説明

液晶表示装置の製造方法

【課題】
液晶やスペーサの膨張または収縮による液晶表示素子の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる。
【解決手段】
本発明にかかる液晶表示装置の製造方法は、内面を対向して設けられた一対の透明基板間で液晶を挟持して構成される液晶表示装置の製造方法であって、一対の透明基板のうち一方の内面にスペーサを散布し(ST304)、一対の透明基板の周囲をシール材により接合し(ST305)、一対の透明基板とシール材により囲われた閉空間に液晶を注入し(ST307)、高温環境下でスペーサおよび液晶を熱膨張させた状態で(ST308)、液晶が注入された閉空間が圧縮されるように一対の透明基板を加圧することにより液晶の余剰分を排出して(ST309)、一対の基板を加圧した状態で液晶を閉空間内に封止する(ST310)工程を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液晶表示装置の製造方法に関し、特に、対向されて設けられた一対の基板間で液晶を挟持して構成される液晶表示装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機、携帯情報端末、電子手帳、携帯型テレビ等の多くの電子機器に、液晶表示装置等の表示装置が組み込まれるようになった。
液晶表示装置は、ガラスなどからなる一対の基板を互いに対向して配置することにより構成されている。各基板の対向される内面には電極が形成されている。また、電極上には互いに対向する電極間で液晶を一定の形態に配列させるために、ラビング等の配向処理が施された配向膜が形成されている。
【0003】
また、一対の基板のうち一方の基板の周縁に、液晶注入口となる一部を除いてシール材が塗布され、シール材に囲まれた面内に一対の基板の間隙を調整するためのスペーサを均一に散布した状態で、両基板を貼り合わせる。
液晶注入口から、一対の基板間であってシール材に囲われた空間に、液晶が注入される。また、液晶を注入後、UV硬化樹脂により液晶注入口を封止し、UV硬化樹脂をUV硬化させることにより、液晶を密封して液晶表示装置を構成する(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−125119号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一対の基板間の周囲を囲うシール材には一般的に熱変形しない材料が用いられており、一対の基板の周囲が固定された状態にある。このため、液晶表示装置が高温環境下に置かれると、一対の基板間に散布されるスペーサや液晶が熱膨張して、一対の基板の中央部で、基板のそれぞれが外方に膨らんで変形してしまい、一対の基板間の内面に形成された電極や配向膜に悪影響を与え、液晶層の厚さも変動され、色むらが発生するなど表示品質を低下させてしまう問題があった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、液晶やスペーサの膨張または収縮による液晶表示素子の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる液晶表示素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、内面を対向して設けられた一対の基板間で液晶を挟持して構成される液晶表示装置の製造方法であって、一対の基板のうち一方の内面にスペーサを散布し、一対の基板の周囲を粘着材により接合し、一対の基板と粘着材により囲われた閉空間に液晶を注入し、高温環境下でスペーサおよび液晶を熱膨張させた状態で、液晶が注入された閉空間が圧縮されるように一対の基板を加圧することにより上記液晶の余剰分を排出し、一対の基板を加圧した状態で、液晶を閉空間内に封止することを特徴とするものである。
【0007】
このようにしたことにより、液晶やスペーサの膨張または収縮による液晶表示素子の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる。
【0008】
また、好ましくは、一対の基板を加圧するのに、熱膨張後のスペーサの大きさを考慮して行う。これにより、液晶やスペーサの膨張または収縮による液晶表示素子の変形を更に低減し、表示品質を更に高く維持することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、液晶やスペーサの熱膨張または熱収縮による液晶表示素子の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法について、図に基づいて説明する。
まず、一般的な液晶表示装置の構成について、図に基づいて説明する。
図1は、一般的な液晶表示装置の構成を示す図であって、図1(a)は液晶表示装置の正面図であり、図1(b)は側面図である。図2は、一般的な液晶表示装置の断面を示す図であり、特に図1(a)のA−A切断線の拡大断面を示す図である。
【0011】
図1(a)、図1(b)および図2に示されるように、液晶表示装置1は、第一の透明基板11と第二の透明基板21とを互いに対向して構成されている。
