説明

段積みラック

【課題】貨物を段積みさせて運搬する際、コンテナ内において転倒することを好適に防止することが可能な段積みラックを提供する。
【解決手段】ラック10は、貨物cを載置する載置部30と、載置部に取り付けられ、載置部を床面211上において支持する脚部50と、コンテナ200の内壁側面221に押し付けられ、載置部をコンテナの内壁側面に対して固定する支え板90と、支え板をコンテナの内壁側面へ向けて張り出させる押し付け部材110と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段積みラックに関する。
【背景技術】
【0002】
貨物輸送用コンテナによる貨物の輸送は、コンテナ内の収納空間内に貨物を段積みし、運搬車両等によって貨物をコンテナごと運搬している。貨物の段積みに際し、段積みを効率的に行うために段積み用ラックを利用する場合がある(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−321736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラックに貨物を段積みさせると、ラックの重心位置がコンテナの床面から高さ方向へ離れるため、床面上におけるラックの支持が不安定になる。特に、多種、多形状の貨物の混載を行う場合には、ラックの重心位置が高さ方向において不規則な位置に変更されるため、床面上における支持が著しく不安定になる。ラックの支持が不安定になることによって運搬時のコンテナの揺れに伴うラックの転倒が生じ易くなる。
【0005】
本発明は、貨物を段積みさせて運搬する際、コンテナ内において転倒することを好適に防止することが可能な段積みラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の段積みラックは、貨物を載置する載置部と、載置部に取り付けられ、載置部を床面上において支持する脚部と、を有する。さらに、コンテナの内壁側面に押し付けられ、載置部をコンテナの内壁側面に対して固定するストッパを有する。そして、ストッパをコンテナの内壁側面へ向けて張り出させる押し付け部材を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の段積みラックによれば、コンテナの内壁側面に向けて張り出した押し付け部材によって、貨物を載置する載置部とともにラック全体をコンテナに対して固定させることができる。このため、運搬時にコンテナに揺れが生じる場合においても、コンテナ内においてラックが転倒することを好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施形態に係る段積みラックを簡略化して示す斜視図である。
【図2】図1における矢印2A方向から見た段積みラックの平面図である。
【図3】図1に示すラックの正面図である。
【図4】図1に示すラックの側面図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれ、段積みラックのストッパを拡大して示す図であり、図5(A)は、図2(A)の二点鎖線5Aで囲った部分を示す図、図5(B)は、図5(A)に示すストッパを載置面の裏面側から見た図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ、脚部に設けられた折り畳み機構を拡大して示す図であり、図6(A)は、図4における矢印6A方向から見た図、図6(B)は、図6(A)における6B−6B線に沿う一部断面図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ、脚部に設けられた高さ調整機構を拡大して示す図であり、図7(A)は、図4の二点鎖線7Aで囲った部分を示す図、図7(B)は、図7(A)における矢印7B方向から見た図である。
【図8】貨物輸送用コンテナの外観側面を示す図である。
【図9】貨物輸送用コンテナ内の収納空間および床下の構造を説明するための部分断面図である。
【図10】貨物輸送用コンテナの床下の構造を説明するための図である。
【図11】貨物輸送用コンテナの内壁側面の面形状を示す断面図である。
【図12】図12(A)、(B)はそれぞれ、ストッパの機能を説明するための図であり、図12(A)は、ストッパを貨物輸送用コンテナの内壁側面に押し付ける前の状態を示す図、図12(B)は、ストッパを貨物輸送用コンテナの内壁側面に押し付けた状態を示す図である。
【図13】段積みラックの脚部を折り畳んで段積みした状態を示す図である。
【図14】脚部に設けられたガイド部材を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態にあっては、貨物輸送用コンテナ内において複数種類の貨物を混載段積みすることを目的として本発明の段積みラックを適用している。コンテナは、貨物輸送に一般的に用いられるコンテナであり、梱包された貨物を国内外に輸送することを目的として利用するものである。
【0010】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0011】
