説明

照明装置

【課題】簡易な構成で発電効率を向上させることができる照明装置を提供すること。
【解決手段】光を発光するLED素子30と、光を透過すると共に、少なくとも互いに反対方向を向く面で受光した光によって発電可能な光発電部20と、LED素子30が端部に配設されると共に光発電部20が内設され、LED素子30からの光によって面発光する発光面12を有すると共に外部からの入射光を光発電部20に導くことが可能な導光板10と、を備える。これにより、LED素子30は、導光板10に対して複数の方向から照射される光によって発電することができる。また、LED素子30を発光させた場合には、導光板10内で反射を繰り返しながら発光面12で面発光をするが、光発電部20は、この導光板10に内設されているため、導光板10内で反射を繰り返すLED素子30からの光によっても発電をすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の照明装置では、光を発光する光源の他に太陽電池を備え、この太陽電池で発電した電気を用いて光源を発光させているものがある。例えば、特許文献1に記載された照明手段付太陽電池モジュールでは、導光板と太陽電池とを重ねて配置し、導光板の一端には、発光ダイオードを配設している。これにより、発光ダイオードを発光させることによって、導光板における太陽電池が位置する側の面の反対側の面から、外部に対して光を照射することができる。また、太陽電池はバッテリに接続し、発光ダイオードも、このバッテリに接続されている。これにより、日中は太陽光によって太陽電池で発電してバッテリに蓄電し、夜間に、バッテリに蓄電された電気を用いて発光ダイオードを発光させることにより、外部から電気を供給することなく、外部に対して光を照射することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−107861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、太陽電池で太陽光を利用して発電を行う場合、通常、一方の面で受光した光によって発電を行うため、発電効率の面で改善の余地が残されている。また、特許文献1に記載されている照明手段付太陽電池モジュールで、両面からの光によって発電を行う場合、特許文献1で図示されている太陽光の方向の反対側からの光を受光する太陽電池を別途設ける必要がある。この場合、現状のユニットの外部に太陽電池セルを配設して構成する必要があるため、ユニットが大型化したり複雑化したりする場合があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で発電効率を向上させることができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る照明装置は、光を発光する光源と、光を透過すると共に、少なくとも互いに反対方向を向く面で受光した光によって発電可能な光発電部と、前記光源が端部に配設されると共に前記光発電部が内設され、前記光源からの光によって面発光する発光面を有すると共に外部からの入射光を前記光発電部に導くことが可能な導光板と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この発明では、光発電部は、少なくとも互いに反対方向を向く面で受光した光によって発電可能に設けられており、外部からの入射光を光発電部に導くことが可能な導光板に内設されている。これにより、光発電部は、導光板に対して複数の方向から照射される光によって発電することができる。また、導光板の端部には光源が配設されており、光源を発光させた場合には、導光板内で反射を繰り返しながら発光面で面発光をするが、光発電部は、この導光板に内設されているため、導光板内で反射を繰り返す光源からの光によっても発電をすることができる。この結果、簡易な構成で発電効率を向上させることができる。
【0008】
また、上記照明装置において、前記導光板は、前記導光板の厚さ方向における両面が前記発光面となっていることが好ましい。
【0009】
この発明では、導光板の厚さ方向における両面を発光面にすることにより、光源を発光させた場合に、導光板の両面を面発光させることができるので、美観の向上を図ることができる。また、導光板に内設される光発電部は、光を透過することができるため、発電に用いられなかった光を透過させることにより、光源で発光した光を、双方の発光面で面発光する際における光として効果的に利用することができる。この結果、発電効率を向上させつつ、光源の発光時の美観を向上させることができる。
【0010】
また、上記照明装置において、前記導光板の前記発光面のうち一方の前記発光面側には、加飾された加飾部材が配設されていることが好ましい。
【0011】
この発明では、一方の発光面側に加飾部材が配設されているため、光源を発光させた場合には、発光面で面発光をした光によって、加飾部材全体を照射することができる。この結果、加飾部材に照射光を照射して演出を図る場合の演出効果を向上させることができる。
【0012】
また、上記照明装置において、前記導光板の厚さ方向における一方の面は、前記導光板の内部側からの光を反射する反射処理が施されており、前記導光板は、前記反射処理が施されている面の反対側の面が前記発光面として設けられていることが好ましい。
【0013】
