説明

物品搬出モニタ

【目的】検査物品の放射能汚染の有無を正確に判定できる物品搬出モニタを提供する。
【構成】検査物品を搭載して装置内を移動させる測定皿として、検査物品を搭載する物品搭載部22の前後にこれと一体に形成されこれと同じ放射線遮蔽効果を有するダミー部23および24を備えた測定皿2aを備える。また、測定皿に対応する部分を除去されたあるいは薄膜に置き換えられた、測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有し、測定皿と同期して移動する厚膜フィルムを備える。更にまた、測定皿の位置を検出してバックグランド値を演算推定する演算手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、放射線管理区域から非管理区域へ持ち出される物品の放射能汚染をその搬出前に検査して汚染の有無を判別する物品搬出モニタに関する。
【背景技術】
【0002】
このような物品搬出モニタは、原子力発電所等の放射性物質取扱施設における放射線管理区域と非管理区域の境界位置に設置される。図4はその従来例の構成を示す概念図である。この物品搬出モニタ1には、放射線管理区域側の送込みテーブル13と非管理区域側の取出しテーブル14とが設けられており、これらのテーブルの上面と同一水平面にその上面を一致させて下部放射線検出器12が配置され、この下部放射線検出器12の対向位置の所要距離上方に上部放射線検出器11が配置されている。検査される物品(例えば、筆記用具やノート、工具、測定器等)3は、金属製のメッシュ状底を有する測定皿2に搭載されて送込みテーブル13から上部放射線検出器11と下部放射線検出器12の間に送り込まれ、両放射線検出器によって検出された放射線量から放射能汚染の有無が判別され、その結果に基づいて以下のように処理される。測定皿2は、送込みテーブル13および取出しテーブル14のそれぞれに組み込まれている不図示の搬送機構によって搬送される。そのため、測定皿2の長さは下部放射線検出器12の幅より長く作製されている。検査された物品は、「汚染無し」と判別された場合には、非管理区域側の取出しテーブル14に送り出され、「汚染有り」と判別された場合には、管理区域に戻される。
【0003】
放射線検出器で測定された放射線量値から放射能汚染の有無を正確に判別するためには、検査対象の搬出物品からの放射線量値を正確に把握することが必要である。このため、物品搬出モニタにおいては、放射線検出器で測定された放射線量値からバックグランド値(以下BG値と記す)を差し引いた値が求められ、この値に基づいて放射能汚染の有無が判別されている。
参考までに記すと、物品搬出モニタで放射能汚染を検査するために検出される放射線はβ線である。
このような物品搬出モニタの概要構成は、特許文献1や特許文献2に開示されている。
【特許文献1】特許第3475633号公報
【特許文献2】特開昭61―218981号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の物品搬出モニタ1においては、上部放射線検出器11に対するBG値は、検査物品が持ち込まれていない状態での放射線を測定することによって正確に把握できる。一方、下部放射線検出器12に対するBG値としては、検査物品3を搭載した測定皿2が送り込まれる直前の、何も送り込まれていない状態のBG値(BG1)[図5(a)参照]が用いられることが多く、測定皿2に検査物品3を搭載して送り込んだ場合にも、BG値は変わらないものとされている。しかしながら、測定皿2の底面は、放射線をそれほど吸収しないメッシュ状に形成されていても、いくらかの放射線を吸収するので、この吸収によって、測定皿2に検査物品3を搭載して送り込んだ場合のBG値はBG1より小さいBG値(BG2)[図5(b)参照]となっている。このため、検査物品3を測定皿2に搭載した状態では、バックグランド分としてBG1を差し引くと、差し引き分が過大であるので、「汚染有り」の場合を「汚染無し」と判別してしまう場合を発生させる。
【0005】
上記の問題を避けるために、検査物品3を搭載していない測定皿2を上部放射線検出器11と下部放射線検出器12の間に送り込んで測定したBG値(BG2)を用いる方法もあるが、この場合には、測定の初期段階や最終段階のような、検査物品3を搭載した測定皿2が下部放射線検出器12の上をほとんど覆っていない状態、すなわち、BG値がBG1に近い状態では、BG1と BG2の差によって「汚染有り」と判定してしまう場合を発生させる。
このような問題は、BG値が低い環境では発生しないが、原子力発電所内の特定の場所等のBG値が高い環境の場合に発生する。
この発明の課題は、上記のような放射能汚染有無の誤判定を解消して、検査物品の放射能汚染の有無を正確に判別できる物品搬出モニタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための手段としては、汚染測定の間の下部放射線検出器に対する放射線遮蔽効果を一定に保って下部放射線検出器に入射するバックグランドへの影響を一定にすること、または測定皿の位置に合わせて推定演算したBG値を用いること、が考えられ、請求項1から請求項3の発明は前者に該当し、請求項4の発明は後者に該当する。