図1、図5および図9を参照して、実施形態に係る段積みラック(以下、「ラック」とする。)10は、概説すれば、貨物輸送用コンテナ200(以下、「コンテナ」とする。)内に収納されるラックであって、貨物cを載置する載置部30と、載置部30に取り付けられ、載置部30を床面211上において支持する脚部50と、コンテナ200の内壁側面221に押し付けられ、載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定する支え板90(ストッパに相当する)と、支え板90をコンテナ200の内壁側面221へ向けて張り出させる押し付け部材110と、を有する。コンテナ200の内壁側面221は、コンテナ200の長さ方向に沿って凹凸したコルゲート状の面形状を有している(図11をも参照。コンテナの長さ方向を図11中において矢印a−a′で示す)。押し付け部材110によって、支え板90をコンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に押し付けて固定させている(図12(B)をも参照)。
【0012】
実施形態に係るコンテナについて説明する。
【0013】
図8〜11を参照して、コンテナ200は、内部に貨物cやラック10を収納することが可能な収納空間sを備えた一般的なドライコンテナである。収納空間sの奥行き方向(コンテナの長さ方向であり、図8中において矢印a−a′で示す)に伸びる箱状の外形形状を有している。図中省略するが、長さ方向の一端側には、コンテナ200の内部と外部とを仕切る搬出入口が設けられている。
【0014】
コンテナ200の収納空間s内には、ラック10を設置する床210、支え板90が押し付けられる側壁220、および天井230が存在する(図9を参照)。コンテナ200の床210下には、コンテナ200の長さ方向に沿って鉄鋼製のボトムサイドレール240が敷設されている(図10を参照)。ボトムサイドレール240は、コンテナ200の幅方向の両側に対にして配置されている。敷設したボトムサイドレール240は、コンテナ200の床210の基礎を構成する。
【0015】
ボトムサイドレール240には、床210を構成する鉄板213および木製合板215を支えるための床付け用アングル251、側壁220を取り付けるための側壁用アングル252、および床210の強度を補強するためのクロスメンバ253が溶接されている(図9を参照)。ボトムサイドレール240に溶接された床付け用アングル251に鉄板213、木製合板215を重ねて設置してコンテナ200の床210を形成させている。
【0016】
クロスメンバ253は、コンテナ200の長さ方向(図10中において矢印a−a′で示す)に一定の間隔を空けて設置している。それぞれのクロスメンバ253は、コンテナ200の長さ方向に対して直交するように配置されている。クロスメンバ253には鋼材を利用している。
【0017】
側壁220は、ボトムサイドレール240の直上付近に位置するように、側壁用アングル252に溶接されている(図9を参照)。側壁220は、平板状の鉄板を凹凸状に加工したものを利用しており、コンテナ200の長さ方向に沿って凹凸したコルゲート状の内面形状を有している(図11を参照)。
【0018】
次に、実施形態に係るラックについて説明する。
【0019】
図1〜4を参照して、ラック10は、貨物cを載せる載置部30と、載置部30を支持する4本の脚部50とを有している。載置部30には、貨物cを安定して載置させるためのフラットな載置面31を形成させている。脚部50は載置部30から伸びる柱形状に形成している。コンテナの長さ方向(図1中において矢印a−a′で示す)に伸びる連結メンバ(連結部材に相当する)55によって、脚部50同士を連結させている。
【0020】
ラック10の載置部30は、縦方向、横方向に一定の間隔を空けて格子状に配置した鋼材を溶接して形成している。格子状に配置した鋼材によって載置部30を形成することによって、ラック10の軽量化を図っている。
【0021】
格子状に配置された複数の鋼材は、貨物cが載せられる載置面31を形成する。載置面31の外周部分を形成する鋼材のうち、コンテナ200の長さ方向に沿って配置される鋼材41には支え板90を取り付けている。この鋼材41には、載置面31から窪むように形成した溝45を有する溝型鋼を利用している(図2を参照)。
【0022】
鋼材41の溝45内には、ラック10に対して支え板90をスライド移動可能に取り付けるためのスライド機構130の一部を設置している(図2および図5を参照)。鋼材41においてスライド機構130が設けられた部位は、溝45によって外部に露出された状態になる。このため、作業者がスライド機構130の調節やメンテナンスを容易に行うことが可能になっている。
【0023】
載置面31の外周部分を形成する鋼材のうち、コンテナ200の幅方向(図1および図2中の矢印b−b′方向)に沿って配置される鋼材43には、載置面31から床面211に向けて伸びるL型アングル60を取り付けている。
【0024】
L型アングル60は脚部50の一部を構成する。脚部50は、L型アングルからなる第1部材60と、第1部材60に連結される第2部材70と、第2部材70に連結される第3部材80とによって構成している(図3を参照)。
【0025】
