説明

水溶性加工油剤

【課題】アルミニウムまたはその合金に対し、腐食等の影響がなく、使用時に混入する潤滑油や作動油等の乳化を効果的に抑制する水溶性加工油剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、カチオン性抗乳化剤を含有し、下記一般式(1)で表されるアルキルホスホン酸化合物又はその塩を少なくとも1種含有することを特徴とする、水溶性加工油剤を提供する。
【化1】


(但し、Rは炭素数5〜11の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基、又は芳香環を含む直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示し、R、Rは両方が水素又は一方が水素であり、他方が炭素数1〜4の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示す。)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水溶性切削研削加工油剤に関し、更に詳しくは混入油等の乳化を効果的に抑制するアルミニウム及びアルミニウム合金用水溶性加工油剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から金属、非鉄金属、ガラス及びセラミックス等の切削加工および塑性加工等においては種々の水溶性加工油剤が使用されているが、この種の水溶性加工油剤の使用に関しては、加工機械等に使用される摺動面潤滑油、作動油、グリース等が該加工油剤に混入して乳化されやすいために、該油剤の清澄性の低下と粘度の増加および切削研削性能等の低下が起こるだけでなく、微生物に起因する腐敗悪臭による作業環境の悪化やガム状塊の生成による循環パイプの閉塞等がもたらされるという問題があった。
【0003】
この問題を解決する為にカチオン性抗乳化剤を含む水溶性加工油剤(特許文献1)が提案されているが、アルミニウムやその合金を腐食するといった問題点がある。
アルミニウムまたはその合金の腐食防止剤としては、メタ珪酸ナトリウム、メタ珪酸カリウムおよび油溶性のリン酸エステルもしくはアミド化合物がよく知られている。メタ珪酸ナトリウムやメタ珪酸カリウムは高い腐食防止効果を有するが、水溶性潤滑剤や水溶性切削研削油剤の安定性を悪化させ、成分分離を起こすため現在ではあまり使用されていない。
【0004】
また、油溶性のリン酸エステル、アミド化合物、長鎖脂肪酸は混入油等の乳化を抑制した水溶性加工油剤では混入油と混合してしまうため効果が発揮できなかった。
【0005】
特許文献2では、アルキルホスホン酸誘導体を用いたアルミ合金又は非鉄金属の塑性加工潤滑剤が提案されているが、油を乳化しやすくするもので、抗乳化の効果は全く発揮できなかった。
【特許文献1】特開平4−277598号公報
【特許文献2】特開平5−65493号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、アルミニウムまたはその合金に対し、腐食等の影響がなく、混入油等の乳化を効果的に抑制する水溶性加工油剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題の解決のために鋭意研究を重ねた結果、カチオン性抗乳化剤を含有し、特定のアルキルホスホン酸化合物又はその塩を少なくとも1種含有することで、アルミニウムまたはその合金に対し、腐食等の影響がなく、混入油等の乳化を効果的に抑制する水溶性加工油剤を見出した。
【0008】
従って、本発明は、以下の項に示す水溶性加工油剤を提供する。
項1.カチオン性抗乳化剤を含有し、下記一般式(1)で表されるアルキルホスホン酸化合物又はその塩を少なくとも1種含有することを特徴とする水溶性加工油剤。
【化1】