請求項1の発明は、放射線管理区域から非管理区域へ搬出される物品の放射能汚染をその物品の搬出前に検査する物品搬出モニタであって、前記物品を搭載して搬送するための測定皿と、この測定皿の少なくとも前後に密接して配置されて測定皿と同期して移動し、測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有し、且つ少なくとも測定皿と同じ幅を有する放射線遮蔽部材と、を備えている。
測定皿の少なくとも前後に密接してこれと同じ放射線遮蔽効果を有し且つ少なくとも同じ幅を有する放射線遮蔽部材を配置し、測定皿および放射線遮蔽部材を同期させて移動させるので、汚染測定の間の下部放射線検出器に対する放射線遮蔽効果が一定に保たれ、下部放射線検出器に入射するバックグランドへの影響が汚染測定開始から汚染測定終了までの間において変わらなくなる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放射線遮蔽部材として、前記測定皿の前後に測定皿と一体に形成され、且つ測定皿と同じ幅で同じ構成を有する一対のダミー部を備えている。
放射線遮蔽部材が測定皿の前後に測定皿と一体に形成された測定皿と同じ幅で同じ構成の一対のダミー部であるので、汚染測定の間の下部放射線検出器に対する放射線遮蔽効果が確実に一定に保たれ、下部放射線検出器に入射するバックグランドへの影響が汚染測定開始から汚染測定終了までの間において確実に変わらなくなる。
なお、汚染測定開始は、後述する入側位置検出器がダミー部を除く測定皿の先端の到達を検知した時点であり、汚染測定終了は、後述する出側位置検出器がダミー部を除く測定皿の終端の離脱を検知した時点である。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記放射線遮蔽部材として、前記測定皿の位置に対応する部分を除去されあるいは薄膜フィルムに置き換えられ、且つ測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有する厚膜フィルムを備えている。
放射線遮蔽部材がフィルム状であれば、放射線遮蔽部材を、巻取り巻き戻し、循環送り等で測定皿と同期させて搬送することが容易に可能である。
請求項4の発明は、放射線管理区域から非管理区域へ搬出される物品の放射能汚染をその物品の搬出前に検査する物品搬出モニタであって、前記物品を搭載して搬送するための測定皿と、放射線を検出するために前記物品の通過位置の下部に配置されている下部放射線検出器に対する前記測定皿の位置を検知するための、下部放射線検出器の直前に配置された入側位置検出器および下部放射線検出器の直後に配置された出側位置検出器と、前記2つの位置検出器の信号に基づいて測定皿が下部放射線検出器を覆っている状態を演算推定してBG値を算出するための演算手段と、を備えている。
【0009】
2つの位置検出器によって測定皿の先端および終端を検知すれば、下部放射線検出器に対する測定皿の位置を正確に推定することでき、その位置によって測定皿が下部放射線検出器を覆っている状態を推定してBG値を正確に補償することができる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明においては、測定皿の少なくとも前後に密接してこれと同じ放射線遮蔽効果を有する放射線遮蔽部材を配置し、測定皿および放射線遮蔽部材を同期させて移動させるので、汚染測定の間の下部放射線検出器に対する放射線遮蔽効果が一定に保たれ、下部放射線検出器に入射するバックグランドへの影響が汚染測定開始から汚染測定終了までの間において変わらなくなり、物品搬出モニタの下部放射線検出器へ入射するバックグランド分の補償精度が高くなる。したがって、この発明によれば、検査物品の放射能汚染の有無を正確に判別できる物品搬出モニタを提供することができる。
請求項2の発明においては、放射線遮蔽部材を測定皿の前後に測定皿と一体に形成された測定皿と同じ幅で同じ構成の一対のダミー部とするので、汚染測定の間の下部放射線検出器に対する放射線遮蔽効果が確実に一定に保たれ、下部放射線検出器に入射するバックグランドへの影響が汚染測定開始から汚染測定終了までの間において確実に変わらなくなり、下部放射線検出器へ入射するバックグランド分の補償精度が確実に高くなる。したがって、この発明によれば、検査物品の放射能汚染の有無を正確に判別できる物品搬出モニタを確実に提供することができる。
【0011】
