説明

気象事象からの被害を防止する方法、システムおよびコンピュータ・プログラム

【課題】気象事象からの被害を防止する方法、システムおよびコンピュータ・プログラムが提供される。
【解決手段】気象サービスから到来する通知が、ユーザーの特定しかつ構成可能な電力装置にアクションを取るのに使用される、気象事象からの被害防止方法およびシステムが提供される。閾値レベルが気象の出来事の深刻度に基づいてセットされてもよい。この閾値レベルはこのシステムのユーザーによりリセットもしくは再構成されることができる。異なる装置が、異なる閾値レベルで非アクティブにされることができるように、異なる閾値レベルが、異なる装置にセットされてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概略、装置の保護の分野に関し、特に今にも起りそうな気象の被害から電子装置を保護するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置が普及し、重要になってきて、ある場面では今日、現代社会で必要なコンポーネントとなってきた。電子装置の範囲および多様性が増すにつれ、それらへの消費者の依存度合いが増してくる。それらの装置により提供される生産性および機能が増しても、一つの装置でさえ利用できないとなると、ユーザーに多大なインパクトを与えるかもしれない。装置の不作動により引き起こされる中断が明敏な効果を生じるかもしれない。
【0003】
そのような不作動の一つの原因は気象事象によるものである。 或る種の電子装置は雷やハリケーン、トルネード、強風、吹雪、雪嵐などの気象イベントの影響を受けやすく、それらの装置を動作できないようにしてしまう。家庭、オフィスなどの限られた場所で防護された電子装置でさえ、その構造が雷に打たれたり、停電になったりといった気象事象の特性に露されるリスクがあり得る。そのようなリスクへの露出が電子装置をある期間、動作できないようにし、またその電子装置を破壊さえするかもしれない。
【0004】
深刻な気象条件の存在は、世界的な気候変化の効果により一層普遍的になってきている。 政府は中期および長期の範囲の気象予報のスーパーコンピューティング・アプリケーションに随分投資してきた。その結果、知識ならびに警告能力が増した。しかし、この知識の結果としてアクションをとるという能力が釣り合っていなかった。
【0005】
ここで引用する特許文献1は気象イベントからの保護を備えた装置を提供するシステムおよび方法に関する。気象イベントの少なくとも一つの気象特性が決定され、複数の装置のうちの少なくとも一つが、その決定された気象特性の影響を受けやすいように確保される。その通知された気象イベントからのその決定された気象特性を受けやすい少なくとも一つの装置を保護するための 保護的なアクションがとられる。その開示は、異なるレベルの深刻さに関連する、ユーザー構成可能なパラメータを提供するものではなく、あるいはユーザーが定義しそして構成することが可能な電子装置に基づいてアクションをとるものでもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第7088254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
カストマイゼーションによって装置の被害保護のための必要性が残る。気象イベントの分類分けの必要性もある。更に遠隔の非アクティブ化および再アクティブ化の必要性もある。
関連技術セクションの記述の放棄:特定の刊行物がこの関連技術セクションの記述において前述された限度まででは、その議論された刊行物(例えば特許公報)が特許法の意図で言う従来技術であると認めたものとその議論がとられてはならない。例えば、議論された刊行物の幾つかまたは全てが時間的に十分早いものではないかもしれないし、時間的に十分早くに開発された主題を反映していないかもしれず、あるいは特許法の目的からいう従来技術を構成するのに十分でないかもしれない。関連技術セクションのこの記述において特定の刊行物が前述された限度まででは、それらは全てこの明細書の中に其々の全体が、参照によって導入される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施例によれば、ユーザーの特定した、構成可能な、電力を受ける装置(powereddevice)についてアクションをとるのに、気象サービスから到来する通知が使用されるような装置の被害防止方法が提供される。
【0009】
本発明の他の実施例によれば、閾値レベルが気象事象の深刻度に基づいてセットされる、被害防止アプリケーション・システムを構成する方法が提供される。前記閾値レベルはシステムのユーザーによりリセットされもしくは再構成されることができる。異なる装置が、異なる閾値レベルで非アクティブにするために、異なる閾値レベルが、異なる装置のためにセットされることができる。
【0010】
本発明の他の実施例によれば、気象警告メッセージを所定のレベルの深刻度に変換する方法が提供され、これによって前記メッセージが翻訳され、そして前記ユーザー構成可能システム上の閾値レベルと比較される。もし前記閾値レベルが合致するか超えるなら、前記気象警報メッセージは出力コマンドに翻訳され、前記出力コマンドは、選択されたロケーションのところにある1個以上の装置を非アクティブにする(deactivate)ように送られ、前記装置が非アクティブにされる。
【0011】
更に他の実施例では、種々のレベルの深刻度に関連するユーザー構成可能パラメータに基づいて諸々のステップをとる方法が提供される。
【0012】
