説明

椅子のランバーサポート装置

【課題】椅子におけるランバーサポートを、背凭れへの取り付けが簡単で、また基板の外形形状にも制限を受けることがない構造にする。
【解決手段】椅子の背凭れ1を構成する基板2とクッシヨン体3との間に、正面視において左右方向のランバーサポート5を配設するとともに、基板2の左右両端部に、左右方向に貫通し、上下方向に延びるスリット13を設け、このスリット13に、ランバーサポート5の左右両取付端部22を貫挿し、かつスリット13を貫挿させたランバーサポート5の左右両取付端部22に、操作部26を有する取付部材23を取り付け、操作部26を上下方向に操作することにより、ランバーサポート5を上下移動可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子における座者の腰部を支持するランバーサポート装置に関する。
【背景技術】
【0002】
椅子の背凭れの中には、座者の腰部を快適に支持することにより、長時間着座時の疲労感を緩和しうるようにしたランバーサポート装置を設けているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このランバーサポート装置は、背凭れを構成する基板の前面に配設された、ランバーサポートの左右側端部より突設した抱え片を、基板の背面側に折り返し、この抱え片とランバーサポートの側端部とで基板の左右側部を挟持することにより、ランバーサポートを基板に上下動可能に取り付けている。
【特許文献1】特開2001−128787号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載されているランバーサポート装置は、部品点数が少なくてすむ一方で、基板へランバーサポートを取り付ける際、ランバーサポートを正面視で左右に傾斜させ、その左右両側部を、基板の左右両側部へ各々嵌め込まねばならないので、取り付けが面倒であり、また背凭れを構成する基板の外形形状にも制限が必要になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、背凭れへの取り付けが簡単で、また基板の外形形状にも制限を受けることがない構造とした椅子のランバーサポート装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)椅子の背凭れに装着した、座者の腰部を支持するランバーサポート装置において、背凭れを構成する基板とクッシヨン体との間に、正面視において左右方向のランバーサポートを配設するとともに、基板の左右両端部に、左右方向に貫通し、上下方向に延びるスリットを設け、このスリットにランバーサポートの左右両端部を貫挿し、かつスリットを貫挿させたランバーサポートの前記左右両端部に、操作部を有する取付部材を取り付けてなり、操作部を上下方向に操作することにより、ランバーサポートを上下移動可能にする。
【0007】
(2)上記(1)項において、スリットを、基板の左右両端部に、基板の前面から前方に突出する、側面視において縦長の後向きコ字状の支持部を設けることにより形成する。
【0008】
(3)上記(2)項において、支持部と取付部材との間に、互いに係合可能な凹部と凸部とでなるディテント機構を設ける。
【0009】
(4)上記(2)または(3)項のいずれかにおいて、コ字状の支持部と対向する基板の左右両端部を開口し、この開口部を貫通させて、取付部材の操作部を基板の後方に配設する。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、取付部材の操作部を、基板の左右両端部の開口部から、基板の左右方向の内方に延設し、操作部が基板の左右端部から左右方向の外方に突出しないようにする。
【0011】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、取付部材を、ランバーサポートの左右各端部を挿嵌する取付孔を備える取付部と、この取付部から基板の後方または基板の左右方向外方乃至内方に延びる操作部とにより構成する。
【0012】
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、取付部材における操作部に、基板の後方に延びる操作ノブを設ける。
【0013】
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、基板とクッション体との間に枠状の中板を設け、基板と中板との間にランバーサポートを配設する。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の発明によると、基板の左右両端部に設けたスリットに、これと対応するランバーサポートの端部をそれぞれ貫挿させ、スリットを貫挿させたランバーサポートの左右両端部に、操作部を有する取付部材を各々取り付けると、ランバーサポートを基板に対して容易に上下移動可能に取り付けることができるので、組み立てが簡単になる。また、取付部材の操作部を上下方向に移動操作させると、ランバーサポートも一緒に上下移動し、ランバーサポートの上下方向の位置調整を簡単に行うことができる。さらに、ランバーサポートを基板に取り付けるための手段は、この基板の左右両端部にスリットを設けるだけでよいので、基板の外形形状に制限を受けることも少なく、設計の自由度も得られる。
