説明

無人自動炊飯装置

本発明は、無人自動炊飯装置に関するものであって、無人自動炊飯装置は、ベルトコンベヤと移送スクリューとを備えて米びつから洗浄槽への米の供給が連続的且つ迅速に行われるようにする米供給手段、米供給手段と洗浄槽との間に装着され洗浄槽内部の水分が逆流することを防止する水分逆流防止手段、米をより有効に洗浄し駆動モーターの過負荷を予防する洗浄槽、飯釜の蓋をより容易に昇降させる飯釜の蓋の昇降調節装置、及び飯釜が外部に露出せずに正逆駆動モーターによって本体の下部で自動でスライドされるように構成して使用上の安全性・便宜性を極大化する飯釜据置台を含むことで、米の供給、洗浄、移送及び炊飯などすべての過程が自動で行われるようにして炊飯にかかる時間や手間を省くことができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米などを水とともに加熱・炊飯する無人自動炊飯装置に関するものである。より詳しくは、米の供給、洗浄、移送及び炊飯など全ての過程が人の手間をかけずに自動で行われるようにして、誰でも炊飯ができ、炊飯にかかる時間や手間を省くことができる無人自動炊飯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に炊飯のためには、人が直接米びつから米を取り出して容器に盛り、水で数回研いだ後、一般の電気炊飯器や圧力炊飯器に移し盛り、加熱手段により加熱して炊飯する。
【0003】
従来の炊飯方法は、人が直接米びつから米を取り出して容器に盛って研ぎ、炊飯のみ電気炊飯器などによって行うので、共稼ぎ夫婦や独り者及び老弱者、子供などは定時に飯を炊いて食べにくいという問題がある。そこで、前記問題を解決するために、米びつと炊飯器とを組み合わせた技術が多様に開発されてきた。最近、米びつから定量で米を供給し、供給された米を洗米手段によって洗浄し、洗浄された米と水とを加熱手段に移送して炊飯する一連の過程を無人で行う無人自動炊飯装置が多数開発された、あるいは、開発中である。
【0004】
しかし、既存の無人自動炊飯装置は、その構造が複雑であり、回転ブレードなどの洗米手段の作動によって洗米するとき米の胚芽などが損傷され栄養素が破壊される短所を有しており、米びつから洗米手段へと米を下部に供給して洗米後、洗米手段から洗米手段の下に位置した飯釜へと米を下部に供給するために上下方向に長く形成されるのでシンク台やテーブルに載せておくことが難しい。そして、飯釜の着脱を繰り返すと炊飯器と本体との間の結合部が壊れやすいので装置の寿命が短縮されるなど多くの問題を有している。このような理由から、既存の無人自動炊飯装置の大多数が製品化されていない。製品化された炊飯装置の場合にも頻繁な故障によるアフターサービスなどの問題で量産化できていないので、製品の供給が需要に追いつかず広く商用化されていないのが現況である。
【0005】
このような既存の無人自動炊飯装置の諸問題を解決するために、本発明者は、改良された無人自動炊飯装置を特許文献1に開示した。しかし、上記技術は、洗米手段が横方向に形成されて洗浄された米を飯釜に完全に供給するのに長い時間がかかる、洗浄槽に連結された供給ホースが水圧に耐えられなくて勝手に水が供給される、取っ手上の開閉板がスライドされ一側に長く突出して飯釜の蓋の把持が困難である、及び、本体と飯釜との連結部である移送管の端部にスプリングによって弾性支持される弾性支持具が飯釜と本体との結合時に騒音を発生させるなど多数の短所を有している。これを解決するために、本発明者は、さらに改良された無人自動炊飯装置を特許文献2に開示した。しかし、特許文献2に開示された無人自動炊飯装置も、供給ホースから供給される洗浄水が洗浄槽の一側から供給されて、米の洗浄時に洗浄槽の壁面に米が乾きながらくっつき、水位レベルセンサーによって洗浄槽内に供給される水の量を制御するときの精度が落ち、排出口と移送管とを通じて飯釜に米を供給するとき飯釜の中央部にのみ積もって米が不安定な位置に置かれるなど多数の短所を有している。
【0006】
上記本発明者の特許文献1及び2はともに、米びつに米を保管するとき一定時間が経つと米に虫や有害細菌が発生するので非衛生的であり、使用者が飯釜を本体の飯釜挿入部に据え置くか持ち出すときに、飯釜挿入部に飯釜がひっかかるか熱い飯釜により使用者が危なくなる。そして、モーターによって回転される米供給手段は、円形板上に放射状に一定の間隔で形成された多数の固定された定量供給孔を備えるため、洗浄槽への米の供給が長くかかり米びつの米が洗浄槽に供給されるとき連続的な供給が不可能である。また、洗浄槽の水分の逆流により固定された定量供給孔の周縁に米がくっつく、あるいは、米びつの内部に有害細菌の繁殖及び悪臭を誘発するなど多くの問題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国実用新案第389,585号
【特許文献2】韓国実用新案第402,213号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、従来技術で発生する上記問題を解決するために、本発明は、ベルトコンベヤと移送スクリューとを備えて米びつから洗浄槽への米の供給が連続的且つ迅速に行われるように改良された米供給手段、この米供給手段と洗浄槽との間に装着され洗浄槽の水分が米供給手段や米びつに逆流することを防止する水分逆流防止手段、米をより有効に洗浄し駆動モーターの過負荷を予防するように改良された洗米手段、飯釜の蓋をより容易に昇降させるように改良された飯釜の蓋の昇降調節装置、及び飯釜が外部に露出しないように構成され正逆駆動モーターによって本体の下部で自動でスライドされて使用上の安全性・便宜性を極大化する飯釜据置台を含むことで、米びつでの米の保管、洗浄槽での洗米、洗米された米の飯釜への投入、飯釜と飯釜据置台との結合及び分解、炊飯、及び炊飯後保温時に炊いた飯の温度や水分の維持などすべての過程が自動で行われるようにする無人自動炊飯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記発明の目的を達成するために、本発明は、米の供給、移送、洗浄及び炊飯などすべての過程が自動で行われるようにする無人自動炊飯装置を提供する。本発明による無人自動炊飯装置は、一側にコントロールパネルが形成された本体、本体の一側に位置し傾斜型ホッパーの下部前方に供給口を備える米びつ、米びつの米を定量供給する米供給手段、及び供給された米を供給ホースによって洗浄水貯蔵槽から供給される水とともに洗浄する洗米手段を備える洗浄槽;洗浄槽の内部下側に形成された排水口及び排出口と同一の形状の貫通孔を備えて排水口と排出口の開閉をモーターによって制御する遮断板、洗浄槽から洗米手段によって洗浄された米と洗浄水とを収容し上部両側に取っ手が突設された飯釜本体、排出口と連通される移送管上で昇降調節装置によってスライド昇降されるように上側にスライド孔が形成された突出部と一体で形成された飯釜の蓋、下側端部に形成されたパッキング、及び上部一側に装着され蒸気排出片と圧力錘とを備える安全弁を含む飯釜;飯釜内部の米と水とを加熱し炊飯する加熱手段、及び飯釜が据え置きされ、内部に加熱手段が装着され、本体の下部一側からスライド出入りする飯釜据置台を含んで構成され;
米びつの上部一側で蓋によって開閉され、本体の前方上部に形成された米投入口と連通される傾斜開口;
