説明

燃料パイプへの永久磁石装着方法

【課題】パイプ内を通る燃料(流体)に永久磁石を用いて磁力を与え、パワーアップと燃料消費の節減を図る装置は、そのカバー同士をボルトやバンドで締め付けて取付けるが、近年のエンジンルームには隙間が殆どないので、ボルト締めやバンド締めするカバーで覆われた従来の装置は取付けが容易ではない問題がある。
【解決手段】相対する片方の永久磁石の左右両端に一端を固定して軸を設け、相手側永久磁石の左右両端に孔を穿設して2本の軸間に燃料パイプを挟み入れ、その2本の軸の他方側を孔に挿し込んでパイプを挟み吸着固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、永久磁石を燃料パイプへ装着する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
永久磁石を用いたこれまでの燃料消費節減を図る装置は、そのパイプへの装着にカバー同士をボルトやバンドで締め付けて取付けられる。
【特許文献1】特開平9−164330号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
パイプ内を通る燃料(流体)に永久磁石を用いて磁力を与え、パワーアップと燃料消費の節減を図る装置は、そのカバー同士をボルトやバンドで締め付けて取付けるが、近年のエンジンルームには隙間が殆どないので、その取付けが容易ではない問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
相対する片方の永久磁石の左右両端に一端を固定して軸を設け、相手側永久磁石の左右両端に孔を穿設し、2本の軸間に燃料パイプを挟み入れ、その2本の軸の他方側を孔に挿し込んでパイプを挟み吸着固定する。
因みに装着して右又は左に回すと、パイプが磁石の中心に位置し磁力効果が得られる。
【発明の効果】
【0005】
隙間の少ないエンジンルーム内の燃料パイプに取付け容易で、ボルトやバンドでの締め付けが不要なため取付が簡単に済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【実施例1】
【0007】
図1〜図3において、1は装置である。
装置1は、図1で示すように燃料パイプ6を挟んで装着し磁力で吸着固定される。
【0008】
2、2Aは面方向に着磁した永久磁石である。
永久磁石2、2Bは互いに引き合う面が対面するように鉄板3と鉄板3Bの中央部にそれぞれを固着する。
【0009】
3、3Bは鉄板である。
鉄板3は、左右の両端側に一端を固定した2本の軸4を設け、その軸間の中心部に永久磁石2の背面を固着する。
鉄板3Bは左右の両端側に、鉄板3の軸4の他端側を挿入する孔5を穿設し、その孔5間の中央部に永久磁石2Bの背面を固着する。
因みに鉄板3、3Bは燃料パイプ6側面の磁力を増強させる効果がある。
【0010】
4は軸である。
軸4は、鉄板3に一端を固定して設け、装置1の装着において他端側を鉄板3Bの孔5に挿入して永久磁石2Bを永久磁石2の真正面に導く。
【0011】
5は孔である。
孔5は、軸4の挿し込みを容易にするために、該軸4の直径よりやや大きめの径で穿設する。
【0012】
6は燃料パイプである。
燃料パイプ6に永久磁石2と永久磁石2Bを向かい合わせて挟み付け、装置1を該燃料パイプ6に装着する。
【産業上の利用可能性】
【0013】
2本の軸で燃料パイプを挟み込むので、軸間の径を有するパイプから小径パイプまで挟み付けでき、装着して少し右か左に回すと燃料パイプが永久磁石の中心になるので自動車の他大型重機から家庭用の灯油ボイラーの燃料パイプに取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の取付方法を示す実施形態の斜視図。
【図2】同取付方法を用いる装着前の展開斜視図。
【図3】同取付方法を用いる装置の展開斜視図。
【符号の説明】
【0015】
1 装置
2、2B 永久磁石
3、3B 鉄板
4 軸
5 孔
6 燃料パイプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対する片方の永久磁石の左右両端に一端を固定して設けた軸の先端側を、相手側永久磁石の左右両端に穿設した孔に挿し込んでパイプを挟み、吸着固定する永久磁石のパイプへの装着方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−336605(P2006−336605A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−165409(P2005−165409)
【出願日】平成17年6月6日(2005.6.6)
【出願人】(396023133)
【Fターム(参考)】