説明

漂白剤顆粒

以下:
a)1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)1種または2種以上の金属含有漂白触媒、および
c)少なくとも5重量%の1種または2種以上の有機酸、
を含有する、共顆粒を対象とする。
高い保管安定性を有する共顆粒が簡便に提供され、有利には、洗剤および洗浄剤、および特に食器の機械洗浄用洗剤の製造に好適である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、漂白剤顆粒、その製造方法、ならびに洗剤および洗浄剤、特に食器の機械洗浄用洗剤におけるその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
汚れのない食器を得るために、過ホウ酸塩や過炭酸塩のような過酸塩が食器洗浄機用洗剤に使用されている。この漂白剤を活性化するために、そして温度60℃以下で洗浄するときに改善された漂白効果を達成するために、食器洗浄機用洗剤は、通例、さらに漂白活性化剤または漂白触媒を含有するが、その際、特に漂白触媒がとりわけ効果的であることが立証されている。
【0003】
漂白触媒は、その保存安定性を高めるために好ましくは予め作製された顆粒の形態で食器洗浄機用洗剤に使用される。そこで、欧州特許第0458397号(特許文献1)、欧州特許第0458398号(特許文献2)および欧州特許第0530870号(特許文献3)は、種々のマンガン含有遷移金属錯体ベースの漂白触媒を記載している。
【0004】
漂白触媒顆粒の製造方法は、欧州特許第0544440号(特許文献4)、国際公開WO95/06710号(特許文献5)および国際公開2008/069935号(特許文献6)に開示されている。それらに記載された方法に特徴的であるのは、大量の不活性物質を担体および結合剤として使用することであり、それが場合によっては融解物として使用され、この手順では、冷却および/または乾燥段階を含んでおり、流動層設備のような追加の装置が必要となる。
【0005】
しかしながらたいていの場合、漂白触媒の殺菌作用はわずかである。したがって、漂白剤が漂白触媒と漂白活性化剤との組み合わせから成る場合、食器洗浄機用洗剤における漂白剤の性能は、より高くなる。この場合、触媒の漂白作用は、活性化剤から生成したペルオキシカルボン酸によって効果的に促進される。そのうえ、ペルオキシカルボン酸は、洗浄対象物の殺菌に大きく寄与し、洗剤液の匂いを改善し、洗浄機中でのバイオフィルムの形成を阻止する。したがって、洗剤および洗浄剤中に漂白剤を使用する場合、漂白触媒と漂白活性化剤との組み合わせは、漂白性能を高め、衛生を保証するのに有意義である。そこで、欧州特許第0616029号(特許文献7)は、過炭酸塩、TAED顆粒および漂白触媒顆粒の乾燥混合物から成る漂白剤添加物を記載している。この場合も漂白触媒顆粒は、わずか1.2重量%の活性物含量を有し、残りは担体物質および/または結合剤から成る。
【0006】
しかしながら、ばらばらの顆粒中に活性化剤および触媒を使用すると、漂白性能にマイナスの影響を及ぼすおそれがある欠点をもたらす。過酸塩またはそれから遊離した過酸化水素と活性化剤との反応および触媒との反応は、並行して進行する。触媒顆粒が、活性化剤顆粒よりも速く溶解する場合、過酸塩は、活性化剤と反応できるようになる前にすでに消費されてしまう。逆の場合も同様である。さらに、活性化剤と触媒との共顆粒(Cogranulat)は、洗剤および洗浄剤中での両構成成分の均一な分配を保証するのに、そして調合の場所を節約するのに有利である。さらに、2種類の異なる顆粒の代わりに1種類の共顆粒を製造するだけでよいので、製造コストが安くなる。
【0007】
欧州特許第1499702号(特許文献8)は、漂白剤触媒、漂白剤活性化剤および任意選択で皮膜から成る共顆粒を記載している。場合により、抗酸化剤のような安定化剤、還元剤または酸が、最大2.5重量%の量で存在してもよい。該共顆粒は、粒子が<0.5重量%の含水率および0.5重量%以下の吸湿量を有することを特徴とする。これを保証するためには、製造時の周辺空気における湿度は、40%未満、好ましくは25%未満でなければならない。そのため、本質的に、生産技術的な欠点が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許第0458397号
【特許文献2】欧州特許第0458398号
【特許文献3】欧州特許第0530870号
【特許文献4】欧州特許第0544440号
【特許文献5】国際公開95/06710号
【特許文献6】国際公開2008/069935号
【特許文献7】欧州特許第0616029号
【特許文献8】欧州特許第1499702号
【特許文献9】欧州特許第0549272号
【特許文献10】国際公開96/06154号
【特許文献11】国際公開96/06157号
【特許文献12】国際公開2006/125517号
【特許文献13】欧州特許第1445305号
【特許文献14】欧州特許第1520910号
【特許文献15】欧州特許第1557457号
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】「Seifen-Oele-Fette-Wachse, 116巻、20/1990号」、805〜808ページ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って本発明は、向上した保管安定性および簡易化された製造可能性という点で、従来技術から公知の顆粒よりも優れている、漂白活性化剤−漂白触媒−共顆粒を提供するという課題を基礎とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
今回驚くべきことに、この課題が達成され、洗剤および洗浄剤中のそのような共顆粒における保管安定性および従って漂白活性の維持を、それが少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも8重量%および特に好ましくは少なくとも10重量%の有機酸を含有する場合に向上できることが見出された。同時に、製造および保管の間の吸湿がほとんどない。また、本発明の共顆粒は、保管安定性を損なうことなく、容易に、吸湿性の成分を組み込むことができる。
【0012】
従って本発明は、1種またはそれ以上の漂白活性化剤および1種またはそれ以上の金属含有漂白触媒の他に、少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも8重量%、特に好ましくは少なくとも10重量%の1種またはそれ以上の有機酸を含有する共顆粒を提供する。
【0013】
本発明の共顆粒はその性能および保管安定性に関して特に有利であり、従って、好ましくは、共顆粒の全重量を基準として、以下:
a)1〜90重量%の1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)0.01〜30重量%の1種または2種以上の金属含有漂白触媒、
c)5〜30重量%の1種または2種以上の有機酸、および
d)1〜30重量%の1種または2種以上の結合剤であって、成分c)の有機酸ではない結合剤、
を含有する。
【0014】
特に好ましくは、本発明の共顆粒は、共顆粒の全重量を基準として、
a)50〜85重量%の1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)0.1〜20重量%の1種または2種以上の金属含有漂白触媒、
c)5〜20重量%の1種または2種以上の有機酸、および
d)1〜20重量%の1種または2種以上の結合剤であって、成分c)の有機酸ではない結合剤、
を含有する。
【0015】
漂白活性化剤
