説明

浴室の目地材取付構造

【課題】浴槽フランジに対する目地材の相対的な高さ位置がずれてしまうことを容易に抑制でき、また、製造コスト及び施工手間を抑制した浴室の目地材取付構造を提供すること。
【解決手段】浴室1の壁パネル2に固定された浴槽保持部材3によって浴槽フランジ40の外周端部の垂下片41が保持され、垂下片41と壁パネル2との間に目地材5が挿入されてなる浴室1の目地材取付構造であって、浴槽保持部材3は、目地材5が係止する被係止部30を有し、目地材5は、浴槽フランジ40の上面42と壁パネル2とに水密に接する上端部50と、被係止部30に係止する係止部51とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室の壁パネルと浴槽フランジの間の隙間に目地材を差し込んで水の浸入を防止する浴室の目地材取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、浴槽4の浴室1内の水平方向の位置は、浴室1の壁パネル2とこの壁パネル2に固定した浴槽保持部材3´との間に、浴槽フランジ40の外周端部の垂下片41を差し込んで、垂下片41を浴槽保持部材3´に係止させることで決められる(図4参照)。このようにして、浴槽フランジ40は、壁パネル2に固定した浴槽保持部材3´に対する相対的な位置が決まる。このときにできる垂下片41と壁パネル2との間の隙間に、目地材5´が差し込まれて、浴室1の壁パネル2と浴槽フランジ40の間の隙間への水の浸入が防止される。
【0003】
この目地材5´を取り付ける構造として、図4に示すような、専用の取付具6を用いた目地材取付構造が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
この専用の取付具6は、上端部に被係止部60を有し、下端部が壁パネル2の所定の高さ位置にねじ等の固着具8で固定される。目地材5´は、下端部の係止部51´がこの被係止部60に圧入されて、垂下片41と壁パネル2との間の隙間に取り付けられる。このようにして、目地材5´は、壁パネル2に固定した取付具6に対する相対的な高さ位置が決まる。このとき、目地材5´の上端部50´が、浴槽フランジ40の上面42と壁パネル2に弾性接触して、垂下片41と壁パネル2との間の隙間の上部を水密に埋める。
【0005】
このような構成とすることで、浴槽4に水を溜めたり抜いた際に水の重みで浴槽フランジ40の上面42がわずかに上下しても、この上面42から目地材5´の上端部50´が離れることがなく、目地材5´で隙間の上部を水密に埋めた状態を保持できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−219915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述の目地材取付構造であっては、以下のような問題があった。
【0008】
すなわち、専用の取付具6を誤って所定の高さ位置よりも高目に取り付けてしまうと、その取付具6に取り付けた目地材5´の上端部50´が浴槽フランジ40の上面42まで届かず、目地材5´で隙間の上部を水密に埋めることができないおそれがあった。つまり、浴槽フランジ40に対する目地材5´の相対的な高さ位置がずれてしまって、目地材5´で隙間の上部を水密に埋めることができないおそれがあった。
【0009】
また、浴槽保持部材3´とは別に、目地材5´を固定するための専用の取付具6を設けるのは、製造コストが嵩むとともに、それを取り付ける施工手間がかかるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、浴槽フランジに対する目地材の相対的な高さ位置がずれてしまうことを容易に抑制でき、また、製造コスト及び施工手間を抑制した浴室の目地材取付構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するための本発明は、浴室の壁パネルに固定された浴槽保持部材によって浴槽フランジの外周端部の垂下片が保持され、該垂下片と前記壁パネルとの間に目地材が挿入されてなる浴室の目地材取付構造であって、前記浴槽保持部材は、前記目地材が係止する被係止部を有し、前記目地材は、前記浴槽フランジの上面と前記壁パネルとに水密に接する上端部と、前記被係止部に係止する係止部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の浴室の目地材取付構造は、浴槽フランジに対する目地材の相対的な高さ位置がずれてしまうことを容易に抑制でき、また、製造コスト及び施工手間を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態の浴室の目地材取付構造の側面図を示す。
【図2】同上の浴室の目地材取付構造における目地材を取り付ける前の状態を示し、(a)は斜視図を示し、(b)は(a)のA部分の側面図を示す。
