説明

溶融塩電池

【課題】内部構造の簡素化及び製造工程の簡略化を可能とし、省スペース化を促進することができる溶融塩電池を提供する。
【解決手段】溶融塩電池は、複数のシート状の正極1及び負極2を間にセパレータ3を挟んで交互に重ね、導電材製の電池容器(容器)51内に収納してある。重ねられた複数の正極1及び負極2の両端の位置には、共に負極2が配置されており、負極2は電池容器51の内壁に接触している。また正極1は、電池容器51から絶縁した蓋52に接続されている。このため、蓋52は正極端子として働き、電池容器51は負極端子として働く。絶縁させるための内部構造及び両極端子が不必要であるので、溶融塩電池の構造が簡素化され、また溶融塩電池の製造工程が簡略化される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解質として溶融塩を用いた溶融塩電池に関する。
【背景技術】
【0002】
電力の効率的な利用のために、高エネルギー密度・高効率の蓄電池が必要とされている。このような蓄電池として、特許文献1に開示されたナトリウム−硫黄電池が開発されている。他の高エネルギー密度・高効率の蓄電池として、溶融塩電池がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−273297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
溶融塩電池は、電解質に溶融塩を用いた電池であり、溶融塩が溶融した状態で動作する。溶融塩電池の正極及び負極は、シート状に形成した導電体製の集電体上に活物質を塗布して構成されている。シート状の正極及び負極は、絶縁材製のセパレータを間に挟んで重ねられ、電池容器内に収納されている。電解質である溶融塩は、正極、負極及びセパレータに含有されている。正極及び負極と電池容器とは絶縁されており、電池容器の外側に設けられた両極端子の夫々に正極及び負極が接続されている。溶融塩電池の容量を向上させるためには、正極及び負極を多重に重ねることが考えられ、また複数の溶融塩電池を直列又は並列に接続して使用することが考えられる。正極及び負極を多重に重ねた溶融塩電池の場合、構造が複雑になりやすいので、構造の簡素化及び製造工程の簡略化が求められる。また複数の溶融塩電池を接続して使用する場合は、端子のためのスペースを確保する必要があり、省スペース化に限界があるという問題がある。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、端子の役割を容器で代用することにより、内部構造の簡素化及び製造工程の簡略化を可能とし、省スペース化を促進することができる溶融塩電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る溶融塩電池は、シート状の正極及び負極を導電性の容器内に収納してあり、電解質として溶融塩を用いた溶融塩電池であって、間にセパレータを挟んで複数の正極及び負極を交互に重ね、正極及び負極の内の一方の電極を両端に配置してあり、両端に配置した前記一方の電極を直接に又は導電体を介して前記容器の内面に接続してあることを特徴とする。
【0007】
本発明においては、溶融塩電池は、複数のシート状の正極及び負極を間にセパレータを挟んで交互に重ね、導電材製の容器内に収納してある。重ねられた複数の正極及び負極の両端の位置には、正極及び負極の内の一方の電極が共に配置されており、この一方の電極は溶融塩電池の容器の内壁に接続されている。このため、容器は溶融塩電池の一方の電極端子として働く。
【0008】
本発明に係る溶融塩電池は、シート状の正極及び負極を導電性の容器内に収納してあり、電解質として溶融塩を用いた溶融塩電池であって、間にセパレータを挟んだ正極及び負極を多重に巻回し、正極及び負極の内の一方の電極を最外層に配置してあり、前記一方の電極を直接に又は導電体を介して前記容器に接続してあることを特徴とする。
【0009】
また本発明においては、溶融塩電池は、シート状の正極及び負極を間にセパレータを挟んで多重に巻回し、導電材製の容器内に収納してある。巻回された正極、負極及びセパレータの最外層には、正極及び負極の内の一方の電極が配置されており、この一方の電極は溶融塩電池の容器の内壁に接続されている。このため、容器は溶融塩電池の一方の電極端子として働く。
【0010】
本発明に係る溶融塩電池は、前記容器には開口部が形成されてあり、該開口部には、前記容器と絶縁した一部又は全部が導電性の蓋が装着されてあり、正極及び負極の内の他方の電極を前記蓋に接続してあることを特徴とする。
【0011】
また本発明においては、正極及び負極の内の他方の電極は、容器と絶縁した導電材製の蓋に接続されている。このため、蓋は溶融塩電池の他方の電極端子として働く。
【0012】
本発明に係る溶融塩電池は、前記一方の電極は負極であることを特徴とする。
【0013】
また本発明においては、容器の内壁に接続されている電極は負極である。正極を両側から負極で挟むことにより、正極にかかる電位が均一となり、電位が不均一となることに起因する部分的な過放電及び過充電の発生が防止される。
