説明

椅子式マッサージ機

【課題】背もたれ部を倒すうえで椅子式マッサージ機の後方に予め必要とされる空間の大きさを小さくすることの可能な椅子型マッサージ機を提供する。
【解決手段】背フレーム45が下側ガイドレール30に沿って背角度が倒れる側に移動するとともに、背フレーム45に軸支された座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って椅子前方に移動する椅子式マッサージ機において、背もたれが起きているときに支えている下側ガイドレール30の摺動方向が、上側ガイドレール28と平行となる向きに曲げられており、背フレーム45が下側ガイドレール30に沿って移動するとき、背フレーム45が倒れずに平行移動する領域を持つ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リクライニングが可能な椅子式マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者の身体を揉みほぐす機械として椅子式マッサージ機が知られている。特に、使用者が着座する座部に対して背もたれ部が後方に倒れるいわゆるリクライニングが可能な椅子式マッサージ機が広く利用されている。
【0003】
ところで、リクライニングが可能な椅子式マッサージ機では、背もたれ部が後方に倒れるときに、背もたれ部の下側を軸支する回転軸を中心にして背もたれ部の上端が円弧を描く。この際、回転軸が土台に対して固定されることになれば、背もたれ部が倒れることに伴って、背もたれ部の上端が台座の後方へ突き出ることになる。それゆえに、こうした椅子式マッサージ機を設置する際には、背もたれ部の傾動に必要とされる空間を予め座部の後方に確保する必要がある。
【0004】
この点、特許文献1及び2に記載のリクライニング機構では、背もたれ部が座部に対して倒れるときに、背もたれ部を軸支する回転軸が土台における前方の下側へ移動する。こうした構成によれば、背もたれ部の後方に必要とされる空間も前方の下側へ移動するため、椅子式マッサージ機の後方に予め必要とされる空間のサイズを小さくすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭53−36405号公報
【特許文献2】特開2003−144262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、特許文献1及び2に記載のリクライニング技術では、背もたれ部が倒れ始めるタイミングと背もたれ部の回転軸が前方へ移動し始めるタイミングとが同じである。そのため、椅子式マッサージ機の後方における壁と背もたれ部とが面接触している場合には、こうした背もたれ部を倒すことが不可能となる。また、背もたれ部が倒れ始める時には、背もたれ部の上端が回転軸に対して有する速度のうち、水平方向へ速度成分は、鉛直方向への速度成分よりも自ずと非常に大きくなる。そして、背もたれ部が倒れ始めるタイミングと背もたれ部の回転軸が前方へ移動し始めるタイミングとが同じである以上、背もたれ部が倒れ始める時から上述のような水平方向への速度成分で背もたれ部の上端が移動することとなる。その結果、たとえ椅子式マッサージ機の後方に空間が設けられている場合であっても、上述した回転軸の平行移動速度に限りがあるため、該空間サイズの大きさによっては、これもまた背もたれ部を倒すことが困難となる。
【0007】
それゆえに、上述したリクライニング技術では、確かに、回転軸が前方へ移動しない構成と比べれば、椅子式マッサージ機の後方に予め必要とされる空間のサイズを小さくすることが可能ではあるが、依然として改善の余地が残されたものである。
【0008】
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、背もたれ部を倒すうえで椅子式マッサージ機の後方に予め必要とされる空間の大きさを小さくすることの可能な椅子型マッサージ機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の椅子式マッサージ機は、接地する土台フレームと、前記土台フレームに対して移動可能に構成された座フレームと、前記座フレームに対して回転可能に軸支された背フレームと、前記土台フレームに対する前記座フレームの移動を案内する第一ガイドと、前記座フレームに対する前記背フレームの移動を案内する第二ガイドとを備え、前記背フレームが前記第二ガイドの案内で背角度が倒れる側に回転するとともに、前記座フレームが前記第一ガイドの案内で椅子前方に移動する椅子式マッサージ機において、背もたれが起きているときに前記背フレームを案内する前記第二ガイドが、前記第一ガイドと平行または椅子前方に向かうにつれて前記第一ガイドから離れる向きに曲げられており、前記背フレームが前記第二ガイドによって椅子前方へ案内されるとき、前記平行または椅子前方に向かうにつれて前記第一ガイドから離れる領域では、前記背フレームが倒れずに移動することを要旨とする。
【0010】
上記構成において、前記第二ガイドは、前記土台フレームに固着された走行具と、前記背フレームに固着された走行受け具とから構成されることが好ましい。