更に他の実施例では、Eメールおよび/もしくはテキストのメッセージを使用してユーザーに警告が出される方法が提供される。 警告はユーザーのEメール・アドレスまたはユーザーの携帯装置に送られてもよい。
【0013】
更に他の実施例では、ウェッブ・アプリケーションからの特定のインターネットで有効にされる電力の行く先(power outlet)をユーザーが直接にまたは遠隔に指示することができ、そして深刻な気象事象から装置を効果的かつ効率的に保護する方法が提供される。
【0014】
更なる実施例では、気象監視サービスまたは気象監視装置から深刻な気象警告を受取る方法を提供する。
【0015】
更に他の実施例によれば、1個以上の装置の無効化が、外部接続からその装置を外すこと、または被害を受けやすい(sensitive)電子装置への電力路(power pass)を無効にすることを含むことができる方法を提供する。この非アクチベーションはインターネットで有効にされた電力装置により実施されることができる。
【0016】
他の実施例では、気象警告が気象事象の現在のロケーションおよび/もしくはその気象事象が脅威を及ぼすロケーションを含む方法が提供される。
【0017】
更に他の実施例では、政府機関により発生される警告が使用されるシステムが提供される。そこでは深刻な気象が近付いてくる結果として、注意を喚起し自動的なアクションを生じるシステムが、電子設備などの装置への被害を回避するように遠隔の電力管理を有効にさせるように用いられる。他の側面では、システムが気象警告システムを含むことができる。その気象警告システムは気象警告データ、被害防止アプリケーション・システムを提供し、その被害防止アプリケーション・システムは気象警告データを受取り、その被害防止アプリケーション・システムにおける気象警告データのための閾値パラメータをユーザー構成データベースがセットし、そして1個以上のインターネットで有効にされる電力装置がその被害防止アプリケーション・システムからのコマンドを受取る。更に他の側面では、気象警告システムが気象監視装置または気象監視サービスのいずれかを含む。
【0018】
本発明の他の実施例によれば、深刻な気象が近づいているときデータベースが気象サービスからの通知入力を受取るシステムが提供される。前記データベースはインターネットで有効に可能な/プログラム可能なアウトレット(outlet)コントローラのシステムにリンクされる。 前記データベースは故障しやすい電子設備への電力路を無効にするようにアウトレット・コントローラを自動的に指示する。 他の側面では、前記データベースは外部接続から1個以上の装置を外すようにアウトレット・コントローラを自動的に指向する。他の側面では、被害防止アプリケーション・システムからの、深刻な気象警告に関する通知を携帯装置が受取るというような前記携帯装置をシステムが含む。更に他の側面では気象事象の深刻度によって閾値パラメータをセットすることができる。
【0019】
更に他の実施例によれば、システムが提供され、これによってユーザーがそれらのユニークなアプリケーションをパーソナライズして、到来する警告の深刻度に基づくアウトレット非アクティベーション(deactivation)の編成レベルおよび特定のロケーションを表すことができる。
【0020】
本発明の更に他の実施例では、ユーザーがインターネットで有効にされる携帯装置上の気象警告を遠隔で受取り、適宜電源の入れられた装置を遠隔で不能にすることができるようなシステムが提供される。
【0021】
更に他の実施例では、1個以上の装置に命令するためにコンピュータ読取り可能媒体中にコード化されるコンピュータ・プログラム製品であって、そこでの命令は気象事象のための閾値レベルをセットし、深刻な気象警告を受取り、前記深刻な気象警告を所定の深刻度レベルに変換し、前記気象警告の前記深刻度レベルを前記閾値レベルと比較し、もし前記閾値レベルが合致すれば前記警告を出力コマンドに翻訳し、前記出力コマンドを用いて、選択されたロケーションで1個以上の装置を非アクティブにする方法を実行する。更に別の側面では、前記コンピュータ・プログラム製品が前記閾値レベルをリセットする命令を含む。
【0022】
更に他の実施例では、コンピュータ・プログラムが、1個以上の装置を非アクティブにするため、有効にされた/プログラム可能なコントローラに前記出力コマンドを送るための命令を含む。他の側面では出力コマンドが1個以上の装置を外部接続から外すかまたはセンシティブな電子装置へのパワー・パスを不能にする。更に別の側面では、前記コンピュータ・プログラム製品が携帯装置に、深刻な気象警告の通知を送るための命令を含む。更に他の側面では、前記コンピュータ・プログラム製品が異なる装置のために気象事象ごとに異なる閾値レベルをセットするための命令を含む。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施例は、電力の乱れのせいで、雷、強風、トルネード、ハリケーン、吹雪などの、深刻な気象事象によって被害を受けるような電子装置を保護するためのシステムおよび方法を提供する。
【0024】
図1を参照すると、これは被害を生じるような気象事象12から電子装置を保護するためのシステム10の本発明の実施例を示す。システム10は気象を監視し、そのシステムにリンクされたユーザーに警告を送出する気象警告システム通知14を含む。この警告システムは地方(ローカル)の、地域の、国の、また国際的な領域を含んでもよい。警告や警報を発する代理店の例は、NOAA(theNational Oceanic and Atmospheric Administration)、およびNWS(the National Weather Service)、EMWIN(the Emergency Managers Weather Information Network)、USGS(the U.S. Geological Survey)を含むNOAAの補助機関ならびにECMWF(the European Centre ForMedium-Range Weather Forecasts)のような国際機関を、これらに限ることではないが、含んでいてよい。これらの代理店はユーザー特有のロケーションおよびリスク耐性(risk tolerance)へのその警告データを構文解析し、登録ユーザーにページャーを介して警告信号を自動的に送る。
