説明

油圧アクチュエータ

複動アクチュエータ(1)はロッド(4)に接続されたシリンダー(2)とピストン(3)を有する。前記シリンダーは、動作のために圧力を加えられる前記ピストンのいずれかの面に油圧流体の流れを提供するため、及び他方から油圧流体が戻る流れを提供するための正流/逆流ライン(10、11)の両端にポート(8,9)を設けている。ライン(10、11)は両側に伸びた短いロッド(24、25)を有する複動ピストン(23)を収容するボア(22)のある本体(21)を有するシャトル弁(20)の両端に通じている。各ロッドはシャトルピストンの面と前記本体の端密着部材(28、29)に対して作用する中央のばね(26、27)を動かす。前記バネは比較的堅く、シャトルを中央に動かす。前記密着部材は、前記ピストンの端部で前記ロッドを自由に収容できると同時に油圧流体の流れを許容する各中央貫通孔(30)を有する点を除いて前記ボアを塞いでいる。前記貫通孔の外側において、各密着部材はバネ(33)によってボア(31)に対して固定される逆流防止弁のボール(32)を受けるためのテーパーボア(31)を有する。前記ボアは前記各端密着部材(28、29)の近くに2つのポート(35、36)を有する。前記シャトル弁の本体(21)には2つのポート(61、62)があり、前記端密着部材(28、29)に近接する前記ボア(22)に通じているが、これらは電気モーター(66)によって選択的にいずれの方向にも駆動される可逆なギヤポンプ(65)からの正流および逆流のライン(63、64)に接続されるためのポートである。通常の動作において、前記ポンプは全体として前記アクチュエータに望ましい動作が要求する方向で駆動される。油圧液体の流れは前記シャトル弁の一端へ向かう。液体の圧力は各端密着部材(28、29)内の弁を押し上げる。圧力は前記アクチュエータ装置に供給され、そのピストンを経由して他方の前記密着部材に還流する前記各ラインの液体に供給される。前記弁が開放されるまでいかなる動きも生じない。前記圧力は、シャトルピストンより有効断面積が小さいテーパー(31)に着座されているボール(33)が弁に向かってシャトルを動かし、そのロッド(24、25)を経由して弁を開放するように作用する。この動きはポンプへ戻る液体の還流と、ライン(75)を通じて前記アキュムレータへ、または、前記アキュムレータから、のピストンロッド効果の流れとを発揮する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧アクチュエータに関するものであり、特に電気油圧アクチュエータと、その制御弁に関する。
【0002】
電気油圧アクチュエータはその電磁機器の信頼性が向上したために出願が増加している。
【背景技術】
【0003】
米国特許第6,519,939号公報は、その要約書において、下記のように複雑な連結管を備えた電気油圧アクチュエータの一例を開示している。
【0004】
本体と、前記本体に設置されるカウンターバランサと、前記本体に設置される流量制御部とを備えた油圧システムの連結管が開示されている。前記本体は第一および第二のポンプポートと、第一および第二のシリンダーポートと、第一および第二の補償器ポートと、前記第一および第二のポンプポートに接続されている第一および第二の給油管と、前記カウンターバランサと、前記流量制御部を備えている。前記カウンターバランサは、前記第一および第二の給油管の油圧流体の圧力を平衡させると同時に、前記第一および第二の給油管と前記第一および第二のシリンダーポートとの間の油圧流体のやり取りをするために、前記第一および第二の給油管とシリンダーポートとに接続されている。前記流量制御部は、補償器ポートに接続されている容積補償器に油圧流体を供給および蓄積するため、補償器ポートと第一および第二の給油管との間の油圧流体の流量を制御するために前記第一および第二の給油管と補償器ポートとに接続されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明の目的は改善された電気油圧アクチュエータおよびその制御弁を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、正流と逆流の可逆な油圧源によって作動する複動油圧アクチュエータ装置は制御弁を備えており、
・ボアのある本体と、
・そのボアの中を移動できるように設置されたシャトルと、
・可逆な油圧流体源の正流点および逆流点への接続のためにシャトルの両側にあるボアへ通じている2つの各ポートと、
・シートに弾性的に可圧された閉鎖部材を有し、油圧源が各逆流防止弁における圧力をその閉鎖部材がそのシートを油圧的にオフにするまで動いて開放する値を超えるまで上昇させて油圧源の各点からアクチュエータ装置の各端部の注入口へ圧力が流れることを許容するためにシャトルのいずれかの側に配置される2つの各逆流防止弁と、
