説明

点灯制御回路、それを搭載した表示装置および表示システム

【課題】セットメーカごとに信号設計が異なるドットマトクリスLED表示装置に於いても、同一条件でテストを行える様にすること。
【解決手段】点灯制御回路50は、マトリクス状に配されたLEDなどの発光素子を含む表示部10の点灯制御を行う。点灯制御回路50にて、データ線駆動部22は、外部から与えられる画像データに応じて、表示部のデータ線を駆動する。走査線駆動部24は、外部から与えられる同期信号に応じて、表示部の走査線を駆動する。テスト部40は、所定のテストパターンを表示部に表示させるべく、データ線駆動部22に所定の画像データを供給し、走査線駆動部24に所定の同期信号を供給する。テスト部40は、外部から起動命令を受けると、テストを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドットマトクリスLEDなどの発光素子を点灯制御する点灯制御回路、それを搭載した表示装置および表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電車の発車時刻などを表示する電光案内板や、ビルの壁面や屋上に設置された広告などを表示する大型の電光掲示板などには、ドットマトクリスLED(Light Emitting Diode)パネルが用いられることが多くなってきている。青色LEDの実用化などにより、256階調や1024階調のフルカラードットマトクリスLEDパネルも実用化されている。LEDは、電球や蛍光灯などと比較し、高輝度、長寿命、低消費電力などの特性を持つため、今後も普及していくことが予想される。
【0003】
特許文献1は、ドットマトクリスLEDをダイナミック駆動する表示器を開示する。このような表示器も、テレビやコンピュータのディスプレイと同様、データ信号、クロック信号が外部から与えられて点灯制御される。
【特許文献1】特開平7−199861号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したドットマトクリスLEDなどを用いた表示器は、屋内で使用されたり、屋外で使用されたり、文字だけを表示したり、風景なども表示したり、様々な状況や用途で用いられる。エンドユーザ向けの表示装置を製造販売するセットメーカは、使用される状況や用途を考慮して、それぞれ独自の輝度データなどの画像データや周波数で発光素子を点灯制御している。したがって、各メーカによって輝度や色合いがバラバラであり、例えば、同じ白であってもメーカごとに色合いが異なる場合もある。各メーカは、表示パネルや駆動回路の仕様の上限と下限の範囲内にて、任意に画像データや周波数を決定し、独自の点灯制御を行っている。テレビ放送などのように規格化されたものと異なり、各製品の使用状況や用途が特定されているため、各メーカはそれに合った最適な点灯を実現しようと、様々な点灯制御方式を採用している。
【0005】
このような表示装置のテストを行う場合、パネルメーカやLSIメーカなどの部品メーカとセットメーカとの間でテストデータとして同一条件の画像データや周波数が与えられるという保証がないため、テスト結果を統一的に評価することが難しかった。また、同一条件を担保するためには、セットメーカは、部品メーカからテストデータを入手して、それを表示装置に与えてやらなければならず煩雑であった。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示部のテストを正確に簡単に行うことができる点灯制御回路、それを搭載した表示装置および表示システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の点灯制御回路は、マトリクス状に配された発光素子を含む表示部の点灯制御を行う点灯制御回路であって、外部から与えられる画像データに応じて、表示部のデータ線を駆動するデータ線駆動部と、外部から与えられる同期信号に応じて、表示部の走査線を駆動する走査線駆動部と、所定のテストパターンを表示部に表示させるべく、データ線駆動部に所定の画像データを供給し、走査線駆動部に所定の同期信号を供給する専用のテスト部と、を備える。この態様によると、テストする場面に関わらず、例えば出荷の前後に関わらず、表示部のテストを統一的に行うことができる。また、外部からテストデータを与える必要もなく簡単に行うことができる。
【0008】
データ線駆動部は、ユーザ設定された画像データで動作可能であってもよく、テスト部は、固定の画像データを供給してもよい。走査線駆動部は、ユーザ設定された同期信号で動作可能であってもよく、テスト部は、固定の同期信号を供給してもよい。「ユーザ」にはセットメーカが含まれてもよい。この態様によると、表示部のテストにおいて、メーカごとの信号設計上の差異を吸収することができる。
【0009】
外部からデータ線駆動部および走査線駆動部に画像データおよび同期信号を供給するための第1経路と、テスト部からデータ線駆動部および走査線駆動部に画像データおよび同期信号を供給するための第2経路とを切り替える制御部をさらに備えてもよく、制御部は、外部から起動命令を受けるとテスト部を有効にし、第2経路を選択してもよい。この態様によると、テスト部が設けらた後、外部からテストデータを与える必要がなくためるため、その後のユーザがテストデータを準備する必要がなくなる。