図2に示されるように、第一の透明基板11の内面上には、複数の第一の透明電極12がストライプ状に形成されている。また、第二の透明基板21の内面上には、複数の第二の透明電極22がストライプ状に形成されている。複数の第二の透明電極22は、複数の第一の透明電極12に対して直交して交差するように形成されている。第一および第二の透明基板11、21は、例えば光透過性のガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂等により矩形状に形成されている。
【0012】
また、第一および第二の透明電極12、22上には、配向膜(不図示)が積層されている。第一および第二の透明電極12、22の間に電圧を印加することにより、両電極12、22間の液晶分子の配列を変更して、第一および第二の透明基板11、21の間の光の透過を制御する。
また、図1(a)および図2に示されるように、第一の透明基板11は第二の透明基板21よりも延出して形成されており、この延出された部分には実装部11aが設けられている。実装部11a上には、複数の端子13が形成され、駆動回路14が実装されている。また、複数の端子13には外部の電気回路基板(不図示)に接続されるフレキシブルプリント基板(不図示)が接続される。
【0013】
第一および第二の透明基板11、21の間は、第二の透明基板21の周縁に沿って設けられたシール材30により接合されており、液晶注入口60から液晶50が注入された後、液晶注入口60が封止材70により封止されている。
また、第二の透明基板21の周縁に、液晶注入口60となる一部を除いてシール材30が塗布され、粘着材としてのシール材30に囲まれた面内に、第一および第二の透明基板11、21の間の間隙を調整するための球状のスペーサ40を均一に散布した状態で両基板11、21が貼り合わせられている。スペーサ40は、第一または第二の透明基板11、21の内面、すなわち第一または第二の透明電極12、22が形成された面上に散布される。なお、スペーサ40は、例えばガラス粒子やシリカ粒子や樹脂粒子の硬質な材料により形成されている。樹脂粒子の場合、スペーサ40は、例えばメラニン樹脂や尿素樹脂やポリスチレン樹脂等により形成される。
【0014】
次に、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法について、図に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造フローを示す図である。
図2および図3に示されるように、まず一対の透明基板11、21を、例えば光透過性のガラスなどの矩形状の平板により形成する(ステップ(STEP:以下、STと称する)301)。
【0015】
次に、一対の透明基板11、21の内面上に、透明電極12、22をストライプ状に、例えばフォトリソグラフィ法を用いてITO(Indium Tin Oxide)により形成する(ST302)。なお、第一の透明電極12の各々と第二の透明電極22の各々とが、互いに直交するように、第一および第二の透明電極12、22を形成する。
次に、第一および第二の透明電極12、22上に、配向膜(不図示)を例えば高分子材料であるポリイミド(Polyimide)薄膜等の有機薄膜で形成する(ST303)。そして、この配向膜に対して、液晶50との接触面に一方向にミクロな傷をつける配向処理(ラビング処理)を施す(ST303)。
【0016】
次に、第一の透明基板11の内面、すなわち第一の透明電極12が形成された面上に、スペーサ40を均一に散布する(ST304)。なお、スペーサ40を、第二の透明基板21の内面、すなわち第二の透明電極22が形成された面上に、散布してもよい。
次に、第二の透明基板21の周縁に、液晶注入口60となる一部を除いてシール材30を塗布する(ST305)。そして、第一および第二の透明基板11、21を、第一および第二の透明電極12、22が形成された面を互いに対向させた状態で、粘着材としてのシール材30により貼り合わせて、第一および第二の透明基板11、21の間を接合する(ST306)。
【0017】
次に、一対の透明基板11、21とシール材30により囲われた閉空間に、液晶50を注入する(ST307)。具体的には、液晶注入口60を液晶に浸漬して、一対の透明基板11、21とシール材30により囲われた閉空間に、毛細管現象により液晶を注入する(汲み上げ方式またはディップ式)。なお、この汲み上げ方式のほかに、液晶注入口60に液晶を滴下して、一対の透明基板11、21とシール材30により囲われた閉空間に、液晶を注入することもできる(滴下式またはディスペンサ式)。
【0018】
次に、作業空間をたとえば約85℃の高温環境下に設定する(S308)。そして、高温環境の下、一対の透明基板11、21の内面とシール材30により囲われた閉空間のスペーサ40および液晶50を熱膨張させる。
次に、高温環境の下、一対の透明基板11、21とシール材30により囲われた閉空間が圧縮されるように、例えば、図4に示される加圧装置を用いて、一対の透明基板11、21を約10分〜約15分の間、加圧して、閉空間内の液晶50の余剰分を排出させる(ST309)。
【0019】
図4は、図3のST309における一対の透明基板を加圧する工程を説明するための模式図である。図4に示されるように、例えばステンレス鋼により形成された加圧治具100a、100bにより一対の透明基板11、21を挟み込むことにより、一対の透明基板11、21を、例えば加圧応力Pを約200g/cm〜約300g/cmにして加圧する。なお、図4では、スペーサ40の熱膨張により、各透明基板11、21の中央部が外方に張り出している様子を、誇張して示している。そして、液晶注入口60を封止材70により封止して、封止材70を硬化させることにより液晶50を、閉空間内に密封する(ST310)。