本発明の共顆粒は、漂白活性化剤として、多価アシル化アルキレンジアミン、とりわけテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、とりわけ1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、とりわけテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、とりわけN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、とりわけn−ノナノイルオキシベンゼンスルホネートまたはn−ラウロイルオキシベンゼンスルホネート(NOBSまたはLOBS)、アシル化フェノールカルボン酸、とりわけノナノイルオキシ安息香酸またはデカノイルオキシ安息香酸(NOBAまたはDOBA)、無水カルボン酸、とりわけ無水フタル酸、アシル化多価アルコール、とりわけトリアセチン、エチレングリコール二酢酸および2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフランならびにアセチル化ソルビトールおよびマンニトール、またはその混合物(SORMAN)、アシル化糖誘導体、とりわけペンタアセチルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テトラアセチルキシロースおよびオクタアセチルラクトースならびにアセチル化、場合によりN−アルキル化されたグルカミンおよびグルコノラクトン、および/またはN−アシル化ラクタム、例えばN−ベンゾイルカプロラクタムを含有し得る。親水性基で置換されたアシルアセタールおよびアシルラクタムも、好ましくは使用される。さらにまた、n−メチル−モルホリニウム−アセトニトリル−メチルスルフェート(MMA)またはシアノモルホリン(MOR)のようなニトリル誘導体を、漂白活性化剤として使用することもできる。従来の漂白活性化剤の配合物も使用することができる。特に好ましい漂白活性化剤はTAEDおよびDOBAである。
【0016】
漂白触媒
漂白触媒として、本発明の枠内で、好ましくはマンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モリブデン、チタンまたはバナジウムの漂白増強性遷移金属塩、または漂白増強性遷移金属錯体が使用される。
【0017】
金属塩を使用する場合、とりわけ酸化数(Oxidationsstufen)が+2または+3のマンガン塩、例えばハロゲン化マンガン(塩化物が好ましい)、硫酸マンガン、有機酸マンガン塩、例えば酢酸マンガン、アセチルアセトン酸マンガン、シュウ酸マンガン、ならびに硝酸マンガンが好ましい。
【0018】
好ましくは電子供与性官能基N、NR、PR、Oおよび/またはSを有する1種または複数種の大環状配位子を有する、酸化数IIまたはIIIの鉄および酸化数II、III、IVまたはIVのマンガンの錯体がさらに好ましい。好ましくは、窒素の電子供与性官能基をもつ配位子が使用される。
【0019】
本発明の共顆粒における遷移金属錯体として、好ましくは、例えば欧州特許第0458397号(特許文献1)、欧州特許第0458398号(特許文献2)、欧州特許第0549272号(特許文献9)、国際公開96/06154号(特許文献10)、国際公開96/06157号(特許文献11)または国際公開2006/125517号(特許文献12)に記載されているように、大分子配位子(makromolekularen Liganden)として1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)、1,4,7−トリアザシクロノナン(TACN)、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン(Me−TACD)、2−メチル−1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(MeMeTACN)および/もしくは2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me/TACN)を、または1,2−ビス−(4,7−ジメチル−1,4,7−トリアザシクロノノ−1−イル)エタン(Me4−DTNE)のような架橋配位子を、または1,8−ジメチルサイクラム、1,7−ジメチルサイクレン、1,8−ジエチルサイクラム、1,7−ジエチルサイクレン、1,8−ジベンジルサイクラムおよび1,7−ジベンジルサイクレンのようなサイクラムもしくはサイクレンの誘導体を有する錯体、さらにまた欧州特許第1445305号(特許文献13)、欧州特許第1520910号(特許文献14)または欧州特許第1557457号(特許文献15)から公知のようなマンガン錯体が使用される。
【0020】
適切なマンガン錯体は、例えば[MnIII(μ−O)(μ−OAc)(TACN)](PF、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](PF、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](SO)、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](OAc)、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](Cl)、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](PF、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)]Cl、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](SO)、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](OAc)、cis−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン)ジクロロ−鉄(III)クロリド、trans−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン)ジクロロ−鉄(III)クロリド、1,8−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−鉄(II)クロリド、1,8−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−マンガン(II)クロリドおよび1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−マンガン(II)クロリドである。
【0021】
