説明

液体移送管

【課題】 液体移送管を取付けた状態で、充満した液体容器からを別容器に液体を移送するには、傾斜させた移送管先端から溢れる液体を一時的に手指で止めるか、あるいは液体容器内の液体の上面と移送管先端とのバランスをとる必要がある。
【解決手段】 移送元液体容器の流出口に密着できる、雌ネジを有する取付けキャップに勘合する直管の他端に接続する弁と弁の他端に中間を蛇腹状とした可とう管を固着した、液体移送管。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体移送時の遮断と流通に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液体移送管においては、可とう性を有するだけの直管であった。
そのために、液体移送管の先端を移送先の供給口に挿入作業中に液体を飛散させる問題点があった。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】 特開2001−342924
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
背景技術で述べた可とう性を有するだけの直管においては、液体を充満した容器から別容器に移送するには、液体を充満した容器を傾斜又は横にしなければならない。その際移送管の先端は容器内液体の上面以上の高さに保つ必要がある。
【0006】
特に移送先の供給口が低い位置にある場合には、液体移送管の先端を供給口に挿入作業中に液体を飛散させる問題点がある。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、安全、確実に液体移送ができる液体移送管を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
従来の液体移送管を取付けた状態で、充満した液体容器からを別容器に液体を移送するには、傾斜させた移送管先端から溢れる液体を一時的に手指で止めるか、あるいは充満した液体容器内の液体の上面と移送管先端とのバランスをとる必要がある。
【0009】
液体移送管において、移送元液体容器の供給口に密着できる雌ネジを有する取付けキャップ1に勘合する直管2の他端に接続する弁3、弁3の他端に中間を蛇腹状とした可とう管4を固着した、液体移送管を使用することにより移送管先端から液体の飛散を防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
従来の液体移送管においては、移送先の供給口が移送元容器より低い位置にある場合には、液体移送管の先端を供給口に挿入する際に液体を飛散させる問題点がある。
【0011】
本発明は、弁の開閉動作をすることにより上記問題点を解消できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明を示す正面図である。
【図2】本発明を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
液体移送管において、移送元液体容器の供給口に密着できる雌ネジを有する取付けキャップ1に勘合する直管2の他端に接続する弁3、弁3の他端に中間を蛇腹状とした可とう管4を固着した、液体移送管。
【0014】
接続する弁については、液体の閉塞性が良好なボール弁が有効であるが、他の種類の弁を使用しても同様の効果が得られるものである。
【0015】
本発明は、液体移送作業に利用される。
【符号の説明】
【0016】
1・・・・・取り付けキャップ
2・・・・・直管
3・・・・・弁
4・・・・・可とう管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体移送管において、取付けキャップ1に勘合する直管2の他端に接続する弁3、弁3の他端に中間を蛇腹状とした可とう管4を固着した、液体移送管。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−79575(P2011−79575A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−245894(P2009−245894)
【出願日】平成21年10月2日(2009.10.2)
【出願人】(509295594)
【Fターム(参考)】