説明

業務支援システム

【課題】 業務連絡情報を外部に流出させることなくセキュリティ性能が向上した業務支援システムを提供する。
【解決手段】 本発明は、業務連絡情報閲覧判断データベース31に業務連絡情報を閲覧可能な機関のIDと、当該業務連絡情報の提供元の機関のIDとの組を登録し、これら登録された機関にのみ業務連絡情報の提供先を制限することにより、第三者への業務連絡情報の漏洩を防ぐものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務支援システムに関し、特に、証券仲介業務を行なう際に使用される業務支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年の通信技術の発達により、企業間における業務連絡を行なう際に、電話による連絡などの他、Eメールを使用して業務連絡情報などを連絡することが行なわれていることは広く知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、Eメールを使用して企業間において業務連絡情報のやりとりを行なう場合、宛先アドレスを指定すれば、業務連絡情報をどこにでも送ることができるため、業務連絡情報の他、アドレス情報が外部に流出してしまうというセキュリティ面での問題があった。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、業務連絡情報を外部に流出させることなくセキュリティ性能が向上した業務支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の発明によれば、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータの識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータとを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報データベースと、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報閲覧判断データベースと、閲覧を行なう機関の識別情報及び閲覧要求を行なうデータの識別情報を含む閲覧要求を受信する受信手段と、前記受信した閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより業務連絡情報の提供元の機関の識別情報を得て、この得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組が前記業務連絡情報閲覧判断データベースに存在するか否かの判断を行なう閲覧要求判断手段と、存在すると判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを得て、この得られたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させる表示手段とを具備することを特徴とする業務支援システム、である。
【0006】
本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、前記業務連絡情報閲覧判断データベースは、さらに、前記業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報の組に関連付けられた閲覧可能な機関のデータの閲覧有効期限を示す有効期限データをさらに具備し、前記閲覧要求判断手段により存在すると判断された場合に、前記得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組に対応する有効期限データを前記業務連絡情報閲覧判断データベースを検索することにより得て、この得られた有効期限データによって示される閲覧有効期限を過ぎているか否かを判断する有効期限判断手段をさらに具備し、前記表示手段は、有効期限が過ぎていないと判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させることを特徴とする業務支援システム、である。
【0007】
本発明の第3の発明によれば、第1の発明において、前記受信手段は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを含む業務連絡情報提供要求を受信し、前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを前記業務連絡情報データベースに格納する格納手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の業務支援システム、である。
【0008】
本発明の第4の発明によれば、第1の発明において、前記受信手段は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを含む閲覧判断条件提供要求を受信し、前記受信した覧判断条件提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを前記業務連絡情報閲覧判断データベースに格納する格納手段をさらに具備することを特徴とする業務支援システム、である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、業務連絡情報を外部に流出させることなくセキュリティ性能が向上した業務支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる業務支援システムについて説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態にかかる業務支援システムの構成を示す図である。
【0012】
同図に示すように、ネットワーク1には、本発明の実施の形態にかかる証券仲介業務支援を行なう証券仲介業務支援システムサーバ2、各金融機関の端末3〜端末5が接続されている。
【0013】
図2は、証券仲介業務支援システムサーバの構成を示す図である。
【0014】
同図に示すように、証券仲介業務支援システムサーバ2は、バス21にCPU22、通信部23、メモリ24及び記憶装置25が接続されている。
【0015】
CPU22は、記憶装置25に記憶された業務支援管理プログラム33と協働して、本発明の実施の形態に係る処理全体を司るものである。
【0016】
通信部23は、ネットワーク1を介した外部装置(各金融機関の端末)との通信の制御を司る。
【0017】
メモリ24は、業務支援管理プログラム33を実行する際に必要とされるワークエリアなどとして使用される。
【0018】