上記構成において、前記第二ガイドは、前記第一ガイドより下方に配置されることが好ましい。
【0011】
上記構成において、前記第二ガイドは、前記背もたれが起きているときに前記背フレームを案内する平行移動ガイドと、前記平行移動ガイド以外の部分である回転ガイドとを有し、前記平行移動ガイドと前記回転ガイドとの間で折り曲げられており、前記平行移動ガイドによる前記背フレームの案内によって前記背フレームが倒れずに平行移動し、前記回転ガイドによる前記背フレームの案内によって前記背角度が倒れる側に前記背フレームが回転することが好ましい。
【0012】
上記構成において、前記第一ガイド及び前記平行移動ガイドは、直線状に延びるガイドレールであることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、背もたれ部を倒すうえで椅子式マッサージ機の後方に予め必要とされる空間の大きさを小さくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態にかかる椅子式マッサージ機の斜視構造を示す斜視図。
【図2】第1実施形態における椅子式マッサージ機の椅子フレームの構造を示す斜視図。
【図3】第1実施形態において、背もたれ部が起立状態にあるときの椅子本体の側面構造を示す側面図。
【図4】第1実施形態において、椅子式マッサージ機の設置状況を示す図。
【図5】第1実施形態において、(a)(b)背もたれ部がリクライニングし始める直前の様子を示す図。
【図6】第1実施形態において、(a)(b)背もたれ部が傾倒状態にあるときの様子を示す図。
【図7】第2実施形態における椅子式マッサージ機のフレーム構造を示す側面図。
【図8】第2実施形態において、起立状態にある椅子フレームの構造を示す図。
【図9】第2実施形態において、傾倒状態にある椅子フレームの構造を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1実施形態)
以下に、本発明にかかる椅子式マッサージ機を具体化した第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。図1は、椅子式マッサージ機の斜視構造を示す斜視図であって、背もたれ部が座部に対して起きている状態を示す。図2は、椅子式マッサージ機のフレーム構造を示す斜視図であって、図1と同じく、背フレームが座フレームに対して起きている状態を示す。図3は、図2における3−3線に沿った断面構造を示す断面図である。なお、図3では、座フレーム及び背フレームの構成を説明する便宜上、オットマンフレームを省略して示す。
【0016】
図1に示されるように、椅子式マッサージ機10は、接地される土台部11と、該土台部11に支持されて使用者が着座するための直方体状の座部12とを有している。座部12の一端には、座部12に対して起立した背もたれ部13が連結されている。また、座部12の端部のうちで背もたれ部13と向い合う端部には、座部12に対して垂下したオットマン14が連結されている。また、座部12の端部のうちで背もたれ部13及びオットマン14に挟まれた両端部には、一対の肘掛け部15が配置されている。
【0017】
なお、以下では、背もたれ部13からオットマン14に向かう方向が、椅子式マッサージ機10における前方である。これに対して、オットマン14から背もたれ部13に向かう方向が、椅子式マッサージ機10における後方である。また、座部12から土台部11に向かう方向が、椅子式マッサージ機10における下方である。これに対して、土台部11から座部12に向かう方向が、椅子式マッサージ機10における上方である。また、オットマン14から背もたれ部13を見て右方が、椅子式マッサージ機10における右方である。これに対して、オットマン14から背もたれ部13を見て左方が、椅子式マッサージ機10における左方である。
【0018】
そして、背もたれ部13を後方へ倒すための命令、すなわちリクライニングを実行する命令が入力手段IFHから入力されると、椅子式マッサージ機10は、座部12を前方へ移動させつつ、背もたれ部13を座部12に対して後方へ倒す。
【0019】
図2及び図3に示されるように、椅子式マッサージ機10には、上記座部12の骨格や背もたれ部13の骨格等、各構成部分において骨格を構成する椅子フレーム20が内蔵されている。椅子フレーム20は、土台部11を構成する土台フレーム21と、座部12を構成する座フレーム35と、オットマン14を構成するオットマンフレーム40と、背もたれ部13を構成する背フレーム45とから構成されている。
【0020】
まず、土台フレーム21について図2および図3を参照して以下に説明する。
土台フレーム21は、椅子フレーム20の右側にて起立した枠体である右側フレーム22Rと、椅子フレーム20の左側にて起立した枠体である左側フレーム22Lとを有している。一対のフレーム22R,22Lの間には、右側フレーム22Rから左方へ延びる連結フレーム23,24が架設されている。以下、これら一対のフレーム22R,22Lの構成について詳細に説明する。なお、右側フレーム22Rと左側フレーム22Lとは、鉛直面に対して面対称となる構成である。そのため、以下では、右側フレーム22Rの構成について主に説明するとともに、右側フレーム22Rと左側フレーム22Lとにおいて重複する点については、その説明を割愛する。
