説明

液晶表示装置

【課題】 本発明は、液晶表示装置の表示部を立体的に配設することによって奥行き感を醸し出しながら質感を高めることができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 表示部を有する液晶表示素子20と、この液晶表示素子20の背後に配設される導光板21と、前記導光板21内に照射光線を導き入れる光源23と、からなる液晶表示装置において、前記導光体21の側端部と対峙して配置され、前記光源23からの光線を導光可能とする導光部材24を設けるとともに、前記導光部材24の上端部(前面部)を前記液晶表示素子20の表示面より上方に突出するように設け、前記導光部材24の上端部(前面部)の表面には、前記液晶表示素子20の表示部200に合わせて指標部240を設けてなることを特徴とする液晶表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に関するものであり、特に液晶表示素子の後方に導光板を配置し、光源(LED)からの照射光線により液晶表示素子の背後から透過照明表示する液晶表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の液晶表示装置として、たとえば自動車やオートバイをはじめとする各種車両や船舶、建設機械などに搭載される計器装置に組み込まれている。この場合、下記特許文献1などに開示されているように、車両情報などを表示する周知な指針式の計器装置および車両情報を表示するフラットディスプレイパネルとなる液晶表示素子を用いた液晶表示装置による計器装置を併設して設けられている。
【0003】
従来の計器装置を図7から図9を用いて説明する。たとえば自動車に搭載されるコンビネーションメータである計器装置としては、外装部材であるケース1の内部の中央に速度計などの情報を表示する表示部材D1である周知な指針式の計器からなるアナログ式の指示計器M1が収納固定され、この指示計器M1の前面側に表示板2が取付固定されている。またケース1の内部には、左側に燃料計、右側に水温計、中央の指示計器M1の下部側に走行距離計からなる車両情報を表示するフラットディスプレイパネルとなる液晶表示装置M2による表示部材D2が配置され、それぞれの表示部材D1,D2が硬質の回路基板3上に実装され、外装部材であるケース1内に組み付け固定されている。
【0004】
この場合、フラットディスプレイパネルからなる液晶表示装置M2にあっては、表示板2に設けた表示窓2Aを介して視認することができるように構成されている。
【0005】
また液晶表示装置M2は、図8に示すように、液晶表示素子20の背後に透明な合成樹脂からなる導光体21が配設され、液晶表示素子20と導光体21とを樹脂製のホルダー22によって固定保持するように設けられており、このホルダー22を前記回路基板3に組み付け固定するように構成している。また導光体21の端部には発光ダイオードからなる光源23が設けられている。
【0006】
ところで、従来および特許文献1による液晶表示装置にあっては、燃料計を例にして説明すると、液晶表示素子20の表示面に車両の燃料タンク内の燃料量を示す文字表示(FILL、EMPTYの頭文字)や目盛などの指標部20Aがそれぞれ電極として形成されるとともに、この指標部20Aと併設して燃料残量をアナログ的に表示することができるようにバーグラフ表示部20Bがセグメントとして電極にて形成されている。従って、燃料量を確認する場合は、文字や目盛からなる指標部20Aに対応して指示するバーグラフ表示部20Bによるセグメント箇所が燃料量に応じて光源23からの照射光線によって透過照明される。これにより、燃料残量を容易に判別することができるというメリットがある。
【特許文献1】特開2007−64806号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、多様化する市場ニーズなどにより、高級感を持たせるために外観意匠を重視する傾向にあるが、従来の一般的な計器装置においては、前述した従来例や前記特許文献1などに示されているように、液晶表示素子20の表示面は、指標部20Aとバーグラフ表示部20Bとが併設状態にして平面的に形成されている。このため、表示板2に設けた表示窓部2Aの背後に形成された液晶表示素子20の表示部である指標部20Aとバーグラフ表示部20Bとが同一平面上に形成されているために、奥行き感や立体感の表示が得られず計器装置などに組み込まれる液晶表示装置の質感を高めることができないという問題を抱えている。
【0008】
