説明

物品管理システムおよび物品管理方法ならびに物品管理用プログラム

【課題】複数の関連しあう物品を構成情報や画像などを用いることにより、物品の数よりも少ないRFIDタグを用いて管理する物品管理技術を提供すること。
【解決手段】RFIDタグ102を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれたRFIDタグ情報を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する技術であって、物品の発注情報および納品物品に係る情報(購買情報DB103)と、納品物品から収集される接続情報(接続情報DB104)と、納品物品を撮影して得られる画像情報と、前記物品に貼付されたRFIDタグから得られるRFIDタグ情報とを関連付け、前記物品に関するDB(機器DB112、細分DB113、ソフトDB114、画像DB115、画像枠DB116)を生成するとともに、これらのDBを用いて物品を管理するための画面を生成する情報処理手段(108〜111)からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)と通信して複数の物品を管理する物品管理技術に係り、特に、複数の関連しあう物品を構成情報や画像などを用いることにより、物品の数よりも少ないRFIDタグを用いて管理することが可能な物品管理システムおよび物品管理方法ならびに物品管理用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
企業で使用するPC機器が増えるに従い、これらPC機器に関する物品管理は複雑で手間の掛かるものとなっている。物品管理の手間を減らすためのシステムとして、RFIDタグを利用した物品管理システムが従来から知られている。RFIDタグとは、集積回路にID番号もしくはそれと同等な識別情報を内蔵し、外部から無線手段によりその情報を読み取ることができるようにしたものである。
【0003】
この物品管理システムは、例えば管理対象である物品1つ1つに貼付されたRFIDタグと通信装置との間で交信し、該交信により得られたIDコードなどから、あらかじめIDコードと対応付けられて格納されている備品管理情報を検索し、該検索により得られた備品管理情報を用いて物品を管理するものである。RFIDタグを用いた物品管理システムの従来技術としては、例えば下記の特許文献1,2,3に開示された技術が挙げられる。
【0004】
(a)特開2005−215959号公報(特許文献1)に開示されたものは、本体に添付される第1無線タグ(本体タグ)に本体の情報と本体以外の全ての付属品の情報とを書き込み、本体以外の付属品に添付される第2無線タグ(付属タグ)に本体の情報と該第2無線タグが添付される付属品の情報とを書き込んでおき、第1無線タグ(本体タグ)から読み出した情報と第2無線タグ(付属タグ)から読み出した情報とを照合して照合結果を報知することにより、第2無線タグ(付属タグ)に記憶された情報により本体の欠品を容易に判別できるとともに、第1無線タグ(本体タグ)に記憶された情報により本体以外の付属品の欠品を容易に判別できるようにした物品管理技術に関するものである。
【0005】
一組として取り扱われる互いに関連した複数の物品のうちの一つを第1物品(上記本体に相当)とし、前記複数の物品のうちの上記第1物品以外の物品を第2物品(上記付属品に相当)とし、これらの物品群に対して上記判別技術を適用することにより、一組として取り扱われる互いに関連した複数の物品を簡単に管理することが可能となる。
【0006】
(b)また、特開2005−56066号公報(特許文献2)に開示されたものは、物品の情報を蓄積する物品データベースと、作業上、組み合わせて取り扱われる複数の物品の組合せを登録する組合せ管理データベースを備え、物品取扱主体によって物品が取り扱われているときには、該組合せ管理データベースを参照して取扱物品が含まれる組合せを抽出するとともに、前記物品データベースを参照することによって、抽出した組合せに含まれる組合せ物品の情報を取得し、かつその組合せ物品の情報を出力するようにした物品管理技術に関するものである。
【0007】
(c)また、特開2004−258908号公報(特許文献3)に開示されたものは、複数の物品を関連付けて管理する際のグルーピング作業を効率的に行う技術に関するものであり、関連する複数の物品を1枚の画像として撮影するとともに、該撮影画像に含まれる複数の物品に付せられた複数の無線タグを読み込み、複数の無線タグIDを同一のグループに属することを表す属性情報であるグループIDを付与することにより、複数の物品を簡便にグルーピングするようにした物品管理技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】特開2005−215959号公報
【特許文献2】特開2005−56066号公報
