説明

浮体の連結装置

海上に浮揚する浮体を岸壁又は他の浮体に連結する浮体連結装置1が、水平な第1の回転軸4c、鉛直な第2の回転軸4c′を有した回転軸組立体4と、一端において第1の回転軸4cを中心として回転自在に回転軸組立体に連結された第1のヨーク2と、一端において第2の回転軸4c′を中心として回転自在に回転軸
組立体4に連結された第2のヨーク3と、第1のヨーク2の他端に連結され前記2つの軸線に対して垂直な中心軸線方向に延設された第3の回転軸2aと、浮体Fに連結され第3の回転軸2aを回転自在に支持すると共に第3の回転軸が中心軸線方向に移動することを防止する軸受手段5とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、海上に浮揚する浮体を岸壁へ係留又は浮体同士を連結する浮体の連結装置に関する。
【背景技術】
特開2003−191888号公報には、2つの浮体の対向する側壁間を連結するための連結装置が開示されている。この連結装置は、2つの浮体の対向する側壁間を連結するボールジョイントと、2つの浮体間の相対的回転位置を基準位置に復帰させる復元装置とを具備している。ボールジョイントは、球体と該球体に嵌合する球面座とを具備して両者間の相対的な移動によって、波浪による浮体の揺動に対して柔軟に応答できる。
一方、浮体は質量が大きいため、ボールジョイントには大きな荷重が作用するので、ボールジョイントは、この荷重に耐えうるべく必然的に大型化する。大きな球体および球面座を高精度に作成することは難しく、従って、ボールジョイントが大型化すると、製造コストが高くなると共に、その組立も難しくなる。また、球体と球面座の相対的な動作を円滑にするためには、定期的に球体と球面座の間の摺動面に給油する必要があるので、潤滑油により海洋を汚染する問題もある。
これに対し、実公平6−10219号公報、実公平6−34235号公報、特許第2923174号公報には、直交する2軸を中心として回転自在の回転軸を用いたユニバーサルジョイント(自在軸継手)を具備する浮体の連結装置が開示されている。ユニバーサルジョイントは構成部品が全て旋盤等の加工機で容易且つ精度良く製作でき、組み立てや取り付けも容易で低コストにて実施でき、また給油の必要がないから海洋を汚染することがないというものである。
然しながら、ユニバーサルジョイントは、浮体の上下左右方向の揺動に対しては柔軟に揺動できるが、ヨークの中心軸線回りには回転できないので、波浪により浮体がロールすると、そのモーメントがユニバーサルジョイントのヨークと浮体の側面との間の結合部分に作用し、該結合部分が破損する問題がある。
【発明の開示】
本発明は、こうした従来技術の問題を解決することを技術課題としており、上下左右方向のみならずロール方向の揺動に対する耐久性が高く、かつ、連結される浮体の変位に対して円滑に動作できる浮体連結装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、海上に浮揚する浮体を岸壁又は他の浮体に連結する浮体連結装置において、水平中心軸線に垂直な第1の軸線方向に延設された第1の回転軸、前記中心軸線および第1の軸線に対して垂直な第2の軸線方向に延設された第2の回転軸を有した回転軸組立体と、一端において前記第1と第2の回転軸の一方の回転軸を中心として回転自在に前記回転軸組立体に連結された第1のヨークと、一端において前記第1と第2の回転軸の他方を中心として回転自在に前記回転軸組立体に連結され、他端において前記岸壁または他の浮体に固定された第2のヨークと、前記第1のヨークの他端に連結され、前記中心軸線方向に延設された第3の回転軸と、前記浮体に連結され前記第3の回転軸を回転自在に支持する軸受手段とを具備する浮体連結装置が提供される。
