説明

流体噴射装置

【課題】負圧を安定させて吸引処理を実行できる流体噴射装置を提供する。
【解決手段】所定軸周りに公転駆動するローラー体44で密閉空間に連通するチューブ体41を、該チューブ体41に沿って押し潰し進め、密閉空間に所定の負圧を与えて記録ヘッドからインクを吸引するチューブポンプ40を有するプリンターであって、チューブポンプ40は、ローラー体44の公転経路の一部に、ローラー体44によるチューブ体41の押し潰し量が不十分となるリークポイントXを備え、上記公転経路の内、ローラー体44がリークポイントXを跨がない第1領域D1において、ローラー体44を第1速度S1で公転させ、上記公転経路の内、リークポイントXを跨ぐ第2領域D2において、ローラー体44を第1速度S1より速い第2速度S2で公転させるようモーターの駆動を制御する制御装置を有するという構成を採用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体噴射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
流体を噴射する流体噴射装置は、良好な噴射特性を維持又は回復させるため、流体噴射ヘッドのメンテナンス処理を定期的に行っている。
下記特許文献1に記載のインクジェット式記録装置においては、キャップ部材で記録ヘッドをキャッピングした後にチューブポンプを駆動させて、各ノズルから粘性が高くなったインクや気泡、付着したゴミ等を強制吸引してメニスカスを調整し、記録ヘッドから正常にインクを噴射させる吸引処理を行っている。
【0003】
吸引処理においては、処理の効率化のため、微小吸引と本吸引とを行うものがある。この吸引処理は、先ず、チューブポンプを低速回転(例えば0.5rps程度)駆動させて低い負圧を発生させ、低速で少量のインクを吸引した後(微小吸引)、記録ヘッドの噴射特性が回復したか否かを検査する。そして、微小吸引で噴射特性が回復しなかった場合には、チューブポンプを高速回転(例えば3rps程度)駆動させて高い負圧を発生させ、高速で大量のインクを吸引し(本吸引)、記録ヘッドの噴射特性を回復させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−314622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のようなリークポイントが存在するチューブポンプにおいては、上記低速回転駆動時にリークが発生して負圧が安定しない場合がある。
【0006】
本発明は、上記課題点に鑑みてなされたもので、負圧を安定させて吸引処理を実行できる流体噴射装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、流体を噴射する流体噴射ヘッドのノズル形成面を囲って密閉空間を形成するキャップ部材と、所定軸周りに公転駆動するローラー体で上記密閉空間に連通するチューブ体を、該チューブ体に沿って押し潰し進め、上記密閉空間に所定の負圧を与えて上記流体噴射ヘッドから上記流体を吸引するチューブポンプとを有する流体噴射装置であって、上記チューブポンプは、上記ローラー体の公転経路の一部に、上記ローラー体による上記チューブ体の押し潰し量が不十分となるリークポイントを備え、上記公転経路の内、上記ローラー体がリークポイントを跨がない第1領域において、上記ローラー体を第1速度で公転させ、上記公転経路の内、上記リークポイントを跨ぐ第2領域において、上記ローラー体を上記第1速度より速い第2速度で公転させる公転速度切替装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、リークポイントのあるチューブポンプにおいて、ローラー体がリークポイントを跨ぐ時の速度を跨がない時の速度よりも速くすることで、リーク時間を短縮し、リークの影響を低減させる。
【0008】
また、本発明においては、上記公転経路における上記ローラー体の位置を検出する検出装置を有し、上記公転速度切替装置は、上記検出装置の検出結果に基づいて、上記第1速度と上記第2速度とを切り替えるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、ローラー体の公転速度の切り替えを、ローラー体の位置を検出しつつ適切なタイミングで実施することができる。
【0009】
また、本発明においては、上記検出装置は、上記ローラー体と同期して上記所定軸周りに回転し、上記第1領域あるいは上記第2領域に対応する部位が切り欠かれた切り欠き部を有する回転板と、上記切り欠き部の回転経路の所定位置に検出光を照射して上記切り欠き部を検出する光センサと、を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、第1領域あるいは第2領域にローラー体が位置しているか否かを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態におけるプリンターの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における記録ヘッドに設けられたノズルの配列を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における記録ヘッドの内部構成を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるキャッピング機構を示す構成図である。