【特許文献3】特開2004−258908号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述したように、特開2005−215959号公報(特許文献1)に開示されたものは、本体と付属品の各々にタグを貼付するとともに、関連情報をタグに記憶させることで本体と付属品を管理するようにしたものであるため、本体以外に付属品の数だけタグを用意して貼付する必要があり、タグのコストや付属品へタグを貼付する手間がかかるという問題を有している。
【0010】
また、特開2005−56066号公報(特許文献2)に開示されたものは、物品取り扱い主体によって物品が取り扱われているときに取り扱い物品と組み合わせて取り扱われる組合せ物品の情報を得るようにしたものであるため、特許文献1と同様に、管理対象となる物品1つ1つにタグを貼付する必要があり、タグのコストや物品へタグを貼付する手間が掛かるという問題を有している。
【0011】
また、特開2004−258908号公報(特許文献3)に開示されたものは、本体と付属品のような親子関係を持つ管理対象る物品の管理においてグループ化を簡便に行うものであり、やはり物品1つ1つにタグを貼付する必要があるため、特許文献1,2と同様、タグのコストや付属品へタグを貼付する手間がかかるという問題を有している。
【0012】
そこで本発明は、上記問題を解消し、本体と付属品のように複数の関連しあう物品を、機器の構成情報や画像などを用いることにより、物品の数よりも少ないRFIDタグを用いて管理することが可能な物品管理システムおよび物品管理方法ならびに物品管理用プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の物品管理システムは、本体と付属品のように複数の関連しあう物品(本明細書および請求項では「物品」ともいう)を、機器の構成情報や画像などを用いることで物品の数よりも少ないタグを用いて管理することを特徴とするものである。以下、請求項毎の構成を記す。
【0014】
a)請求項1記載の発明は、RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理システムであって、物品の発注情報および納品物品に係る情報と、納品物品から収集される接続情報と、納品物品を撮影して得られる画像情報と、前記物品に貼付されたRFIDタグから得られるRFIDタグ情報とを関連付け前記物品に関するDBを生成するとともに、該DBを用いて物品を管理するための画面を生成する情報処理手段とを有することを特徴としている。
【0015】
b)請求項2記載の発明は、請求項1記載の物品管理システムにおいて、前記DBは、物品の発注情報および納品物品の情報を含む購買情報を記憶する購買情報DBと、納品物品をLANに接続した際に該LANを介して収集されるソフトウェアを含む接続情報を記憶する接続情報DBと、管理対象となる物品についての情報を記憶する機器DBと、管理対象となる物品とともに利用される物品についての情報および管理対象となる物品に貼付された前記RFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報を保持する細分DBと、管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するソフトDBと、管理対象となる物品またはRFIDタグにより管理される物品を撮影して得られた画像情報を記憶する画像DBと、管理対象となる物品またはRFIDにより管理される物品の画像のどの部分が該当するかを示す画像枠の情報を記憶する画像枠DBとからなることを特徴としている。
【0016】
c)請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の物品管理システムにおいて、前記情報処理手段は、前記購買情報DBから購買情報を読み込み、前記機器DBおよび細分DBへ購買情報を書き込む情報取込処理手段と、前記接続情報DBから接続情報を受取り、機器DBおよびソフトDBへ接続情報を提供する端末検出処理手段と、前記画像DBから機器に関連付けた画像を取り込む画像取込処理と、画像から画像枠を判別し、前記画像枠DBに情報を登録する画像枠判別処理を行う画像処理手段と、前記各DBを必要な組合せで読み書きし情報一覧の表示を行う一覧表示処理および画像枠と細分の紐付けを行う画像枠登録処理およびRFIDと細分の紐付けを行う細分登録処理を行う資産管理処理手段からなることを特徴としている。
【0017】
d)請求項4記載の発明は、RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理用プログラムであって、コンピュータを請求項1から3のいずれかに記載の各手段として機能させるための物品管理用プログラムであり、
【0018】