第1部材60には内部に第2部材70を挿入するための挿入空間61を形成している(図6(B)を参照)。第3部材80にも第2部材70を挿入するための挿入空間81を形成している(図7(A)を参照)。第2部材70の上部を第1部材60の挿入空間61に挿入し、第2部材70の下部を第3部材80の挿入空間81に挿入した状態で、第2部材70を第1部材60および第3部材80のそれぞれに連結させて脚部50を構成させている。第1部材60、第2部材70、および第3部材80には鋼材を利用している。
【0026】
第1部材60と第2部材70との連結は、揺れ止め用蝶ボルト71、および支持ブロック73を利用して行っている(図6(A)、(B)を参照)。
【0027】
第1部材60に設けられたガイド穴63に支持ブロック73を沿わせながら、第1部材60の挿入空間61内に第2部材70の一部を挿入する。ガイド穴63および支持ブロック73を利用することによって、連結作業を円滑に行うことが可能になっている。第1部材60の挿入空間61内に第2部材70を挿入した状態で揺れ止め用蝶ボルト71を締結して固定させている。揺れ止め用蝶ボルト71の紛失を防止するために、第1部材60に設けられたチェーン固定部67にチェーン68を介して揺れ止め用蝶ボルト71を連結させている。
【0028】
第1部材60と第2部材70とを連結するための揺れ止め用蝶ボルト71は、脚部50の内側から締結させることが可能になっている(図4を参照)。脚部50を組み付ける際、揺れ止め用蝶ボルト71の先端部分によってラック10の内側に積み込んだ貨物cに傷が付くことを防止することを可能にするためである。
【0029】
脚部50は、脚部50を折り畳むための折り畳み機構170を備えている(図6(A)、(B)を参照)。折り畳み機構170は、第2部材70に設けられた長穴171と、長穴171に沿って第2部材70が移動するようにガイドするボルト173と、当該ボルト173を締結するためのナット175とによって構成している。後述するように、ラック10は、脚部50を折り畳んだ状態で複数個段積みさせることが可能になっている(図13を参照)。
【0030】
脚部50の折り畳みは、揺れ止め用蝶ボルト71による固定を緩めた状態で行われる。ボルト173に長穴171を沿わせて、第2部材70を図6中の下方(矢印d方向)に移動させる。この際、第1部材60に設けられたガイド穴63内から支持ブロック73を取り外す。長穴171の端部177においてボルト173を支点にして第2部材70を回転させる。第2部材70が内側に折り畳まれることによって第1〜第3部材60、70、80が連結された状態で脚部50全体が折り畳まれることになる。なお、図3中において、矢印rで脚部50が折り畳まれる状態を示す。
【0031】
載置部30には脚部50を吊り上げるためのロープ35を備え付けている。脚部50を吊り上げた状態でラック10の段積み作業を行うことでき、作業性を向上させることが可能になっている。
【0032】
脚部50を構成する第1部材60には、脚部50を折り畳んで段積みしたラック10が位置ずれすることを防止する段積みブロック180(ガイド部材に相当する)を設けている(図14を参照)。
【0033】
段積みブロック180は、載置部30を構成する鋼材43に一体的に設けている。段積みブロック180には、段積み位置を定めるガイド機能を発揮する傾斜面181を形成している。ラック10a、10b同士を段積みさせる際、上段に積み上げるラック10aの第1部材60の下端部65は、鋼材41、43によって形成される凹所47内に配置させている。段積みブロック180、段積みブロック180の傾斜面181、および凹所47の傾斜面48を利用して、段積み位置を位置決めしながら段積み作業を行うことが可能になっている。段積み後は、上段に積み上げたラック10aの第1部材60の端部65を、段積みブロック180および凹所47の傾斜面48によって安置させることが可能になっている。
【0034】
第2部材70と第3部材80との連結には、高さ調整用ボルト151およびスナップピン155を利用している(図7を参照)。
【0035】
第2部材70に設けられた高さ調整穴153、および第3部材80に設けられた連結穴のそれぞれに高さ調整用ボルト151を挿通し、高さ調整用ボルト151にスナップピン155を挿入して連結を行っている。
【0036】
第3部材80にはチェーン固定部87を設けている。チェーン固定部87にはチェーン88を取り付けている。チェーン88を介して高さ調整用ボルト151および連結ピン155をそれぞれチェーン固定部87に連結させている。高さ調整用ボルト151および連結ピン155の紛失を防止するためである。
【0037】
高さ調整用ボルト151は脚部50の内側からはめ込むことも可能である。脚部50を組み付ける際、高さ調整用ボルト151の先端部分によってラック10の内側に積み込んだ貨物cに傷が付くことを好適に防止することが可能になる。
【0038】
高さ調整用ボルト151および高さ調整穴153は、脚部50の高さを調整するための高さ調整機構150を構成する。
【0039】
高さ調整穴153は、高さ方向に一定の間隔を空けて複数個設けている。脚部50の高さを変更する場合は、連結させる高さ調整穴153をずらして第2部材70と第3部材80とを連結させる。第2部材70に対する第3部材80の連結位置が変更されるため、脚部50およびラック10全体の高さが変更されることになる。
【0040】
実施形態における第2部材70には、高さ方向の異なる位置に100mmの間隔を空けて5つの高さ調整穴153を設けている(図3を参照)。したがって、脚部50の高さを100mmごとに5段階に調整することが可能になっている。