【0015】
請求項2記載の発明によると、基板に、側面視において縦長の後ろ向きコ字状の支持部を設けるだけで、基板にランバーサポートを取り付けるためのスリットを簡単に形成することができる。
【0016】
請求項3記載の発明によると、ランバーサポートが取付部材とともに上下方向に移動され、凹部と凸部とが対応する位置に取付部材が移動される毎に、凹部と凸部とが係合し合い、このときの感触が操作者の指に伝わり、所定の位置に切り換えられたことを認識することができる。また、その位置で止めると、ランバーサポートを調整された位置に止めておくことができる。
【0017】
請求項4記載の発明によると、基板の左右両端部に設けた開口部に、取付部材の操作部を配設することにより、基板の左右幅内に取付部材を納めた状態にすることが可能になり、コンパクト化されたランバーサポート装置を得ることが可能になる。
【0018】
請求項5記載の発明によると、取付部材の操作部が基板の左右端部から左右方向の外方に突出しないようにしているので、取付部材は基板の左右幅内に納めた状態で設けられ、コンパクト化されたランバーサポート装置を得ることが可能になる。
【0019】
請求項6記載の発明によると、ランバーサポートの左右各端部を取付部材の取付孔に挿嵌すると、ランバーサポートに対して取付部材を簡単に取り付けることができ、組み立てが容易になる。
【0020】
請求項7記載の発明によると、ランバーサポートの上下移動を行うとき、取付部材における操作部の面を基板の背面に沿わせた状態で操作することができるので、取付部材の移動を基板の背面に沿わせてスムーズに行わせることができる。
【0021】
請求項8記載の発明によると、中板でクッション材を支持することにより、中板の形くずれを抑えることができる。また、この中板を枠状に形成しているので、中板が基板とクッション体との間に設けられていても、中板が基板における弾性変形特性を阻害することもない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るランバーサポート装置を適用した椅子の背凭れを正面側より見た斜視図、図2は、背凭れ内の要部部材を正面側より見た拡大斜視図、図3は、表皮材を取り外して、背凭れを背面側より見た分解斜視図、図4は、同じく表皮材を取り外して、背凭れを正面側より見た分解斜視図、図5は、背凭れの拡大背面図、図6、図7、図8は、それぞれ、図5におけるVI−VI線断面図、VII−VII線断面図、VIII−VIII線断面図、図9は、背凭れの要部部材の拡大斜視図である。
【0023】
背凭れ(1)は、図3,図4に示すように、基板(2)と、その前面に配設されているクッション体(3)と、基板(2)とクッション体(3)との間に配設されている中板(4)とにより構成され、中板(4)と基板(2)との間には、ランバーサポート(5)が設けられている。またクッション体(3)の前面は、表皮材(6)で覆われている。
【0024】
基板(2)は、合成樹脂の一体成形品であり、図2〜図5に示すように、周縁部で囲まれる内側には、前後に貫通する網目(7)が設けられて、全体が弾性変形可能になっており、着座者の体型等に合わせて、滑らかな屈撓が得られるようになっている。
【0025】
基板(2)の周縁部(8)の前面には、係合突起(9)と係合突起(10)が複数設けられている。係合突起(9)は、図4に示すように、周縁部(8)の前面における上部左右端部に1対が、前方に向かって突出して形成されている。係合突起(10)は、周縁部(8)における上下部分と左右部分に、所定の間隔をあけて複数が、前後方向に向かって突出する状態で設けられている。
【0026】
基板(2)の左右両端部におけるランバーサポート(5)が取り付けられる位置には、それぞれ、左右方向内側に向かって凹入し、かつ前後に貫通する開口(11)(11)が形成されている。
【0027】
図6に示すように、基板(2)の前面における左右両端部の開口(11)(11)と対向する個所には、縦長の後向きコ字状の支持部(12)が、基板(2)の前面から前方に突出させて設けられている。支持部(12)の両側端部(12a)(12a)は、開口(11)の上下端で基板(2)の前面と連結されている。支持部(12)の両側端部(12a)(12a)は、前方に向かってほぼ直角に突出し、かつ両端部(12a)(12a)を連結している本体部(12b)は、基板(2)の前面と平行である。基板(2)の前面と本体部(12b)との間には、左右方向に貫通し、上下方向に延びるスリット(13)が形成されている。また、本体部(12b)の背面側を向いている面には、図5に示すように、係止凹部(14)が、上下方向に所定の間隔をおいて列をなすようにして、複数形成されている。
【0028】
中板(4)は、同じく合成樹脂の一体成型品であり、左右の縦縁部(15a)(15a)と上下の横縁部(15b)(15b)とにより、基板(2)の周縁部(8)とほぼ同じ大きさを有する枠状に形成された周縁部(15)と、左右の縦縁部(15a)(15a)の上下方向中間部分を互いに連結している左右方向に延びる中間連結部(16)とを、一体に有している。また、周縁部(15)の外形は、クッション体(3)の芯材となりうるように、クッション体(3)の基本外形とほぼ合致する形状とされている。
【0029】
