照明付きバイザバニティ
【課題】バニティ照明ミラーにおける発光ダイオードを駆動する電圧レベル変動のない点灯回路を提供する。
【解決手段】バイザ本体202は、バイザミラー429、光源、スイッチ、調節回路及びタイマとを備える。スイッチは、車両の電気系統とは独立したエネルギ源に、第1の電圧信号を生成させる。調節回路は前記スイッチとエネルギ源に機能的に接続され、第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を送信し、これにより光源が第2の電圧信号を受け取る。タイマはエネルギ源により電力供給され、タイマが所定のカウント値に達したら調節回路が第2の電圧信号を伝送する動作を不能にする。
【解決手段】バイザ本体202は、バイザミラー429、光源、スイッチ、調節回路及びタイマとを備える。スイッチは、車両の電気系統とは独立したエネルギ源に、第1の電圧信号を生成させる。調節回路は前記スイッチとエネルギ源に機能的に接続され、第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を送信し、これにより光源が第2の電圧信号を受け取る。タイマはエネルギ源により電力供給され、タイマが所定のカウント値に達したら調節回路が第2の電圧信号を伝送する動作を不能にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の1またはそれ以上の実施例は、一般に、内部に調節回路を有する車両用のバッテリ駆動式バニティミラーおよび照明アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
動力バニティ照明ミラーにおいて発光ダイオード(LED)を駆動するのに通常はリチウム電池が用いられてきた。例えば、このような電池はLEDを駆動するのに最大3ボルトを出力する。この電圧は、電池がオンにされてから長くなると2ボルトに下がる。寒い季節の間は、電池の電圧出力は2から3ボルトの間となり、このような電圧レベルはLEDの照明に不都合に影響することがあった。
【0003】
一般に、LEDは2.8−3.6ボルトの電圧で駆動されると認識されている。このような必要入力電圧は、LED同士で異なる。LEDの光度は、ミラー内のLEDを駆動するのに用いられる電圧量により変化する。
【発明の概要】
【0004】
電気系統を有する車両用のバイザ本体を具えるバイザバニティが提供される。前記バイザ本体は、バイザミラーと、1以上の光源と、スイッチと、調節回路と、タイマとを具える。前記スイッチは、前記車両の電気系統とは独立した1以上のエネルギ源に、第1の電圧信号を生成させる。前記調節回路は前記スイッチと前記エネルギ源に機能的に結合され、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を送信し、これにより前記光源が前記第2の電圧信号を受け取る。前記タイマは前記エネルギ源により電力供給され、当該タイマが所定のカウント値に達したらこれに応じて前記調節回路が前記第2の電圧信号を伝送する動作を不能にする。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、バイザアセンブリの斜視図である。
【図1a】図1aは、図1の1a−1a線に沿って取ったバイザの部分断面図である。
【図2】図2は、バイザアセンブリの斜視図である。
【図3】図3は、組み立てられたバニティミラー照明アセンブリの背面斜視図である。
【図4】図4は、図3のバニティミラー照明アセンブリの第1の実施例を示す分解図である。
【図5】図5は、図3のバニティミラー照明アセンブリの代替実施例を示す分解図である。
【図6a】図6aは、バニティミラー照明アセンブリ用の回路の実施例の概略図である。
【図6b】図6bは、バニティミラー照明アセンブリ用の回路の代替的な実施例の概略図である。
【図6c】図6cは、本発明の一実施例にかかる調節回路の実施例の概略図である。
【図6d】図6dは、本発明の代替的な実施例にかかる調節回路の実施例の概略図である。
【図6e】図6eは、本発明一実施例にかかる回路の別の実施例の概略図である。
【図7】図7は、バニティミラー照明アセンブリの発光ダイオード(LED)にわたって電圧を調節する方法を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1を参照すると、バイザアセンブリ100が、バイザ200と、従来型デザインのバイザブラケット302を有するバイザアーム300とを具えている。
【0007】
バイザアーム300は、典型的にはバイザブラケット302に取り付けられ、これが例えば車両ルーフ(図示せず)の板金などの様々な適切な取り付け面に取り付けられる。バイザアーム300は通常、バイザアーム300をバイザ200とともに所望の位置に動かせるよう、バイザブラケット302に回動可能に取り付けられる。例えば、バイザアーム300は典型的に、バイザ200が車両のフロントまたはサイドウィンドウに近くなる位置に移動するようバイザブラケット302で回動される。このようなブラケットおよび回動連結はこの技術分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0008】
バイザ200は、当該バイザ200がバイザアーム300に対して回転可能であるように、トルク制御部を介してバイザアーム300に取り付けられることが好ましい。このようなトルク制御部は、審美的な理由により、バイザ200内に設けられることが望ましい。バイザ200をバイザアーム300に対して多様な回転位置間で移動させて保持できるようにする様々な適切な種類のトルク制御部その他の機構を用いることができる。これによりバイザ200が、ほぼ垂直な低い位置から、ほぼ水平あるいは高い上昇位置の間で移動可能となる。このようなトルク制御構造は従来技術において周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0009】
図1−4に示すように、図示するバイザの実施例において、バイザ200はバイザ本体202を具える。このバイザ本体202は、バニティミラー照明アセンブリ400を具える。このバニティミラー照明アセンブリ400は、バニティベゼル410と、当該バニティーベゼル410にヒンジ結合されたカバー430と、光源アセンブリ440と、スイッチ450と、タイマ460と、エネルギ源470と、回路基板480とを具える。
【0010】
バイザ本体202は、実質的に中実あるいは空洞であり、プラスチック、発泡体、板紙、その他の適切な材料でなる基板を含んでいる。様々な適切なバイザ本体の構成または構造を本発明で用いることができる。この特定の実施例におけるバイザ本体202は、前側本体部204と後側本体部206とを有する一体型クラムシェル構造に形成されている。前側本体部204と後側本体部206の外側面208は、例えば織物、布、ビニール、革、その他の適切な材料または材料の組み合わせでなる適切なカバーリング210で覆われていてもよい。この前側本体部204と後側本体部206は、一方の側に沿ったライブヒンジ212で連結されている。
【0011】
バイザ本体202はまた、クラムシェル構造を有するバイザ本体202のような組み立てを補助するための本体スナップなどの固定機構を具えてもよい。このような本体スナップは、例えば1991年10月8日にWhiteらに発行された米国特許5,054,839に開示されたロックピントソケットスナップのような様々な適切な構成であってもよい。このようなスナップは、後側本体部206の内面218に沿った適切な位置に配置されたソケットまたは雌のスナップ凹部216と、前側本体部204の内側面218に沿った適切な位置に配置されたロックピンまたは雄のスナップ凸部220とを具え、クラムシェル型バイザ本体202が閉じたときに雄のスナップ凸部220が雌のスナップ凹部216に近づいて係合しロックすることができる。雌のスナップ凹部216と雄のスナップ凸部220の結合は、クラムシェル型バイザ本体202を閉じた状態に維持するだけでなく、このような構成はバイザ本体202が組み立てられたときに構造的強度を付与するよう作用する。本実施例に示すように、このような雌のスナップ凹部216と雄のスナップ凸部220はバイザ本体202に一体構造として一体的に成形されてもよい。また、前側本体部と後側本体部を連結する他の様々な機構を用いてもよい。このような構造において、あるいは他の適切な空洞のバイザ本体構造において、バイザ本体202の空洞スペースは、バイザ本体内部空間222として参照される。
【0012】
図1、1a、3に示すように、前側本体部204は、本体凹部224と、バイザ本体202内に収納されるバニティミラー照明アセンブリ400を利用できるようにバイザ本体内部空間222に連通する様々な適切なサイズおよび構成の1またはそれ以上の本体開口226とを具える。図1、1aに示すように、本実施例の本体凹部224は、美観を満足するようにバニティミラー/照明アセンブリ400を受けるよう寸法形成されている。
【0013】