本発明によれば、浮体が波浪によりロール方向へ揺動した際、浮体連結装置の第1と第2のヨークは、第3の回転軸を中心として相対的に回転動作するので、浮体のロール動作によるモーメントに対する浮体連結装置の耐久性が確保される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の好ましい実施例による浮体連結装置の一部を破断して示す斜視図である。
図2は、図1の浮体連結装置の分解斜視図である。
図3は、浮体の係留及び浮体間の連結を示す説明図である。
図4Aは2つの浮体を連結する浮体連結装置の外観を示す平面図である。
図4Bは浮体を岸壁を連結する浮体連結装置の外観を示す平面図である。
図5Aは、第3の回転軸のための軸受手段の変形例を示す側断面図である。
図5Bは、第3の回転軸のための軸受手段の更に他の変形例を示す側断面図である。
図6Aは、第3の回転軸のための軸受手段の更に他の変形例を示す側断面図である。
図6Bは、第3の回転軸のための軸受手段の更に他の変形例を示す側断面図である。
図7は、回転軸組立体の他の実施例を示す断面図である。
図8Aは、第3の回転軸のための軸受手段の断面と共に示す、回転軸組立体の更に他の実施例を示す平面図である。
図8Bは、図8Aとは異なる方向に見た回転軸組立体の側面図である。
図9は、一部を破断して示す回転軸組立体の他の実施例の斜視図である。
図10は、図9の回転軸組立体を備えた浮体連結装置の分解斜視図である。
図11は、図9の回転軸組立体の断面図である。
発明を実施する最良の態様
本発明の浮体連結装置の取り付けとしては、ヨークの回転軸を浮体又は岸壁の外面に取付フランジで回転可能に取り付ける方法や、ヨークの回転軸を浮体又は岸壁に形成したボアに挿入して回転可能に取り付ける方法があり、任意に選ばれる。岸壁への係留は係留アームを介して成され、係留アームの端部に同様の浮体連結装置を取り付けて浮体と岸壁とを2点又は3点支持で連結する。
浮体連結装置の2つのヨークを連結する回転軸組立体は、本体部材に上下左右方向にボアを形成して、該ボアに独立して回転可能なピンを挿入されている。これにより、2つのヨーク間の相対移動が円滑になる。
また、この回転軸組立体は、4本のピンを中心の球体に当接するようにボア内に挿入し、該ピンの端部をエンドキャップで押えるだけの簡易な構造とすることができ、製作工数の低減が図られる。球体として量産品の安価な球体を用いる場合には、そのメリットは一層高くなる。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
先ず、図1〜5Bを参照すると、本実施例による浮体連結装置では、ヨークの回転軸を浮体の外側面に取付フランジで回転可能に取り付けられている。
図1〜5Bにおいて、1は浮体連結装置、2は第1のヨーク、2aは第1のヨーク2に連結され水平中心軸線Oに沿って延びる第3の回転軸、2bは第1のヨーク2のピン穴、3は第2のヨーク、3aは第2のヨーク3のピン穴、4は回転軸組立体、4aは回転軸組立体の本体部材、4bは第1の回転軸を受承する第1のボア、4b′は第2の回転軸を受承する第2のボア、4cは第1の回転軸を形成する一対のピン、4c′は第2の回転軸を形成する一対のピン、4dは球体、4eはエンドキャップ、5は取付部材を形成するフランジ、5aは取付ボルト、6は第3の回転軸2aのためのスラスト軸受、7は第3の回転軸2aのためのラジアル軸受、8は軸止フランジ、Aは係留アーム、Fは浮体、Gは岸壁、Wは海である。
本実施例では、図1、2に示すように、回転軸組立体4の本体部材4aには、第1と第2の第1の回転軸を形成する一対のピン4c、4c′を受承する第1と第2のボア4b、4b′が、夫々水平、鉛直方向に形成されている。第1と第2のボア4b、4b′は、本体部材4aの中心部で互いに交差しており、その交差点にピン4c、4c′のスラスト荷重を支持する球体4dが配置される。
回転軸組立体4の本体部材4aが第1と第2のヨーク2、3の間に配置され、独立のピン4c、4c′が第1のヨーク2のピン穴2bと第2のヨーク3のピン穴3aを通じて本体部材4aのボア4b、4b′内に挿入される。このとき、ピン4c、4c′の内側の端部は球体4dに当接する。ピン4c、4c′の外側の端部は、ピン穴2b、3aを封止するエンドキャップ4eにより支持される。