請求項3の発明においては、放射線遮蔽部材を測定皿の位置に対応する部分を除去されたあるいは薄膜フィルムに置き換えられた測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有する厚膜フィルムとしている。フィルム状の放射線遮蔽部材は、巻取り巻き戻し、循環送り等で測定皿と同期させて搬送することが容易にできる。したがって、この発明によれば、検査物品の放射能汚染の有無を正確に判別できる物品搬出モニタを確実に提供することができる。
請求項4の発明においては、下部放射線検出器の直前に配置された入側位置検出器と下部放射線検出器の直後に配置された出側位置検出器とこれら2つの位置検出器の信号に基づいて測定皿が下部放射線検出器を覆っている状態を演算推定してBG値を算出するための演算手段とを備えているので、測定皿の移動状況に応じたBG値を正確に補償することができる。したがって、この発明によっても、検査物品の放射能汚染の有無を正確に判別できる物品搬出モニタを確実に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明の実施の形態について実施例に基づいて説明する。
なお、従来例と同じ機能の部分には同じ符号を付ける。
【実施例1】
【0013】
この実施例の物品搬出モニタの構成は、基本的には図4に示した従来例と同じであるので、従来例と異なる測定皿の部分についてのみ説明し、全体構成の説明は重複するので省略する。
図1は、この実施例の測定皿2aの外観をモデル的に示した斜視図である。
この測定皿2aは、メッシュ状底21を有する物品搭載部22の前後に、同様のメッシュ底を有して物品搭載部22と同じに構成された一対のダミー部23および24を備えている。一対のダミー部23および24のそれぞれの長さは、下部放射線検出器の上面全体を覆うのに必要な長さとしてある。
汚染有無の判別は、次のように実行される。
BG値測定モードから汚染測定モードに移行するのは、前段のダミー部23が下部放射線検出器の上面全体を覆った状態で、前段のダミー部23を除く測定皿2aの部分の先端、すなわち物品搭載部22の先端、が下部放射線検出器の上面に到達した時点である。引き続いて、物品搭載部22が下部放射線検出器の上面へ送り込まれて汚染測定が実行される。汚染測定は、後段のダミー部24が下部放射線検出器の上面全体を覆った状態で、後段のダミー部24を除く測定皿2aの部分の終端、すなわち物品搭載部22の終端、が下部放射線検出器の上面を離脱した時点で終了する。
【0014】
この実施例によれば、汚染測定中には常に測定皿2aが下部放射線検出器の上面を覆っているので、測定皿2aのバックグランドへの影響が変わらず、その結果として、高い精度でバックグランドを補償することができ、放射能汚染の有無を正確に判別できる。
なお、測定皿2aの長さに関しては、一対のダミー部23および24のそれぞれの長さが下部放射線検出器の上面全体を覆うのに必要な長さを確保し、且つ測定皿2a全体の長さが測定皿2aを送込みテーブルから取出しテーブルへ搬送するに必要な長さを確保していればよく、従来の測定皿の3倍の長さを必ずしも必要とはしない。
【実施例2】
【0015】
この実施例の物品搬出モニタは、従来例の構成に、下部放射線検出器の上面を覆う補助フィルムとこれを搬送するためのフィルム搬送機構とが追加されたものである。
図2は、この実施例の補償フィルム4を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
補償フィルム4は、測定皿2の幅よりいくらか広い幅を有し、且つ測定皿2と同じ放射線遮蔽効果を有する厚膜部41に、測定皿2の配置位置に対応させて測定皿2の底面と同じ形状の放射線遮蔽効果を殆ど有しない薄膜部42を形成されたものである。
薄膜部42としては、例えば4μm程度の厚さのマイラーフィルムが用いられる。
なお、薄膜部42を開口部とすることも可能である。
この補償フィルム4は、下部放射線検出器の両側に配置されている不図示のフィルム搬送機構によって、測定皿2の位置に薄膜部42の位置を合致させた状態で測定皿2の移動に同期させて搬送される。
【0016】
フィルム搬送機構としては、例えばフィルムの巻き取り巻き戻し機構やフィルムの循環機構が用いられる。
薄膜部42は放射線遮蔽効果を殆ど有していないので、測定皿2の部分とその前後の補償フィルム4とは同じ放射線遮蔽効果をもつことになる。したがって、この実施例によれば、実施例1と同様に、汚染測定中においてはバックグランドへの影響が変わらなく、その結果として、高い精度でバックグランドを補償することができ、放射能汚染の有無を正確に判別できる。
【実施例3】
【0017】
この実施例は、従来例と同じ構成の物品搬出モニタを用いて、演算処理部で、測定皿の位置推定をして測定皿の位置に対応させてBG値を算出し、このBG値によってバックグランドを補償し、放射能汚染の有無を正確に判別しようとするものである。
図3は、この実施例を説明するための図で、左半分はブロックダイアグラム、右半分は対応するBG値の推定レベルを示す線図である。
