説明

求心力動作型水車

本発明は、水路から供給される水によって回転動作する求心力動作型水車において、固定板に垂直方向に固定される固定軸と、ベアリングを内部に設置した状態で固定軸の上部に装着され、下部に上蓋を装着した上部回転枠と、上記固定軸の下部に装着され内部には回転作動のためのベアリングが装着され、上部には流入する水を放水路に排出することができるように一定間隔を置いて排出孔が形成される下部回転枠と、上記下部回転枠の上部に装着され、その上部側は円筒形状であり、その下部側は傾斜面が形成された漏斗形状を有し、下部の端には排出通路が形成された外部遠心筒と、上記上部回転枠の上蓋の上方に設置される円筒形状の内部遠心筒と、上記外部遠心筒と上記内部遠心筒の間に放射形に装着される多数の羽根とを含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低落差と低速の水流を利用した求心力動作型水車に関するものであり、さらに詳しくは、水の水圧と回転慣性を利用して回転する水車に重力の効果を向上させることができるようにした求心力動作型水車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、低落差用水車は、水車形式等の公知となった水車を使っているが、このような公知となった水車は、効率の低い限界があった。
【0003】
そして前記水車は、従来の遠心ポンプ(Centrifugal Pump)とその構成が似ており、従来の遠心ポンプの技術形態を詳察すれば次の通りである。
【0004】
まず、大韓民国特許登録番号第10−0381466−000(2003.04.10)は、遠心又は混流ターボ機械に関するものであり、前記遠心又は混流ターボ機械は、回転力によるポンプの吐出圧力を最大にするために羽根の角度を改善したもであるが、前記羽根の角度の改善は、遠心ポンプにだけ適用することができるのみで、水車には適用することができない問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたものであり、水路から供給される水の水圧と回転慣性を利用して連続的に求心力動作型水車を回転作動させることができるようにするところにその目的がある。
【0006】
また、回転作動する羽根と内部遠心筒及び外部遠心筒をそれぞれ又は一体に回転作動させて、願う場所に願う回転力を得ることができるようにするところにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような目的を達成するために、本発明の一実施例では、上下又は左右に一直線上に据置台と固定軸を媒介として回転可能に支持される内外部遠心筒と、この内外部遠心筒の間に放射状に多数個固着結合された羽根から成り、前記内外部遠心筒と隣合う個別の羽根の組合形状が、下方に水や蒸気が傾斜流動しながら回転半径が次第に減るように傾斜した下面から成ることにより、前記羽根を含んだ内外部遠心筒が上部に配置された媒質落下口から落下する水又は蒸気を含んだ媒質の衝撃によって、前記固定軸を回転支持軸として回転しながら、前記羽根の上部側を通過する回転半径と前記羽根の下部側を通過する回転半径の長さによって回転モーメントを誘発させ、この動力伝達用媒質の回転によって発生する位置変化によって誘発される前記媒質の回転半径と媒質の落下によるモーメントの差により持続的な回転が可能となり、前記内外部遠心筒を回転させるように成ったことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の実施例による前記した回転力発生器を利用する求心力動作型水車は、水路から供給される水を利用して回転作動する水車において、設置場所に固定される固定板に垂直方向に固定軸が固定装着される固定部と、前記固定部を構成する固定軸の下部に挿入装着されるスラストベアリングと、前記スラストベアリングの上部一部を囲みながら固定軸の下部に装着され、内部には回転作動のためのベアリングが装着されて、上部には流入する水を放水路に排出することができるように一定間隔を排出孔が形成される下部回転枠と、前記固定軸に装着される下部回転枠と間隔を置いて上部に装着され内部には回転作動のためのベアリングが装着される上部回転枠と、前記下部回転枠の上部に装着され下部には下部回転枠に水の流入が容易なように傾斜面が形成され下部の端には排出通路が周りに形成される円筒形状の外部遠心筒と、前記上部回転枠の下部に装着する上蓋の外周面に固定する円筒形状の内部遠心筒と、前記外部遠心筒と内部遠心筒の間に放射形に装着される羽根を含んで成ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水路から供給される水の水圧と回転慣性を利用して連続的に求心力動作型水車を回転作動させることができるだけでなく、水の位置エネルギーである落差を全部回転力に転換することができるため、求心力動作型水車の効率を向上させることができる効果がある。
【0010】