・その逆流防止弁に対してシャトルを中心に置くためにシャトルの両側にあるバネと、
・各閉鎖部材がシートを動かして機械的にオフとなるように作用するためのシャトルからいずれかの方向に伸びている閉鎖部材の移動体と
を備えており、
そのバネが、一端での油圧が逆流防止弁の一端の油圧開口部に必要な油圧以上に上昇した後にのみ、他端の閉鎖部材の移動体を介して他端にある逆流防止弁の閉鎖部材を機械的に動かすシャトルが中央位置から離れるように中央位置から動き、それによりシャトルの一方では正流の接続が成立し、他方では逆流の接続が成立するような剛性を有している制御弁が提供される。
シャトル弁はバネが加圧されており、その加圧の圧力は一方の逆流防止弁が開放され、ピストンおよびシリンダーユニットへ加えられる圧力と上昇させるための圧力を許容するまでシャトルを他方の逆流防止弁から離して固定する。上昇した圧力はシャトルがその中央にあるバネに打ち勝つように作用し、他方の逆流防止弁が開放されるようにシャトルを動かす。このように正流の逆流防止弁が最初に開放される。油圧源が流れを止めるように制御される時、圧力はシャトルを引き下げて、バネがシャトルを中央に移動させることができるようにし、正流側が閉じる前に逆流側が閉じるように作用する。これは残圧がシャトルを逆流側で閉鎖状態を維持させるように作用する事をもたらす。
【0007】
逆流防止弁は閉鎖位置になるようにバネの加圧圧力が加えられているので、それらは開放するためにかなりの圧力または力を必要とし、アクチュエータ装置内で保持されるかなりの圧力で閉じる。
【0008】
逆流防止弁好ましくはボール弁の閉鎖部材に作用するシャトルの力の平衡は、
1、正流側には流体圧力×シャトルピストンの断面積で作用し、
2、逆流側では流体圧力×シャトル断面積+ボールの有効断面積×アクチュエータ装置の逆流の流体圧力+中央のバネ力、すなわち、バネの係数×シャトル弁の変位+ボールバネ力で作用する。
【0009】
正流側の力(1)(シャトルのシール摩擦は少ないものとする)が逆流側の力(2)を超える時にシャトルは逆流ボール弁を開放する。これは油圧源の逆流圧力の増加引き起こし、その結果として逆流側の力を増加させ、シャトルをボールから離し、流量の減少と逆流側の圧力を減少させるかもしれない。力が平衡する。
【0010】
さらに平衡を促進するために、摩擦および/または障害となる要因、例えばアクチュエータ装置がそのピストンが動かされる方向に可圧された負荷などのある場合に、シャトルバネは逆流防止弁のバネに比べて比較的強いことが好ましい。実際、これはシャトルバネを逆流防止弁のバネより高いバネ定数で作ることによって成し遂げられる。
【0011】
好ましくは、閉鎖部材の移動体はボアの中心軸上に伸びており、逆流防止弁もまた中心軸上にシャトルと反対に向けられたそれらのシート面を備えている。
【0012】
好ましくは、逆流防止弁がボール弁であり、シャトルから遠く離れて配置されたバネがあり、それらのボールをシャトルの方にしたものである。
【0013】
好ましくは、シャトルのバネはシャトルの同軸上に作動するように配置されたコイルバネであり、それがシャトルとボアの端部に適した逆流防止弁の部分の間である。
【0014】
通常は、制御弁は、複動油圧アクチュエータ装置と可逆な油圧流体源とを備えたユニットとして製造されたアクチュエータに組み込まれることになる。しかしながら、油圧流体源をリモートにすることができる。
【0015】
複動アクチュエータ装置では、ピストンロッドの断面積のために通常はピストンとシリンダーユニットは拡張面と逆流面の有効面積との間で差があり(後述する「ピストンロッド効果(piston rod effect)」を参照)、油圧流体の変位の差に対応するためにアキュムレータ手段が備えられる。アキュムレータはダイアフラムユニットとする事ができるが、好適な実施形態としては、アキュムレータはバネを可圧されたピストンがあるアキュムレーションシリンダーを備える。便宜上、接続部は逆向き並列に配置された一対の逆流防止弁の共通点を介してアキュムレータに設置され、シャトルのどちらかの面の制御弁のボアのポートにそれぞれ接続される。
【0016】
逆向き並列に配置された逆流防止弁は、便宜上、一対のボール弁であり、その間にはいずれか一方のボール弁が流体圧によって閉じられ、他方がシャトルロッドによって開くような長さのシャトルロッドがある。
【0017】
好ましくは、反対方向に向けられた逆流防止弁は、アクチュエータ装置が底に達した時に流体をバイパスする通路を提供するために油圧源からシャトル弁への正流ラインと逆流ラインの間に設置される。
【0018】
