説明

無線ICタグ用ホルダ

【課題】多数の無線ICタグを保持しつつ、確実に外部と各無線ICタグとで情報を通信させることが可能な無線ICタグ用ホルダを提供する。
【解決手段】無線ICタグ用ホルダ1は、無線ICタグを挿入可能な第一の溝11〜15が互いに離間して複数形成された第一の保持部材10と、無線ICタグを挿入可能な第二の溝21〜25が、互いに離間して、かつ、各第一の溝11〜15のそれぞれと対応して複数形成された第二の保持部材20と、第一の保持部材10及び第二の保持部材20の側縁がそれぞれ連結された一対の支持部材2、3とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の無線ICタグを保持するための無線ICタグ用ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、工場や商店においては、複数の物品を管理するために無線ICタグが良く利用されている。無線ICタグは、専用のリーダライタ装置により各物品の管理情報を無線で読み書き可能である。また、それぞれ無線ICタグが取り付けられた多数の物品について、箱などに収容されたまま、かつ、複数の物品について同時に読み書きすることも可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、当該物品の納品時などにおいては、物品の数量と対応させて多数の無線ICタグを用意し、予め各無線ICタグに必要な情報を読み込ませておく必要がある。ここで、上記のとおり無線ICタグは、一つのリーダライタ装置により複数枚を同時に読み書きすることが可能であるが、無線ICタグ同士の距離、通信に利用される電波の強度に応じて異なるものの、電波の弱体化や干渉により同時に読み書き可能な枚数には限界があった。このため、一の搬送ローラと、該搬送ローラで搬送される搬送方向と直交する方向に無線ICタグをずらすための他の搬送ローラ及び搬送ベルトとを備える搬送書込装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような搬送書込装置によれば、一の搬送ローラで複数の無線ICタグを搬送した後に、他の搬送ローラ及び搬送ベルトによって搬送方向と直交する方向に無線ICタグを互いにずらすことができるので、各無線ICタグに情報を書き込むことが可能であるとされている。
【特許文献1】特許第3967313号公報
【特許文献2】特開2006−331170号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2に示されるような装置による無線ICタグの情報の読み書きでは、装置が大掛かりでコストが増大してしまい、各工場や商店で実施するのは現実的では無い。このため、多数の無線ICタグを保持しつつ、従来の単に電波を送受信する手段のみを有するリーダライタ装置でも多数の無線ICタグに確実に情報を読み書き可能とするホルダが望まれていた。
【0005】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、多数の無線ICタグを保持しつつ、確実に外部と各無線ICタグとで情報を通信させることが可能な無線ICタグ用ホルダを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の無線ICタグ用ホルダは、無線ICタグを挿入可能な第一の溝が互いに離間して複数形成された第一の保持部材と、 前記無線ICタグを挿入可能な第二の溝が、互いに離間して、かつ、各前記第一の溝のそれぞれと対応して複数形成された第二の保持部材と、前記第一の保持部材及び前記第二の保持部材の側縁がそれぞれ連結された一対の支持部材とを備えることを特徴としている。
【0007】
この発明に係る無線ICタグ用ホルダによれば、複数の無線ICタグのそれぞれは、互いに対応する第一の溝及び第二の溝に挿入されて、一対の支持部材に連結された第一の保持部材及び第二の保持部材に保持される。ここで、複数の第一の溝は、互いに離間して形成されている。同様に、複数の第二の溝も互いに離間して形成されている。このため、複数の無線ICタグのそれぞれは、複数組の第一の溝及び第二の溝の離間距離に応じた分だけ互いに位置ずれした状態として保持されることとなる。このため、隣り合う無線ICタグ同士で、電波が弱体化したり、干渉したりししまうことを抑え、外部の通信手段によって同時にかつ確実に情報の通信を行うことが可能となる。
【0008】
また、上記の無線ICタグ用ホルダにおいて、前記第一の溝及び前記第二の溝は、少なくとも二つ以上の前記無線ICタグを束にして挿入可能に形成されていることがより好ましい。
【0009】
この発明に係る無線ICタグ用ホルダによれば、重ねて同時に通信可能な限度において無線ICタグを束にして第一の溝及び第二の溝に挿入することで、複数の束の各無線ICタグについて、外部の通信手段によって同時にかつ確実に情報の通信を行うことが可能となる。
【0010】
また、上記の無線ICタグ用ホルダにおいて、前記第一の保持部材及び前記第二の保持部材のぞれぞれは、自身の側縁回りに回転可能に各前記支持部材に連結されていることがより好ましいとされている。
【0011】
この発明に係る無線ICタグ用ホルダによれば、第一の保持部材及び前記第二の保持部材のそれぞれが自身の側縁回りに回転可能に各前記支持部材に連結されているので、一対の支持部材を、第一の保持部材と第二の保持部材とが並べられた方向に互いに位置をずらすように移動させることができる。そして、一対の支持部材を位置ずれさせることで、第一の保持部材及び第二の保持部材は、側縁での各支持部材との連結する角度を変化させることができる。このため、第一の保持部材に形成された第一の溝及び第二の保持部材に形成された第二の溝に挿入された各無線ICタグ同士も、それぞれ保持された状態のまま第一の保持部材と第二の保持部材とが並べられた方向に位置をずらすことができ、この状態で外部の通信手段で情報の通信を行うことで、通信の確実性をさらに向上させることができる。