記憶装置25は、業務支援処理に必要とされるデータを格納するためのものであり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)である。この記憶装置25には、オペレーティングシステム30、業務連絡情報閲覧判断データベース31、業務連絡情報データベース32および業務支援管理プログラム33が格納されている。
【0019】
オペレーティングシステム30は、証券仲介業務支援システムサーバ2全体の基本的処理を司る。
【0020】
業務連絡情報閲覧判断データベース31は、図4に示すように、業務連絡情報の提供元の機関識別情報(ID)と51、業務連絡情報の閲覧可能な機関ID52および有効期限データ53が互いに関連付けられて記憶されている。この業務連絡情報閲覧判断データベース31は、権原あるユーザにより編集することが可能である。
【0021】
例えば、図4に示した例において、業務連絡情報の提供元の機関ID「00001」は、機関ID「00002」、「00007」、「00015」、「00021」に対して業務連情報の閲覧をさせることが可能であり、これら機関への業務連絡情報の閲覧の期限は、それぞれ「2010年5月7日」、「無期限」、「無期限」、「2006年8月7日」である。
【0022】
業務連絡情報データベース32は、図3に示すように、業務連絡情報の提供元の機関ID41、データID42、データ43などが記憶されている。
【0023】
業務支援管理プログラム33は、CPU22と協働して、本発明の実施の形態に係る業務支援処理を実現するものであって、図5に示すフローチャートの処理を実現するものである。
【0024】
次に、本発明の実施の形態にかかる業務支援システムの動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0025】
まず、金融機関の端末からインターネット1を介して業務連絡情報の提供要求を受信したか否かの判断が行われる(S1)。この業務連絡情報の提供要求のパケットは、図6に示すように、業務連絡情報提供要求ID61、業務連絡情報の提供元の機関ID62、閲覧を行なう機関のID63、提供する業務連絡情報のデータID64及びデータ65などを含む。証券仲介業務支援システムサーバ2は、当該業務連絡情報提供要求ID61を識別することにより業務連絡情報提供要求を識別する。
【0026】
S1において、業務連絡情報提供要求を受信したと判断された場合には、当該業務連絡情報提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関ID、データID及びデータを業務連絡情報データベース32に格納して(S2)、処理を終了する。
【0027】
一方、S1において業務連絡情報提供要求がないと判断された場合には、次に、閲覧判断条件提供要求を受信したか否かの判断が行なわれる(S3)。この閲覧判断条件提供要求のパケットは、図8に示すように、閲覧判断条件提供要求ID81、業務連絡情報の提供元の機関ID81、業務連絡情報の閲覧可能な機関ID83及び有効期限データ84などを含む。業務連絡情報の閲覧可能な機関ID83及び有効期限データ84の組は、業務連絡情報の提供元の機関ID82に関連付けられており、これら業務連絡情報の閲覧可能な機関ID83及び有効期限データ84の組は1組に限らず複数の組であってもよい。証券仲介業務支援システムサーバ2は、当該閲覧判断条件提供要求ID81を識別することにより閲覧判断条件提供要求を識別する。
【0028】
S3において、閲覧判断条件提供要求を受信したと判断された場合には、当該閲覧判断条件提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関ID81、業務連絡情報の閲覧可能な機関ID83及び有効期限データ84が業務連絡情報閲覧判断データベース31に格納される(S4)。
【0029】
一方、S3において、閲覧判断条件提供要求を受信していないと判断された場合には、次に、閲覧要求があるか否かの判断が行なわれる(S5)。この閲覧要求のパケットは、図7に示すように、閲覧要求ID71、閲覧を行なう機関ID72、閲覧要求を行なうデータのデータID73などを含む。証券仲介業務支援システムサーバ2は、閲覧要求ID71を識別することにより閲覧要求を識別する。
【0030】
S5において閲覧要求がないと判断された場合にはS1の処理に戻る。一方、閲覧要求があると判断された場合には、当該閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータのデータIDをキー(条件)として、業務連絡情報データベース32を検索することにより業務連絡情報の提供元の機関IDを決定する(S6)。
【0031】
次に、決定された業務連絡情報の提供元の機関ID及び閲覧要求に含まれる閲覧を行なう機関のIDの組をキーして業務連絡情報閲覧判断データベース31を検索し(S7)、一致するかIDが存在するか否かの判断を行なう(S8)。
【0032】
S8において、一致するIDが存在しないと判断された場合には、業務連絡情報を参照することができないとして、業務連絡情報を表示することができない旨のエラーメッセージを閲覧要求を行なった端末上にWEB画面として表示させ(S9)、処理を終了する。一方、S8において、一致するIDが存在すると判断された場合には、次に、業務連絡情報閲覧判断データベース31を検索して、決定された業務連絡情報の提供元の機関ID及び閲覧要求に含まれる閲覧を行なう機関のIDの組に関連付けられた有効期限を参照し、参照時における日付が有効期限を渡過(タイムアウト)しているか否かの判断が行なわれる(S10)。
【0033】
S10において、タイムアウトしていると判断された場合には、業務連絡情報を参照することができないとして、業務連絡情報を表示することができない旨のエラーメッセージを閲覧要求を行なった端末上にWEB画面として表示させ(S11)、処理を終了する。一方、S10において、タイムアウトしていないと判断された場合には、閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータのデータIDをキーとして、業務連絡情報データベース32を検索して、当該データIDに対応するデータを得る(S12)。そして、この取得したデータを閲覧要求を行なった端末上でWEB画面として表示させ(S13)、処理を終了する。
【0034】
なお、上述の実施の形態においては、証券仲介支援業務を行なう証券仲介業務支援システムについて説明したが、業務連絡情報システムについて適用することはいうまでもない。
【0035】