より具体的には、図3、4に示す実施例において、バニティミラー/照明アセンブリは、ベゼル内側面414に沿って配置されたヒートステーク突起412を有するベゼル410を具え、一方でバイザ本体202の前側本体部204はヒートステーク開口部228を具える。本実施例のバイザアセンブリ202の組み立て時、前側本体部204が折り曲げられバイザ本体202の後側本体部206に連結される前に、完成したミラー/照明アセンブリ400が本体凹部224内に配置され、ヒートステーク突起412がヒートステーク開口部228に挿入され貫通する。その後、ヒートステーク開口部228内およびこれを通してヒートステーク加工が行われる。ヒートステーク加工は、ヒートステーク突起412の端部が変形して、バニティミラー/照明アセンブリがバイザ本体202の前側本体部204の本体凹部224内の定位置にロックすることで行われる。
【0014】
図1に示すように、バニティミラー/照明アセンブリ400のベゼル410は、様々な適切な構成のミラー用開口416を具える。図1、4に示すように、ミラー428の反射面429がベゼル410のミラー用開口416に露出してバニティ/ミラー照明アセンブリ400の利用者に利用できるように、ミラー428がベゼル内側面414に様々な適切な方法で搭載される。ミラー428は様々な適切な方法でベゼル410に取り付けることができる。このような取り付け方法はこの分野で周知である。図示する実施例では、ミラー428はヒートステーク415によりベゼル内側面414に搭載される。
【0015】
図4に示すように、本実施例のベゼル410はまた、ベゼル照明用凹部418と、ベゼル照明用凹部開口419とを具える。光源442および光源マウント444を具える光源アセンブリ440は、光源442が光源用凹部418内に収まるようにアセンブリの上に配置される。光源442は様々な所望の光源であってもよく、例えば発光ダイオード(LED)や白熱電球であってよい。白熱電球、あるいは所望されるその他の場合、光源マウントは、光源442を必要に応じて取り外し、再取り付けできるようなソケットを具える。LEDは消費エネルギが少なく、電池などの個々のエネルギ源の有効寿命が延びるため有効である。図1、4に示す実施例では、1のLED電球446が用いられている。しかしながら、必要な特性を有する様々な数の電球を用いてもよい。
【0016】
図1、4、6a、6bに示す実施例では、バルブ446は、電気回路482に機能的に接続しうる電極を具える光源マウント444内に機能的に搭載される。この光源マウント444は、光源442が照明用凹部418内に配置されるように搭載される。例えば、図1、4の実施例に示すように、照明用マウント444は、例えばヒートステーク、スナップ、または半田付けなどの何らかの適切な方法で回路基板480にマウントされる。後者は、光源マウント444が回路基板480の回路482に機能的に半田付けしうる電気配線を有する場合に特に好適である。別の代替例では、光源442への配線は、光源マウントを用いることなく回路基板480の回路482に機能的に半田付けされる。このような取り付けはこの分野で周知であり、ここでさらなる詳細は省略する。さらに、この光源は、バニティ本体、バニティベゼル、または回路基板に、あるいはその内部、その他の様々な適切な場所に、ヒートステーク、半田付け、その他の様々な適切な方法で、機能的に配置されマウントされてもよい。このような取り付けはこの分野で周知であり、これ以上の詳細はここでは省略する。
【0017】
レンズ490が、光源442から光を照射するよう設けられ、これは様々な適切あるいは必要な方法でバイザ本体202かバニティベゼル210に取り付けることができる。図1、4に示す実施例では、レンズ490は、下の光源442を覆うようにベゼル410の照明/レンズ用開口内にスナップ嵌めされるよう設計されている。このようなスナップ嵌めや他の適切な取り付け方法はこの分野で周知であるため、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0018】
カバー430は、当該カバー430が閉位置から開位置へ、およびその逆へ遷移できるような様々な適切な方法でベゼル410に取り付けられる。図示する実施例では、カバー430はベゼル410に、カバー430が完全に閉位置または完全に開位置に保持されるようなカム・バネヒンジ432構造により取り付けられている。このような構成はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。さらに、これらの実施例のカバー430はベゼルにヒンジ結合して示されているが、カバーはバイザ本体202にヒンジ結合されてもよい。これらの実施例のカバー430は蝶番式に搭載されているが、このようなカバー430はスライド移動、回動、あるいは必要に応じてミラーを開閉する他の様々な適切な方法で搭載されてもよい。
【0019】
本発明のエネルギ源470は、車両の電気系統から独立している。エネルギ源470は、例えば1またはそれ以上の電池472など様々な所望のエネルギ源であってよい。この場合、様々な適切な数と容量の電池を用いることができる。図1、4に示す実施例では、エネルギ源470は、3つの1.5V電池を直列に具える。リチウム電池など様々な適切な種類の電池を用いることができる。本例で示すように、電池472は、回路基板480に取り付けられている。このような取り付けは、例えばこのような電池用の標準的なマウントを用いたり、電気回路482に機能的に接続しうる電極を有する電池搭載クリップ(例えば、図6a、6b参照)などの様々な適切な方法で行うことができる。このような取り付け機構はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。本実施例のエネルギ源470は回路基板480に搭載されているが、このエネルギ源は、例えば、バニティ本体202またはバニティベゼル410を含むバニティアセンブリあるいはその内部など、様々な適切な方法および場所に搭載することができる。例えば、図示しないが、エネルギ源はバニティまたはバイザ本体の区画内に搭載されてもよく、このような区画は電池または他の独立型エネルギ源470を必要に応じて交換できるよう取り外し可能な蓋を具える。
【0020】
代替的に、エネルギ源はベゼルの区画内に搭載されてもよく、このような区画は電池または他の独立型エネルギ源470を必要に応じて取り外し、交換できるよう着脱可能な蓋を具える。このような構成で考えられる一実施例が、図1、5に示されており、ここでは2つの電池472が回路基板480に取り付けられて、バニティミラー/照明アセンブリ400が組み立てられるときに、電池472がレンズ490の下の光源442のいずれかの側のベゼル凹部418内に配置される。電池472から回路基板480へのこのような構成は、例えばこのような電池の標準的なマウントを用いたり、電気回路482に機能的に接続しうる電極を有する電池搭載クリップ(例えば、図6a、6b参照)などの様々な適切な方法で行うことができる。このような取り付け機構はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。本実施例では、レンズ490は、必要に応じて電池を取り外し、交換できるように着脱可能な形態で様々な適切あるいは所望する方法でバニティベゼル210に取り付けることができる。例えば、図1、5に示す実施例では、レンズ490は、下の光源442と電池472をカバーするように、ベゼル410の照明/レンズ用開口424内にスナップ嵌めしうるよう設計されている。これにより、光源442が電池472と同様に、必要に応じて交換可能となる。このようなスナップ嵌めや他の適切な取り付け方法がこの分野で周知であるため、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0021】
単一の電池472が実装される場合(例えば、3ボルト電池)、回路基板480全体のサイズは図示するものより小さくなり、回路基板480はミラー428の後に配置されない。特に、このような実装では、回路基板480全体は、ベゼル照明用凹部418と照明用凹部開口419の周りに配置され、回路基板419の部分がミラー428の後の位置に延在することがない。
【0022】
これらの実施例において、スイッチ450は、カバー430が開位置にあるときに光源442に電圧を加えるべく回路を閉じ、カバー430が閉位置にあるときに光源442の電圧が遮断されるべく回路を開く限りにおいて、様々な構成を有したり所望のメカニズムであってもよい。このように用いられる様々なスイッチは、電気回路482に機能的に接続される電極を含む(例えば、図6a、6b参照)。図示する実施例では、照明スイッチ450は、カバー430が開閉する都度押下または解放されるようにベゼル410のプランジャ開口420を通りベゼルの前面422を超えて延在するプランジャ454を具えるプランジャスイッチ452である。カバー430がヒンジではなくスライドまたは回動すべく取り付けられている場合、この分野で周知のスイッチの代替構成を用いてもよい。事実、カバーがヒンジ接続されている場合でも、プランジャスイッチ452以外のスイッチを用いてもよい。スイッチ450は、バイザ本体202、ベゼル410、回路基板480、または他の適切な場所に様々な適切な方法で搭載することができる。プランジャスイッチ452は、ベゼル410の適切な場所に、ヒートステークまたは他の様々な適切な取り付け方法で取り付けることができる。図4に示す実施例では、ベゼル410は、回路基板480がベゼル410と組み立てられるときに、プランジャスイッチ452が、プランジャ454がベゼル410のプランジャ開口420を通って延びるような適切な位置となるように、回路基板480に搭載されている。このような場合、様々な適切な取り付け方法を用いることができる。これらの取り付け方法はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0023】
