説明

植栽ユニット

【課題】 ユニット保管スペースの確保や輸送が容易で、壁面緑化施工を簡単かつ短時間に行なうことのできる植栽ユニットが望まれている。
【解決手段】 植栽ユニット1は、建物やフェンスなどの壁面に添って配置されるつる性植物S生長用の立上り部3と、立上り部3の下部から前向きに曲成された土受容部4とから一体に構成された可塑性ネット体2を備え、この可塑性ネット体2の土受容部4に、つる性植物Sが根づいた土5が収容されている。可塑性ネット体2は、ポリエステル繊維で形成されたネット基材と、このネット基材の表面を被覆したアクリル樹脂とを備えて構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建物やフェンスなどの壁面をつる性植物で緑化するための植栽ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の植栽ユニットは例えば下記の特許文献1に開示されている。かかる文献開示の植栽ユニットを図7に示す。図に示した植栽ユニット51では、ポット54内に収容された土55に支柱53,53が立設され、これらの支柱53,53間にネット体52が支持されている。ネット体52は金型で成型されたプラスチック製格子から成っており、建物やフェンスなどの壁面に添って配置される。そして、つる性植物Sの幼木がポット54内の土55に植えられて栽培され、生長とともにつる性植物Sのつるがネット体52に絡みついて更に伸長する。このように伸長した多数のつる性植物S,S,S,・・・で緑化壁面が形成されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】特開平9−205896号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、つる性植物Sは、例えば蔦の場合3〜5mの高さに生長する。かかる高さまで生長したつる性植物Sは商品保管スペースの確保や輸送が困難である。そのため、壁面緑化施工にあたっては、ポット54、支柱53,53、土55、つる性植物Sの幼木を施工現場へ搬入し現地で前記の植栽ユニット51に組み立てていた。すなわち、従来の植栽ユニット51は、施工現場でつる性植物Sを幼木から栽培しなければならないために、緑化壁面となるまでに栽培の手間と長期間がかかるという問題があった。かかる問題は緑化壁面を別のものに替える際にも当然ながら生じる。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ユニット保管スペースの確保や輸送が容易で、壁面緑化施工を簡単かつ短時間に行なうことのできる植栽ユニットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る植栽ユニットは、建物やフェンスなどの壁面に添って配置されるつる性植物生長用の立上り部と、立上り部の下部から前向きに曲成された土受容部とから一体に構成された可塑性ネット体を備え、該可塑性ネット体の土受容部に、つる性植物が根づいた土が収容された構成にしてある。
【0007】
また、前記構成において、可塑性ネット体が、合成繊維で形成されたネット基材と、該ネット基材の表面を被覆した合成樹脂とを備えて構成されているものである。前記の合成繊維としては耐久性の高いものが要求されるが、かかるものとしては、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維などが挙げられる。前記の合成樹脂としては、ネット基材の表面を被覆したときにネット基材を外部から確実に遮断し且つ被膜強度の高いものが望ましい。かかるものとしては、例えばアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、NBR(ニトリル−ブタジエンゴム)などが挙げられる。
【0008】
そして、前記構成において、合成繊維としてポリエステル繊維を用い、合成樹脂としてアクリル樹脂を用いたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る植栽ユニットは、立上り部および土受容部から一体構成にされた可塑性ネット体の、土受容部に、つる性植物付きの土を収容したものであるので、構成が簡素であり安価に提供される。また、立上り部をつる性植物とともに丸めるとユニット全体がコンパクトになるので、店舗での展示の際に広い場所をとらず、持ち運びしやすく、輸送、施工が楽である。加えて、土と可塑性ネット体とつる性植物を一体に取り扱うことができる。従って、現場での施工性がよい。また、立上り部で生長したつる性植物を立上り部とともに丸めても立上り部と土受容部が一体であるために、つる性植物の茎などが折れたりしない。そして、壁面への施工後は、直ちに、緑化壁面が完成するという効果がある。