【0041】
コンテナ200の長さ方向に伸びる連結メンバ55によって脚部50同士を連結させている。連結メンバ55は、脚部50とともに載置部30をコンテナ200の床面211上において支持する(図4を参照。コンテナ200の長さ方向を図中a−a′で示す。)。
【0042】
脚部50を柱形状に形成した場合、コンテナ200の床面211における脚部50の設置面の面積が比較的小さくなる。コンテナ200の床面211上において脚部50が設置される箇所に荷重が集中するため、コンテナ200の床210が抜け易くなってしまう。
【0043】
コンテナ200の床下には、床210の強度を補強するために、複数のクロスメンバ253が設置されている(図9および図10を参照)。脚部50が柱形状に形成されている場合において、コンテナ200の床210が抜けることを効果的に防止するためには、より多くのクロスメンバ253を跨ぐようにコンテナ200の長さ方向に間隔を空けて脚部50を設置させることが必要になる。このため、コンテナ200内におけるラック10の設置位置が制限されたり、コンテナ200の長さ方向に大きな寸法を設けて脚部50を取り付けたりする必要が生じる。
【0044】
脚部50に取り付けた連結メンバ55は、脚部50とともにコンテナ200内の床面211上において載置部30を支持する(図10を参照)。連結メンバ55を介して複数のクロスメンバ253に荷重を分散させてラック10を支持させることが可能になるため、コンテナ200の床210が抜けることを効果的に防止することができる。このため、ラック10の設置位置の自由度が増す。さらに、コンテナ200の長さ方向における脚部50間の寸法を過剰に大きくする必要がないため、コンパクトな寸法でラック10を製作することが可能になる。
【0045】
コンテナ200内にラック10を収納する際、連結メンバ55はコンテナ200の床面211を介してボトムサイドレール240の直上、またはその周辺に配置させることが望ましい(図10を参照)。
【0046】
コンテナ200の床下には、コンテナ200の長さ方向に沿って敷設されたボトムサイドレール240が存在する。コンテナ200の床210においてボトムサイドレール240が敷設された部位の周辺は、他の部位に比べて床面211の強度が比較的高くなっている。ボトムサイドレール240と平行に伸びる連結メンバ55をボトムサイドレール240が敷設された部位の直上、またはその周辺に配置することによって、コンテナ200の床面211の強度が比較的高い部分においてラック10を支持させることが可能になる。これによって、ラック10の設置時にコンテナ200の床210が抜けてしまうことをより確実に防止することが可能になる。なお、図9に示すように、ボトムサイドレール240の直上にコンテナ200の側壁220を配置している場合には、ボトムサイドレール240に近接させて連結メンバ55を設置させることが可能となるようにラック10を設計することが望ましい。
【0047】
載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定するための支え板90、および支え板90をコンテナ200の内壁側面221へ向けて張り出すための押し付け部材110は、載置部30を構成する鋼材41に一体的に取り付けている(図5を参照)。
【0048】
支え板90をコンテナ200の内壁側面221に押し付けることによって、載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定させることが可能になっている(図12(B)を参照)。載置部30がコンテナ200に固定されることによって、載置部30に連結された脚部50を含むラック10全体がコンテナ200の内壁側面221に固定されることになる。
【0049】
支え板90は、コンテナ200の内壁側面221に当接して押し付けられる押し付け面91と、押し付け用ボルト111との接続を行うための接続部95と、を有する(図5(A)、(B)を参照)。
【0050】
接続部95は、矩形に折り曲げたプレートを支え板90に溶接して形成している。接続部95には、押し付け用ボルト111に取り付け可能なナット112を引っ掛けるための保持穴96を設けている。保持穴96にナット112を引っ掛けて、押し付け用ボルト111と支え板90を接続している。支え板90は、保持穴96を介して押し付け用ボルト111から独立して回動可能となるように保持している。押し付け用ボルト111の回転に伴って支え板90が回転することを防止している。また、押し付け用ボルト111の軸回りにおける支え板90の回転角度を任意に調整することが可能になっている。
【0051】
載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定する際、支え板90をコンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に対して押し付けている(図12(B)を参照)。
【0052】