バイザアセンブリ100はまた、所定時間経過後に光源442の電源を遮断するタイマ460を具える。このようなタイマは、電気回路482に機能的に接続される電極を具える(例えば、図6a、6b参照)。より具体的には、例えば、カバー430が不注意で開位置に保持された場合、光源442が所定時間経過後に電源遮断され、エネルギ源420の利用が節約または低減される。これにより、電池などのエネルギ源420が不注意で消耗してしまうのが防止される。このようなタイマ460は、カバー430を開閉する等してスイッチ450が再び作動したらリセットされる。タイマ460は、所望の効果を奏すべく電気回路482に接続された別個の構成要素であってもよい。様々な適切なタイマ460を用いることができるが、タイマ460はスイッチ450の部品として組み込んでもよい。例えば、タイマ460を組み込んだプランジャスイッチ452が適当である。このタイマは、バイザ本体202、ベゼル210、回路基板480、または他の適切な場所に様々な適切な方法で搭載することができる。例えば、このようなタイマ460の配線を回路基板480の回路482に機能的に半田付けしてもよい。これらの取り付け方法はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0024】
回路基板480は、様々な適切な構成であり、電気回路482に機能的に接続される電極を具える(例えば、図6a、6b参照)。様々な回路482は、エネルギ源420、スイッチ450、タイマ460、および光源442(例えば、LED446)を具えることができ、カバー430が開くとスイッチ450が閉じられて光源442が点灯し、カバー430が閉じるとスイッチ450が開いて光源442が消灯し、カバー430が開かれて所定時間経過するとタイマ460が動作して光源を消灯させ、これによりエネルギ源420と光源442の双方の寿命が延びるようにする。
【0025】
さらに、これらの実施例では示さないが、バイザアセンブリ100は、カバー430の代わりにバニティミラーの利用者に操作されるスイッチを具えてもよい。代替的に、バイザアセンブリ100は、光源442をタイマ460の期間より超えて点灯させたい場合に、利用者がユーザスイッチを押下してそのようにさせるユーザスイッチを具えてもよい。このようなスイッチは、代替的に、機能的に電気回路482の一部であってもよく、このようなユーザスイッチはベゼル前面422に配置することができる。
【0026】
図2は、本発明の可能な代替実施例の別の例を示す。図示する実施例では、光源アセンブリ440がベゼル照明用凹部418内にレンズ490を横たえる代わりに、ベゼルがLED電球用開口427を具え、2つのLED447がこれを通って突出している。レンズは必要でない。これらのLEDは回路基板またはベゼルに適切な方法でマウントされる。もちろん、LED以外の光源を用いてもよい。LEDが用いられる場合、様々な適切なLEDを用いることができる。2.8乃至4.0Vの順電圧を有する2つの3mm黄白色LED電球が適切である。しかしながら、様々な所望の特性の様々な数の電球を用いることができる。
【0027】
図6aは、上述したようにスイッチ450の構成要素としてタイマ460が組み込まれた場合に考えられる様々な回路482のうちの1つの概略図である。この回路は、必要に応じて他の要素を含んでもよい。スイッチは、カバー作動スイッチ、ユーザ作動スイッチ、その他であってよい。このサンプル実施例における回路482の他の構成要素は、LED446と、抵抗449と、電池エネルギ源472とである。
【0028】
図6bは、照明スイッチ450とは別個の構成要素であるスイッチの形態をとるタイマ460付き回路482の可能な代替例の概略図である。ここでも、照明スイッチはカバー作動スイッチ、ユーザ作動スイッチ、その他であってよい。
【0029】
図6cは、本発明の一実施例にかかる回路500の実施例の概略図である。回路500は、図6a、6bに描写する回路の代わりの代替的な回路として用いられる。回路500は、LED446と、スイッチ450と、電池エネルギ源472と、調節回路502と、抵抗504と、タイマ506とを具える。一般に、電池エネルギ源472は、LED446を駆動するのに最大3ボルトを出力しうる。他方、LED446は一般に、点灯するのに予め定められた電圧範囲3.0乃至3.5ボルトを必要とする。電池エネルギ源472の出力能力における0.5ボルトの不足を補償すべく、調節回路502がLED446に供給される電圧を増量する。一例では、調節回路502は、Zetex Semiconductors(登録商標)が製造するZXSC400ブースト回路である。
【0030】
運用時、利用者がカバー430を開位置に開くと、スイッチ450が閉じて電池エネルギ源472が調節回路502に電圧を印加し電力を与える。調節回路502は通常1乃至8ボルトの入力電圧を必要とする。調節回路502は、電池エネルギ源472から印加される電圧に応じてLED446を駆動する出力電圧を生成する。抵抗504はLED446と直列に配置されている。調節回路502は、抵抗504を横切る電圧を測定し、測定した電圧を、LED446が予め定められた3.0乃至3.5ボルトの電圧範囲内の電圧を受けているか否かを判定するフィードバックとして用いる。
【0031】
例えば、調節回路502は一般に、抵抗504を横切る所定の電圧降下に対応する所定の電圧値を記憶している。抵抗504を横切る所定の電圧降下は、LED446を通る電流の量を示唆する。一例において、所定の電圧値は、約0.3ボルトの値に対応する。この所定の電圧値は、抵抗のサイズや、必要に応じてLED446を点灯するのに要するLED446独自の要求電流に応じて変動する。調節回路502は、抵抗を横切る測定電圧と所定の電圧値を比較し、LED446に供給すべき電流を特定する。
【0032】
調節回路502は一般に、電池エネルギ源472により供給されるのと等しいか大きい電圧を提供するよう構成される。この調節回路502は一般に、抵抗504を通る電圧を継続的にモニタし、所定の電圧値と比較し、これに応じて電圧出力を調節することにより、LED446を通る電流を一定に保持するよう構成されている。図示しないが、一般にさらなるLEDを回路500に追加することが予期され、このような追加のLEDは調節回路500から同じ電圧出力を受ける。バニティミラーと照明アセンブリの間に配置されたLED446と追加のLEDが確実に一定の電流を受けるようにすると、LED446および追加のLED(図示せず)は、全部の電圧の変化を通して互いに同様の出力光を提供する。
【0033】
タイマ506は通常、スイッチ450が閉じられたことに応じてカウントシーケンスを開始する。このタイマ506は、予め定められたカウント値に到達したら回路500を開くよう設定されている。一実施例では、予め定められたカウント値は90秒である。予め定められたカウント値の長さは、電池エネルギ源472の寿命に影響する。したがって、予め定められたカウント値が大きいと、電池エネルギ源472の寿命に不都合に影響する。多くの場合、自動車のOEM(Original Equipment Manufactures)は電池エネルギ源472の寿命が10年持つように要求する。この要求により、予め定められたカウント値は30乃至240秒に企図される。タイマ506は、ON Semiconductor(登録商標)が製造する部品番号MC14541Bとして実装することができる。タイマ506が予め定められたカウント値に到達したら、タイマ506は調節回路502に制御信号を送信し、調節回路502がLED446に供給する電圧を遮断する。
【0034】
図6dは、本発明の一実施例にかかる回路500の代替実施例の概略図である。回路500’は、並列構成に連結された複数の電池エネルギ源472’を具える。複数の電池エネルギ源472’は、OEMが要求する寿命を達成すべく実装することができる。例えば、図6cに記載した電池エネルギ源472は、550mAhを生成しうる。回路500’に記載された複数の電池エネルギ源472’は、1100mAhで合計電圧出力が3.0ボルトである。この場合、調節回路502は、複数のエネルギ源472’が生成する電圧を増量して、LED446に必要な電圧量を供給する。
【0035】
図6eは、本発明の一実施例にかかる回路500の代替実施例の概略図である。回路500”は、回路500’と似ているが、複数の電池エネルギ源472’が直列構成で示されている。このようなバッテリ構造でもOEMが要求する寿命を達成することができる。各エネルギ源472’は、最大1.5ボルトを出力しうる。図6eに示す電池エネルギ源472’は合計4.5ボルトを出力できる。したがって、調節回路502は、電池エネルギ源472’からLED446に供給される電圧量を低減するよう構成される。上記したように、調節回路502は一般に、1乃至8ボルトの入力電圧を必要とする。調節回路502が電池エネルギ源472’から4.5ボルトを受ける場合、調節回路502は電圧を下げて、所望の照明を達成すべくLED446を駆動するのに必要な電圧を送る。調節回路502は、抵抗504を横切る電圧を測定し、抵抗504を横切る電圧を所定の電圧値と比較して、確実にLED446に供給される電流が所望レベルであるようにする。
【0036】
