説明

水槽用濾過装置

【課題】 水槽用濾過装置であって、その濾材の濾過能率を高めると共にその目詰まりを低減する。
【解決手段】 濾過ケース(10)内に濾材(26)を回転自在に設け、濾過ケース(10)内に流入する水槽水の水流により、濾材(26)を回転させながら水槽水を濾過し、濾材(26)に付着する汚物を遠心分離作用で濾材(26)から分離させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、観賞魚の飼育用水槽内の水槽水を強制循環して濾過して清浄するようにした、濾過装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水槽内で金魚、熱帯魚、海水魚などの観賞魚を飼育、育成するのに、水槽に、エアポンプあるいは水中ポンプを備えた外部式あるいは内部式の濾過装置を設け、そのポンプの駆動により、水槽内の水槽水を濾過装置に強制循環させて濾過するようにしている(たとえば、後記特許文献1,2参照)。
【特許文献1】特許第3605582号公報
【特許文献2】特許第3561300号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来の濾過装置は、濾過ケース内に、濾材が固定状態で収容されており、ポンプにより、水槽内の未清浄水を、この固定した濾材を透過させ濾過するようにしている。
【0004】
ところで、濾材が長期にわたり高い濾過能率を維持するには、未清浄水が濾過面の全面にわたり常に均等に流通すること、濾過面が目詰まりしないことが要求される。
【0005】
本発明は、濾過ケース内の濾材を積極的に回転させることにより、濾材の濾過面に水が均等に流れるようにすると共にゴミなどが濾材の濾過面に付着しにくくして長期にわたり高い濾過能率を得られるようにした、新規な水槽用濾過装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的達成のため、請求項1の発明は、濾過ケース内に、濾材を支持した濾過ユニットを強制回転できるように設け、水槽から濾過ケース内に導入される水槽水を、回転する濾材により濾過したのち、水槽内に戻すようにしたことを特徴としている。
【0007】
前記目的達成のため、本請求項2の発明は、密閉状濾過ケースと、この濾過ケース内に回転自在に設けられる濾過ユニットと、水槽内の水槽水を、前記濾過ケース内に強制循環させる水ポンプとを備え、前記濾過ユニットは、濾過ケース内を前記水ポンプの吐出側に連通する未清浄室とその吸込側に連通する清浄室とに仕切る濾材を備え、前記水ポンプにより未清浄室に導かれた水槽水は、その水流により前記濾過ユニットを強制回転させながら前記濾材を透過して濾過された後、前記清浄室に導かれて水槽内に戻されるようにしたことを特徴としている。
【0008】
前記目的達成のため、請求項3の発明は、前記請求項2のものにおいて、前記濾過ユニットは、濾過ケース内を鉛直軸回りに回転自在にフローティング支持される濾材支持フレームと、この濾材支持フレームに支持される筒状の濾材と、この濾材の内側に設けられ、清浄室を前記水ポンプの吸込側に連通する清浄水通路を備えていることを特徴としている。
【0009】
前記目的達成のため、請求項4の発明は、前記請求項2または3のものにおいて、前記濾過ケースの未清浄室内には、その周方向に間隔をあけて前記水ポンプの吐出側に連通する水槽水の導水通路を設け、それらの導水通路には、未清浄室内を周方向に向けて開口する噴水口を設け、それらの噴水口より噴出する渦流水により前記濾過ユニットを回転させるようにしたことを特徴としている。
【0010】
前記目的達成のため、請求項5の発明は、前記請求項3または4のものにおいて、前記筒状の濾材は、その外周面が断面波状に形成されていて、その外周面が前記導水通路より噴出する渦流水を受けて、前記濾過ユニットを回転させるようにしていることを特徴としている。
【0011】