【0025】
気象警告システム通知14で受取った警告データ16は気象イベントの型、気象イベントのロケーション、気象イベントの長さおよび気象イベントの深刻さによって分類分けしてもよい。気象データ16は別個の無線信号により、またはインターネットを介してなど種々の手段によって被害防止アプリケーション・システム18に送られてもよい。別箇の気象警告がNWS(the National Weather Services)から必要に応じて放送される。切迫した嵐を予測すると、NWSから深刻な気象警告を発生する。警告の例は以下のとおりである。
2008年8月12日 3:34PM EDT(東部時間)の声明
・・・ウォーレン、ワシントン郡における強い雷雨
3:30PM EDT ・・・NWSのドップラー・レーダーは、頻繁な雷・・・強雨・・・毎時約48km(30マイル)にも及ぶ突風・・・を生じることのできる雷雨を示している。この嵐はヒューレッツ・ランディング付近・・・ないしホワイト・ホールの北西約11.2km(7マイル)に位置し・・・毎時約46.4km(29マイル)で移動中・・・
この雷雨は
3:45PM EDTまでにホワイト・ホール
3:55PM EDTまでにカムストック
4:00PM EDTまでにハートフォードの北東12.8km(8マイル)およびグランヴィレ付近に来るでしょう。
ジョージ湖およびチャンプレイン湖に、またはその付近にいるなら、その湖から出て屋内または車中に移動してください。覚えておいてください・・・稲妻はその親の雷雨から約24km(15マイル)まで落ちる可能性があることを・・・ もしあなたが雷鳴を聞くことができたなら・・・稲妻に打たれるほど近くにいる・・・安全な避難場所に移動してください。雷雨の中で水の上に留まらないでください!
【0026】
そのような警告データ16はシステム18が受取る 。システム18はこの警告データを取り、それをユーザーの構成したデータベース20によってセットされる閾値に比較する。データベース20は所望の構成を被害防止アプリケーション・システム18に入力する。被害防止アプリケーション・システム18の各ユーザーはシステム18をそれら自身のパラメータのセットによって構成することができる。これらのパラメータは、気象事象の特定のタイプ、その気象事象の深刻度、および特定の気象事象により引き起こされる特定の装置もしくは設備、その設備のロケーション、およびその気象事象のタイプもしくは深刻度次第でどの設備が非アクティブにされなければならないかということにより引き起こされる特定の装置もしくは設備を含むことができる。例えば、ユーザーの装置のロケーションはそのパラメータ閾値にセットされる。もしその気象事象のロケーションがその特定の閾値のセットの中に入るなら、他のパラメータがチェックされる。ロケーションはzipコード、電話番号、実際の物理的な地理上のロケーション、街路のアドレス、もしくはIP(インターネット・プロトコル)アドレスによりセットされてもよい。これらのパラメータは定期的にもしくはそのシステムのユーザーによる任意の時刻に調整されてもよい。例えば、もしユーザーが新しい電子設備を獲得したなら、深刻な気象事象のイベントにおいて非アクティブにされることができる特定の設備のリストにその新しい設備を加えてもよい。
【0027】
ユーザーは雷の強さ、風の強さなどによるその深刻さに基づいて気象事象を構成してもよい。 深刻さのレベルごとに例えば数値を割り当ててもよい。強度1は低レベルの嵐、強度2は中くらいの嵐、強度3は強力な嵐である。各パラメータ、例えば風、雷などごとに風の強さもしくは雷のロケーションに基づく強度のレベルを割り当ててもよい。その強さのレベルはそれからその警告データの強度レベルに比較される。ユーザーは各強度レベルで何をするべきかを決定することができる。レベル1は何のアクションも必要としないか、あるいは或る装置のアクションを必要としてもよい。従って、ユーザーは或る設備が或る強度レベルに基づいて非アクティブにされ、一方でもっと高い強度レベルに基づいて或る設備が非アクティブにされるようそのシステムを構成してもよい。ユーザーは或る気象イベントが終わったときもしくは嵐が通り過ぎた後非アクティブにされた或る設備もしくは全ての設備を再度アクティブにするようにシステムを更に構成してもよい。
【0028】
ユーザーが構成したデータベース20はユーザー構成データベース20のサイトのところ、またはインターネット装置もしくは携帯装置24を用いることによって遠隔のロケーションから、参照番号22で示されるように調整されることができる。調整は任意の時、任意の場所で行うことができる。
【0029】
深刻な気象イベントの発生時に出力信号が被害防止アプリケーション・システム18によって1個以上のコントローラもしくはインターネットで有効にされる電力装置26に送られる。電力装置26は、例えばペンシルバニア州ローレンスのBLack Box Corp.から入手可能なNetwork Power Switch Jr.であるが、この装置は嵐により引き起こされ得る、短絡などの被害を防止するためにテレビ28などの個々の電子設備を非アクティブにする。コントローラ26に何の装置が接続されようが、これが非アクティブにされる。非アクチベーションは装置および電力網の間の全ての電子回路接続が遮断されるのを確実にすることによって生じる。
