い。
【0032】
ホスト4から携帯端末5に送信された更新情報は、更新情報記憶部52に記憶され、携帯端末5において更新情報に基づく価格変更動作が実行される(ステップA5)。
【0033】
携帯端末5における価格変更動作は、図7を参照すると、店員が携帯端末5の入力部57を操作してコード情報読み取り指示を入力することで、コード読み取り部53は、棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取り(ステップB1)、読み取ったコード情報を棚札管理部54に出力する。なお、更新情報記憶部52に記憶された更新情報の全部もしくは一部を表示部58に表示させるように構成すると、店員が価格情報を変更する棚札3を簡単に探し出すことができ、好適である。また、コード読み取り部53でコード情報を読み取る代わりに、入力部57で「商品コード」もしくは「商品名」の入力を受け付けるようにしても良い。
【0034】
コード情報が入力された棚札管理部54は、更新情報記憶部52に記憶された更新情報を検索することで(ステップB2)、入力されたコード情報に該当する更新情報があるか否かを判断し(ステップB3)、入力されたコード情報に該当する更新情報がない場合には、ステップB1に戻って、次の棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取る。
【0035】
ステップB3で、入力されたコード情報に該当する更新情報がある場合には、該当する更新情報に「値下価格」が設定されているか否かを判断し(ステップB4)、該当する更新情報に「値下価格」が設定されていない場合には、店員による「値下価格」の入力を入力部57から受け付け(ステップB5)、入力された「値下価格」が該当する更新情報に設定されている「下限価格」以上か否かを判断し(ステップB6)、入力された「値下価格」が「下限価格」未満である場合には、ステップB5に戻って、再度店員による「値下価格」の入力を受け付ける。なお、ステップB5の値下価格の入力に際し、「下限価格」を表示部58に表示させるように構成すると好適である。
【0036】
ステップB4で該当する更新情報に「値下価格」が設定されている場合と、ステップB6で入力された「値下価格」が「下限価格」以上である場合とには、棚札管理部54は、設定もしくは入力された「値下価格」と「POP」とに基づいて新たな価格情報を作成し(ステップB7)、作成した新たな価格情報を印字データ生成部55に出力し、印字データ生成部55は、入力された価格情報を印字データに変換する。
【0037】
次に、印字部56は、棚札挿入口59からの棚札3の挿入を監視し(ステップB8)、棚札挿入口59から棚札3が挿入されると、棚札挿入口59から挿入された棚札3の価格情報表示領域32に表示されている価格情報を消去すると共に、印字データ生成部55によって印字データに変換された新たな価格情報を棚札3の価格情報表示領域32に書き換えて表示させる(ステップB9)。
【0038】
印字部56による書き換えが完了すると、棚札管理部54は、該当する更新情報に基づく価格変更が完了したこと知らせる価格変更完了通知を送受信部51によってホスト4に送信する(ステップB10)。なお、価格変更完了通知としては、商品1を特定するための商品特定情報として「商品コード」、「商品名」もしくは「コード情報」が送信され、ステップB5で店員による「値下価格」の入力を受け付けた場合には、入力された「値下価格」が価格変更完了通知と共に送信される。
【0039】
次に、棚札管理部54は、更新情報記憶部52に記憶された更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了したか否かを判断し(ステップB11)、更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了した場合には、価格変更動作を終了させ、更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了していない場合には、ステップB1に戻って、次の棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取る。
【0040】
図8(a)には、「商品コード」が001のたまご(L)の棚札3を図5(a)に示す更新情報に基づいて書き換えた例が示されており、通常価格:¥148が、更新情報に設定されている「値下価格」:¥99に変更されていると共に、「POP」:タイムサービスが新たに表示されている。
【0041】
図8(b)には、「商品コード」が004の豆腐の棚札3を図5(a)に示す更新情報に基づいて書き換えた例が示されており、通常価格:¥135が、更新情報に設定されている「下限価格」:¥95以上の、ステップB6で入力された「値下価格」:¥108に変更されていると共に、「POP」:タイムサービスが新たに表示されている。
【0042】
図6を参照すると、ホスト4の商品情報管理部42は、携帯端末5から価格変更完了通知を受信すると(ステップA6)、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の「変更フラグ」を、価格を変更したことを示す「1」に書き換える(ステップA7)。さらに、携帯端末5から価格変更完了通知と共に「値下価格」を受信した場合には、該当する商品情報に受信した「値下価格」を設定する。図4(b)には、図5(a)に示す更新情報に基づいて価格変更動作が行われた後の商品情報例が示されており、「商品コード」が001のたまご(L)と、「商品コード」が004の豆腐との「変更フラグ」が価格を変更したことを示す「1」に書き換えられていると共に、「商品コード」が004の豆腐に携帯端末5で入力された「値下価格」が設定されている。
【0043】