【図5】本発明の実施形態におけるローラー体の公転経路について説明する図である。
【図6】本発明の実施形態におけるチューブポンプに設けられた位相検出装置の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態におけるチューブポンプの負圧特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る流体噴射装置の各実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る流体噴射装置として、インクジェット式プリンター(以下、プリンターと称する)を例示する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態におけるプリンター1の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、プリンター1は、流体噴射ヘッドの一種である記録ヘッド2を搭載すると共にインクカートリッジ3を着脱可能に装着するキャリッジ4と、記録ヘッド2の下方に配設され記録紙6が搬送されるプラテン5と、キャリッジ4を記録紙6の紙幅方向に移動させるキャリッジ移動機構7と、記録紙6を紙送り方向に搬送する紙送り機構8とを有する構成となっている。加えて、プリンター1は、当該プリンター1全体の動作を制御する制御装置CONTを有している。なお、上記紙幅方向とは、主走査方向(ヘッド走査方向)である。上記紙送り方向とは、副走査方向(主走査方向に直交する方向)である。
【0013】
インクカートリッジ3としては、本実施形態のようにキャリッジ4に装着するものには限らず、プリンター1の筐体側に装着してインク供給チューブを介して記録ヘッド2に供給するタイプのものを採用してもよい。本実施形態のインクカートリッジ3には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のインクが収容されている。
【0014】
ガイドロッド9は、主走査方向に架設された支持部材である。キャリッジ4は、このガイドロッド9に支持された状態で取り付けられている。このキャリッジ4は、キャリッジ移動機構7によりガイドロッド9に沿って主走査方向に移動するようになっている。リニアエンコーダ10は、キャリッジ4の主走査方向上の位置を検出する。この検出信号は、位置情報として制御装置CONTに送信されるようになっている。制御装置CONTは、このリニアエンコーダ10からの位置情報に基づいて記録ヘッド2の走査位置を認識し、記録ヘッド2による記録動作(吐出動作)等を制御するようになっている。
【0015】
図2は、本発明の実施形態における記録ヘッド2に設けられたノズル17の配列を示す図である。
同図に示すように、記録ヘッド2は、インクを噴射する複数のノズル17が設けられたノズル形成面21Aを有する。ノズル形成面21Aには、複数のノズル17ごとにノズル列16が形成されている。各ノズル列16においては、例えば異なる色のインクを吐出可能になっている。本実施形態ではインクの色に対応して4列(16(Bk),16(M),16(C),16(Y))設けられている。1つのノズル列16は、例えば、180個のノズル17によって構成されている。
【0016】
図3は、本発明の実施形態における記録ヘッド2の内部構成を示す部分断面図である。
同図に示すように、記録ヘッド2は、ヘッド本体18と、ヘッド本体18に接続された流路形成ユニット22とを備えている。流路形成ユニット22は、振動板19と、流路基板20と、ノズル基板21とを備えると共に、共通インク室29と、インク供給口30と、圧力室31とを形成する。さらに、流路形成ユニット22は、ダイヤフラム部として機能する島部32と、共通インク室29内の圧力変動を吸収するコンプライアンス部33とを備える。ヘッド本体18には、固定部材26と共に駆動ユニット24を収容する収容空間23と、インクを流路形成ユニット22に案内する内部流路28とが形成される。
【0017】
上記構成の記録ヘッド2によれば、ケーブル27を介して駆動ユニット24に駆動信号が入力されると、圧電素子25が伸縮する。これにより、振動板19がキャビティに接近する方向及び離れる方向に変形(移動)する。このため、圧力室31の容積が変化し、インクを収容した圧力室31の圧力が変動する。この圧力の変動によって、ノズル17から、インクが噴射される。
【0018】
図1に戻り、記録ヘッド2の移動範囲のうちプラテン5の外側の領域には、記録ヘッド2の走査起点となるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、記録ヘッド2の良好な噴射特性を維持又は回復させる吸引処理を実施するキャッピング機構11が設けられている。