【発明の効果】
【0014】
本発明にあっては、電極を容器から絶縁させるための構造及び両極端子が不必要であるので、溶融塩電池の構造が簡素化され、また溶融塩電池の製造工程が簡略化される。また絶縁のための構造及び両極端子が不必要である分、溶融塩電池の容量が向上する。更に、複数の溶融塩電池を接続して使用する場合においても、端子のためのスペースを確保する必要が無く、省スペース化を促進することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施の形態1に係る溶融塩電池の構成例を示す模式的分解斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。
【図3】実施の形態2に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。
【図4】実施の形態3に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る溶融塩電池の構成例を示す模式的分解斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。図2には、溶融塩電池を縦に切断した模式的断面図を示している。上面が開口した直方体の箱状の電池容器(容器)51内に、矩形板状に形成された複数の正極1及び負極2が交互に重ねて配置され、夫々の正極1と負極2との間にはシート状のセパレータ3が配置されている。電池容器51の開口部には、絶縁部材53を間に挟んで蓋52が装着されている。電池容器51及び蓋52はAl(アルミニウム)等の導電材で形成されている。重ねられた複数の正極1、負極2及びセパレータ3は、電池容器51の底面に対して縦に配置されている。
【0017】
正極1は、Alからなる矩形板状の正極集電体11上に、NaCrO2 等の正極活物質とバインダとを含む正極材12を塗布して形成してある。なお、正極活物質はNaCrO2 に限定されない。負極2は、Alからなる矩形板状の負極集電体21上に、Sn(錫)等の負極活物質を含む負極材22をメッキによって形成してある。負極集電体21上に負極材22をメッキする際には、ジンケート処理として下地に亜鉛をメッキした後にSnメッキを施すようにしてある。負極活物質はSnに限定されず、例えば、Snを金属ナトリウム、炭素、珪素又はインジウムに置き換えてもよい。負極材22は、例えば負極活物質の粉末に結着剤を含ませて負極集電体21上に塗布することによって形成してもよい。正極集電体11及び負極集電体21の材料はAlに限定されず、ステンレス鋼等の他の導電材であってもよい。
【0018】
セパレータ3は、ケイ酸ガラス又は樹脂等の絶縁性の材料で、内部に電解質を保持でき、また電荷のキャリアとなるイオンが通過できるような多孔質に形成されている。セパレータ3は、例えばガラスクロス又は多孔質の樹脂シートである。セパレータ3は正極1と負極2との間を離隔すべく配置されており、正極1、負極2及びセパレータ3には、溶融塩からなる電解質が含浸されている。
【0019】
電解質は、溶融状態で導電性液体となる溶融塩である。溶融塩の融点以上の温度で、溶融塩は溶融して電解液となり、溶融塩電池は二次電池として動作する。融点を低下させるために、電解質は、複数種類の溶融塩が混合していることが望ましい。例えば、電解質は、ナトリウムイオンをカチオンとしFSA(ビスフルオロスルフォニルアミド;(FSO22)をアニオンとしたNaFSAと、カリウムイオンをカチオンとしFSAをアニオンとしたKFSAとの混合塩である。なお、電解質である溶融塩は、TFSA(ビストリフルオロメチルスルフォニルアミド;(CF3 SO22)又はFTA(フルオロトリフルオロメチルスルフォニルアミド;(FSO2 )(CF3 SO2 )N)等の他のアニオンを含んでいてもよく、有機イオン等の他のカチオンを含んでいてもよい。また溶融塩として、室温で溶融しているイオン液体を含んでいてもよい。
【0020】
溶融塩電池内には、正極1よりも負極2が一枚多く備えられており、複数の正極1及び負極2が重なった方向の両端に負極2が位置するように、複数の正極1及び負極2が配置されている。図1及び図2には、正極1が三枚、負極2が四枚備えられた形態を示したが、負極2の数が一枚多い数であれば、正極1及び負極2の数はその他の数であってもよい。正極1は正極集電体11の両面に正極材12を設けてある。複数の負極2の内、両端以外の負極2も、負極集電体21の両面に負極材22を設けている。両端の負極2は、負極集電体21の片面に負極材22を設けてあり、負極材22を正極1側に向け、負極集電体21を電池容器51の内面に向けて配置されている。なお、両端の負極2も、負極集電体21の両面に負極材22を設けてある形態であってもよい。
【0021】