特に好ましい金属含有漂白触媒は、マンガン塩およびマンガン錯体から選択され、その際、マンガン塩のうちで、さらにまた硫酸マンガン、酢酸マンガンおよびシュウ酸マンガンから選択される塩が好ましく、マンガン錯体のうちで、さらにまた[MnIII(μ−O)(μ−OAc)(TACN)](PF、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](PF、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](SO)、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](OAc)、[MnIV(μ−O)(Me−TACN)](Cl)、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](PF、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)]Cl、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](SO)、[MnIV(μ−O)(Me4−DTE)](OAc)、cis−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン)ジクロロ−鉄(III)クロリド、trans−(1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン)ジクロロ−鉄(III)クロリド、1,8−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−鉄(II)クロリド、1,8−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−マンガン(II)クロリドおよび1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−マンガン(II)クロリドから選択される錯体が好ましい。
【0022】
有機酸
有機酸としては、単量体の酸(monomere Saeure)も多量体の酸(polymere Saeure)も、遊離酸の形態または部分中和された形態で使用することができる。したがって、本発明の枠内で「有機酸」という概念には、遊離形態の有機酸と同様に、部分中和された形態の有機酸も含まれる。
【0023】
対イオンとしては特にNaイオンが好ましい。
【0024】
好ましい有機酸は、クエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、糖酸、アミノカルボン酸、脂肪酸、およびこれらの混合物である。特に好ましい有機酸は、シュウ酸、アスコルビン酸、クエン酸および脂肪酸である。多量体の酸として、アクリル酸ポリマーならびにアクリル酸とメタクリル酸とのコポリマーおよびアクリル酸またはメタクリル酸とマレイン酸とのコポリマーが使用される。
【0025】
とりわけ好ましい有機酸は、クエン酸、アスコルビン酸およびシュウ酸である。
【0026】
結合剤
本発明の共顆粒は、共顆粒の結合を保証するためにさらなる成分として好ましくは結合剤を含有する。
【0027】
結合剤として、好ましくは脂肪酸、アルコールエトキシレートおよびポリマーを使用することができる。この場合、ポリマーは、合成および天然ポリマー、ならびに天然起源の変性ポリマーと理解される。
【0028】
とりわけラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸またはその混合物のような、8〜22個の炭素原子を有する有機脂肪酸が適切である。さらに有機ポリマーが好ましい。ポリマーは、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性または両性の性質のものでよい。合成ポリマーと同様に天然ポリマーおよび天然起源の変性ポリマーも使用可能である。
【0029】
結合剤として特に好ましく使用される非イオン性ポリマーの群には、ポリビニルアルコール、アセタール化ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンおよびポリアルキレングリコール、とりわけポリエチレンオキシドが含まれる。好ましいポリビニルアルコールおよびアセタール化ポリビニルアルコールは、10,000〜100,000g/mol、好ましくは11,000〜90,000g/mol、特に好ましくは12,000〜80,000g/mol、とりわけ好ましくは13,000〜70,000g/molの範囲の分子量を有する。好ましいポリエチレンオキシドは、約5〜>100,000の重合度nに相当する約200〜5,000,000g/molの範囲のモル質量を有する。
【0030】
結合剤として特に好ましく使用される陰イオン性ポリマーは、とりわけホモポリマーまたはコポリマー性ポリカルボキシレートである。例えばポリアクリル酸またはポリメタクリル酸、とりわけ500〜70,000g/molの相対モル質量(Molekuelmasse)を有するものが好ましくは使用される。
【0031】
そのうち、好ましくは2,000〜20,000g/molの分子量を有するポリアクリレートが好ましい。さらにはこの群のうちで2,000〜10,000g/mol、好ましくは3,000〜5,000g/molのモル質量を有する短鎖ポリアクリレートが、溶解性が優れているため、好ましい。
【0032】
さらに、そのうちで、コポリマー性ポリカルボキシレート、とりわけアクリル酸とメタクリル酸とのコポリマーおよびアクリル酸またはメタクリル酸とマレイン酸とのコポリマーが好ましい。50〜90重量%のアクリル酸および50〜10重量%のマレイン酸を有する、アクリル酸とマレイン酸とのコポリマーがとりわけ適切であることが証明された。遊離酸を基準とするその相対モル質量は、好ましくは2,000〜70,000g/mol、特に好ましくは20,000〜50,000g/mol、とりわけ好ましくは30,000〜40,000g/molである。
【0033】
水溶性の改善のために、ポリマーは、例えばアリルオキシベンゼンスルホン酸およびメタリルスルホン酸のようなアリルスルホン酸から生じた構造単位をも有していてよい。2つを超える異なるモノマー単位から成る、生分解性ポリマー、例えばアクリル酸塩およびマレイン酸塩から成る構造単位ならびにビニルアルコールまたはビニルアルコール誘導体および糖誘導体から成る構造単位、またはアクリル酸塩および2−アルキルアリルスルホン酸塩から成る構造単位ならびに糖誘導体から成る構造単位を有するポリマーが好ましい。
【0034】
さらなる好ましいコポリマーは、アクロレインおよびアクリル酸/アクリル酸塩、またはアクロレインおよび酢酸ビニルから生じる構造単位を有するコポリマーである。
【0035】
結合剤として好ましく使用されるさらなる陰イオン性ポリマーは、スルホン酸基含有ポリマー、とりわけ不飽和カルボン酸、スルホン酸基含有モノマーおよび場合によりさらなるイオノゲン性または非イオノゲン性モノマーから成るコポリマーである。
【0036】
さらなる好ましい結合剤は、室温で固体のC〜C22アルコールエトキシレート、好ましくは例えばClariant社のGenapol(登録商標)T500のような、分子中に平均10〜100エチレンオキシド単位を有するC〜C22アルコールエトキシレートまたはカルボキシメチルセルロースである。
【0037】
本発明の好ましい実施態様において、本発明の共顆粒は、保護層(コーティング)とともに提供されない。
【0038】
本発明のさらに好ましい実施態様において、本発明の共顆粒は保護層とともに提供され、それにより、タブレット化された調合物においても保管安定性が保証される。従って、顆粒全体における保護またはコーティング層の割合は、少なくとも33重量%、好ましくは少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも7重量%、特に好ましくは少なくとも15重量%でよい。顆粒全体における保護またはコーティング層の割合の上限は、好ましくは30重量%である。
【0039】
本発明の特に好ましい実施態様において、本発明の共顆粒は、共顆粒の全重量を基準として、以下:
a)50〜85重量%の漂白活性化剤、
b)0.1〜20重量%の金属含有漂白触媒、
c)5〜20重量%の有機酸、
d)1〜20重量%の結合剤であって、成分c)の有機酸ではない結合剤、および
e)少なくとも3重量%、好ましくは少なくとも5重量%、特に好ましくは7〜30重量%の水溶性保護層(コーティング)、
を含有する。