【0021】
右側フレーム22Rは、後方から前方へ延びる接地される接地フレーム25を有している。接地フレーム25の前側には、該接地フレーム25から上方へ延びる前側支持フレーム26が立設されている。また、接地フレーム25の後側には、これもまた該接地フレーム25から上方へ延びる後側支持フレーム27が立設されている。そして、一つの接地フレーム25に立設された前側支持フレーム26と後側支持フレーム27との間には、直線状に形成された上側ガイドレール28が架設されている。
【0022】
上側ガイドレール28は、前側支持フレーム26から後方下側に向かって直線のように延びるレールである。上側ガイドレール28は、該上側ガイドレール28の形状に合わせて、前側支持フレーム26から後方下側に向かって直線のように延びる蟻溝をガイド溝として有している。この上側ガイドレール28は、上記ガイド溝の溝開口が椅子フレーム20の内側を向くように、前側支持フレーム26と後側支持フレーム27とに固定されている。このような構成によれば、上記ガイド溝における後方の端部は、該ガイド溝における前方の端部よりも下方に配置される。そして、一対のフレーム22R,22Lの各々のガイド溝を含む仮想的な平面は、該平面の後側が該平面の前側よりも下がるように、接地面Lsに対して所定の傾きθa(図3参照)を有することとなる。
【0023】
上側ガイドレール28と接地フレーム25との間には、接地フレーム25から上方へ延びる中間支持フレーム29が架設されている。この中間支持フレーム29は、上述した前側支持フレーム26の後方、且つ後側支持フレーム27の前方に配設されている。また、前側支持フレーム26と中間支持フレーム29との間には、前側支持フレーム26から後方下側に延びる下側ガイドレール30が架設されている。この下側ガイドレール30は、上述した接地フレーム25の上方、且つ上側ガイドレール28の下方に配設されている。
【0024】
下側ガイドレール30は、前側支持フレーム26から後方下側に向かって延びるレールであるとともに、中間支持フレーム29の後方にて折れ曲がるかたちに形成されている。下側ガイドレール30は、該下側ガイドレール30の形状に合わせて、前側支持フレーム26から後方下側に向かって延びる蟻溝をガイド溝として有している。この下側ガイドレール30は、上記ガイド溝の溝開口が椅子フレーム20の内側を向くように、前側支持フレーム26と中間支持フレーム29とに固定されている。
【0025】
この下側ガイドレール30は、回転ガイド30aと平行移動ガイド30bとを有している。回転ガイド30aは、前側支持フレーム26から後方下側に向かって延びる直線のように中間支持フレーム29まで形成されている。回転ガイド30aのガイド溝が接地面Lsに対して有する傾きは、上記上側ガイドレール28のガイド溝が接地面Lsに対して有する傾きよりも大きい。そして、一対の回転ガイド30aのガイド溝を含む仮想的な平面は、該平面の後側が該平面の前側よりも下がるように、接地面Lsに対して傾きθb(>傾きθa)を有することとなる。
【0026】
これに対して、平行移動ガイド30bは、回転ガイド30aにおける後方の端部から後方へ延びる直線のように形成されている。平行移動ガイド30bのガイド溝は、上側ガイドレール28のガイド溝と平行である。そして、一対の平行移動ガイド30bのガイド溝を含む仮想的な平面は、該平面の後側が該平面の前側よりも下がるように、上側ガイドレール28と同じく、接地面Lsに対して傾きθaを有することとなる。
【0027】
次に、座フレーム35について図2及び図3を参照して説明する。
座フレーム35は、上側ガイドレール28に沿って延びる一対の座サイドフレーム36と、一対の座サイドフレーム36における前方の端部を互いに連結する連結フレーム37とを有している。一対の座サイドフレーム36の各々には、該座サイドフレーム36と向かい合う上側ガイドレール28に向けてガイドローラが突設されている。一対の座サイドフレーム36の各々におけるガイドローラは、対応する座サイドフレーム36のガイド溝に嵌め込まれている。そして、一対の座サイドフレーム36の各々は、対応する上側ガイドレール28のガイド溝内をガイドローラが転動することによって、該上側ガイドレール28に沿って移動する。
【0028】
一対の座サイドフレーム36の各々における前方の端部には、該座サイドフレーム36
から前方に延びる前側座ブラケット38が固設されている。この前側座ブラケット38には、オットマン14を構成する四角枠状のオットマンフレーム40が前側傾動軸38aを介して傾動可能に軸支されている。そして、座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って移動するとき、前側傾動軸38aを中心としてオットマンフレーム40が該座フレーム35に対して傾動するように、オットマンフレーム40は構成されている。
【0029】