電池エネルギ源472’の電圧生成能力は時間が経つと減少するため、調節回路502がLED446に供給される電圧を昇圧あるいはブーストする。例えば、複数の電池エネルギ源472’が調節回路502に3ボルト以下の電圧を供給する場合、調節回路502は、所望の照度を達成するのに昇圧が必要な場合に、3ボルト以上の出力電圧を生成してLED446を駆動する。一実施例における、入力電圧をブーストするとともに入力電圧を低減させうる調節回路502は、Texas Instruments(登録商標)が提供するTPS61130、TPS61131、またはTPS61132バック/ブーストDC/DCコンバータ回路である。一般に、図6c−6dで説明した調節回路をバック/ブーストDC/DCコンバータ回路として実装してもよい。タイマ506は、図6cで説明したのと同様に動作する。
【0037】
図6cに記載の電池エネルギ源472と、図6d−6eに記載の複数の電池エネルギ源472’は、車両の電気系統から独立しており、典型的にはリチウム電池である。一実施例では、電池エネルギ源472と472’はそれぞれ、CR2450HR電池として実装することができる。
【0038】
図7は、バニティミラー照明アセンブリのLED446のエネルギ調節方法600を説明する概略図である。
【0039】
動作602において、利用者はカバー430を開位置へと開き、スイッチ450が閉じて電池エネルギ源472(および/または472’)が調節回路502に電力供給する。
【0040】
動作604において、スイッチ450が閉じたのに応じて、タイマ506がカウントを開始する。
【0041】
動作606において、調節回路502は電池エネルギ源472(または複数の電池エネルギ源472’)から電圧を受け、出力電圧をLED446に供給する。
【0042】
動作608において、調節回路502は、抵抗504の電圧降下を測定し、出力電圧を調整する必要があるか否かを判定する。
【0043】
動作610において、調節回路502は、測定した抵抗504での電圧降下を所定の電圧値と比較する。測定された電圧降下が所定の電圧値以下である場合、方法600は動作612に移行する。測定された電圧降下が所定の電圧値以上である場合、方法600は動作614に移行する。
【0044】
動作612において、タイマ506はカウントシーケンスが満了したかを判定する。カウントシーケンスが満了していたら、方法600は動作616に移行する。カウントシーケンスが満了していない場合、方法600は動作606に移行する。動作606では、調節回路502がLED446に供給される電圧量を増加する。
【0045】
動作614において、タイマ506はカウントシーケンスが満了したかを判定する。カウントシーケンスが満了していたら、方法600は動作616に移行する。カウントシーケンスが満了していない場合、方法600は動作606に移行する。動作606において、調節回路502がLED446に供給される電圧量を低減する。
【0046】
動作616において、タイマ506は制御信号を調節回路502に伝送し、調節回路502がLED446への電圧(または電流)供給を遮断する。
【0047】
本発明の実施例を図示し説明したが、これらの実施例は本発明の可能な形態をすべて図示し説明するものではない。むしろ、本明細書で用いられている用語は説明のための語であって限定するものではなく、本発明の意図や範囲を逸脱することなく、様々な変更を施せるものと理解されたい。
【技術分野】
【0001】
本発明の1またはそれ以上の実施例は、一般に、内部に調節回路を有する車両用のバッテリ駆動式バニティミラーおよび照明アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
動力バニティ照明ミラーにおいて発光ダイオード(LED)を駆動するのに通常はリチウム電池が用いられてきた。例えば、このような電池はLEDを駆動するのに最大3ボルトを出力する。この電圧は、電池がオンにされてから長くなると2ボルトに下がる。寒い季節の間は、電池の電圧出力は2から3ボルトの間となり、このような電圧レベルはLEDの照明に不都合に影響することがあった。
【0003】
一般に、LEDは2.8−3.6ボルトの電圧で駆動されると認識されている。このような必要入力電圧は、LED同士で異なる。LEDの光度は、ミラー内のLEDを駆動するのに用いられる電圧量により変化する。
【発明の概要】
【0004】
電気系統を有する車両用のバイザ本体を具えるバイザバニティが提供される。前記バイザ本体は、バイザミラーと、1以上の光源と、スイッチと、調節回路と、タイマとを具える。前記スイッチは、前記車両の電気系統とは独立した1以上のエネルギ源に、第1の電圧信号を生成させる。前記調節回路は前記スイッチと前記エネルギ源に機能的に結合され、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を送信し、これにより前記光源が前記第2の電圧信号を受け取る。前記タイマは前記エネルギ源により電力供給され、当該タイマが所定のカウント値に達したらこれに応じて前記調節回路が前記第2の電圧信号を伝送する動作を不能にする。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、バイザアセンブリの斜視図である。
【図1a】図1aは、図1の1a−1a線に沿って取ったバイザの部分断面図である。
【図2】図2は、バイザアセンブリの斜視図である。
【図3】図3は、組み立てられたバニティミラー照明アセンブリの背面斜視図である。
【図4】図4は、図3のバニティミラー照明アセンブリの第1の実施例を示す分解図である。
【図5】図5は、図3のバニティミラー照明アセンブリの代替実施例を示す分解図である。
【図6a】図6aは、バニティミラー照明アセンブリ用の回路の実施例の概略図である。
【図6b】図6bは、バニティミラー照明アセンブリ用の回路の代替的な実施例の概略図である。
【図6c】図6cは、本発明の一実施例にかかる調節回路の実施例の概略図である。
【図6d】図6dは、本発明の代替的な実施例にかかる調節回路の実施例の概略図である。
【図6e】図6eは、本発明一実施例にかかる回路の別の実施例の概略図である。
【図7】図7は、バニティミラー照明アセンブリの発光ダイオード(LED)にわたって電圧を調節する方法を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1を参照すると、バイザアセンブリ100が、バイザ200と、従来型デザインのバイザブラケット302を有するバイザアーム300とを具えている。
【0007】
バイザアーム300は、典型的にはバイザブラケット302に取り付けられ、これが例えば車両ルーフ(図示せず)の板金などの様々な適切な取り付け面に取り付けられる。バイザアーム300は通常、バイザアーム300をバイザ200とともに所望の位置に動かせるよう、バイザブラケット302に回動可能に取り付けられる。例えば、バイザアーム300は典型的に、バイザ200が車両のフロントまたはサイドウィンドウに近くなる位置に移動するようバイザブラケット302で回動される。このようなブラケットおよび回動連結はこの技術分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0008】
バイザ200は、当該バイザ200がバイザアーム300に対して回転可能であるように、トルク制御部を介してバイザアーム300に取り付けられることが好ましい。このようなトルク制御部は、審美的な理由により、バイザ200内に設けられることが望ましい。バイザ200をバイザアーム300に対して多様な回転位置間で移動させて保持できるようにする様々な適切な種類のトルク制御部その他の機構を用いることができる。これによりバイザ200が、ほぼ垂直な低い位置から、ほぼ水平あるいは高い上昇位置の間で移動可能となる。このようなトルク制御構造は従来技術において周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0009】
図1−4に示すように、図示するバイザの実施例において、バイザ200はバイザ本体202を具える。このバイザ本体202は、バニティミラー照明アセンブリ400を具える。このバニティミラー照明アセンブリ400は、バニティベゼル410と、当該バニティーベゼル410にヒンジ結合されたカバー430と、光源アセンブリ440と、スイッチ450と、タイマ460と、エネルギ源470と、回路基板480とを具える。
【0010】
バイザ本体202は、実質的に中実あるいは空洞であり、プラスチック、発泡体、板紙、その他の適切な材料でなる基板を含んでいる。様々な適切なバイザ本体の構成または構造を本発明で用いることができる。この特定の実施例におけるバイザ本体202は、前側本体部204と後側本体部206とを有する一体型クラムシェル構造に形成されている。前側本体部204と後側本体部206の外側面208は、例えば織物、布、ビニール、革、その他の適切な材料または材料の組み合わせでなる適切なカバーリング210で覆われていてもよい。この前側本体部204と後側本体部206は、一方の側に沿ったライブヒンジ212で連結されている。
【0011】
