説明

熱交換器

【課題】 流体境膜の形成を極力阻止することが可能となり、熱交換効率を大幅に向上させることができ、連続の長時間運転を維持できるとともに、大きな省エネ効果が期待できる熱交換器を簡便かつ安価に提供すること。
【解決手段】 熱交換パイプ1の管壁を介して熱交換を行なう熱交換器において、熱交換パイプ1に内接させたコイル状のスプリング2と、前記スプリング2を回転および/または往復運動させる動力装置6とを装備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換パイプの管壁を介して前記熱交換パイプを取り巻く熱媒と前記熱交換パイプ内を移動する流体とが熱交換を行なう熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
前記熱交換器において、熱交換パイプ内部を流体が移動する場合、レイノズル数4000以上の乱流であっても、熱交換パイプの内壁の近くには、ごく薄い層流の膜が生じてしまい、難流動性の液体においては、ほとんど移動しない場合も考えられる。この薄い層流の膜を流体境膜というが、管壁を介して熱交換を行う単位操作において、この流体境膜の形成が熱交換効率を極度に低下させる原因となる。
【0003】
つまり、冷却用熱交換器においては、温度低下とともに液体の粘度が増大し、流速低下や流体成分の凝固・結晶析出等による固着現象が発生し易い。また、加熱用熱交換器においては、過熱による流体成分の濃縮等により、焦げ付き固着が発生し易くなり、いずれの場合も流体境膜の厚みが増大する事により、熱交換効率が著しく低下してしまう最大要因となる。
【0004】
このような熱交換パイプを用いる熱交換器の流体境膜の発生を抑制する方法としては、熱交換パイプの断面形状を凹凸にしたり、管路を屈曲させて、レイノズル数を増大することにより、乱流効果による流体境膜を抑制する方法(例えば、特許文献1参照)や、大口径の熱交換パイプにおいては、肉部に機械的に回転するスクレーパ一等を装備した掻き取り装置により固着物を除去する方法(特許文献2参照)等が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−221094号公報
【特許文献2】登録実用新案第3041037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、熱交換パイプの断面形状を凹凸にしたり、管路を屈曲させる方法は、熱交換パイプの製作に高度な技術が要求され、製作コストが高くなり易く、また、原料の停滞や固着が発生し易い等の問題点も多い。一方、スクレーパー等の機械的な掻き取り装置を装備した熱交換器においては、小口径の熱交換パイプでは、パイプ内部に機械的な掻き取り装置を装着する事が非常に困難であり構造も複雑となる。また、メンテナンス時にこれを引き抜くため、熱交換パイプと同等以上の引き抜きスペースを作業環境に確保する必要がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、これらの課題を解決すベく、この流体境膜の形成を極力阻止することが可能となり、熱交換効率を大幅に向上させることができ、そのため、連続の長時間運転を維持できるとともに、大きな省エネ効果が期待できる熱交換器を、簡便かつ安価に提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の熱交換器は、熱交換パイプの管壁を介して熱交換を行なう熱交換器において、熱交換パイプに内接させたスプリングと、前記スプリングを回転および/または往復運動させる動力装置とを装備したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の別の熱交換器は、前記スプリングは、複数個の単体のスプリングが隣位する単体のスプリングの端部同士を当接させて配設されていることを特徴とし、さらに、本発明のさらに別の熱交換器は、前記スプリングは、複数個の単体のスプリングが連結手段により連結されて配設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このような特徴を備えた本発明は、スプリングを動力装置によって強制的に回転および/または往復(伸縮・移動)運動させることにより、熱交換パイプの内壁に形成される流体境膜を強制的に破壊し、流体境膜の形成を極力阻止することが可能であるため、熱移動は、熱交換パイプの管壁の厚さのみの温度勾配によって行われることになり、大幅な熱伝導速度の増加が期待できる。そのため、連続の長時間運転を維持できるとともに、大きな省エネ効果が期待できる。
【0011】
さらに、熱交換パイプは、市販の安価な円筒形の直管パイプも利用でき、パイプ自体の直線性が損なわれた、多少湾曲変形したパイプでも、内接するスプリング自体が湾曲変形した状態で装着可能である。
【0012】