【0040】
場合により、本発明の共顆粒には染料を添加することができ、従って、保護層を有する共顆粒が提供される。
【0041】
コーティング材料
すでに結合剤として使用された材料は、コーティング材料としても使用することができる。その際、共顆粒は、均一な保護層が生じるように、製造後に別のステップで1種または複数種のコーティング材料で被覆される。
【0042】
コーティング材料として好ましい物質は、上述の好ましい結合剤と一致する。
【0043】
染料
本発明の共顆粒は、本発明のさらなる好ましい一実施形態において1種または複数種の染料を含有する。当業者が難なく選択できる好ましい染料は、高い保存安定性と、洗剤の通常の成分および光に対する非感受性を有することに加えて、染料含有の剤で処理されるべき、例えば繊維製品、ガラス、陶器またはプラスチック食器のような基質に対して顕著な直接染色性(Substantivitaet)を有さず、したがってこれらを着色しない。
【0044】
染料を選択する際には、その染料が高い保存安定性および光に対する非感受性を有することに注意しなければならない。適切な染料を選択する際、同時に、染料が酸化に対して異なる安定性を有することも考慮すべきである。一般に、水不溶性染料は水溶性染料よりも酸化に対して安定である。溶解性に応じて、したがって酸化感受性にも応じて、洗剤および洗浄剤中の染料濃度は変動する。洗浄工程中に酸化的に分解し得る染料、ならびにこの染料と適切な青色染料、いわゆる青味剤(Blautoener)との混合物が好ましい。水または室温の液体有機物に可溶な染料を使用するのが有利であることが証明されている。例えば陰イオン性染料、例えば陰イオン性ニトロソ染料が適切である。
【0045】
本発明の共顆粒の製造
本発明の共顆粒を調製するためには、基本的に種々の造粒方法が可能である。
【0046】
第一の好ましい変形形態では、混合装置中でビルドアップ造粒を行う。この場合、通例、回転式混合機関を備えるバッチ式または連続的に稼働する通常の混合設備で構成成分を処理する。混合機としては、例えばプラウシェアミキサー(Loedige KM型、Drais K−T型)のような中程度で作動する装置だけでなくインテンシブミキサー(Intensivmischer)(例えばEirich、Schugi、Loedige CB型、Drais K−TT型)も使用することができる。混合においては、構成成分の十分な混合を保証する全ての混合が考えられる。好ましい一実施形態では、全ての構成成分を同時に混合する。しかしながら、個々の構成成分を様々な組み合わせで個別にまたは他の添加剤と一緒に全体的混合に供する、多段階混合工程も考えられる。低速混合機および高速混合機の順序は、必要に応じて入れ替えることができる。混合機造粒における滞留時間は、好ましくは0.5秒〜20分、特に好ましくは2秒〜10分である。造粒液は、簡単な案内管を経由して混合装置中へとポンプ輸送することができる。しかしながら、より良好な分配のためにはノズルシステム(一成分または多成分ノズル)も考えられる。
【0047】
顆粒の凝集を回避するために、使用された造粒液(溶媒または融解物の形態のバインダー)に応じて、造粒段階の後に乾燥ステップ(溶媒用)または冷却ステップ(融解物用)を実施する。この後処理は、好ましくは流動床装置で実施する。その後、篩分けによって粗粒画分および微粒画分を分離する。粗粒画分は、粉砕によって細分化し、微粒画分と同様に新たな造粒工程に供給する。
【0048】
可塑剤を用いた造粒
さらなる好ましい一実施形態では、粉末形態の構成成分(漂白活性化剤、漂白触媒および場合によりさらなる助剤)を1種または複数種の可塑化物質と混合する。可塑剤は、液体または融解物として導入することができ、本発明によれば融解物の形態の物質が好ましい。
【0049】
塑性成形可能な材料が生じるように、液体可塑剤を、粉末形態の活性物質および場合によりさらなる添加剤と激しく混合する。この混合ステップは、上記混合装置中で行うことができるが、混練機または特殊な型の押出機(例えばHosokawa−Bepex Corp.社のExtrud−o−mix)も考えられる。その後、ツールを用いて、押出ダイのダイ孔を通して顆粒材料をプレスして、円筒形に成形された押出物を得る。押出工程に適した装置は、リングコラープレス(Ringkollerpresse)(例えばSchlueter、Salmatec、Buehler社製)、エッジランナー(例えばAmandus−Kahl社製)、および単軸機(例えばHosokawa−Bepex、Fuji−Paudal社製)としてまたは好ましくは二軸スクリュー押出機(例えばHaendle社製)として設計された押出機である。ダイ孔の直径の選択は、個々のケースに依存し、典型的には0.7〜4mmの範囲にある。
【0050】
排出された押出物は、仕上げステップによって所望の長さまたは粒子サイズに細断する。多くの場合、L/D=1の長さ/直径比が望ましい。円筒形の顆粒の場合、粒子の直径は、0.2〜2mm、好ましくは0.5〜0.8mmであり、粒子長は、0.5〜3.5mm、理想的には0.9〜2.5mmの範囲である。顆粒の長さまたは大きさの調整は、例えば固定のストリッピングナイフ(Abstreifermesser)、回転するカッティングナイフ、カッティングワイヤまたはカッティングブレードによって行うことができる。その後、切断面の縁を丸み付けするために、顆粒をラウンダー(例えばGlatt、Schlueter、Fuji Paudal社製)で再び面取りすることができる。
【0051】
顆粒のサイズ調整後に、最終の硬化ステップが必要である。このステップでは溶媒を除去し、または融解物を凝固させる。通例、このステップは、必要条件に応じて乾燥機または冷却機として稼働する流動床式の装置で実施する。その後、篩過によって粗粒画分および微粒画分を分離する。粗粒画分は、粉砕によって細分化し、微粒画分と同様に新たな造粒プロセスに供給する。
【0052】
圧縮
さらなる好ましい一実施形態では、粉末形態の活性物質を、場合によりさらなる好ましい固形添加剤と混合し、この混合物を圧縮し、次いで粉砕し、続いて場合により個々の粒子画分に篩過する。場合によりその混合物に、追加的にある分量(例えば最大10重量%)の液体添加剤も添加することができる。圧縮助剤の例は、水ガラス、ポリエチレングリコール、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、ポリカルボキシレートコポリマー、修飾および/または非修飾セルロース、ベントナイト、ヘクトライト、サポナイトおよび/または他の洗剤成分である。
【0053】
圧縮は、好ましくはいわゆるローラーコンパクター(例えばHosokawa−Bepex、Alexanderwerk、Koeppern社製)で実施する。ローラーのプロファイルの選択によって、一方で小片のペレットまたはブリケットが、他方ではプレススラグ(Pressschuelpe)が得られる。小片のプレス品は、通常、微粒画分と分離されるだけであるのに対して、フレークはミル中で所望の粒子サイズまで細分化しなければならない。典型的には、ミルの種類として、好ましくは穏和なミル装置、例えばスクリーンミルおよびハンマーミル(例えばHosokawa−Alpine、Hosokawa−Bepex社製)またはローラーミル(例えばBauermeister、Buehler社製)が使用される。
【0054】
このようにして作製された顆粒から篩過によって微粒画分および場合により粗粒画分を分離する。粗粒画分は、再びミルに供給し、微粒画分は再び圧縮に供する。顆粒を分級するために、例えばタンブル篩機または振動篩機(例えばAllgaier、Sweco、Vibra社製)のような通常の篩機を使用することができる。
【0055】
