説明

洗浄装置

【課題】運転停止と同時に所定水圧の洗浄水を所定流量だけ所定時間だけ噴射ズルに流すことによって噴射ノズルを自動的に自己洗浄することができる洗浄装置を提供すること。
【解決手段】洗浄水供給管(流体供給ライン)2から供給される洗浄水(洗浄流体)の設定圧によって噴射口を絞り、洗浄流体を噴射するとともに、洗浄流体の圧力が設定値よりも低下すると噴射口を広げて該噴射口を洗浄水で自己洗浄する噴射ノズル4を備えた洗浄装置において、該洗浄装置の運転時に前記洗浄水供給管2を流れる洗浄水の一部を貯留するアキュームレータ14と、該アキュームレータ14に貯留された洗浄水を洗浄装置の運転停止時に減圧して前記噴射ノズル4へと流して該噴射ノズル4の自己洗浄に供する開閉弁(減圧手段)V3を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己洗浄(セルフクリーニング)機能を備えた噴射ノズルから噴射される洗浄流体によって被洗浄物を洗浄するための洗浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の洗浄装置は、例えばベルトプレス脱水機の濾布等の洗浄に供されるが、その基本構成を図3に基づいて説明する。
【0003】
図3は従来の洗浄装置の基本構成図であり、同図に示すように、洗浄水を貯留した洗浄水槽1からは洗浄水供給管2がベルトプレス脱水機3内へ延びており、該洗浄水供給管2の先端部には噴射ノズル4が取り付けられている。
【0004】
そして、上記洗浄水供給管2には、下流方向に向かってポンプ(P)5、逆止弁V1、開閉弁V2、圧力計(PI)6及び流量計(FI)7がこの順に設けられている。ここで、前記噴射ズル4は自己洗浄機能を備えたものであって、その概略構成と作用を図4(a),(b)に基づいて説明する。
【0005】
図4(a)は定常運転時の噴射ノズル4の状態を示す断面図であり、該噴射ノズル4は、シリンダ状のハウジング8の先端に着座部材9を結着し、ハウジング8内に受圧部材としてのステム10を摺動可能に嵌装するとともに、該ステム10をスプリング11によって一方向(後述の噴射口を開く方向)に付勢することによって構成されている。
【0006】
上記ステム10は、円筒状の部材であって、その先端面と前記着座部材9との間には噴射口12が形成されている。
【0007】
而して、図3に示す洗浄装置の通常運転時にポンプ5が駆動されると、洗浄水槽1内の洗浄水が設定圧の0.4MPaまで昇圧され、洗浄水は洗浄水供給管2を通って噴射ノズル4へと6m3 /hの流量で供給される。尚、このときの洗浄水の圧力と流量は圧力計6と流量計7によってそれぞれ計測される。
【0008】
上述のように0.4MPaの洗浄水が6m3 /hの流量で供給されると、図4(a)に示すように、ステム10が0.4MPaの水圧を受けてスプリング11の付勢力に抗して着座部材9側(図4(a)の左方)へと移動し、着座部材9との間に形成される噴射口12が絞られ、高水圧の洗浄水が噴射口12から勢い良く噴射して図3に示すベルトプレス脱水機3の濾布を洗浄する。
【0009】
そして、洗浄装置の運転を停止すると、ポンプ5が完全に停止する直前の僅かな時間の間(数秒間程度)に圧力が例えば0.03MPa程度まで下がった低水圧の洗浄水が噴射ノズル4へと供給されるため、噴射ノズル4においては、図4(b)に示すようにステム10がスプリング11の付勢力によって着座部材9から離間する方向(図4(b)の右方)へと移動して噴射口12が広げられ、この広げられた噴射口12から洗浄水が噴射される。このとき、噴射ノズル4の噴射口12に付着して目詰まりを起こさせる可能性のある汚れが洗浄水によって除去される。つまり、噴射口12に付着していた汚れが自己洗浄によって取り除かれる。尚、自己洗浄機能を備えた噴射ノズルについては特許文献1,2等に提案がなされている。
【0010】
ところが、噴射口に付着した鉄錆等の汚れは低水圧の洗浄水で瞬時に除去されるが、粘着性の高い有機性汚れ等は運転停止時の僅かな時間での自己洗浄では除去し切れず、実験によれば、水圧0.02〜0.04MPaの洗浄水を1.5〜3m3 /hの流量で20秒程度流す必要があることが分かった。尚、望ましくは、水圧0.03MPaの洗浄水を2m3 /hの流量で20秒程度流すことが有効である。
【0011】
図3に示す洗浄装置においては、運転中に圧力計6と流量計7を見ながら手動で開閉弁V2の開度を絞って水圧0.03MPaの洗浄水を2m3 /hの流量で20程度だけ噴射ノズル4に流すことによって、噴射ノズル4の噴射口12に付着した有機性汚れ等を除去することは可能である。
【特許文献1】特開平6−154660号公報
【特許文献2】特開平11−105986号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、図3に示す洗浄装置の運転中に圧力計6と流量計7を見ながら手動で開閉弁V2の開度を絞って水圧を0.03MPa、流量を2m3 /hに調整することは難しくはないが、その都度操作が必要であって面倒である。