e)請求項5記載の発明は、RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理方法であって、物品の発注情報および納品物品に係る情報と、納品物品から収集される接続情報と、納品物品を撮影して得られる画像情報と、前記物品に貼付されたRFIDタグから得られるRFIDタグ情報とを関連付け前記物品に関するDBを生成するDB生成ステップと、該DBを用いて物品を管理するための画面を生成して表示装置に表示する画面生成表示ステップとを有することを特徴としている。
【0019】
f)請求項6記載の発明は、請求項5記載の物品管理方法において、前記DBは、物品の発注情報および納品物品の情報を含む購買情報を記憶する購買情報DBと、納品物品をLANに接続した際に該LANを介して収集されるソフトウェアを含む接続情報を記憶する接続情報DBと、管理対象となる物品についての情報を記憶する機器DBと、管理対象となる物品とともに利用される物品についての情報および管理対象となる物品に貼付された前記RFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報を保持する細分DBと、管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するソフトDBと、管理対象となる物品またはRFIDタグにより管理される物品を撮影して得られた画像情報を記憶する画像DBと、管理対象となる物品またはRFIDにより管理される物品の画像のどの部分が該当するかを示す画像枠の情報を記憶する画像枠DBとからなることを特徴とするものである。
【0020】
g)請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の物品管理方法において、前記DB生成ステップは、前記購買情報DBから購買情報を読み込み、前記機器DBおよび細分DBへ購買情報を書き込む情報取込処理ステップと、前記接続情報DBから接続情報を受取り、機器DBおよびソフトDBへ接続情報を提供する端末検出処理ステップと、前記画像DBから機器に関連付けた画像を取り込む画像取込処理と、画像から画像枠を判別し、前記画像枠DBに情報を登録する画像枠判別処理を行う画像処理ステップと、前記各DBを必要な組合せで読み書きし情報一覧の表示を行う一覧表示処理および画像枠と細分の紐付けを行う画像枠登録処理およびRFIDと細分の紐付けを行う細分登録処理を行う資産管理処理ステップとを有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、本体と付属品のように複数の関連しあう管理対象物品を管理対象物品の数よりも少ないタグで容易に管理することが可能な物品管理システムおよび物品管理方法ならびに物品管理用プログラムを実現することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係る物品管理システムの一実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る物品管理システムの全体構成図であり、備品管理システム107とそれに関連する要素の全体構成を示している。
【0023】
同図において、点線で囲まれた管理対象101は、備品管理システム107の管理対象となる機器を示しており、本実施例ではPC(Personal Computer)本体101Bおよびそれに関連する機器(ディスプレイ装置101A、マウス101C、キーボード101D、外付けHD(Hard Disk)装置101E、予備用HD(Hard Disk)装置101Fなど)で構成されている。
【0024】
RFIDタグ102は、管理対象の機器に貼付して物品管理を行うための無線タグであり、書き換え不能な番号情報を持つ。RFIDタグは、一組として取り扱われる複数の物品(機器)に対してその中の1つの物品(図1ではPC本体101B)に貼付される。なお、管理対象の機器が、それぞれが一組として扱われる複数の物品からなる複数の組から構成される場合、RFIDタグは、一組として取り扱われる複数の物品の組のぞれぞれの組に対して1つずつ貼付されるものとする。
【0025】
また、同図において、購買情報DB 103は機器の購入時点の構成や製造番号などについての情報を記憶するデータベースであり、接続情報DB 104はLAN(Local Area Network)に接続されている機器のマシン名(コンピュータ名)やソフトウェアのインストール状況についての情報(これらの情報はLANに接続した際に収集される)を記憶するデータベースであり、これらのデータベースは公知の管理情報のデータベースである。本明細書ではデータベースをDBと略記するものとする。
【0026】
後述するように、購買情報DB 103のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図11−Aおよび図11−Bに、接続情報DB 104のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図12−Aおよび図12−Bに、それぞれ示してある。