また、回転作動する羽根と内部遠心筒及び外部遠心筒をそれぞれ又は一体に回転作動させて、願う場所に願う回転力を得ることができる効果がある。
【0011】
また、羽根と羽根の間に形成される所定の空間部を通じて水が有している運動エネルギーを向上させながら回転力を向上させることができる効果がある。
【0012】
また、遅い流速の水を利用した発電等で水車の動作特性を改善して、水が有している運動エネルギーを最大に活用することができるだけでなく、水の流れが多様な地域で小規模水力の利用を可能として親環境エネルギー生産に寄与することができる超小水力発電のための求心力動作型水車を完成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例による回転型動力発生器を半分切取って示した縦断面斜視構造図。
【図2】図1に例示された回転型動力発生器の正面構造図。
【図3】本発明による回転型動力発生器を採用した求心力動作型水車を示した分解斜視図。
【図4】本発明による求心力動作型水車の内部構造を示した縦断面構造図。
【図5】本発明による求心力動作型水車を構成する羽根の他の実施例を示した平面図。
【図6】本発明による求心力動作型水車のまた他の実施例を示した図面。
【図7】本発明による求心力動作型水車のまた他の実施例を示した図面。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の構成を添付された図面を参照に説明すれば、図1は本発明の一実施例による回転型動力発生器を半分切取って示した縦断面斜視構造図で、図2は図1に例示された回転型動力発生器の正面構造図であり、図3は本発明による回転型動力発生器を採用した求心力動作型水車を示した分解斜視図で、図4は本発明による求心力動作型水車の内部構造を示した縦断面構造図であり、図5は本発明による求心力動作型水車を構成する羽根の他の実施例を示した平面図で、図6及び7は本発明による求心力動作型水車のまた他の実施例を示した図面である。
【0015】
本発明の一実施例による回転力発生器は、図1及び図2に例示されたように、上下又は左右に一直線上に据置台と固定軸22を媒介として回転可能に支持される内外部遠心筒80、70と、この内外部遠心筒80、70の間に放射状に多数個固着結合された羽根90を含む。前記内外部遠心筒80、70と隣合う個別の羽根90の組合形状が、下方に水や蒸気が傾斜流動しながら回転半径が次第に減るように傾斜した下面から成る。
【0016】
したがって、前記羽根90を含んだ内外部遠心筒80、70が上部に配置された媒質落下口から落下する水又は蒸気を含んだ媒質の衝撃によって前記固定軸22を回転支持軸として回転しながら、前記羽根90の上部側を通過する媒質の回転半径と前記羽根90の下部側を通過する媒質の回転半径の長さの差によって回転モーメントを誘発させる。
【0017】
そのため、この動力伝達用媒質の回転によって発生する速度変化によって誘発される前記媒質の回転半径と媒質の落下によるモーメントの差によって持続的な回転が可能と成り、前記内外部遠心筒80、70を回転させるように成っている。
【0018】
すなわち、前記した形態に形成される媒質の落下流動空間としての漏斗型の外部遠心筒での上側外周での媒質の回転移動速度は、同じ回転数の水車で放出口側に下がるほど円周が小さいので相対的に速度が低く成り、この時、水の流入速度と流出速度差によるエネルギーの差が水車に動力を伝達する。このように、漏斗型外部遠心筒での水の回転移動速度間の差の力が羽根の側壁面に作用することにより、回転動力が発生及び維持されるように成るのである。
【0019】
また、前記内外部遠心筒80、70の上部は、内郭部の間に上向き突出する延長型ガイド溝75を形成するように縦断面がU字形に形成され、前記羽根90の上側内郭部には、前記内外部遠心筒80、70の内郭部に上向き突出した延長型ガイド溝の内側に一部突出して密着挿入されるように突出部91が延長形成されている。
【0020】
また、前記した回転力発生器は、本発明での求心力動作型水車10に採用されるところ、これは設置場所に固定装着される固定部20と、前記固定部20を構成する固定軸22に設置されるスラストベアリング30と、前記固定軸22の下部に装着される下部回転枠40と、前記固定軸22に装着される下部回転枠40と間隔を置いて固定軸22に装着される上部回転枠50と、前記上部回転枠50に装着される上蓋81の外周面に固定される内部遠心筒80と、前記外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に放射形に装着される羽根90から構成されることができる。
【0021】
前記固定部20は、設置場所に固定される固定板21と前記固定板21に垂直に固定装着される固定軸22から構成される。
すなわち、前記固定部20は、設置場所にボルト、ナット、アンカーボルト、リベット等の中から選択されたいずれか一つの締結具130を利用して固定板21を固定設置した後、前記固定板21の上部に溶接又は締結具130等を利用して垂直方向に固定軸22を固定装着するように成るのである。