【0030】
ユーザーは、嵐が去った後オフにされていた電子装置が再度オンにされることができるようにソフトウエアを構成するという選択をすることもできる。この場合、被害防止アプリケーション・システム18は嵐が済んだという気象警告データ16を知らされることができる。システム18はその電子設備を再接続するために、インターネットで有効にされる電力装置26に出てゆく信号を送る。テレビ、コンピュータ、エアコン、ヒーターおよびステレオに限定されないがこれらを含む任意のタイプの電子設備が、嵐の襲来時に非アクティブにされるように選択されてもよい。このシステムはユーザーにより予め特定されていた全ての装置を自動的に非アクティブにすることができる。
【0031】
更に、ユーザーにはその携帯装置に気象イベントの発生時に通知が送られてもよい。このようにして、ユーザーが休暇もしくは仕事などで離れていれば、その警告がその気象事象をそのユーザーに通知する。ユーザーはこの時点で、例えば以前は特定されていなかった或る装置を非アクティブにするためあるいはもっと高いレベルの深刻さで非アクティブにするように以前構成されていた設備を非アクティブにするためそのアプリケーション・システムを再構成してもよい。
【0032】
図2はシステム10の動作中に含まれる諸ステップを示すフローチャート40である。ステップ42では、気象イベントに関する通知を受取る。そのイベントは、ステップ44で種々のパラメータに分類される。如何に限るものではないが、気象イベントの深刻さ、気象イベントのロケーション、および気象イベントのタイプである。イベントは到来する気象警告によって分類される。その気象イベントのパラメータがユーザー構成データベースにおけるパラメータとステップ46で比較される。そのデータベースのパラメータは直接にまたは遠隔で入力され、そして直接にまたは携帯装置によりあるいはインターネットを介して遠隔で、任意の時刻に調整されることができる。
【0033】
もしその閾値レベルが合致すれば、カテゴリに分けられたイベントはステップ150で出力コマンドに翻訳され、インターネットで有効にされる電力装置に送られる。そのインターネットで有効にされるパワーの装置は、特定の電子装置を非アクティブにする。再アクチベーションは嵐が去った後そのシステムにプログラムされてもよいし、またはコマンドがその非アクティブにされていた装置を再アクティブにするためにコントローラに送られてもよい。
【0034】
ここ開示する実施例の方法は1個以上のコンピュータ・システムの中でまたはその相互間で実施されてもよい。コンピュータ読み出し可能な媒体は、例えば任意の数のもしくは固定のまたは取外し可能な媒体(例えば、1個以上の固定ディスク(ハード・ディスク)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)もしくはコンパクト・ディスク)を1箇所もしくはネットワーク上のいずれかに配置していてもよい。コンピュータ読み出し可能なプログラム・コードは、例えばソフトウエアまたはファームウエアに埋め込まれた命令を含んでもよい。
【0035】
コンピュータ読み出し可能なプログラム・コードは、プログラム・コード、ユーザー・インターフェースを表示するためのコード、気象の深刻度のレベルに関する複数個の閾値および/もしくはパラメータを受取るためのコード、気象事象のタイプ、装置のロケーション、ユーザー・インターフェースの介在、或る装置を非アクティブにするために出力を翻訳するためのコードなど、種々のコンポーネントを含む。各パラメータは、前記気象通知において提供される少なくとも1個の閾値および警告データの間のユーザー構成可能な連携を提供する。
【0036】
本発明がその好適な実施例に関連して説明されてきたが、具体的に記さない追加、削除、修正、代替が、特許請求の範囲に定義したような本発明の精神および範囲から逸脱しないで行えることを当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のシステムの実施例の図式図である。
【図2】ここでのシステムの論理の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0038】
14 気象警告システム通知
16 気象警告データ
18 被害防止アプリケーション・システム
20 ユーザー構成データベース
24 携帯装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の有効にされた、プログラム可能なコントローラを含むユーザー構成可能なシステムであって、気象警告を認識することができる前記システムを提供するステップと、
前記ユーザー構成可能なシステム上にシステム閾値レベルをセットするステップと、
認識された気象警告を所定の深刻度レベルに変換するステップと、
前記変換された気象警告を前記ユーザー構成可能なシステム上の閾値レベルと比較するステップと、
もし閾値レベルが合致すれば、前記警告を出力コマンドに翻訳するステップと、
前記所定の深刻度レベルに基づき選択されたロケーションで1個以上の装置を非アクティブにするために、前記有効にされた、プログラム可能なコントローラからの前記出力コマンドを用いるステップと、