前方上部には吐出口が後方下部には投入孔が形成されたケーシング、ケーシングの下部に装着されたモーター、モーターの駆動軸に固定されたベルトプーリーとケーシングの上部両側に形成された長孔を貫通する従動軸に固定されたベルトプーリーとの間に弾性設置されたベルトコンベヤ、等間隔でベルトコンベヤと一体で形成された多数の傾斜型支持板、ケーシングの両側上端に固定された固定片に回転自在に装着され従動軸の両端とねじ結合されたテンション調節ボルト、駆動軸に固定され上部に放射状に形成された多数の感知孔を備えた回動板、回動板とケーシングに固定され感知孔を感知する回動感知センサー、及びケーシングの内部両側に突設されベルトコンベヤを支持する一対の支持突起を含む米供給手段;
洗浄槽の上部に装着された投入管に固定された固定板、固定板の上部一側に形成され、端部に形成されたラウンド型ヒンジ部を備えた支持板、ヒンジ部と結合されヒンジ部を基点にして角運動するように磁性体からなった開閉板;固定板の上端部と開閉板の上端部を引っ張るように支持板の上部に装着されたスプリング、及び支持板下部の固定板上に形成されたソレノイドを含むことで、開閉板の角運動によって洗浄槽内部の水分が逆流することを防止することができる水分逆流防止手段;
洗浄槽のハウジングの上部一側に装着され、熱風供給管を通じてハウジング内部と連通され、下部に装着された熱線部を備えた送風機;
ハウジングの上部外側中心に固定された駆動モーターの駆動軸に放射状に等間隔で固定された長さが相異なる第1支持台、第2支持台及び第3支持台、第1、第2、第3支持台の端部とそれぞれ一体で形成され、平面視斜線方向に形成された内側、中間、外側ブレード、及びハウジングの壁面と接する外側ブレードの側部とハウジングの底面に接する内側ブレード、中間ブレード、外側ブレードの下部に付着されたスクレーパーを含む洗米手段;
飯釜の蓋のスライド孔の内面上部から一部内向きに突出するテフロンパッキング;
飯釜の蓋の一側に装着された安全弁の圧力錘の上部周縁に形成された多数の噴出孔;
多数の噴出孔を持つ安全弁上側に位置した本体上に上下に形成された蒸気排出口;
支持板を通じて本体の下側左右に連結され前方に突出された一対のガイドバー、ガイドバーに結合され前後に移動するように下側左右に形成された案内凹部、案内凹部の上面と接しガイドバーの前方に回転自在に結合された一対の前方ローラー、ガイドバーのガイド溝にそれぞれ結合され回転自在に案内凹部の内側後方に内向するように装着された一対の後方ローラー、下部後方に固定されたラックギア、ラックギアが出入りする本体上の飯釜結合凹部の内側前方に固定された正逆駆動モーター、正逆駆動モーターの軸に装着されラックギアと歯車結合されるピニオンギア、及び飯釜結合凹部の後方に装着されラックギアを感知する飯釜挿入感知センサーを含むボックスタイプの飯釜据置台;
飯釜据置台の上部中央に形成され飯釜が外部に露出しないように飯釜本体全体を収容し、下部底面の中央に加熱手段が固定された飯釜挿入孔;
飯釜挿入孔の上部周縁に形成され飯釜本体と飯釜据置台との間を所定間隔で維持する間隔維持突起;
飯釜据置台の上部両側に形成され使用者が飯釜本体から突出された取っ手を把持した後、飯釜をより容易に据え置き及び持ち出しできるようにする把持溝;
米びつの傾斜型ホッパーの外側下部に位置し、内部に小型フロートを備え洗浄水貯蔵槽の内部と連通し下部に立設されたガラス管、ガラス管の外側下部に装着され小型フロートを感知する水位感知センサー、内部一側に装着された水量制御手段、及び上部に形成された空気排出孔を含む洗浄水貯蔵槽;及び
飯釜の蓋の突出部の上端一側に一体で形成された固定具、固定具の上部から外向きに突出されたスライダー、本体と一体で形成され上部に垂直ガイド溝を備えてスライダーが垂直ガイド溝に沿って垂直にスライド昇降するようにするガイダー、本体上に固定されたモーターの軸に装着されスライダーと接するカム、及びスライダーの最上点と最下点に対応する部分に装着された位置感知センサーを含む昇降調節装置を含む。
【発明の効果】
【0010】
前述のように、本発明による無人自動炊飯装置は、ベルトコンベヤと移送スクリューとを備える米供給手段を含むので、米を米びつから洗浄槽へと連続的且つ迅速に供給することができる。また、無人自動炊飯装置は、米供給手段と洗浄槽との間に装着された水分逆流防止手段を含むので、洗浄槽内部の水分が米供給手段や米びつに逆流することを防止することができる。
【0011】
また、無人自動炊飯装置は、改良された洗米手段を含むので、米をより有効に洗浄し駆動モーターの過負荷を予防することができる。
【0012】
また、無人自動炊飯装置は、飯釜の蓋の改良された昇降調節装置を含むので、飯釜の蓋をより容易に昇降させることができる。
【0013】
また、無人自動炊飯装置は、飯釜が外部に露出せずに正逆駆動モーターによって本体の下部で自動でスライドできるように構成された飯釜据置台を含むので、使用上の安全性・便宜性を極大化することができる。
【0014】
従って、本発明による無人自動炊飯装置は、米びつでの米の保管、洗浄槽での洗米、洗米された米の飯釜への投入、飯釜と飯釜据置台との結合及び分解、炊飯、及び炊飯後保温時に炊いた飯の温度や水分の維持などすべての過程が自動で行われるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の望ましい実施形態による無人自動炊飯装置の斜視図である。
【図2】本発明の内部構成の側断面図である。
【図3】本発明の前側内部構成の正断面図である。
【図4】本発明の後側に位置した米投入部の断面図である。
【図5】本発明の平断面図である。
【図6】本発明の側断面図である。
【図7】本発明の米供給手段の分解斜視図である。
【図8】本発明の米供給手段の他の実施形態を示す部分斜視図である。
【図9】本発明の洗米手段及び洗浄槽の拡大断面図である。
【図10】本発明の米供給手段と洗浄槽との間に装着された水分逆流防止手段の斜視図である。
【図11】本発明の水分逆流防止手段の他の実施形態を示す断面図である。
【図12】本発明の要部である洗米手段、洗浄槽、排水口、排出口及び排水口と排出口とを開閉する開閉板が整列された構造を示す部分分解斜視図である。
【図13】本発明の洗浄槽内部での洗米手段の作用を示す平断面図である。
【図14】洗浄槽の下部に位置する排水口と排出口とが開放された状態を示す平面図である。
【図15】洗浄槽の下部に位置する排水口と排出口とが閉鎖された状態を示す平面図である。
【図16】本発明による洗浄水貯蔵槽の構造を示す拡大斜視図である。
【図17】排出口に連結された移送管、昇降されるように移送管に装着された飯釜の蓋、及び昇降手段を示す部分分解斜視図である。
【図18】図17の断面図であって、飯釜の蓋が上昇された状態を示す例示図である。
【図19】図17の断面図であって、飯釜の蓋が下降され飯釜に結合された状態を示す例示図である。
【図20】本発明による飯釜の蓋の昇降手段の他の実施形態を示す断面図である。
【図21】本発明による加熱手段を備えた飯釜据置台の構造を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、本発明の望ましい実施形態による無人自動炊飯装置の斜視図であり、図2乃至図6は、本発明による無人自動炊飯装置の要部の断面図である。以下、添付した図面を参照しながら本発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。
