説明

火災報知設備

【課題】 火災受信機と火災表示機との間で、映像を伴う通話を行うことができ、火災発生時などの緊急事態のとき、管理人と避難者双方の意志を的確に伝達させて、特にパニックに陥っている避難者は気持ちを落ちつかせることができ、また、管理人は避難者を落ちつかせて、的確に避難誘導させる。
【解決手段】 火災受信機と複数の火災表示機とからなる火災報知設備において、前記火災受信機は、火災情報を表示する第1の表示部と、前記各火災表示機と通話を行う第1の通話部とを備え、前記各火災表示機は、前記火災情報を表示する第2の表示部と、前記火災受信機と通話を行う第2の通話部とを備えるととも、前記火災受信機および前記各火災表示機にカメラ部を備える。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、火災受信機と複数の火災表示機とからなる火災報知設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火災受信機と複数の火災表示機とからなる火災報知設備において、火災受信機と火災表示機間は電話による音声のみの連絡手段しかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】火災発生時、避難者は、建物内に点在する火災表示機から火災受信機へ電話をかけて、管理人に火災状況を確認して、管理人の指示に従って避難を行っていた。しかし、火災発生時などの緊急事態のとき、従来のように通話のみによる応答のみでは、お互いの意志が的確に伝達されない。そのため、特にパニックに陥っている避難者は気持ちを落ちつかせることができず、また、管理人は、避難者を落ちつかせて的確に避難誘導させることが困難であった。
【0004】この発明は、火災受信機と火災表示機との間で、映像を伴う通話を行うことができ、火災発生時などの緊急事態のとき、管理人と避難者双方の意志を的確に伝達させて、特にパニックに陥っている避難者は気持ちを落ちつかせることができ、また、管理人は避難者を落ちつかせて、的確に避難誘導させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、火災受信機と複数の火災表示機とからなる火災報知設備において、前記火災受信機は、火災情報を表示する第1の表示部と、前記各火災表示機と通話を行う第1の通話部とを備え、前記各火災表示機は、前記火災情報を表示する第2の表示部と、前記火災受信機と通話を行う第2の通話部とを備えるととも、前記火災受信機および前記各火災表示機にカメラ部を備えたことを特徴とする。
【0006】また、前記火災受信機は、前記各火災表示機からの呼出信号に基づいて、該火災表示機のカメラ部により撮影された映像を、該火災受信機の第1の表示部に切換表示すると同時に、該火災表示機に対して、前記火災受信機のカメラ部により撮影された映像を、該火災表示機の第2の表示部に切換表示させる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2に基づいて説明する。図1は火災報知設備を説明する図であり、図2は火災受信機の動作を示すフローチャートである。まず図1に基づいて火災報知設備を説明する。火災報知設備1は、複数の火災感知器10と火災受信機20と複数の火災表示機40(図1における複数の火災表示機40A、40B、40C、…)とから構成される。複数の火災感知器10と火災受信機20は、信号線L1を介して接続される。火災受信機20と複数の火災表示機40とは、制御線R1、映像線R2、通話線R3を介して接続される。
【0008】火災感知器10は火災現象を検出し、検出した情報を出力するものであり、例えば、煙熱等の火災に基づく物理量の情報をアナログ値のデータ(例えば、デジタル化したアナログデータ)として出力するものであり、個々の火災感知器10毎に個別のアドレスADが設定される。
【0009】火災受信機20は、メイン制御部21、表示部22、データ格納部23、信号伝送部24、操作部26、制御信号伝送部121、映像信号伝送部122、通話信号伝送部121、マイク部124、スピーカ部125、カメラ部126、映像用スイッチSW21、通話用スイッチSW22を備えている。
【0010】メイン制御部21は火災受信機20の全体を制御する。第1の表示部としての表示部22は例えばLCDであり、火災発生時に発報した火災感知器10のアドレスADや警戒区域N等の火災情報が文字表示され、また、各火災表示機40からの呼出信号に基づいて、該火災表示機40のカメラ部により撮影された映像が切換表示される。データ格納部23は、火災受信機20が信号線L1に接続された火災感知器10を監視制御するために、各火災感知器10に個別に付与されているアドレスAD毎に感知器種別ID、プレレベルSP、火災判別レベルSF、警戒区域N等を対照して格納している。信号伝送部24は信号線L1に接続された火災感知器10との各種信号の送受信を行う。操作部26は応答ボタンRB等の各種入力スイッチにより構成され、応答ボタンRBは、各火災表示機40からの呼出信号に応答するものであり、オンすることで、映像用スイッチSW21、通話用スイッチSW22をオンさせ、火災受信機20と各火災表示機40との映像を伴う通話を行えるようにする。また、オフすることで、映像用スイッチSW21、通話用スイッチSW22をオフさせ、火災受信機20と各火災表示機40との映像を伴う通話を終了する。