【0022】
前記固定部20を構成する固定軸22の下部に挿入装着されるスラストベアリング30は、上部に装着される下部回転枠40が固定板21に接触することを防止しながらも円滑な回転作動が可能なようにしたものである。
【0023】
前記固定軸22に装着される下部回転枠40は、前記スラストベアリング30の上部一部を囲みながら固定軸22の下部に装着され、内部には回転作動のためのベアリング41が装着され、上部には流入する水を放水路60へ防水するための排出孔42が形成される。
【0024】
すなわち、前記下部回転枠40は、固定軸22に挿入装着されてスラストベアリング30の上部に設置された後、ベアリング41を介して回転作動しながら上部に流入する水を排出孔42を利用して放水路60に伝達することができるようにしたものである。
この時、前記放水路60は、供給される水を円滑に排出することができるように傾斜して装着されることが効果的である。
【0025】
前記固定軸22に装着される下部回転枠40と間隔を置いて固定軸22に装着される上部回転枠50は、内部に回転作動のためのベアリング51が装着され、下部には前記内部遠心筒80と円滑な結合のために、水平又は傾斜面の上蓋81が形成される。
【0026】
前記羽根90の傾斜した部分に装着する傾斜面71を漏斗模様にして、この傾斜面71に装着される外部遠心筒70は円筒形状に形成され、内部には水の排出が容易なように傾斜面71が形成されて、下部の端には水の排出されることができるように排出通路72が形成される。
【0027】
すなわち、前記外部遠心筒70は、水路100を通じて流入する水の供給を受けて下部に形成される傾斜面71を通じて下部排出通路72を通じて排出されるようにしたのである。
この時、前記外部遠心筒70は、内部遠心筒80と同一の高さを有するか、より高く形成される。
【0028】
前記上部回転枠50の下部に装着される上蓋81と結合する内部遠心筒80は、円筒形状に形成される。
この時、前記上蓋81は、水平、又は中心に傾斜した形態に成ることができるものである。
【0029】
すなわち、前記内部遠心筒80は、外部遠心筒70より小さな直径を有して形成され、間に形成される空間Sを通じて水路100を通じて供給される水の伝達を受けて伝達するように成る。
この時、前記内部遠心筒80は、外部遠心筒70と同一の高さを有するか、より低く形成されるだけでなく、前記空間S方向に傾斜して形成されることができることを明らかにする。
【0030】
前記外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に放射形に装着される羽根90は、上面と底面が、外部遠心筒70の傾斜面71と内部遠心筒80の下部傾斜面81及び上蓋81の下部面と結合される。
【0031】
そして前記羽根90は真っ直ぐに形成されるだけでなく、図示された図3のように平面上曲面になるよう形成されて、水路100を通じて供給される水に対する抵抗を最小化しながら円滑に回転作動することができるように形成されることができる。
【0032】
また、前記上部回転枠50、外部遠心筒70、内部遠心筒80、上蓋81、羽根90は、部品の減少と共に円滑な回転作動と負荷を最小化することができるように一体型に形成されることができるものである。
【0033】
次に、前記外部遠心筒70と内部遠心筒80は、水路100を通じて供給される水を収容しながら羽根90と羽根90の間の空間部S1に水を円滑に供給することができるように羽根90の高さより高く形成されることができる。
この時、前記羽根90は、外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に形成される空間Sで所定区間の突起部91が突出形成される。
【0034】
そして前記求心力動作型水車10は、図示された図6のように構成されることができるが、すなわち、前記固定軸22は、固定板21に固定されるよう装着され、前記上部回転枠50、外部遠心筒70、内部遠心筒80、羽根90は、一体に構成されて、前記固定軸22とはベアリング41及びベアリング51によって回転するように装着され、前記固定軸22の上部には上部回転枠50を延長して回転作動させることができるように動力伝達手段140と回転結合することができる。
【0035】
ここで、前記動力伝達手段140は、発電機141とこの発電機141に回転動力を伝達するベルトやチェーンが巻掛け結合され、多数個のギアから構成されるギアボックス142と、前記ギアボックス142とベルトやチェーンを媒介として連動作動する回転軸143と、前記回転軸143と上部回転枠50の延長軸21にそれぞれ装着されて回転作動するベベルギア144から構成される。
【0036】