【0019】
図4は、本発明の実施形態におけるキャッピング機構11を示す構成図である。
キャッピング機構11は、キャップ部材12と、廃液タンク13と、チューブポンプ40とを備える。
キャップ部材12は、記録ヘッド2に対向する側が開口する略枡形状を有する。キャップ部材12の開口縁部は、ゴム部材等の弾性部材から形成され、ノズル形成面21Aを囲うように記録ヘッド2と当接することで、密閉空間を形成可能な構成となっている。キャップ部材12の内部には、液体を吸収し保持する吸収材12aが設けられている。キャップ部材12は、不図示の昇降装置により、上下方向に移動可能な構成となっている。昇降装置としては、例えばモーターとスクリューネジとを組み合わせた機構や、カム機構、ラック・ピニオン機構等の公知の昇降手段を用いることができる。
廃液タンク13は、キャップ部材12内から吸引除去された液体を貯溜するものであり、その内部には、廃液を吸収し保持する吸収材13aが設けられている。
【0020】
チューブポンプ40は、キャップ部材12と廃液タンク13との間に流路を形成する可撓性のチューブ体41と、チューブ体41の一部を円環状に湾曲させる略円筒状のポンプケース42と、ポンプケース42内部に設けられ、その軸心を回転中心とするポンプホイル43と、ポンプホイル43の外縁部に回転自在に軸支されるローラー体44と、制御装置CONTの下、ポンプホイル43を正転駆動(図4において反時計回り)させるモーター45と、を有する。
チューブポンプ40は、ポンプホイル43の正転時、ローラー体44が円環状となったチューブ体41の内径側を押し潰しつつ公転駆動することで、キャップ部材12から廃液タンク13に向けて流路内を吸引する吸引駆動を実行する。
チューブポンプ40は、ローラー体44の公転経路の一部に、ローラー体44によるチューブ体41の押し潰し量が不十分になるリークポイントXを有する。
【0021】
図5は、本発明の実施形態におけるローラー体44の公転経路について説明する図である。
図5に示すように、ローラー体44の公転経路には、リークポイントXを跨がずに十分な押し潰し量でチューブ体41を押し潰し進めることができる第1領域D1と、チューブ体41の押し潰し量が不十分なリークポイントXを跨ぐことでリークが発生する第2領域D2とがある。
本実施形態の制御装置CONTは、吸引時の負圧を安定させるため、第1領域D1においてローラー体44を第1速度S1で公転させ、第2領域D2においてローラー体44を第1速度S1よりも速い第2速度S2で公転させるようにモーター45の駆動を制御する構成となっている。なお、本実施形態では、チューブポンプ40の低速回転駆動時において、第1速度S1を0.5rpsと設定し、第2速度S2を3rpsと設定する。
【0022】
図6は、本発明の実施形態におけるチューブポンプ40に設けられた位相検出装置50の構成を示す斜視図である。
制御装置CONTは、位相検出装置50の検出結果に基づいて、第1速度S1と第2速度S2とを切り替える構成となっている。位相検出装置50は、ローラー体44の位相(公転経路における位置)を検出するものであり、回転板51と、光センサ52とを有する。
【0023】
回転板51は、ポンプホイル43の回転軸に中央部が接続されて、ポンプホイル43と一体回転可能に設けられている。回転板51の外縁部には、所定幅の切り欠き部53が設けられている。本実施形態の切り欠き部53の幅は、第2領域D2に対応した幅に設定されている。光センサ52は、切り欠き部53の回転経路上の所定位置に検出光を投光する投光部54と、投光部54と回転板51を挟んで逆側に配置され、上記検出光を受光する受光部55とを有する。受光部55は、回転板51により検出光が遮断されている場合、「OFF」の信号を制御装置CONTに伝送する構成となっており、一方、切り欠き部53を通過した検出光を受光している場合、「ON」の信号を制御装置CONTに伝送する構成となっている。
【0024】
受光結果が「OFF」の場合は、ローラー体44が第1領域D1に位置していると判断し、制御装置CONTは、ローラー体44の速度を第1速度S1(0.5rps)に切り替える制御を行う。
一方、受光結果「ON」の場合は、ローラー体44が第2領域D2に位置していると判断し、制御装置CONTは、ローラー体44の速度を第2速度S2(3rps)に切り替える制御を行う。
【0025】
続いて、図7を参照して、チューブポンプ40の吸引処理時における負圧特性について説明する。
図7は、本発明の実施形態におけるチューブポンプ40の負圧特性を示すグラフである。図7において、縦軸は負圧(−Pa)の大きさを示し、横軸はポンプ回転の時間(s)を示す。また、図7において、実線は本実施形態における速度切替制御を行った場合の負圧の変化を示し、点線は従来の定速(0.5rps)回転制御を行った場合の負圧の変化を示す。
【0026】