本発明は前述した問題点に着目し、液晶表示装置の表示部を立体的に配設することによって奥行き感を醸し出しながら質感を高めることができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前述した課題を解決するため、請求項1では、表示部を有する液晶表示素子と、この液晶表示素子の背後に配設される導光板と、前記導光板内に照射光線を導き入れる光源と、からなる液晶表示装置において、前記導光体の側端部と対峙して配置され、前記光源からの光線を導光可能とする導光部材を設けるとともに、前記導光部材の上端部(前面部)を前記液晶表示素子の表示面より突出するように設け、前記導光部材の上端部(前面部)の表面には、前記液晶表示素子の表示部に合わせて指標部を設けてなることを特徴とする液晶表示装置である。
【0010】
このように構成することにより、液晶表示素子の表示面より上方に位置するように導光部材の上端部が配置され、その上端部の表面に液晶表示素子の表示部に合わせて指標部を設けることによって、指標部に対して液晶表示素子の表示部を奥まった位置に設けられるため立体的な表示を行うことができ、立体感を出しながら質感も高めることができる液晶表示装置を提供することができる。また、液晶表示素子を照明するための光源によって導光体を介して液晶表示素子の表示部が照明表示されるとともに、導光体の側端部に対峙して配置された導光部材を介して導光部材の上端部(前面部)の表面に設けた指標部を同時に透過照明することができるものであり、それぞれ個別に光源を設ける必要もなく組み付け部品の1つである光源の共用化を図ることができるという効果がある。
【0011】
また、請求項1に記載の液晶表示装置において、請求項2では、前記指標部の透過色を前記液晶表示素子の表示部と異なる色彩にて形成してなることを特徴とするものである。
【0012】
このように構成することにより、光源からの照射光線によって照明表示する際に、液晶表示素子の表示部の色合いと指標部の透過色の色合いとを異なる色彩にて表示することによって奥行き感が助長され、しかも照明効果も良好に保つことが可能となり、視認性に優れ且つ斬新な見映えの液晶表示装置を提供することができる。
【0013】
また、請求項1に記載の液晶表示装置において、請求項3では、前記導光部材を前記液晶表示素子の表示部と異なる色彩にて着色形成してなることを特徴とするものである。
【0014】
このように構成することにより、光源からの照射光線によって照明表示する際に、導光体を介して液晶表示素子の表示部が照明表示される色合いと、着色形成した導光部材を介して透過照明される指標部の色合いとを異なる色彩とすることで奥行き感が助長され、しかも照明効果も良好に保つことが可能となり、視認性に優れ且つ斬新な見映えの液晶表示装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明では、表示部を有する液晶表示素子と、この液晶表示素子の背後に配設される導光板と、前記導光板内に照射光線を導き入れる光源と、からなる液晶表示装置において、前記導光体の側端部と対峙して配置され、前記光源からの光線を導光可能とする導光部材を設けるとともに、前記導光部材の上端部(前面部)を前記液晶表示素子の表示面より上方に突出するように設け、前記導光部材の上端部(前面部)の表面には、前記液晶表示素子の表示部に合わせて指標部を設けてなることを特徴とする液晶表示装置であるため、液晶表示素子の表示面より上方に位置するように導光部材の上端部(前面部)が配置され、その上端部(前面部)の表面に液晶表示素子の表示部に合わせて指標部を設けることによって、指標部に対して液晶表示素子の表示部を奥まった位置に設けられるため立体的な表示を行うことができ、立体感を出しながら質感も高めることができる液晶表示装置を提供することができる。また、液晶表示素子を照明するための光源によって導光体を介して液晶表示素子の表示部が照明表示されるとともに、導光体の側端部に対峙して配置された導光部材を介して導光部材の上端部の表面に設けた指標部を同時に透過照明することができるものであり、それぞれ個別に光源を設ける必要もなく組み付け部品の1つである光源の共用化を図ることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面に基づいて、本発明を車両用の液晶表示装置に適用した実施形態に基づいて説明する。
【0017】
図1から図4は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は車両用計器に搭載される液晶表示装置を示す正面図、図2は図1のA−A線箇所を示す要部の断面図、図3は図2の要部を示す拡大断面図、図4は図1における表示板と液晶表示装置とを示す要部の斜視図であり、前述した従来例と同一部分、均等箇所については同一符号を付して説明する。