スプリングは、小口径から大口径まで、巻き外径に対して、その線径(断面積)と巻きピッチ等を工夫する事により、伸縮(弾性)強度や機械的強度を容易に調節することが可能であるなど優れた利点が多く、この性質を利用して、簡便かつ安価で熱交換効率の高い熱交換器を提供することができる。
【0013】
さらに、前記熱交換パイプ内に配設するスプリングを、複数個の単体のスプリングにより構成することで、配設時やメンテナンス時の作業環境スペースが、1本のスプリングを配設する場合に比して小さなスペースで足りる。
【0014】
また、特に、前記熱交換パイプが曲管の場合等、その熱交換パイプの曲がり位置に合わせて前記連結手段を位置させるような構成とすることで、熱交換パイプ内への配設作業も簡便となり、動力装置から伝達される駆動力を全長に亘って伝達させ、強制的に回転および/または往復運動させ、熱交換パイプの内壁に形成される流体境膜を強制的に破壊することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の熱交換器の基本構成と流体境膜を破壊する原理を説明するための要部説明図
【図2】本発明の第1実施例であって、熱交換パイプ内のスプリングを往復運動させる動力装置をスプリングの片側に備えた熱交換器の要部説明図
【図3】本発明の第2実施例であって、熱交換パイプ内のスプリングを往復運動させる動力装置をスプリングの両側に備えた熱交換器の要部説明図
【図4】本発明の第3実施例であって、多管式熱交換器において、熱交換パイプ内のスプリングを往復運動させる動力装置をスプリングの両側に備えた熱交換器の要部説明図
【図5】本発明の第4実施例であって、熱交換パイプ内のスプリングを回転運動させる動力装置をスプリングの片側に備えた熱交換器の要部説明図
【図6】熱交換パイプ内に複数個の単体スプリングを装着させる場合の要部説明図(a)と、単体スプリングの配列と巻き方向との関係の説明図(b)
【図7】熱交換パイプ内に複数個の単体スプリングを連結した状態で装着させる場合の要部説明図(a)と、単体スプリングの連結状態の説明図(b)
【図8】単体スプリングの末端部の処理状態を示す平面図
【図9】連結金具の構成を説明するための説明図(a)、(b)と、(b)におけるA−A断面図(c)、並びにスプリングの末端部の係止状態を説明する透視平面図(d)
【発明を実施するための形態】
【0016】
まず、本発明の熱交換器の基本構成と、流体境膜を破壊する原理について、図1を用いて説明する。
【0017】
本発明の熱交換器は、図1に示すように、円筒形の熱交換パイプ1と、前記熱交換パイプ1の内径より僅かに小さい外径寸法を有し、熱交換パイプ内の少なくとも一部(特に、外壁が熱媒と接触する部分近傍)において、熱交換パイプ1の内壁に摺接させた状態(内接状態)で装着されるコイル状のスプリング(以下、単に、スプリングと記す)2とを備えている。スプリング2の一方端は、動力伝達軸3と物理的に固定されている。符号4及び符号5は、動力伝達軸3の軸振れ防止と液封を行うための軸受け部材と、ベアリング、Oリング、オイルシール、メカニカルシール及びグランドパッキン等のシール部材で構成されたシール部品であり、その構造を限定するものではない。符号6は、動力伝達軸3を回転および/または往復運動させるための動力装置である。熱交換パイプ1の外側は、熱媒エリア8であり、保温または断熱構造体で囲われ、その内部に熱媒である気体または液体が循環若しくは通過可能に構成されている。符号9は、原料流体の給排口であり、熱交換時には一方が供給口、他方は排出口となる。符号7は、液封部品から液漏れが生じた場合の排液口である。
【0018】
図1において、原料流体が一方の原料給排口9からポンプ等で、連続的または断続的に供給され、熱交換パイプ1の内部を移動しつつ、熱媒エリア8における熱媒との温度差によって熱交換を行いながら、他方の原料給排口9から排出される。
【0019】
このとき、原料流体は、熱交換パイプ1の内部に装着されたスプリング2との衝突低抗により、スプリング2の巻き方向に沿った旋回流を伴いながら乱流移動するため、原料流体が攪拌混合され、温度の均一化が期待できる。しかし、このまま運転を継続すると、熱交換パイプ1の内壁付近には、殆ど移動しない流体境膜が形成され、時間の経過とともにこの流体境膜は、その厚みを増大し、ついにはこれが熱交換ハイプ1の内壁に固着し、熱交換効率を著しく低下させる最大要因となる。つまり、通常、熱伝導は、熱交換パイプ1の固体壁を伝わって内部の流体の間で熱量の授受を行う筈であるが、固体壁と移動流体の境界面に形成される薄い層流の流体境膜の厚さにより生じる温度勾配が、熱伝導速度を大きく阻害することとなる。すなわち、熱移動は、熱交換パイプ1の管壁の厚さと、流体境膜の厚さの総和の距離を移動して、熱媒と原料流体との温度差による熱伝達が行われていることになる。
【0020】