バイザ本体202はまた、クラムシェル構造を有するバイザ本体202のような組み立てを補助するための本体スナップなどの固定機構を具えてもよい。このような本体スナップは、例えば1991年10月8日にWhiteらに発行された米国特許5,054,839に開示されたロックピントソケットスナップのような様々な適切な構成であってもよい。このようなスナップは、後側本体部206の内面218に沿った適切な位置に配置されたソケットまたは雌のスナップ凹部216と、前側本体部204の内側面218に沿った適切な位置に配置されたロックピンまたは雄のスナップ凸部220とを具え、クラムシェル型バイザ本体202が閉じたときに雄のスナップ凸部220が雌のスナップ凹部216に近づいて係合しロックすることができる。雌のスナップ凹部216と雄のスナップ凸部220の結合は、クラムシェル型バイザ本体202を閉じた状態に維持するだけでなく、このような構成はバイザ本体202が組み立てられたときに構造的強度を付与するよう作用する。本実施例に示すように、このような雌のスナップ凹部216と雄のスナップ凸部220はバイザ本体202に一体構造として一体的に成形されてもよい。また、前側本体部と後側本体部を連結する他の様々な機構を用いてもよい。このような構造において、あるいは他の適切な空洞のバイザ本体構造において、バイザ本体202の空洞スペースは、バイザ本体内部空間222として参照される。
【0012】
図1、1a、3に示すように、前側本体部204は、本体凹部224と、バイザ本体202内に収納されるバニティミラー照明アセンブリ400を利用できるようにバイザ本体内部空間222に連通する様々な適切なサイズおよび構成の1またはそれ以上の本体開口226とを具える。図1、1aに示すように、本実施例の本体凹部224は、美観を満足するようにバニティミラー/照明アセンブリ400を受けるよう寸法形成されている。
【0013】
より具体的には、図3、4に示す実施例において、バニティミラー/照明アセンブリは、ベゼル内側面414に沿って配置されたヒートステーク突起412を有するベゼル410を具え、一方でバイザ本体202の前側本体部204はヒートステーク開口部228を具える。本実施例のバイザアセンブリ202の組み立て時、前側本体部204が折り曲げられバイザ本体202の後側本体部206に連結される前に、完成したミラー/照明アセンブリ400が本体凹部224内に配置され、ヒートステーク突起412がヒートステーク開口部228に挿入され貫通する。その後、ヒートステーク開口部228内およびこれを通してヒートステーク加工が行われる。ヒートステーク加工は、ヒートステーク突起412の端部が変形して、バニティミラー/照明アセンブリがバイザ本体202の前側本体部204の本体凹部224内の定位置にロックすることで行われる。
【0014】
図1に示すように、バニティミラー/照明アセンブリ400のベゼル410は、様々な適切な構成のミラー用開口416を具える。図1、4に示すように、ミラー428の反射面429がベゼル410のミラー用開口416に露出してバニティ/ミラー照明アセンブリ400の利用者に利用できるように、ミラー428がベゼル内側面414に様々な適切な方法で搭載される。ミラー428は様々な適切な方法でベゼル410に取り付けることができる。このような取り付け方法はこの分野で周知である。図示する実施例では、ミラー428はヒートステーク415によりベゼル内側面414に搭載される。
【0015】
図4に示すように、本実施例のベゼル410はまた、ベゼル照明用凹部418と、ベゼル照明用凹部開口419とを具える。光源442および光源マウント444を具える光源アセンブリ440は、光源442が光源用凹部418内に収まるようにアセンブリの上に配置される。光源442は様々な所望の光源であってもよく、例えば発光ダイオード(LED)や白熱電球であってよい。白熱電球、あるいは所望されるその他の場合、光源マウントは、光源442を必要に応じて取り外し、再取り付けできるようなソケットを具える。LEDは消費エネルギが少なく、電池などの個々のエネルギ源の有効寿命が延びるため有効である。図1、4に示す実施例では、1のLED電球446が用いられている。しかしながら、必要な特性を有する様々な数の電球を用いてもよい。
【0016】
図1、4、6a、6bに示す実施例では、バルブ446は、電気回路482に機能的に接続しうる電極を具える光源マウント444内に機能的に搭載される。この光源マウント444は、光源442が照明用凹部418内に配置されるように搭載される。例えば、図1、4の実施例に示すように、照明用マウント444は、例えばヒートステーク、スナップ、または半田付けなどの何らかの適切な方法で回路基板480にマウントされる。後者は、光源マウント444が回路基板480の回路482に機能的に半田付けしうる電気配線を有する場合に特に好適である。別の代替例では、光源442への配線は、光源マウントを用いることなく回路基板480の回路482に機能的に半田付けされる。このような取り付けはこの分野で周知であり、ここでさらなる詳細は省略する。さらに、この光源は、バニティ本体、バニティベゼル、または回路基板に、あるいはその内部、その他の様々な適切な場所に、ヒートステーク、半田付け、その他の様々な適切な方法で、機能的に配置されマウントされてもよい。このような取り付けはこの分野で周知であり、これ以上の詳細はここでは省略する。
【0017】
レンズ490が、光源442から光を照射するよう設けられ、これは様々な適切あるいは必要な方法でバイザ本体202かバニティベゼル210に取り付けることができる。図1、4に示す実施例では、レンズ490は、下の光源442を覆うようにベゼル410の照明/レンズ用開口内にスナップ嵌めされるよう設計されている。このようなスナップ嵌めや他の適切な取り付け方法はこの分野で周知であるため、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0018】
カバー430は、当該カバー430が閉位置から開位置へ、およびその逆へ遷移できるような様々な適切な方法でベゼル410に取り付けられる。図示する実施例では、カバー430はベゼル410に、カバー430が完全に閉位置または完全に開位置に保持されるようなカム・バネヒンジ432構造により取り付けられている。このような構成はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。さらに、これらの実施例のカバー430はベゼルにヒンジ結合して示されているが、カバーはバイザ本体202にヒンジ結合されてもよい。これらの実施例のカバー430は蝶番式に搭載されているが、このようなカバー430はスライド移動、回動、あるいは必要に応じてミラーを開閉する他の様々な適切な方法で搭載されてもよい。
【0019】
本発明のエネルギ源470は、車両の電気系統から独立している。エネルギ源470は、例えば1またはそれ以上の電池472など様々な所望のエネルギ源であってよい。この場合、様々な適切な数と容量の電池を用いることができる。図1、4に示す実施例では、エネルギ源470は、3つの1.5V電池を直列に具える。リチウム電池など様々な適切な種類の電池を用いることができる。本例で示すように、電池472は、回路基板480に取り付けられている。このような取り付けは、例えばこのような電池用の標準的なマウントを用いたり、電気回路482に機能的に接続しうる電極を有する電池搭載クリップ(例えば、図6a、6b参照)などの様々な適切な方法で行うことができる。このような取り付け機構はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。本実施例のエネルギ源470は回路基板480に搭載されているが、このエネルギ源は、例えば、バニティ本体202またはバニティベゼル410を含むバニティアセンブリあるいはその内部など、様々な適切な方法および場所に搭載することができる。例えば、図示しないが、エネルギ源はバニティまたはバイザ本体の区画内に搭載されてもよく、このような区画は電池または他の独立型エネルギ源470を必要に応じて交換できるよう取り外し可能な蓋を具える。
【0020】
代替的に、エネルギ源はベゼルの区画内に搭載されてもよく、このような区画は電池または他の独立型エネルギ源470を必要に応じて取り外し、交換できるよう着脱可能な蓋を具える。このような構成で考えられる一実施例が、図1、5に示されており、ここでは2つの電池472が回路基板480に取り付けられて、バニティミラー/照明アセンブリ400が組み立てられるときに、電池472がレンズ490の下の光源442のいずれかの側のベゼル凹部418内に配置される。電池472から回路基板480へのこのような構成は、例えばこのような電池の標準的なマウントを用いたり、電気回路482に機能的に接続しうる電極を有する電池搭載クリップ(例えば、図6a、6b参照)などの様々な適切な方法で行うことができる。このような取り付け機構はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。本実施例では、レンズ490は、必要に応じて電池を取り外し、交換できるように着脱可能な形態で様々な適切あるいは所望する方法でバニティベゼル210に取り付けることができる。例えば、図1、5に示す実施例では、レンズ490は、下の光源442と電池472をカバーするように、ベゼル410の照明/レンズ用開口424内にスナップ嵌めしうるよう設計されている。これにより、光源442が電池472と同様に、必要に応じて交換可能となる。このようなスナップ嵌めや他の適切な取り付け方法がこの分野で周知であるため、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0021】