前記目的達成のため、請求項6の発明は、前記請求項2、3、4または5のものにおいて、前記濾過ケースの下部には、前記濾過ユニットの回転により遠心分離された残餌などの汚物を収容する汚物貯留室が設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1項の発明によれば、濾過ケース内に、濾材を支持した濾過ユニットを強制回転できるように設け、水槽から濾過ケース内に導入される水槽水を、回転する濾材により濾過したのち、水槽内に戻すようにしたので、濾過ユニットの濾材に付着する魚糞、残餌などの汚物を遠心分離(サイクロン)作用により濾材から分離除去することができ、濾材の目詰まりを可及的に低減することができて長期にわたり良好な濾過能率を確保することができ、また回転する濾材の濾過面の全域にわたり万遍なく均等に水槽水を通過させることができ、濾過能率を大幅に高めることができる。
【0013】
また請求項2〜6項の発明によれば、濾過ケース内に回転自在に設けられる濾過ユニットを、その濾過ケース内に導入される水槽水の水流により回転させるので、濾過ユニットの濾材に付着する魚糞、残餌などの汚物を遠心分離(サイクロン)作用により濾材から分離除去することができ、濾材の目詰まりを可及的に低減することができて長期にわたり良好な濾過能率を確保することができ、また回転する濾材の濾過面の全域にわたり万遍なく均等に水槽水を通過させることができ、濾過能率を大幅に高めることができ、その上、濾過ユニットを強制回転させるのに水槽水の流れを利用することができ、濾過ユニットを駆動するのに別の駆動手段を必要としない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1は、水槽にセットした状態を示す濾過装置の全体側面図、図2は、図1の2−2線に沿う拡大断面図、図3は、図2の3−3線に沿う断面図、図4は、図3の4−4線に沿う断面図、図5は、図3の5−5線に沿う断面図、図6は、図3の6−6線に沿う断面図、図7は、図3の7−7線に沿う断面図、図8は、濾過装置の要部破断斜視図である。
【0016】
図1に示すように、本発明にかかる水槽用濾過装置は、水槽Vの外部に、該水槽Vよりも低い位置にセットされる。濾過装置Fの入口Iに接続される吸水管1は、上方に延長されて水槽Vの縁を迂回して水槽V内に導かれ、該水槽V内に設けられるストレーナ3に接続される。一方、濾過装置Fの出口Dに接続される吐水管2は上方に延長されて水槽Vの縁を迂回して水槽V内に導かれ、該水槽V内の上部に設けられるシャワー管4に接続される。そして、水槽V内の水槽水はストレーナ3を通り吸水管1を経て濾過装置F内に導かれ、濾過装置F内で濾過され清浄されたのち、吐水管2を経てシャワー管4に導かれ、そこからシャワーとなって水槽V内に戻される。
【0017】
つぎに、図2〜8を参照して本発明にかかる濾過装置Fの構成を説明する。
【0018】
濾過装置Fの主体部を構成する濾過ケース10は、硬質合成樹脂材により平面三角形の筒状をなしており、上面を開放した透明なケース本体11と、その開放上面を着脱可能に閉じるカバー体12とより密閉状に形成されている。カバー体12は、ケース本体11の開口上縁にOリング13を挟んで水密に嵌合されており、濾過ケース10内には、水密の濾過室14が形成される。濾過ケース10内には、濾過ユニットUが鉛直軸線回りに自由に回転できるように収容されており、また、濾過ケース10のカバー体12の上面には、水ポンプPが一体に設けられている。
【0019】
つぎに、前記濾過ユニットUの構造について説明する。
【0020】