【0013】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、運転停止と同時に所定水圧の洗浄水を所定流量だけ所定時間だけ噴射ズルに流すことによって噴射ノズルを自動的に自己洗浄することができる洗浄装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、流体供給ラインから供給される洗浄流体の設定圧によって噴射口を絞り、洗浄流体を噴射するとともに、洗浄流体の圧力が設定値よりも低下すると噴射口を広げて該噴射口を洗浄流体で自己洗浄する噴射ノズルを備えた洗浄装置において、該洗浄装置の運転時に前記流体供給ラインを流れる洗浄流体の一部を貯留するアキュームレータと、該アキュームレータに貯留された洗浄流体を前記洗浄装置の運転停止時に減圧して前記噴射ノズルへと流して該噴射ノズルの自己洗浄に供する減圧手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記減圧手段を減圧弁、定流量弁、開閉弁、オリフィス又は絞り管で構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記流体供給ラインから分岐する分岐管に前記アキュームレータを接続するとともに、前記減圧手段は、分岐管に前記開閉弁又はオリフィスを設け、或は分岐管を前記絞り管で構成したことを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記流体供給ラインから分岐する分岐管に前記アキュームレータを接続するとともに、該分岐管に減圧弁を設け、アキュームレータから導出して前記流体供給ラインに合流する合流管に前記減圧弁又は定流量弁を設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記流体供給ラインの前記アキュームレータよりも上流側に逆止弁を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、運転時にアキュームレータに貯留された洗浄流体は、洗浄装置の運転停止と同時に減圧手段によって所定圧まで減圧されて噴射ノズルへと流れて該噴射ノズルの自己洗浄に供されるため、面倒な操作を要することなく洗浄装置の運転停止と同時に噴射ノズルを自動的に自己洗浄することができる。尚、洗浄装置の運転停止時に噴射ノズルに流される洗浄流体の流量と時間は、アキュームレータの容量に依存し、アキュームレータの容量を適当に設定することによって洗浄流体の流量と時間を設定値に設定することができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、洗浄装置の運転時にアキュームレータに貯留された洗浄流体の圧力は、洗浄装置の運転停止時に減圧弁、定流量弁、開閉弁、オリフィス又は絞り管によって所定値まで減圧されて噴射ノズルへと供給されて該噴射ノズルの自己洗浄に供される。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、洗浄装置の運転中には高圧の洗浄流体の一部が分岐管を通ってアキュームレータへと流れて該アキュームレータに貯留され、アキュームレータに貯留されていた洗浄流体は、洗浄装置の運転停止と同時に同じ分岐管を流れ、その過程で開閉弁又はオリフィス或は絞り管によって絞られて所定圧まで減圧され、この減圧された洗浄流体が噴射ノズルへと流れて該噴射ノズルの自己洗浄に供される。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、洗浄装置の運転中には高圧の洗浄流体の一部が分岐管を通ってアキュームレータへと流れて該アキュームレータに貯留され、アキュームレータに貯留されていた洗浄流体は、洗浄装置の運転停止と同時に合流管を流れ、その過程で減圧弁によって減圧され又は定流量弁によって流量が絞られた後、噴射ノズルへと流れて該噴射ノズルの自己洗浄に供される。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、アキュームレータの貯留されていた洗浄流体が洗浄装置の運転停止時に逆流することなく噴射ノズルへと確実に流されて該噴射ノズルの自己洗浄に供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る洗浄装置の基本構成図であり、本図においては図3に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明を省略する。
【0026】
本実施の形態に係る洗浄装置においては、洗浄水供給管2の圧力計6と流量計7の間から分岐管13が分岐しており、この分岐管13にアキュームレータ14が接続されるとともに、分岐管13には開閉弁V3が設けられている。ここで、アキュームレータ14の内部は撓曲可能なダイヤフラムによって空気室S1と洗浄水室S2とに区画されている。又、開閉弁V3の開度は、ここを通過する洗浄水の圧力が約1/10に低下するように調整されている。
【0027】