【0010】
また、可塑性ネット体が、合成繊維で形成されたネット基材と、該ネット基材の表面を被覆した合成樹脂とを備えて構成されている場合は、ネット基材の大部分を構成する合成繊維の存在により、全体として軽量で引張り強度の大きな可塑性ネット体が提供される。また、ネット基材を被覆する合成樹脂は合成繊維製のネット基材の形状を安定させるとともに、紫外線や風雨から隔離するので耐候性が向上し、延いては耐久性の高い植栽ユニットを提供することができる。従って、長年にわたり安定したつる性植物の壁面を保持することができる。
【0011】
前記で使用する合成繊維のうち、ポリエステル繊維は比較的安価で耐候性が高い。また、前記で用いる合成樹脂のうち、アクリル樹脂は塩素を含んでいないのでポリ塩化ビニルよりも環境にやさしく、SRB、NBRよりも耐候性および耐水性が高く、ポリウレタンよりも安価で済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る植栽ユニットを示す外観図、図2は前記植栽ユニットのネット体の一部分を示す部分正面図である。
各図において、この実施形態に係る植栽ユニット1は、手の力により変形可能で、力を抜くと変形後の形のまま保たれる、いわゆる可塑性を有するネット体2を備えている。この可塑性ネット体2は、立てた状態で使用される立上り部3と、立上り部3の下部から前向きに更には上向きに曲成された土受容部4とから一体に構成されている。可塑性ネット体2の土受容部4には土5が収容され、この土5につる性植物Sの根Tが根づいている。
【0013】
前記の可塑性ネット体2は、ポリエステル繊維で格子状に織編した織編組織であるネット基材20の表面を、アクリル樹脂13で被覆したものである。この場合、可塑性ネット体2の一端2Aは立上り部3の上端となり、他端2Bは土受容部4の先端となっている。可塑性ネット体2の格子寸法は例えば縦横25mm×25mmである。可塑性ネット体2の目付量は350g/m2と、金網と比べて軽い。尚、本発明における可塑性ネット体の目付量は特に限定されないが、強度および軽量化を考慮すると例えば120〜400g/m2程度であることが望ましい。また、可塑性ネット体2は引き抜き抵抗が大きいために、端部をいったん土中に埋めると土から抜き取りにくい。一方、可塑性ネット体2に用いたポリエステル繊維は低伸度であり、引張り強度(製品基準強度)が58kN/mと高い。尚、本発明に用いるポリエステル繊維の引張り強度(製品基準強度)は特に限定されないが、上記した可塑性ネット体の目付量に対応すると18〜60kN/m程度となる。
【0014】
ネット基材20は緯糸挿入式のラッセル編機を用いて編織成されている。このラッセル編機は、ポリエステルマルチフィラメント(11100デシテックス(=10000トータルデニール))製のひき揃え糸9,9,9,・・・の両側に、ひき揃え糸9の糸芯方向に沿ってループが進むように鎖糸10,11(830デシテックス)をそれぞれ編成し、同時にひき揃え糸9,9,9,・・・のバラケを防止するために鎖糸10,11間に前側から絞り糸12Aを架け渡し後側から絞り糸12Bを架け渡すことにより経糸6を形成し、ひき揃え糸(ポリエステルマルチフィラメント製、11100デシテックス)から成る緯糸7と経糸6との交差部分8は鎖糸10,11のループに緯糸7を通すことにより固定するようにしている。この場合、ネット基材20のひき揃え糸9、鎖糸10、鎖糸11、絞り糸12A,12B、緯糸7を構成するポリエステル繊維として、約800〜12000デシテックスのマルチフィラメントを使用すると、入手容易、安価な点で好ましい。
【0015】
上記のように織編成されたネット基材20はアクリル樹脂微粒子を界面活性剤の作用により水中に分散させて成るアクリル樹脂−水エマルジョン液中に常温常圧下で浸漬される。そして、アクリル樹脂−水エマルジョン液から引き上げられたネット基材20は、回転するロール対に挟まれて水などが搾り出されることにより、アクリル樹脂−水エマルジョン液がネット基材20の微細なフィラメント間の隅々に行き渡り、必要量だけがネット基材20の表面およびフィラメント間に残る。前記のように搾られたネット基材20は熱風乾燥設備において80℃で熱風乾燥に付される。これにより、アクリル樹脂−水エマルジョン液中の水が蒸散し、アクリル樹脂13がネット基材20の表面を被覆した状態で固化する。
【0016】
こうして出来上がった可塑性ネット体2は、あたかも金型により成型されたプラスチック製格子のような質感、手触りを有し、建物などの壁面17に添わせて立て掛けた場合でも容易には変形せず崩れ落ちたりしない。他方で、可塑性ネット体2は比較的巻癖力が弱く、手で延ばしたり巻いたりするなどの取り扱いが容易であり、自由な形状に変形することができ、変形後はその形に留まる。従って、上記した土受容部4も手の力や折り曲げ機により自由な形に成形することができる。かかる土受容部4の形状は土5を受けられる形状であればよく、例えば側面から見て、上面が開口した、円弧状(図1、図3、図4)、角箱状、略U字状、略L字状、平皿状などに形成することができる。