好適な実施形態としては、オーバーライド制御を備え、アクチュエータ装置の端部の2つの注入口の間に配置された一対の逆向き並列に配置された逆流防止弁と、正流および逆流の可逆の油圧源に関係なく、複動油圧アクチュエータ装置の動作を可能にするためにこれらの逆流防止弁を機械的に開放する手段と、を有する。
【0019】
好ましくは、これらの逆流防止弁を機械的に開放する手段は中央の複動カムと、カムによって作動され、弁を作動して開放するように配置された一対のロッドを備える。
【0020】
さらに好ましくは、油圧流体の熱膨張およびアクチュエータ装置の衝撃負荷を許容するために、一対の並列に配置された逆流防止弁を手動弁に沿って備える。
【0021】
油圧源はリモートでポンピングされる油圧源とすることができるが、好適な実施形態としては、それは局所的な電動ギヤポンプである。
【0022】
発明の理解を助けるために、ここで、それらの具体的な実施例を添付図面とともに例として示す。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に対応した油圧アクチュエータのブロック図である。
【0024】
【図2】第2のブロック図であり、アクチュエータ装置の拡張のために油圧流体が流れる向きを矢印Aで示したものである。
【0025】
【図3】第3のブロック図であり、収縮のために油圧流体が流れる向きを矢印Bで示したものである。
【0026】
【図4】図1の油圧アクチュエータのシャトル弁の断面図である。
【0027】
【図5】アクチュエータの手動の調整弁の同様の図である。
【0028】
【図6】アクチュエータ装置のピストンロッド効果弁の同様の図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図を参照すると、アクチュエータ装置1はシリンダー2とロッド4に接続されたピストン3を有する。ロッドのシリンダーから出る部分は5の場所で密封され、それによってアクチュエータ装置がピストンの拡張側6と収縮側7で複動となる。シリンダーはその動作で圧力が印加されたピストンのいずれか一方の側へ油圧流体の流れを供給し、他方の面から油圧流体が戻ってくる流れを供給するため正流/逆流ライン10,11のための相対する端部にポート8、9を備えている。収縮側にピストンロッドがあるために、アクチュエータ装置の一回の動作におけるポート9とライン11を通る流体の変位量は、ポート8とライン10を通る流体の変位量よりも少ない。
【0030】
ライン11には一対の逆流防止弁14と共にフィルター12が設置され、一方向にのみ流れがフィルターを通過するように配置される。
【0031】
ライン10、11はシャトル弁20のそれぞれ反対の端部に通じている。シャトル弁は本体21と両側に伸びた短いロッド24、25を有する複動ピストン23を収容するボア22を備える。各ロッドはそのシャトルピストンの面と本体の端密着部材28、29に対して中央のバネ26、27を動かす。このバネは(後述のバネ33に比べると)比較的堅く、シャトルを中央にするために圧縮に逆らって一定に維持される。その密着部材は、ピストンの端部でロッドを自由に収容できると同時に油圧流体の流れを許容する各中央貫通孔30を有する点を除いてボアを塞いでいる。貫通孔の外側において、各密着部材は通常、ライン10、11の一つのための端結合部34によって密着部材に保持されるバネ33によってボア31に対して固定される逆流防止弁のボール32を受けるためのテーパーボア31を有する。ボアは各端密着部材28、29の近くに2つのポート35、36を有する。
【0032】
ライン10、11からの分岐は手動の調整ユニット42に接続される追加ライン40、41である。これは本体46の反対側の端部に弁31、32、33、34と同様に逆向き並列に配置された一対の逆流防止弁44、45を有し、中央に置かれた楕円形のカム47と、弁ボール50に及ぶロッド48、49を有する。弁44、45のボール50に対してロッドを動かす外部レバー51の手段によって偏心回動し、それらがそれらのシートから離れるように動き、ピストンロッド4の手動動作に応じてユニットを通じて油圧流体が流れることを許容する。この流れはピストンロッド4による影響のために超過流体の消耗または追加流体の流入の必要性を必要とすることになる。この流れはライン52を経由して手動調整ユニット42の中央の流れ通過部53に通じており、シリンダー55とバネが可圧されたピストン56を備えたアキュムレータ54に間接的に接続されている。
【0033】
熱膨張弁配列43はライン40、41の間に一対の並列配置された逆流防止弁57、58を備え、アキュムレータに向かうライン52がT字に接続された中央ライン59を備える。弁57,58を開放するためには(通常の駆動圧力に比べて)高い圧力が要求される。
【0034】