この濾過ユニットUは、中空の回転軸15と、この回転軸15に上下2段に着脱可能に嵌挿されて、該回転軸15と一体に回転する上、下濾材支持フレーム17u,17dとを備えている。前記中空の回転軸15は、その内部に清浄水通路16を形成され、その上端壁に複数の流出口34、その側壁に複数の第1の流入口35、さらにその下端壁に第2の流入口36がそれぞれ開口されていて、濾過ユニットUの中心軸線上を上下方向に延びており、その上、下端壁が、カバー体12の中央部および濾過ケース10の底面に着座される支持壁18の中央部にそれぞれ上、下軸受20,21を介して回転自在にフローティング支持されている。前記上、下軸受20,21は、回転軸15の上、下端壁より突設した軸受雄部20m,21mと、カバー体12および支持壁18にそれぞれ設けた軸受雌部20f,21fとより構成されている。前記上、下濾材支持フレーム17u,17dは、いずれも同じ構造を備えており、上下に間隔をあけて設けられる多角形状の上、下支持板22,23を、周方向に等間隔をあけて設けられる複数本の連結棒24により一体に連結して構成されており、さらに、上、下支持板22,23には、連結棒24よりも径方向内側で、かつ隣りあう連結棒24,24の間で複数本の濾材取付棒25(図6参照)が固定されている。そして、図6に示すように、上、下濾材支持フレーム17u,17dには、板状の濾材26を連結棒24および濾材取付棒25に交互にジグザク状の掛け渡すことにより着脱可能に取り付けられる。濾材26は、その取付状態では、横断面波状の筒状に形成されて、その濾過面積を拡大できると共にその径方向外側に向かう凸面26aにより、後に述べるように、水ポンプPからの噴流水を受けることができ、濾過ユニットUを一方向に強制的に回転させることができる。
【0021】
濾過ケース10内の濾過室14は、濾材26により、濾過ユニットUの外側の未清浄室28と、その内側の清浄室29とに仕切られる。
【0022】
図3,8に示すように、濾過ケース10の上部一側には、未清浄室28に連通する、濾過装置Fの入口Iが開口され、また濾過ケース10の上部中央には、回転軸15の真上において清浄室29に連通する、濾過装置Fの出口Dが開口され、前記水ポンプPの稼働によれば、水槽V内の未清浄の水槽水が入口Iから未清浄室28内に導入され、また濾過装置Fで濾過された清浄な水槽水は、清浄室29より出口Dを経て水槽Vに戻される。
【0023】
図3〜8に示すように、横断面三角形の筒状ケース本体11の側壁の各頂部内面には3つの導水通路30が、その上下方向に沿って一体に設けられ、これらの導水通路30は、濾過ケース10の上部に形成した連通路33を介して入口Iに連通されている。また、これらの導水通路30の同じ側の一側部には、その長手方向に間隔をあけて複数の噴水口31がそれぞれ開口され、これらの噴水口31は、未清浄室28内に開口されて、波状の濾材26の凸面26aに対向している。入口Iから連通路33を通って3つの導水通路30に流入した水槽水は、複数の噴水口31より未清浄室28内に噴出して、該室28内を渦流となって流れ、この渦流は、図5,6矢印aに示すように、濾材26の外側面の凸面26aに当り、同図矢印bに示すように、濾材26を含む濾過ユニットUを一方向に強制回転させることができる。
【0024】
清浄室29内の回転軸15には、前述したように、その側壁に複数の第1の流入口35が、その下端壁には、複数の第2の流入口36(図6参照)がそれぞれ開口されており、回転軸15の清浄水通路16内には、濾材26を通過して濾過された水が前記第1の流入口35を通って流入する(第1の流れ)一方、濾材26を通過しない水が前記第2の流入口36を通って流入する(第2の流れ)ようにされている。
【0025】
図3,8に示すように、濾過ケース10内の底部には、回転軸15を回転自在に支持する支持壁18により汚物貯留室38が画成されており、支持壁18には、未清浄室28と汚物貯留室38とを連通する複数の連通口40(図3,7)が開口され、これらの連通口40を通して未清浄室28内の残餌、魚糞などの粗大な汚物が落下して該室38に貯留される。前記支持壁18の脚部18aおよびその中央部に開口した通口42、43および回転軸15の下端壁に開口した前記第2の流入口36とを通して汚物貯留室38と、回転軸15内の清浄水通路16とが連通されており、濾材26を通過しない未清浄水は、前記通口42,43および第2の流入口36を通って清浄水通路16内に流入(第2の流れ)するようにされる。汚物貯留室38の一側には、キヤップ45によって閉じられるドレン口44が開口されており、このドレン口44を通して汚物貯留室38内の汚物を外部に取り出すことができる。
【0026】