(但し、Rは炭素数5〜11の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基、又は芳香環を含む直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示し、R、Rは両方が水素又は一方が水素であり、他方が炭素数1〜4の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示す。)
項2.カチオン性抗乳化剤が、(A)塩基性窒素原子もしくはカチオン性窒素原子を少なくとも1個有するビニル系単量体又はその塩もしくは第4級アンモニウム塩の単独重合物又はこれらの共重合物(B)塩基性窒素原子もしくはカチオン性窒素原子を少なくとも1個有するビニル系単量体又はその塩もしくは第4級アンモニウム塩と、塩基性窒素原子及びカチオン性窒素原子を含有しないビニル系単量体又はその塩との共重合物、(C)ポリアルキレンポリアミンとジハロゲン化エチルエーテルとの重縮合物、(D)ポリアルキレンポリアミンとジハロアルカンとの重縮合物、(E)アルキレンジアミンとエポキシ化合物との重縮合物、(F)ポリエチレンイミン、(G)デンプン又はセルロースのカチオン変性物及び(H)キトサン及びその塩、からなる群から選択される1種もしくは2種以上のポリマーである項1記載の水溶性加工油剤。
項3.上記ポリマーの平均分子量が1000〜10,000,000である項2記載の水溶性加工油剤。
項4.カチオン性抗乳化剤を0.01〜40重量%含有し、上記アルキルホスホン酸化合物を0.01〜30重量%含有する項1記載の水溶性加工油剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明による水溶性加工油剤は、アルミニウムおよびその合金に使用できる上に、加工油剤に加工機械等に使用される潤滑油、作動油またはグリース油が混入してもその乳化は効果的に抑制されるので、該混入油等の乳化に起因する加工油剤の清澄性の低下や粘度増加、切削研削性能等の低下、作業環境等の悪化などの諸問題は解決される。従って、水溶性加工油剤の液寿命の延長と維持管理の省力化を測ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の詳細を実施形態に基づいて更に詳しく説明する。
本発明に使用するカチオン性抗乳化剤としては、次の(A)〜(H)のポリマーが例示され、ポリマーの平均分子量は通常1000〜10,000,000で、好ましくは1000〜100,000である。
【0011】
ポリマー(A)としては、下記の(a)〜(e)のポリマーが例示される。
【0012】
(a)一般式(2):
【化2】

(式中、Rは水素原子またはメチル基を示し、RおよびRは各々独立して炭素原子数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基を示し、nは6〜60000、好ましくは10〜1000の数を示す)で表されるN,N−ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレートの重合物およびこれらの塩(例えば、第4級アンモニウム塩、硫酸塩または塩酸塩、HI塩、HBr塩等)。
【0013】
(b)一般式(3):
【化3】

(式中、RおよびRは前記と同意義であり、nは6〜6000、好ましくは10〜1000の数を示す)で表されるポリ(メタ)アクリルアミドのカチオン変性物。
【0014】
(c)一般式(4):
【化4】

(式中、RおよびR’は各々独立して水素原子またはメチル基を示し、RおよびRは各々独立して炭素原子数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基を示し、mは4〜60000、好ましくは4〜500の数を示し、nは4〜100000、好ましくは4〜500の数を示す)で表わされるN,N−ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリルアミドとの共重合物およびこれらの塩(例えば、第4級アンモニウム塩等)。
【0015】
(d)一般式(5):
【化5】

(式中、RおよびRは前記と同意義であり、nは6〜60000、好ましくは10〜1000の数を示す)で表わされるジアリルジアルキルアンモニウムハロゲン化物の環化重合物。
【0016】
(e)一般式(6):
【化6】

(式中、R、RおよびRは前記と同意義であり、mは4〜60000、好ましくは4〜500の数を示し、nは4〜100000、好ましくは4〜500の数を示す)で表されるジアリルジアルキルアンモニウムハロゲン化物と(メタ)アクリルアミドとの共重合物。
【0017】
ポリマー(B)としては、N,N−ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミドまたはジアリルジアルキルアンモニウムハロゲン化物と、(メタ)アクリル酸、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリルまたはスチレン等の共重合物が例示される。
【0018】
ポリマー(C)としては、一般式(7):
【化7】

(式中、R’は炭素数1〜10、好ましくは1〜6のアルキル基、アルキレン基を示し、nは4〜40000、好ましくは4〜400の数を示す)で表されるテトラメチルアルキレンジアミンと2,2’−ジクロロエチルエーテルとの重合物が例示される。
【0019】
ポリマー(D)としては、一般式(8):
【化8】

(式中、Rは炭素原子数1〜4、好ましくは2〜3のアルキル基、アルキレン基を示し、R’は炭素原子数2〜10、好ましくは2〜6のアルキル基、アルキレン基を示し、nは10〜100000、好ましくは10〜1000の数を示す)で表わされるアルキレンジクロライドとアルキレンポリアミンとの重合物が例示される。
【0020】
ポリマー(E)としては、一般式(9):
【化9】

(式中、Rは前記と同意義であり、nは10〜100000、好ましくは10〜1000の数を示す)で表されるアルキレンジアミンとエピハロヒドリンとの重縮合物が例示される。
【0021】
ポリマー(F)としては、一般式(10):
【化10】

(式中、m+nは8〜80000、好ましくは8〜800の数を示す)で表わされるポリエチレンイミンが例示される。
【0022】
ポリマー(G)としては、一般式(11):
【化11】