【0017】
本発明による無人自動炊飯装置1は、米の供給、移送、洗浄及び炊飯などの諸過程が人の手間をかけずに自動で行われるようにしたものであって、本体2の一側に装着され操作ボタンと炊飯装置1の状態を表示する表示窓とを有するコントロールパネル3;本体2内側に装着され上部に設けられた開閉可能な蓋11を備えた米びつ10;米びつ10の米を定量供給する米供給手段20;供給された米を供給ホース4によって供給される水で洗浄する洗米手段40を備えた洗浄槽30;洗米手段40によって洗浄が行われた米と水とを収容した後本体2に据え置きされる飯釜50;及び飯釜50内部の米と水とを加熱して炊飯する加熱手段60を含む。
【0018】
米びつ10は、本体2の内部一側に装着された上広下狭の傾斜型ホッパー12;本体2の上部に形成された蓋11によって開閉される米投入口11aと連通する傾斜開口11b;米供給手段20に向かって下端部に形成された供給口13;米びつ10の内部上側に電気的に配線され本体2に固定され殺菌効果を提供する紫外線ランプ14;及び米びつ10の内部上側に装着され本体2に固定され楢柏や竹などから製造された炭を含む多孔性容器16を含む。多孔性容器16は、米びつ10の天井に下向して固定されることが望ましい。
【0019】
図7に示すように、米供給手段20は、ケーシング21;下部一側に固定され、ケーシング21の上部両側に形成された長孔21aを貫通する駆動軸23と従動軸24とを備えたモーター22であって、駆動軸23にはベルトプーリー23aが固定され従動軸24には他のベルトプーリー24aが固定されて;前記ベルトプーリー23a、24aの間に弾性設置され、等間隔でベルトコンベヤ26と外向するように一体で形成された多数の傾いた支持板25を備えるベルトコンベヤ26;回転によって従動軸24が長孔21aに沿って昇降するように従動軸24の両端でねじ結合されケーシング21の両側上端に固定された固定片27上で回転自在のテンション調節ボルト28;前記モーター22が固定されたケーシング21の下部他側で駆動軸23に固定され放射状に形成された多数の感知孔29aを備える回動板29;及び感知孔29aと最上点で対応するようにケーシング21に固定された回動感知センサー29’を含む。このとき、感知孔29aの間隔は駆動軸23の回転によって前進する二つの支持板25間の距離と同一であることが望ましい。場合によっては、感知孔29aの間隔は三つまたは四つの支持板25間の距離と同一である。
【0020】
ケーシング21は、前方上部に下向きに傾き洗浄槽30に向かう吐出口21b;後方下部に形成され米びつ10の供給口13と連通される投入孔21c;及び内部両側に突出形成されケーシング21の内部でベルトコンベヤ26の前後を支持する一対の支持突起21dを含む。
【0021】
図8に示すように、場合によっては、米供給手段20は、垂直円筒状で立設され、前方上部に形成された吐出口21bと後方下部に形成された投入孔21cとを備えるケーシング21;下部中央に固定されたモーター22;モーター22が回転するとき回転されるようにケーシング21の中心を貫通するモーター22の駆動軸23に固定されケーシング21の内部と連結された移送スクリュー26’;ケーシング21から上向きに突出された駆動軸23の上端に固定され放射状に形成された多数の感知孔29aを備える回動板29;及び回動板29の一側感知孔29aと対応するようにケーシング21の上部一側に固定された回動感知センサー29’を含むことができる。
【0022】
図9及び図12乃至図15に示すように、洗浄槽30は、上下に立設される中空円筒状のハウジング30a;ハウジング30aの上部一側に一体で形成され、ベルトコンベヤ26が回動することで支持板25によって米が定量供給される米供給手段20の吐出口21bと連通される米投入管31;米投入管31の上に装着され洗浄槽30の水分が米供給手段20に逆流することを防止する水分逆流防止手段100;ハウジング30aの上部他側と一体で形成された熱風供給管30’;熱風供給管30’の上端部に装着され下側に設けられた熱線部111を備える送風機110;ハウジング30aの上部中心に隣り合って装着されポンプ4aによって水を供給する供給ホース4;供給ホース4の端部に装着され、炊飯装置1の電子コントロール装置(図示せず)と電気的に連結されて、米供給手段20の駆動軸23に装着された回動板29の回転数(米の供給量)に応じて一定量の水を洗浄槽30内部に供給するように構成された流量制御弁32を含む。
【0023】
図9及び図10に示すように、水分逆流防止手段100は、米投入管31の上部に固定された略「L」形状の固定板101;固定板101の上部一側に形成され、端部に形成されたラウンド型ヒンジ部102aを備える支持板102;磁性体からなり、ラウンド型ヒンジ部102aを基点にして角運動して、米供給手段20の吐出口21bが開閉板103の動きによって開閉されるように構成された開閉板103;支持板102の上部に装着され、固定板101の上端部と開閉板103の上端部を引っ張るスプリング104;及び、支持板102下部の固定板101上に形成され、普段にはスプリング104によって開閉板103が吐出口21bを閉鎖するので水分の逆流を防止し、米の定量供給時には電気の印加で磁気化されたコア105aに開閉板103がくっついて角運動することから吐出口21bを開放させ米投入管31に米を供給するソレノイド105を含む。場合によっては、水分逆流防止手段100は、図11のように、固定板101;固定板101に固定され減速機106aを備える正逆駆動モーター106;正逆駆動モーター106の駆動軸106bに装着されたピニオンギア107;及びピニオンギア107に歯車結合され開閉板103の一側に固定されて正逆駆動モーター106の正逆回転によって開閉板103が垂直に昇降して吐出口21bを開閉するように構成されたラックギア108を含む。
【0024】
洗浄槽30のハウジング30aの下部底には、洗浄後水のみ排水されるフィルターネット34を備える排水口33、洗浄槽30内部と連通されるように形成され炊飯に必要な洗浄された米と水とを飯釜50に排出する排出口35、及びハウジング30aの底面中央に中心が突出されるように形成された傾斜面部30bが形成され、米と水とが排水口33及び排出口35を通じてより円滑に排水及び排出できる。洗浄槽30は、排水口33と排出口35それぞれの下側に装着されモーター36の軸36aに設けられたカム36’にそれぞれ連結されてモーター36の回転時に前後にスライドされ直線往復運動することで、排水口33と排出口35を開閉する遮断板37をさらに含む。それぞれの遮断板37は、略長方形であり、一側に排水口33や排出口35と同一の形状の貫通孔38;及び対応するカム36’の端部が位置する地点に固定設置され、スライド可能な遮断板37が最上点または最下点に位置するとき排水口33や排出口35の開閉を感知するように電子コントロール装置に開閉信号を送る開閉感知センサー37aを含む。このとき、遮断板37は、ハウジング30aの下部に形成された案内溝30cにスライド可能に据え置きされ、パッキング30dは排水口33や排出口35での漏水を防止するために案内溝30cの下部に遮断板37と接するように装着される。モーター36はハウジング30aの下側に固定され、ベースフレーム39はハウジング30aの下部に固定され排水口33及び排出口35の下部に下向きに延長されて形成された延長固定部39a・39bを備える。