而して、洗浄装置の定常運転時にポンプ5が駆動されると、洗浄水槽1内の洗浄水が設定圧の0.4MPaまで昇圧され、この高圧の洗浄水は洗浄水供給管2を通って噴射ノズル4へと6m3 /hの流量で供給されるとともに、その一部は分岐管13から開閉弁V3を通ってアキュームレータ14へと流れ、該アキュームレータ14の洗浄水室S2に貯留される。尚、このとき、アキュームレータ14の空気室S1の内圧は洗浄水室S2の内圧(=0.4MPa)と同じ値になっている。
【0028】
上述のように0.4MPaの洗浄水が6m3 /hの流量で噴射ノズル4に供給されると、図4(a)に示すように、ステム10が0.4MPaの水圧を受けてスプリング11の付勢力に抗して着座部材9側(図4(a)の左方)へと移動し、着座部材9との間に形成される噴射口12が絞られ、高水圧の洗浄水が噴射口12から勢い良く噴射して図1に示すベルトプレス脱水機3の濾布を洗浄する。
【0029】
そして、洗浄装置の運転を停止すると、アキュームレータ14の洗浄水室S2に貯留されていた高圧の洗浄水が分岐管13を流れるが、この洗浄水は開閉弁V3を通過する際に圧力が約1/10程度になるので0.02MPa〜0.04MPaを経て圧力ゼロまで減圧されるとともに流量が3m3 /hから徐々に減少し、この減圧された洗浄水は、洗浄水供給管2を通って噴射ノズル4へと供給される。尚、アキュームレータ14からの洗浄水のポンプ5方向への逆流は逆止弁V1によって阻止されるため、0.02〜0.04MPaまで減圧された低圧の洗浄水の全てが噴射ノズル4へと確実に流れる。
【0030】
噴射ノズル4においては、図4(b)に示すようにステム10がスプリング11の付勢力によって着座部材9から離間する方向(図4(b)の右方)へと移動して噴射口12が広げられ、この広げられた噴射口12から低圧の洗浄水が噴射される。このとき、噴射ノズル4の噴射口12に付着して目詰まりを起こさせる可能性のある汚れが洗浄水によって除去される。つまり、噴射口12に付着していた汚れが自己洗浄によって取り除かれる。
【0031】
ところで、洗浄装置の運転停止時に噴射ノズル4に洗浄水が流される時間は、アキュームレータ14の洗浄水室S2の容量に依存し、アキュームレータ14の洗浄水室S2の容量を適当に設定することによって洗浄水が噴射ノズル4から噴射される時間を設定値に設定することができる。
【0032】
実験によれば、粘着性の高い有機性汚れを完全に除去するには、水圧0.03MPaの洗浄水を平均2m3 /hの流量で20秒間程度流す必要があることが分かった。従って、この条件を満たすには、アキュームレータ14の洗浄水室S2から供給される洗浄水量は次式にて算出される。
【0033】
2000(L/h)×(20秒/3600秒)=11.1L(リットル)
以上のように、本実施の形態によれば、洗浄装置の運転時にアキュームレータ14に貯留された洗浄水は、洗浄装置の運転停止と同時に開閉弁V3によって所定圧まで減圧されて噴射ノズル4へと流れて該噴射ノズル4の自己洗浄に供されるため、面倒な操作を要することなく洗浄装置の運転停止と同時に噴射ノズル4を自動的に自己洗浄することができる。
【0034】
尚、本実施の形態では、減圧手段として開閉弁V3を分岐管に設けたが、洗浄水の圧力と流量を絞るためのオリフィスを分岐管13に設けても良く、或は分岐管13を洗浄水供給管2よりも小口径の絞り管で構成しても前記と同様の効果が得られる。
【0035】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図2に基づいて説明する。
【0036】
図2は本発明の実施の形態2に係る洗浄装置の基本構成図であり、本図においては図1に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明を省略する。
【0037】
本実施の形態に係る洗浄装置においては、洗浄水供給管2の圧力計6と流量計7の間から分岐管13が分岐しており、この分岐管13にアキュームレータ14が接続されるとともに、分岐管14には逆止弁V4が設けられている。又、アキュームレータ14から導出して洗浄水供給管2に合流する合流管15には減圧弁V5が設けられている。
【0038】
而して、洗浄装置の通常運転時にポンプ5が駆動されると、洗浄水槽1内の洗浄水が設定圧の0.4MPaまで昇圧され、この高圧の洗浄水は洗浄水供給管2を通って噴射ノズル4へと6m3 /hの流量で供給されるとともに、その一部は分岐管13から逆止弁V4を通ってアキュームレータ14へと流れ、該アキュームレータ14の洗浄水室S2に貯留される。
【0039】
上述のように0.4MPaの洗浄水が6m3 /hの流量で噴射ノズル4に供給されると、図4(a)に示すように、ステム10が0.4MPaの水圧を受けてスプリング11の付勢力に抗して着座部材9側(図4(a)の左方)へと移動し、着座部材9との間に形成される噴射口12が絞られ、高水圧の洗浄水が噴射口12から勢い良く噴射して図2に示すベルトプレス脱水機3の濾布を洗浄する。
【0040】