【0011】制御信号伝送部121は、制御線R1を介して、各火災表示機40と各種制御信号の送受信を行う。映像信号伝送部122は、映像線R2を介して、各火災表示機40と各種映像信号の送受信を行う。通話信号伝送部123は、通話線R3を介して、各火災表示機40と各種通話信号の送受信を行う。マイク部124は、入力された音声、例えば管理人の音声を通話信号とする。スピーカ部125は、各火災表示機40の後述するマイク部に入力された音声、例えば避難者の音声が発音される。第1の通話部としてのマイク部124とスピーカ部125により、各火災表示機40と通話を行える。カメラ部126は、詳細には図示しないが、第1の通話部により通話を行っている人間を撮影できるように、その撮影方向が指向されて火災受信機20に設けられており、撮影した映像、例えば管理人の映像を映像信号とする。
【0012】つぎに、複数の火災表示機40について説明するが、各火災表示機40は同様の構成、動作を行うものであり、以下においては、火災表示機40Aのみを説明する。
【0013】火災表示機40Aは、メイン制御部41、表示部42、アドレス設定部43、マイク部44、スピーカ部45、カメラ部46、操作部47、制御信号伝送部48、映像信号伝送部49、通話信号伝送部50、映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42を備えている。
【0014】メイン制御部41は火災表示機40Aの全体を制御する。第2の表示部としての表示部42は例えばLCDであり、火災受信機20からの表示命令により、火災発生時に発報した火災感知器10のアドレスADや警戒区域N等の火災情報が文字表示され、また、操作部47の呼出ボタンCBをオンすることにより、火災受信機20のカメラ部126により撮影された映像が切換表示される。アドレス設定部43は、火災表示機40Aのアドレスを設定するものであり、各火災表示機40毎に個別のアドレスADhが設定される。マイク部44は、入力された音声、例えば避難者の音声を通話信号とする。スピーカ部45は、火災受信機20のマイク部124からの音声、例えば管理人の音声が発音される。第2の通話部としてのマイク部44とスピーカ部45により、火災受信機20と通話を行える。
【0015】カメラ部46は、詳細には図示しないが、第2の通話部により通話を行っている人間を撮影できるように、その撮影方向が指向されて火災表示機40Aに設けられており、撮影した映像、例えば避難者の映像を映像信号とする。操作部47は、呼出ボタンCB等の各種スイッチにより構成される。呼出ボタンCBをオンすることで、火災受信機20に呼出信号を送出し、この呼出信号に火災受信機20が応答することで、映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42がオンして、火災受信機20との映像を伴う通話を行えるようにする。なお、操作部47を呼出ボタンCBのみで構成すると、火災発生時などの緊急事態のときにパニックに陥っている避難者が呼出ボタンCBを押そうとして、間違って他のスイッチを押してしまうことがなくなり、好ましい。
【0016】制御信号伝送部48は、制御線R1を介して、火災受信機20と各種制御信号の送受信を行う。映像信号伝送部49は、映像線R2を介して、火災受信機20と各種映像信号の送受信を行う。通話信号伝送部50は、通話線R3を介して、火災受信機20と各種通話信号の送受信を行う。
【0017】つぎに、図2のフローチャートに基づいて、火災受信機20の動作を説明する。通常状態において、火災受信機20および各火災表示機40は、表示部22、42に「通常監視中」等の表示を行っている。火災受信機20はポーリング方式により、各火災感知器10を呼び出す制御信号「アドレスAD・返送命令」を、信号伝送部24を介して、信号線L1に伝送する。この制御信号に対して、アドレスADに対応する火災感知器10が応答し、返送信号「アドレスAD・アナログデータ」を信号線L1に送出する。そして、火災受信機20がその返送信号を受信し、アナログデータに基づいて、データ格納部23の対照表により、各火災感知器10の状態を監視する(S1)。なお、ステップS1における動作は、全ての火災感知器10に対して行われる。
【0018】各火災感知器10のアナログデータがプレレベルSP、火災判別レベルSF以上でないと(S2)、各火災表示機40の状態を監視する(S3)。火災受信機20はポーリング方式により、各火災表示機40を呼び出す制御信号「アドレスADh・返送命令」を、制御信号伝送部121を介して、制御線R1に伝送する。この制御信号に対して、アドレスADhに対応する火災表示機40が応答し、返送信号「アドレスADh・応答信号」を制御信号伝送部48を介して制御線R1に送出する。そして、火災受信機20がその返送信号を受信し、返送信号に基づいて、各火災表示機40の状態を監視する。火災受信機20は、火災表示機40からの返送信号「アドレスADh・応答信号」を受信したことにより、制御線R1の断線や火災表示機40の故障がないことを確認している。火災受信機20は返送信号を受信すると(S4)、呼出信号があるかどうかを確認し(S5)、呼出信号がなければ、ステップS1へ戻る。また、火災受信機20は返送信号を受信しないと(S4)、表示部22に「火災表示機故障・アドレス−ADh番」等の故障情報を文字表示し(S6)、ステップS5へ進む。なお、ステップS3からステップS6における動作は、全ての火災表示機40に対して行われる。