そこで、本発明の熱交換器においては、熱交換パイプ1の内部に装着され、熱交換パイプ1の内壁に接するスプリング2を、動力装置6とそれに接続された動力伝達軸3とによって、前記熱交換パイプの内壁に摺接させつつ強制的に回転および/または往復運動させることにより、熱交換パイプ1の内壁に形成される流体境膜をスプリング2により強制的に破壊することとする。なお、スプリング2の往復運動とは、スプリング2自体が熱交換パイプ1の管路内を往復移動(伸縮を伴う場合もある)することの他、スプリング2自体が伸縮するような軸方向の往復移動をも含む概念とする。
【0021】
このように、流体境膜を強制的に破壊すれば、流体境膜の形成を極力阻止することが可能であるため、熱移動は、熱交換パイプ1の管壁の厚さのみの温度勾配によって行われることになり、大幅な熱伝導速度の増加が期待できる。そのため、連続の長時間運転を維持できるとともに、大きな省エネ効果が期待できる。
【0022】
なお、熱交換器においてスプリング2を往復運動のみさせる場合、熱交換パイプ1はその断面形状が円形となる円管でなくともよい。スプリング2についても同様である。
【0023】
次に、本発明の熱交換器の実施例を説明する。
【0024】
[実施例1]
図2は、一般的な二重管式熱交換器であり、熱交換パイプ1の内部に装着されたスプリング2は、動力装置としての往復運動用シリンダー6に接続された動力伝達軸3と物理的に固定されており、軸受け部材としての摺動軸受け4によって軸ぶれを抑制している。また、シール部材としてのOリング5は、液漏れを防止している。なお、符号10は、触媒エリアを構成する熱媒通過ジャケット8に形成された熱媒の給排口であり、符号11は、点検口である。
【0025】
そして、往復運動用シリンダー6を連続または断続的に伸縮作動させることにより、スプリング2を熱交換パイブ1の内部で往復移動させ、原料流体を攪拌するとともに、熱交換パイプ1の内壁面に形成する流体境膜を破壊する。この際、往復作動シリンダー6の最小作動ストロークは、スプリング2の巻きピッチと線径(板厚)との和でよい。例えば、線径3mmの線材をピッチ10mmでコイル巻きしたスプリングであれば、移動ストロークが、13mm以上であれば、十分にその役割を果たすことになる。
【0026】
[実施例2]
図3は、実施例1に示した二重管式熱交換器等において、熱交換パイプ1の長さが2〜4mと長い場合、及び原料流体の粘度が高い難流動体において、流体境膜の固着が強固に発生し易い場合等、実施例1に示すような片側のみの往復運動用シリンダー6だけでは、その往復運動動力がスプリング2の全長に対して十分に伝達されないことが懸念される場合、熱交換パイプ1の両側に往復運動用シリンダー6を装備することにより解決する実施例である。
【0027】
この場合、スプリング2と動力伝達軸3は、物理的に固定する必要はない。なお、2台の往復運動用シリンダー6は、互いに同方向または反対方向に伸縮作動させ、スプリング2を長さ方向に往復移動あるいは伸縮させることによって、流体境膜を破壊する操作を行うことが可能である。
【0028】
[実施例3]
図4は、一般的な多管式熱交換器の全ての熱交換パイプ1の内部に、それぞれスプリング2を平行させて配設し、その両端に装備した動力装置としての往復運動用シリンダー6を互いに同方向または反対方向に伸縮作動させ、往復運動用シリンダー6に接続された動力伝達軸としての動力伝達円盤3により、全てのスプリング2を同時に伸縮あるいは往復移動させることによって、流体境膜を破壊することを可能にした実施例である。この場合、各スプリング2と動力伝達円盤3を物理的に固定する必要はない。
【0029】
[実施例4]
図5は、二重管式熱交換器において、熱交換パイプ1の内部に装着されたスプリング2を回転運動させる場合の実施例であり、スプリング2と回転軸3は物理的に強固に固定されているものとする。また、符号5は、シール部材としてのメカニカルシールである。
【0030】
動力装置としてのギヤードモータ6は、連続または断続的に運転され、回転方向もスプリング2の巻き方向に対して、電気的に正転または反転が行えるように運転制御する。これにより、実施例1乃至実施例3のように、スプリング2を往復運動させる場合と比較すると、熱交換パイプ1の管路内を通過する原料流体を、より激しく攪拌混合することが可能となり、さらに熱交換効率を向上させる効果が期待できる。また、管路内の残留液を掻き出すことも可能である。
【0031】
なお、本実施形態においては、さらに、前記動力装置としてのギヤードモータ6に代えて、ピストンロッドが回転しながら伸縮するエアシリンダを用い、さらに積極的に、スプリング2を回転および往復運動させる構成とすることも可能である。
【0032】
[実施例5]