単一の電池472が実装される場合(例えば、3ボルト電池)、回路基板480全体のサイズは図示するものより小さくなり、回路基板480はミラー428の後に配置されない。特に、このような実装では、回路基板480全体は、ベゼル照明用凹部418と照明用凹部開口419の周りに配置され、回路基板419の部分がミラー428の後の位置に延在することがない。
【0022】
これらの実施例において、スイッチ450は、カバー430が開位置にあるときに光源442に電圧を加えるべく回路を閉じ、カバー430が閉位置にあるときに光源442の電圧が遮断されるべく回路を開く限りにおいて、様々な構成を有したり所望のメカニズムであってもよい。このように用いられる様々なスイッチは、電気回路482に機能的に接続される電極を含む(例えば、図6a、6b参照)。図示する実施例では、照明スイッチ450は、カバー430が開閉する都度押下または解放されるようにベゼル410のプランジャ開口420を通りベゼルの前面422を超えて延在するプランジャ454を具えるプランジャスイッチ452である。カバー430がヒンジではなくスライドまたは回動すべく取り付けられている場合、この分野で周知のスイッチの代替構成を用いてもよい。事実、カバーがヒンジ接続されている場合でも、プランジャスイッチ452以外のスイッチを用いてもよい。スイッチ450は、バイザ本体202、ベゼル410、回路基板480、または他の適切な場所に様々な適切な方法で搭載することができる。プランジャスイッチ452は、ベゼル410の適切な場所に、ヒートステークまたは他の様々な適切な取り付け方法で取り付けることができる。図4に示す実施例では、ベゼル410は、回路基板480がベゼル410と組み立てられるときに、プランジャスイッチ452が、プランジャ454がベゼル410のプランジャ開口420を通って延びるような適切な位置となるように、回路基板480に搭載されている。このような場合、様々な適切な取り付け方法を用いることができる。これらの取り付け方法はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0023】
バイザアセンブリ100はまた、所定時間経過後に光源442の電源を遮断するタイマ460を具える。このようなタイマは、電気回路482に機能的に接続される電極を具える(例えば、図6a、6b参照)。より具体的には、例えば、カバー430が不注意で開位置に保持された場合、光源442が所定時間経過後に電源遮断され、エネルギ源420の利用が節約または低減される。これにより、電池などのエネルギ源420が不注意で消耗してしまうのが防止される。このようなタイマ460は、カバー430を開閉する等してスイッチ450が再び作動したらリセットされる。タイマ460は、所望の効果を奏すべく電気回路482に接続された別個の構成要素であってもよい。様々な適切なタイマ460を用いることができるが、タイマ460はスイッチ450の部品として組み込んでもよい。例えば、タイマ460を組み込んだプランジャスイッチ452が適当である。このタイマは、バイザ本体202、ベゼル210、回路基板480、または他の適切な場所に様々な適切な方法で搭載することができる。例えば、このようなタイマ460の配線を回路基板480の回路482に機能的に半田付けしてもよい。これらの取り付け方法はこの分野で周知であり、ここでのさらなる詳細は省略する。
【0024】
回路基板480は、様々な適切な構成であり、電気回路482に機能的に接続される電極を具える(例えば、図6a、6b参照)。様々な回路482は、エネルギ源420、スイッチ450、タイマ460、および光源442(例えば、LED446)を具えることができ、カバー430が開くとスイッチ450が閉じられて光源442が点灯し、カバー430が閉じるとスイッチ450が開いて光源442が消灯し、カバー430が開かれて所定時間経過するとタイマ460が動作して光源を消灯させ、これによりエネルギ源420と光源442の双方の寿命が延びるようにする。
【0025】
さらに、これらの実施例では示さないが、バイザアセンブリ100は、カバー430の代わりにバニティミラーの利用者に操作されるスイッチを具えてもよい。代替的に、バイザアセンブリ100は、光源442をタイマ460の期間より超えて点灯させたい場合に、利用者がユーザスイッチを押下してそのようにさせるユーザスイッチを具えてもよい。このようなスイッチは、代替的に、機能的に電気回路482の一部であってもよく、このようなユーザスイッチはベゼル前面422に配置することができる。
【0026】
図2は、本発明の可能な代替実施例の別の例を示す。図示する実施例では、光源アセンブリ440がベゼル照明用凹部418内にレンズ490を横たえる代わりに、ベゼルがLED電球用開口427を具え、2つのLED447がこれを通って突出している。レンズは必要でない。これらのLEDは回路基板またはベゼルに適切な方法でマウントされる。もちろん、LED以外の光源を用いてもよい。LEDが用いられる場合、様々な適切なLEDを用いることができる。2.8乃至4.0Vの順電圧を有する2つの3mm黄白色LED電球が適切である。しかしながら、様々な所望の特性の様々な数の電球を用いることができる。
【0027】
図6aは、上述したようにスイッチ450の構成要素としてタイマ460が組み込まれた場合に考えられる様々な回路482のうちの1つの概略図である。この回路は、必要に応じて他の要素を含んでもよい。スイッチは、カバー作動スイッチ、ユーザ作動スイッチ、その他であってよい。このサンプル実施例における回路482の他の構成要素は、LED446と、抵抗449と、電池エネルギ源472とである。
【0028】
図6bは、照明スイッチ450とは別個の構成要素であるスイッチの形態をとるタイマ460付き回路482の可能な代替例の概略図である。ここでも、照明スイッチはカバー作動スイッチ、ユーザ作動スイッチ、その他であってよい。
【0029】
図6cは、本発明の一実施例にかかる回路500の実施例の概略図である。回路500は、図6a、6bに描写する回路の代わりの代替的な回路として用いられる。回路500は、LED446と、スイッチ450と、電池エネルギ源472と、調節回路502と、抵抗504と、タイマ506とを具える。一般に、電池エネルギ源472は、LED446を駆動するのに最大3ボルトを出力しうる。他方、LED446は一般に、点灯するのに予め定められた電圧範囲3.0乃至3.5ボルトを必要とする。電池エネルギ源472の出力能力における0.5ボルトの不足を補償すべく、調節回路502がLED446に供給される電圧を増量する。一例では、調節回路502は、Zetex Semiconductors(登録商標)が製造するZXSC400ブースト回路である。
【0030】
運用時、利用者がカバー430を開位置に開くと、スイッチ450が閉じて電池エネルギ源472が調節回路502に電圧を印加し電力を与える。調節回路502は通常1乃至8ボルトの入力電圧を必要とする。調節回路502は、電池エネルギ源472から印加される電圧に応じてLED446を駆動する出力電圧を生成する。抵抗504はLED446と直列に配置されている。調節回路502は、抵抗504を横切る電圧を測定し、測定した電圧を、LED446が予め定められた3.0乃至3.5ボルトの電圧範囲内の電圧を受けているか否かを判定するフィードバックとして用いる。
【0031】
例えば、調節回路502は一般に、抵抗504を横切る所定の電圧降下に対応する所定の電圧値を記憶している。抵抗504を横切る所定の電圧降下は、LED446を通る電流の量を示唆する。一例において、所定の電圧値は、約0.3ボルトの値に対応する。この所定の電圧値は、抵抗のサイズや、必要に応じてLED446を点灯するのに要するLED446独自の要求電流に応じて変動する。調節回路502は、抵抗を横切る測定電圧と所定の電圧値を比較し、LED446に供給すべき電流を特定する。
【0032】
調節回路502は一般に、電池エネルギ源472により供給されるのと等しいか大きい電圧を提供するよう構成される。この調節回路502は一般に、抵抗504を通る電圧を継続的にモニタし、所定の電圧値と比較し、これに応じて電圧出力を調節することにより、LED446を通る電流を一定に保持するよう構成されている。図示しないが、一般にさらなるLEDを回路500に追加することが予期され、このような追加のLEDは調節回路500から同じ電圧出力を受ける。バニティミラーと照明アセンブリの間に配置されたLED446と追加のLEDが確実に一定の電流を受けるようにすると、LED446および追加のLED(図示せず)は、全部の電圧の変化を通して互いに同様の出力光を提供する。
【0033】
タイマ506は通常、スイッチ450が閉じられたことに応じてカウントシーケンスを開始する。このタイマ506は、予め定められたカウント値に到達したら回路500を開くよう設定されている。一実施例では、予め定められたカウント値は90秒である。予め定められたカウント値の長さは、電池エネルギ源472の寿命に影響する。したがって、予め定められたカウント値が大きいと、電池エネルギ源472の寿命に不都合に影響する。多くの場合、自動車のOEM(Original Equipment Manufactures)は電池エネルギ源472の寿命が10年持つように要求する。この要求により、予め定められたカウント値は30乃至240秒に企図される。タイマ506は、ON Semiconductor(登録商標)が製造する部品番号MC14541Bとして実装することができる。タイマ506が予め定められたカウント値に到達したら、タイマ506は調節回路502に制御信号を送信し、調節回路502がLED446に供給する電圧を遮断する。