複数の正極1は、導電材製の接続部材41によって互いに接続されている。接続部材41は、リード線であってもよく、また、各正極1に連結した導電材製のタブ状の部材を溶接等によって互いに接合したものであってもよい。接続部材41は、蓋52に接続されている。接続部材41と蓋52とは、リード線で接続されていてもよく、また直接に接触することで接続されていてもよい。
【0022】
複数の負極2は、導電材製の接続部材42によって互いに接続されている。接続部材42は、蓋52に接触しない位置に配置されている。図1及び図2に示した例では、接続部材42は負極2の外側に配置されているが、接続部材42は、蓋52に接触しないように、負極2の横側又は下側に配置されていてもよい。また両端の負極2は、電池容器51の内面に接触している。電池容器51の内面は絶縁処理がされておらず、接触により負極2は電池容器51に電気的に接続されている。また正極1は、端部を絶縁材でコーティングする等の方法で、電池容器51から絶縁されている。
【0023】
電池容器51の開口部には、環状の絶縁部材53を間に挟んで蓋52が装着されている。電池容器51と蓋52との間は、絶縁部材53によって絶縁されている。蓋52は、蓋52及び絶縁部材53を貫通する図示しない絶縁材製のボルトによって電池容器51にねじ止めされている。なお、蓋52は、絶縁部材53を間に挟んで電池容器51の開口部にかしめ止めする等の他の方法で電池容器51に装着されていてもよい。なお、図1及び図2に示した溶融塩電池の構成は模式的な構成であり、溶融塩電池内には、内部を加熱するヒータ、又は温度センサ等、図示しないその他の構成物が含まれていてもよい。
【0024】
以上のように、本実施の形態に係る溶融塩電池では、複数の正極1は蓋52に接続され、複数の負極2は電池容器51に接続され、電池容器51と蓋52とは絶縁されている。このため、蓋52は溶融塩電池の正極端子の代わりとなり、電池容器51は溶融塩電池の負極端子の代わりとなる。電池容器51及び蓋52を外部回路に接続した場合に、溶融塩電池は電池として動作する。また複数の溶融塩電池を横方向に並べて電池容器51同士を接触させ、リード線等で蓋52同士を互いに接続することによって、複数の溶融塩電池は並列接続される。また複数の溶融塩電池を縦方向に並べて互いの電池容器51と蓋52とを接触させることにより、複数の溶融塩電池は直列接続される。
【0025】
本実施の形態では、正極1及び負極2を電池容器51から絶縁させるための構造及び両極端子が不必要であるので、溶融塩電池の構造が簡素化される。また、絶縁のための構造及び両極端子が不必要である分、溶融塩電池内で正極1及び負極2が占める割合が大きくなるので、溶融塩電池の容量が向上する。また、溶融塩電池を製造する際に、正極1及び負極2を電池容器51から絶縁させるための工程及び両極端子を設けるための工程が不必要となるので、溶融塩電池の製造工程が簡略化される。更に、複数の溶融塩電池を接続して使用する場合においても、端子のためのスペースを確保する必要が無いので、省スペース化を促進することが可能となる。
【0026】
また本実施の形態では、重ねられた複数の正極1及び負極2の両端には、負極2を配置してある。負極材22は、正極材12に比べて薄く形成することが可能であるので、負極2を両側に配置することにより、電池容器51内のスペースを有効に利用することができる。このため、溶融塩電池の容量を可及的に向上させることができる。また正極1を両側から負極2で挟んでいるので、正極1から負極2までの距離が均一となり、各正極1にかかる電位が均一となる。このため、各正極1にかかる電位が不均一となることに起因する部分的な過放電及び過充電が発生すること無く、溶融塩電池の劣化が防止される。また負極2は、正極1に比べて、導電材に対する接触電位が低いので、負極2が電池容器51に接触していることで、溶融塩電池の内部抵抗が低くなり、充放電レートが向上する。
【0027】
なお、図1及び図2に示した例では、複数のシート状のセパレータ3を備えた形態を示しているが、セパレータ3の形状はその他の形状であってもよい。例えば、セパレータ3は、シートを折り曲げた形状をなし、正極1又は負極2を挟むように配置されていてもよい。また例えば、セパレータ3は、長尺のシートを多重に折り曲げて夫々の正極1と負極2との間に配置した形態であってもよい。また例えば、セパレータ3は、上面が開口した袋状に形成されてあり、内部に正極1を包んでいる形態であってもよい。袋状のセパレータ3で正極1を包んだ形態では、容易に正極1が電池容器51から絶縁される。
【0028】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。図3には、溶融塩電池を縦に切断した模式的断面図を示している。重ねられた複数の正極1及び負極2の内で一方の端に位置する負極2と電池容器51の内側壁との間には、導電材製の波板状のバネ43が配されている。バネ43は、重ねられた正極1、負極2及びセパレータ3を端から押圧する。溶融塩電池の充放電により正極1又は負極2が膨脹又は収縮した場合、バネ43の伸縮によって正極1又は負極2の体積変化が吸収される。導電材製のバネ43は、負極2と電池容器51の内壁とに接触しており、負極2はバネ43を介して電池容器51に接続されている。溶融塩電池のその他の構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