本発明の共顆粒に特徴的なのは、まず第一にその化学的組成である。それにもかかわらず、この共顆粒の漂白作用が、選択された篩画分の、例えば粒子サイズ、微粒子の割合および漂白触媒含量のような物理パラメータの調整によっても有利に調整できることが証明された。
【0056】
この理由から、好ましい本発明の共顆粒は、その共顆粒が0.1〜1.6mmの間、好ましくは0.2〜1.2mmの間、特に好ましくは0.3〜1.0mmの間の平均粒子サイズを有することを特徴とする。
【0057】
本発明の共顆粒は、全ての洗剤または洗浄剤における使用に適するが、その際、食器の機械洗浄用洗剤での使用が、特に有利であることが証明された。
【0058】
その際、本発明の共顆粒の有機酸が保護機能を果たし、本発明のアルカリ性の洗剤成分と、非アルカリ耐性および加水分解感受性の漂白活性化剤および漂白触媒との反応を防ぐ。
【0059】
したがって、本発明のさらなる対象は、洗剤および洗浄剤、好ましくは食器の機械洗浄用洗剤を製造するための、本発明の共顆粒の使用である。
【0060】
本発明のさらなる対象は、本発明の共顆粒を含有する、洗剤および洗浄剤、好ましくは食器の機械洗浄用洗剤である。
【0061】
好ましい本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、本発明の共顆粒を0.1〜10重量%の量で、好ましくは0.2〜8重量%の量で、特に好ましくは0.5〜6重量%の量で含有する。
【0062】
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、顆粒、粉末またはタブレット形態の固体としても、液体またはペースト形態でも存在し得るが、本発明の共顆粒以外に原理的に全ての公知でそのような洗剤中で通常の成分を含有することができる。本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、とりわけビルダー物質、過酸素化合物、酵素、アルカリ担体、表面活性界面活性剤、pH調節剤、有機溶媒、ならびにガラス腐食阻害剤、銀腐食阻害剤および発泡調節剤のようなさらなる助剤を含有することができる。
【0063】
特に好ましい洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、そのときどきの剤全体に対して
f)15〜65重量%、好ましくは20〜60重量%の水溶性ビルダー構成成分、
g)5〜25重量%、好ましくは8〜17重量%の過酸素化合物、および
h)0.5〜6重量%の本発明の共顆粒
を含有する。そのような剤は、とりわけ弱アルカリ性であり、すなわちその1重量%溶液は、8〜11.5、好ましくは9〜11のpH値を有する。
【0064】
水溶性ビルダー構成成分またはビルダー物質
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中の水溶性ビルダー構成成分としては、原理的にそのような洗剤に通常使用される全てのビルダーが、例えばアルカリ性、中性または酸性のナトリウムまたはカリウム塩の形態で存在し得るリン酸アルカリが考慮の対象になる。その例は、リン酸三ナトリウム、二リン酸四ナトリウム、二リン酸二水素二ナトリウム、三リン酸五ナトリウム、いわゆる六メタリン酸ナトリウム、ならびに対応するカリウム塩またはナトリウム塩とカリウム塩の混合物である。その量は、剤全体に対して最大約60重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲でよい。さらなる可能な水溶性ビルダー構成成分は、ポリホスホネートおよびホスホネートアルキルカルボキシレート以外に、例えば、とりわけ硬水地域でコビルダーとして作用する、ポリカルボキシレート型の天然または合成起源の有機ポリマーである。例えばポリアクリル酸、および無水マレイン酸とアクリル酸とのコポリマー、ならびにこれらのポリマー酸のナトリウム塩が考慮される。市販の製品は、例えばBASF社のSokalan(商標)CP5、CP10およびPA30である。コビルダーとして有用な天然起源のポリマーには、例えば酸化デンプン、およびポリグルタミン酸またはポリアスパラギン酸のようなポリアミノ酸が属する。さらなる可能な水溶性ビルダー構成成分は、例えばモノヒドロキシコハク酸、ジヒドロキシコハク酸、α−ヒドロキシプロピオン酸およびグルコン酸のような天然に存在するヒドロキシカルボン酸である。好ましい水溶性有機ビルダー構成成分には、クエン酸塩、とりわけクエン酸ナトリウムが属する。クエン酸ナトリウムとしては、無水クエン酸三ナトリウム、好ましくはクエン酸三ナトリウム二水和物が考慮される。クエン酸三ナトリウム二水和物は、微結晶性粉末または粗結晶性粉末として使用することができる。本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤において最終的に調整されたpH値に応じて、上述のコビルダー塩に対応する酸も存在してよい。
【0065】
過酸素化合物
好ましい過酸素化合物は、過ホウ酸塩および過炭酸塩、とりわけこれらの化合物の対応するナトリウム塩である。
【0066】
酵素
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中に場合により含有される酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、プルラナーゼ、クチナーゼおよび/またはリパーゼ、例えばBLAP(商標)、Optimase(商標)、Opticlean(商標)、Maxacal(商標)、Maxapem(商標)、Durazym(商標)、Purafect(商標)OxP、Esperase(商標)および/もしくはSavinase(商標)のようなプロテアーゼ、Termamyl(商標)、Amylase−LT(商標)、Maxamyl(商標)、Duramyl(商標)のようなアミラーゼ、ならびに/またはLipolase(商標)、Lipomax(商標)、Lumafast(商標)および/もしくはLipozym(商標)のようなリパーゼが属する。使用される酵素は、早期の不活性化を防止するために、担体材料に吸着させ、かつ/または外被物質に封入することができる。酵素は、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤に、好ましくは最大10重量%の量で、特に好ましくは0.05〜5重量%の量で含有され、特に好ましくは酸化分解に対して安定化された酵素が使用される。
【0067】
アルカリ担体
好ましくは、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、例えばケイ酸アルカリ、炭酸アルカリおよび/または炭酸水素アルカリのような通常のアルカリ担体を含有する。通常に使用されるアルカリ担体には、炭酸塩、炭酸水素塩およびSiO/MO(M=アルカリ原子)のモル比が1:1〜2.5:1のケイ酸アルカリが含まれる。その際、ケイ酸アルカリは、剤全体に対して最大40重量%、とりわけ3〜30重量%の量で含有されていてよい。本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤に好ましく使用されるアルカリ担体系は、炭酸塩および炭酸水素塩の、好ましくは炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムの混合物であり、これは、最大50重量%、好ましくは5〜40重量%の量で含有されていてよい。
【0068】
本発明のさらなる好ましい一実施形態では、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、20〜60重量%の水溶性有機ビルダー、とりわけクエン酸アルカリ、3〜20重量%の炭酸アルカリおよび3〜40重量%の二ケイ酸アルカリを含有する。