この発明では、導光板の厚さ方向における一方の面に反射処理が施されているため、反射処理が施されていない側の面から入射し、光発電部を透過した光や、光源の発光時に反射処理が施されている側の面に向った光は、光の角度に関わらず、反射処理が施されている部分で反射をする。これにより、光発電部において、反射処理が施されている部分に対向する面は、より多くの光を受光することができ、この光によってより発電を行うことができる。この結果、簡易な構成で、より確実に、発電効率を向上させることができる。
【0014】
また、上記照明装置において、前記発光面には、情報を表示する表示処理が施されていることが好ましい。
【0015】
この発明では、発光面に表示処理が施されているため、光源を発光させた場合には、情報を表示する際における美観を向上させることができる。この結果、情報を表示する際における演出効果を向上させることができる。
【0016】
また、上記照明装置において、前記発光面は、前記導光板の内部側からの光を拡散して外部に透過する拡散処理が施されていることが好ましい。
【0017】
この発明では、発光面に拡散処理が施されているため、発光面を面発光させる際に、発光面上を均一に発光させことができる。この結果、発電効率を向上させつつ、光源の発光時の美観を向上させることができる。
【0018】
また、上記照明装置において、外部の光の照度を検出する照度センサが備えられており、前記光源は、前記照度センサで検出した照度に応じて発光と非発光とを切り替えることが好ましい。
【0019】
この発明では、照度センサで検出した照度に応じて光源の発光と非発光とを切り替えるため、例えば、照度センサで検出した照度が低い場合にのみ光源を発光させ、照度センサで検出した照度が高い場合には光源を非発光にすることにより、消費電力の低減を図ることができる。この結果、発電効率を向上させつつ、消費電力の低減を図ることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る照明装置は、簡易な構成で発電効率を向上させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は、実施形態1に係る照明装置の正面図である。
【図2】図2は、図1のA−A断面図である。
【図3】図3は、LED素子を発光させた場合の説明図である。
【図4】図4は、実施形態2に係る照明装置の要部断面図である。
【図5】図5は、図4のB−B矢視図である。
【図6】図6は、実施形態2に係る照明装置にLED素子を発光させた状態を示す説明図である。
【図7】図7は、実施形態3に係る照明装置の要部断面図である。
【図8】図8は、図7のC−C断面図である。
【図9】図9は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、一方の発光面に拡散処理部を設ける場合の説明図である。
【図10】図10は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、導光板に反射板を設ける場合の説明図である。
【図11】図11は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、光発電部にアモルファス太陽電池を用いた場合における説明図である。
【図12】図12は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、太陽電池を分散配置させることにより光発電部を構成する場合における説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、本発明に係る照明装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0023】
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る照明装置の正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。同図に示す照明装置1は、所定の厚さを有し、光を透過する部材によって矩形状の板状の形状で形成される導光板10と、この導光板10の一辺側に位置して導光板10と接続されるベース部40と、を有している。このうち、導光板10は、光を受光することにより発電をする光発電部20が内設されている。この光発電部20は、それぞれが球状に形成され、単体で発電可能であると共に、球状のほぼ全ての表面が受光面となって、この球状の受光面で受光した光によって発電可能な太陽電池である球状太陽電池21を、複数有している。光発電部20は、この複数の球状太陽電池21が、互いに離間して複数の列を構成し、離間している球状太陽電池21同士の電極が電線22で接続されることにより設けられている。また、この光発電部20における球状太陽電池21の列は、矩形状の形状で形成される導光板10の縦方向及び横方向に並んでおり、導光板10の厚さ方向における位置は、全てほぼ同じ位置になって配設されている。
【0024】
また、ベース部40は、照明装置1の通常の使用態様における導光板10の下方に接続されている。このベース部40は、内側に空間が形成されており、この部分は収容部41として設けられている。さらに、ベース部40における導光板10に接続されている部分は開口しており、この部分は開口部42となっている。この開口部42は、ベース部40に導光板10が接続されることにより、導光板10によって塞がれており、詳しくは、板状の形状で形成される導光板10における側面である端面11によって塞がれている。
【0025】