一対の座サイドフレーム36の各々における後方の端部には、上方に延びる後側座ブラケット39が固設されている。この後側座ブラケット39には、背もたれ部13を形成する四角枠状の背フレーム45が後方傾動軸39aを介して傾動可能に軸支されている。そして、座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って移動するとき、後方傾動軸39aを中心として該座フレーム35に対して背フレーム45が傾動するように、背フレーム45は構成されている。
【0030】
次に、背フレーム45について図2及び図3を参照して説明する。
背フレーム45は、四角枠状に形成されたフレームであって、後側支持フレーム27に沿って延びる一対の背サイドフレーム46を有している。一対の背サイドフレーム46の各々にて座サイドフレーム36と向かい合う部分には、前方に向かって延びる上側背ブラケット47が固設されている。一対の背サイドフレーム46の各々における上側背ブラケット47は、対応する後側座ブラケット39に上記後方傾動軸39aを介して連結されている。そして、座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って移動するとき、座フレーム35と背フレーム45との連結部分である後方傾動軸39aは、座フレーム35に追従するように、上側ガイドレール28に沿って移動する。
【0031】
一対の背サイドフレーム46の各々における下方の端部には、上記後方傾動軸39aよりも前方に延びる下側背ブラケット48が固設されている。この下側背ブラケット48における前方の端部には、該下側背ブラケット48と向かい合う下側ガイドレール30に向けて走向具としてのガイドローラ49が突設されている。下側背ブラケット48におけるガイドローラ49は、対応する下側ガイドレール30のガイド溝に嵌め込まれている。そして、一対の下側背ブラケット48の各々の先端は、対応する下側ガイドレール30のガイド溝内をガイドローラ49が転動することによって、該下側ガイドレール30に沿って移動する。
【0032】
すなわち、背フレーム45は、後方傾動軸39aを介して座フレーム35に支持されているとともに、下側背ブラケット48のガイドローラ49を介して土台フレーム21に支持されている。そして、座フレーム35が前方へ移動すると、下側背ブラケット48のガイドローラ49は、下側ガイドレール30によって案内される。この際、下側背ブラケット48のガイドローラ49は、まず、平行移動ガイド30bの案内によって、上側ガイドレール28に沿って平行移動する。続いて、下側背ブラケット48のガイドローラ49は、回転ガイド30aの案内によって徐々に座フレーム35に近づくように移動する。これによって、背フレーム45は、背角度が倒れる側に移動する。
【0033】
次に、第1実施形態における椅子式マッサージ機10の作用について図4〜図6を参照して説明する。なお、座部12及び背もたれ部13は、それぞれ上述した座フレーム35及び背フレーム45の動きに従う。そのため、以下では、これら座フレーム35及び背フレーム45を含む椅子フレーム20を用いて椅子式マッサージ機10の動作を説明する。図4は、椅子式マッサージ機10が設置される空間を区切る壁と該椅子式マッサージ機10との相対的な位置の関係を示す図である。図5(a)(b)は、背フレーム45が座フレーム35に対して起きているときの椅子フレーム20の構造を示す図である。また、図6(a)(b)は、背フレーム45が座フレーム35に対して倒れているときの椅子フレーム20の構造を示す図である。ちなみに、図5(a)及び図6(a)は、土台フレーム
21が含まれる部分を拡大して示す部分拡大図である。また、図5(b)及び図6(b)は、椅子フレーム20の全体を示す図である。また、図4〜図6の各図は、図2における3−3線に沿った断面を示す図であって、一部の部材を省略して示す図である。
【0034】
なお、以下では、背フレーム45が座フレーム35に対して起きている状態であって、且つリクライニング動作が開始される前の状態を、椅子式マッサージ機10における起立状態とする。また、背もたれ部13が座部12に対して倒れてリクライニングが完了した状態を、椅子式マッサージ機10における傾倒状態とする。
【0035】
図4に示されるように、椅子式マッサージ機10における起立状態では、背フレーム45の上端45aが壁50に接触している。この起立状態から、入力手段IFHによってリクライニングが開始されると、図5(a)に示されるように、上側ガイドレール28のガイド溝が延びる方向、すなわち上側ガイドレール28の案内方向である前方へ座フレーム35が移動する。このとき、座フレーム35と背フレーム45とを連結する後方傾動軸39aは、座フレーム35に追従して上側ガイドレール28のガイド溝に沿って移動する。また、下側背ブラケット48のガイドローラ49は、平行移動ガイド30bのガイド溝が延びる方向、すなわち平行移動ガイド30bの案内方向である前方へ移動する。
【0036】