【0034】
図6dは、本発明の一実施例にかかる回路500の代替実施例の概略図である。回路500’は、並列構成に連結された複数の電池エネルギ源472’を具える。複数の電池エネルギ源472’は、OEMが要求する寿命を達成すべく実装することができる。例えば、図6cに記載した電池エネルギ源472は、550mAhを生成しうる。回路500’に記載された複数の電池エネルギ源472’は、1100mAhで合計電圧出力が3.0ボルトである。この場合、調節回路502は、複数のエネルギ源472’が生成する電圧を増量して、LED446に必要な電圧量を供給する。
【0035】
図6eは、本発明の一実施例にかかる回路500の代替実施例の概略図である。回路500”は、回路500’と似ているが、複数の電池エネルギ源472’が直列構成で示されている。このようなバッテリ構造でもOEMが要求する寿命を達成することができる。各エネルギ源472’は、最大1.5ボルトを出力しうる。図6eに示す電池エネルギ源472’は合計4.5ボルトを出力できる。したがって、調節回路502は、電池エネルギ源472’からLED446に供給される電圧量を低減するよう構成される。上記したように、調節回路502は一般に、1乃至8ボルトの入力電圧を必要とする。調節回路502が電池エネルギ源472’から4.5ボルトを受ける場合、調節回路502は電圧を下げて、所望の照明を達成すべくLED446を駆動するのに必要な電圧を送る。調節回路502は、抵抗504を横切る電圧を測定し、抵抗504を横切る電圧を所定の電圧値と比較して、確実にLED446に供給される電流が所望レベルであるようにする。
【0036】
電池エネルギ源472’の電圧生成能力は時間が経つと減少するため、調節回路502がLED446に供給される電圧を昇圧あるいはブーストする。例えば、複数の電池エネルギ源472’が調節回路502に3ボルト以下の電圧を供給する場合、調節回路502は、所望の照度を達成するのに昇圧が必要な場合に、3ボルト以上の出力電圧を生成してLED446を駆動する。一実施例における、入力電圧をブーストするとともに入力電圧を低減させうる調節回路502は、Texas Instruments(登録商標)が提供するTPS61130、TPS61131、またはTPS61132バック/ブーストDC/DCコンバータ回路である。一般に、図6c−6dで説明した調節回路をバック/ブーストDC/DCコンバータ回路として実装してもよい。タイマ506は、図6cで説明したのと同様に動作する。
【0037】
図6cに記載の電池エネルギ源472と、図6d−6eに記載の複数の電池エネルギ源472’は、車両の電気系統から独立しており、典型的にはリチウム電池である。一実施例では、電池エネルギ源472と472’はそれぞれ、CR2450HR電池として実装することができる。
【0038】
図7は、バニティミラー照明アセンブリのLED446のエネルギ調節方法600を説明する概略図である。
【0039】
動作602において、利用者はカバー430を開位置へと開き、スイッチ450が閉じて電池エネルギ源472(および/または472’)が調節回路502に電力供給する。
【0040】
動作604において、スイッチ450が閉じたのに応じて、タイマ506がカウントを開始する。
【0041】
動作606において、調節回路502は電池エネルギ源472(または複数の電池エネルギ源472’)から電圧を受け、出力電圧をLED446に供給する。
【0042】
動作608において、調節回路502は、抵抗504の電圧降下を測定し、出力電圧を調整する必要があるか否かを判定する。
【0043】
動作610において、調節回路502は、測定した抵抗504での電圧降下を所定の電圧値と比較する。測定された電圧降下が所定の電圧値以下である場合、方法600は動作612に移行する。測定された電圧降下が所定の電圧値以上である場合、方法600は動作614に移行する。
【0044】
動作612において、タイマ506はカウントシーケンスが満了したかを判定する。カウントシーケンスが満了していたら、方法600は動作616に移行する。カウントシーケンスが満了していない場合、方法600は動作606に移行する。動作606では、調節回路502がLED446に供給される電圧量を増加する。
【0045】
動作614において、タイマ506はカウントシーケンスが満了したかを判定する。カウントシーケンスが満了していたら、方法600は動作616に移行する。カウントシーケンスが満了していない場合、方法600は動作606に移行する。動作606において、調節回路502がLED446に供給される電圧量を低減する。
【0046】
動作616において、タイマ506は制御信号を調節回路502に伝送し、調節回路502がLED446への電圧(または電流)供給を遮断する。
【0047】
本発明の実施例を図示し説明したが、これらの実施例は本発明の可能な形態をすべて図示し説明するものではない。むしろ、本明細書で用いられている用語は説明のための語であって限定するものではなく、本発明の意図や範囲を逸脱することなく、様々な変更を施せるものと理解されたい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立している1以上のエネルギ源に第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチに機能的に接続され、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取る調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが前記第2の電圧信号を伝送してから予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号の伝送を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項2】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項3】
請求項2に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項4】
請求項3に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部と前記予め定められた電圧値との比較に基づいて、前記第2の電圧信号を調整するように構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項5】
請求項4に記載のバイザバニティにおいて、前記調整回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項6】
請求項5に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項7】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項8】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項9】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立しており第1の電圧信号を生成するための少なくとも1のエネルギ源と、
前記1以上のエネルギ源に前記第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチおよび前記少なくとも1のエネルギ源に機能的に接続された調節回路であって、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取って点灯し、ここで前記第1の電圧信号は前記第2の電圧信号より大きい調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号の伝送を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項10】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項11】
請求項10に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項12】
請求項11に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加し、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項13】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項14】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項15】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立しており第1の電圧信号を生成するためのエネルギ源と、