【0025】
ハウジング30aの上部外側中心に固定された駆動モーター41によって回転される洗米手段40は洗浄槽30の内側に装着される。図9及び図12及び図13に示すように、洗米手段40は、駆動モーター41の駆動軸42に放射状に略120゜角度で固定された第1支持台43、第2支持台44及び第3支持台45を含み、各支持台は駆動軸42の中心からの長さが相異なる。第1支持台43は、端部と一体形成され、平面視斜線方向に形成されて洗浄槽30の内部下側の中央部分の米を外向きに掃く内側ブレード43aを備える。第2支持台44は、端部と一体形成され、平面視斜線方向に形成されて洗浄槽30の内部下側の中間部分の米を掃いて米を排出口35に供給する中間ブレード44aを備える。第3支持台45は、端部と一体形成され、平面視斜線方向に形成されて洗浄槽30の内部下側の周縁部分の米とハウジング30aの内部壁面にくっついた米を掃く外側ブレード45aを備える。そして、洗浄水噴射手段46は、支持台43・44・45が固定された駆動軸42に位置する。洗浄水噴射手段46は、供給ホース4の端部に形成された流量制御弁32から供給された水を洗浄槽30内部と洗米手段40に均一に噴射されるように上部が開放され、底面と壁面とに形成された多数の噴射孔46aを備える。シリコンやゴムなどからなったスクレーパー47は、それぞれハウジング30aの壁面と接する外側ブレード45aの側面部と、ハウジング30aの底面と接する内側ブレード43a、中間ブレード44a及び外側ブレード45aの下部に付着されて、ハウジング30aと洗米手段40のブレード43a・44a・45aとの間の気密を維持し、摩擦を最小化して米が付着されることを防止する。内側ブレード43aと中間ブレード44aの高さは洗米作用時に米の胚芽の損傷を最小化するために低く形成されるが、外側ブレード45aの高さは洗浄槽30の壁面に付着された米をより効率的にスクレイプして排出口35に排出できるように洗浄槽30の底面から第3支持台45まで至る。支持台43・44・45のうち、第3支持台45が最も長く、第1支持台43が最も短い。駆動モーター41の回転時、ブレード43a・44a・45aが描く軌跡が相互部分的に重畳されるように三つのブレード43a・44a・45aの幅の合計が洗浄槽30の半径より大きく形成されることが望ましい。
【0026】
洗米手段40が装着された洗浄槽30に水を供給する供給ホース4の他端は洗浄水貯蔵槽70の下部に連結され、洗浄水貯蔵槽70は米びつ10の傾斜型ホッパー12の下部に位置する。図16のように、洗浄水貯蔵槽70は、一側に立設され、下部で洗浄水貯蔵槽70の内部と連通し、内部に挿入された小型フロート71aを備えるガラス管71;及びガラス管71の外側下部に装着され、小型フロート71aの落下(洗浄水貯蔵槽70内部の洗浄水の枯渇時)を感知し、炊飯装置1の電子コントロール装置と電気的に連結され、洗浄水貯蔵槽70に外部から洗浄水を供給する供給ホース72上に装着された自動弁73を可動させて自動で洗浄水が洗浄水貯蔵槽70に供給されるように構成された水位感知センサー71bを含む。洗浄水貯蔵槽70は、供給ホース72から水の供給を受けて一定量が貯水されればそれ以上外部から水が供給されないように水量制御手段74、例えば浮標74aとニードル弁74bとから構成されたフロートや、内部の一側にレベルスイッチ、リレー及び電磁弁から構成された電磁制御機(通常の技術であって図示しない。)などの水量制御手段74をさらに含む。洗浄水貯蔵槽70は、洗浄水が供給されるとき、内部空気を排出するように上部に形成された空気排出孔75をさらに含む。洗浄水貯蔵槽70内の洗浄水は、洗浄槽30に連結された供給ホース4上に装着されたポンプ4aによって洗浄槽30内部に供給される。
【0027】
飯釜50は、本体2の一側に形成された飯釜挿入部8に挿入され、両側に突出形成された取っ手51a;及び飯釜本体51の上部に結合された飯釜の蓋52を備える。
【0028】
図17乃至図19に示すように、飯釜の蓋52は、中央に形成された円形のスライド孔54;及びスライド孔54の内面上部と一体で形成され一部内向きに突出して固定されたテフロンパッキング55を備える突出部53を含む。飯釜の蓋52は、排出口35と連通され、ベースフレーム39の延長固定部39bとねじ結合され、飯釜挿入部8の上部に形成された直立移送管9上でスライドされる。移送管9は、端部に形成された環状ジョー(jaw)9aを含み、飯釜の蓋52と接する部位に固定された環状パッキング9bを備える環状ジョー9aは飯釜の蓋52の上部で支持される。円錐型の拡散手段90は環状ジョー9aの下端に固定されて、洗浄された米と必要な水とが飯釜50に投入される時に、飯釜本体51の底に米が均一に広がるようにする。このとき、飯釜の蓋52は、一定の重量を持つように厚く形成され、飯釜本体51と接する下側周縁の端部に固定された密閉型パッキング52’;及び図2のように飯釜50の内部蒸気圧が一定の圧力に至れば蒸気を安全に排出できるように一側に形成された安全弁56を含む。安全弁56は、飯釜の蓋52の一側に固定され、内部に形成された蒸気排出孔57aを備える蒸気排出片57;及び蒸気排出片57の蒸気排出孔57aを自重で遮断するために蒸気排出片57上で昇降するように設けられ上部周縁上に形成された多数の噴出孔58aを備える圧力錘58を含む。また、蒸気排出口91は、本体2上下に貫通するように安全弁56の上側の本体2上に形成される。
【0029】
昇降調節装置80は、飯釜の蓋52が移送管9に沿って昇降するように飯釜挿入部8の上部の本体2と飯釜の蓋52との間に装着される。昇降調節装置80は、飯釜の蓋52の突出部53の上端一側に一体形成された固定具81;固定具81の上部から外向きに突出されたスライダー82;本体2上に一体で形成され、上部に形成された垂直案内溝83aを備え、スライダー82がガイダー83上で案内溝83aに沿って垂直にスライド昇降するようにするガイダー83;本体2に固定されたモーター86の軸85に装着されスライダー82と接するカム84;及び垂直にスライドするスライダー82の最上点と最下点の位置に対応する部分に装着されてスライダー82の位置を感知し、昇降調節装置80によって昇降された飯釜の蓋52の昇降状態の電気的信号を電子コントロール装置に送る位置感知センサー87を含む。場合によっては、昇降調節装置80は、図20のように、カム84の代わりにモーター86の軸85に装着されたピニオンギア88を含み、そして、モーター86の回転によって飯釜の蓋52が昇降されるようにピニオンギア88に歯車結合されスライダー82に固定されたラックギア89を含むことができる。
【0030】
飯釜本体51は、下部に装着された加熱手段60を備える飯釜据置台61に挿入される。図21のように、飯釜据置台61は、ボックスタイプで形成され、本体2の下部に引き出し式で作動される。飯釜据置台61は、下側左右に形成され本体2下部の左右側に前方に突出されたガイドバー63に据え置きされ飯釜据置台61が据え置きされた状態でガイドバー63に沿って出入りするようにする案内凹部62;案内凹部62の内側後方に結合されガイドバー63の外側にそれぞれ形成されたガイド溝63aに結合された回転自在の後方ローラー62b;案内凹部62の上面と接しガイドバー63の前方で回転自在の前方ローラー62a;飯釜据置台61がガイドバー63上でスライドするとき後方ローラー62bがガイド溝63aから離脱しないようにガイド溝63aの前方に一体で形成されたストッパー突起63b;及びガイドバー63を堅固に支持する支持板63’を含む。