これにより、キャッシュレジスタ6は、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、「変更フラグ」が「0」の場合には、「通常価格」に、「変更フラグ」が「1」の場合には、「値下価格」にそれぞれ基づいて商品1の精算を行うように構成されているため、携帯端末5による価格変更動作によって書き換えられた棚札3の価格情報は、確実且つ速やかに精算時に反映されることになる。
【0044】
次に、営業時間外の価格変更動作について図6、図8および図9を参照して説明する。なお、コンビニエンスストア等の24時間営業を行っている店舗では、所定の時間帯を仮の営業時間外とする。
店員が携帯端末5の入力部57を操作して価格変更動作開始入力を行うと(ステップA1)、棚札管理部54は、更新情報の送信を依頼する更新問い合わせを送受信部43によってホスト4に送信する(ステップA2)。
【0045】
ホスト4の商品情報管理部42は、携帯端末5からの更新問い合わせを受信すると、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報を検索することで(ステップA3)、更新情報を作成し、作成した更新情報を送受信部43によって携帯端末5に送信する(ステップA4)。商品情報管理部42は、商品情報の検索に先立ち、営業時間内であるか否かを判断し、営業時間外である場合には、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した日の次の営業日が「日時」の範囲内であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」で、「値下げ価格」もしくは「下限価格」のいずれかが設定されている商品情報と、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点が「日時」の範囲外であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していることを示す「1」である商品情報とを特定し、図5(b)に示すように、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」、「通常価格」、「POP」、「値下げ価格」、「下限価格」および「日時」を更新情報として作成する。商品情報記憶部41に記憶されている商品情報において、第1の条件として携帯端末5からの更新問い合わせを受信した日の次の営業日が「日時」の範囲内であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」で、「値下げ価格」もしくは「下限価格」のいずれかが設定されている商品情報を特定し、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」、「通常価格」、「POP」、「値下げ価格」、「下限価格」および「日時」と、第2の条件として携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点が「日時」の範囲外であり、且つ「変更フラグ」が価格を変更していることを示す「1」である商品情報を特定し、特定した商品情報の「商品コード」、「商品名」、「コード情報」および「通常価格」とを更新情報として作成する。例えば、携帯端末5からの更新問い合わせを受信した時点が営業時間外の23時以降である場合には、図4(b)に示す商品情報において、第1の条件で「商品コード」が003のチーズが、第2の条件で「商品コード」が001のたまご(L)および「商品コード」が004の豆腐がそれぞれ特定されることになり、図5(b)に示すような更新情報が携帯端末5に送信される。
【0046】
ホスト4から携帯端末5に送信された更新情報は、更新情報記憶部52に記憶され、携帯端末5において更新情報に基づく価格変更動作が実行される(ステップA5)。
【0047】
携帯端末5における価格変更動作は、図9を参照すると、店員が携帯端末5の入力部57を操作してコード情報読み取り指示を入力することで、コード読み取り部53は、棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取り(ステップB1)、読み取ったコード情報を棚札管理部54に出力する。なお、更新情報記憶部52に記憶された更新情報の全部もしくは一部を表示部58に表示させるように構成すると、店員が価格情報を変更する棚札3を簡単に探し出すことができ、好適である。また、コード読み取り部53でコード情報を読み取る代わりに、入力部57で「商品コード」もしくは「商品名」の入力を受け付けるようにしても良い。
【0048】
コード情報が入力された棚札管理部54は、更新情報記憶部52に記憶された更新情報を検索することで(ステップB2)、入力されたコード情報に該当する更新情報があるか否かを判断し(ステップB3)、入力されたコード情報に該当する更新情報がない場合には、ステップB1に戻って、次の棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取る。
【0049】
ステップB3で、入力されたコード情報に該当する更新情報がある場合には、棚札管理部54は、該当する更新情報に「値下価格」が設定されているか否かを判断し(ステップB4)、該当する更新情報に「値下価格」が設定されている場合には、設定もしくは入力された「値下価格」と「POP」とに基づいて新たな価格情報を作成し(ステップB7)、作成した新たな価格情報を印字データ生成部55に出力し、印字データ生成部55は、入力された価格情報を印字データに変換する。
【0050】
ステップB4で該当する更新情報に「値下価格」が設定されていない場合には、更新情報に設定されている「通常価格」に基づいて新たな価格情報を作成し(ステップC1)、作成した新たな価格情報を印字データ生成部55に出力し、印字データ生成部55は、入力された価格情報を印字データに変換する。
【0051】