【0020】
次に、一対の透明基板11、21への加圧を解除する(ST311)。最後に、液晶表示装置1を、常温下に数分から数時間の間、放置して、一対の透明基板11、21の内面とシール材30により囲われた閉空間内のスペーサ40および液晶50を冷却して、熱膨張がない状態にする(ST312)。以上のST301〜ST312のステップを経て、液晶表示装置1を得る。
【0021】
ここで、ST309においては、熱膨張後のスペーサ40の大きさを考慮して加圧する。すなわち、例えば、常温時の液晶表示素子装置1のセルギャップ、すなわち、第一および第二の透明基板11、21の内面間の距離をTとし、外径がD(D>T)の球状のスペーサ40を用い、球状のスペーサ40の外径Dが熱膨張によりdだけ増加するとした場合、ST309の加圧は、第一および第二の透明基板11、21の内面間の距離がT+dとなるように調整して行う。これにより、ST312にて、液晶表示装置1が常温下におかれて、スペーサ40が収縮したときに、第一および第二の透明基板11、21の内面間の距離がTとなり、設定したセルギャップを得ることができる。
【0022】
また、ST309における一対の透明基板11、21への加圧により、液晶50の余剰分を全て排出した後に、ST310にて液晶注入口60を封止材70により封止している。このように、約85℃の高温環境下で液晶50を熱膨張させた状態で、液晶50の余剰分を全て排出した後に、約85℃の高温環境下で一対の透明基板11、12とシール材30により囲われた閉空間に液晶50を封止しているので、液晶50が約85℃を超えて熱膨張しない限り、液晶50の膨張を原因として第一および第二の透明基板11、21に負荷が加わることがなくなり、高温環境下における液晶50やスペーサ40の熱膨張による透明基板11、21の張り出しや反りを低減できる。
【0023】
以上のように、高温環境下でスペーサ40および液晶50を熱膨張させた状態で、液晶50が注入された閉空間が圧縮されるように一対の透明基板11、21を加圧することにより液晶50の余剰分を排出し、一対の透明基板11、21を加圧した状態で、液晶50を閉空間内に封止するので、特に液晶50の熱膨張による液晶表示素子10の変形を無くすことができ、液晶50やスペーサ40の膨張または収縮による液晶表示素子10の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる。
【0024】
また、熱膨張後のスペーサ40の大きさを考慮して、一対の透明基板11、21を加圧することにより、スペーサ40の熱膨張による一対の透明基板11、21の変形も低減することができ、温度変化による液晶50やスペーサ40の膨張または収縮による液晶表示装置1の変形を更に低減し、表示品質を更に高く維持することができる。
【0025】
以下に、本発明に係る製造方法の実施例と、従来例とを比較する。
まず、実施例および従来例ともに、第一および第二の透明基板11、12の平面寸法を100mm×100mmとし、常温時のセルギャップTを6.0μmに設定した。そして、スペーサ40は、その外径がD=6.3μm〜6.4μmのものを用い、常温時において、スペーサ40の外径が約0.3μm〜0.4μm押しつぶされて、両透明基板11、21の内面にスペーサ40が固着されるように設定した。また、図3におけるST301〜ST307、ST310〜ST311の各処理は、実施例および従来例で同一の処理とした。一方、従来例では、ST308およびST312の処理を行っていない。
【0026】
実施例.
図3におけるST308にて、約85℃の高温環境下に設定したところ、スペーサ40の外径がd=約0.1μmだけ大きく熱膨張し、一対の透明基板11、21の間の距離が中央部で、D+d=約6.4μm〜約6.5μmとなった。また、液晶50も熱膨張するが、この時点ではまだ液晶注入口60が封止されていないため、余分な液晶50は液晶注入口60から排出される。
【0027】
そして、図3におけるST309にて、一対の透明基板11、21の内面間の距離が、常温時のセルギャップTに高温時のスペーサ40の外径の膨張量dを加算したT+d=約6.1μmとなるように、約85℃の高温環境下で一対の透明基板11、21を約15分〜約20分間加圧して、ST310の封止、ST311の徐圧の各処理を行った。このとき、まだ液晶注入口60が封止されていないため、熱膨張した液晶50の余剰分が液晶注入口60から排出される。この結果、一対の透明基板11、21の間の距離が中央部でT+d=約6.1μmとなり、液晶50の熱膨張による透明基板11、21の張り出しや反りはほとんどなくなる。
【0028】
そして、ST312の常温放置の処理を行った結果、スペーサ40の外径が約0.1μm収縮し、セルギャップはT+d=約6.1μmからT=約6μmmとなった。以上のように、常温時にてセルギャップT=約6.0μmの液晶表示装置1を得た。
次に、再び、実施例にかかる液晶表示装置1を、約85℃の高温環境下に置いたところ、中央部におけるセルギャップが約6.1μmとなった。これは、常温時のセルギャップTに高温時のスペーサ40の外径の膨張量dを加算したT+dに相当する。
【0029】
従来例.