【0018】
同図において、外装部材であるケース1の内部の中央に速度計などの情報を表示する表示部材D1である指針式の計器からなるアナログ式の指示計器M1が収納固定され、この指示計器M1の前面側には指示計器M1に設けられた指針の指示を指し示す目盛や数字などの表示部を施した表示板2が取付固定されている。またケース1の内部には、左側に燃料計、右側に水温計、中央の速度計である指示計器M1の下部側に走行距離計からなる車両情報を表示するフラットディスプレイパネルとなる液晶表示装置M2による表示部材D2がそれぞれ配置され、それぞれの表示部材D1,D2が硬質の回路基板3上に実装され、外装部材であるケース1内に組み付け固定されている。
【0019】
この場合、フラットディスプレイパネルからなるそれぞれの液晶表示装置M2にあっては、従来構造と同様にして表示板2に設けた表示窓2Aを介して視認することができるように構成されている。
【0020】
また表示板2に設けられた表示窓2A位置に対応して配置される各液晶表示装置M2は、図2や図3に示すように、液晶表示素子20の背後に透明な合成樹脂からなる導光体21が配設され、液晶表示素子20と導光体21とを樹脂製のホルダー22によって固定保持するように設けられており、このホルダー22を前記回路基板3に組み付け固定するように構成している。
【0021】
また導光体21の一方の側端部には発光ダイオードからなる光源23が配置されており、この光源23は前記回路基板3上に実装されている。
【0022】
また第1の実施形態にあっては、燃料計や水温計では、前記導光体21の他方の側端部と対峙して前記光源23からの光線を導光可能とする導光部材24が配設されており、この場合、前記表示板2の表面側から前記ホルダー22側に沿って押し込むことにより導光部材24がホルダー22に固定保持される。
【0023】
また導光部材24の上端部(前面部)を前記液晶表示素子20の表示面より上方に突出するように配設し、その導光部材24の上端部(前面部)の表面には、前記液晶表示素子20の表示部200に合わせて指標部240を設けている。なお、導光部材24の上端部(前面部)の表面部分は、液晶表示素子20の表示面に向けて傾斜面からなる表面部分として形成されている。
【0024】
この場合、燃料計においては、導光部材24の上端部の表面に車両の燃料タンク内の燃料量を示す文字表示(FILL、EMPTYの頭文字)や目盛などの指標部240Aが設けられており、第1の実施形態にあっては、少なくとも指標部240A箇所は、光源24によって透過照明されるたとえば白色のインクによる透過層241にて形成されている。この際、透過層241は薄い色合いからなる白色のインクにて形成されているため反射層の役目も果たしているものであり、この実施形態にあっては導光部材24の受光部箇所を除いた導光部材24の外周面に反射層の役目を兼ねた白色のインクである透過層241が施されており、前記受光部箇所と燃料量を示す文字表示や目盛などの指標部240Aの領域を除いて導光部材24の表面側にて視認できる範囲全体に黒色のインクからなる遮光層242が施されている。
【0025】
また液晶表示素子20の表示部200として燃料計においては、前記導光部材24に設けられた指標部240Aと併設して燃料残量をアナログ的に表示することができるようにバーグラフ表示部200Aがセグメントとして電極にて形成されている。
【0026】
従って、燃料量を確認する場合は、導光部材24の上端部(前面部)の表面に設けられた文字や目盛からなる指標部240Aに対応して指示する液晶表示素子20のバーグラフ表示部200Aによるセグメント箇所が燃料量に応じて光源23からの照射光線によって透過照明され、これにより燃料残量を容易に確認することができる。
【0027】
また水温計も燃料計と同様にして、導光部材24の上端部の表面に車両のエンジンを冷却するための水温を示す文字表示(HOT、COLDの頭文字)や目盛などの指標部240Bが設けられており、液晶表示素子20の表示部200として図1に示すように、前記導光部材24に設けられた指標部240Bと併設してエンジンの冷却水の温度をアナログ的に表示することができるようにバーグラフ表示部200Bがセグメントとして電極にて形成されている。
【0028】