これをもう少し補充説明すれば、前記動力伝達手段140は、固定板21に固定した固定軸22に回転する求心力動作型水車10の上部回転枠50を延長した支持軸21がテーブル150を貫通して回転する構成で、前記延長軸21に回転作動するベベルギア144を通して作動する回転軸143と、この回転軸143とベルト又はチェーンを媒介として巻掛け結合するギアボックス142及びギアボックス142から動力の伝達を受けて電気動力を生産する発電機141から構成されるのである。
この時、前記求心力動作型水車10の外側には、テーブル150をさらに装着して前記水路100をU−ボルトとナット等の締結具130を利用して固定するのが効果的である。
【0037】
次に図示された図7は、求心力動作型水車の他の実施例を示したものであり、これを簡単に説明すれば次の通りである。
【0038】
前記求心力動作型水車10は、設置場所に固定される固定板21に垂直方向に固定軸22が固定装着される中空形状の固定部20と、前記固定部20を構成する固定軸22の下部に挿入装着されるスラストベアリング30と、前記スラストベアリング30の上部一部を囲みながら固定軸22の下部に装着され、内部には回転作動のためのベアリング41が装着されて、上部には流入する水を放水路60に排出することができるように一定間隔を排出孔42が形成される下部回転枠40と、前記固定軸22に装着される下部回転枠40と間隔を置いて上部に装着され内部には回転作動のためのベアリング51が装着される上部回転枠50と、前記下部回転枠40の上部に装着され下部には傾斜面71が形成されて下部の端には排出通路72が形成される円筒形状の外部遠心筒70と、前記上部回転枠50の下部に下部傾斜面81が装着される円筒形状の内部遠心筒80と、前記外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に放射形に装着される羽根90と、前記水路100から供給される水を連結通路部111を通して調節した後、前記連結通路部111及び固定軸22と連結された連通配管112を通して前記連結通路部111に伝達する水を固定軸22の内部に供給する水供給部110と、前記固定軸22の上部に装着されて外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に形成される空間Sに前記固定軸22の内部を通して伝達する水を供給する分岐管120から構成される。
【0039】
すなわち、前記求心力動作型水車10は、前記固定部20の固定軸22を中空形状で形成し、前記固定軸22の下部と上部に水供給部110と分岐管120を装着して求心力動作型水車10を回転作動することができるようにしたものである。
【0040】
前記のように構成される求心力動作型水車の実施例を説明すれば、次の通りである。
【0041】
まず、締結具130を利用して設置場所に固定板21を固定装着した後、前記固定板21の上部に垂直方向に固定軸22を固定装着して固定部20を構成してから、前記固定部20を構成する固定軸22の下部にスラストベアリング30を挿入装着する。
【0042】
そして前記固定軸22の下部に、前記スラストベアリング30の上部一部を囲みながら内部には回転作動のためのベアリング41が装着され、上部には流入される水を放水路60に排出することができるように一定間隔で排出孔42が形成される下部回転枠40を装着する。
この時、前記放水路60は、排出孔42を通して伝達され水を外部へ円滑に排出することができるように傾斜して装着する。
【0043】
次に、前記下部回転枠40の上部に、下部回転枠40の外部に水の流出が容易なように多数の排出孔42を構成し、傾斜面71が下部に形成される円筒形状の外部遠心筒70を装着した後、前記外部遠心筒70の上部に間隔を置いて羽根90を放射形に装着する。
【0044】
そして、前記羽根90の上部に上蓋81と結合形成される円筒形状の内部遠心筒80を装着した後、前記内部遠心筒80の上部に、内部に回転作動のためのベアリング51が装着される上部回転枠50を装着する。
この時、前記内部遠心筒80は、外部遠心筒70より直径を小さく形成する。
【0045】
次に、前記外部遠心筒70と内部遠心筒80の一側上部に、前記羽根90と羽根90の間に外部の水を供給することができるように水路100を装着すれば、求心力動作型水車10の組立ては完了するのである。
ここで、前記求心力動作型水車の組立て順序は、前記と異なって構成されることができるものである。
【0046】
次に、前記求心力動作型水車10の作動状態を詳察すれば次の通りである。
まず、前記水路100を通じて外部遠心筒70と内部遠心筒80の間に形成される空間Sに水を供給する。
【0047】
そして、前記空間Sを通過した水は、羽根90と羽根90の間に形成される空間部S1に収容されながら水の進行方向に羽根90を回転作動させるように成る。
すなわち、前記水路100で供給される水は、水圧によって羽根90を衝撃して回転作動させるように成るのである。
【0048】
次に、前記羽根90にぶつかった後、落下した水は、外部遠心筒70の下部に形成される傾斜面71に沿って下部に移動しながら、だんだん小さな回転半径で回転しながら傾斜面71を抜けて前記放水路60に伝達されてから、前記放水路60を通して外部に排出される。