【図3】同上の浴槽保持部材を示し、(a)は斜視図を示し、(b)は正面図を示し、(c)は側面図を示し、(d)は(b)のX−X線における平面断面図を示す。
【図4】従来例の浴室の目地材取付構造の側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を図に示す実施形態の一例に基づいて説明する。
【0015】
本実施形態の浴室の目地材取付構造は、図2(a),(b)に示すように、平面視矩形状の床パン7の外周端部上に立設した少なくとも三枚の板状の壁パネル2,2,2と、この三枚の壁パネル2,2,2で三方が囲まれる床パン7上に載置される浴槽4と、から構成される。それらの構成に加えて、この三枚の壁パネル2,2,2に取り付けられる浴槽保持部材3と、この三枚の壁パネル2,2,2と浴槽4との間にできる隙間に差し込まれる目地材5と、を有する。なお、三枚の壁パネル2,2,2のうち2枚は互いに対向していて、3枚の壁パネル2,2,2で平面視コ字状を形成している。
【0016】
床パン7は、浴槽4が載置される載置部分70と、体を洗う洗い場部分71とを、並べて設けたものであり、上面は略水平となっている。洗い場部分71は、浴室1の出入口(図示せず)に近い側に設けられている。浴槽4が載置される載置部分70の上面は、洗い場部分71の上面よりも低くなるように設けられている。
【0017】
浴槽4は、上方が開口した平面視略矩形状の箱体であり、その上端部からは全周に亘って浴槽フランジ40が浴槽外側に向けて略水平方向に延び、その浴槽フランジ40の外周端部からは全周に亘って垂下片41が下方に向けて延びている。この浴槽フランジ40の外周端部全体の形状は、平面視長方形状となっている。この平面視長方形状の浴槽フランジ40の長手方向の両端間の長さは、床パン7上に立設された互いに対向する二枚の壁パネル2,2間の長さよりも若干短く形成されている。ここで、この互いに対向する二枚の壁パネル2,2に対向する部分の浴槽フランジ40を短手側浴槽フランジ401,401とし、残りの一枚の壁パネル2に対向する部分の浴槽フランジ40を長手側浴槽フランジ402とする。
【0018】
浴槽4の平面視矩形状の底面43には、上下に貫通する排水孔(図示せず)が設けてあって、この底面43の4つの角部分には、突出長さを調整可能なアジャスターボルト等の脚部(図示せず)が下方に向けて設けてある。この脚部は、床パン7の載置部分70上に載置した浴槽4の浴槽フランジ40の上面42が全周に亘って略水平となるように長さが調整される。
【0019】
浴槽保持部材3は、図3(a)〜(d)に示すように、壁パネル2に固定される固着部31と、浴槽フランジ40の垂下片41の浴槽内側面に接触する垂下片当り部32と、目地材5が係止する被係止部30と、を有する。浴槽保持部材3は、壁パネル2に固定して、浴槽4の浴槽フランジ40の垂下片41を保持するものである。以下においては、浴槽保持部材3は、図1に示す壁パネル2に固定された状態を基準とし、壁パネル2の浴槽側の面が正対する方向を浴槽方向、その反対方向を壁パネル方向、その両方向に直交する水平方向を左右方向として説明を行う。
【0020】
浴槽保持部材3は、図3(b),(d)に示すように、強度を上げるために、浴槽方向に開口する平面断面略E字状に形成されている。浴槽保持部材3は、この平面断面形状で上下に亘って形成されている。この平面断面略E字状の浴槽保持部材3は、主体となる板状の取付板33と、その取付板33の左右方向の両端から浴槽方向に向けて延びる側面板34,34と、取付板33の左右方向の中央部から浴槽方向に向けて延びる中央板35とから構成される。また、取付板33は、図3(c)に示すように、下部部分よりも上部部分が壁パネル2から離れるように、下部部分と上部部分の間に浴槽方向に上向きに傾斜する傾斜部分が設けられている。
【0021】
固着部31は、図3(b)に示すように、この取付板33の下部部分である。この下部部分の左右方向に離間した2箇所には、ねじ等の固着具8を挿入するための固着具挿入孔310が貫通して設けられている。
【0022】
また、垂下片当り部32は、この取付板33の上部部分である。浴槽保持部材3が壁パネル2に固定された状態において、垂下片当り部32は、壁パネル2との間に所定の隙間を置いた箇所に位置する。この所定の隙間は、垂下片41の浴槽方向の厚みよりも少し広いものとなっている。なお、垂下片当り部32の上端部には、浴槽方向に上向きに傾斜するガイド部36が設けられている。このガイド部36によって、垂下片41がこの隙間にスムースに差し込まれる。
【0023】
また、被係止部30は、この取付板33の上部部分と下部部分の間の傾斜部分から、壁パネル方向に突出して設けられたものである。被係止部30は、側面視略矩形状に形成されている。ここで、被係止部30は、壁パネル2との間に目地材5の下端を差し込むことができる程度に突出させて設けられている。また、被係止部30は、取付板33の左右方向全域に亘って設けられている。側面視略矩形状の被係止部30は、下面が略水平となるように形成されているが、浴槽方向に上向きに傾斜するように形成されていても構わない。