【0012】
また、上記の無線ICタグ用ホルダにおいて、一対の前記支持部材の間に、自身の側縁回り回転可能に該側縁で連結され、前記第一の溝及び前記第二の溝に挿入される前記無線ICタグの端部が当接される当接部材を備えることがより好ましいとされている。
【0013】
この発明に係る無線ICタグ用ホルダによれば、第一の溝及び第二の溝に挿入される各無線ICタグの端部がそれぞれ当接部材に当接されることで、各無線ICタグを正確に整列させて保持することができる。そして、当接部材も一対の支持部材の間に自身の側縁回りに回転可能に連結されていることで、一対の支持部材同士が位置ずれするのに応じて当接部材の連結状態も対応して変化させることができ、各無線ICタグを第一の保持部材と第二の保持部材とが並べられた方向に正確に位置ずれして配置させることができる。このため、外部の通信手段による情報の通信の確実性をさらに向上させることができる。
【0014】
また、上記の無線ICタグ用ホルダにおいて、非金属かつ非磁性の材質から形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る無線ICタグ用ホルダによれば、非金属かつ非磁性の材質から形成されていることで、保持する無線ICタグと外部の通信手段との間での電波による通信を阻害してしまうおそれをなくすことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の無線ICタグ用ホルダによれば、第一の保持部材と第二の保持部材とによって、多数の無線ICタグを保持しつつ、確実に各無線ICタグで情報を通信させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係る実施形態について、図1から図6を参照して説明する。図1に示す本実施形態のホルダ1は、図示しない外部の通信手段であるリーダライタ装置により一括通信可能に無線ICタグを複数保持するためのものである。ここで、図2に示すように無線ICタグ40は、略板状のタグ本体41と、タグ本体41に内蔵されたIC(integrated circuit)42と、タグ本体41に内蔵されてIC42から延びるアンテナ43とを備える。そして、無線ICタグ40は、例えば、自らの識別情報や、対応させて管理する対象となる物品の品名、英数字等からなる当該物品の識別番号などの各種情報を外部のリーダライタ装置により受信して追記、更新を行うことが可能であり、また、各種情報を送信して読み取らせることが可能なものである。なお、図2においては、無線ICタグ40のIC42は、タグ本体41の略中央に配置されているとともに、アンテナ43はIC42の両側に延設されているものとしているが、特にこれに制限されるものではない。また、以下に示すように、本実施形態において無線ICタグ40は、図示しない外部の通信手段との通信により情報を読み書き可能としているが、読み書きの一方のみを可能とする構成としても良い。
【0017】
図1に示すように、本実施形態のホルダ1は、互いに向き合うように略平行に配設された略板状の第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30と、互いに向き合うように略平行に配設され、第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30を支持する略板状の一対の支持部材2、3とを備える。第一の保持部材10は、両側縁10a、10bがそれぞれ支持部材2、3に連結されている。そして、第二の保持部材20は、保持する対象となる無線ICタグ40を第一の保持部材10との間に掛け渡すことが可能な程度に第一の保持部材10と離間して配設され、両側縁20a、20bがそれぞれ支持部材2、3に連結されている。また、当接部材30は、第一の保持部材10と第二の保持部材20との間で保持された無線ICタグ40の端部40a(図2参照)を当接可能に第二の保持部材20から所定距離離間して配設され、両側縁30a、30bがそれぞれ支持部材2、3に連結されている。
【0018】
ここで、ホルダ1を構成する各部材は、無線ICタグ40との電波よる通信を阻害せずに良好なものとする観点から非金属かつ非磁性の材質から形成されていることが好ましい。特に、紙やプラスチックなどで形成され、部材厚を無線ICタグ40を保持可能な程度で薄くし、具体的には0.5mm〜3mm程度として、厚さ方向に撓み変形可能であることが好ましい。そして、本実施形態では、このように各部材が撓み変形可能な材質で形成されていることで、第一の保持部材10、第二の保持部材20、及び、当接部材30のそれぞれは、支持部材2、3との連結部分である側縁10a、10b、20a、20b、30a、30bをそれぞれ屈曲させて、支持部材2、3に対して自身の側縁回りに回転可能となっている。
【0019】