そして、洗浄装置の運転を停止すると、アキュームレータ14の洗浄水室S2に貯留されていた高圧の洗浄水が合流管15を洗浄水供給管2へ向かって流れる。その際、アキュームレータ14内の圧力が徐々に低下しても、この洗浄水が減圧弁V5を通過した後の圧力が一定の0.03MPaに減圧されるとともに流量が2m3 /hと一定となり、この減圧された洗浄水は、洗浄水供給管2を通って噴射ノズル4へと所定の20秒間程度流される。尚、アキュームレータ14からの洗浄水のポンプ5方向への逆流は逆止弁V1,V4によって阻止されるため、0.03MPaまで減圧された低圧の洗浄水の全てが噴射ノズル4へと確実に流れる。
【0041】
噴射ノズル4においては、図4(b)に示すようにステム10がスプリング11の付勢力によって着座部材9から離間する方向(図4(b)の右方)へと移動して噴射口12が広げられ、この広げられた噴射口12から低圧の洗浄水が20秒間だけ噴射される。このとき、噴射ノズル4の噴射口12に付着して目詰まりを起こさせる可能性のある汚れが洗浄水によって除去される。つまり、噴射口12に付着していた汚れが自己洗浄によって取り除かれる。
【0042】
以上のように、本実施の形態によれば、運転時にアキュームレータ14に貯留されていた洗浄水は、運転停止と同時に減圧弁V5によって所定圧まで減圧されて噴射ノズル4へと流れて該噴射ノズル4の自己洗浄に供されるため、面倒な操作を要することなく運転停止と同時に噴射ノズル4を自動的に自己洗浄することができる。
【0043】
尚、本実施の形態では、減圧手段として減圧弁V5を合流管15に設けたが、洗浄水の流量を所定値(2m3 /h)まで絞るための定流量弁を合流管15に設けても前記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態1に係る洗浄装置の基本構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る洗浄装置の基本構成図である。
【図3】従来の洗浄装置の基本構成図である。
【図4】(a)は定常運転時の噴射ノズルの状態を示す断面図、(b)は自己洗浄時の噴射ノズルの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 洗浄水槽
2 洗浄水供給管(洗浄流体供給ライン)
3 ベルトプレス脱水機
4 噴射ノズル
5 ポンプ
6 圧力計
7 流量計
8 噴射ノズルのハウジング
9 着座部材
10 ステム
11 スプリング
12 噴射ノズルの噴射口
13 分岐管
14 アキュームレータ
15 合流管
V1 逆止弁
V2 開閉弁
V3 開閉弁(減圧手段)
V4 逆止弁
V5 減圧弁(減圧手段)
S1 アキュームレータの空気室
S2 アキュームレータの洗浄水室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体供給ラインから供給される洗浄流体の設定圧によって噴射口を絞り、洗浄流体を噴射するとともに、洗浄流体の圧力が設定値よりも低下すると噴射口を広げて該噴射口を洗浄流体で自己洗浄する噴射ノズルを備えた洗浄装置において、
該洗浄装置の運転時に前記流体供給ラインを流れる洗浄流体の一部を貯留するアキュームレータと、該アキュームレータに貯留された洗浄流体を前記洗浄装置の運転停止時に減圧して前記噴射ノズルへと流して該噴射ノズルの自己洗浄に供する減圧手段を設けたことを特徴とする洗浄装置。
【請求項2】
前記減圧手段を減圧弁、定流量弁、開閉弁、オリフィス又は絞り管で構成したことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
【請求項3】
前記流体供給ラインから分岐する分岐管に前記アキュームレータを接続するとともに、前記減圧手段は、分岐管に前記開閉弁又はオリフィスを設け、或は分岐管を前記絞り管で構成したことを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
【請求項4】
前記流体供給ラインから分岐する分岐管に前記アキュームレータを接続するとともに、分岐管に逆止弁を設け、アキュームレータから導出して前記流体供給ラインに合流する合流管に前記減圧弁又は定流量弁を設けたことを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
【請求項5】
前記流体供給ラインの前記アキュームレータよりも上流側に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の洗浄装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−260644(P2007−260644A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92828(P2006−92828)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(000001063)栗田工業株式会社 (1,536)
【Fターム(参考)】