【0069】
界面活性剤
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤には、場合により、脂肪含有性の汚れの溶解の改善に、湿潤剤として、かつ場合によりこの剤の製造の枠内で造粒助剤として働く、界面活性剤、とりわけ陰イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、好ましくは低発泡性非イオン界面活性剤も添加することができる。その量は、最大20重量%、好ましくは最大10重量%でよく、特に好ましくは0.5〜5重量%の範囲内である。通常、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤には、極めて低起泡性の化合物が使用される。これには、好ましくは、分子中にそれぞれ最大8Molのエチレンオキシド単位およびプロピレンオキシド単位を有するC12〜C18アルキルポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールエーテルが含まれる。しかしながら、例えば分子内にそれぞれ最大8Molのエチレンオキシド単位およびブチレンオキシド単位を有するC12〜C18アルキルポリエチレングリコール−ポリブチレングリコールエーテル、末端キャップされたアルキルポリアルキレングリコール混合エーテルのような他の公知の低起泡性非イオン界面活性剤、ならびに確かに発泡性であるが生態学的に魅力的な約1〜4の重合度を有するC〜C14アルキルポリグルコシドおよび/または分子中に3〜8個のエチレンオキシド単位を有するC12〜C14アルキルポリエチレングリコールも使用することができる。例えば、アルキル部分が好ましくはC〜C14のC鎖長を有する脂肪アルコールに由来するアルキル−N−メチル−グルカミドのようなグルカミド・ファミリーの界面活性剤も同様に適切である。記載された界面活性剤が混合物として、例えばアルキルポリグリコシドと脂肪アルコールエトキシレートとの、またはグルカミドとアルキルポリグルコシドとの配合物として使用されると、ある程度有利である。アミンオキシド、ベタインおよびエトキシル化アルキルアミンの存在も可能である。
【0070】
pH調節剤
他の構成成分の混合によって自然に生じるわけではない所望のpH値に調整するために、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、システムおよび環境適合性の酸、とりわけクエン酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸および/またはアジピン酸、さらに鉱酸、とりわけ硫酸もしくは硫酸水素アルカリ、または塩基、とりわけ水酸化アンモニウムもしくは水酸化アルカリも含有し得る。そのようなpH調節剤は、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中に、好ましくは10重量%以下、特に好ましくは0.5〜6重量%含有される。
【0071】
有機溶媒
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中において、とりわけそれらが液体またはペースト形態で存在する場合に、使用可能な有機溶媒には、1〜4個のC原子を有するアルコール、とりわけメタノール、エタノール、イソプロパノールおよびtert−ブタノール、2〜4個のC原子を有するジオール、とりわけエチレングリコールおよびプロピレングリコール、ならびにその混合物、および上記の化合物クラスから誘導可能なエーテルが属する。そのような水混和性溶媒は、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中に、好ましくは20重量%以下、特に好ましくは1〜15重量%の量で存在する。
【0072】
ガラス腐食阻害剤
すすぎサイクル中のガラス腐食を防止するために、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中に相応の阻害剤を使用することができる。この場合、結晶性層状ケイ酸塩および/または亜鉛塩が、特に有利である。結晶性層状ケイ酸塩は、例えばClariant社からNa−SKS、例えばNa−SKS−1(NaSi2245・xHO、ケニヤアイト(Kenyait))、Na−SKS−2(NaSi1429・xHO、マガディアイト(Magadiit))、Na−SKS−3(NaSi17・xHO)またはNa−SKS−4(NaSi・xHO、マカタイト(Makatit))の商品名で販売されている。これらのうちで、とりわけNa−SKS−5(α−NaSi)、Na−SKS−7(β−NaSi、ナトロシライト(Natrosilit))、Na−SKS−9(NaHSi・HO)、Na−SKS−10(NaHSi・3HO、カネマイト(Kanemit))、Na−SKS−11(t−NaSi)およびNa−SKS−13(NaHSi)、とりわけNa−SKS−6(delta−NaSi)が適切である。結晶性層状ケイ酸塩についての総説は、例えば「Seifen-Oele-Fette-Wachse、116巻、20/1990号」(非特許文献1)、805〜808ページに発表された論文にある。
【0073】
本発明のさらなる好ましい一実施形態では、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、そのときどきのこれらの剤の合計重量に対して好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.2〜15重量%、とりわけ好ましくは0.4〜10重量%の量の結晶性層状ケイ酸塩を有する。
【0074】
ガラス腐食を抑制するために、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、好ましくは有機亜鉛塩の群から選択される、特に好ましくは可溶性有機亜鉛塩の群から選択される、とりわけ好ましくは単量体または多量体の酸の可溶性亜鉛塩の群から選択される、極めて好ましくは酢酸亜鉛、アセチルアセトン酸亜鉛、安息香酸亜鉛、ギ酸亜鉛、乳酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、リシノール酸亜鉛、アビエチン酸亜鉛、吉草酸亜鉛およびp−トルエンスルホン酸亜鉛の群から選択される、少なくとも1種の亜鉛塩またはビスマス塩を含有し得る。これらの亜鉛塩の代わりに、またはそれと一緒に、例えば酢酸ビスマスのようなビスマス塩を使用することもできる。
【0075】
その際、本発明の枠内で、どの亜鉛塩が使用されるかにかかわらず、すなわちとりわけ有機または無機亜鉛塩が使用されるか、可溶性または不溶性亜鉛塩が使用されるか、それともその混合物が使用されるかにかかわらず、亜鉛塩の量が剤の合計重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜7重量%、特に好ましくは0.4〜4重量%である、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤が、好ましいと見なされる。
【0076】
銀腐食阻害剤
銀腐食防止を達成するために、本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤中に銀腐食阻害剤を使用することができる。好ましい銀腐食阻害剤は、シスチンおよびシステインのような有機スルフィド、2価または3価フェノール、ベンゾトリアゾールのような、場合によりアルキルまたはアリールで置換されたトリアゾール、イソシアヌル酸、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、コバルトもしくはセリウムの塩および/または錯体であり、ここで、挙げられた金属は、金属に応じて酸化数がII、III、IV、VまたはVIである。