また、第一の保持部材10の上縁部10cには、両面に連通する複数の第一の溝11〜15が互いに離間して形成されている。また、第二の保持部材20の上縁部20cにも同様に、両面に連通する複数の第二の溝21〜25が互いに離間して形成されている。複数の第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25は、それぞれ一対一に対応していて、互いに対向する位置に設けられている。また、各第一の溝11〜15及び各第二の溝21〜25は、複数の無線ICタグ40を束50として挿入することが可能な幅に形成されている。このため、互いに対応する第一の溝11〜15と第二の溝21〜25とに無線ICタグ40の束50を挿入させることで、第一の保持部材10及び第二の保持部材20は、各第一の溝11〜15と各第二の溝21〜25とが対向する方向を配設方向Yとして、無線ICタグ40の束50を保持可能であり、各組の第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25に挿入させることで、複数の束50の無線ICタグ40を束50毎に離間させて保持することが可能である。なお、第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25の深さは、対象となる無線ICタグ40を挿入した際に、確実に保持可能としつつ、各無線ICタグ40のアンテナ43が第一の保持部材10及び第二の保持部材20の各上縁部10c、20cよりも上方に露出可能な程度となっている。
【0020】
ここで、使用する図示しない外部のリーダライタ装置によって送受信される電波の強度、リーダライタ装置と各無線ICタグ40のアンテナ43との距離などに応じて束50として通信可能な無線ICタグ40の枚数には制限がある。そして、第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25の幅は、全ての無線ICタグ40と通信可能となる枚数とした束50で挿入可能な大きさに設定されている。具体的には、上記のとおり電波の強度及びリーダライタ装置との距離などにより異なるが、束50とする無線ICタグ40の枚数としては通信可能な枚数は20枚程度までとすることが好ましく、7枚以下とすることがより好ましい。
【0021】
次に、この実施形態のホルダ1を利用して、外部のリーダライタ装置よって複数の無線ICタグ40と一括通信を行う方法を説明する。まず、図3及び図4に示すように、対象となる複数の無線ICタグ40について、束50として通信可能な枚数にまとめて束50毎に互いに対応する第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25に挿入していく。そして、各束50の無線ICタグ40の端部40aを当接部材30において第二の保持部材20と対向する面30cに当接させる。上記のとおり、複数の第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25は互いに離間して形成されていることから、これに対応して各無線ICタグ40の束50同士も、配設方向Yと直交する方向Xに離間して第一の保持部材10及び第二の保持部材20の間に掛け渡され保持されることとなる。また、各束50は、無線ICタグ40の端部40aが当接部材30に当接することで、束50の配設方向Yに正確に整列させることができる。
【0022】
次に、一対の支持部材2、3同士を、該支持部材2、3が配設される配設方向Yに、互いの位置をずらすように移動させる。ここで、一対の支持部材2、3間に連結されている第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30は、それぞれ両側縁10a、10b、20a、20c、30a、30bを屈曲させることで各支持部材2、3に対して回転可能となっている。このため、第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30は、互いに略平行な位置関係を保持しつつ、側縁での各支持部材2、3との連結する角度が小さくなるように変形し、ホルダ1全体としては配設方向Yにせん断されるように、また、該配設方向Yと直交する方向Xに圧縮されるように変形することとなる。これにより、第一の保持部材10に形成された第一の溝11〜15及び第二の保持部材20に形成された第二の溝21〜25に挿入された各無線ICタグ40の束50同士も、それぞれ保持された状態のまま、第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25同士の離間距離に応じた距離だけ配設方向Yに位置をずらすことができる。ここで、各束50の無線ICタグ40の端部40aが当接部材30の端面30cに当接しているので、無線ICタグ40は、当接部材30によって案内され、第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25の離間距離に応じて正確に位置ずれして配置されることとなる。
【0023】
次に、図示しない外部の通信手段であるリーダライタ装置によってホルダ1に保持された複数の無線ICタグ40に情報を読み書きさせる。すなわち、図示しないリーダライタ装置の読み取り台上にホルダ1を、ホルダ1に保持された無線ICタグ40の配設方向Yと直交する方向Xまたは上下方向Zがリーダライタ装置のアンテナ面と交差するように配置させる。そして、図示しないリーダライタ装置によってホルダ1上の無線ICタグ40に電波の送信を行い、情報の読み書きを行う。ここで、各無線ICタグ40の束50は、上記のとおり、第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25同士の離間距離に応じた距離だけ配設方向Yに位置ずれしている。また、各束50は、一括で読み書き可能な枚数とされている。このため、通信に利用される電波の弱体化や干渉の影響を除去して全ての束50の各無線ICタグ40と一括で通信することができ、確実に情報の読み書きを行うことができる。
【0024】