コルゲート状に形成されたコンテナ200の内壁側面221の凹状部分223と凸状部分224との間には、コンテナ200内側に向けて傾斜する傾斜部225が存在する。支え板90が押し付けられた凹状部分223の両側に隣接する傾斜部225は、支え板90がコンテナ200の長さ方向に位置ずれすることを防止する機能を発揮する。コンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に対して支え板90を押し付けるため、コンテナ200の内壁側面221の凸状部分224に対して支え板90を押し付ける場合と比較して、支え板90の押し付けによるコンテナ200の内壁側面221の変形や、へこみを効果的に防止することが可能になっている。
【0053】
支え板90の内壁側面221に押し付けられる押し付け面91は、コンテナ200の内壁側面221の面形状に合致する形状に形成している(図12(A)を参照)。
【0054】
支え板90の押し付け面91は、コンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に合致する平坦部92と、凹状部分223に連なる傾斜部225に合致するリブ部93と、を有する。
【0055】
平坦部92が凹状部分223に対する押し付けを維持しつつ、リブ部93が支え板90の位置ずれを効果的に防止する。支え板90の位置ずれが防止されるため、コンテナ200の内壁側面221に対してより強固にラック10を固定させることができる。
【0056】
支え板90には、滑り止め用の弾性部材98を設けている(図12(A)を参照)。
【0057】
弾性部材98によって支え板90の押し付け面91を形成している。弾性部材98は、内壁側面221に押し付けた支え板90が滑って位置ずれすることを防止する。コンテナ200の内壁側面221に対する載置部30の固定をより強固に行うことが可能になる。弾性部材98はコンテナ200の内壁側面221に傷が付いたり、へこみが生じたりすることを好適に防止する機能も発揮する。
【0058】
弾性部材98には、ゴム等の樹脂材料を利用することが可能である。緩衝材などに一般的に用いられる樹脂材料等の中から適宜選択することが可能である。
【0059】
支え板90を載置部30に設置しているため、貨物cが載置された箇所に比較的近い位置において支え板90による固定を行わせることが可能になっている(図9を参照)。重心位置に近い部位においてラック10の支持および固定が行われるため、ラック10の転倒や移動を防止する機能をより効果的に発揮させることができる。
【0060】
支え板90を載置面31の四隅周辺に設置している(図2を参照)。支え板90の設置位置は特に制限されないが、載置面31の四隅から張り出して押し付ける構成とすることによって、載置面31の両側から均等な押し付け力をコンテナ200の内壁側面221に付与することが可能になる。固定後にラック10が位置ずれすることを効果的に防止することが可能になる。
【0061】
押し付け部材110は、コンテナ200の内壁側面221に向けて伸びるように締結される押し付け用ボルト111と、押し付け用ボルト111を第2プレート132に対して取り付けるための押し付けナット113と、を有している(図5(B)を参照)。
【0062】
押し付け用ボルト111の締め付け量を増減させることによって、支え板90が張り出される量を調整することが可能になっている。
【0063】
ラック10には、支え板90をコンテナ200の長さ方向にスライド移動可能に保持するスライド機構130を設けている(図5(A)、(B)を参照)。
【0064】
スライド機構130は、鋼材41の溝45内に配置される第1プレート131と、第1プレート131と対になるように鋼材41の溝45の裏面側に配置される第2プレート132と、鋼材41に設けられたスライド穴133およびスライドガイド穴135と、を有する。
【0065】
第1プレート131と第2プレート132とは、固定用ボルト137、およびスライドガイド用ボルト139を利用して連結している。第1プレート131には、固定用ボルト137を締結するための第1ナット141、およびスライドガイド用ボルト139を締結するための第2ナット142が溶接によって取り付けられている。
【0066】
固定用ボルト137は、第2プレート132の側からスライド穴133を通して第1プレート131の側にねじ部を配置させている。固定用ボルト137のねじ部に第1プレート131に設けられた第1ナット141を締結させている。
【0067】
固定用ボルト137と第1ナット141との締め付け量を調整することによって、鋼材41に対する第1プレート131、および第2プレート132の固定力を調整することが可能になっている。第1プレート131、および第2プレート132のスライド移動は、第1ナット141による締め付けを弱めた状態で行う。スライド移動を行わない場合には、第1ナット141の締め付けを強めて、強固に固定させる。
【0068】
スライドガイド用ボルト139は、第2プレート132の側からスライドガイド穴135を通して第1プレート131の側にねじ部を配置させている。スライドガイド用ボルト139のねじ部に第2ナット142を締結させている。
【0069】
スライドガイド用ボルト139は、固定用ボルト137によって連結された第1プレート131および第2プレート132が、スライド穴133およびスライドガイド穴135に沿って移動するようにスライド移動をガイドする機能を発揮する。
【0070】
スライド穴133およびスライドガイド穴135は、コンテナ200の長さ方向(図5中において矢印a−a′で示す)と平行に伸びる長穴に形成している。したがって、第1プレート131および第2プレート132のスライド移動は、コンテナ200の長さ方向に沿うスライド移動となる。