【0077】
発泡調節剤
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤が、例えば陰イオン界面活性剤の存在下で使用される場合に強く発泡しすぎる場合には、最大6重量%、好ましくは約0.5〜4重量%の、好ましくはシリコーン油、シリコーン油と疎水化ケイ酸との混合物、パラフィン、パラフィン−アルコール配合物、疎水化ケイ酸、ビス脂肪酸アミド、およびその他のさらなる公知の市販消泡剤の群からの、抑泡性(schaumdrueckend)化合物を添加することができる。
【0078】
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、さらなる成分として、例えばそのような剤用に従来技術から公知の金属イオン封鎖剤、電解質、追加の過酸素−活性化剤、染料または例えば香油のような着香料を含有し得る。
【0079】
本発明の洗剤および洗浄剤の製造
本発明の固体洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤の製造は、難しくはなく、原理的に公知の方法で、例えばスプレードライまたは造粒によって行うことができ、その際、過酸素化合物および本発明の共顆粒が、場合により後で別々に添加される。
【0080】
水溶液またはその他の通常の溶媒を含有する溶液の形態での本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ、対応する、食器の機械洗浄用洗剤は、成分を単に混合することによって特に有利に製造され、それらの成分は、ニートでまたは溶液として自動ミキサー中に加えることができる。
【0081】
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤は、好ましくは粉末形態、顆粒またはタブレット形態の調製物として存在し、それらは、それ自体は公知の方法で、例えば混合、造粒、ローラー圧縮によって、かつ/または熱負荷可能な構成成分のスプレードライおよびより感受性の構成成分の混入によって製造することができ、感受性の構成成分には、とりわけ酵素、漂白剤および漂白触媒が数えられる。
【0082】
本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ食器の機械洗浄用洗剤をタブレット形態で製造するには、好ましくは全ての構成要素がミキサーで相互に混合され、その混合物が従来の打錠機、例えば偏心プレスまたはロータリープレスによって200×10Pa〜1500×10Paの範囲のプレス圧でプレスされる。
【0083】
このようにして、耐破壊性であり、それにもかかわらず使用条件下で十分迅速に溶解する、通常150Nを超える曲げ強度を有するタブレットが問題なく得られる。好ましくは、そのように製造されたタブレットは、直径35〜40mmの場合、15〜40g、とりわけ20〜30gの重量を有する。
【0084】
800〜1,000g/lの範囲の高いかさ密度を有する、飛散性でなく、保存安定性があり流動性の高い、粉末および/または顆粒の形態の本発明の洗剤および洗浄剤、とりわけ、対応する、本発明の食器の機械洗浄用洗剤の製造は、方法の第一の部分段階において、ビルダー構成成分を液体混合物成分の少なくとも一部と、このプレミックスのかさ密度を高めながら混合し、続いて(所望により途中乾燥後に)本発明の共顆粒を含む、剤のさらなる構成成分を、このようにして得られたプレミックスと一緒にすることによって行うことができる。
【0085】
本発明による、食器の機械洗浄用洗剤は、家庭用食器洗浄機ならびに工業用洗浄機に使用することができる。添加は手で、または適切な注入設備によって行われる。洗剤液中の使用濃度は、通例、約1〜8g/l、好ましくは2〜5g/lである。
【0086】
機械洗浄プログラムは、一般に、洗浄プロセスに続く浄水を用いた数回の途中すすぎプロセス、および通常の仕上げすすぎ剤(Klarspuelmittel)を用いた仕上げすすぎプロセスによって補完され、完了する。本発明の剤を使用した場合、乾燥後に全く汚れがなく、衛生面で完璧な食器が得られる。
【実施例】
【0087】
以下の実施例において、別に明白に記載されていない限り、%表示は重量パーセント(重量%)を意味する。記載の相対湿度に関しては、%表示は通常の意味を有する。
【0088】
<実施例1:TAED金属塩共顆粒の製造>
この実施例は、TAED(テトラアセチルエチレンジアミン、漂白活性化剤)と、金属塩(漂白触媒)、例えば硫酸Mn(II)とを含有する共顆粒を対象とする。さらに、この共顆粒は、必要な造粒助剤(特に、結合剤)および有機酸を含有する。前記共顆粒の製造は、空気湿度を調節する特別の手段のない開放系での処理で、通常の実験室の装置において行われる。比較例Dは、欧州特許第1499702号の記載に従って製造した。
【0089】
2つの活性物質であるTAEDおよび金属塩、ならびに有機酸および場合によりさらなる添加剤を、所望の活性物質比に従って研究室用ミキサーに入れ、混合し、そしてT>40℃の必要開始温度に加温する。ついで、激しく撹拌しながら、溶融状態の結合剤Genapol(登録商標)T500(脂肪アルコールポリグリコールエーテル、クラリアント社の製品、分子内に平均50個のエチレンオキシド単位を有するセテアリルアルコールをベースとする)をT=70〜75℃の温度で添加する。混合物を2、3分間造粒し、その後、室温に冷却し、200〜1600μmの粗大画分および微小画分を分離するために篩分けを行う。
【0090】
共顆粒試料Bの場合には、D=1mmの直径を有する円筒状顆粒を得るために、エッジランナープレス(Ringkollerpresse)(Schlueter PP 085)を用いてまだ温かい生成物の混合を行った。
【0091】
表1は、製造した共顆粒(保管安定性試験のために調製)の概要を示す。
【0092】
【表1】

吸湿性試験−物理的安定性
本発明の共顆粒の物理的安定性を調べるために、高い相対湿度での吸湿挙動を試験する。そのために、共顆粒を相対湿度65%および室温で数時間開放保管する。試験期間中に吸湿量を天秤で記録し、試料の外観の変化を観察する。保管試験の終了後に、重量の増加以外に流動性またはケーキング度も評点によって判定する(1点:非常に良好、自由に流動〜6点:完全にケーキング、もはや流動性でない)。
【0093】
表2に、前記共顆粒についての吸湿性試験の結果を示す。
【0094】
【表2】

結果は、共顆粒が約>1%という認識可能な吸湿量にもかかわらず、流動性を保ち、高い湿度の影響下でケーキングしないことを示す。
【0095】
ベース洗剤粉末中での保存試験 − 化学的保存安定性
本発明の共顆粒の物理的安定性を調べるために、典型的な洗剤粉末調合物中での保存挙動を調査する。そのために、共顆粒を、完成した調合物が共顆粒を5%含有するように、IEC−Aベース洗剤粉末に混合する。続いてこの混合物を室内環境および厳しい環境条件(T=40℃、相対湿度75%)で数日間保存する。定期的に、試料を共顆粒の変色に関して判定し、評点で評価する(1点:非常に良好、変色なし〜6点:強い変色、非常に黒っぽい色)。
【0096】
表3に、ベース洗剤粉末中における前記共顆粒の保存試験結果を示す。
【0097】
【表3】

結果は、検査された共顆粒全てが、まず第一に、室内環境でも非常に良好な保存安定性を有することを示している。より厳しい保管環境条件下では、安定化剤(すなわち有機酸)を添加していない比較試料Dは、共顆粒が激しく変色して極めて悪い安定性を示した。それとは対照的に、安定化用の酸を添加した3つの試料A〜Cは全て、極めて良好な保管安定性を有し、従って、保管試験の完了後において、共顆粒の変色による欠陥は確認されなかった。