1個以上の装置を非アクティブにするステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記閾値を再構成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記深刻な気象警告が気象監視サービスもしくは気象監視装置から受取られる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1個以上の装置を非アクティブにするステップが、前記装置を外部接続から切り離すステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1個以上の装置を非アクティブにするステップが、センシティブな電子装置への電力路を無能力化するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記気象警告が気象事象の現在のロケーションと前記気象事象が脅かしかねないロケーションとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記閾値レベルが気象事象の警告の深刻度によってセットされる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
異なる閾値レベルが、異なる装置にセットされる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
1個以上の装置が、異なる閾値レベルで非アクティブにされ得る、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ユーザーの携帯装置もしくはユーザーのEメール・アドレスに深刻な気象警告の通知を送るステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記非アクティブにするステップが、前記ユーザーによって遠隔で行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記非アクティブにするステップが、インターネットで有効にされる電力装置によって行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
気象関係の被害を防止するためのシステムであって、
気象警告データを提供する気象警告システムと、
前記気象警告データを受取る被害防止アプリケーション・システムと、
前記被害防止アプリケーション・システムにおける気象警告データのために閾値パラメータをセットするユーザー構成データベースと、
前記被害防止アプリケーション・システムから1個以上のインターネットで有効にされる電力装置と
を含むシステム。
【請求項14】
前記コマンドが1個以上の装置を非アクティブにする、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記気象警告システムが気象監視装置もしくは気象監視サービスを含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
深刻な気象警告に関する、前記被害防止アプリケーション・システムからの通知を受取る携帯装置を更に含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記閾値パラメータが前記気象事象の深刻さによってセットされる、請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
前記1個以上の装置を非アクティブにするコマンドが、外部接続から前記1個以上の装置を遮断するかまたは高感度の電子装置への電力路を無能力化することを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項19】
気象事象のために閾値レベルをセットするステップと、
気象警告を受取るステップと、
前記気象警告を所定の深刻度レベルに変換するステップと、
前記気象警告の前記深刻度レベルを前記閾値レベルと比較するステップと、
もし前記閾値レベルが合致すれば、前記警告を出力コマンドに翻訳するステップと、
1個以上の装置を非アクティブにするように前記出力コマンドを用いるステップと
よりなる方法を行うための命令を、コンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
【請求項20】
前記閾値レベルをリセットするための命令を更に含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項21】
前記所定の深刻度レベルに基づき選択されたロケーションで1個以上の装置を非アクティブにするために、有効にされた、プログラム可能なコントローラに前記出力コマンドを送る命令を更に含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項22】
前記出力コマンドが、外部接続から1個以上の装置の接続を外すか、または感応性ある電子装置への電力路を不作動にすることを含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項23】
気象警告の通知を携帯電話に送る命令を更に含む、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項24】
気象事象のための異なる閾値レベルが、異なる装置のためにセットされる、請求項19に記載のコンピュータ・プログラム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−92473(P2010−92473A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224609(P2009−224609)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】