【0027】
PDA(Personal Digital assistants)106は、RFIDタグリーダー機能105により管理対象に貼付されたRFIDタグ 102の情報(RFIDタグ情報)を読み取るとともに、管理対象を静止画または動画で撮影するための機材であり、PDAによって読み取られたRFIDタグ情報と撮影された画像(静止画または動画)の関連付けは備品管理システム107によって行なわれる。
【0028】
備品管理システム107は、本発明が対象とする物品管理システムの主要部であり、備品管理システム107の管理対象となる機器についての情報を記憶する機器DB 112と、備品管理システム107の管理対象となる機器とともに利用される機器(例えば、関連する周辺機器)についての情報および管理対象となる機器に貼付されているRFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報(RFID NO)を保持する細分DB 113と、備品管理システム107の管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するソフトDB 114と、備品管理システム107の管理対象となる機器またはRFIDタグにより管理される機器の画像情報を記憶する画像DB 115と、備品管理システム107の管理対象となる機器またはRFIDにより管理される機器の画像のどの部分が該当するかを示す画像枠の情報を記憶する画像枠DB 116とを有している。
【0029】
機器DB 112のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図13−Aおよび図13−Bに、細分DB 113のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図14−Aおよび図14−Bに、ソフトDB 114のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図15−Aおよび図15−Bに、画像DB 115のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図16−Aおよび図16−Bに、画像枠DB 116のフォーマット(各項目の意味および具体例)については図17−Aおよび図17−Bに示してある。各DBについての詳細は、それぞれ図面を用いて後述する。
【0030】
備品管理システム107は、上記各DBに加えて、さらに、前記購買情報DB 103から購買情報を読み込み(情報取込処理)、機器DB 112や細分DB 113へ購買情報を書き込む情報取込処理部108と、前記接続情報DB 104から接続情報を受取り(端末検出処理)、機器DB 112やソフトDB 114へ接続情報を提供する端末検出処理部109と、前記画像DB 115から機器に関連付けた画像取込処理や、画像から公知特許技術を用いて自動認識により画像枠を判別し、画像枠DB 116に情報を登録する画像枠判別処理を行う画像処理部110と、前記各DBを必要な組合せで読み書きし、情報一覧の表示を行う一覧表示処理や、画像枠と細分の紐付けを行う画像枠登録処理や、RFIDと細分の紐付けを行う細分登録処理を行う資産管理処理部111を含む情報処理部とを有している。
【0031】
この情報処理部は、各種制御や演算を行なうCPUや各種データを記憶するメモリや各種機能を実現するためのプログラムを記憶するROMや表示装置や入出力装置などのハードウェアを含む通常のコンピュータで構成されており、情報取込処理部108、端末検出処理部109、画像処理部110、資産管理処理部111における各処理は、これらのコンピュータのハードウェアおよびプログラムを用いて実現される。なお、請求項では、これらの情報取込処理部、端末検出処理部、画像処理部、資産管理処理部を、それぞれ情報取込処理手段、端末検出処理手段、画像処理手段、資産管理処理手段と記す。
【0032】
まず、本発明に係る備品管理システム107の詳細な構成を説明する前に、PC購入時を事例として備品管理システムとそれに関連する部分におけるデータの流れを説明する。この場合、備品管理システムの管理対象はPCである。
【0033】
図2は、PC購入時におけるデータの流れを示す図である。
<第1手順>
PCを購入するために、ユーザーは注文データ(製品型名,製品名など)を購買情報管理システムの購買情報DB 103に登録する(a)。購買情報管理システム 107の購買情報DB 103に登録されたデータはユーザーから販売会社のPCに送られ、注文が依頼される(c)。
【0034】
購買情報DB 103に登録されたデータ(後述する手順2における(e’)の処理により登録された製造番号、設置場所、導入年月日、利用部署などの付加データも含む)は、備品管理システム107の情報取込処理部108に取り込まれ(b)、データ処理後に機器DB 112および細分DB 113に登録される。