【0017】
上記した植栽ユニット1を工場で製作するにあたっては、まず可塑性ネット体2の立上り部3を垂直に持ち上げて工場の梁などに懸架しておく。そして、可塑性ネット体2の土受容部4に土5を収容し、土5につる性植物Sの根Tを植え込んで栽培する。しばらくすると、つる性植物Sのつるが立上り部3に絡みつき、つる性植物Sが上向きに生長する。つる性植物Sが十分生長したのちに、つる性植物Sを内側に配し立上り部3を外側に配した状態で、つる性植物Sもろともに立上り部3を一端2Aから前方へ巻くと、図3に示したようなコンパクトな植栽ユニット1が商品として得られる。尚、土受容部4内の土5はつる性植物Sの根Tに絡んで保持されているため、土受容部4の目開きが比較的大きくても、ほとんどの土5は透過することなく土受容部4内に収受されている。但し、念のために、土受容部4の下面を、土5が通過しない土受シート14で被っておくとよい。
【0018】
上記した構成の植栽ユニット1は、可塑性ネット体2の立上り部3をつる性植物Sとともに丸ごと巻けてコンパクトになるので、出荷や商品陳列を極めて容易に行なうことができる。このように、立上り部3を巻いて出荷できることにより、コンパクトになって箱詰めが可能となるため、輸送手段を選ぶことなく宅配便などで配送することも可能である。また、丸めた植栽ユニット1は軽車両でも搬送することができ、簡便に施工現場に届けることができる。
一方で、前記のようにつる性植物Sを丸めたとしても、可塑性ネット体2の立上り部3と土受容部4とは一体構成なので、立上り部3と土受容部4との境界部分で茎Stが折れたり傷んだりしない。因みに、立上り部3と土受容部4が分離独立のものであると、例え立上り部3が可塑性を有していたとしても、立上り部3をつる性植物Sとともに巻くと、前記の分離位置で立上り部3と土受容部4とが離間したり大きく屈曲してその位置で茎Stや枝葉が折れたり致命的な傷が付くことがあり、つる性植物Sの商品価値が無くなるおそれがある。
【0019】
そして、現場施工の際には、土受容部4の底面から土受シート14が取り除かれ、建物の壁面17の下部に設置されているポット15の土16上に、土受容部4が置かれる。このとき、土受容部4の他端2Bをポット15の上縁から前方へ垂れ下げておくと、植栽ユニット1を取り出す際や、土5,16の整備の際に便利である。次に、可塑性ネット体2の立上り部3およびつる性植物Sが直線状に展ばされて立ち上げられ、その背面3Aが建物やフェンスなどの壁面17に添うように立上り部3が配置される。立上り部3の一端2Aはビスや紐などで壁面17に固定される。このような簡単な作業を行なうだけで壁面緑化施工が完了し、直ちに、緑化壁面が得られる。従って、従来技術のようにつる性植物Sをネット体に一から植栽して生長を待つ手間が省け、工期の大幅な短縮化を図ることができる。
【0020】
上記のように施工された植栽ユニット1において、ポリエステル繊維から成るネット基材20は引張り強度が大きく、金属製の可塑性ネット体よりも軽量である。従って、台風時などの強風にも耐える。一方、被覆材たるアクリル樹脂13はネット基材20に耐候性を持たせるので、植栽ユニット1が風雨や日光に曝されても長期間の使用が可能となる。因みに、可塑性ネット体2には高い耐候性と耐久性が要求される。例えば、経時使用により可塑性ネット体2が風化して無くなり、つる性植物S,S,S,・・・だけが残ったとすると、強風に煽られてつる性植物S,S,S,・・・全体が壁面17から離れて倒れることがある。他方で、植栽ユニット1は可塑性ネット体2とつる性植物Sが一体化し全体として柔軟性があるので、現場での施工性がよく、施工場所を選ばない。また、つる性植物S付きの新たな植栽ユニット1との交換は容易であるので、可塑性ネット体2の寿命に達する前に、新たな植栽ユニット1と交換することができる。
【0021】
尚、上記の実施形態では、緯糸挿入式ラッセル編機で編織成されたネット基材20を用いた例を示したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、図5に示すようなネット基材20aを用いた可塑性ネット体2aも本発明の可塑性ネット体に含まれる。この可塑性ネット体2aは、経糸6a、および/または該経糸6aと交差する緯糸7aとして低融点ファイバーを含むひき揃え糸を用いて織成したものを加熱処理することにより、各経糸6aと各緯糸7aとの交差部分8aを融着固定したネット基材20aを備えている。経糸6a,6a,6a,・・・は横方向に所定間隔(例えば、25mm)で並べられており、緯糸7a,7a,7a,・・・は縦方向に所定間隔(例えば、25mm)で並べられている。このネット基材20aも、既述のように、アクリル樹脂−水エマルジョン液への浸漬、取り出し、液搾り、および、熱風乾燥といった各工程を経て可塑性ネット体2aにされる。