このように、導光板10によって塞がれている開口部42には、光を発光する光源であるLED(Light Emitting Diode)素子30が設けられている。つまり、LED素子30は、導光板10の端部に配設されている。また、このように配設されているLED素子30は、導光板10の端面11から導光板10の内部に対して光を照射することができるように設けられており、光軸が、導光板10の厚さ方向において光発電部20が位置する部分から、導光板10の厚さ方向にずれる位置に配設されている。
【0026】
また、ベース部40の収容部41には、各種の電気部品が搭載されると共に、各電気制御を行う制御基板31が内設されている。この制御基板31には、光発電部20で発電した電気を蓄電する蓄電素子32と、照明装置1に人体等が近付いたことを検知する接近検知センサ33と、外部の通信機器(図示省略)と通信を行う通信モジュール34と、が搭載されている。このうち、蓄電素子32は、光発電部20で発電した電気を蓄電すると共に、LED素子30等の電気部品の電源としても設けられている。
【0027】
また、接近検知センサ33は、人体等が接近したことを電波を用いて検知する電波式の検知装置になっている。このため、接近検知センサ33は、電波を発信する発信部(図示省略)と、電波を受信する受信部(図示省略)とを有している。このように設けられる接近検知センサ33は、人体等の接近体を検知する際に用いる電波を継続的に発信部から発信し、例えば人体が照明装置1に近付いた場合には、人体で反射した電波を受信部で受信することにより、人体が接近したことを検知する。
【0028】
また、通信モジュール34は、離れた場所に位置する通信機器と電波によって通信可能になっており、例えば、本実施形態1に係る照明装置1が家(図示省略)に設置されていた場合、通信モジュール34は、家の中に設置される通信機器と通信可能になっている。その際における通信情報としては、接近検知センサ33で検知する人体の接近情報等が挙げられる。
【0029】
また、これらの電気部品が搭載される制御基板31には、照明装置1の周囲の光の照度を検知する照度センサ35が接続されている。この照度センサ35は導光板10に内設されており、光を透過する導光板10内に入り込んだ光を受光して、その照度を検出する。
【0030】
また、この導光板10は、当該導光板10の厚さ方向における両面が、LED素子30が発光した際におけるLED素子30からの光を面発光する発光面12となって設けられている。さらに、これらの2つの発光面12のうち、一方の発光面12は、情報を表示する表示処理が施されており、具体的には、文字の形状で形成された部材からなる表示部14が設けられている。この表示部14は、例えば不透明の樹脂材料等の光を透過しない部材によって形成されており、このような部材が文字の形状で形成され、発光面12に貼り付けられている。例えば、本実施形態1に係る照明装置1が、表札として用いられる場合には、表示部14は、表札によって表す文字の形状で形成されている。
【0031】
この実施形態1に係る照明装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。照明装置1を表札として用いる場合には、照明装置1は屋外に設置する。このため、昼間は、照明装置1には太陽光が照射される。照明装置1は、導光板10内に光発電部20を有しているが、導光板10は透明な部材によって形成されている。従って、導光板10に照射された太陽光は、導光板10に入射して導光板10を透過し、光発電部20を照射する。即ち、導光板10は、外部からの入射光を光発電部20に導くことが可能になっている。
【0032】
このように太陽光が照射される光発電部20は、複数の球状太陽電池21を有している。このため、光発電部20に太陽光が照射された場合、太陽光を受光した1つ1つの球状太陽電池21で、受光した太陽光によって発電をする。その際に、球状太陽電池21は、それぞれが球状に形成され、球状の受光面で受光した光によって発電可能であるため、球状太陽電池21は、あらゆる方向からの光によって発電を行うことができる。従って、複数の球状太陽電池21が接続される光発電部20は、2つの発光面12から導光板10内に入射し、光発電部20を照射するいずれの方向からの太陽光によっても、この太陽光を受光して発電することができる。このように、光発電部20で発電をした電気は、蓄電素子32に送られて蓄電素子32で蓄電する。このように、蓄電素子32で蓄電した電気は、制御基板31に接続される各電気部品で使用される。
【0033】
また、導光板10には、照度センサ35も内設されているため、導光板10に入射した光は、照度センサ35にも到達する。この照度センサ35は、受光した光の照度を検出可能になっているため、導光板10に入射した光を受光した場合には、この光の照度を検出する。これにより、照明装置1の周囲の光の照度を検出し、検出した照度を電気信号によって制御基板31に伝達する。
【0034】
制御基板31には、LED素子30等の電気部品が接続されているが、制御基板31は、照度センサ35で検出する照度と、制御基板31に搭載される接近検知センサ33で検知した結果が所定の条件を満たした場合に、蓄電素子32に蓄電された電気によってLED素子30を発光させる。このうち、照度センサ35は、上記のように照明装置1の周囲の光の照度を検出するのに対し、接近検知センサ33は、照明装置1に人が接近したことを検知する。つまり、接近検知センサ33は、発信部から外部に向けて継続的に電波を発信しており、受信部では、外部からの電波の受信状況を継続的に検出している。このため、受信部で電波を受信した場合には、照明装置1に人が接近し、電波が人に反射したことになるため、接近検知センサ33は、これにより人の接近を検知する。