つぎに、この実施例の作用について説明する。
【0027】
図1に示すように、本発明にかかる濾過装置Fを、水槽Vの設置面よりも低位にセットし、濾過装置Fの入口Iに接続した吸水管1を水槽V内のストレーナ3に接続し、また濾過装置Fの出口Dに接続した吐出管2を水槽V内の水面上部に配置したシャワー管4に接続する。
【0028】
つぎに、水ポンプPを稼働すると、水槽V内の未清浄な水槽水は、ストレーナ3により粗大ゴミが除去され、吸水管2を通って濾過装置Fの密閉状濾過ケース10内に流入、充填され、ここで濾過されて清清化されたのち、吐出管2を経てシャワー管4より、シャワー状となって水槽V内に還流される。
【0029】
濾過ケース10に流入した未清浄の水槽水は、連通路33を経て3つの導水通路30に分流して流れ、それらの導水通路30の各複数の噴水口31を通って未清浄室28内へ流れる。複数の噴水口31から未清浄室28に流入した水槽水は、図3,5,6矢印aに示すように、未清浄室28内を渦流となって一方向に流れて、濾過ユニットUの横断面波状の濾材26の凸面26aに当り、濾過ユニットUを濾材26と共に、図6矢印bに示すように、回転軸15を中心として一方向(右方向)に回転させながら、濾材26を通過して濾過され、清浄されたのち清浄室29へと流れ、そこから第1の流入口35を通って回転軸15内の清浄水通路16に流入する(第1の流れ)。回転する濾材26には、その濾過面に汚物が万遍なく一様に付着し、またその濾過作用により、濾材26に付着した魚糞、残餌、枯れ葉などの汚物のうち比較的粗大な汚物は、濾過ユニットUの回転による遠心分離(サイクロン)作用により、濾材26より分離して未清浄室28内を下に落ち、連通口40を通って汚物貯留室38に貯留される。これにより、従来の固定された濾材に比べて濾材26の目詰まりが可及的に低減される。
【0030】
導水通路30から未清浄室28に流入した水槽水の一部は、図3〜7矢印cに示すように、濾材26を通過することなく、すなわち濾過されずに支持壁18の連通口40を通過して汚物貯留室38内に入り、そこから通口42,43および第2の流入口36を通って回転軸15内の清浄水通路16内に流入する(第2の流れ)。
【0031】
前述のように、回転軸15内の清浄通路16内には、濾材26を通過して濾過された後の清浄な水槽水が、図3矢印dに示すように、第1の流入口35を通って流入(第1の流れ)すると共に濾過されない、水槽水が、図3矢印eに示すように、汚物貯留室37より第2の流入口36を通って流入し(第2の流れ)、清浄水通路16内では、水槽水の2つの流れ(第1,第2の流れ)が合流して該清浄水通路16内を上昇し、流出口34を経て出口Dより、水ポンプP内を通って水槽Vへと還流される。このように、濾過ケース10内に流入した未清浄水のうち、その一部を濾材26を通過させずに清浄水通路16に流す(第2の流れ)ことにより、濾材26を通過する水槽水の流速を減ずることができ、これにより、濾材26に残餌、魚糞などの汚物の付着による好気性微生物の繁殖を促して未清浄水の微生物清浄を促進できる(濾材26を通過する水の流速が早いと好気性微生物の繁殖が阻害される)上に、濾材26の目詰まりを低減することができる。
【0032】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0033】
たとえば、前記実施例では、濾材26により旋回する水槽水の水流を受けて、濾過ユニットUを回転させるようにしているが、濾過ユニットUに水流を受けて回転する水車などの水流受けを設けるようにしてもよく、また、水流に代えて空気流により濾過ユニットを回転させるようにしてもよい。さらに、前記実施例では、濾過ユニットUには、上下2つの濾材支持フレーム17u,17dを設けているが、濾材支持フレームは単体でもよく、3つ以上であってもよい。また、濾材支持フレームには、活性炭、麦飯石などの水の浄化要素を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】水槽にセットした状態を示す濾過装置の全体側面図