中板(4)の周縁部(15)には、係合孔(17)と係合孔(18)が形成されている。係合孔(17)は、基板(2)の係合突起(9)に対応して、上側の横縁部(15b)の左右の位置に設けられ、係合突起(9)と着脱自在に係合可能になっている。一方、係合孔(17)は、左右の縦縁部(15a)(15a)と上下の縁部(15b)(15b)に、基板(2)の係合突起(10)と対応して複数設けられ、係合突起(10)と着脱自在に係合可能になっている。
【0030】
中間連結部(16)の左右両端部分は、それぞれ外方に向けて上下方向に突出する分岐部(16a)と分岐部(16b)とを有して、二股状に形成されており、この2つの分岐部(16a)(16b)の各遊端は、中板(4)における左右の縦縁部(15a)の上下方向の中間部分に連結されている。この分岐部(16a)(16b)は、中間連結部(16)と縦縁部(15a)(15a)との連結部分に加わる外力を、それぞれ上下の連結部分に分散させ、これらの連結部分での強度を高めている。
【0031】
一方、中間連結部(16)の中央部分には、左右方向に延びるスリット状をした、前後方向に貫通している3つの係止孔(19)(19)(19)が、所定の間隔をおいて形成されている。これら各係止孔(19)には、一端側が表皮材(6)の一部分と連結された引き込み具(20)の他端が係止可能になっている。
【0032】
ランバーサポート(5)は、正面視において、左右方向に延びる横長帯状の本体部(21)を有し、本体部(21)は、長手方向において、前面中央部が前方に向かって突き出し、左右の両側部が後方へ湾曲してなる弓形状に形成されている。
【0033】
本体部(21)の左右両端部には、それぞれ外側に向かって突き出す取付端部(22)(22)が形成されている。左右の取付端部(22)(22)との間の最外端までの距離は、正面視において、基板(2)の開口(11)(11)の最外端との間の距離よりも僅かに小さく、基板(2)の左右両端部から左右方向の外側に突出しないように形成されている。
【0034】
左右の取付端部(22)(22)には、このランバーサポート(15)を上下方向に操作するための取付部材(23)が、各々取り付けられるようになっており、各取付端部(22)(22)の外側先端部には、図9に示すように、前方に向かって突出する係合爪(24)が、上下に離れて1対設けられている。
【0035】
取付部材(23)は、合成樹脂の一体成型品であり、図9に詳細に示すように、基板(2)の後方から開口(11)内に挿入され、支持部(12)の本体部(12b)の内面に当接した状態で、開口(11)内を上下方向に移動可能な取付部(25)と、この取付部(25)から基板(2)の左右方向外方および内方に延びる操作部(26)とを一体に有している。
【0036】
取付部(25)には、ランバーサポート(5)の左右各取付端部(22)を嵌挿する取付孔(27)が、左右に貫通して設けられており、また取付端部(22)が所定の位置まで嵌挿されると、係合爪(24)が抜け止め係止される係止段部(28)が係合されている。取付部(25)の支持部(12)の本体部(12b)と対向している前面には、本体部(12b)の係止凹部(14)に対応して、この係止凹部(14)とともにディテント機構を構成している係止凸部(29)が設けられている。一方、操作部(26)には、基板(2)の後方に延びる操作ノブ(30)が一体に形成されている。
【0037】
次に、背凭れ(1)の組み立て手順の一例を説明する。まず、中板(4)の前面を覆うようにして、中板(4)の前面にクッション体(3)を配置し、クッション体(3)の前方外側から表皮材(6)を被せる。この際、表皮材(6)の引きを必要する部分に、引き込み具(20)の前端部を取り付けておく。
【0038】
次いで、クッシヨン体(3)の前後方向に貫通し、かつ左右方向に延びる切り込み(3a)(図4参照)に対して、前方から引き込み具(20)を差し込み、引き込み具(20)の後端部を中間連結部(16)の各係止孔(19)に貫挿させ、この後端部を中間連結部(16)の裏面側に係合抜け止めする。
【0039】
これにより、図1に示すように、背凭れ(1)の表面に、前方視において左右方向に延びる、表皮材(6)の引き部(31)が設けられた状態で、クッション体(3)と表皮材(6)とが、中板(4)に配置される。
【0040】
次いで、表皮材(6)の周縁を中板(4)の裏面側に巻き込み配置し、この周縁を中板(4)の周縁部(15)にタッカー針で止める。これにより、中板(4)とクッシヨン体(3)と表皮材(6)とが、一体化される。
【0041】
次に、基板(2)にランバーサポート(5)を取り付ける。まず、ランバーサポート(5)の本体部(21)を前方向に湾曲させ、その左右の取付端部(22)(22)を、それぞれ内側から左右のスリット(13)(13)内に貫挿させる。次いで、開口(11)の外方外側より取付部材(23)を臨ませ、取付部(25)の取付孔(27)内に、係止爪(24)が係止段部(28)と係合するまで取付端部(22)を圧入させると、取付端部(22)に取付部材(23)が取り付けられる。これを左右両側部について行う。
【0042】
こうしてランバーサポート(5)に組み付けられた取付部材(23)は、支持部(12)における本体部(12b)の内面に対して圧接され、また操作ノブ(30)が基板(2)の背面から後方に向かってわずかに突出した状態で保持される。
【0043】