【0035】
制御基板31は、このように照度センサ35で検出する照度が、所定の照度以下になっており、且つ、照明装置1に人が接近したことを接近検知センサ33で検知した場合に、LED素子30を発光させる。つまり、昼間はLED素子30を発光させず、夕刻や夜間等、照明装置1の周囲が暗くなった状況で照明装置1に人が近付いた際に、LED素子30を発光させる。換言すると、LED素子30は、照度センサ35で検出した照度に応じて発光と非発光とを切り替える。
【0036】
図3は、LED素子を発光させた場合の説明図である。LED素子30は、ベース部40の開口部42に配設され、導光板10の端面11から導光板10の内部に対して光を照射することができるように設けられているため、LED素子30を発光させた場合には、LED素子30からの光は、導光板10内に入射する。LED素子30からの光は拡散光になっているため、導光板10内に入射した光は、導光板10内を広がりながら進む。
【0037】
ここで、導光板10内には、光発電部20が設けられているが、光発電部20は、複数の球状太陽電池21が離間した状態で、電線22で接続されることにより設けられている。このため、導光板10内に入射した光が光発電部20に到達した場合、球状太陽電池21同士の間の部分に到達した光は、球状太陽電池21に受光されることなく、光発電部20を透過する。一方、光発電部20に到達した光のうち、球状太陽電池21が位置する部分に到達した光は、球状太陽電池21に受光され、球状太陽電池21での発電に利用される。
【0038】
また、導光板10内に入射した光の一部は、直接、または、光発電部20を透過してから発光面12の方向に向かい、発光面12の内面13に到達する。このように発光面12の内面13に到達した光は、内面13に対する角度に応じて発光面12から外部に出射したり、内面13で反射して、再び導光板10の内部側に向ったりする。このうち、発光面12から外部に出射した光は、外部に対する照射光として、照明装置1の周囲を照射する。
【0039】
これに対し、導光板10の内部側に向った光は、光発電部20に到達し、光発電部20を透過したり、球状太陽電池21で発電に利用されたりするが、光発電部20を透過した光は、再び発光面12の内面13に到達する。この光もまた、角度に応じて発光面12から出射したり、内面13で反射したりする。これらのように、導光板10内を進む光は、発光面12の内面13での反射を繰り返しながら、発光面12から出射するため、発光面12の全体から出射することになる。このため、発光面12は、LED素子30からの光によって面発光をする。
【0040】
LED素子30の発光時には、発光面12は、このように面発光をするが、この発光面12には、表示部14が設けられている、この表示部14は、光を透過しない部材によって文字の形状で形成されているため、発光面12が面発光した場合でも、発光面12は、表示部14が設けられている部分のみ発光しない状態になる。このため、外部からは、表示部14の形状を視認することができ、表示部14で表す文字を認識することができる。
【0041】
なお、昼間など照明装置1の周囲が明るい場合には、LED素子30は発光しないが、発光面12を有する導光板10は透明な部材によって形成されているのに対し、表示部14は不透明な部材によって形成されている。このため、周囲が明るい状況の場合には、導光板10が形成されている部分のうち、表示部14のみ、光を透過しないため、これにより、外部から表示部14の形状を視認することができ、表示部14で表す文字を認識することができる。これらにより、照明装置1の周囲が明るさに関わらず、表示部14で表す文字を認識することができる。
【0042】
また、制御基板31には、家の中に設置される通信機器と通信可能な通信モジュール34が搭載されているが、通信モジュール34は、照明装置1に人が接近したことを接近検知センサ33で検知した場合には、照度センサ35で検出する照度に関わらず、その旨を通信機器に伝達する。つまり、通信モジュール34は、照明装置1の周囲の明るさに関わらず、人が接近したことを接近検知センサ33で検知した場合には、家の中に設置される通信機器に電波によって伝達する。
【0043】
以上の照明装置1は、光発電部20は、光発電部20を照射するいずれの方向からの光によっても、この光を受光して発電可能に設けられており、また、光発電部20は、外部からの入射光を光発電部20に導くことが可能な導光板10に内設されている。これにより、導光板10が同時に複数の方向から照射された場合における光が光発電部20に導かれたり、時間によって照射方向が変化する光が光発電部20に導かれたりした場合でも、光発電部20は、これらの光によって発電することができる。また、導光板10の端部にはLED素子30が配設されており、LED素子30を発光させた場合には、この光は導光板10内、即ち、発光面12の内面13で反射を繰り返しながら、発光面12から出射し、発光面12は面発光をする。その際に、導光板10には光発電部20が内設されているため、光発電部20は、このように導光板10内で反射を繰り返すLED素子30からの光によっても発電をすることができる。即ち、光発電部20は、太陽光等の照明装置1の外部からの光のみでなく、LED素子30の発光時には、このLED素子30からの光によっても発電をすることができる。これらの結果、簡易な構成で発電効率を向上させることができる。
【0044】