シャトル弁の本体21には2つのポート61、62があり、端密着部材28、29に近接するボア22に通じているが、これらは電気モーター66によって選択的にいずれの方向にも駆動される可逆なギヤポンプ65からの正流および逆流のライン63、64に接続されるためのポートである。ライン63、64の間には弁のボール72、73の一方または他方をシートから離した状態を保てる長さの中央ボア71にロッド70を有する本体69の相対する端部に逆向き並列に接続された一対の逆流防止弁67、68が配置される。中央ボアは通常に使用においてピストンロッド効果を発揮するためのライン75経由でアキュムレータに接続される。ライン63と64の間で一方は一方のライン、他方は他方のラインに接続されるのも2つのバネが可圧された逆流防止弁76、77である。これらはアクチュエータ装置が底入れした時または動かなくなった時に流体を組み上げるためのバイパス通路を提供する。
【0035】
通常の動作において、ポンプは全体としてアクチュエータに望ましい動作が要求する方向で駆動される。バイパス弁76、77におけるバネは普通に弁が閉じられるような強さになっている。油圧流体の流れはシャトル弁の一端に向かっている。流体の圧力は弁を各密着部材28、29に押し上げる。圧力はアクチュエータ装置に供給され、そのピストンを経由して他方の密着部材に還流する各ラインの流体に供給される。この弁が開放されるまでいかなる動きも生じない。この圧力は、テーパー31に着座されているボール33がシャトルピストンより小さい有効断面積となっている弁に向かってシャトルを動かし、そのロッド24、25を経由して弁を開放するように作用する。この動きはポンプへ戻る流体の還流と、ライン75を通じてアキュムレータから流れ出る、または、アキュムレータに流れ込むピストンロッド効果とを発揮する。
【0036】
動きを抑えるように負荷がかけられたアクチュエータの場合において、ポンプからの流体圧力はその負荷に打ち勝つように増加する。もし、負荷が反対方向であれば、ピストンはポンプをオーバーランさせる事になる。しかしながら、これは結果的に圧力を減らすことになり、シャトルが逆流方向の逆流防止弁を開かせる事となる。その後、それ自身の圧力降下が生じるために完全に閉じるが、これはアクチュエータが動き出すことに逆らって支持する。流れのラインの圧力は動作を制御できる程度に安定させる。(弁バネ33と比較して)比較的強い中央のバネ26、27を設けることは、流体圧力と中央バネの力がシャトルの位置と動作を制御するための逆流弁の開度を決定することにおいて有利なものとすることを確保する。
【0037】
図面からすぐに理解できるものではないが、上記アクチュエータはブロック図の複動ピストンと、シリンダーユニットと、ポンプと、モーターと、アキュムレータと、弁と、を含んでおり、一つに統合されたユニットに組み込まれるものであり、望ましい動作のための極性の電圧印加か否かによって制御されるだけである。
【0038】
想定されるアクチュエータの使用は第一に旅客機内での、特に可動座席とドアと軽飛行機の着陸装置の作動のための使用である事に注目すべきである。しかしながら、本発明が他の用途を見出す事が予測される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正流と逆流の可逆な油圧源によって作動する複動油圧アクチュエータ用の制御弁であって、
ボアを有する本体と、
前記ボア中を移動可能に設置されたシャトルと、
可逆な前記油圧源の正流点および逆流点へそれぞれ接続するために前記シャトルの両側の前記ボアへ通じる2つの各ポートと、
シートに弾性的に可圧された閉鎖部材を有し、前記油圧源が各逆流防止弁における圧力をその閉鎖部材がそのシートから油圧的に離れるまで動く開放する値を超えるまで上昇したときに、前記油圧源の前記各点から前記アクチュエータ装置の各端部の注入口へ圧力を流すために前記シャトルの両側に配置される、2つの各逆流防止弁と、
前記逆流防止弁に対して前記シャトルを中心に置くために前記シャトルの両側にあるバネと、
前記各閉鎖部材がそれらの前記シートを動かして機械的にオフとなるように作用するための前記シャトルからいずれかの方向に伸びている閉鎖部材の移動体と
を備えており、
前記バネが、一端での油圧が逆流防止弁の一端の油圧開口部に必要な油圧以上に上昇した後にのみ、他端の閉鎖部材の移動体を介して他端にある逆流防止弁の閉鎖部材を機械的に動かす前記シャトルが中央位置から離れるように中央位置から動き、それによりシャトルの一方では正流の接続が成立し、他方では逆流の接続が成立するような剛性を有することを特徴とする制御弁。
【請求項2】
前記閉鎖部材の移動体が前記ボアの中心軸に伸びており、前記逆流防止弁が前記シャトルから離した前記シートと共に前記中心軸上に設けられたことを特徴とする請求項1記載の制御弁。
【請求項3】
前記逆流防止弁が、シャトルから離して配置されたバネを有し、前記ボールを前記シャトルの方に向けたボール弁であることを特徴とする請求項2記載の制御弁。