【0019】また、各火災感知器10のアナログデータがプレレベルSP、火災判別レベルSF以上で火災と判断されると(S2)、表示部22に例えば「火災感知器発報注意(または火災感知器発報)・アドレス−AD番・種別−ID・火災発生区域−N区域」等の火災情報を文字表示する(S10)。メイン制御部21は、表示部22の文字情報を文字コードデータとして、各火災表示機40に制御信号「アドレスADh・表示命令」を、制御信号伝送部121を介して、制御線R1に伝送する(S11)。この制御信号に対して、アドレスADhに対応する火災表示機40が応答し、文字コードデータをキャラクタに変換し、表示部42に火災情報を文字表示する。そして、返送信号「アドレスADh・表示完了信号」を制御信号伝送部48を介して制御線R1に送出する。そして、火災受信機20がその返送信号を受信し(S12)、返送信号により火災表示機40の表示部42に火災情報が文字表示されたことを確認する。そして、S3へ進む。また、火災受信機20は返送信号を受信しないと(S12)、表示部22に「火災表示機故障・アドレス−ADh番」等の故障情報を文字表示し(S13)、ステップS3へ進む。なお、ステップS11からステップS13における動作は、全ての火災表示機40に対して行われる。
【0020】つぎに、避難者が管理人との連絡を行う場合について説明する。火災発生時等において、避難者が例えば表示機40Aの操作部47の呼出ボタンCBを押すと、火災表示機40Aの図示しないRAMに呼出ボタンCBオン信号を格納する。そして、火災表示機40Aは、火災受信機20から制御信号「アドレスADh・返送命令」を受信した時に、返送信号「アドレスADh・呼出信号」を送信する。
【0021】そのため、火災受信機20は返送信号を受信すると(S4)、返送信号中に呼出信号があるかどうかを確認し、呼出信号があると(S5)、メイン制御部21は図示しない音声合成部により、「火災表示機40Aから呼出しがあります。応答ボタンを押して下さい。」のようなメッセージ用データをスピーカ部125から発音させる(S20)。そして、管理人が操作部26の応答ボタンRBを押すと(S21)、メイン制御部21は映像用スイッチSW21、通話用スイッチSW22をオンし(S22)、火災表示機40Aを呼び出す制御信号「アドレスADh・通話開始命令」を、制御信号伝送部121を介して、制御線R1に伝送する(S23)。この制御信号に対して、火災表示機40Aが応答し、メイン制御部41は映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42をオンし、返送信号「アドレスADh・通話開始完了信号」を制御信号伝送部48を介して制御線R1に送出する。そして、火災受信機20がその返送信号を受信し(S24)、返送信号により火災表示機40Aの映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42がオンしたことを確認する。これにより、火災受信機20と火災表示機40Aとが映像線R2、通話線R3を介して接続され、映像を伴う通話を行える(S26)。また、火災受信機20は返送信号を受信しないと(S24)、表示部22に「火災表示機故障・アドレス−ADh番」等の故障情報を文字表示する(S25)。
【0022】火災受信機20は、カメラ部126により、例えば管理人を撮影し、その映像信号を映像信号伝送部122を介して映像線R2に送出する。マイク部124により、例えば管理人の発音した音声を通話信号として、その通話信号を通話信号伝送部123を介して通話線R3に送出する。スピーカ部125により、火災表示機40Aからの音声、例えば避難者の音声が発音される。表示部22により、それまで表示されていた文字情報と切り換えられて、火災表示機40Aからの映像、例えば避難者の映像が表示される。
【0023】火災表示機40Aは、カメラ部46により、例えば避難者を撮影し、その映像信号を映像信号伝送部49を介して映像線R2に送出する。マイク部44により、例えば避難者の発音した音声を通話信号として、その通話信号を通話信号伝送部50を介して通話線R3に送出する。スピーカ部45により、火災受信機20からの音声、例えば管理人の音声が発音される。表示部42により、それまで表示されていた文字情報と切り換えられて、火災受信機20からの映像、例えば管理人の映像が表示される。
【0024】避難者と管理人は、映像を伴う通話、つまり表示部22、42によりお互いの顔を見ながら、通話を行うことができる。火災発生時などの緊急事態のとき、従来のように通話のみによる応答のみでは、お互いの意志が的確に伝達されず、特にパニックに陥っている避難者は気持ちを落ちつかせることができず、また、管理人は、避難者を落ちつかせて的確に避難誘導させることが困難であった。しかし、表示部22、42によりお互いの顔を見ながら、通話を行うことで、避難者は気持ちを落ちつかせることができ、また、管理人は、避難者の混乱状況を確認しながら、冷静に対応する等のしかるべき処置をとることにより、避難者の混乱を緩和し、冷静に避難させることが可能となる。