【0098】
保管試験の結果は、本発明の共顆粒が、たとえより高い吸湿性を有していたとしても、比較生成物よりも良好な保管安定性を有することを示している。
【0099】
<実施例2:TAED金属塩共顆粒の製造>
この実施例は、TAED(漂白活性化剤)と、漂白触媒、例えば酢酸Mn(II)とを含有する共顆粒を対象とする。さらに、この共顆粒は、必要な造粒助剤および場合によりさらなる添加剤を含有する。前記共顆粒の製造は、空気湿度を調節する特別の手段のない開放系での処理で、通常の実験室の装置において行われた。試料の組成を表4に示す。
【0100】
試料Eの場合には、2つの活性物質であるTAEDおよび漂白触媒、ならびに結合剤カルボキシメチルセルロース(CMC)を、所望の活性物質比に従って研究室用ミキサーに入れ、混合する。ついで、激しく撹拌しながら水を添加し、造粒する。湿った共顆粒を研究室用の流動層乾燥機において約60〜80℃にし、引き続き、200〜1600μmの粗大画分および微小画分を分離するために篩分けを行う。
【0101】
試料Fの場合には、カルボキシメチルセルロースの代わりに、染料が混合された酸性ポリマーSokalan CP 45 (ポリアクリレート、ナトリウム塩、BASF社の製品;部分中和)の水溶液を使用した。
【0102】
【表4】

保管安定性を評価するための定性的保管試験
表4からの2つの共顆粒をペトリ皿上に広げ、開放系で2、3日以上、周囲条件下で保管した。保管条件として、T=40℃および約75%の相対湿度を選択した。保管時間の経過後に、共顆粒を、変色、流動性、ケーキング度および流動性に関して判定し、評点によって評価した(1点:非常に良好、変色なし、自由に流動〜6点:激しく変色、ケーキング)。
【0103】
表5は、上記共顆粒の保管試験の結果を示す。
【0104】
【表5】

ケーキング特性に関して、2つの共顆粒は、良好な保管特性を有し、保管試験後も流動性を維持した。
【0105】
化学的保管安定性に関して、上記結果は、酸性添加剤(Sokalan CP45)の添加により、非常に厳しい保管条件下でさえも、TAED−金属塩共顆粒の安定化を達成できたことを示す。それに対して、安定化していない共顆粒では、むしろ許容できない変色が観察された。
【0106】
<実施例3:TAED−金属錯体共顆粒の製造>
2つの活性物質であるTAED(漂白活性化剤)および金属錯体(漂白触媒)、ならびに有機酸および場合によりさらなる添加剤を、所望の活性物質比に従って研究室用ミキサーに入れ、混合し、そしてT>40℃の必要開始温度に加温する。ついで、激しく撹拌しながら、溶融状態の結合剤Genapol(登録商標)T500(脂肪アルコールポリグリコールエーテル、クラリアント社の製品)をT=70〜75℃の温度で添加する。混合物を2、3分間造粒し、その後、室温に冷却し、200〜1600μmの粗大画分および微小画分を分離するために篩分けを行う。
【0107】
まだ温かい生成物混合物を、D=1mmの直径を有する円筒状顆粒を得るために、エッジランナープレス(Schlueter PP 085)を用いて加工する。
【0108】
表6は、本発明の共顆粒G、H、IおよびJの概要を示す。
【0109】
【表6】

TAED テトラアセチルエチレンジアミン
DOBA デカノイルオキシ安息香酸
錯体1 [MnIV(μ−O)(Me−TACN)](PF(欧州特許第0458397号に従って製造)
錯体 2 [MnIV(μ−O)(Me−TACN)](OAc)(国際公開第2006/125517号に従って製造)
錯体 3 1,8−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン−マンガン(II)クロリド(欧州特許第1557457号に従って製造)
【0110】
実施例1による保管試験において、共顆粒G、H、IおよびJは非常に良好な保管安定性を有する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下:
a)1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)1種または2種以上の金属含有漂白触媒、および
c)少なくとも5重量%の1種または2種以上の有機酸、
を含有する、共顆粒。
【請求項2】
共顆粒の全重量を基準として、以下:
a)1〜90重量%の1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)0.01〜30重量%の1種または2種以上の金属含有漂白触媒、
c)5〜30重量%の1種または2種以上の有機酸、および
d)1〜30重量%の1種または2種以上の結合剤であって、成分c)の有機酸ではない結合剤、
を含有することを特徴とする、請求項1記載の共顆粒。
【請求項3】
共顆粒の全重量を基準として、以下:
a)50〜85重量%の1種または2種以上の漂白活性化剤、
b)0.1〜20重量%の1種または2種以上の金属含有漂白触媒、
c)5〜20重量%の1種または2種以上の有機酸、および
d)1〜20重量%の1種または2種以上の結合剤であって、成分c)の有機酸ではない結合剤、
を含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の共顆粒。
【請求項4】
1種または2種以上の漂白活性化剤がテトラアセチルエチレンジアミンおよびデカノイルオキシ安息香酸から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の共顆粒。
【請求項5】
1種または2種以上の金属含有漂白触媒がマンガン塩およびマンガン錯体から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の共顆粒。
【請求項6】
成分c)の1種または2種以上の有機酸がクエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、糖酸、アミノカルボン酸、脂肪酸、アクリル酸ポリマー,アクリル酸とメタクリル酸とのコポリマー,およびアクリル酸またはメタクリル酸とマレイン酸とのコポリマーから選択されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の共顆粒。
【請求項7】
成分c)の1種または2種以上の有機酸がクエン酸、アスコルビン酸およびシュウ酸から選択されることを特徴とする、請求項6記載の共顆粒。
【請求項8】
1種または2種以上の結合剤が脂肪酸、アルコールエトキシレートおよびポリマーからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の共顆粒。
【請求項9】
洗剤および洗浄剤、および好ましくは食器の機械洗浄用洗剤の製造のための、請求項1〜8のいずれか1つに記載の共顆粒の使用。

【公表番号】特表2012−523466(P2012−523466A)
【公表日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503909(P2012−503909)
【出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002099
【国際公開番号】WO2010/115581
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(398056207)クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド (182)
【Fターム(参考)】