第1のヨーク2には、第1と第2の回転軸4c、4c′に垂直な水平方向に延びる第3の回転軸2aが連結されている。固定部材としてのフランジ5には、第2の回転軸2aのためのラジアル軸受7およびスラスト軸受6が配設されている。
図3、図4Aを参照して、本実施例の浮体連結装置1により2つの浮体Fを互いに連結する方法を説明する。
先ず、第2のヨーク3が、一方の浮体Fの外面に取付プレート9を介して固定される。第1のヨーク2の回転軸2aは、軸止フランジ8によりフランジ5に回転自在に取付けられる。フランジ5は取付プレート9を介して他方の浮体Fの外面に固定される。
浮体Fを岸壁Gに連結または係留する場合は、図4Bに示すように、浮体Fは、上述のようにして岸壁Gに固定された浮体連結装置1に係留アームAを介して係留される。
なお、スラスト軸受6及びラジアル軸受7は一般的に金属材料により形成されるが、樹脂系摺動材を採用することもある。樹脂系摺動材は金属製の軸受と比較して剛性が低いから、浮体Fの揺動による衝撃力を効果的に緩和できる。また、バネ等の付勢手段を採用することもできる。
また、図5A、5Bには、第3の回転軸2aのための軸受手段の変形例が示されている。
図5Aの例では、取付部材としてのフランジ5に設けたスラスト軸受6と、浮体Fに形成された凹所12内に配設したスラスト軸受6′とにより、第3の回転軸2aに作用するスラスト荷重を支持するようになっている。図5Bの例では、取付部材としてのフランジ5に設けたスラスト軸受6、6′により、第3の回転軸2aに作用するスラスト荷重を支持するようになっている。何れの場合にも、第3の回転軸2aための軸止フランジ8は凹所12内に配置される。
本実施例によれば、浮体Fが波浪によりロール方向へ揺動した際、浮体連結装置1の第1のヨーク2が、第3の回転軸2aを中心として回転するので、隣接する浮体F又は係留アームA又は岸壁Gへモーメントが伝達されない。従って、浮体連結装置1の耐久性が長期に渡って維持される。また、回転軸組立体4の第1と第2の回転軸を形成するピン4c、4c′を独立して回転可能にしたので、第1と第2のヨーク2、3の相対動作が円滑になり、浮体Fが大型で質量の大きなものであっても、回転軸組立体4の破損を防止して大荷重に十分耐え得る浮体連結装置とすることができる。
次に、図6A、6Bを参照して、第3の回転軸2aのための軸受手段の更に他の例を説明する。本例では、第3の回転軸が浮体に形成した凹所内に回転可能に取り付けられている。
図6Aを参照すると、浮体Fに水平方向に凹所10が形成され、該凹所10は、その軸方向中央部分に該凹所10内に膨出する縮径部10aを有している。第3の回転軸2aのためのラジアル軸受7が縮径部10aの内周面に配置され、縮径部10の軸方向の両端面に第3の回転軸2aのためのスラスト軸受6が配置されている。
図6Bを参照すると、浮体Fに水平方向に凹所10が形成され、該凹所10は、その軸方向に離間、配置された2つの縮径部10b、10cが設けられている。第3の回転軸2aは、軸方向の中央部分に拡径部8が形成されており、該拡径部8が凹所10の2つの縮径部10b、10cの間に配置される。第3の回転軸2aのためのラジアル軸受7a、7bが縮径部10b、10cに配設され、縮径部10b、10cの軸方向に対向する端面に第3の回転軸2aのためのスラスト軸受6が配置されている。
このように、第1のヨーク2を浮体F内部に組み込むことで、図5A、5Bの実施例と比較してスラスト軸受6を大荷重に耐えられる大型構造にすることが可能である。本実施例による浮体連結装置1は、第3の回転軸2aを浮体Fに形成した凹所10へ回転可能に取付けている点を除いて、既述の実施例と同様の構成を有しており、同様の構成要素には同じ参照符号を付して示し、重複する説明を省略する。