【0031】
飯釜据置台61は、下側後方に固定されたラックギア64を備え、本体2はラックギア64が出入りするように形成されたスライド凹部64’を備える。また、正逆駆動モーター66は、スライド凹部64’の内側前方に固定される。ラックギア64に歯車結合されるピニオンギア65は、正逆駆動モーター66の軸66aに装着され、飯釜据置台61が正逆駆動モーター66の回転によって正逆回転するピニオンギア65によって本体2下部で自動で出入りするようにすることができる。そして、飯釜挿入検知センサー64aはスライド凹部64’の後方に装着されてラックギア64が完全に挿入されたか否かを感知し電気信号を電子コントロール装置に送って飯釜据置台61が飯釜挿入部8に完全に結合されたか否かを知らせる。
【0032】
飯釜据置台61は、上部中央に形成され飯釜50が外部に露出しないように飯釜本体51の全体を収容する飯釜挿入孔67;飯釜本体51と飯釜据置台61との間に一定の間隔を維持するように飯釜挿入孔67の上部周縁に環状に形成された間隔維持突起67a;及び飯釜据置台61の上部両側に形成され使用者が飯釜本体51から突出された取っ手51aを把持した後、飯釜50をより容易に据え置き及び持ち出しできるようにする把持溝68を含む。加熱手段60は、飯釜挿入孔67の底面中央に固定される。
【0033】
加熱手段60は、中心に形成された突出型の飯釜感知手段69を備える。飯釜感知手段69は、スプリングなどによって上向きに弾性支持された突出具69a、及び突出具69aの下部に装着され突出具69aが飯釜50によって加圧されたとき通電されることで電子コントロール装置に信号を送信する感知センサー69bから構成される。
【0034】
一方、本体2の一側に形成されたコントロールパネル3は、炊飯装置1の各種センサー、モーター及び弁に連結された電子コントロール装置(一般的な技術にプログラムのみ異ならせて形成したものであって、本発明の請求範囲に含まれないので別途図示しない)と電気的に連結されて定量の米の供給、洗浄槽30への水の供給、洗米、洗米後水の排水と米の移送、及び飯釜の加熱などを時間、人数、米の種類、水の量及び飯釜が飯釜据置台に据え置きされたか否かによって制御する。
【0035】
また、図4及び図5に示すように、洗浄水貯蔵槽70から洗浄槽30に洗浄水を供給するための供給ホース4が通る第1空間部92は、本体2内部の米びつ10の一側に形成され、洗米手段40によって米が洗浄された後、排水口33を通じて捨てられる水を炊飯装置1の外部に水を排水するための排水管33aが通る第2空間部93は米びつ10の他側に形成される。
【0036】
図面の中で説明していない参照符号51bは、飯釜本体51の上部に形成された蒸気滞留溝を示す。
【0037】
上記のように構成される本発明による無人自動炊飯装置1は、使用者が人数、米の種類、水の量などのような嗜好に応じてコントロールパネル3に予約するかすぐに炊飯ボタンを選択して押すだけで米供給手段20によって米びつ10から洗浄槽30へと米投入管31を通じて定量の米を供給する工程;洗浄槽30のハウジング30aの上部に連結された供給ホース4、ポンプ4a及び流量制御弁32によって洗浄水貯蔵槽70内の洗浄水を洗浄槽30に一定量(米の供給量に応じて定められた量)供給する工程;洗米手段40によって米を洗浄する工程;洗浄後、洗浄水を排水口33と排水管33aとを通じて外部に排水する工程;上記洗浄及び排水工程を数回繰り返す工程;きれいな水を再供給する工程;回転する洗米手段40の内側、中間、外側ブレード43a・44a・45aのスクレーパー47によって米と水とを排出口35と移送管9とを通じて飯釜50に移送する工程;及び加熱手段60で飯釜50を加熱して自動で炊飯する工程を通じて作動される。従って、本発明による無人自動炊飯装置1は、使用者が米を数回洗浄し盛り移さなければならない煩わしい作業をいちいちする必要がなくコントロールパネル3のボタンを押すだけで所望の時間に所望の量の飯を自動で得ることができて忙しい日常でも規則的に食事を取ることができる。
【0038】
以下、本発明による無人自動炊飯装置1の各部品ごとの作用をより詳しく説明する。
【0039】
まず、米びつ10は、紫外線及び遠赤外線を放出して殺菌効果を提供する紫外線ランプ14と炭15とを含むので、米びつ10に米が長期間保管されていても米虫などの虫類や有害な有害細菌が生息できないため、炊飯装置1がより安全で衛生的である。洗浄槽30への米の供給部分を見ると、米びつ10の米が傾斜型ホッパー12の内面に沿って供給口13を通じて米供給手段20のケーシング21の投入孔21cに投入される際、ベルトコンベヤ26の支持板25によって区画された空間または移送スクリュー26’の下部に米が供給される。ベルトコンベヤ26または移送スクリュー26’がモーター22によって回転される際、米投入管31を通じて洗浄槽30に米が供給される。従って、米はベルトコンベヤ26または移送スクリュー26’とによって連続的に供給され、より迅速に供給できる。
【0040】
このとき、モーター22の駆動軸23または駆動軸23に固定された回動板29が回動される際、回動板29上に放射状に位置した感知孔29aが回動位置を感知するので、コントロールパネル3に設定された人数に合わせた正確な量の米が洗浄槽30に供給される。このとき、ベルトコンベヤ26は、ケーシング21の内部両側に形成された一対の支持突起21dによって支持され、固定片27に装着されたテンション調節ボルト28は従動軸24が長孔21aに沿って上に上昇するように操作されてテンションを調節することでベルトコンベヤ26の垂れなどを防止することができる。
【0041】
米供給手段20によって米が米投入管31側に供給されると直ちに、スプリング104によって吐出口21bを閉鎖していた開閉板103が米供給手段20の作動と同時に電気の印加で磁気化されたコア105aを備えるソレノイド105
の方にくっつく。次に、吐出口21bは開放され、それによって米は米投入管31を通じて洗浄槽30に供給される。米供給手段20による米の供給終了と同時にソレノイド105は磁力を失ってスプリング104の復元力によって支持板102のラウンド型ヒンジ部102aを基点にして角運動されることで、吐出口21bは閉鎖されて洗浄槽30内部の水分が米供給手段20に逆流することを防止する。
【0042】