続いて、中板(4)の後方から、基板(2)を中板(4)に臨ませ、基板(2)の係合突起(9)および係合突起(10)を、これらと対応する中板(4)の係合孔(17)および係合孔(18)にそれぞれ係合させ、基板(2)を中板(4)に対して固定すると、背凭れ(1)の組み立てが完了する。表皮材(6)の周縁は、中板(4)と基板(2)との間に挟まれ、外部に露出することはない。
【0044】
このように構成された背凭れ(1)は、背凭れ(1)の背面に露出している取付部材(23)の操作ノブ(30)を指でつまみ、開口(11)内で上下方向に移動させることにより、取付部材(23)と一体にランバーサポート(5)が上下方向に移動し、ランバーサポート(5)の上下方向における高さ位置を容易に調整することができる。
【0045】
また、取付部材(23)を上下方向に移動させると、係止凸部(29)は、係止凹部(14)と対応する度に、対応する係止凹部(14)内に落ち込み、その時の感触が操作者の指に伝わるため、ランバーサポート(5)を所望の位置に容易に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施形態に係るランバーサポート装置を適用した椅子の背凭れを正面側より見た斜視図である。
【図2】背凭れ内の要部部材を正面側より見た拡大斜視図である。
【図3】表皮材を取り外して背凭れを背面側より見た分解斜視図である。
【図4】同じく表皮材を取り外して背凭れを正面側より見た分解斜視図である。
【図5】背凭れの拡大背面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図5におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図5におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】背凭れの要部部材の拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
(1)背凭れ
(2)基板
(3)クッション体
(3a)切り込み
(4)中板
(5)ランバーサポート
(6)表皮材
(7)網目
(8)周縁部
(9)係合突起
(10)係合突起
(11)開口
(12)支持部
(12a)両側端部
(12b)本体部
(13)スリット
(14)係止凹部
(15)周縁部
(15a)縦縁部
(15b)横縁部
(16)中間連結部
(16a)分岐部
(16b)分岐部
(17)係合孔
(18)係合孔
(19)係止孔
(20)引き込み具
(21)本体部
(22)取付端部
(23)取付部材
(24)係止爪
(25)取付部
(26)操作部
(27)取付孔
(28)係止段部
(29)係止凸部
(30)操作ノブ
(31)引き部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
椅子の背凭れに装着したランバーサポート装置において、
背凭れを構成する基板とクッシヨン体との間に、正面視において左右方向のランバーサポートを配設するとともに、
基板の左右両端部に、左右方向に貫通し、上下方向に延びるスリットを設け、このスリットにランバーサポートの左右両端部を貫挿し、かつスリットを貫挿させたランバーサポートの前記左右両端部に、操作部を有する取付部材を取り付けてなり、操作部を上下方向に操作することにより、ランバーサポートを上下移動可能としたことを特徴とする椅子のランバーサポート装置。
【請求項2】
スリットを、基板の左右両端部に、基板の前面から前方に突出する、側面視において縦長の後向きコ字状の支持部を設けることにより形成したことを特徴とする請求項1記載の椅子のランバーサポート装置。
【請求項3】
支持部と取付部材との間に、互いに係合可能な凹部と凸部とでなるディテント機構を設けたことを特徴とする請求項2記載の椅子のランバーサポートサポート装置。
【請求項4】
支持部と対向する基板の左右両端部を開口し、この開口部を貫通させて、取付部材の操作部を基板の後方に配設したことを特徴とする請求項2または3に記載の椅子のランバーサポート装置。
【請求項5】
取付部材の操作部を、基板の左右両端部の開口部から、基板の左右方向の内方に延設し、操作部が基板の左右端部から左右方向の外方に突出しないようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の椅子のランバーサポート装置。
【請求項6】
取付部材を、ランバーサポートの左右各端部を挿嵌する取付孔を備える取付部と、この取付部から基板の後方または基板の左右方向外方乃至内方に延びる操作部とにより構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の椅子のランバーサポート装置。
【請求項7】
取付部材における操作部に、基板の後方に延びる操作ノブを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の椅子のランバーサポート装置。
【請求項8】
基板とクッション体との間に枠状の中板を設け、基板と中板との間にランバーサポートを配設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の椅子のランバーサポート装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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