【0071】
押し付け部材110の押し付けナット113を第2プレート132に固定しているため、第1プレート131および第2プレート132のスライド移動に連動して、押し付け部材110および支え板90がスライド移動する。スライド移動の最大量は、スライド穴133、スライドガイド穴135の長さに応じて定まる。
【0072】
コンテナ200の内壁側面221の面形状は、凹状部分223、凸状部分224、凹状部分223と凸状部分224との間に位置する2つの傾斜部225を一単位とする面形状が長さ方向に連続して形成されている(図11を参照)。支え板90のスライド移動の最大量は、上記一単位の長さよりも小さく、かつ、上記一単位の任意の位置に支え板90を押し付けることが可能な寸法に設けることが望ましい。ラック10をコンテナ200内に設置する際、ラック10の配置位置に関わらず、支え板90を凹状部分223、凸状部分224、および傾斜部225の任意の位置に対して押し付けることを可能にするためである。図示される支え板90にあっては、コンテナ200の長さ方向に沿って最大で230mm程度スライド移動可能に設けている。
【0073】
メンテナンス作業や、組み立て作業を簡略化することを可能にするため、第1プレート131と第2プレート132とを固定する固定用ボルト137と、押し付け部材110の押し付け用ボルト111には、同径の頭部を有するボルトを利用している。
【0074】
次に、実施形態に係るラックの作用について説明する。
【0075】
図9を参照して、コンテナ200に設けられた搬出入口からラック10をコンテナ200の収納空間s内に搬入させる。
【0076】
搬入する際、貨物cの大きさや、コンテナ200の高さに合わせてラック10の脚部50の高さを調整する。脚部50に設けられた高さ調整機構150によって、ラック10全体の高さを調整する(図4および図7を参照)。貨物cの大きさに応じてラック10の高さを調整することが可能なため、様々な形状の貨物cを段積みすることができる。
【0077】
図12(A)、(B)を参照して、ラック10を所定の位置に配置した後、押し付け部材110によって支え板90をコンテナ200の内壁側面221に向けて張り出させる。
【0078】
支え板90をコンテナ200の内壁側面221に押し付けて、載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定させる。載置部30が固定されるとともに、ラック10全体が固定される。コンテナ200の内壁側面221に対してラック10を強固に固定させることができるため、コンテナ200の運搬時に揺れが生じる場合においても、コンテナ200内においてラック10の転倒や移動が生じることを好適に防止することができる。
【0079】
支え板90は、コンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に対して押し付ける。内壁側面221の凹状部分223の両側に隣接する傾斜部225によって、支え板90に位置ずれが生じることを効果的に防止することが可能になる。さらに、支え板90の押し付けによるコンテナ200の内壁側面221の変形や、へこみを効果的に防止することが可能になる。
【0080】
支え板90を押し付ける際、スライド機構130を利用して、支え板90を押し付ける位置を調整する。スライド機構130を利用することによって、ラック10の配置位置に関わらず、コンテナ200の内壁側面221を構成する凹状部分223、凸状部分224、傾斜部225の任意の位置に対して位置決めして支え板90を押し付けることが可能になる。内壁側面の面形状が異なるコンテナ間においてラック10を転用する場合においても、コンテナの内壁側面221を構成する凹状部分223等の任意の位置に支え板90を押し付けることが可能になる。また、スライド機構130を利用することによって、コンテナ200の長さ方向における押し付け位置の位置決めを簡易に行うことが可能になる。
【0081】
図9を参照して、コンテナ200の収納空間s内にラック10を設置した後、載置部30に貨物cを載置する。載置部30と床面211との間に形成されたスペースにも貨物cを載せて段積みを行う。支え板90によってラック10が固定されているため、多種、多形状の貨物cを運搬する場合においても、運搬時にラック10が転倒することがなく、安全かつ効率的に貨物cの運搬を行うことができる。
【0082】
次に、ラックの脚部を折り畳んでラックを複数個段積みする方法について説明する。
【0083】
図6(A)、(B)を参照して、脚部50に設けられた折り畳み機構170を利用して、脚部50を折り畳む。揺れ止め用蝶ボルト71による第1部材60と第2部材70との固定を緩めた状態でボルト173に長穴171を沿わせて第2部材70を移動させる。長穴171の端部177においてボルト173を支点にして第2部材70を回転させる。図3に示すように、第2部材70を矢印rに示すように回転させて、脚部50を折り畳む。
【0084】
図13を参照して、第1部材60が載置面31の面方向において互いに重なるように、脚部50が折り畳まれたラック10a、10bを段積みさせる。
【0085】