次に、印字部56は、棚札挿入口59からの棚札3の挿入を監視し(ステップB8)、棚札挿入口59から棚札3が挿入されると、棚札挿入口59から挿入された棚札3の価格情報表示領域32に表示されている価格情報を消去すると共に、印字データ生成部55によって印字データに変換された新たな価格情報を棚札3の価格情報表示領域32に書き換えて表示させる(ステップB9)。
【0052】
印字部56による書き換えが完了すると、棚札管理部54は、該当する更新情報に基づく価格変更が完了したこと知らせる価格変更完了通知を送受信部51によってホスト4に送信する(ステップB10)。
【0053】
次に、棚札管理部54は、更新情報記憶部52に記憶された更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了したか否かを判断し(ステップB11)、更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了した場合には、価格変更動作を終了させ、更新情報の全てにそれぞれ基づく価格変更が完了していない場合には、ステップB1に戻って、次の棚札3のコード情報印字領域31に印字されているコード情報を読み取る。
【0054】
図8(c)には、「商品コード」が003のチーズの棚札3を図5(b)に示す更新情報に基づいて書き換えた例が示されており、通常価格:¥120が、更新情報に設定されている「値下価格」:¥105に変更されていると共に、「POP」:特売および日時が新たに表示されている。
【0055】
また、「商品コード」が001のたまご(L)と「商品コード」が004の豆腐とについては、図5(b)に示す更新情報において、「値下価格」が設定されていないため、「値下価格」から「通常価格」に書き換えられることになる。
【0056】
図6を参照すると、ホスト4の商品情報管理部42は、携帯端末5から価格変更完了通知を受信すると(ステップA6)、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の「変更フラグ」を、「0」〜「1」もしくは「1」〜「0」に書き換える(ステップA7)。さらに、「変更フラグ」を「1」〜「0」に書き換えた際に、「値下価格」と「下限価格」との両方が設定されている場合には、設定されている「値下価格」を消去させる。図4(c)には、図5(b)に示す更新情報に基づいて価格変更動作が行われた後の商品情報例が示されており、「商品コード」が003のチーズの「変更フラグ」が価格を変更したことを示す「1」に書き換えられていると共に、「商品コード」が001のたまご(L)と、「商品コード」が004の豆腐との「変更フラグ」が価格を変更していないことを示す「0」に書き換えられ、さらに、「商品コード」が004の豆腐の「値下価格」が消去されている。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態によれば、表示内容を書き換えることができるリライト領域として価格情報表示領域32が設けられている棚札3を用い、ホスト4において、通常価格、当該通常価格を変更する日時および価格変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を商品情報記憶部41に記憶しておき、商品情報管理部42は、商品情報に基づいて棚札3の価格情報表示領域32の表示内容を変更する更新情報を作成し、携帯端末において、棚札管理部54は、ホストで作成された更新情報に基づいて、印字部56を用いて棚札3の価格情報表示領域32の価格情報を書き換え、書き換え完了をホスト4に通知することで、ホスト4に商品情報の変更フラグを書き換えさせ、キャッシュレジスタ6は、ホスト4の商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更なしの場合には、通常価格を、変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて商品の精算を行うように構成することにより、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられている安価な棚札3を用い、棚札3の価格情報表示領域32に表示された価格情報を更新情報によって簡単に書き換えることができ、書き換えを完了すると、棚札3に表示された商品価格とホスト4で管理している商品価格との関連付けが自動的に行われるため、商品価格が頻繁に変更される場合でも、棚札3の表示内容をホスト4で管理している商品価格と関連付けして簡単に書き換えることができ、省力化を実現することができると共に、精算時にトラブルを防止することができるという効果を奏する。
【0058】
さらに、本実施の形態によれば、ホスト4において、通常価格とは異なる値下価格を含む商品情報を商品情報記憶部41に記憶しておき、商品情報管理部42は、通常価格を変更する日時に該当する場合には、値下価格を含む更新情報を作成し、携帯端末5において、ホスト4で作成された更新情報に含まれる値下価格に、棚札3の価格情報表示領域32の価格情報を書き換え、キャッシュレジスタ6は、ホスト4の商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更ありの場合に、値下価格を変更された価格として用いて商品1の精算を行うように構成することにより、棚札に表示されている商品価格の変更作業を通常価格を変更する日時に速やかに行うことができ、タイムサービスによる商品価格の値下げを棚札に簡単に反映させることができるという効果を奏する。
【0059】