図3におけるST308の処理は行わず、常温下にて、一対の透明基板11、21の間の距離が中央部で、D=約6.3μ〜約6.4μmの状態のまま、図3におけるST309にて、一対の透明基板11、21の内面間の距離が、常温時のセルギャップT=6.0μmとなるように、常温下で一対の透明基板11、21を約15分〜約20分間加圧して、ST310の封止、ST311の徐圧の各処理を行った。そして、常温時にてセルギャップT=約6.0μmの液晶表示装置を得た。
次に、再び、従来例にかかる液晶表示装置を、約85℃の高温環境下に置いたところ、中央部におけるセルギャップが約6.2μmとなった。これは、常温時のセルギャップTに高温時のスペーサ40の外径の膨張量dを加算したT+d=約6.1μmよりも大きい。従って、約6.2μmから常温時のセルギャップT=約6.0μmを引いた値の約0.2μmは、液晶50の膨張による影響によるものといえる。
【0030】
以上のように、実施例および従来例ともに、常温時におけるセルギャップT=約6.0μmの液晶表示装置を得ることができたが、再び、約85℃の高温環境下に液晶表示装置を置いたとき、中央部におけるセルギャップが、従来例では約6.2μmに増加したのに対し、実施例では従来例よりも小さい約6.1μmであった。
このように、従来例では、常温下で液晶50を封止したため、高温下におけるスペーサ40の膨張に加えて、液晶50の膨張がセルギャップに大きく影響するのに対し、実施例では、高温下で膨張された液晶50の余剰分を排出した後に、高温下で液晶50を封止したため、液晶50の膨張はセルギャップに影響せず、スペーサの膨張のみがセルギャップに影響する。
【0031】
以上のように、高温環境下でスペーサ40および液晶50を熱膨張させた状態で、液晶50が注入された閉空間が圧縮されるように一対の透明基板11、21を加圧することにより液晶50の余剰分を排出し、一対の透明基板11、21を加圧した状態で、液晶50を閉空間内に封止するので、特に液晶50の熱膨張による液晶表示素子10の変形を無くすことができ、液晶50やスペーサ40の膨張または収縮による液晶表示素子10の変形を低減し、表示品質を高く維持することができる。
【0032】
以上の説明は、本発明を実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。
上記実施の形態の説明ではパッシブ型の液晶表示装置を用いて例示したが、これに限らず、本実施の形態に係る発明を、アクティブ型の液晶表示装置等の他の種類の液晶表示装置などにも採用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】一般的な液晶表示装置の構成を示す図であって、図1(a)は液晶表示装置の正面図であり、図1(b)は側面図である。
【図2】一般的な液晶表示装置の断面を示す図であり、特に図1(a)のA−A切断線の拡大断面を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造フローを示す図である。
【図4】図3のST309における一対の透明基板を加圧する工程を説明するための模式図である。
【符号の説明】
【0034】
1 液晶表示装置
11 第一の透明基板
12 第一の透明電極
13 端子
14 駆動回路
21 第二の透明基板
22 第二の透明電極
30 シール材
40 スペーサ
50 液晶
60 液晶注入口
70 封止材
100a、100b 加圧治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内面を対向して設けられた一対の基板間で液晶を挟持して構成される液晶表示装置の製造方法であって、
上記一対の基板のうち一方の内面にスペーサを散布し、
上記一対の基板の周囲を粘着材により接合し、
上記一対の基板と上記粘着材により囲われた閉空間に液晶を注入し、
高温環境下で上記スペーサおよび上記液晶を熱膨張させた状態で、上記液晶が注入された上記閉空間が圧縮されるように上記一対の基板を加圧することにより上記液晶の余剰分を排出し、
上記一対の基板を加圧した状態で、上記液晶を上記閉空間内に封止することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【請求項2】
上記一対の基板を加圧するのに、熱膨張後の上記スペーサの大きさを考慮して行うことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−65156(P2007−65156A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−249291(P2005−249291)
【出願日】平成17年8月30日(2005.8.30)
【出願人】(000103747)オプトレックス株式会社 (843)
【Fターム(参考)】