【請求項4】
前記シャトルのバネが、前記シャトルと同軸上に作用するように、シャトルと前記逆流防止弁の前記ボアの各端部に接している部分との間に配置された前記コイルバネであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の制御弁。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項記載の制御弁を有し、複動油圧アクチュエータ装置と正流と逆流の可逆性のある油圧源を有することを特徴とするアクチュエータ。
【請求項6】
前記複動油圧アクチュエータがその拡張側と収縮側とで有効面積に差があるピストンとシリンダーユニットであって、その油圧流体の変位の差に対応するアキュムレータを有することを特徴とする請求項5記載のアクチュエータ。
【請求項7】
前記アキュムレータがダイアフラムユニットであることを特徴とする請求項6記載のアクチュエータ。
【請求項8】
前記アキュムレータがアキュムレーションシリンダーであることを特徴とする請求項6記載のアクチュエータ。
【請求項9】
接続部が一対の逆向き並列に接続された逆流防止弁の共通点を介してアクチュエータに設けられ、それぞれがシャトルのいずれかの面にある制御弁のボアのポートに接続されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載されたアクチュエータ。
【請求項10】
前記一対の逆向き並列に接続された逆流防止弁が一対のボール弁であり、それらの間には流体圧によってそれらのいずれか一方が閉じられて他方がシャトルロッドによって開かれるような長さのシャトルロッドを有する事を特徴とする請求項9記載のアクチュエータ。
【請求項11】
一対の反対方向に向かわせた逆流防止弁が、前記アクチュエータが底入れした時にバイパスさせる通路を設けるための前記ポートの間に接続されることを特徴とする請求項5〜10のいずれか1項記載のアクチュエータ。
【請求項12】
アクチュエータの2つの端部の注入口の間に一対の逆向き並列に配置された逆流防止弁オーバーライド制御と複動油圧アクチュエータが正流と逆流の可逆な油圧源から独立して動作できるようにするために前記逆流防止弁を機械的に開放する手段を備えたことを特徴とする請求項5〜11のいずれか1項記載のアクチュエータ。
【請求項13】
機械的に前記逆流防止弁を開放する前記手段が中央の複動カムと、前記複動カムによって作動され、弁を作動して開放するように配置された一対のロッドを備えることを特徴とする請求項12記載のアクチュエータ。
【請求項14】
前記逆流防止弁がそれら自身と前記アキュムレータとを接続することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に従属する請求項13記載のアクチュエータ。
【請求項15】
前記油圧流体の熱膨張または/および前記アクチュエータの衝撃負荷を許容するために、
前記アクチュエータの2つの端部の注入口の間に一対の並列に接続された逆流防止弁を備えた事を特徴とする請求項5〜14のいずれか1項記載のアクチュエータ。
【請求項16】
前記並列に接続された逆流防止弁がそれら自身と前記アキュムレータとを接続することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に従属する請求項15記載のアクチュエータ。
【請求項17】
前記油圧源がリモートでポンピング、または逆ポンピングされることを特徴とする請求項5〜16のいずれか1項記載のアクチュエータ。
【請求項18】
前記油圧源が部分的に電気駆動される可逆性のギアポンプであることを特徴とする請求項5〜17のいずれか1項記載のアクチュエータ。
【請求項19】
前記の制御弁、逆流防止弁のうちの一つから前記アクチュエータの各注入口へ2本の並行したセクションラインを備えており、一方のセクションは一方向にフィルターと逆流防止弁を有し、他方はその他の方向に逆流防止弁を有することを特徴とする請求項5〜18のいずれか1項記載のアクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−520433(P2010−520433A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552268(P2009−552268)
【出願日】平成20年3月5日(2008.3.5)
【国際出願番号】PCT/GB2008/000744
【国際公開番号】WO2008/107671
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(509249944)プレミアム エアクラフト インテリアーズ ユーケー リミテッド (4)
【Fターム(参考)】