【0024】
目地材5は、図1に示すように、側面視略三角形状の上端部50と、差込部52と、係止部51と、ヒレ部53,54と、から構成される。以下においては、目地材5は、垂下片41と壁パネル2との間の隙間に差し込まれた状態を基準とし、壁パネル2の浴槽側の面が正対する方向を浴槽方向、その反対方向を壁パネル方向、その両方向に直交する水平方向を左右方向として説明を行う。
【0025】
側面視略三角形状の上端部50は、弾性を有する。上端部50は、浴槽フランジ40の上面42と壁パネル2、及び垂下片41と壁パネル2、との間にできる隙間の上端部を確実に埋めることができる程度の大きさに形成されている。この隙間に上端部50が差し込まれた状態において、上端部50の浴槽方向の面は、浴槽フランジ40の上面42から垂下片41にかけて接触し、上端部50の壁パネル方向の面は、壁パネル2に接触する。なお、上端部50の上面は、図2(b)に示すように、垂下片41や壁パネル2に接していない状態において、浴槽方向へ下向きに傾斜した形状となっている。
【0026】
差込部52は、側面視略三角形状の上端部50の三つの角部のうち、下側の角部から下方に延びるものである。差込部52の下端部からは、浴槽方向に上向きに傾斜する係止部51が延びている。係止部51は弾性を有し、力を加えれば、差込部52に沿わせることができる。また、差込部52には、浴槽方向に延びる複数のヒレ部53(図では3つ)と、壁パネル方向に延びるヒレ部54(図では1つ)とが設けてある。なお、壁パネル方向に延びるヒレ部54は複数であっても構わない。
【0027】
目地材5は、図2(a)に示すように、長手側浴槽フランジ402とそれに対向する壁パネル2との間の隙間、及び短手側浴槽フランジ401,401とそれぞれに対向する壁パネル2,2との間の隙間、に水平方向の全長に亘って差し込まれるものである。つまり、目地材5は、図2(b)で示される側面断面形状が、水平方向の全長に亘って連続するものとなっている。
【0028】
以上のようにして構成される浴槽保持部材3及び目地材5を用いて、壁パネル2に浴槽4を取り付ける設置方法の一例について説明する。
【0029】
まず、浴槽4を床パン7の載置部分70上に載置させた状態において垂下片41を位置させる部分に、浴槽保持部材3の垂下片当り部32が位置するように、壁パネル2に浴槽保持部材3の固着部31を当接させる。そして、固着具挿入孔310に固着具8を壁パネル方向に挿入して浴槽保持部材3を壁パネル2に固定する。
【0030】
なお、浴槽保持部材3は、長手側浴槽フランジ402の水平方向の両端部に対向する壁パネル2の箇所(図2(a)のA部分)、及び短手側浴槽フランジ401,401の水平方向の両端部に対向する壁パネル2,2の箇所(図2(a)のA部分)に、固定している。本実施形態では、合計6個の浴槽保持部材3を用いている。
【0031】
そして、浴槽保持部材3の垂下片当り部32と壁パネル2との間に、浴槽フランジ40の垂下片41が位置するように、底面43の脚部の長さを調整した浴槽4を上方から床パン7の載置部分70上に載せる。このとき、垂下片41は、垂下片当り部32の上端のガイド部36にガイドされて、垂下片当り部32と壁パネル2との間の隙間にスムースに差し込まれる。ここで、短手側浴槽フランジ401,401の垂下片41,41の浴槽内側面と対応する浴槽保持部材3の垂下片当り部32とは面接触した状態となる。このようにして、浴槽4の長手方向の水平位置は位置決めされた状態となる。
【0032】
そして、長手側浴槽フランジ402の垂下片41の浴槽内側面が対応する浴槽保持部材3の垂下片当り部32に面接触するように、浴槽4の短手方向の位置を微調整する(浴槽4を洗い場部分71側に若干引っ張る)。すると、浴槽4の短手方向の水平位置が位置決めされた状態となる。
【0033】
この浴槽4の長手方向及び短手方向の位置が位置決めされた状態で、浴槽フランジ40(短手側浴槽フランジ401,401及び長手側浴槽フランジ402)の垂下片41と壁パネル2との間にできる隙間に、目地材5の差込部52を上方から差し込む。このとき、目地材5の下端部の係止部51は、浴槽保持部材3の被係止部30と壁パネル2との間を通る際には、弾性変形して差込部52に沿った状態となり、通り過ぎると、元の浴槽方向に上向きに傾斜した状態に戻る。
【0034】
すると、浴槽保持部材3の被係止部30に下端面に、目地材5の係止部51が接触して、目地材5は浴槽保持部材3に係止されて取り付けられた状態となる。ここで、上面が浴槽方向へ下向きに傾斜した上端部50は、下方に引っ張られて、弾性変形して、浴槽フランジ40の上面42と垂下片41と、壁パネル2とに接触する。このとき、上面の傾斜角度は、弾性変形して、若干傾斜した略水平な状態へと変わる。このようにして、上端部50は、浴槽フランジ40の上面42と壁パネル2、及び垂下片41と壁パネル2、の間の隙間の上端部を水密に塞ぐ。また、目地材5の浴槽方向に延びるヒレ部53は、垂下片41に接触し、その反発力によって、上端部50が壁パネル2にさらに押し付けられる。また、目地材5の壁パネル方向に延びるヒレ部54は、壁パネル2に接触し、その反発力によって、上端部50が浴槽フランジ40の上面42にさらに押し付けられる。