また、導光板10は、厚さ方向における両面が発光面12になっているため、LED素子30を発光させた場合に、導光板10の両面を面発光させることができる。これにより、美観の向上を図ることができる。また、導光板10に内設される光発電部20は、光を透過することが可能になっている。このため、光発電部20に到達した光のうち、発電に用いられなかった光を透過させることにより、LED素子30で発光した光を、双方の発光面12を面発光させる際における光として効果的に利用することができる。これらの結果、発電効率を向上させつつ、LED素子30の発光時の美観を向上させることができる。
【0045】
また、LED素子30は、光軸が、導光板10の厚さ方向において光発電部20が位置する部分からずれる位置に配設されているため、LED素子30を発光させた場合には、導光板10内に入射した光の多くが、端面11の近傍に位置する球状太陽電池21に到達すること抑制することができる。これにより、より多くの光を導光板10内に拡散させることができる。この結果、より確実に、発電効率を向上させつつLED素子30の発光時の美観を向上させることができる。
【0046】
また、光発電部20は、受光面が球状であることにより、ほぼ全ての方向からの光によって発電可能な複数の球状太陽電池21を、互いに離間させた状態で接続することにより設けられているため、より確実に、複数の方向からの光によって発電することができる。また、球状太陽電池21は、互いに離間しているため、光発電部20に到達した光のうち、発電に用いられなかった光を、球状太陽電池21同士の間を通過させることにより、より確実に透過させることができる。これにより、LED素子30で発光した光を、発光面12を面発光させる際における光として効果的に利用することができる。これらの結果、より確実に発電効率を向上させつつ、LED素子30の発光時の美観を向上させることができる。
【0047】
また、導光板10の発光面12には、光を透過しない部材からなる表示部14が設けられているため、LED素子30を発光させた場合には、表示部14の周囲を発光させることができる。これにより、表示部14によって示される情報を表示する際における美観を向上させることができる。この結果、情報を表示する際における演出効果を向上させることができる。
【0048】
また、導光板10には照度センサ35が内設されており、LED素子30は、照度センサ35で検出した照度に応じて発光と非発光とを切り替えている。具体的には、LED素子30は、照度センサ35で検出した照度が低い場合にのみ発光させ、照度センサ35で検出した照度が高い場合には非発光にしている。これにより、LED素子30の発光に使用する電力消費量の低減を図ることができる。この結果、発電効率を向上させつつ、消費電力の低減を図ることができる。
【0049】
[実施形態2]
実施形態2に係る照明装置50は、実施形態1に係る照明装置1と略同様の構成であるが、加飾タイル60が設けられている点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。図4は、実施形態2に係る照明装置の要部断面図である。図5は、図4のB−B矢視図である。実施形態2に係る照明装置50では、厚さ方向における両面が発光面12として設けられる導光板10の端部にLED素子30が配設されており、この導光板10には、複数の球状太陽電池21が接続されて構成される光発電部20が配設されている。
【0050】
さらに、この照明装置50は、表面に絵柄62が加飾された加飾部材である加飾タイル60を有している。この加飾タイル60は、導光板10の両面に設けられる発光面12のうち、一方の発光面12側に配設されており、このように加飾タイル60が設けられる側の発光面12は、導光板10の内側から外側、及び外側から内側に光が透過する透過面52として設けられている。このように、透過面52の近傍に設けられる加飾タイル60は、透過面52或いは導光板10と同程度の大きさの略矩形状の形状で形成されており、絵柄62が加飾されている側の面が導光板10側になる向きで、透過面52に沿って、透過面52に対して略平行に配設されている。
【0051】
また、このように透過面52に対して略平行に配設される加飾タイル60と透過面52との間には、透過面52に対して略平行になる向きで反射フィルム55が配設されている。この反射フィルム55は、一部の光を透過し、一部の光を反射する、いわゆるハーフミラーの特性を有している。
【0052】
この実施形態2に係る照明装置50は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。本実施形態2に係る照明装置50は、導光板10と加飾タイル60とが重ねられているが、この照明装置50を建物の壁面(図示省略)等に設置する場合には、加飾タイル60が壁面側になり、加飾タイル60の表面を導光板10で覆う形態になる向きで設置する。
【0053】
このように照明装置50を設置した場合において、LED素子30が発光していない場合、加飾タイル60に加飾されている絵柄62は、照明装置50の周囲の環境光が加飾タイル60を覆う導光板10を透過し、この透過した光によって視認可能になるが、導光板10と加飾タイル60との間には、反射フィルム55が配設されている。この反射フィルム55は、ハーフミラーの特性を有しているため、導光板10を透過した光の一部は、加飾タイル60に到達せずに反射フィルム55で反射する。このため、加飾タイル60に到達する光は少なくなるため加飾タイル60の絵柄62は視認し難くなり、照明装置50は、反射フィルム55で光を反射することにより、鏡のような状態になる。