【0035】
<第2手順>
注文依頼したPCが販売会社よりユーザーに納品される(d)。納品されたPCに関する情報(例えば、コンピュータ名、導入年月日など)や、該PCにインストールされているソフトウェア情報(例えば、ソフト区分、ソフト名称、インストール日など)が収集され、接続情報管理システムの接続情報DB 104へ登録される(e)。またこのとき、納品されたPCの製造番号や設置場所,導入年月日,利用部署などの付加データが購買情報DB 103に追加登録される(e’)。
【0036】
接続情報管理システムの接続情報DB 104に登録されたデータは、備品管理システム107の端末検出処理部109に取り込まれ(f)、データ処理後に機器DB 112とソフトDB 114に登録される。
【0037】
<第3手順>
納品されたPCの1つの対象機器(通常は主となる対象機器、本例ではPC本体)にRFIDタグを貼り(g)、PDAによってRFIDタグ情報を読み込み(h)、同時に電子的にPDAのデジタルカメラでPC撮影し(i)、該撮影した画像を画像データとしてPDAに登録する(j)。
【0038】
PDAに取り込んだ画像データおよびRFIDタグ情報を併せて備品管理システム107の画像処理部110に転送する(k)。備品管理システム107の画像処理部110は、転送されてきた画像データを画像DB 115に登録し、画像DB 115に登録された画像データは、画像枠判定後に画像枠DB 116に登録される。
【0039】
また、転送されたRFIDタグ情報は備品管理システム107の画像処理部110にてデータ処理後に前記画像データと関連付けて画像DB 115に登録される。
【0040】
<第4手順>
備品管理システム107の各DB(機器DB 112,細分DB 113,ソフトDB 114,画像DB 115,画像枠DB 116)のデータを表示するため、ユーザーは表示条件を入力、もしくは、管理対象である備品に貼付されたRFIDタグ情報をPDAで読み取る(l)。
【0041】
入力された情報(表示条件もしくはRFIDタグ情報)により、備品管理システム107の資産管理処理部111が機器DB 112,細分DB 113,ソフトDB 114,画像DB 115,画像枠DB 116内のデータを抽出・加工し、表示条件に応じた処理結果画面をユーザー側システム機器に表示する(m)。
【0042】
ユーザーは、ユーザー側システム機器に表示された情報をもとに、機器情報割当画面から、RFIDタグ情報と細分DBのデータの紐付けや、画像枠DBのデータと細分DBのデータの紐付けを管理し、これにより購入した物品の備品管理を行う。
【0043】
次に、前記各DBに格納されるデータの説明および各DB間の関連について説明する。
図3は、備品管理システム107で読み書きする各データベース(購買情報DB、接続情報DB、機器DB、細分DB、ソフトDB、画像DB、画像枠DB)間の関連を示す図である。
【0044】
図3における購買情報DB 301、接続情報DB 302、機器DB 303、細分DB 304、ソフトDB 305、画像DB 306、画像枠DB 307は、それぞれ、図1および図2における購買情報DB 103、接続情報DB 104、機器DB 112、細分DB 113、ソフトDB 114、画像DB 115、画像枠DB 116に対応している。図3において、各DB間の線はそれぞれの項目で同じ値の組合せが関連を持っていることを示している。
【0045】
(イ)購買情報DB 301は、ユーザーによって入力されたデータ(製品名など)と販売会社からの納品データによって追加されたデータ(製造番号など)からなる購買情報を保持し、機器DB 303、細分DB 304へ購買情報を提供するためのDBである。本例における購買情報は、製品型名、製造番号、機器アドレス、構成番号、機器区分、製品名、設置場所、導入年月日、滅却・終了年月、利用部署、備考などからなり、製品型名、製造番号が主キーとなっている場合を示している(詳細は図11−A,図11−B参照)。機器DB 303で「製品型名」と「製造番号」の組合せが一致するものは、購買情報DB 301から提供された本体の情報である。
【0046】
(ロ)接続情報DB 302は、販売会社から納品された機器に導入されているソフトウェアに関する情報(接続情報)を保持しており、機器DB、ソフトDBへ接続情報を提供するためのDBである。本例における接続情報は、コンピュータ名、ライセンス名、ライセンスNo、機器アドレス、機器利用者ID、導入年月日、稼動状況、ソフト区分、ソフト名称、インストール日などからなり、コンピュータ名、ライセンス名、ライセンスNoが主キーとなっている場合を示している(詳細は図12−A,図12−B参照)。機器DB 303で「コンピュータ名」が一致するものは、接続情報DB 302から提供された情報である。