また、本実施の形態によれば、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられている棚札を用い、携帯端末5は、入力部57から入力された値下価格に棚札3の価格情報表示領域32の価格情報を書き換えると、値下価格をホスト4に通知し、ホスト4において、通常価格および当該通常価格の変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を商品情報記憶部41に記憶しておき、商品情報管理部42は、携帯端末5から値下価格が通知されると、商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の変更フラグを価格変更ありに書き換えると共に、通知された値下価格を変更された価格として商品情報に設定し、キャッシュレジスタ6は、ホスト4の商品情報記憶部41に記憶されている商品情報の変更フラグが価格変更なしの場合には、通常価格を、変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて商品の精算を行うように構成することにより、店員の判断によって値下げした商品価格を、ホスト4で管理している商品価格に確実に反映させることができるという効果を奏する。
【0060】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係る棚札管理システムの実施の形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係る棚札管理システムの実施の形態で用いられる棚札の構成を示す平面図である。
【図3】図1に示すホストおよび携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す商品情報記憶部に記憶される商品情報例を示す図である。
【図5】図1に示すホストから携帯端末に送信される更新情報例を示す図である。
【図6】本発明に係る棚札管理システムの実施の形態における価格変更動作を説明するためのシーケンス図である。
【図7】図1に示すホストおよび携帯端末における営業時間内の価格変更動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係る棚札管理システムの実施の形態の価格変更動作によって書き換えられた値札を示す図である。
【図9】図1に示すホストおよび携帯端末における営業時間外の価格変更動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0062】
1 商品
2 商品棚
3 棚札
4 ホスト
5 携帯端末
6 キャッシュレジスタ
31 コード情報印字領域
32 価格情報表示領域
41 商品情報記憶部
42 商品情報管理部
43 送受信部
51 送受信部
52 更新情報記憶部
53 コード読み取り部
54 棚札管理部
55 印字データ生成部
56 印字部
57 入力部
58 表示部
59 棚札挿入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
価格情報を表示する棚札の表示内容を管理する棚札管理システムであって、
前記棚札には、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられており、
通常価格、当該通常価格を変更する日時および価格変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、前記商品情報に基づいて前記棚札の前記リライト領域の表示内容を変更する更新情報を作成するホストと、
該ホストで作成された更新情報に基づいて前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、書き換え完了を前記ホストに通知することで、前記商品情報の前記変更フラグを書き換えさせる携帯端末と、
前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更なしの場合には、前記通常価格を、前記変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて前記商品の精算を行うキャッシュレジスタとを具備することを特徴とする棚札管理システム。
【請求項2】
前記ホストは、前記通常価格とは異なる値下価格を含む前記商品情報を記憶しておき、通常価格を変更する日時に該当する場合には、前記値下価格を含む更新情報を作成し、
前記携帯端末は、前記ホストで作成された更新情報に含まれる前記値下価格に、前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、
前記キャッシュレジスタは、前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更ありの場合に、前記値下価格を変更された価格として用いて前記商品の精算を行うことを特徴とする請求項1記載の棚札管理システム。
【請求項3】
価格情報を表示する棚札の表示内容を管理する棚札管理システムであって、
前記棚札には、表示内容を書き換えることができるリライト領域が設けられており、
入力された値下価格に前記棚札の前記リライト領域の価格情報を書き換え、前記値下価格を前記ホストに通知する携帯端末と、
通常価格および当該通常価格の変更の有無を示す変更フラグを含む商品情報を記憶しておき、前記携帯端末から前記値下価格が通知されると、前記商品情報の前記変更フラグを価格変更ありに書き換えると共に、通知された前記値下価格を変更された価格として前記商品情報に設定するホストと、
前記ホストに記憶されている前記商品情報の前記変更フラグが価格変更なしの場合には、前記通常価格を、前記変更フラグが価格変更ありの場合には、変更された価格をそれぞれ用いて前記商品の精算を行うキャッシュレジスタとを具備することを特徴とする棚札管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−293452(P2008−293452A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−141002(P2007−141002)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【Fターム(参考)】