定められた量の水は、米びつ10の傾斜型ホッパー12の外側下部に位置された洗浄水貯蔵槽70に、供給ホース72を通じて外部から水量制御手段74によって供給され、貯蔵される。貯蔵された洗浄水は、米供給手段20によって供給ホース4を通じて供給された米が盛られた洗浄槽30に、流量制御弁32によって一定時間稼動されたポンプ4aによって供給される。その後、円筒状洗浄槽30のハウジング30aの上部に固定された洗米手段40の駆動モーター41が回転される。駆動軸42と駆動軸42に固定された支持台43・44・45が回転されながら、第1支持台43の傾いた内側ブレード43aは米を洗浄槽30の中央から外側に掃き出し、第3支持台45に一体で傾斜して形成された外側ブレード45aは米を中間支持台43側に内側に掃き、第2支持台44の中間ブレード44aは回転しながら洗浄槽30底の中間部分にある米を掃き出す。これにより、米が内側、中間、外側ブレード43a・44a・45aによって擦られて洗浄される。このような過程を繰り返すことで、本発明による無人自動炊飯装置は米の胚芽などの栄養素を破壊することなく洗米できる。このとき内側ブレード43aおよび中間ブレード44aは、非常に低く形成されるので米の胚芽の損傷を減少させるとともに駆動モーター41の過負荷も顕著に減少させる。ブレード43a・44a・45aは5〜8回回転して一回の洗浄が完了する。以後、排水口33に位置した遮断板37はモーター36によってスライドされ、遮断板37の貫通孔38は排水口33と一致している。水は排水管33aを通じて外部に排水されるが、このときフィルターネット34が排水口33に装着されているので、米は濾過され水だけ排水される。
【0043】
洗米手段40によって2〜3回洗浄が終わった後、排水口33は遮断板37によって遮断され、きれいな水が供給ホース4を通じて洗浄槽30に再供給される。このとき、コントロールパネル3で設定された米の量に応じて炊飯するのに適量の水が供給される。定められた量の水が完全に供給された後、流量制御弁32によってそれ以上の水は供給されない。水が供給された後、排出口35の遮断板37がモーター36によってスライドされ遮断板37の貫通孔38が排出口35と一致すると、洗浄された米ときれいな水とが移送管9を通じて飯釜50に移送される。このとき移送管9の下端に装着された拡散手段90によって飯釜本体51の底に米が均一に広げられる。
【0044】
このとき、洗浄槽30内の米と水とを排出口35に完全に排出するために回転する内側、中間、外側ブレード43a・44a・45aに形成されたスクレーパー47によってハウジング30aの壁面と底面との間に空間が存在しないので、この空間に米粒が挟まることが防止される。スクレーパー47は洗浄槽30の壁面と底面に付着された米を排出口35に押し出して、米をより迅速且つ正確に排出口35に排出する。また、供給ホース4から供給された水は洗浄水噴射手段46によってハウジング30aの壁面とブレード43a・44a・45aの壁面に均一に噴射されるので、米粒が全部排出口35に排出できる。また、米が飯釜50に排出される間に水は洗浄水噴射手段46の噴射孔46aを通じてゆっくり噴射される。米が完全に排出されるときに合わせて水の供給も終わらせることが望ましい。洗浄槽30の底面中央に傾斜面部30bが形成され、水や米が排水口33及び排出口35が形成された周縁側によく流れるようにする。
【0045】
排水口33と排出口35の開閉を制御する遮断板37は、遮断板37に連結された連結バー37’の他側が連結されたカム36’の偏心回転によってスライドされる。モーター回転時カム36’は偏心回転し、遮断板37は連結バー37’によって案内溝30c上でスライドされる。排水口33や排出口35の遮断板37の開閉動作は、開閉感知センサー37aがカム36’の移動を感知した後、定められた順序に従って順次行われる。
【0046】
洗浄槽30内部の米が洗米手段40によって完全に洗浄され、飯釜50への米と水との供給が完全に終わってから、洗浄槽30のハウジング30aの上部一側に装着された送風機110は洗浄槽30内部に風を供給するように作動する。このとき、送風機110の下部に位置した熱線部111によって熱風供給管30’を通じて熱風が供給されるため、洗浄槽30の内部を乾燥させることで、本発明は水分による細菌及びかびなどの生息を防止することができる。
【0047】
米と水とが移送管9と飯釜の蓋52の突出部53のスライド孔54を通じて飯釜50に完全に移送される際、排出口35の遮断板37は角運動する。従って、排出口35が閉鎖された状態で飯釜50が据え置きされた飯釜据置台61の飯釜挿入孔67の下部に位置した加熱手段60に電気が加えられて、電気により加熱手段60が熱を発生させて炊飯を完了する。飯釜本体51が加熱手段60に据え置きされる際、突出具69aは下向きに加圧され、感知センサー69bはこれを感知して加熱手段60に電気を供給する。従って、本発明による無人自動炊飯装置1は、飯釜本体51が加熱手段60に据え置きされていない状態では何の作動もしないため、優れた安全性を提供する。
【0048】
そして、加熱手段60によって加温された飯釜50の内部に蒸気が発生すれば、最初には飯釜の蓋52の自重によって蒸気が外部に排出されない。しかし、ある程度の時間が経てば、蒸気が多く発生して飯釜50の内部圧力が高くなる。従って、圧力が飯釜の蓋52の重量より大きくなれば、安全弁56の圧力錘58が上昇し、蒸気排出片57の蒸気排出孔57aが開放されて、蒸気が圧力錘58の噴出孔58aを通じて飯釜50の外部に排出される。このとき、安全弁56を通じて排出される蒸気は飯釜挿入部8上部の本体2に設けられた蒸気排出口91を通じて無人自動炊飯装置1から大気中に排出される。安全弁56を通じて排出されなかった一部の蒸気は飯釜本体51の上部に形成された蒸気滞留溝51b上に滞留されることで、本発明による無人自動炊飯装置は適当な蒸気圧力によってよく炊けたおいしい飯を提供することができる。
【0049】
上記炊飯方法で炊飯が完了すれば、使用者は飯釜本体51を無人自動炊飯装置1から分離して飯を食べれば良い。図21のように、無人自動炊飯装置1から飯釜本体51を分離する時、ピニオンギア65は本体2の下部に形成されたスライド凹部64’の前方に固定された正逆駆動モーター66によって回転される。ピニオンギア65が回転すると、ピニオンギア65に歯車結合されたラックギア64の固定された飯釜据置台61が案内凹部62に結合された左右ガイドバー63に沿ってスライドされて自動で引き出される。このとき、前方ローラー62aは案内凹部62の上面部と接し、左右ガイドバー63の前方に回転自在に結合される。後方ローラー62bは、ガイド溝63aに結合され左右ガイドバー63の後方に回転自在に装着されるため、飯釜据置台61は左右にそれることなく、より容易に引き出しできる。後方ローラー62bはガイド溝63aの前側ストッパー突起63bによって本体2から完全に脱離されないため、飯釜据置台61はガイドバー63上で自動で出入りすることができ、ガイドバー63は支持板63’によって本体2上により堅固に固定される。
【0050】
飯釜据置台61が引き出された後、使用者がまずコントロールパネル3の保温や炊飯状態を取り消すボタンを押せば、飯釜の蓋52は昇降調節装置80によって自動で上昇される。以後、飯釜据置台61は、正逆駆動モーター66のピニオンギア65の正逆回転によってガイドバー63に沿ってスライド引き出しされる。飯釜本体51が飯釜挿入孔67に据え置きされた後、使用者が炊飯ボタンを押せば、正逆駆動モーター66が自動で逆回転し飯釜据置台61は飯釜挿入部8に完全に結合される。次いで、飯釜挿入検知センサー64aは飯釜据置台61と飯釜挿入部8との結合を感知し、以後の動作が行われる。従って、本発明による無人自動炊飯装置1は、使用者が熱い飯釜50を飯釜挿入部8から直接持ち出さなくても良いので、使用者に使用上の便宜性を提供し安全性を極大化させたものである。
【0051】
