説明

温感建材

【課題】温感効果に優れているうえに、十分な表面強度を備え、意匠の自由度が高く、壁、床用途を問わない汎用の温感建材を提供する。
【解決手段】セラミックスよりなる建材素地1の表面に発泡釉薬層2を設けるとともに非発泡釉薬層3を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設ける。また、必要に応じて建材表面を凹凸面としたり、発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を設けても良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば浴室や炊事場等の水回り箇所の床面或いは壁面に人の手足等の身体が触れた場合に不快な冷たさや熱さを感じることのない温感建材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の温感建材としては、建材素地の表面に発泡釉薬層を形成した建材(例えば、特許文献1、2参照)がある。これらのものは、発泡釉薬層に形成される気孔により断熱効果を発揮させて人の身体が触れた場合に不快な冷たさや熱さを緩和するものであった。
【0003】
ところが、微細中空発泡粒子や発泡剤添加した発泡釉薬層は強度的に脆弱であるため、特に床用途に用いようとするとJISA5209−1994に規定される摩耗試験減量を満足させない場合があった。この問題の解決のため発泡釉薬層の上に薄釉と呼ばれる保護層で覆ったり、発泡釉薬層の発泡量や発泡気孔径、形状を制御する方法が検討提案されている。しかしながら、これらの方法は発泡釉薬層の断熱性能を低下させ、しかるに本来の目的である温感効果を損なうものであった。
【0004】
また、発泡釉薬層は内包する気泡や発泡粒子により表面に微細な凹凸を有しており、一種独特な梨肌の表面性状から脱却できず、意匠上の制約も大きなものであった。これは床用途に限って見れば耐すべり性の向上を伴う利点もあるが、汎用用途に用いられる建築材料としては、薄釉などの保護層で覆った程度では解決できないものであり、意匠的効果に関しては配慮できないものであった。
【特許文献1】特開平5−17271号公開特許公報
【特許文献2】特開2006−2357公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記のような問題点を解決して、温感効果に優れているうえに、十分な表面強度を備え、意匠の自由度が高く、壁、床用途を問わない汎用の温感建材を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の温感建材は、セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を設けるとともに非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせてなる模様を形成するように部分的に設けたことを特徴とするものを請求項1に記載の発明とする。
【0007】
そして、前記の請求項1に記載の発明において、セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を全面的に設けたうえ該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けて建材表面を凹凸面としたものを請求項2に記載の発明とする。
【0008】
また、前記の請求項1に記載の発明において、セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けたうえ、該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を設けて該非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成して建材表面を凹凸面としたものを請求項3に記載の発明とする。
【0009】
また、前記の請求項1に記載の発明において、セラミックスよりなる建材素地の表面を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように凹凸面に形成したうえ凸面部の表面に発泡釉薬層を設けたうえ該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を設けて該非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成して建材表面を凹凸面としたものを請求項4に記載の発明とする。
【0010】
さらに、前記の請求項1に記載の発明において、セラミックスよりなる建材素地の表面に非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けるとともに非発泡釉薬層の間に残されるセラミックスよりなる建材素地の表面部分に発泡釉薬層を設けたものとしたものを請求項5に記載の発明とする。
【発明の効果】
【0011】