この際、後方傾動軸39aとガイドローラ49とは、それぞれ上側背ブラケット47と下側背ブラケット48とを介して背フレーム45に固定されている。それゆえに、後方傾動軸39aとガイドローラ49との距離(図5(a)に示される線分55の長さ)は、座フレーム35が移動することにかかわらず維持される。また、上述したように、ガイドローラ49が平行移動ガイド30bに案内されている間は、ガイドローラ49が移動する経路と後方傾動軸39aが移動する経路とが互いに平行である。そのため、ガイドローラ49が上側ガイドレール28に沿って移動する距離と後方傾動軸39aが上側ガイドレール28に沿って移動する距離とが自ずと等しくなる。その結果、ガイドローラ49が平行移動ガイド30bに案内されている間は、背フレーム45が座フレーム35に対して倒れることなく、座フレーム35と背フレーム45とが上側ガイドレール28に沿って平行移動する。そして、背フレーム45の上端45aと壁50との間に隙間51が形成される。
【0037】
続いて、座フレーム35がさらに前方へ移動すると、図6(a)に示されるように、ガイドローラ49は、回転ガイド30aのガイド溝が延びる方向、すなわち回転ガイド30aの案内方向である前方上側へ移動する。この際、後方傾動軸39aとガイドローラ49との距離は、座フレーム35が移動することにかかわらず維持される。一方、上側ガイドレール28と回転ガイド30aとの間隔は、椅子式マッサージ機10における前方で狭くなる。そのため、ガイドローラ49が回転ガイド30aに案内されると、後方傾動軸39aとガイドローラ49との距離が維持されるべく、該ガイドローラ49が後方傾動軸39aよりも前方へ進む。その結果、背フレーム45は、座フレーム35に対して後方へ倒れながら上側ガイドレール28に沿って平行移動する。そして、背フレーム45の上端45aは、後方傾動軸39aを中心とした円弧を描きながら上側ガイドレール28に沿って平行移動する。
【0038】
ここで、背フレーム45が倒れることに先立って、背フレーム45と壁50との間には隙間51が形成されている。また、背フレーム45は、前方に移動しながら座フレーム35に対して倒れる。そのため、図6(b)に示されるように、椅子式マッサージ機10は、背フレーム45の上端45aを壁50に当接させることなく傾倒状態へ移行する。
【0039】
以上説明したように、上記第1実施形態における椅子式マッサージ機10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)背フレーム45を支える下側ガイドレール30には、起立状態において背フレー
ムを支える平行移動ガイド30bが形成されている。また、上側ガイドレール28と平行移動ガイド30bとには、椅子式マッサージ機10における後方から前方へ延びる互いに平行なガイド溝が形成されている。そして、上側ガイドレール28に沿って座フレーム35が移動するとき、該座フレーム35の移動方向と平行移動ガイド30bに案内されるガイドローラ49の移動方向とが互いに平行となる。
【0040】
こうした構成によれば、椅子式マッサージ機10が起立状態から傾倒状態へ移行する過程において、背フレーム45は、前方に平行移動した後に倒れるようになる。すなわち、起立状態において背フレーム45の上端45aが壁50に当接している場合であっても、背フレーム45が前方へ平行移動することによって、該上端45aと壁50との間に隙間51が形成される。それゆえに、椅子式マッサージ機10の後方に十分な空間が設けられていない場合であっても、背もたれ部13をリクライニングすることが可能である。言い換えれば、背もたれ部13を倒すことに必要とされる空間の大きさを小さくすることが可能である。
【0041】
(2)背もたれ部のリクライニングを可能にする機構としては、例えば、特許文献1に記載のように、回転リンク機構が挙げられる。しかしながら、回転リンク機構を用いた場合、背もたれ部と座部とのなす角度の範囲を確保するために、リンクの長さを大きくする必要がある。それゆえに、椅子式マッサージ機を設計するうえでの自由度、特にデザインに関する自由度が狭められてしまう。また、回転リンク機構においては、背フレームとリンクとの連結部分に回転リンク機構に特有のがたつきが生じてしまう。
【0042】
これに対して、上述した椅子式マッサージ機10では、座フレーム35が前方へ移動すると、背フレーム45に固定されたガイドローラ49が下側ガイドレール30に案内される。そして、ガイドローラ49が下側ガイドレール30に案内されることによって、背フレーム45が、後方へ倒れながら前方へ移動する。すなわち、上述した椅子式マッサージ機10では、回転リンク機構が用いられることなく、背もたれ部13のリクライニングが実現されている。こうした構成によれば、回転リンク機構が用いられる構成に比べて、椅子式マッサージ機10を設計するうえでの自由度を広げることが可能であるとともに、各構成部材間のがたつきを抑えることも可能である。
【0043】