【0047】
(ハ)機器DB 303は、備品管理システム107の管理対象となる機器についての情報を保持するためのDBである。本例における機器の情報は、コンピュータ名、機器利用者ID、製品名、製品型名、製造番号、構成番号、機器区分、設置場所、導入年月日、滅却・終了年月、利用部署、機器アドレス、稼動状況、備考などからなり、コンピュータ名が主キーとなっている場合を示している(詳細は図13−A,図13−B参照)。細分DB 304で「コンピュータ名」が一致するものは、購買情報DB 301から提供された本体以外を含む情報である。また、ソフトDB 305で「コンピュータ名」が一致するものは、接続情報DB 302から提供された本体にインストールされたソフトの情報である。
【0048】
(ニ)細分DB 304は、備品管理システム107の管理対象となる機器とともに利用される機器についての情報を保持するとともに、管理対象となる機器に貼付されているRFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報(RFID NO)を保持するDBである。本例における細分DB 304に保持される情報は、コンピュータ名、RFID NO、細分項目NO、製品名、製品型名、製造番号、構成番号、機器区分、導入年月日、滅却・終了年月、利用部署、稼動状況、備考などからなり、コンピュータ名、RFID NO、細分項目NOが主キーとなっている場合を示している(詳細は図14−A,図14−B参照)。画像DB 306で「RFID NO」が一致するものは、PDAで撮影した画像である。また、機器DB 303で「コンピュータ名」が一致するものは、本体の情報である。
【0049】
(ホ)ソフトDB 305は、備品管理システム107の管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するためのDBである。本例におけるソフトDB 305に保持される情報は、コンピュータ名、ライセンス名、ライセンスNO、ソフト区分、ソフト名称、インストール日などからなり、コンピュータ名、ライセンス名、ライセンスNOが主キーとなっている場合を示している(詳細は図15−A,図15−B参照)。機器DB 303で「コンピュータ名」が一致するものは、当該ソフトをインストールしている機器本体の情報である。
【0050】
(ヘ)画像DB 306は、備品管理システム107の管理対象となる機器またはRFIDにより管理される機器のPDAによる撮影画像の情報を保持するためのDBである。本例における画像DB 306に保持される情報は、RFID NO、画像NO、画像、撮影年月日時などからなり、RFID NO、画像NOが主キーとなっている場合を示している(詳細は図16−A,図16−B参照)。画像枠DB 307で「RFID NO」と「画像NO」の組合せが一致するものは、画像DB 306の画像から判別した画像枠である。また、細分DB 304で「RFID NO」が一致するものは、PDAで当該画像を撮影した際に読み込んだ「RFID NO」の情報である。
【0051】
(ト)画像枠DB 307は、備品管理システム107の管理対象となる機器またはRFIDにより管理される機器の画像において、その画像のどの部分が該当するかを判別するための画像枠の情報を保持するためのDBである。本例における画像枠の情報は、RFID NO、画像NO、枠NO、細分項目NO、分割画像などからなり、RFID NO、画像NO、枠NOが主キーとなっている場合を示している(詳細は図17−A,図17−B参照)。画像DB 306で「RFID NO」と「画像NO」の組合せが一致するものは、画像枠DB 307の画像枠の元となった画像である。
【0052】
次に、情報取込処理部108における情報取込処理について説明する。
図4は、購買情報DBのデータのうち、本体に係るデータを機器DBに、本体と付属品(周辺機器)に係るデータを細分DBに展開する処理であり、追加または上書き更新を行う。
【0053】
図4における購買情報DB 401は、図1,2における購買情報DB 103あるいは図3における購買情報DB 301に対応し、図4における機器DB 405および410は、図1,2における機器DB 112あるいは図3における機器DB 303に対応し、図4における細分DB 412,417は、図1,2における細分DB 113あるいは図3における細分DB 304に対応している。
【0054】
図4に示すように、処理を開始すると、まず購買情報DBからデータを1レコード読み込む(ステップS402)。次に、購買情報DBに未処理のデータがあるか否かを判定し(ステップS403)、未処理データがあれば(ステップS403:Y)、処理を継続し、未処理データがなければ(ステップS403:N)、処理を終了する。
【0055】
未処理データがある場合(ステップS403:Y)、機器DBから全レコードの「製品型名」、「製造番号」を読み込む(ステップS404)。