図6は、熱交換パイプ1の内部に装着するスプリングが、一体成型からなる長尺なスプリング2を装着することが困難な場合、その1本の長尺なるスプリング2を複数個(本実施例においては3つ)のスプリング2a〜2cに分割して配設する、換言すれば、1本の長尺なるスプリング2に代えて複数個の単体のスプリング2a〜2cを隣位の単体のスプリング2a〜2cと端部同士を当接させるようにして配設する場合の実施例である。この場合の熱交換器は、熱交換機は、実施例2および実施例3に示したような、両側に往復運動用シリンダー6を装備した熱交換機であってもよいし、実施例1および実施例4に示したような、駆動源の反対側においてスプリングが壁に当接するような構成の熱交換機であってもよい。
【0033】
各単体のスプリング2a〜2cの末端部は、お互いが絡み合わないように工夫する必要がある。単体のスプリング2a〜2cを複数個装着する場合、右巻き、左巻き、右巻きのように順次反対巻きのスプリング2a〜2cを交互に装着することにより、連続した一体成型のスプリング2よりも乱流攪拌効果を増大させることが可能となる。
【0034】
[実施例6]
図7は、実施例1及び実施例4のように、片側にのみ動力装置6を装備した熱交換器において、複数個(本実施形態においては4つ)の単体スプリング2a〜2dを装着した場合の実施例である。
【0035】
各単体のスプリング2a〜2dの末端部を、図8に示すように、中心線方向にL曲げした構造とするとともに、各スプリング2a〜2dを、連結手段12としての二分割式の連絡金具12a〜12cによって順次連結し、要望する長さとすることが可能となる。
【0036】
連結金具12a〜12cは、図9に示すように、対向配置される一対の金具本体13a、13bを有し、金具本体13a、13bの対向面にはそれぞれ、スプリング2の末端部を収納する半割円状とされ、金具本体13a、13bの幅方向に延びる2本の溝部14が対向して形成されている。溝部14の内周面には、図9(c)に示すように、金具本体13a、13bの幅方向端部側から中央部へ向かって漸次盛り上がる凸部15が形成されている。さらに、一方の金具本体13aには両金具本体13a、13bをねじ止めするためのねじ挿通孔16が形成されており、他方の金具本体13bにはねじ挿通孔16と対向する位置に雌ねじ17が形成されている。よって、一対の金具本体13a、13bの2本の溝部14にそれぞれ、連結させる2本のスプリング2の末端部のL曲げ部分を位置させた状態でねじ18を締め込むことにより、溝部14内の凸部15をL曲げ部分に強く押し当てつつ、2本のスプリング2を連結させることができる。
【0037】
連結金具12a〜12cを用いて複数の単体スプリング2a〜2dを連結させたスプリング2は、円筒形の熱交換パイプ1が緩やかに湾曲変形していても、確実に末端部まで往復運動および/または回転運動動力を伝達することが可能である。特に、熱交換パイプ1が曲管であっても、その熱交換パイプ1の曲がり位置に合わせて連結手段を位置させるような構成とすることで、熱交換パイプ1内への配設作業も簡便となる。なお、連結手段12および、図7に示す動力伝達軸3の構造ならびに単体スプリング2a〜2dの末端部処理の方法等は、本実施例に限定しない。
【0038】
さらに、前述の実施例のうち、スプリングの片側にのみ動力装置を設けた熱交換器の実施例を示す図1,図2、図5および図7においては、動力装置は、熱交換パイプ1の管路内を通過する原料流体の流れ方向における上流側に設けられているが、動力装置は下流側に設けてもよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0039】
1 熱交換パイプ
2 スプリング
2a〜2d 単体スプリング
3 動力伝達軸
4 軸受け部材
5 シール部材
6 動力装置
7 排液口
8 熱媒エリア
9 原料給排口
10 給排口
11 点検口
12 連結手段
12a〜12c 連結金具
13 金具本体
14 溝部
15 凸部
16 ねじ挿通孔
17 雌ねじ
18 ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換パイプの管壁を介して熱交換を行なう熱交換器において、熱交換パイプに内接させたコイル状のスプリングと、前記スプリングを回転および/または往復運動させる動力装置とを装備したことを特徴とする熱交換器。
【請求項2】
前記スプリングは、複数個の単体のスプリングが隣位する単体のスプリングの端部同士を当接させて配設されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記スプリングは、複数個の単体のスプリングが連結手段により連結されて配設されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−57907(P2012−57907A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204138(P2010−204138)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(510247179)株式会社タツノ (1)
【Fターム(参考)】