【0049】
このように前記水路100を通じて供給される水は、水圧と回転慣性を利用して前記羽根90と外部遠心筒70及び内部遠心筒80を連続的に回転作動させるように成るのである。
【0050】
以上で添付された図面を参照して本発明である求心力動作型水車を説明するにおいて、特定形状及び方向を主として説明したが、本発明は、当業者によって多様な変形及び変更が可能であり、このような変形及び変更は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下又は左右に一直線上に据置台と固定軸を媒介として回転可能に支持される内外部遠心筒と、この内外部遠心筒の間に放射状に多数個固着結合された羽根を含み、
前記内外部遠心筒と隣合う個別の羽根の組合形状が、下方に水や蒸気が傾斜流動しながら回転半径が次第に減るように傾斜した下面から成ることを特徴とする回転力発生器。
【請求項2】
前記内外部遠心筒の上部は、内郭部の間に上向き突出する延長型ガイド溝を形成するように縦断面がU字形に形成され、前記羽根の上側内郭部には、前記内外部遠心筒の内郭部に上向き突き出された延長型ガイド溝の内側に一部突出して密着挿入されるように突出部が延長形成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転力発生器。
【請求項3】
前記上部回転枠、外部遠心筒、内部遠心筒、羽根は、一体型に形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転力発生器。
【請求項4】
前記羽根は、平面上曲面になるよう形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転力発生器。
【請求項5】
前記外部遠心筒と内部遠心筒は、羽根の高さより高く形成され、前記羽根は、外部遠心筒と内部遠心筒の間に形成される空間で所定区間の突起部が突出形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転力発生器。
【請求項6】
前記動力伝達手段は、固定板に固定した固定軸に回転する求心力動作型水車の上部回転枠を延長した支持軸がテーブルを貫通して回転する構成で、前記延長軸に回転作動するベベルギアを通して作動する回転軸と、この回転軸とベルト又はチェーンを媒介として巻掛け結合するギアボックス及びギアボックスから動力の伝達を受けて電気動力を生産する発電機から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転力発生器。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の回転力発生器を採用して、前記外部遠心筒と内部遠心筒の間に放射形に装着される羽根に対して上部で提供される水を利用して回転作動するように構成したことを特徴とする求心力動作型水車。
【請求項8】
水路から供給される水を利用して回転作動する水車において、
設置場所に固定される固定板に垂直方向に固定軸が固定装着される中空形状の固定部と、
前記固定部を構成する固定軸の下部に挿入装着されるスラストベアリングと、
前記スラストベアリングの上部一部を囲みながら固定軸の下部に装着され、内部には回転作動のためのベアリングが装着されて、上部には流入する水を放水路に排出することができるように一定間隔を排出孔が形成される下部回転枠と、
前記固定軸に装着される下部回転枠と間隔を置いて上部に装着され内部には回転作動のためのベアリングが装着される上部回転枠と、
前記下部回転枠の上部に装着され下部には下部回転枠に傾斜面が形成されて、下部の端には排出通路が周りに形成される円筒形状の外部遠心筒と、
前記上部回転枠の下部に上蓋が装着される円筒形状の内部遠心筒と、
前記外部遠心筒と内部遠心筒の間に放射形に装着される羽根と、
前記水路から供給される水を連結通路部を通して調節した後、前記連結通路部及び固定軸と連結された連通配管を通して前記連結通路部に伝達する水を固定軸の内部に供給する水供給部と、
前記固定軸の上部に装着されて外部遠心筒と内部遠心筒の間に形成される空間に前記固定軸を通して伝達する水を供給する分岐管を含んで成ることを特徴とする求心力動作型水車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−520601(P2013−520601A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553813(P2012−553813)
【出願日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【国際出願番号】PCT/KR2011/001018
【国際公開番号】WO2011/102638
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(512210869)
【Fターム(参考)】