以上のように、本実施形態のホルダ1では、第一の保持部材10と第二の保持部材20とを有し、それぞれの第一の溝11〜15及び第二の溝21〜25に無線ICタグ40の束50を挿入することによって、多数の無線ICタグ40を保持しつつ、外部のリーダライタ装置によって確実に各無線ICタグ40に情報を通信可能とさせることが可能となる。
【0025】
なお、本実施形態のホルダ1では、第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30が撓み変形可能な材質で形成され、これにより連結された側縁で屈曲することで支持部材2、3に対して側縁回りに回転可能となっているものとしたが、これに限ることはなく、例えば、支持部材2、3に対して回転可能にピン結合されているものとしても良い。また、第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30は、支持部材2、3に対して回転可能に連結されるのに限られるものでは無い。すなわち、第一の保持部材10、第二の保持部材20及び当接部材30が支持部材2、3に剛結合されているものとしても良い。この場合でも無線ICタグ40の束50は、配設方向Yと直交する方向Xに離間して保持されることとなり、上下方向Zに沿うようにして図示しないリーダライタ装置によって通信することで、全ての束50の各無線ICタグ40で一括して通信可能である。また、本実施形態のホルダ1では、一括通信可能な枚数で複数の無線ICタグ40を束50として、各組の第一の溝11〜15と第二の溝21〜25に挿入し保持するものとしたが、これに限るものではない。一枚ずつ各組の第一の溝11〜15と第二の溝21〜25に無線ICタグ40を挿入するものとしても、多数枚の無線ICタグ40を保持しつつ、確実に外部のリーダライタ装置との間で情報の通信可能とさせる効果を奏する。また、本実施形態では、無線ICタグ40を直接保持するものとして第一の保持部材及び第二の保持部材の二つの保持部材を備えて、二つの該保持部材に無線ICタグ40を掛け渡すようにするものとしたが、これに限るものではなく、三つ以上の保持部材を備えるものとしても良い。
【0026】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダの全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダで保持する無線ICタグの一例を示す概要図である。
【図3】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダにおいて、無線ICタグを保持させた状態を説明する上面図である。
【図4】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダにおいて、無線ICタグを保持させた状態を説明する側面図である。
【図5】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダにおいて、保持された無線ICタグを読み込む時の状態を説明する上面図である。
【図6】本発明の実施形態の無線ICタグ用ホルダにおいて、保持された無線ICタグを読み込む時の状態を説明する側面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ホルダ
2、3 支持部材
10 第一の保持部材
10a、10b 側縁
11、12、13、14、15 第一の溝
20 第二の保持部材
20a、20b 側縁
21、22、23、24、25 第二の溝
30 当接部材
40 無線ICタグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ICタグを挿入可能な第一の溝が互いに離間して複数形成された第一の保持部材と、
前記無線ICタグを挿入可能な第二の溝が、互いに離間して、かつ、各前記第一の溝のそれぞれと対応して複数形成された第二の保持部材と、
前記第一の保持部材及び前記第二の保持部材の側縁がそれぞれ連結された一対の支持部材とを備えることを特徴とする無線ICタグ用ホルダ。
【請求項2】
請求項1に記載の無線ICタグ用ホルダにおいて、
前記第一の溝及び前記第二の溝は、少なくとも二つ以上の前記無線ICタグを束にして挿入可能に形成されていることを特徴とする無線ICタグ用ホルダ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の無線ICタグ用ホルダにおいて、
前記第一の保持部材及び前記第二の保持部材のぞれぞれは、自身の側縁回りに回転可能に各前記支持部材に連結されていることを特徴とする無線ICタグ用ホルダ。
【請求項4】
請求項3に記載の無線ICタグ用ホルダにおいて、
一対の前記支持部材の間に、自身の側縁回り回転可能に該側縁で連結され、前記第一の溝及び前記第二の溝に挿入される前記無線ICタグの端部が当接される当接部材を備えることを特徴とする無線ICタグ用ホルダ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線ICタグ用ホルダにおいて、
非金属かつ非磁性の材質から形成されていることを特徴とする無線ICタグ用ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−289184(P2009−289184A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−143302(P2008−143302)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【Fターム(参考)】