【0054】
これに対し、LED素子30を発光させた場合には、加飾タイル60の絵柄62を視認が可能になる。図6は、実施形態2に係る照明装置にLED素子を発光させた状態を示す説明図である。LED素子30を発光させた場合には、この光は、導光板10の端面11から導光板10内に入射する。このように導光板10内に入った光は、発光面12の内面13で反射を繰り返しながら、一部の光は、加飾タイル60が位置する側の反対側の発光面12から出射し、発光面12は面発光する。これに対し、加飾タイル60が位置する側の発光面12である透過面52に向った光は、透過面52を透過して反射フィルム55に到達する。つまり、透過面52も面発光をし、透過面52に重ねられている反射フィルム55には、透過面52で面発光をした直後の光が反射フィルム55に到達する。
【0055】
この反射フィルム55は、一部の光を反射し、一部の光を透過するが、この場合に反射フィルム55に到達した光は、反射フィルム55の近傍に位置するLED素子30からの光であるため、光量が多くなっている。つまり、この場合も、一部の光は反射フィルム55で反射するが、反射フィルム55に到達する光量が多いため、反射フィルム55を透過する光の絶対量も多くなっている。
【0056】
このように、反射フィルム55を透過した光は、反射フィルム55と重ねて配設されている加飾タイル60に到達し、加飾タイル60で反射する。この場合の反射光は、絵柄62等の加飾タイル60の情報を含んだ反射光になっている。加飾タイル60で反射した反射光は、再び反射フィルム55を加飾タイル60側から導光板10側に透過し、さらに、透過面52を透過して導光板10内に入り込む。
【0057】
導光板10内には、光発電部20が配設されているが、光発電部20は光を透過させることができるため、透過面52から導光板10内に入り込んだ光のうち、光発電部20における球状太陽電池21が位置する部分以外の部分に到達した光は、光発電部20を透過する。このように、光発電部20を透過した光は、加飾タイル60が位置する側の反対側の発光面12に到達し、この発光面12から出射する。このように、発光面12から出射した光は、加飾タイル60で反射し、絵柄62等の加飾タイル60の情報を含んだ光になっているため、この光を視認した場合には、加飾タイル60の表面の情報を認識することができ、絵柄62を認識することができる。
【0058】
なお、本実施形態2に係る照明装置50では、このようにLED素子30の発光と非発光との切り替えによって、加飾タイル60の絵柄62を認識できたり認識できなくなったりするが、このLED素子30の発光と非発光との切り替えは、照明装置50を設置する場所や設置目的等に応じて、適宜設定しても良い。例えば、実施形態1に係る照明装置1が有する照度センサ35で検出する照度に応じて発光と非発光とを切り替えてもよく、また、接近検知センサ33で検知する人の接近状態に応じて、発光と非発光とを切り替えてもよい。
【0059】
以上の照明装置50は、導光板10の両面に位置する発光面12のうち、一方の発光面12側に加飾タイル60を配設しており、LED素子30を発光させた場合には、加飾タイル60側の発光面12である透過面52で面発光をした光によって、加飾タイル60全体を照射することができる。これにより、導光板10の端部に配設されることにより加飾タイル60の近傍に位置するLED素子30で発光した光によって、加飾タイル60の全体に対して照射光を照射するので、光源の存在を意識することなく、加飾タイル60全体を明るくすることができる。この結果、加飾タイル60に照射光を照射して演出を図る場合の演出効果を向上させることができる。
【0060】
また、導光板10と加飾タイル60との間に反射フィルム55を配設しているので、LED素子30の非発光時は、導光板10を透過した環境光の一部が反射フィルム55で反射することによって反射フィルム55は鏡状になり、LED素子30の発光時のみ、加飾タイル60を視認することが可能になる。この結果、加飾タイル60に照射光を照射して演出を図る場合に、より演出効果を向上させることができる。
【0061】
[実施形態3]
実施形態3に係る照明装置72は、実施形態1に係る照明装置1と略同様の構成であるが、回転扉70の回転扉体71として設けられている点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。図7は、実施形態3に係る照明装置の要部断面図である。図8は、図7のC−C断面図である。実施形態3に係る照明装置72は、回転扉70の回転扉体71として設けられている。詳しくは、LED素子30が内設される回転軸73に、光発電部20を内設する導光板10が複数接続されることにより、照明装置72とて構成されつつ、回転扉70の回転扉体71としても設けられている。このように、回転扉70の回転扉体71として設けられる照明装置72は、回転扉70の外筒部分であり、略円筒形の形状で形成される外周部75内に、回転機構(図示省略)によって外周部75に対して回転可能に配設されている。
【0062】
回転扉体71として設けられる照明装置72における回転軸73には、実施形態1に係る照明装置1と同様に、制御基板31と、蓄電素子32と、接近検知センサ33と、通信モジュール34とが内設されている。このうち、通信モジュール34は、回転扉体71の回転機構を制御する制御装置(図示省略)と通信可能に設けられている。また、LED素子30は、当該回転軸73に接続される導光板10の端部に配設されるように、回転軸73に支持されている。さらに、導光板10内には、光発電部20の他に、照度センサ35も配設されている。