前記した請求項1に記載の温感建材の発明は、セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を設けたものであるので、発泡釉薬層の持つ断熱性により人が触れても不快な冷たさや熱さを緩和する温感効果を発揮するものである。また、非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせた模様を形成するように部分的に設けたものであるから、表面強度の弱い発泡釉薬層を保護することとなり、耐摩耗性を向上できる。さらに、点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた非発泡釉薬層により種々の模様を形成でき意匠的にも優れたものとなる。
【0012】
また、請求項2に記載の温感建材の発明は、表面の非発泡釉薬層に人が触れてもその下層の発泡釉薬層の持つ断熱性により不快な冷たさや熱さを緩和するものである。また、人が接触する箇所が凹凸面の凸面上の一部であることから、肌に触れる部分が少ないうえに凹部にできる空気層とにより温感効果を高めることができる。さらに、脆弱な発泡釉薬層に直接触れる機会が少なくなるため、床用途に使用しても歩行時の摩耗に対しても強固なものとなるものである。
【0013】
そして、点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる凹凸の模様を形成でき耐すべり性にも意匠的にも優れたものとなる。
【0014】
また、請求項3に記載の温感建材の発明は、表面の非発泡釉薬層に人が触れてもその下層の発泡釉薬層の持つ断熱性により不快な冷たさや熱さを緩和するものである。また、人が接触する箇所が凹凸面の凸面上の一部であることから、肌に触れる部分が少ないうえに凹部にできる空気層とにより温感効果を高めることができる。
【0015】
さらに、発泡釉薬層の全面が非発泡釉薬層に覆われて補強されていると共により大きな凹凸を有することができるため、凹部分は直接人肌が触れる事が無いことから、床用途に使用しても歩行時の摩耗に対しても強固なものとなるものであると共に温感効果を損なうことがないものである。そして、点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる凹凸の模様を形成でき耐すべり性にも意匠的にも優れたものとなる。
【0016】
また、請求項4に記載の温感建材の発明は、表面の非発泡釉薬層に人が触れてもその下層の発泡釉薬層の持つ断熱性により不快な冷たさや熱さを緩和するものである。また、人が接触する箇所が凹凸面の凸面上の一部であることから、肌に触れる部分が少ないうえに凹部にできる空気層とにより温感効果を高めることができる。
【0017】
さらに、発泡釉薬層の全面が非発泡釉薬層に覆われて補強されていると共により大きな凹凸を有することができるため、凹部分は直接人肌が触れる事が無いことから、床用途に使用しても歩行時の摩耗に対しても強固なものとなるものであると共に温感効果を損なうことがないものである。そして、点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる凹凸の模様を形成でき耐すべり性にも意匠的にも優れたものとなる。
【0018】
また、請求項5に記載の温感建材の発明は、発泡釉薬層は点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた非発泡釉薬層の間に残された部分に設けたものであるので、人は非発泡釉薬層とともに断熱性のある発泡釉薬層に触れることとなるので不快な冷たさや熱さを緩和されるものである。そして、発泡釉薬層は非発泡釉薬層により補強されて床材としても充分な強度を持つものである。さらに、非発泡釉薬層が点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けたので模様を形成でき意匠的にも優れたものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明の好ましい実施例を図を参照して説明する。
【実施例1】
【0020】
先ず、請求項1及び請求項2に係る発明に対応する実施例1について説明する。
図1において、1は板状のセラミックスよりなる建材素地である。この建材素地1は成形機により表面を平滑に形成したものである。そして、この表面に発泡長石を含む発泡釉薬を、幕掛け法により目標厚さ0、8mmで均一に施し、その後に前記発泡釉薬の表面に非発泡釉薬を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的にすなわち面積割合で25〜85%で印刷機にて目標厚さ0、25mmにて施す。
【0021】
こうして得られた施釉済みのセラミックスよりなる建材素地を焼成すれば、セラミックスよりなる建材素地1の表面に発泡釉薬層2を設けるとともに非発泡釉薬層3を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的にすなわち面積割合で25〜85%設けた温感建材としての温感タイルを得ることができる。
【0022】
なお、非発泡釉薬層3を印刷機により点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様としては、図5に示す細かい網目状模様を形成した非発泡釉薬層3の面積割合が60%の模様パターン1、図6に示す無数の点と線を組み合わせた模様を形成した非発泡釉薬層3の面積割合が57%の模様パターン2、図7に示す無数の点を線で繋いで模様を形成した非発泡釉薬層3の面積割合が55%の模様パターン3、図8に示す四角状の点を格子状に配置して模様を形成した非発泡釉薬層3の面積割合が67%の模様パターン4、図9に示す四角状の点の複数を四角状の線でか囲んだ種々ものを無数配置して模様を形成した非発泡釉薬層3の面積割合が63%の模様パターン5がある。