(式中、R、RおよびRは各々独立して炭素原子数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基を示し、Cellはセルロース、デンプンまたはグアーガム等の多糖類の残基を示す)で表わされる多糖類のカチオン変性物およびその塩類(例えば、第4級アンモニウム塩等)が例示される。
【0023】
ポリマー(H)としては、一般式(12):
【化12】

(式中、nは3〜30000、好ましくは3〜300の数を示す)で表わされるキチンの濃アルカリによる加水分解物およびその塩が例示される。
【0024】
上記のカチオン性抗乳化剤は所望により、適宜2種以上混用してもよい。
カチオン性抗乳化剤の対アニオンは特に限定的ではないが、塩素イオン、ヨウ素イオン、臭素イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、ホウ酸イオン、低級および中級モノカルボン酸イオンおよびポリカルボン酸等が例示されるが、防錆性の観点からは燐酸イオン、ホウ酸イオン、中級モノカルボン酸イオンおよびポリカルボン酸イオンが好ましい。
【0025】
カチオン抗乳化剤の配合量は特に限定的ではないが、通常は0.01〜40重量%、好ましくは0.1〜30重量%であり、0.01重量%未満の場合には混入油等の乳化を十分に抑制できない。40重量%を越える場合には抗乳化作用が小さくなり、逆に乳化作用が発生する。
【0026】
本発明で使用されるアルキルホスホン酸化合物は下記一般式(1)で表されるアルキルホスホン酸誘導体である。一般式(1)
【化13】

(式中、Rは炭素数5〜11、好ましくは6〜10の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基、又は芳香環を含む直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を、R、Rは両方が水素又は一方が水素であり、他方が炭素数1〜4の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示す。)
【0027】
は、炭素数が5より小さくなると、アルミニウムやその合金に対する腐食防止効果や加工性が十分に発揮されない。さらに炭素数が11を超えると、混入油を乳化しやすくなり該油剤の清澄性が十分に発揮されない。
【0028】
上記のアルキルホスホン酸化合物は、所望により適宜2種以上使用してもよく、混合物であってもよい。
アルキルホスホン酸化合物の対カチオンは、特に限定的ではないが、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジメチルモノエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N,N−ジエチルモノエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、N,N−ジブチルモノエタノールアミン、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−ラウリルジエタノールアミン、N−ラウリルジエタノールアミンエチレンオキサイド付加物等が例示される。
【0029】
本発明の水溶性加工油剤は水溶液状であり、その元々の濃度及び加工時に求められる性能に応じて、適宜の希釈倍率(通常は、5〜100倍)で水で希釈して使用に供することができる。
使用時における本発明の水溶性加工油剤のpHは、好ましくは7〜12.5、より好ましくは8〜11である。設備関係の鉄材の十分な防錆性を得るにはpHが7以上であることが好ましく、手荒れの原因となる皮膚刺激性や、廃棄物処理における特定管理産業廃棄物たる廃アルカリの処理等を考慮すると、pHが12.5以下であることが望ましいためである。
【0030】
本発明による水溶性加工油剤には加工油剤の種類に応じて常套の添加剤、例えば防錆剤、潤滑剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤、染料、香料等を適宜配合してもよいが、水溶性加工油剤との相溶性の悪いものや、難水溶性のものは避けるべきである。
本発明による水溶性加工油剤に潤滑油、作動油、グリース等が混入してもこれらの乳化は効果的に抑制されて分離するので、このような分離混入油を適宜分離除去することによって該水溶性加工油剤の性能等の劣化を防止でき、アルミニウムまたはその合金に対し腐食などの影響がなく加工できる。
【実施例】
【0031】
以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0032】
実施例
表−1の配合処方によって水溶性加工油剤1〜10を調整した。抗乳化性を評価するために栓付きのメスシリンダー(100ml)内へ各々の10重量%の油剤試料水溶液50ml(室温)および摺動潤滑油モービルバクトラオイルNo.2(モービル社市販品)5mlを入れ、密栓し、上下に10回激しく振盪させた後静置し、経時的に清澄性を調べた結果を表−1に示す。
【0033】
液の清澄性の評価基準
表−1中、清澄性A〜Dの評価は以下のとおりである。
A:潤滑油は静置後直ちに浮上し、油剤部分は透明であるか、またはわずかに白濁する。
B:潤滑油は静置後比較的早く浮上し、潤滑油層を形成するが、油剤層は白濁する。
C:潤滑油層は上部にわずかに形成するだけであり、油剤層は白濁する。
D:潤滑油は分離せず、油剤層中に乳化分散する。
【0034】
また、アルミニウムとその合金に対する腐食防止能力を明らかにするために、各々の10重量%の油剤試料水溶液中にアルミニウム合金(ADC−12)を1時間、25℃で半浸漬し、変色の有無を確認した結果を表−1に示す。
【0035】
アルミニウム合金の防食性の評価基準
表−1中、アルミニウム合金の防食性A〜Dの評価は以下のとおりである。
A:境界部、浸漬部ともに、変色が見られない。
B:境界付近にわずかに変色が見られる。
C:浸漬部の全面に薄い変色が見られる。
D:浸漬部の全面に明らかな変色が見られる。
【0036】
さらに、各々の10重量%水溶液のpH値も表−1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
表−1における脚注は以下の通りである。
1)平均分子量約90000。
2)株式会社ネオス製EBW−101;前記の一般式(6)において、R’がCであるCl塩。
3)三洋化成工業株式会社製サンフロックC609P;前記の一般式(1)においてR、RおよびRがいずれもCHであるCl塩。
4)三晶社製MEYPROBOND9806;前記の一般式(10)において、RがC、RおよびRがCH、Cellがグアーガム残基であるCl塩。
5)株式会社ネオス製PC−70;前記の一般式(8)において、RがC12であるC〜Cジカルボン酸塩。
6)日本触媒化学工業株式会社製エポミンP−1000;前記の一般式(9)において分子量が10000のポリマー。
【0039】
比較例
表−2の配合処方によって水溶性加工油剤11〜19を調整し、各々の油剤試料の清澄性とアルミニウム合金の防食性を実施例と同様にして調べ、結果を表−2に示す。表−2中、液の清澄性の評価基準とアルミニウム合金の防食性の評価基準であるA〜Dの評価は実施例の場合と同意義である。
さらに、各々の10重量%水溶液のpH値も表−2に示す。
【0040】
【表2】