【0035】
以上のように、浴槽4は壁パネル2に浴槽保持部材3を介して水平位置が位置決めされた状態で取り付けられる。そして、目地材5は浴槽4と壁パネル2との間に浴槽保持部材3を介して水平位置及び上下位置が位置決めされた状態で取り付けられる。
【0036】
ここで、上述した浴室の目地材取付構造では、浴槽4に湯を溜めると、浴槽4の脚部間で且つ浴槽保持部材3間の部分の浴槽フランジ40の上面42が、その湯の重みで数ミリ程度下がることがある。また、その状態から湯を抜くと、その部分の浴槽フランジ40の上面42は元の水平位置まで戻る。しかし、本実施形態では、目地材5は、下端部が壁パネル2に固定された浴槽保持部材3に係止していて、上下位置が位置決めされている。よって、目地材5は、浴槽4と壁パネル2との間の隙間から上方に外れにくいものとなっている。また、浴槽フランジ40の上面42が数ミリ程度下がっても、それに合せて目地材5の上端部50は、上面が浴槽方向への下方の傾斜角度が大きくなるように弾性変形するので、目地材5は浴槽フランジ40の上面42から離れにくいものとなっている。
【0037】
上述のように、本実施形態の浴室の目地材取付構造は、浴室1の壁パネル2に固定された浴槽保持部材3によって浴槽フランジ40の外周端部の垂下片41が保持され、垂下片41と壁パネル2との間に目地材5が挿入されてなる浴室1の目地材取付構造である。そして、浴槽保持部材3は、目地材5が係止する被係止部30を有し、目地材5は、浴槽フランジ40の上面42と壁パネル2とに水密に接する上端部50と、被係止部30に係止する係止部51とを有することを特徴とする。
【0038】
以上のような構成とすることで、目地材5の係止部51は、浴室1の壁パネル2に固定された浴槽保持部材3の被係止部30に係止できる。ここで、この浴槽保持部材3には、浴槽フランジ40の外周端部の垂下片41も保持されている。すなわち、この浴槽保持部材3を介して壁パネル2に目地材5と浴槽4とを取り付けることができるので、浴槽4の浴槽フランジ40に対する目地材5の相対的な高さ位置がずれてしまうことを抑制できる。よって、目地材5の上端部50と浴槽フランジ40の上面42との間、及び目地材5の上端部50と壁パネル2との間に、隙間ができることを抑制できる。ここで、従来例のように、専用の取付具6の取り付ける高さ位置を微調整する必要もないので、浴槽4の浴槽フランジに対する目地材の相対的な高さ位置がずれてしまうことを容易に抑制できる。また、従来例のように、目地材5を固定するための専用の取付具6を設ける必要もないので、製造コスト及び施工手間を抑制できる。
【0039】
(変更例)
目地材5の上端部50は、壁パネル2と浴槽フランジ40の上面42とに水密に接触可能であれば、本実施形態のような側面視略三角形状に限定されず、側面視矩形状であってもよいし、側面視多角形状であっても構わない。
【0040】
また、浴槽保持部材3の垂下片当り部32は、垂下片41に接触して、浴槽4が壁パネル2から離れる方向に移動することを規制できれば、面接触しない形状としてもよい。
【0041】
また、浴槽保持部材3の被係止部30及び目地材5の係止部51は、係止可能であれば、本実施形態の形状に限定されない。
【0042】
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0043】
1 浴室
2 壁パネル
3 浴槽保持部材
30 被係止部
40 浴槽フランジ
41 垂下片
42 上面
5 目地材
50 上端部
51 係止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室の壁パネルに固定された浴槽保持部材によって浴槽フランジの外周端部の垂下片が保持され、該垂下片と前記壁パネルとの間に目地材が挿入されてなる浴室の目地材取付構造であって、前記浴槽保持部材は、前記目地材が係止する被係止部を有し、前記目地材は、前記浴槽フランジの上面と前記壁パネルとに水密に接する上端部と、前記被係止部に係止する係止部とを有することを特徴とする浴室の目地材取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−7412(P2012−7412A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−145366(P2010−145366)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】