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図
【図3】図2の3−3線に沿う断面図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】図3の5−5線に沿う断面図
【図6】図3の6−6線に沿う断面図
【図7】図3の7−7線に沿う断面図
【図8】濾過装置の要部破断斜視図
【符号の説明】
【0035】
10・・・・・・・・・・本体部分
16・・・・・・・・・・清浄水通路
17u・・・・・・・・・濾材支持フレーム(上濾材支持フレーム)
17d・・・・・・・・・濾材支持フレーム(下濾材支持フレーム)
26・・・・・・・・・・濾材
28・・・・・・・・・・未清浄室
29・・・・・・・・・・清浄室
30・・・・・・・・・・導水通路
31・・・・・・・・・・噴水口
38・・・・・・・・・・汚物貯留室
P・・・・・・・・・・・水ポンプ
U・・・・・・・・・・・濾過油ユニット
V・・・・・・・・・・・水槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
濾過ケース(10)内に、濾材(26)を支持した濾過ユニット(U)を強制回転できるように設け、水槽(V)から濾過ケース(10)内に導入される水槽水を、回転する濾材(26)により濾過したのち、水槽内(V)に戻すようにしたことを特徴とする、水槽用濾過装置。
【請求項2】
密閉状濾過ケース(10)と、この濾過ケース(10)内に回転自在に設けられる濾過ユニット(U)と、水槽(V)内の水槽水を、前記濾過ケース(10)内に強制循環させる水ポンプ(P)とを備え、
前記濾過ユニット(U)は、濾過ケース(10)内を前記水ポンプ(P)の吐出側に連通する未清浄室(28)とその吸込側に連通する清浄室(29)とに仕切る濾材(26)を備え、前記水ポンプ(P)により未清浄室(28)に導かれた水槽水は、その水流により前記濾過ユニット(U)を強制回転させながら前記濾材(26)を透過して濾過された後、前記清浄室(29)に導かれて水槽(V)内に戻されるようにしたことを特徴とする、水槽用濾過装置。
【請求項3】
前記濾過ユニット(U)は、濾過ケース(10)内を鉛直軸回りに回転自在にフローティング支持される濾材支持フレーム(17u,17d)と、この濾材支持フレーム(17u,17d)に支持される筒状の濾材(26)と、この濾材(26)の内側に設けられ、清浄室(29)を前記水ポンプの吸込側に連通する清浄水通路(16)を備えていることを特徴とする、前記請求項2記載の水槽用濾過装置。
【請求項4】
前記濾過ケースの未清浄室(28)内には、その周方向に間隔をあけて前記水ポンプ(P)の吐出側に連通する水槽水の導水通路(30)を設け、それらの導水通路(30)には、未清浄室(28)内を周方向に向けて開口する噴水口(31)を設け、それらの噴水口(31)より噴出する渦流水により前記濾過ユニット(U)を回転させるようにしたことを特徴とする、前記請求項2または3記載の水槽用濾過装置。
【請求項5】
前記筒状の濾材(26)は、その外周面が断面波状に形成されていて、その外周面が前記導水通路(30)より噴出する渦流水を受けて、前記濾過ユニット(U)を回転させるようにしたことを特徴とする、前記請求項3または4記載の水槽用濾過装置。
【請求項6】
前記濾過ケース(10)の下部には、前記濾過ユニット(U)の回転により遠心分離された残餌などの汚物を収容する汚物貯留室(38)が設けられていることを特徴とする、前記請求項2、3、4または5記載の水槽用濾過装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−81880(P2010−81880A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−254858(P2008−254858)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(592011457)
【Fターム(参考)】