前回の検査が終了してから続いている「BG値の測定モード」から測定前のBG値、すなわち「BG1」が得られる。測定を開始させると、検査物品を搭載した測定皿が装置内に送り込まれ、下部放射線検出器の直前に配置されている入側位置検出器が測定皿の先端を検知すると、測定皿の搬送速度とBG1と測定皿の放射線遮蔽効果とに基づいて、演算処理部がそれ以降の時点のBG値を算出して放射能汚染の有無を判別する。このBG値の算出および汚染有無の判別は、下部放射線検出器の直後に配置されている出側位置検出器が測定皿の終端を検知するまで続けられる。
【0018】
BG値の算出は以下の通りである。
まず、出側位置検出器が測定皿の先端を検知する(測定皿が下部放射線検出器の全面を覆う)までは、測定皿によって覆われる下部放射線検出器の面積の増加につれてBG値を直線的に減少させ、出側位置検出器が測定皿の先端を検知した後、入側位置検出器が測定皿の終端を検知するまで(測定皿が下部放射線検出器の全面を覆っている状態で)は、「BG1」に測定皿の放射線遮蔽効果による減衰率を乗じた値、すなわち「BG2」にBG値を固定させ、入側位置検出器が測定皿の終端を検知した後、出側位置検出器が測定皿の終端を検知するまでは、測定皿によって覆われる下部放射線検出器の面積の減少につれてBG値を直線的に増加させる。
このようにして演算推定したBG値を用いることによって、高い精度でバックグランドを補償することができ、放射能汚染の有無を正確に判別することができる。しかも、物品搬出モニタの従来例にも、上記のような演算処理を実施する能力は内蔵されているし、入側位置検出器および出側位置検出器も備えているので、上記の演算ソフトを追加するだけでこの実施例を実現することができ、コストの上昇は僅かである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明による物品搬出モニタの実施例1を説明するための測定皿2aの斜視図
【図2】この発明による物品搬出モニタの実施例2の補償フィルム4を示し、(a)は正面図、(b)は平面図
【図3】この発明による物品搬出モニタの実施例3を説明するための図で、左半分はブロックダイアグラム、右半分は対応するBG値の推定レベルを示す線図
【図4】物品搬出モニタの従来例の構成を示す概念図
【図5】従来例の問題点を説明するための図で、(a)は測定開始時の概念図、(b)は測定皿2が下部放射線検出器の上面全体を覆っている時の概念図、(c)は測量終了時の概念図
【符号の説明】
【0020】
1 物品搬出モニタ
11 上部放射線検出器 12 下部放射線検出器
13 送込みテーブル 14 取出しテーブル
2、2a 測定皿
21 メッシュ状底 22 物品搭載部
23、24 ダミー部
3 検査物品
4 補償フィルム
41 厚膜部 42 薄膜部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線管理区域から非管理区域へ搬出される物品の放射能汚染をその物品の搬出前に検査する物品搬出モニタであって、
前記物品を搭載して搬送するための測定皿と、
この測定皿の少なくとも前後に密接して配置されて測定皿と同期して移動し、測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有し、且つ少なくとも測定皿と同じ幅を有する放射線遮蔽部材と、
を備えていることを特徴とする物品搬出モニタ。
【請求項2】
前記放射線遮蔽部材として、前記測定皿の前後に測定皿と一体に形成され、且つ測定皿と同じ幅で同じ構成を有する一対のダミー部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品搬出モニタ。
【請求項3】
前記放射線遮蔽部材として、前記測定皿の位置に対応する部分を除去されあるいは薄膜フィルムに置き換えられ、且つ測定皿と同じ放射線遮蔽効果を有する厚膜フィルムを備えていることを特徴とする請求項1に記載の物品搬出モニタ。
【請求項4】
放射線管理区域から非管理区域へ搬出される物品の放射能汚染をその物品の搬出前に検査する物品搬出モニタであって、
前記物品を搭載して装置内へ搬入するための測定皿と、
放射線を検出するために前記物品の通過位置の下部に配置されている下部放射線検出器に対する前記測定皿の位置を検知するための、下部放射線検出器の直前に配置された入側位置検出器および下部放射線検出器の直後に配置された出側位置検出器と、
前記2つの位置検出器の信号に基づいて測定皿が下部放射線検出器を覆っている状態を演算推定してバックグランド値を算出するための演算手段と、
を備えていることを特徴とする物品搬出モニタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−153551(P2006−153551A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−341872(P2004−341872)
【出願日】平成16年11月26日(2004.11.26)
【出願人】(591083244)富士電機システムズ株式会社 (1,717)
【Fターム(参考)】