図7に示すように、ポンプ回転が立ち上り、安定期に入った後を比較すると、本実施形態における速度切替制御を行った場合の方が、従来の定速回転制御を行った場合よりも、負圧の変動が少なく、安定していることが分かる。これは、第2領域D2において、ローラー体44の速度が第1領域D1より速くなるため、リーク時間が短縮されたことに起因する。また、本実施形態における速度切替制御を行った場合の方が、従来の定速回転制御を行った場合よりも、リーク時間が短いため、立ち上り時間を短縮することができる。
【0027】
したがって、上述した本実施形態によれば、インクを噴射する記録ヘッド2のノズル形成面21Aを囲って密閉空間を形成するキャップ部材12と、所定軸周りに公転駆動するローラー体44で上記密閉空間に連通するチューブ体41を、該チューブ体41に沿って押し潰し進め、上記密閉空間に所定の負圧を与えて記録ヘッド2からインクを吸引するチューブポンプ40とを有するプリンター1であって、チューブポンプ40は、ローラー体44の公転経路の一部に、ローラー体44によるチューブ体41の押し潰し量が不十分となるリークポイントXを備え、上記公転経路の内、ローラー体44がリークポイントXを跨がない第1領域D1において、ローラー体44を第1速度S1で公転させ、上記公転経路の内、リークポイントXを跨ぐ第2領域D2において、ローラー体44を第1速度S1より速い第2速度S2で公転させるようモーター45の駆動を制御する制御装置CONTを有するという構成を採用することによって、ローラー体44がリークポイントXを跨ぐ時の速度を跨がない時の速度よりも速くすることでリーク時間を短縮し、リークの影響を低減させることができる。
したがって、本実施形態では、負圧を安定させて吸引処理を実行できる。
【0028】
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0029】
例えば、上述の実施形態においては、流体噴射装置が、インク等の流体(液状体)を噴射する流体噴射装置である場合を例にして説明したが、本発明の流体噴射装置は、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に適用することができる。流体噴射装置が噴射可能な流体は、流体、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体を含む。
【0030】
また、流体噴射装置としては、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0031】
1…プリンター(流体噴射装置)、2…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、12…キャップ部材、21A…ノズル形成面、40…チューブポンプ、41…チューブ体、44…ローラー体、45…モーター、50…位相検出装置(検出装置)、51…回転板、52…光センサ、53…切り欠き部、D1…第1領域、D2…第2領域、S1…第1速度、S2…第2速度、X…リークポイント、CONT…制御装置(公転速度切替装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を噴射する流体噴射ヘッドのノズル形成面を囲って密閉空間を形成するキャップ部材と、所定軸周りに公転駆動するローラー体で前記密閉空間に連通するチューブ体を、該チューブ体に沿って押し潰し進め、前記密閉空間に所定の負圧を与えて前記流体噴射ヘッドから前記流体を吸引するチューブポンプとを有する流体噴射装置であって、
前記チューブポンプは、前記ローラー体の公転経路の一部に、前記ローラー体による前記チューブ体の押し潰し量が不十分となるリークポイントを備え、
前記公転経路の内、前記ローラー体がリークポイントを跨がない第1領域において、前記ローラー体を第1速度で公転させ、前記公転経路の内、前記リークポイントを跨ぐ第2領域において、前記ローラー体を前記第1速度より速い第2速度で公転させる公転速度切替装置を有することを特徴とする流体噴射装置。
【請求項2】
前記公転経路における前記ローラー体の位置を検出する検出装置を有し、
前記公転速度切替装置は、前記検出装置の検出結果に基づいて、前記第1速度と前記第2速度とを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
【請求項3】
前記検出装置は、
前記ローラー体と同期して前記所定軸周りに回転し、前記第1領域あるいは前記第2領域に対応する部位が切り欠かれた切り欠き部を有する回転板と、
前記切り欠き部の回転経路の所定位置に検出光を照射して前記切り欠き部を検出する光センサと、を有することを特徴とする請求項2に記載の流体噴射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−177961(P2011−177961A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42462(P2010−42462)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】