【0063】
この実施形態3に係る照明装置72は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。本実施形態3に係る照明装置72は、回転扉体71として設けられているが、通常時、即ち、回転扉70を利用する人がいない場合には、回転扉体71の回転は停止している。この状態で、回転扉70を利用する人が接近した場合には、回転軸73に内設される接近検知センサ33は、人が接近したことを検知し、通信モジュール34で、回転機構の制御装置に、その旨を伝達する。これにより、制御装置は回転機構を制御し、回転扉体71を回転させる。
【0064】
また、回転扉70は、通常、建物において屋外に面する部分に設けられているため、昼間は太陽光が当り易くなっている。このため、導光板10に内設される光発電部20は、この太陽光によって発電し、蓄電素子32に蓄電する。また、導光板10の端部には、LED素子30が配設されているが、このLED素子30は、実施形態1に係る照明装置1と同様に、照度センサ35で検出する照度が、所定の照度以下の場合にのみ発光するようになっている。つまり、LED素子30は、夜間等、照明装置72の周囲が暗くなった状況にのみ発光し、これにより、回転扉体71の導光板10は、周囲が暗くなった場合にのみ、発光面12が面発光する。
【0065】
以上の照明装置72は、回転扉70の周囲が暗い状況の場合には、導光板10が面発光するので、回転扉70を利用する人が回転扉70に衝突することを防止できる。また、回転扉70の周囲が暗い状況の場合には、回転扉体71が面発光するので、美観を向上させることができる。この結果、回転扉70の利用時の安全性と美観とを、共に向上させることができる。
【0066】
また、回転扉体71が有する導光板10に光発電部20を設けており、LED素子30は、この光発電部20で発電した蓄電素子32で蓄電した電気によって発光させている。これにより、外部から電気を供給することなく、LED素子30を発光させることができる。この結果、LED素子30を発光させるのに必要な電気の点検が不要になり、メンテナンスフリー化を図ることができる。
【0067】
また、回転扉体71の回転軸73内に接近検知センサ33と通信モジュール34とを設け、人が接近した場合にのみ回転扉体71を回転させるため、電力消費量の低減を図ることができる。また、このように、人が接近した場合にのみ回転扉体71を回転させる際における検出手段を回転軸73内に設けるため、回転扉70全体の構造の簡略化を図ることができる。
【0068】
なお、上述した実施形態1〜3に係る照明装置1、50、72では、導光板10は、透明な板状の部材によって設けられているが、発光面12には光学的な処理を施してもよい。図9は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、一方の発光面に拡散処理部を設ける場合の説明図である。発光面12に施す光学的な処理としては、例えば、図9に示すように、発光面12に、導光板10の内部側からの光を拡散して外部に透過する拡散処理を施し、発光面12に拡散処理部80を設けてもよい。これにより、この拡散処理部80が位置する側の発光面12から光が出射する場合には、発光面12全体から拡散しながら均一に出射するため、この拡散処理部80が位置する側の発光面12を面発光させる際に、発光面12上を均一に発光させことができる。この結果、発電効率を向上させつつ、LED素子30の発光時の美観を向上させることができる。
【0069】
図10は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、導光板に反射板を設ける場合の説明図である。また、導光板10は両面を発光面12にしなくてもよく、例えば、図10に示すように、導光板10は、厚さ方向における一方の面に、導光板10の内部側からの光を反射する反射板82を設けるなどを行うことによって反射処理を施してもよい。この場合、導光板10は、反射処理が施されている面の反対側の面が発光面12として設けられる。このように、導光板10の厚さ方向における一方の面に反射板82を設けることにより、発光面12から入射して光発電部20を透過した光や、LED素子30の発光時に反射板82側の面に向った光を、光の角度に関わらず、反射板82で反射させることができる。これにより、光発電部20における反射板82に対向する面に、より多くの光を向わせ、この面で多くの光を受光させることができ、この光によってより発電を行わせることができる。この結果、簡易な構成で、より確実に、発電効率を向上させることができる。
【0070】
また、実施形態1〜3に係る照明装置1、50、72では、光発電部20は、複数の球状太陽電池21を互いに離間させた状態で電線22によって接続することにより構成しているが、光発電部20は、これ以外によって設けてもよい。図11は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、光発電部にアモルファス太陽電池を用いた場合における説明図である。光発電部20としては、図11に示すように、アモルファスシリコンを用いて薄膜状に形成される太陽電池であるアモルファス太陽電池84を用いてもよい。このアモルファス太陽電池84は、光を透過する特性を有していると共に、薄膜の両面で受光した光によって発電可能になっている。このため、このアモルファス太陽電池84を光発電部20として用いた場合でも、複数の方向からの光によって発電することができ、また、光を透過する特性を有することにより、導光板10内に照射された光が導光板10内で反射を繰り返すことを可能にし、発光面12を面発光させることができる。また、光発電部20としてアモルファス太陽電池84を用いることにより、光発電部20を容易に構成できるため、製造性の向上を図ることができる。