【0023】
このような温感タイルは、発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を部分的に設けたものであるから、非発泡層の面積割合が25%以上でJISA5209陶磁器質タイルに規定する摩耗試験での摩耗減量規格値0.1g以下を満足し、同面積割合が85%以下で温感効果を確保でき、意匠性が高く用途を問わず使用できるものである。また、表面が凹凸模様となるため歩行に際しての耐すべり性も確保できるものである。
【実施例2】
【0024】
次に、請求項1及び請求項3に係る発明に対応する実施例2について説明する。
図2において、1はセラミックスよりなる建材素地である。この建材素地1は成形機により表面を平滑に形成したものである。そして、この表面に発泡長石を含む発泡釉薬を目標厚さ0、8mmで、印刷機により点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を部分的にすなわち面積割合で25〜85%施す。
【0025】
つづいて、この発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬を印刷機により前記発泡釉薬層と同様のパターンで形成させて目標厚さ0、25mmにて施す。
【0026】
こうして得られた施釉済みのセラミックスよりなる建材素地を焼成すれば、セラミックスよりなる建材素地1の表面に発泡釉薬層2を設けるとともに非発泡釉薬層3を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた例えば図5−図9に示すパターン模様1−5を形成した温感建材としての温感タイルを得ることができる。
【0027】
このような温感タイルは、発泡釉薬層2の持つ断熱効果により人の身体が触れても不快な冷たさや熱さを緩和するものであるとともに、人が接触する箇所が凹凸面の凸面上と一部であることにより凹部の空気層とにより温感効果を発揮するものである。
【0028】
さらに、発泡釉薬層2の全面が非発泡釉薬層3に覆われているので、摩耗試験減量も0.1g以下となり床使用に際しても問題のないものである。また、表面が凹凸模様となるため歩行に際しての耐すべり性も確保できるものである。
【実施例3】
【0029】
次に、請求項1及び請求項4に係る発明に対応する実施例3について説明する。
図3において、1はセラミックスよりなる建材素地である。この建材素地1の表面に点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせた模様を凸面の面積割合で25〜85%で0、3mmの凹凸面11を成形機により形成したものである。
【0030】
そして、この凹凸面の凸面部表面に発泡長石を含む発泡釉薬を目標厚さ0、8mmで印刷機により施す。つづいて、この発泡釉薬の表面に非発泡釉薬3を印刷機により前記発泡釉薬層と同様のパターンで目標厚さ0、25mmにて施す。
【0031】
こうして得られた施釉済みのセラミックスよりなる建材素地を焼成すれば、セラミックスよりなる建材素地1の表面に発泡釉薬層2を設けるとともに非発泡釉薬層3を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた例えば図5−図9に示すパターン模様1−5を形成した温感建材としての温感タイルを得ることができる。
【0032】
このような温感タイルは、発泡釉薬層2の持つ断熱性により人の身体が触れても不快な冷たさや熱さを緩和するものであるとともに、人が接触する箇所が凹凸面の凸面上と一部であることにより凹部の空気層とにより温感効果を発揮するものである。
【0033】
さらに、発泡釉薬層2の全面が非発泡釉薬層3に覆われているので、摩耗試験減量も0.1g以下となり床使用に際しても問題のないものである。また、表面が凹凸模様となるため歩行に際しての耐すべり性も確保できるものである。そして、点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた非発泡釉薬層3により種々の模様を形成でき意匠的にも優れたものとなる。
【実施例4】
【0034】
次に、請求項1及び請求項5に係る発明に対応する実施例4について説明する。
図4において、1はセラミックスよりなる建材素地である。この建材素地1は成形機により表面を平滑に形成したものである。そして、この表面に非発泡釉薬を目標厚さ0、8mmで印刷機により点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的にすなわち面積割合で25〜85%施す。続いて、非発泡釉薬の間に残されるセラミックスよりなる建材素地の表面部分に発泡長石を含む発泡釉薬を目標厚さ0、8mmで印刷機により施し、前記非発泡釉薬層と発泡釉薬層とよりなる点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を例えば図5−図9に示すようなパターン1−5で形成した施釉済みのセラミックスよりなる建材素地を得る。
【0035】