【0022】
また、本発明は、図6に示すように、からみ織りで織成したネット基材20bの表面をアクリル樹脂13で被覆した可塑性ネット体2bを用いることも可能である。ネット基材20bは、いずれも、ポリエステル製のマルチフィラメントから成る経糸6bと緯糸7bを用いて織成され、格子寸法は縦横10mm×10mmである。このネット基材20bも、既述のように、アクリル樹脂−水エマルジョン液への浸漬、取り出し、液搾り、および、熱風乾燥といった各工程を経て可塑性ネット体2bにされる。可塑性ネット体2bは既述の可塑性ネット体2と比べてネット構造が簡素であるため、製造コストを安価に抑えられるという効果がある。
【0023】
そして、本発明において、ネット基材を被覆する樹脂としては上記のアクリル樹脂に限らず、例えば防炎機能が要求される場合は、ネット基材を塩化ビニル樹脂−水エマルジョン液中に浸漬して、ロール搾り、150℃熱風乾燥を施し、ネット基材の表面を塩化ビニル樹脂で被覆するようにしてもよい。
本発明の可塑性ネット体としては、手や折り曲げ機で塑性変形が可能であり、且つ、外部から力を受けないときはそのときの形状を保っているものであれば特に限定されない。すなわち、本発明の可塑性ネット体は既述したような合成繊維および合成樹脂を用いたものに限らず、例えば、合成繊維単体から成るネット体、合成樹脂成型ネット、あるいは、鋼線ネットやパンチングメタルなどから成る金属製のネット体であっても構わない。
本発明の植栽ユニットに適用される、つる性植物としては、周囲につるを絡めながら長く生長していくものであれば特に限定されないが、例えば、蔦、葛、アサガオ、スイートピー、自然薯、アメリカつるまさき、つるあじさいなどが挙げられる。
また、被覆用の合成樹脂の原料としては、上記した水エマルジョンタイプのもの以外に、例えば有機溶剤に合成樹脂を溶解させた塗料タイプのものを用いても構わない。そして、合成樹脂に着色顔料を添加して所望の色に着色することも可能である。その場合に濃色顔料を用いると、耐紫外線能がいっそう向上する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係る植栽ユニットを示す外観図である。
【図2】前記植栽ユニットの可塑性ネット体の一部分を示す部分正面図である。
【図3】前記植栽ユニットの立掛け部およびつる性植物を巻いた状態を示す側面図である。
【図4】前記植栽ユニットの使用状態を示す一部断面を含む側面図である。
【図5】本発明の別の実施形態に係る植栽ユニットの可塑性ネット体の一部分を示す部分正面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る植栽ユニットの可塑性ネット体の一部分を示す部分正面図である。
【図7】従来の植栽ユニットを示す外観図である。
【符号の説明】
【0025】
1 植栽ユニット
2,2a,2b 可塑性ネット体
3 立上り部
4 土受容部
5 土
6,6a,6b 経糸
7,7a,7b 緯糸
8,8a 交差部分
9 ひき揃え糸
10 鎖糸
11 鎖糸
12 絞り糸
13 アクリル樹脂
17 壁面
20,20a,20b ネット基材
S つる性植物
T 根

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物やフェンスなどの壁面に添って配置されるつる性植物生長用の立上り部と、立上り部の下部から前向きに曲成された土受容部とから一体に構成された可塑性ネット体を備え、該可塑性ネット体の土受容部に、つる性植物が根づいた土が収容されている植栽ユニット。
【請求項2】
可塑性ネット体が、合成繊維で形成されたネット基材と、該ネット基材の表面を被覆した合成樹脂とを備えて構成されている請求項1に記載の植栽ユニット。
【請求項3】
合成繊維がポリエステル繊維であり、合成樹脂がアクリル樹脂である請求項2に記載の植栽ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−191850(P2006−191850A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−6395(P2005−6395)
【出願日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(505016539)西平レース株式会社 (1)
【Fターム(参考)】