したがって、本発明の実施の形態にかかる業務支援システムによれば、業務連絡情報の提供先を業務連情報閲覧判断データベースに登録しておき、当該業務連情報閲覧判断データベースに登録された提供先にのみ業務連絡情報の提供を制限することができるので、業務連絡情報の外部への流出を防止することができセキュリティ性能を向上させることができる。
【0036】
また、提供された業務連絡情報は、業務連絡情報データベース32に格納され、これらデータは閲覧者にはWEB画面で表示されるのみで、送信されることはないので、データそのものの漏洩を防止することができる。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0038】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態にかかる業務支援システムの構成を示す図である。
【図2】証券仲介業務支援システムサーバの構成を示す図である。
【図3】業務連絡情報データベースの構成を示す図である。
【図4】業務連絡情報閲覧判断データベースの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる業務支援システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図6】業務連絡情報提供要求のパケットを示す図である。
【図7】閲覧要求のパケットを示す図である。
【図8】閲覧判断条件提供要求のパケットを示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1…インターネット、2…証券仲介業務支援システムサーバ、3〜5…端末、21…バス、22…CPU、23…通信部、24…メモリ、25…記憶装置、30…オペレーティングシステム、31…業務連絡情報閲覧判断データベース、32…業務連絡情報データベース、33…業務支援管理プログラム、41…業務連絡情報の提供元の機関ID、42…データID、43…データ、51…業務連絡情報の提供元の機関ID、52…業務連絡情報の閲覧可能な機関ID、53…有効期限。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータの識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータとを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報データベースと、
業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報閲覧判断データベースと、
閲覧を行なう機関の識別情報及び閲覧要求を行なうデータの識別情報を含む閲覧要求を受信する受信手段と、
前記受信した閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより業務連絡情報の提供元の機関の識別情報を得て、この得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組が前記業務連絡情報閲覧判断データベースに存在するか否かの判断を行なう閲覧要求判断手段と、
存在すると判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを得て、この得られたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させる表示手段と
を具備することを特徴とする業務支援システム。
【請求項2】
前記業務連絡情報閲覧判断データベースは、さらに、前記業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報の組に関連付けられた閲覧可能な機関のデータの閲覧有効期限を示す有効期限データをさらに具備し、
前記閲覧要求判断手段により存在すると判断された場合に、前記得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組に対応する有効期限データを前記業務連絡情報閲覧判断データベースを検索することにより得て、この得られた有効期限データによって示される閲覧有効期限を過ぎているか否かを判断する有効期限判断手段をさらに具備し、
前記表示手段は、有効期限が過ぎていないと判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させることを特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
【請求項3】
前記受信手段は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを含む業務連絡情報提供要求を受信し、
前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを前記業務連絡情報データベースに格納する格納手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
【請求項4】
前記受信手段は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを含む閲覧判断条件提供要求を受信し、
前記受信した覧判断条件提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを前記業務連絡情報閲覧判断データベースに格納する格納手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
【請求項5】
業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータの識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータとを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報データベースと、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報閲覧判断データベースとを具備する業務支援システムにおける業務支援方法において、
閲覧を行なう機関の識別情報及び閲覧要求を行なうデータの識別情報を含む閲覧要求を受信する受信ステップと、
前記受信した閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより業務連絡情報の提供元の機関の識別情報を得て、この得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組が前記業務連絡情報閲覧判断データベースに存在するか否かの判断を行なう閲覧要求判断ステップと、