図7に示す実施例では、回転軸組立体は球体を具備していない。図7において、4fはフランジ、4gは、第1と第2の回転軸を形成するピン4c、4c′のためのラジアル軸受およびスラスト軸受を形成する摺動材、4hは取付ボルトである。
図7に示す回転軸組立体4は、第1と第2のボア4b、4b′内に無給油軸受又は無騒音軸受からなる摺動材4gを介して第1のヨーク2及び第2のヨーク3を各ピン穴2b、3aと第1と第2のボア4b、4b′とが連通するように配置し、軸頭にフランジ4fを備えたピン4cをそれぞれ挿入し、ピン4c、4c′のフランジ4fと第1のヨーク2及び第2のヨーク3とを取付ボルト4hで固定している。
従って、本実施例ではピン4c、4c′にフランジ4fを設ける必要があるが、本体部材4aの中央部に配設していた球体4dを省略でき構造は簡略化される。その他の構成は既述の実施例と同一であるので、同様の構成要素は同じ参照符号を付して示し、重複する説明を省略する。
次に、図8A、8Bを参照して、本発明の更に他の実施例を説明する。図8A、8Bにおいて、11は回転軸組立体の本体部材を形成するブリッジ部材、11aは第1のボア、11bは第2のボアである。図8A、8Bに示す浮体連結装置1は、ブリッジ部材11は両端に二股先端部を有しており、該二股先端部に第1と第2のボア11a、11bが形成されている。第1と第2のボア11a、11bには、第1と第2の回転軸4c、4c′が挿入される。こうして、第1と第2のヨーク2、3は、第3の回転軸2aの軸方向に離間した位置でブリッジ部材11に対して回転自在に連結されている。従って、既述した実施例と比較して、本実施例による浮体連結装置1は一層大きい波浪等に対しても柔軟に応答することが可能となり、浮体連結装置1の耐久性が高まる。その他の構成は既述した実施例と同一であるので、同様の構成要素は同じ参照符号を付して示し重複する説明を省略する。
次に、図9〜11を参照して、本発明の更に他の実施例を説明する。本実施例による浮体連結装置では、回転軸組立体は、図1、2の実施例の球体4dを具備せず、また、ピンの一方、特に第2の回転軸を形成する一対のピンが本体部材に固定されている。図9〜11において、3bは二股先端部、4iは第2の回転軸を形成する固定ピンである。
本実施例による回転軸組立体4は、第2の回転軸を形成する一対の固定ピン4iが、本体部材4aの上下面に一体的に形成されている。固定ピン4iは、本体部材4aから切削加工により形成したり、或いは、本体部材4aに溶接等により取付けることができる。
本体部材4aには、第1の回転軸4cを受承するボア4bが横断方向に貫通、形成されている。ボア4bに、第1のヨーク2のピン穴2bを合わせた後、摺動材4gを介して一本のピン4cが挿入される。ピン4cの両端にフランジ4fが取付ボルト4hにより固定される。第2のヨーク3は二股先端部3bが予め別体に構成されており、一対の二股先端部3bのピン穴3aに摺動材4gを介して固定ピン4iが挿入され、固定ピン4iの各々の先端にフランジ4fが取付ボルト4hにより固定される。次いで、二股先端部3bに第2のヨーク3の基端部が取り付けられる。
従って、本実施例では、図1、2の球体4dを省略できるとともに、第1と第2のピンの一方を本体部材4aに一体的に形成することにより、波浪等に対する応答性を必要十分に確保しながら、部品点数を削減でき、構造の更なる簡略化、低コスト化が可能となる。その他の構成は既述の実施例と同一であるので、同様の構成要素は同じ参照符号を付して示し重複する説明を省略する。
なお、既述した実施例では、第1と第2のヨークは、水平な第1の回転軸と鉛直な第2の回転軸を中心として回転自在に回転軸組立体に連結されていると説明したが、本発明はこれに限定されず、第1と第2のヨークは、鉛直な第1の回転軸と水平な第2の回転軸を中心として回転自在に回転軸組立体に連結するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
本発明の浮体の連結装置は、浮消波堤や浮桟橋、バージ、いけす、人工島などに広く応用できる。
【図1】