従って、エンジンの冷却水の水温を確認する場合、導光部材24の上端部(前面部)の表面に設けられた文字や目盛からなる指標部240Bに対応して指示する液晶表示素子20のバーグラフ表示部200Bによるセグメント箇所がエンジンの冷却水の水温に応じて光源23からの照射光線によって透過照明され、これにより冷却水の水温を容易に確認することができる。
【0029】
このように構成された第1の実施形態における液晶表示装置にあっては、液晶表示素子20の表示面より上方に位置するように導光部材24の上端部(前面部)を配置し、その上端部の表面に液晶表示素子20の表示部200に合わせて指標部240を設けることによって、指標部240に対して液晶表示素子20の表示部200を奥まった位置に設けられるため立体的な表示を行うことができ、立体感を出しながら質感も高めることができる液晶表示装置を提供することができる。この際、液晶表示素子20の表示面より上方に位置した導光部材24の上端部(前面部)を表面部分を液晶表示素子20の表示面に向けて傾斜面からなる表面部分として形成しているため、液晶表示素子20の表示部200に近づけながら導光部材24の指標部240を配置することができ、正面からの視差によるずれも軽減できるものであり、斬新な見映えを提供し得る。
【0030】
また、液晶表示素子20を照明するための光源23によって導光体21を介して液晶表示素子20の表示部200が照明表示されるとともに、導光体21の側端部に対峙して配置された導光部材24を介して導光部材24の上端部(前面部)の表面に設けた指標部240を同時に透過照明することができるものであり、それぞれ個別に光源を設ける必要もなく組み付け部品の1つである光源23の共用化を図ることができるという効果がある。
【0031】
図5および図6は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、図5は、本発明の第2の実施形態の液晶表示装置を示す要部の断面図、図6は図5における表示板と液晶表示装置とを示す要部の斜視図である。
【0032】
この第2の実施形態にあっては、表示板2に設けられた表示窓2A位置に対応して配置される各液晶表示装置M2は、図6に示すように、液晶表示素子20の背後に透明な合成樹脂からなる導光体21が配設されるとともに、導光体21と液晶表示素子20との間にたとえばオレンジ色からなる着色フィルタ25を介在し、液晶表示素子20と着色フィルタ25および導光体21とを樹脂製のホルダー22によって固定保持するように設けている。
【0033】
また導光体21の一方の側端部には発光ダイオードからなる光源23が配置されており、この光源23は前記回路基板3上に実装されている。
【0034】
また第2の実施形態にあっては、前述した第1の実施形態と同様にして、燃料計や水温計では、前記導光体21の他方の側端部と対峙して前記光源23からの光線を導光可能とする導光部材24が配設されており、導光部材24の上端部(前面部)を前記液晶表示素子20の表示面より上方に突出するように配設し、その導光部材24の上端部(前面部)の表面には、前記液晶表示素子20の表示部200に合わせて指標部240を設けている。この場合、導光部材24の上端部(前面部)の表面部分を円弧面にて形成するとともに、前記液晶表示素子20の表示面より上方に突出するように配設している。
【0035】
また指標部240箇所は、光源24によって透過照明される透過層241にて形成されているが、燃料計による液晶表示装置M2においては、通常箇所の文字表示や目盛箇所は白色のインクによる透過層241にて形成しているが、燃料量が少なくなる領域を示す「E」文字表示は赤色のインクによる透過層241Aにより形成している。
【0036】
このように構成された第2の実施形態における液晶表示装置にあっては、前述した第1の実施形態と同様にして、指標部240に対して液晶表示素子20の表示部200を奥まった位置に設けられるため立体的な表示を行うことができ、立体感を出しながら質感も高めることができる液晶表示装置を提供することができる。この際、液晶表示素子20の表示部200に対し、導光部材24の上端部(前面部)の表面部分を円弧面にて突出するように形成することにより、立体感が強調される指標部240の表示を提供することができる。
【0037】
加えて液晶表示素子20を照明するための光源23によって導光体21を介して液晶表示素子20の表示部200が照明表示されるとともに、導光体21の側端部に対峙して配置された導光部材24を介して導光部材24の上端部(前面部)の表面に設けた指標部240を同時に透過照明することができるものであり、それぞれ個別に光源を設ける必要もなく組み付け部品の1つである光源23の共用化を図ることができるという効果がある。
【0038】