(3)座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って移動するとともに、該上側ガイドレール28の下方に配設された下側ガイドレール30に沿って背フレーム45が移動する。ここで、背フレーム45を案内するためのガイドレールは、土台フレーム21において上側ガイドレール28の上側に固設することも可能である。しかしながら、このようなガイドレールを上側ガイドレール28の上側に固設する構成においては、椅子式マッサージ機10の外観を保つことや肘掛け部15とガイドレールの機械的な干渉を避けるうえで、ガイドレールの長さを十分に確保することが困難である。そして、座フレーム35の移動する単位距離ごとに見れば、ガイドレールの長さが短くなるほど、背フレーム45の倒れる角度が大きくなる。その結果、背フレーム45の倒れる角度を細かく調整することが難しくなることに加え、背フレーム45に対する荷重が急激に変動することも起こり得る。
【0044】
この点、上述したように下側ガイドレール30が上側ガイドレール28の下側に配置される構成であれば、上側ガイドレール28の上側に他のガイドレールが配置される構成に比べて、回転ガイド30aの長さを大きくすることが可能である。それゆえに、座フレーム35の移動する単位距離ごとに見れば、背フレーム45の倒れる角度の変化を小さくすることが可能である。その結果、背フレーム45の倒れる角度を細かく調整することが可能になるとともに、背フレーム45に対する荷重が急激に変動することも起こり難くなる。そのため、背フレーム45に対する機械的な負荷を抑えることも可能である。しかも、
下側ガイドレール30が土台部11の内部に配置されるため、下側ガイドレール30が椅子式マッサージ機10の外観に対して影響を及ぼすこともない。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる椅子式マッサージ機を具体化した第2実施形態を図7〜図9を参照して説明する。なお、第1実施形態では、背フレーム45の移動を案内するガイドレールが土台フレーム21に形成されている。一方、第2実施形態では、背フレーム45の移動を案内するガイドレールが背フレーム45に形成されている。以下では、第2実施形態におけるガイドレールの構成について詳細に説明するとともに、第1実施形態と同じ構成については第1実施形態と同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0045】
まず、背フレーム45について図7を参照して説明する。
図7は、第2実施形態における椅子式マッサージ機10が有する椅子フレーム20の一部を拡大した拡大斜視図であって、起立状態にある椅子フレームを示す。図7に示されるように、背フレーム45を構成する一対の背サイドフレーム46の各々には、走行受け具としての側方ガイドレール60が固設されている。側方ガイドレール60は、背サイドフレーム46に沿って延びる回転ガイド60aと、回転ガイド60aにおける下方の端部から前方へ向けて延びる平行移動ガイド60bとを有する。
【0046】
回転ガイド60aは、該回転ガイド60aの形状に合わせて、背サイドフレーム46に沿って延びる蟻溝をガイド溝として有している。この回転ガイド60aのガイド溝は、該ガイド溝の溝開口が椅子フレーム20の内側を向くように形成されている。
【0047】
平行移動ガイド60bは、該平行移動ガイド60bの形状に合わせて、回転ガイド60aにおけるガイド溝の下方の端部から前方へ向けて延びる蟻溝をガイド溝として有している。この平行移動ガイド60bのガイド溝は、これもまた該ガイド溝の溝開口が椅子フレーム20の内側を向くように形成されている。そして、平行移動ガイド60bにおけるガイド溝は、上側ガイドレール28におけるガイド溝と平行となるように平行移動ガイド60bに形成されている。
【0048】
次に、土台フレーム21について図7を参照して説明する。
土台フレーム21を構成する一対の後側支持フレーム27の各々には、該後側支持フレーム27と向い合う側方ガイドレール60に向けてガイドローラ64が突設されている。各ガイドローラ64は、対応する側方ガイドレール60のガイド溝に嵌め込まれている。すなわち、背フレーム45は、後方傾動軸39aを介して座フレーム35に支持されているとともに、側方ガイドレール60を介して土台フレーム21に支持されている。
【0049】
そして、座フレーム35が前方へ移動すると、ガイドローラ64が平行移動ガイド60bのガイド溝を相対的に移動する。続いて、座フレーム35がさらに前方へ移動すると、ガイドローラ64が回転ガイド60aのガイド溝を相対的に移動する。これによって、一対の背サイドフレーム46の各々は、対応する側方ガイドレール60に沿って土台フレーム21に対して相対的に移動する。
【0050】
次に、第2実施形態における椅子式マッサージ機10の作用について図8及び図9を参照して説明する。なお、第1実施形態と同じく、座部12及び背もたれ部13は、それぞれ上述した座フレーム35及び背フレーム45の動きに従う。そのため、以下では、これら座フレーム35及び背フレーム45を含む椅子フレーム20を用いて椅子式マッサージ機10の動作を説明する。図8は、起立状態にある椅子フレーム20の構造を示す図である。また、図9は、傾倒状態にある椅子フレーム20の構造を示す図である。
【0051】
図8に示されるように、椅子式マッサージ機10における起立状態では、背フレーム4