図18のように、上述の飯釜の蓋52が上に上昇するときにはカム84がモーター86の回転によって回動し、カム84と一端が接するスライダー82はガイダー83の案内溝83a上で上部にスライドされる。従ってスライダー84が固定された固定具81の上昇によって、飯釜の蓋52全体が移送管9に沿って上に上昇することになる。飯釜の蓋52の下降時には上昇動作とは反対に、図19のようにカム84がモーター86の回転によって回動すると、スライダー82がガイダー83の案内溝83a上で下部にスライドされ、飯釜の蓋52は自重によって下部に牽引される。飯釜の蓋52の昇降時に、垂直スライドするスライダー82の最上点と最下点にそれぞれ装着された位置感知センサー87は飯釜の蓋52の昇降を感知し信号を電子コントロール装置に送ってコントロールパネル3を操作することができる。飯釜の蓋52のスライド孔54の内面上部に固定されたテフロンパッキング55はスライダー82が移送管9に沿ってスライドするとき、騒音発生を抑制すると同時に飯釜50内部の蒸気漏出を防止する。他の実施形態に従って、飯釜の蓋52はカム84の代わりにモーター86の軸85に装着されたピニオンギア88と、スライダー82に装着されピニオンギア88と歯車結合されたラックギア89との間の相互作用によって昇降できる。
【0052】
一方、豆、麦、きび、粟などの穀物及び米と混合された雑穀を米の代わりに用いてもよい。このために、雑穀炊飯ボタンや供給される水または洗浄回数などのボタンがコントロールパネル3にさらに設けられ、雑穀炊飯に対するプログラムがコントロールパネル3に設定されれば、本発明による無人自動炊飯装置は多様な種類の雑穀を炊飯するのに用いることができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
上述のように、本発明による無人自動炊飯装置1は、米びつ10から洗浄槽30へと米を供給する米供給手段20がベルトコンベヤ26または上下移送スクリュー26’を備えるため、連続的且つ迅速に米を供給することができる。また、米供給手段20と洗浄槽30との間に水分逆流防止手段100が装着され洗浄槽30内部の水分が米供給手段20や米びつ10に逆流することを防止するため、本発明による無人自動炊飯装置1は、米供給手段20内部での米がくっつくことや米びつ10内部での有害細菌の繁殖及び悪臭誘発を防止することができる。また、熱線部111を備える送風機110が洗浄槽30の上部一側に装着され洗浄槽30内部に熱風を供給して乾燥させるので、本発明による無人自動炊飯装置は、洗浄槽30内部での細菌やかびなどの繁殖を防止することができる。さらに、洗浄槽30内部に装着された洗米手段40は、駆動軸42に放射状に等間隔で固定された長さの相異なる第1、2、3の支持台43、44、45を備え、第1、2、3の支持台43、44、45は支持台のそれぞれの端部と一体形成され、一定の角度で傾いた内側、中間、外側ブレード43a、44a、45aを備えて、ブレードの回転時に米を擦って洗う効果を奏する。従って、強制打撃式で洗浄する従来技術に比べて本発明による無人自動炊飯装置は、米の胚芽などの栄養素の破壊を最小化し、駆動モーター41の過負荷を抑制し、米をより効率的に洗浄し洗浄槽30の壁面に米がくっつかないようにすることができる。また、加熱手段60を備える改良された飯釜据置台61は、飯釜50が外部に露出しないようにし、本体2下部で自動で内外にスライドするように提供されるので、本発明による無人自動炊飯装置は、飯釜50を本体に据え置きするか持ち出す作業時に、使用者に便宜性を提供し安全性を極大化することができる。
【0054】
また、本発明による無人自動炊飯装置は、全体の構成と作用によって以下のような効果もさらに提供できる。
【0055】
A.本発明による無人自動炊飯装置は、米の供給、洗浄、移送及び炊飯などすべての作動を無人自動化して、年齢や性別を問わずに全消費者が使用可能にし、炊飯にかかる時間と努力とを節減できるようにし、特に時間がなくてよく食事を抜く共稼ぎ夫婦や独り者及びサラリーマンなどの使用者が規則的な食事ができるようにすることができる。
【0056】
B.本発明による無人自動炊飯装置は、洗浄及び移送工程が一回に行われるようにするなど装置全体の構造を簡略化して製造原価を節減することができる。
【0057】
C. 本発明による無人自動炊飯装置は、米びつ10内部に紫外線ランプ14と炭15とを備え、米に発生する虫や有害細菌を除去することができる。
【0058】
D.本発明による無人自動炊飯装置は、移送管9、及び排水口33と排出口35の開閉手段を改良して提供することで動作信頼性を向上させることができる。
【0059】
E.本発明による無人自動炊飯装置は、飯釜50と本体2との結合時に結合容易性を向上させ、騒音を除去し、結合部位の破損を減少させて装置の寿命を永久に延長させることができる。
【0060】
F.本発明による無人自動炊飯装置は、本体2内部に装着された洗浄水貯蔵槽70を備えて外部から供給される水の水圧と関係なく洗浄水を常に内部に貯蔵することで、必要なときに定量の洗浄水を供給することができる。
【0061】
G.本発明による無人自動炊飯装置は、移送管9の下端に装着された円錐型拡散手段90を備えて米が飯釜本体51内に均一に広がるようにすることができる。
【0062】
本発明は、特に例示された実施形態を参照しながら説明されたが、これによって限定されず、添付した特許請求の範囲によってのみ限定される。本発明の範囲と思想に逸脱しない限り、実施形態の変更や変形が可能なのは当業者に自明である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
米の供給、洗浄、移送及び炊飯などすべての過程を自動で行う無人自動炊飯装置において、
一側にコントロールパネル3が形成された本体2、
前記本体2の一側に位置し傾斜型ホッパー12の下部前方に供給口13を備える米びつ10、
前記米びつ10の米を定量供給する米供給手段20、
前記供給された米を供給ホース4によって洗浄水貯蔵槽70から供給される水とともに洗浄する洗米手段40を備える洗浄槽30、
前記洗浄槽30の内部下側に形成された排水口33及び排出口35と同一の形状の貫通孔38を備え、前記排水口33と前記排出口35の開閉をモーター36によって制御する遮断板37、
前記洗浄槽30から前記洗米手段40によって洗浄された米ときれいな水とを収容し、飯釜本体51と飯釜の蓋52とを備える飯釜50であって、前記飯釜本体51は上部両側に突設された取っ手51aを備え、前記飯釜の蓋52は前記飯釜の蓋52と一体で形成された突出部53、下側端部に形成されたパッキング52’、及び上部一側に装着され蒸気排出片57と圧力錘58とを備える安全弁56を含み、前記突出部53は上側に形成されたスライド孔54を備えて前記飯釜の蓋52が前記排出口35と連通される移送管9上で昇降調節装置80によってスライド昇降されるようにし、
前記飯釜50内部の米と水とを加熱して炊飯する加熱手段60、及び
前記飯釜50が据え置きされ、内部に前記加熱手段60が装着され、前記本体2の下部一側からスライド出入りする飯釜据置台61を含んで構成され;
前記米びつ10の上部一側で蓋11によって開閉され前記本体2の前方上部に形成された米投入口11aと連通される傾斜開口11b;