存在すると判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを得て、この得られたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させる表示ステップとを具備することを特徴とする業務支援方法。
【請求項6】
前記業務連絡情報閲覧判断データベースは、さらに、前記業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報の組に関連付けられた閲覧可能な機関のデータの閲覧有効期限を示す有効期限データをさらに具備し、
前記閲覧要求判断ステップにより存在すると判断された場合に、前記得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組に対応する有効期限データを前記業務連絡情報閲覧判断データベースを検索することにより得て、この得られた有効期限データによって示される閲覧有効期限を過ぎているか否かを判断する有効期限判断ステップをさらに具備し、
前記表示ステップは、有効期限が過ぎていないと判断された場合に、前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させることを特徴とする請求項5記載の業務支援方法。
【請求項7】
前記受信ステップは、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを含む業務連絡情報提供要求を受信し、
前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを前記業務連絡情報データベースに格納する格納ステップをさらに具備することを特徴とする請求項5記載の業務支援方法。
【請求項8】
前記受信ステップは、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを含む閲覧判断条件提供要求を受信し、
前記受信した覧判断条件提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを前記業務連絡情報閲覧判断データベースに格納する格納ステップをさらに具備することを特徴とする請求項5記載の業務支援方法。
【請求項9】
業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータの識別情報と、前記提供元の機関から提供されたデータとを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報データベースと、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを互いに関連付けて記憶する業務連絡情報閲覧判断データベースとを具備する業務支援システムにおける業務支援プログラムにおいて、
前記業務支援プログラムは、前記業務支援システムに、
閲覧を行なう機関の識別情報及び閲覧要求を行なうデータの識別情報を含む閲覧要求を受信させる受信機能と、
前記受信した閲覧要求に含まれる閲覧要求を行なうデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより業務連絡情報の提供元の機関の識別情報を得て、この得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組が前記業務連絡情報閲覧判断データベースに存在するか否かの判断を行なう閲覧要求判断機能と、
存在すると判断された場合に、前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報をキーとして前記業務連絡情報データベースを検索することにより前記受信した閲覧要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを得て、この得られたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させる表示機能とを具備することを特徴とする業務支援プログラム。
【請求項10】
前記業務連絡情報閲覧判断データベースは、さらに、前記業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報の組に関連付けられた閲覧可能な機関のデータの閲覧有効期限を示す有効期限データをさらに具備し、
前記閲覧要求判断機能により存在すると判断された場合に、前記得られた業務連絡情報の提供元の機関の識別情報及び前記受信した閲覧を行なう機関の識別情報の組に対応する有効期限データを前記業務連絡情報閲覧判断データベースを検索することにより得て、この得られた有効期限データによって示される閲覧有効期限を過ぎているか否かを判断する有効期限判断機能をさらに具備し、
前記表示機能は、有効期限が過ぎていないと判断された場合に、前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれるデータの識別情報に関連付けられたデータを閲覧を行なう機関の端末に表示させることを特徴とする請求項9記載の業務支援プログラム。
【請求項11】
前記受信機能は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを含む業務連絡情報提供要求を受信し、
前記受信した業務連絡情報提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、提供を行なうデータの識別情報と、提供を行なうデータとを前記業務連絡情報データベースに格納する格納機能をさらに具備することを特徴とする請求項9記載の業務支援プログラム。
【請求項12】
前記受信機能は、さらに、業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを含む閲覧判断条件提供要求を受信し、
前記受信した覧判断条件提供要求に含まれる業務連絡情報の提供元の機関の識別情報と、業務連絡情報の閲覧可能な機関の識別情報とを前記業務連絡情報閲覧判断データベースに格納する格納ステップをさらに具備することを特徴とする請求項9記載の業務支援プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−277408(P2006−277408A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−96320(P2005−96320)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(399100673)株式会社大和証券グループ本社 (139)
【Fターム(参考)】