【0025】そして、応答ボタンRBがオンであれば(S30)、通話を引き続き行い、応答ボタンRBがオフされると(S30)、火災受信機20と火災表示機40A間の映像を伴う通話を終了する。つまり、応答ボタンRBがオフされると(S30)、メイン制御部21は映像用スイッチSW21、通話用スイッチSW22をオフし、表示部22の表示内容を文字情報に切り換える(S31)。また、火災表示機40Aを呼び出す制御信号「アドレスADh・通話終了命令」を、制御信号伝送部121を介して、制御線R1に伝送する(S32)。この制御信号に対して、火災表示機40Aが応答し、メイン制御部41は操作部47の呼出ボタンCB、映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42をオフし、返送信号「アドレスADh・通話終了完了信号」を制御信号伝送部48を介して制御線R1に送出する。このとき、火災表示機40Aのメイン制御部41は、表示部42の表示内容を文字情報に切り換える。そして、火災受信機20がその返送信号を受信し(S33)、返送信号により火災表示機40Aの操作部47の呼出ボタンCB、映像用スイッチSW41、通話用スイッチSW42がオフしたことを確認し、ステップS1へ戻る。また、火災受信機20は返送信号を受信しないと(S33)、表示部22に「火災表示機故障・アドレス−ADh番」等の故障情報を文字表示し(S34)、ステップS1へ戻る。
【0026】なお、表示部22、42での映像表示は、表示部全体を用いて表示してもよいし、表示部の一部を映像表示で使い、残りを文字情報に用いてもよい。
【0027】なお、映像を伴う通話の終了を、火災表示機40A側の操作部47の呼出ボタンCBをオフすることにより行ってもよいが、火災受信機20側の操作部26の応答ボタンRBをオフすることにより行ったほうがよい。つまり、混乱状態に陥っている避難者は、通話が完了しても操作部47の呼出ボタンCBをオンしたまま、避難行動を起こしてしまうことが考えられ、他の火災表示機40B、40C、…、との映像を伴う通話が行えなくなるためである。
【0028】また、火災受信機20と火災表示機40Aが映像を伴う通話を行っているときに、他の火災表示機40B、40C、…、は呼出ボタンCBを押しても、火災受信機20と映像を伴う通話を行えないが、例えば、呼出ボタンCBが押されてから、所定時間経過しても、火災受信機20と映像を伴う通話を行えない場合に、メイン制御部41が図示しない音声合成部により、「火災受信機は他の火災表示機と通話中です。もうしばらくお待ち下さい。」のようなメッセージ用データをスピーカ部45から発音させてもよい。
【0029】さらに、火災受信機が複数存在する場合は、1つの火災受信機を火災報知設備全体における制御を行うようにすればよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、火災受信機と火災表示機との間で、映像を伴う通話を行うことができ、火災発生時等における管理人と避難者双方の意志を的確に伝達させて、避難者は気持ちを落ちつかせることができ、また、管理人は、避難者の混乱状況を確認しながら、冷静に対応する等のしかるべき処置をとることにより、パニックに陥っている避難者の混乱を緩和し、冷静に避難させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、火災報知設備を説明する図である。
【図2】本発明の実施例を示す、火災受信機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 火災報知設備
10 火災感知器
20 火災受信機
22 表示部
42 表示部
46 カメラ部
126 カメラ部
40A 火災表示機

【特許請求の範囲】
【請求項1】 火災受信機と複数の火災表示機とからなる火災報知設備において、前記火災受信機は、火災情報を表示する第1の表示部と、前記各火災表示機と通話を行う第1の通話部とを備え、前記各火災表示機は、前記火災情報を表示する第2の表示部と、前記火災受信機と通話を行う第2の通話部とを備えるととも、前記火災受信機および前記各火災表示機にカメラ部を備えたことを特徴とする火災報知設備。
【請求項2】 前記火災受信機は、前記各火災表示機からの呼出信号に基づいて、該火災表示機のカメラ部により撮影された映像を、該火災受信機の第1の表示部に切換表示すると同時に、該火災表示機に対して、前記火災受信機のカメラ部により撮影された映像を、該火災表示機の第2の表示部に切換表示させる請求項1記載の火災報知設備。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2003−296843(P2003−296843A)
【公開日】平成15年10月17日(2003.10.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−98036(P2002−98036)
【出願日】平成14年3月29日(2002.3.29)
【出願人】(000233826)能美防災株式会社 (918)
【Fターム(参考)】