この際、光源23からの照射光線によって照明表示する際に、液晶表示素子20の表示部200箇所の透過照明色としてオレンジ色からなる着色フィルタ25の色合いと指標部240の透過色の色合い(白色のインクによる透過層241)とを異なる色彩にて表示することによって奥行き感も助長することが可能となるとともに、しかも照明効果も良好にし得るものであり、視認性に優れ且つ斬新な見映えの液晶表示装置を提供することができる。
【0039】
なお、図示はしないが、導光部材24を前記液晶表示素子20の表示部200と異なる色彩、たとえが青色からなる色素(顔料)を導光部材24に含有することによって着色形成してなることにより、光源23からの照射光線によって照明表示する際に、導光体21を介して液晶表示素子20の表示部200が照明表示される色合いと、着色形成した導光部材24を介して透過照明される指標部240の色合いとを異なる色彩とすることで奥行き感が助長され、しかも照明効果も良好とし得るものであり、視認性に優れ且つ斬新な見映えの液晶表示装置を提供することができる。
【0040】
本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば、第1およ第2の実施形態においては、液晶表示素子20を透過照明するための導光体21と対峙して光源23からの光線を導光可能とする導光部材24を配設するとともに、導光部材24の上端部を液晶表示素子20の表示面より上方に突出するように配設し、その導光部材24の上端部の表面に、前記液晶表示素子20の表示部200に合わせて指標部240を設けていたが、導光部材24の上端部分を液晶表示素子20の外周を取り巻くようにリング状に形成し、リング状に形成した導光部材の上端側の表面の一部に指標部を施すように形成しても良いものであり、また液晶表示素子20の窓枠形状とリング状に形成した導光部材の上端側の表面部分との組み合わせによって、さらなる奥行き感を強調することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置を示す正面図。
【図2】図2は、図1のA−A線箇所を示す液晶表示装置の断面図。
【図3】図3は、図2の要部を示す拡大断面図。
【図4】図4は、図1における表示板と液晶表示装置とを示す要部の斜視図。
【図5】図5は、本発明の第2の実施形態である液晶表示装置を示す断面図。
【図6】図6は、図5における表示板と液晶表示装置とを示す要部の斜視図。
【図7】図7は、従来の車両用計器に搭載された液晶表示装置を示す正面図。
【図8】図8は、図7のA−A線箇所を示す液晶表示装置の断面図。
【図9】図9は、図1における表示板と液晶表示装置とを示す要部の斜視図。
【符号の説明】
【0042】
1 ケース(外装部材)
2 表示板
2A 表示窓
3 回路基板
20 液晶表示素子
21 導光体
22 ホルダー
23 光源(発光ダイオード)
24 導光部材
25 着色フィルタ
200 表示部
200A,200B バーグラフ表示部
240,240A,240B 指標部
241,241A 透過層
242 遮光層
D1,D2 表示部材
M1 指示計器
M2 液晶表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を有する液晶表示素子と、この液晶表示素子の背後に配設される導光板と、前記導光板内に照射光線を導き入れる光源と、からなる液晶表示装置において、前記導光体の側端部と対峙して配置され、前記光源からの光線を導光可能とする導光部材を設けるとともに、前記導光部材の上端部を前記液晶表示素子の表示面より突出するように設け、前記導光部材の上端部の表面には、前記液晶表示素子の表示部に合わせて指標部を設けてなることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
前記指標部の透過色を前記液晶表示素子の表示部と異なる色彩にて形成してなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記導光部材を前記液晶表示素子の表示部と異なる色彩にて着色形成してなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−75286(P2009−75286A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−243295(P2007−243295)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(000231512)日本精機株式会社 (1,561)
【Fターム(参考)】