前記少なくとも1のエネルギ源に前記第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチおよび前記少なくとも1のエネルギ源に機能的に接続された調節回路であって、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取って点灯し、ここで前記第1の電圧信号は前記第2の電圧信号より小さい調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号を伝送する動作を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項16】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、さらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項17】
請求項16に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路が予め定められた電圧値を内蔵しており、前記調節回路は、前記予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項18】
請求項17に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加し、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項19】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項20】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項1】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立している1以上のエネルギ源に第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチに機能的に接続され、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取る調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが前記第2の電圧信号を伝送してから予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号の伝送を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項2】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項3】
請求項2に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項4】
請求項3に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部と前記予め定められた電圧値との比較に基づいて、前記第2の電圧信号を調整するように構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項5】
請求項4に記載のバイザバニティにおいて、前記調整回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項6】
請求項5に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項7】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項8】
請求項1に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項9】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立しており第1の電圧信号を生成するための少なくとも1のエネルギ源と、
前記1以上のエネルギ源に前記第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチおよび前記少なくとも1のエネルギ源に機能的に接続された調節回路であって、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取って点灯し、ここで前記第1の電圧信号は前記第2の電圧信号より大きい調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号の伝送を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項10】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項11】
請求項10に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項12】
請求項11に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加し、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項13】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項14】
請求項9に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項15】
電気系統を具える車両用のバイザバニティにおいて、バイザ本体であって、
バニティミラーと、
少なくとも1の光源と、
前記車両の電気系統から独立しており第1の電圧信号を生成するためのエネルギ源と、
前記少なくとも1のエネルギ源に前記第1の電圧信号を生成させるためのスイッチと、
前記スイッチおよび前記少なくとも1のエネルギ源に機能的に接続された調節回路であって、前記第1の電圧信号に応答して第2の電圧信号を伝送し、これにより前記少なくとも1の光源が前記第2の電圧信号を受け取って点灯し、ここで前記第1の電圧信号は前記第2の電圧信号より小さい調節回路と、
前記少なくとも1のエネルギ源から電力供給されるタイマであって、当該タイマが予め定められたカウント値に到達したら、前記調節回路に前記第2の電圧信号を伝送する動作を止めさせるタイマと、を有するバイザ本体を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項16】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、さらに、前記少なくとも1の光源に機能的に接続され前記少なくとも1の光源から前記第2の電圧信号の一部を受け取る抵抗を具えることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項17】
請求項16に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路が予め定められた電圧値を内蔵しており、前記調節回路は、前記予め定められた電圧値と比較するために前記抵抗を横切る前記第2の電圧信号の一部を測定するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項18】
請求項17に記載のバイザバニティにおいて、前記調節回路は、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より低い場合に、前記第2の電圧信号を増加し、前記測定した第2の電圧信号の一部が前記予め定められた電圧値より高い場合に、前記第2の電圧信号を低減するよう構成されていることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項19】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、前記予め定められた値は、30乃至240秒の範囲内であることを特徴とするバイザバニティ。
【請求項20】
請求項15に記載のバイザバニティにおいて、前記バイザ本体がさらに、少なくとも1の光源と前記エネルギ源の上に着脱可能なレンズを具え、前記少なくとも1の光源と前記エネルギ源が前記着脱可能なレンズを取り外すことによりアクセスおよび交換可能となることを特徴とするバイザバニティ。
【図1】
【図1a】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図6e】
【図7】
【図1a】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図6c】
【図6d】
【図6e】
【図7】
【公開番号】特開2010−208625(P2010−208625A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−37936(P2010−37936)
【出願日】平成22年2月23日(2010.2.23)
【出願人】(509343471)インターナショナル オートモーティブ コンポーネンツ グループ ノース アメリカ,インク. (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月23日(2010.2.23)
【出願人】(509343471)インターナショナル オートモーティブ コンポーネンツ グループ ノース アメリカ,インク. (6)
【Fターム(参考)】
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