【0041】
実施例1〜10において、液の清澄性は、すべてAの「潤滑油は静置後直ちに浮上し、油剤部分は透明であるか、またはわずかに白濁する。」という1番のレベルであった。また、アルミニウム合金の防食性も、すべてAの「境界部、浸漬部ともに、変色が見られない。」という1番のレベルであった。以上の結果から、実施例1〜10は、液の清澄性、アルミニウム合金の防食性ともに非常に優れた効果、性能を有していた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カチオン性抗乳化剤を含有し、下記一般式(1)で表されるアルキルホスホン酸化合物又はその塩を少なくとも1種含有することを特徴とする水溶性加工油剤。
【化1】

(但し、Rは炭素数5〜11の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基、又は芳香環を含む直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示し、R、Rは両方が水素又は一方が水素であり、他方が炭素数1〜4の直鎖又は分岐アルキル基、アルキレン基を示す。)
【請求項2】
カチオン性抗乳化剤が、(A)塩基性窒素原子もしくはカチオン性窒素原子を少なくとも1個有するビニル系単量体又はその塩もしくは第4級アンモニウム塩の単独重合物又はこれらの共重合物(B)塩基性窒素原子もしくはカチオン性窒素原子を少なくとも1個有するビニル系単量体又はその塩もしくは第4級アンモニウム塩と、塩基性窒素原子及びカチオン性窒素原子を含有しないビニル系単量体又はその塩との共重合物、(C)ポリアルキレンポリアミンとジハロゲン化エチルエーテルとの重縮合物、(D)ポリアルキレンポリアミンとジハロアルカンとの重縮合物、(E)アルキレンジアミンとエポキシ化合物との重縮合物、(F)ポリエチレンイミン、(G)デンプン又はセルロースのカチオン変性物及び(H)キトサン及びその塩、からなる群から選択される1種もしくは2種以上のポリマーである請求項1記載の水溶性加工油剤。
【請求項3】
上記ポリマーの平均分子量が1000〜10,000,000である請求項2記載の水溶性加工油剤。
【請求項4】
カチオン性抗乳化剤を0.01〜40重量%含有し、上記アルキルホスホン酸化合物を0.01〜30重量%含有する請求項1記載の水溶性加工油剤。

【公開番号】特開2009−7423(P2009−7423A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−168131(P2007−168131)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(000135265)株式会社ネオス (95)
【Fターム(参考)】