前方上部には吐出口21bが後方下部には投入孔21cが形成されたケーシング21;前記ケーシング21の下部に装着されたモーター22;前記モーター22の駆動軸23に固定されたベルトプーリー23aと前記ケーシング21の上部両側に形成された長孔21aを貫通する従動軸24に固定されたベルトプーリー24aとの間に弾性設置されたベルトコンベヤ26、等間隔で前記ベルトコンベヤ26と一体で形成された多数の傾斜型支持板25、前記ケーシング21の両側上端に固定された固定片27に回転自在に装着され前記従動軸24の両端とねじ結合されたテンション調節ボルト28、前記駆動軸23に固定された上に放射状に形成された多数の感知孔29aを備える回動板29、前記回動板29と前記ケーシング21に固定され前記感知孔29aを感知する回動感知センサー29a、及び前記ケーシング21の内部両側に突設され前記ベルトコンベヤ26を支持する一対の支持突起21dを含む米供給手段20;
前記洗浄槽30の上部に装着された米投入管31に固定された固定板101、前記固定板101の上部一側に形成され端部に形成されたラウンド型ヒンジ部102aを備える支持板102、前記ヒンジ部102aと結合され前記ヒンジ部102aを基点にして角運動するように磁性体からなった開閉板103、前記固定板101の上端部と前記開閉板103の上端部を引っ張るように前記支持板102の上部に装着されたスプリング104、及び前記支持板102下部の前記固定板101上に形成されたソレノイド105を含むことで、前記開閉板103の角運動によって前記洗浄槽30内部の水分が逆流することを防止することができる水分逆流防止手段100;
前記洗浄槽30のハウジング30aの上部一側に装着され、熱風供給管30’を通じて前記ハウジング30aの内部と連通され、下部に装着された熱線部111を備える送風機110;
前記ハウジング30aの上部外側中心に固定された駆動モーター41の駆動軸42に放射状に等間隔で固定された長さが相異なる第1支持台43、第2支持台44及び第3支持台45、前記第1、第2、第3の支持台43、44、45の端部とそれぞれ一体で形成され、平面視斜線方向に形成された内側、中間、外側ブレード43a、44a、45a、及び前記ハウジング30aの壁面と接する前記外側ブレード45aの側面部と前記ハウジング30aの底面に接する前記内側ブレード43a、中間ブレード44a、外側ブレード45aの下部に付着されたスクレーパー47を含む洗米手段40;
前記飯釜の蓋52のスライド孔54の内面上部から一部内向きに突出するテフロンパッキング55;
前記飯釜の蓋52の一側に装着された安全弁56の圧力錘58の上部周縁に形成された多数の噴出孔58a;
前記多数の噴出孔58aを備える前記安全弁56の上側に位置した前記本体2上に上下に形成された蒸気排出口91;
支持板63’を通じて前記本体2の下側左右に連結され前方に突出された一対のガイドバー63、前記ガイドバー63に結合され前後に移動するように下側左右に形成された案内凹部62、前記案内凹部62の上面と接し前記ガイドバー63の前方に回転自在に結合された一対の前方ローラー62a;前記ガイドバー63のガイド溝63aにそれぞれ結合され回転自在に前記案内凹部62の内側後方に内向するように装着された一対の後方ローラー62b、下部後方に固定されたラックギア64、前記ラックギア64が出入りする前記本体2上の飯釜結合凹部64’の内側前方に固定された正逆駆動モーター66、前記正逆駆動モーター66の軸66aに装着され前記ラックギア64と歯車結合されるピニオンギア65、及び前記飯釜結合凹部64’の後方に装着され前記ラックギア64を感知する飯釜挿入検知センサー64aを含むボックスタイプの飯釜据置台61;
前記飯釜据置台61の上部中央に形成され前記飯釜50が外部に露出しないように前記飯釜本体51の全体を収容し、下部底面の中央に前記加熱手段60が固定された飯釜挿入孔67;
前記飯釜挿入孔67の上部周縁に形成され前記飯釜本体51と前記飯釜据置台61との間を所定間隔で維持する間隔維持突起67a;
前記飯釜据置台61の上部両側に形成され使用者が前記飯釜本体51から突出された前記取っ手51aを把持した後前記飯釜50をより容易に据え置き及び持ち出しできるようにする把持溝68;
前記米びつ10の前記傾斜型ホッパー12の外側下部に位置し、内部に小型フロート71aを備え下部で洗浄水貯蔵槽70内部と連通し一側に立設されたガラス管71、前記ガラス管71の外側下部に装着され前記小型フロート71aを感知する水位感知センサー71b、内部一側に装着された水量制御手段74、及び上部に形成された空気排出孔75を含む洗浄水貯蔵槽70;及び
前記飯釜の蓋52の前記突出部53の上端一側に一体で形成された固定具81、前記固定具81の上部から外向きに突出されたスライダー82、前記本体2と一体で形成され上部に垂直ガイド溝83aを備えて前記スライダー82が前記垂直ガイド溝83aに沿って垂直にスライド昇降するようにするガイダー83、前記本体2上に固定されたモーター86の軸85に装着され前記スライダー82と接するカム84、及び前記スライダー82の最上点と最下点に対応する部分に装着された位置感知センサー87を含む昇降調節装置80を含むことを特徴とする無人自動炊飯装置。
【請求項2】
前記米供給手段20において、前方上部に形成された前記吐出口21bと後方下部に形成された前記投入孔21cとを備える前記ケーシング21は垂直方向の円筒状で構成され、前記モーター22は前記米供給手段20の下部中央に固定され、前記移送スクリュー26’は前記ケーシング21の中心を貫通する前記モーター22の前記駆動軸23に固定され前記ケーシング21の内部と接し、放射状に形成された多数の前記感知孔29aを備える前記回動板29は前記ケーシング21の上部から突出される前記駆動軸23の上端に固定され、前記回動感知センサー29’は前記回動板29の感知孔29aと対応するように前記ケーシング21の上部一側に固定されることを特徴とする請求項1に記載の無人自動炊飯装置。
【請求項3】
前記水分逆流防止手段100は、前記固定板101に固定され減速機106aを備える正逆駆動モーター106、前記正逆駆動モーター106の駆動軸106bに装着されたピニオンギア107、及び前記開閉板103の一側に固定され前記ピニオンギア107に歯車結合されるラックギア108を含むことを特徴とする請求項1に記載の無人自動炊飯装置。
【請求項4】
前記昇降調節装置80は、前記モーター86の前記軸85に装着されたピニオンギア88、及び前記スライダー82上に固定され前記ピニオンギア88に歯車結合されるラックギア89を含むことを特徴とする請求項1に記載の無人自動炊飯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2010−505583(P2010−505583A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532281(P2009−532281)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際出願番号】PCT/KR2007/004723
【国際公開番号】WO2008/044831
【国際公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(509309802)オットー コリア カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】