そして、このような施釉済みのセラミックスよりなる建材素地を焼成すれば、セラミックスよりなる建材素地1の表面に発泡釉薬層2を設けるとともに非発泡釉薬層3を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けた図5−図9に示すパターン模様1−5を形成した温感建材としての温感タイルを得ることができる。
【0036】
このような温感タイルは、人は非発泡釉薬層とともに断熱性のある発泡釉薬層に触れることとなるので不快な冷たさや熱さを緩和されるものである。そして、発泡釉薬層は非発泡釉薬層により補強されて床材としても充分な強度を持つものである。さらに、非発泡釉薬層が点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けたので意匠的にも優れたものとなる。
【0037】
前記したように実施例1−4について説明したが、何れの実施例においても、人の温冷感に対する触知は面積効果あるため、人の肌が接触する温感タイルの凹凸面の凸面の大きさは温感効果を高めるものとして最大1cm平方以下とすることが好ましいものである。また、凹部の短辺方向の大きさは足の指先が入らない程度以下の寸法とすることがより温感効果を高めることができる。具体的には概ね10mm以下、さらに好ましくは5mm以下とすることが性別、年齢等の個人差に関係なく有効なものである。
【0038】
また、部分的に設ける非発泡釉薬層3の大きさは0、01cm平方の小さなドッドであっても、発泡釉薬層で応力が分散されるため床用途としても問題のないものである。
【0039】
また、前記実施例1−4では、非発泡釉薬は重量%で、フリット65〜90%、ジルコン0〜10%、粘土10%、アルミナ0〜15%、顔料1〜50%で、かさ比重2、2のものを使用した。また、発泡釉薬は重量%で、フリット5〜10%、発泡長石80〜90%、粘土3〜5%、炭化珪素0〜0、05%、アルミナ10%、顔料1〜50%で、かさ比重0、9のものを使用した。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】実施例1に係る温感建材の模式的拡大断面図。
【図2】実施例2に係る温感建材の模式的拡大断面図。
【図3】実施例3に係る温感建材の模式的拡大断面図。
【図4】実施例4に係る温感建材の模式的拡大断面図。
【図5】本発明に係る温感建材の模様を表した模様パターン1を示す表面図。
【図6】本発明に係る温感建材の模様を表した模様パターン2を示す表面図。
【図7】本発明に係る温感建材の模様を表した模様パターン3を示す表面図。
【図8】本発明に係る温感建材の模様を表した模様パターン4を示す表面図。
【図9】本発明に係る温感建材の模様を表した模様パターン5を示す表面図。
【符号の説明】
【0041】
1 セラミックスよりなる建材素地
2 発泡釉薬層
3 非発泡釉薬層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を設けるとともに非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けたことを特徴とする温感建材。
【請求項2】
セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を全面的に設けたうえ該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けて建材表面を凹凸面とした請求項1に記載の温感建材。
【請求項3】
セラミックスよりなる建材素地の表面に発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けたうえ、該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を設けて該非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成して建材表面を凹凸面とした請求項1に記載の温感建材。
【請求項4】
セラミックスよりなる建材素地の表面を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように凹凸面に形成したうえ凸面部の表面に発泡釉薬層を設けたうえ該発泡釉薬層の表面に非発泡釉薬層を設けて該非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成して建材表面を凹凸面とした請求項1に記載の温感建材。
【請求項5】
セラミックスよりなる建材素地の表面に非発泡釉薬層を点状又は線状又は網目状の模様或いはこれらを組み合わせたものによる模様を形成するように部分的に設けるとともに非発泡釉薬層の間に残されるセラミックスよりなる建材素地の表面部分に発泡釉薬層を設けた請求項1に記載の温感建材。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−221699(P2009−221699A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−65686(P2008−65686)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(399069347)ケイワイタイル株式会社 (1)
【Fターム(参考)】