【0010】
本発明の別の態様は、表示装置である。この装置は、マトリクス状に配された発光素子を含む表示部と、表示部を制御する上述した態様の点灯制御回路と、を備える。この態様によると、テストする場面に関わらず、例えば出荷の前後に関わらず、表示部のテストを統一的に行うことができる。また、外部からテストデータを与える必要もなく簡単に行うことができる。
【0011】
本発明のさらに別の態様は、表示システムである。この表示システムは、上述した態様の表示装置を複数備える表示システムであって、それぞれの表示装置の表示部が接続されることにより形成された単一の表示部と、単一の表示部を制御するための共通信号線と、を備える。この態様によると、テストすべき表示領域を選択してテストを行うことができるため、効率的なテストを行うことができる。例えば、表示部全体をテストする場合と比較し、消費電力を低減することができる。
【0012】
複数の表示装置のそれぞれのテスト部は、固有の識別情報を有してもよく、テストされるべき表示領域に対応する表示装置のテスト部は、その識別情報が付加された信号により、共通信号線を介して外部から起動命令を受けてもよい。その信号は、テストされるべき複数の表示領域に対応する複数の表示装置のテスト部にテストを実行させるため、複数の識別情報が付加されてもよい。この態様によると、それぞれのテスト部に識別情報が付加されたことにより、テストすべき表示領域を選択して、実質的に同時にテストすることも可能となる。
【0013】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、表示部のテストを正確に簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における表示装置100の構成を示す。表示装置100は、LEDパネル10および点灯制御回路50を備える。点灯制御回路50は、データ線駆動部22、走査線駆動部24、制御部30およびテスト部40を含む。点灯制御回路50は、同一半導体基板上に集積化されてもよい。
【0016】
LEDパネル10は、行方向に走査信号線が複数本設けられ、列方向にデータ信号線が複数本設けられる。これら走査信号線とデータ信号線の各交差部に、n×mドット構成によるn×m画素分のLEDがマトリクス状に接続される。例えば、16×16、24×24、16×32など、様々なサイズが可能である。また、R(赤)、G(緑)、B(青)の三種類のLEDを各画素に設けて、フルカラー化してもよいし、もちろん、各画素に1つのLEDを設けて、単色表示を行ってもよい。また、表示領域内の一部の領域ごとに異なる色のLEDを設けて、エリアカラー方式を採用してもよい。
【0017】
制御部30は、外部からコマンドを受け、そのコマンド内の画像データおよび同期信号を基に、データ線駆動部22および走査線駆動部24を制御する。例えば、パーソナルコンピュータなどの外部制御装置から所定のインタフェースで当該コマンドを受けてもよい。制御部30は、入力された画像データをデータ線駆動部22に供給し、同期信号を走査線駆動部24に供給する。この同期信号の周波数は、セットメーカなどにより自由に設定されたものであり、一般的に周波数を高くすると動画像の追従性が向上し、低くすると明るくすることができる。
【0018】
データ線駆動部22は、供給された画像データをLEDパネル10のデータ線に与える。R、G、BのLEDを各画素に設けている場合、R、G、Bの各画像データは、点灯レベルを256階調で表現するために8ビットのデジタルデータで記述されていてもよい。その場合、その諧調に対応したクロックも外部から与えられてもよい。データ線駆動部22は、これらデジタルデータをPWM(Pulse Width Modulation)制御してデータ線に与えることができる。このようなPWM制御に対応した画像データもセットメーカなどにより自由に設定されたものが入力される。
【0019】
走査線駆動部24は、入力される同期信号にもとづいて、LEDパネル10に配されている走査線のうち、一番上の走査線から順に一つを選択していく。そして、一番下の走査線まで選択すると、また一番上の走査線に戻って選択を続ける。このようにして、データ線駆動部22によりLEDパネル10に与えられた画像データを特定の走査線上の画素ラインから表示させる。
【0020】
制御部30、データ線駆動部22および走査線駆動部24は、基本的に受動的な回路構成であり、外部から与えられるコマンドに含まれる画像データおよび同期信号などにしたがい、LEDパネル10の点灯制御を行う。したがって、LEDパネル10の点灯テストを行う場合も、テストデータを制御部30に設定する必要がある。上述したように、各セットメーカは、画像データおよび同期信号の少なくとも一つをそれぞれ独自に設計する。よって、同一のLEDパネル10、制御部30、データ線駆動部22および走査線駆動部24を用いて同一の画像を表示しようとしても、制御部30に与えるコマンドのフォーマットが異なれば、輝度や色合いなど表示態様が異なってくる。