【0071】
図12は、実施形態1に係る照明装置の変形例であり、太陽電池を分散配置させることにより光発電部を構成する場合における説明図である。また、光発電部20には、一般的に使用されている太陽電池を用いてもよく、例えば、図12に示すように、両面で発電可能な太陽電池を分散太陽電池85として複数使用し、この分散太陽電池85を導光板10内で分散配置することにより、光発電部20を構成してもよい。このように、複数の分散太陽電池85を分散配置することにより、分散太陽電池85同士の間には空隙部86が形成されるため、光発電部20に到達した光のうち、空隙部86に到達した光は、空隙部86を透過することができる。このため、複数の分散太陽電池85によって光発電部20を構成した場合でも、複数の方向からの光によって発電することができ、また、空隙部86で光を透過させることにより、導光板10内に照射された光が導光板10内で反射を繰り返すことを可能にし、発光面12を面発光させることができる。また、光発電部20として、一般的に使用されている太陽電池を分散配置して分散太陽電池85として用いることにより、製造コストの低減を図ることができる。
【0072】
これらのように、導光板10に内設される光発電部20は、光を透過すると共に、少なくとも互いに反対方向を向く面で受光した光によって発電可能であれば、導光板10の厚さ方向における両面からの光で発電したり、この光を透過させたりすることができるため、発電効率を上げつつ、発光面12で面発光させることができる。
【0073】
また、実施形態1に係る照明装置1では、情報を表示する表示処理として発光面12に表示部14を貼り付けているが、情報を表示する表示処理がこれ以外の手法で行ってもよく、例えば、発光面12に直接着色することにより行ってもよい。また、表示処理を、蛍光部材や蛍光塗料によって行った場合には、LED素子30を発光させた際に、表示処理によって表示する情報を、この光によって発光させることができ、情報の伝達性を向上させたり、美観を向上させたりすることができる。
【0074】
また、上述した実施形態1〜3に係る照明装置1、50、72では、光発電部20を内設し、端部に光源が配設される導光板10を、表札に用いたり、加飾タイル60の照射用に用いたり、回転扉70の回転扉体71に用いているが、光発電部20を内設して端部に光源が配設される導光板10は、これ以外の用途に用いてもよい。
【符号の説明】
【0075】
1、50、72 照明装置
10 導光板
12 発光面
13 内面
14 表示部
20 光発電部
21 球状太陽電池
30 LED素子
31 制御基板
32 蓄電素子
33 接近検知センサ
34 通信モジュール
35 照度センサ
40 ベース部
52 透過面
55 反射フィルム
60 加飾タイル
62 絵柄
70 回転扉
71 回転扉体
80 拡散処理部
82 反射板
84 アモルファス太陽電池
85 分散太陽電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を発光する光源と、
光を透過すると共に、少なくとも互いに反対方向を向く面で受光した光によって発電可能な光発電部と、
前記光源が端部に配設されると共に前記光発電部が内設され、前記光源からの光によって面発光する発光面を有すると共に外部からの入射光を前記光発電部に導くことが可能な導光板と、
を備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記導光板は、前記導光板の厚さ方向における両面が前記発光面となっていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記導光板の前記発光面のうち一方の前記発光面側には、表面が加飾された加飾部材が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記導光板の厚さ方向における一方の面は、前記導光板の内部側からの光を反射する反射処理が施されており、
前記導光板は、前記反射処理が施されている面の反対側の面が前記発光面として設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記発光面には、情報を表示する表示処理が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記発光面は、前記導光板の内部側からの光を拡散して外部に透過する拡散処理が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
外部の光の照度を検出する照度センサが備えられており、
前記光源は、前記照度センサで検出した照度に応じて発光と非発光とを切り替えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−146466(P2012−146466A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−3420(P2011−3420)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】