図14を参照して、ラック10aの第1部材60の下端部65を、段積みブロック180、段積みブロック180の傾斜面181、および凹所47の傾斜面48によってガイドさせて、凹所47内に配置させる。ラック10aの第1部材60の下端部65が、下段に位置するラック10aに取り付けた段積みブロック180に引っ掛けられて、ラック10a、10b同士が組み付けられる。
【0086】
段積みブロック180、段積みブロック180の傾斜面181、および凹所47の傾斜面48が段積みする位置を規制するガイドとして機能するため、段積み作業を簡略化して行うことができる。段積みした後は、段積みブロック180および凹所47の傾斜面48によって、上段に位置するラック10aが載置面31の面方向に位置ずれすることを好適に防止することができる。複数のラック10a、10bの段積みを簡易かつ安全に行うことができる。さらに、ラック10a、10bを保管するための収納空間の省スペース化を図ることができる。
【0087】
以上のように、実施形態に係るラック10は、コンテナ200の内壁側面221に押し付けた支え板90によって、載置部30をコンテナ200の内壁側面221に対して固定させることができる。このため、運搬時に揺れが生じる場合においても、コンテナ200内においてラック10の転倒や移動が生じることを好適に防止することができ、安全かつ効率的に貨物cの運搬を行うことができる。
【0088】
コルゲート状に形成されたコンテナ200の内壁側面221の凹状部分223に対して支え板90を押し付けるため、内壁側面221の凹状部分223と内壁側面221の凸状部分224との間に存在する傾斜部225によって位置ずれが生じることを効果的に防止することができる。また、コンテナ200の内壁側面221の凸状部分224に対して支え板90を押し付ける場合と比較して、支え板90の押し付けによるコンテナ200の内壁側面221の変形や、へこみを効果的に防止することができる。
【0089】
支え板90の押し付け面91を、コンテナ200の内壁側面221の面形状に合致する形状に形成しているため、コンテナ200の内壁側面221に対する押し付けを維持しつつ、支え板90の位置ずれを効果的に防止することができる。
【0090】
支え板90が、コンテナ200の長さ方向にスライド移動可能に設けられているため、ラック10の配置位置に関わらず、コンテナ200の内壁側面221を構成する凹状部分223、凸状部分224、傾斜部225の任意の位置に対して位置決めして支え板90を押し付けることができる。内壁側面の面形状が異なるコンテナ間においてラック20を転用する場合においても、コンテナの内壁側面221を構成する凹状部分223等の任意の位置に支え板90を押し付けることができる。支え板90を押し付ける位置の位置決めを簡易に行うことができる。
【0091】
コンテナ200の長さ方向に伸びる連結メンバ55を利用して脚部50を連結させている。このため、連結メンバ55を介して複数のクロスメンバ253に荷重を分散させてラック10を支持させることができる。コンテナ200の床210が抜けることを効果的に防止することができ、ラック10の設置位置の自由度が増す。コンテナ200の長さ方向における脚部50間の間隔を過剰に大きくする必要がないため、コンパクトな寸法でラック10を製作することができる。
【0092】
ラック10に設けた折り畳み機構170を利用してラック10の脚部50を折り畳むことができる。脚部50を折り畳んだ状態でラック10を複数個段積みさせることができる。段積みさせる際、段積みブロック180が段積みする位置を規制するガイドとして機能するため、段積み作業を簡略化して行うことができる。さらに、段積みした後は、段積みブロック180によって上段に位置するラック10aが載置面31の面方向に位置ずれすることを好適に防止することができる。
【0093】
脚部50に高さ調整機構150を設けているため、貨物cの大きさに応じて脚部50、およびラック10全体の高さを調整することができ、様々な形状の貨物cを段積みさせることができる。
【0094】
支え板90に滑り止め用の弾性部材98を設けている。このため、内壁側面221に押し付けた支え板90が滑って位置ずれすることを効果的に防止することができる。コンテナ200の内壁側面221に傷が付いたり、へこみが生じたりすることを好適に防止できる。
【0095】
上述した実施形態は適宜変更することが可能である。
【0096】
ラックの載置部を構成する部材の材質は、鋼材に限定されず、貨物を安定して保持する剛性を発揮し得る限りにおいて適宜変更することが可能である。例えば、剛性が比較的高い強化プラスチックや、鋼材以外の金属材料などを利用することが可能である。ラックの載置部の外形形状は、図示された形状に限定されず、貨物が載置可能な載置面が形成される限りにおいて適宜変更することが可能である。
【0097】
ラックの脚部を構成する部材の材質は、ラックの床面上において載置部を支持する剛性を発揮し得る限りにおいて適宜変更することが可能である。脚部の外形形状や、設置位置、設置数は、載置部を支持し得る限りにおいて適宜変更することが可能である。
【0098】
高さ調整穴の個数、および各高さ調整穴間の寸法は、使用するコンテナの大きさや、ラックの用途に応じて適宜変更することが可能である。
【0099】