【0021】
テスト部40は、所定の点灯条件を制御部30に与える。具体的には、文字やグラフィックなど、所定のテストパターンをLEDパネル10に表示させるための画像データおよび同期信号などを与える。テスト部40は、ハードウェア的にはプロセッサ、RAMなどで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0022】
テスト部40は、点灯制御回路50ごとに識別情報42が付与されていてもよい。識別情報42は、例えばシリアルナンバーであってもよい。テスト部40は、外部からの指示により、起動し、所定の点灯条件を制御部30に供給し始める。また、テスト部40は、新たなテストパターンが外部から補充される構成を備えてもよい。
【0023】
以上説明したように本実施形態によれば、表示装置内部にテスト部を設けたことにより、同じテスト条件で点灯テストを行うことができる。すなわち、同じ画像データおよび同期信号でLEDパネルを点灯させることができる。したがって、パネルメーカの開発工程、製造工程、製品評価工程でのテスト、出荷後のセットメーカのテスト、および製品設置後のテストを同一の点灯条件で行うことができる。LEDは素子の経年変化による輝度低下が発生するため、設置後にも再調整のための点灯テストを行う必要性が大きい。このような設置後の明るさや色の調整も、出荷時の条件で点灯テストを行うことができるため、出荷時の明るさや色に容易に調整することができる。
【0024】
また、外部から表示用のデータを与えなくてもLEDパネルを点灯させることができるため、セットメーカやエンドユーザがテスト用のプログラムやデータを用意する必要がなく、テストを簡単に実行することができる。
【0025】
(実施形態2)
図2は、本発明の実施形態2における表示システム200の構成を示す。表示システム200は、実施形態1における表示装置100をカスケード接続した構成である。図2では、横方向に複数接続した構成を示すが、縦方向または縦横両方向に接続してもよい。屋外に設置される大型の電光掲示板の場合、表示装置100を100個以上接続することもある。
【0026】
表示システム200は、単一の外部制御装置から表示制御される。各表示装置100aは、隣接する表示装置100bと信号線で接続され、データのやりとりが可能な構成である。また、電源線も共通化してもよい。当該外部制御装置は、表示システム200全体のLEDパネルに表示させるべく、所定のコマンドを表示システム200を構成する1つ以上の表示装置100に入力する。それぞれの表示装置100内の制御部30は、上記信号線から自己のLEDパネル10で表示すべき画像データと、それを表示するための同期信号を取得する。それぞれの表示装置100が自己に割り当てられた画像データを表示することにより、表示システム200全体があたかも単一のLEDパネルであるかのように文字やグラフィックを表示することができる。
【0027】
図3は、実施形態2における表示システム200のLEDパネル10の一例を示す。図は、横に3個および縦に2個の計6個のLEDパネル10a〜fを接続する例である。このように複数のLEDパネル10a〜fが接続されて単一のLEDパネルを構成する表示システム200にて、一部のLEDの明るさや色合いが他のLEDと異なる場合などに、以下のようなテストを実行することができる。すなわち、テストすべきLEDを含むLEDパネル10の制御部30に、起動を指示するコマンドを外部制御装置から入力する。その際、テスト部40に付与された識別情報42をコマンドに付加することにより、テストすべき表示装置100を特定することができる。
【0028】
各制御部30は、上記コマンド内に付加された識別情報42が自己の装置内のテスト部40を指す場合、装置内のテスト部40に起動するよう指示する。そのテスト部40は、プログラムを実行するなどして、同一装置内のLEDパネル10の点灯テストを実行する。図3では、中央下段のLEDパネル10eの点灯テストを実行している様子を示している。そのLEDパネル10e内のドットマトリクス状のLEDを市松模様に点灯させている。なお、単一のLEDパネルを形成している複数のLEDパネルa〜fの一つをテストすることに限るものではなく、二つ以上を同時にテストすることもできる。テストを指示するコマンド内に複数の識別情報42を付加することにより、実現することができる。その場合、連続するLEDパネル10に限るものではない。例えば、左上のLEDパネル10aと右下のLEDパネル10fを同時にテストすることもできる。
【0029】
以上説明したように実施形態2によれば、表示システムを構成する各表示装置内部にテスト部を設けたことにより、複数のLEDパネルが接続されて形成された単一のLEDパネル10をテストする場合、テストすべき領域だけのテストを行うことができる。これによれば、無駄な消費電力を低減することもできる。とくに、接続されるLEDパネルの数が多い場合に、LEDパネル全体をテストする場合と比較してその改善効果が顕著となる。また、実施形態1の効果と同様に、パネルメーカの開発工程、製造工程、製品評価工程でのテスト、出荷後のセットメーカのテスト、および製品設置後のテストを同一の点灯条件で行うことができる。