【図2】

【図3】




【図7】


【図9】

【図10】

【図11】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
海上に浮揚する浮体を岸壁又は他の浮体に連結する浮体連結装置において、
水平中心軸線に垂直な第1の軸線方向に延設された第1の回転軸、前記中心軸線および前記第1の軸線に対して垂直な第2の軸線方向に延設された第2の回転軸を有した回転軸組立体と、
一端において前記第1と第2の回転軸の一方の回転軸を中心として回転自在に前記回転軸組立体に連結された第1のヨークと、
一端において前記第1と第2の回転軸の他方を中心として回転自在に前記回転軸組立体に連結され、他端において前記岸壁または他の浮体に固定された第2のヨークと、
前記第1のヨークの他端に連結され、前記中心軸線方向に延設された第3の回転軸と、
前記浮体に連結され前記第3の回転軸を回転自在に支持する軸受手段とを具備する浮体連結装置。
【請求項2】
前記軸受手段が、前記浮体に取付けられた取付部材と、
前記中心軸線方向に沿って延びるよう前記取付部材に配設され前記第3の回転軸を受承するラジアル軸受と、
前記取付部材に配設され前記第3の回転軸に作用するスラスト荷重を支持する少なくとも1つのスラスト軸受とを具備する請求項1に記載の浮体連結装置。
【請求項3】
前記軸受手段は、前記浮体に形成された凹所内に配設されたスラスト軸受を更に具備し、
前記第3の回転軸に作用するスラスト荷重を前記取付部材のスラスト軸受と前記凹所のスラスト軸受とにより支持するようにした請求項2に記載の浮体連結装置。
【請求項4】
前記軸受手段は、前記浮体に形成された凹所内に前記中心軸線方向に延設するよう配設され前記第3の回転軸を受承するラジアル軸受と、
前記凹所内に配設され前記第3の回転軸に作用するスラスト荷重を支持するスラスト軸受とを具備する請求項1に記載の浮体連結装置。
【請求項5】
前記回転軸組立体が、前記第1と第2の回転軸を受承する第1と第2のボアを有した本体部材を具備しており、
前記第1と第2の回転軸の各々は、前記第1と第2の軸線に沿って同一直線上に配置され前記本体部材から突出する一対のピンを具備している請求項1に記載の浮体連結装置。
【請求項6】
前記第1と第2のボアは前記本体部材の中心部で交差するように形成されており、前記第1と第2のボアの交差点にボール部材が配設され、
前記第1と第2の回転軸の各々の一対のピンは、その内側の一端が前記ボール部材の表面に当接するように、前記第1と第2のボア内に挿入されており、以て、前記各ピンのスラスト荷重を前記ボール部材により支持するようになっている請求項5に記載の浮体連結装置。
【請求項7】
前記回転軸組立体は、前記第1と第2のボア内に配設され前記第1と第2の回転軸の各々の一対のピンの各々を受承するラジアル軸受と、
前記本体部材の表面に配設され前記第1と第2の回転軸の各々の一対のピンの各々のスラスト荷重を受承するスラスト軸受とを更に具備する請求項5に記載の浮体連結装置。
【請求項8】
前記回転軸組立体のスラスト軸受とラジアル軸受の少なくとも一方は無給油軸受を具備する請求項5〜7の何れか1項に記載の浮体連結装置。
【請求項9】
前記回転軸組立体のスラスト軸受とラジアル軸受の少なくとも一方は無騒音軸受を具備する請求項5〜7の何れか1項に記載の浮体連結装置。

【国際公開番号】WO2005/063560
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【発行日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−516547(P2005−516547)
【国際出願番号】PCT/JP2004/002370
【国際出願日】平成16年2月27日(2004.2.27)
【出願人】(000214191)長崎県 (106)
【出願人】(502435889)学校法人長崎総合科学大学 (20)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【出願人】(595004964)有限会社利光設計事務所 (2)
【出願人】(593147690)株式会社福研産業 (3)
【出願人】(504205521)国立大学法人 長崎大学 (226)
【出願人】(591099186)株式会社パル構造 (10)
【出願人】(596031468)株式会社システック井上 (3)
【出願人】(504002746)長崎県造船協同組合 (2)