支え板を取り付ける位置や、支え板を設ける個数は、実施形態において示したものに限定されず、コンテナの内壁側面に押し付けた支え板によってラックの移動や転倒を防止する固定力が得られる限りにおいて適宜変更することが可能である。支え板の材質は鋼材のみに限定されるものではなく、コンテナの内壁側面に対して載置部を支えて固定することが可能な材質のものであればよい。例えば、金属材料以外にも硬質ゴム等を利用することが可能である。
【0100】
脚部が折り畳まれたラックを段積みする個数は特に制限されるものでなく、2段以上に積み上げることも可能である。また、段積みさせることなく、脚部が折り畳まれたラックを単独で保管させることも可能である。
【0101】
貨物運搬用コンテナは、ラックの載置部を支持する脚部が設置される床面、および支え板を押し付けることが可能な内壁側面を少なくとも備えていればよく、その外形形状や材質等は特に限定されるものではない。コンテナの内壁側面が凹凸状のコルゲート形状を有している場合には、実施形態において説明したように、その凹状部分に支え板を押し付けることによって支え板による固定力をより向上させることが可能になる。
【0102】
本願に係る段積みラックは、コンテナ内において貨物の段積みを行うことを目的として広く適用することが可能である。実施形態にあっては、多種の貨物をコンテナ内に収納させるいわゆる混載段積みに本発明の段積みラックを適用しているが、これに限定されることはなく、同一種類の貨物の段積みに適用することも可能である。実施形態に示した混載段積みを行う場合と同様に、運搬時のラックの転倒を防止する機能を好適に発揮させることができる。貨物の種類も特に限定されるものではなく貨物輸送の対象となり得る限りにおいて、幅広く適用することが可能である。
【符号の説明】
【0103】
10 ラック(段積みラック)、
30 載置部、
31 載置面、
47 凹所、
48 凹所の傾斜面、
50 脚部、
55 連結メンバ(連結部材)、
60 第1部材、
63 ガイド穴、
67 チェーン固定部、
68 チェーン、
70 第2部材、
71 揺れ止め用蝶ボルト、
80 第3部材、
87 チェーン固定部、
88 チェーン、
90 支え板(ストッパ)、
91 押し付け面、
98 弾性部材、
110 押し付け部材、
111 押し付け用ボルト、
113 押し付けナット、
130 スライド機構、
150 高さ調整機構、
151 高さ調整用ボルト、
153 高さ調整穴、
155 スナップピン、
170 折り畳み機構、
180 段積みブロック(ガイド部材)、
181 段積みブロックの傾斜面、
200 コンテナ、
210 コンテナの床、
211 床面、
220 コンテナの側壁、
221 内壁側面、
223 凹状部分、
224 凸状部分、
225 傾斜部、
230 コンテナの天井、
240 ボトムサイドレール、
253 クロスメンバ、
c 貨物、
s 収納空間。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貨物輸送用コンテナ内に収納されるラックであって、
貨物を載置する載置部と、
前記載置部に取り付けられ、前記載置部を床面上において支持する脚部と、
前記コンテナの内壁側面に押し付けられ、前記載置部を前記コンテナの内壁側面に対して固定するストッパと、
前記ストッパを前記コンテナの内壁側面へ向けて張り出させる押し付け部材と、を有する段積みラック。
【請求項2】
前記コンテナの内壁側面は、コンテナの長さ方向に沿って凹凸したコルゲート状の面形状を有し、
前記ストッパが、前記押し付け部材によって前記コンテナの内壁側面の凹状部分に押し付けられる、請求項1に記載の段積みラック。
【請求項3】
前記ストッパの前記内壁側面に押し付けられる押し付け面が、前記コンテナの内壁側面の面形状に合致する形状に形成された、請求項1または請求項2に記載の段積みラック。
【請求項4】
前記ストッパが前記コンテナの長さ方向にスライド移動可能に設けられた、請求項1〜3のいずれか1項に記載の段積みラック。
【請求項5】
前記脚部は、前記載置部から前記コンテナの床面に伸びる柱形状に形成されており、
前記脚部を前記コンテナの長さ方向において連結する連結部材が、前記脚部とともに前記載置部を前記コンテナの床面上において支持する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の段積みラック。
【請求項6】
前記脚部が折り畳み可能に設けられており、
前記脚部を折り畳んで複数個段積みさせた前記段積みラック同士を組み付けることによって位置ずれが生じることを防止するガイド部材が、前記脚部に設けられた、請求項1〜5のいずれか1項に記載の段積みラック。
【請求項7】
前記脚部が高さ調整可能に設けられた、請求項1〜6のいずれか1項に記載の段積みラック。
【請求項8】
前記ストッパに滑り止め用の弾性部材が設けられた、請求項1〜7のいずれか1項に記載の段積みラック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−195244(P2011−195244A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−62571(P2010−62571)
【出願日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(510076177)株式会社トランスコンテナ (1)
【Fターム(参考)】