【0029】
本実施の形態においても、複数の正極1は蓋52に接続され、複数の負極2は電池容器51に接続され、蓋52は溶融塩電池の正極端子として働き、電池容器51は溶融塩電池の負極端子として働く。このため、本実施の形態に係る溶融塩電池は、実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、溶融塩電池は、リード線等のバネ43以外の導電体で負極2が電池容器51に接続されている形態でもよい。
【0030】
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3に係る溶融塩電池の内部構成例を示す模式的断面図である。図4には、溶融塩電池を水平に切断した模式的断面図を示している。長尺状の正極1、負極2及びセパレータ3は、正極1と負極2との間にセパレータ3が配置されるように重ねられた上で、角柱状に多重に巻回されてある。正極1、負極2及びセパレータ3の材質は実施の形態1と同様である。また正極1、負極2及びセパレータ3は、負極2が外側に位置するように巻回されている。巻回された正極1、負極2及びセパレータ3は、一端が開口した角筒状に形成された導電材製の電池容器51内に収納されている。巻回された正極1、負極2及びセパレータ3は、最外層が負極2になるように配置されている。負極2の最も外側の部分は、電池容器51の内面に接触している。電池容器51の内面は絶縁処理がされておらず、接触により負極2は電池容器51に電気的に接続されている。また正極1は、端部を絶縁材でコーティングする等の方法で、電池容器51から絶縁されている。電池容器51の開口部には、図4には図示しない蓋52が絶縁部材53を間に挟んで装着されており、正極1はリード線等の導電体で蓋52に接続されている。溶融塩電池のその他の構成は実施の形態1と同様である。
【0031】
本実施の形態においても、複数の正極1は蓋52に接続され、複数の負極2は電池容器51に接続され、蓋52は溶融塩電池の正極端子として働き、電池容器51は溶融塩電池の負極端子として働く。このため、本実施の形態に係る溶融塩電池は、実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、溶融塩電池は、電池容器51が円筒状に形成され、正極1、負極2及びセパレータ3が円柱状に巻回された形態であってもよい。
【0032】
なお、以上の実施の形態1〜3には、蓋52が正極端子として働く形態を示しているが、本発明の溶融塩電値は、蓋52に正極端子を備え、正極1が正極端子に接続されている形態であってもよい。また蓋52は、全体が導電材で形成されているのではなく、一部が絶縁材で形成されており、絶縁性の部分が電池容器51に接触するように装着され、導電性の部分に正極1が接続されていてもよい。この形態の場合は、絶縁部材53が不必要となる。
【符号の説明】
【0033】
1 正極
11 正極集電体
12 正極材
2 負極
21 負極集電体
22 負極材
3 セパレータ
41、42 接続部材
51 電池容器(容器)
52 蓋
53 絶縁部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の正極及び負極を導電性の容器内に収納してあり、電解質として溶融塩を用いた溶融塩電池であって、
間にセパレータを挟んで複数の正極及び負極を交互に重ね、正極及び負極の内の一方の電極を両端に配置してあり、
両端に配置した前記一方の電極を直接に又は導電体を介して前記容器の内面に接続してあること
を特徴とする溶融塩電池。
【請求項2】
シート状の正極及び負極を導電性の容器内に収納してあり、電解質として溶融塩を用いた溶融塩電池であって、
間にセパレータを挟んだ正極及び負極を多重に巻回し、正極及び負極の内の一方の電極を最外層に配置してあり、
前記一方の電極を直接に又は導電体を介して前記容器に接続してあること
を特徴とする溶融塩電池。
【請求項3】
前記容器には開口部が形成されてあり、
該開口部には、前記容器と絶縁した一部又は全部が導電性の蓋が装着されてあり、
正極及び負極の内の他方の電極を前記蓋に接続してあること
を特徴とする請求項1又は2に記載の溶融塩電池。
【請求項4】
前記一方の電極は負極であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の溶融塩電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−221850(P2012−221850A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−88538(P2011−88538)
【出願日】平成23年4月12日(2011.4.12)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】