5の上端45aが壁50に接触している。この起立状態から、入力手段IFHによってリクライニングが開始されると、座フレーム35が上側ガイドレール28に沿って前方へ移動する。このとき、座フレーム35と背フレーム45とを連結する後方傾動軸39aは、座フレーム35に追従して上側ガイドレール28のガイド溝に沿って移動する。また、後側支持フレーム27のガイドローラ64は、側方ガイドレール60の平行移動ガイド60bに沿って移動する。なお、この際、背もたれ部13は、該背もたれ部13にもたれ掛かる使用者の体重によって該背もたれ部13が後方へ倒れるような荷重を受ける。しかしながら、ガイドローラ64が背フレーム45に対して相対的に移動し得る経路とは、上述した負荷の方向とは異なる方向である。そのため、上述した荷重によって背もたれ部13が倒れることはない。
【0052】
ここで、上述したように、ガイドローラ64が平行移動ガイド60b内を転動する間は、ガイドローラ64が背フレーム45に対して移動する経路と後方傾動軸39aが移動する経路とが互いに平行である。そのため、ガイドローラ64が上側ガイドレール28に沿って移動する距離と後方傾動軸39aが上側ガイドレール28に沿って移動する距離とが自ずと等しくなる。その結果、ガイドローラ49が平行移動ガイド30bに案内されている間は、背フレーム45が座フレーム35に対して倒れることなく、座フレーム35と背フレーム45とが上側ガイドレール28に沿って平行移動する。そして、背フレーム45の上端45aと壁50との間に隙間51が形成される。
【0053】
続いて、座フレーム35がさらに前方に移動すると、図9に示されるように、ガイドローラ64が側方ガイドレール60の回転ガイド60aに案内されることで、座フレーム35に対して背フレーム45が傾動する。そして、背フレーム45の上端45aが壁50に当接することなく、椅子式マッサージ機10が傾倒状態へ移行する。
【0054】
以上説明したように、上記第2実施形態の椅子式マッサージ機10によれば、第1実施形態における(1)(2)に記載した効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
【0055】
(4)背もたれ部13が傾倒状態に近づくにつれて、ガイドローラ64が背フレーム45の上端45aに近づく。こうした構成によれば、背フレーム45における下方の端部にて該背フレーム45が支持される構成と比較して、背フレーム45における長手方向の中間部分にて該背フレーム45が支持される。そして、背フレーム45に加わる荷重が背フレーム45の一端に偏ることがないため、背フレーム45や該背フレーム45を支持する構成に対して機械的な負荷を小さくすることが可能である。また、例えば背サイドフレーム46や上側背ブラケット47などを構成する材料の肉薄化等、椅子フレーム20を構成する材料に関する設計の自由度を拡張することも可能である。
【0056】
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行移動ガイド30b,60bに形成されるガイド溝とは、互いに平行となる曲線状であってもよい。また、上側ガイドレール28における座フレーム35の案内方向と平行移動ガイド30b,60bにおける背フレーム45の案内方向とは、互いに平行となる曲線状であってもよい。要するに、上側ガイドレール28における座フレーム35の案内方向と平行移動ガイド30b,60bにおける背フレーム45の案内方向とが、互いに平行となる構成であればよい。
【0057】
これらの構成であっても、上記(1)〜(4)に準じた効果を得ることは可能である。なお、上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行移動ガイド30b,60bに形成されるガイド溝とが互いに平行となる直線状である場合には、各ガイド溝が曲線状に形成される場合と比較して、これらを互いに平行とすることが容易になる。
【0058】
・第1実施形態において下側ガイドレール30は、回転ガイド30aと、平行移動ガイド30bに代えて、前方に向かうにつれて上側ガイドレール28から離れるような移動ガイドとで構成されていてもよい。同じく、第2実施形態において側方ガイドレール60は、回転ガイド60aと、平行移動ガイド60bに代えて、前方に向かうにつれて上側ガイドレール28から離れるような移動ガイドとで構成されていてもよい。こうした構成の場合、座フレーム35を前方へ移動させると、背フレーム45は、起立状態からさらに起きあがった状態で前方へ移動したのち、上記回転ガイド30a,60aによって後方へ倒れることになる。
【0059】
こうした構成であっても、椅子式マッサージ機10が起立状態から傾倒状態へ移行する過程において、背フレーム45は、後方に倒れることなく前方に移動した後で後方に倒れるようになる。すなわち、起立状態において背フレーム45の上端45aが壁50に当接している場合であっても、背フレーム45が前方へ移動することによって、該上端45aと壁50との間に隙間51が形成される。それゆえに、椅子式マッサージ機10の後方に十分な空間が設けられていない場合であっても、背もたれ部13をリクライニングすることが可能である。言い換えれば、背もたれ部13を倒すことに必要とされる空間の大きさを小さくすることが可能である。
【0060】
