説明

熱現像感光材料および画像形成方法

【課題】 本発明の課題は、画像濃度ムラの改良され、並びに画像保存安定性が改良された熱現像感光材料およびそれを用いた画像形成方法を提供することである。
【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層と、前記支持体の他方の面にバック層とを有する熱現像感光材料であって、前記画像形成層を有する面の表面光沢度が70以上であり、かつ前記バック層を有する面の表面光沢度に対する前記画像形成層を有する面の表面光沢度の比が1.1以上であることを特徴とする。レーザーによる画像露光工程と熱現像工程を含む画像形成方法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層と、前記支持体の他方の面にバック層とを有する熱現像感光材料であって、前記画像形成層を有する面の表面光沢度が70以上であり、かつ前記バック層を有する面の表面光沢度に対する前記画像形成層を有する面の表面光沢度の比が1.1以上であることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記画像形成層を有する面の表面光沢度が90以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記バック層を有する面の表面光沢度に対する前記画像形成層を有する面の表面光沢度の比が1.4以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記画像形成層を有する面の表面光沢度が90以上であり、かつ前記バック層を有する面の表面光沢度に対する前記画像形成層を有する面の表面光沢度の比が1.4以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記バック層がマット剤を含有し、該マット剤の50質量%以上が平均粒子サイズが0.01μm以上1.0μm以下のマット剤であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記バック層が少なくとも2層の非感光性層を含み、前記マット剤を最外層の該非感光性層に含有することを特徴とする請求項5に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記画像形成層を有する面側に平均粒子サイズが1μm以上10μm以下のマット剤を含有し、平均粒子サイズが0.01μm以上1.0μm以下のマット剤を含有する割合が10質量%以下であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
前記画像形成層の前記支持体とは反対面側に少なくとも1層の非感光性層を有し、前記マット剤を最外層の該非感光性層に含有することを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料。
【請求項9】
前記画像形成層と前記マット剤を含有する最外層との間に非感光性層中間層を有し、該非感光性層中間層のバインダーの50質量%以上が疎水性ポリマーラテックスであることを特徴とする請求項8に記載の熱現像感光材料。
【請求項10】
前記ポリマーラテックスが、下記一般式(M)で表されるモノマー成分を10質量%以上70質量%以下有するポリマーラテックスであることを特徴とする請求項9に記載の熱現像感光材料:
【化1】

(式中、R01およびR02は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子、およびシアノ基より選ばれる基である。)。
【請求項11】
前記一般式(M)のR01およびR02が共に水素原子、または一方が水素原子であり、他方がメチル基であることを特徴とする請求項10に記載の熱現像感光材料。
【請求項12】
前記画像形成層を有する面側の最外層がフッ素ポリマーを含有することを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項13】
前記フッ素ポリマーが、下記一般式(P)で表されるモノマー成分を含むことを特徴とする請求項12に記載の熱現像感光材料:
【化2】

(式中、Rfは、炭素原子数が1以上20以下でフッ素原子数が1以上41以下であるフッ化アルキル基を表す。pは、1又は2の整数を表す。Lは、1〜12個の炭素原子を含む連結基を表す。Rは、水素原子又はメチル基を表す。)。
【請求項14】
前記請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の熱現像感光材料を画像露光し熱現像することによって画像を形成する画像形成方法であって、前記画像露光がレーザーによる走査露光であって該レーザーの照射角度が前記熱現像感光材料の露光面上の法線に対して3度以上45度以下であることを特徴とする画像形成方法。
【請求項15】
前記画像露光および前記熱現像を搬送速度16mm/秒以上で前記熱現像感光材料を搬送しながら行うことを特徴とする請求項14に記載の画像形成方法。

【公開番号】特開2007−101733(P2007−101733A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−289213(P2005−289213)
【出願日】平成17年9月30日(2005.9.30)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】