【0030】
さらに、外部から表示用のデータを与えなくてもLEDパネルを点灯させることができるため、セットメーカやエンドユーザがテスト用のプログラムやデータを用意する必要がなく、テストを簡単に実行することができる。
【0031】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0032】
実施形態では、発光素子にLEDを採用した例を説明した。この点、有機EL(electro-luminescence)素子など他の自発光素子にも本発明は適用可能である。
【0033】
実施形態2では、外部から起動を指示する信号を入力して、パネル内の特定の領域に対して点灯テストを実行した。この点、各表示装置の背面などにテスト部を起動するためのスイッチを設けてもよい。この場合、外部制御装置すら接続しない状態でも、特定の領域に対してテストを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態1における表示装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態2における表示システムの構成を示す図である。
【図3】実施形態2における表示システムのLEDパネルの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
10 LEDパネル、 22 データ線駆動部、 24 走査線駆動部、 30 制御部、 40 テスト部、 42 識別情報、 50 点灯制御回路、 100 表示装置、 200 表示システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マトリクス状に配された発光素子を含む表示部の点灯制御を行う点灯制御回路であって、
外部から与えられる画像データに応じて、前記表示部のデータ線を駆動するデータ線駆動部と、
外部から与えられる同期信号に応じて、前記表示部の走査線を駆動する走査線駆動部と、
所定のテストパターンを前記表示部に表示させるべく、前記データ線駆動部に所定の画像データを供給し、前記走査線駆動部に所定の同期信号を供給する専用のテスト部と、
を備えることを特徴とする点灯制御回路。
【請求項2】
前記データ線駆動部は、ユーザ設定された画像データで動作可能であり、
前記テスト部は、固定の画像データを供給することを特徴とする請求項1に記載の点灯制御回路。
【請求項3】
前記走査線駆動部は、ユーザ設定された同期信号で動作可能であり、
前記テスト部は、固定の同期信号を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の点灯制御回路。
【請求項4】
外部から前記データ線駆動部および前記走査線駆動部に前記画像データおよび前記同期信号を供給するための第1経路と、前記テスト部から前記データ線駆動部および前記走査線駆動部に前記画像データおよび前記同期信号を供給するための第2経路とを切り替える制御部をさらに備え、
前記制御部は、外部から起動命令を受けると前記テスト部を有効にし、前記第2経路を選択することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の点灯制御回路。
【請求項5】
同一半導体基板上に集積化されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の点灯制御回路。
【請求項6】
マトリクス状に配された発光素子を含む表示部と、
前記表示部を制御する請求項1から5のいずれかに記載の点灯制御回路と、
を備えることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の表示装置を複数備える表示システムであって、
それぞれの表示装置の表示部が接続されることにより形成された単一の表示部と、
前記単一の表示部を制御するための共通信号線と、
を備えることを特徴とする表示システム。
【請求項8】
複数の表示装置のそれぞれのテスト部は、固有の識別情報を有し、
テストされるべき表示領域に対応する表示装置のテスト部は、その識別情報が付加された信号により、前記共通信号線を介して外部から起動命令を受けることを特徴とする請求項7に記載の表示システム。
【請求項9】
前記信号は、テストされるべき複数の表示領域に対応する複数の表示装置のテスト部にテストを実行させるため、複数の識別情報が付加されることを特徴とする請求項8に記載の表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−337556(P2006−337556A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−160040(P2005−160040)
【出願日】平成17年5月31日(2005.5.31)
【出願人】(000116024)ローム株式会社 (3,539)
【Fターム(参考)】