すなわち、下側ガイドレール30及び側方ガイドレール60は、背フレーム45を後方へ倒すことなく前方へ移動させた後に該背フレーム45を後方に倒す構成であればよい。例えば、上側ガイドレール28に対して平行な部分と、前方へ向かうにつれて離間する部分とを用いて、背フレーム45を起立状態からさらに起きあがらせた状態で該背フレーム45を前方へ平行移動させた後、回転ガイドによって後方へ倒すような構成であってもよい。
【0061】
・下側ガイドレール30に形成されるガイド溝は、複数の箇所にて、上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行であってもよい。また、側方ガイドレール60に形成されるガイド溝も、複数の箇所にて、上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行であってもよい。このような構成であっても、上記(1)〜(4)に準じた効果を得ることは可能である。
【0062】
なお、下側ガイドレール30に形成されるガイド溝が一つの箇所にて上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行である場合には、下側ガイドレール30の形状を簡素にすることが可能である。これと同様に、側方ガイドレール60に形成されるガイド溝が一つの箇所にて上側ガイドレール28に形成されるガイド溝と平行である場合には、側方ガイドレール60の形状を簡素にすることが可能である。
【0063】
・背フレーム45の移動を案内するガイドは、座フレーム35の移動を案内するガイドの上方に配置されてもよく、また下方に配置されてもよい。例えば、下側ガイドレール30と下側背ブラケット48とは、上側ガイドレール28の上方に配置されてもよい。また、側方ガイドレール60における平行移動ガイド60bと後側支持フレーム27におけるガイドローラ64とは、上側ガイドレール28の下方に配置されてもよい。
【符号の説明】
【0064】
10…椅子式マッサージ機、20…椅子フレーム、21…土台フレーム、28…第1ガイドを構成する上側ガイドレール、30…第2ガイドを構成する下側ガイドレール、30a…回転ガイド、30b…平行移動ガイド、35…座フレーム、40…脚フレームとしてのオットマンフレーム、45…背フレーム、49…ガイドローラ、60…走行受け具としての側方ガイドレール、60a…回転ガイド、60b…平行移動ガイド、64…走行具と
してのガイドローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地する土台フレームと、
前記土台フレームに対して移動可能に構成された座フレームと、
前記座フレームに対して回転可能に軸支された背フレームと、
前記土台フレームに対する前記座フレームの移動を案内する第一ガイドと、
前記座フレームに対する前記背フレームの移動を案内する第二ガイドとを備え、
前記背フレームが前記第二ガイドの案内で背角度が倒れる側に回転するとともに、前記座フレームが前記第一ガイドの案内で椅子前方に移動する椅子式マッサージ機において、
背もたれが起きているときに前記背フレームを案内する前記第二ガイドが、前記第一ガイドと平行または椅子前方に向かうにつれて第一ガイドから離れる向きに曲げられており、
前記背フレームが前記第二ガイドによって椅子前方へ向かって案内されるとき、前記平行または椅子前方に向かうにつれて第一ガイドから離れる領域では、前記背フレームが椅子後方側に倒れずに移動する
ことを特徴とする椅子式マッサージ機。
【請求項2】
前記第二ガイドは、
前記土台フレームに固着された走行具と、
前記背フレームに固着された走行受け具とから構成される
請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項3】
前記第二ガイドは、
前記第一ガイドより下方に配置される
請求項1又は2に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項4】
前記第二ガイドは、
前記背もたれが起きているときに前記背フレームを案内する平行移動ガイドと、
前記平行移動ガイド以外の部分である回転ガイドとを有し、
前記平行移動ガイドと前記回転ガイドとの間で折り曲げられており、
前記平行移動ガイドによる前記背フレームの案内によって前記背フレームが倒れずに平行移動し、前記回転ガイドによる前記背フレームの案内によって前記背角度が倒れる側に前記背フレームが回転する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の椅子式マッサージ機。
【請求項5】
前記第一ガイド及び前記平行移動ガイドは、直線状に延びるガイドレールである
請求項4に記載の椅子式マッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−70787(P2012−70787A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216047(P2010−216047)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】