【0056】
購買情報DBから読み込んだデータの「機器区分」が「本体」か否かを判定し(ステップS406)、「本体」以外ならば(ステップS406:N)、後述するステップS407からステップS409の処理は行わず、細分DBへの追加処理(ステップS411〜S416)のみを行う。
【0057】
購買情報DBから読み込んだデータの「機器区分」が「本体」であれば(ステップS406:Y)、本体のものとして機器DBへの追加処理(ステップS408またはステップS409)を行なう。ステップS407からステップS409の処理を行なった後、後述する細分DBへの追加処理(ステップS411〜S416)を行う。
【0058】
さらに詳しく述べると、購買情報DBから読み込んだデータの「機器区分」が「本体」の場合(ステップS406:Y)、読み込んだデータの「製品型名」、「製造番号」が機器DBから読み込んだ情報にあるか否かを判定し(ステップS407)、なければ(ステップS407:N)、機器DBに新規レコードとして追加し(ステップS408)、あれば(ステップS407:Y)、該レコードを機器DBに上書きする(ステップS409)。その後、ステップS411〜S416に進む。
【0059】
購買情報DBから読み込んだデータの「機器区分」が「本体」以外の場合は(ステップS406:N)、細分DBから全レコードの「構成番号」、「製品型名」、「製造番号」を読み込む(ステップS411)。
【0060】
購買情報DBから読み込んだ「製品型名」、「製造番号」で機器DBから読み込んだ情報の「構成番号」を選び、「構成番号」、「製品型名」、「製造番号」が細分DBから読み込んだ情報にあるか否かを判定し(ステップS413)、なければ(ステップS413:N)、「構成番号」で一番大きな「細分項目NO」に1を足して「細分項目NO」を採番し(ステップS414)、採番した「細分項目NO」で購買情報を細分DBへ追加する(ステップS415)。
【0061】
購買情報DBから読み込んだ「構成番号」、「製品型名」、「製造番号」が細分DBから読み込んだ情報にある場合は(ステップS413:Y)、該購買情報のレコードを細分DBに上書きする(ステップS416)。
【0062】
ステップS415あるいはステップS416の処理によって細分DBの更新が終わったら、購買情報DBから読み込んだデータを処理済とし(ステップS418)、購買情報DBからデータを1レコード読み込むステップS402の処理に戻る。
【0063】
次に、端末検出処理部109における端末検出処理について説明する。
図5は、接続情報DBのデータを、機器DBと細分DBとソフトDBとに展開する処理を説明するための図であり、ソフトDBへの追加、および、機器DBと細分DBへの上書き更新を行う。
【0064】
図5における接続情報DB 501は、図1,2における接続情報DB 104あるいは図3における接続情報DB 302に対応し、図5における機器DB 505,509は、図1,2における機器DB 112あるいは図3の機器DB 303に対応し、図5における細分DB 511は、図1,2における細分DB 113あるいは図3における細分DB 304に対応し、図5におけるソフトDB 513,516は、図1,2におけるソフトDB 114あるいは図3におけるソフトDB 305に対応している。
【0065】
図5に示すように、処理を開始すると、まず接続情報DBからデータを1レコード読み込む(ステップS502)。
【0066】
次に、接続情報DBに未処理データがあるか否かを判定し(ステップS503)、未処理データがあれば(ステップS503:Y)、以下のステップS504〜S515の処理を継続し、なければ(ステップS503:N)、処理を終了する。
【0067】
接続情報DBに未処理データがある場合は(ステップS503:Y)、機器DBから全レコードの「機器アドレス」、「構成番号」を読み込む(ステップS504)。接続情報DBから読み込んだ接続情報の「機器アドレス」が機器DBから読み込んだ情報にあるか否かを判定し(ステップS506)、なければ(ステップS506:N)、購入情報が取得できていない接続情報のデータとして処理済とし(ステップS507)、次のデータを1レコード読み込むステップS502の処理に戻り、ある場合は(ステップS506:Y)、接続情報のデータを機器DBに上書きし(ステップS508)、さらに同じ「構成番号」をもつ細分DBのコンピュータ名を全て上書きする(ステップS510)。
【0068】
次に、ソフトDBから全レコードの「コンピュータ名」、「ライセンス名」、「ライセンスNO」を読み込み(ステップS512)、読み込んだ接続情報の「コンピュータ名」、「ライセンス名」、「ライセンスNO」が機器DBとソフトDBから読み込んだ情報にあるか否かを判定し(ステップS514)、なければ(ステップS514:N)、新規レコードとしてソフトDBに追加した後(ステップS515)、接続情報のデータとして処理済とし(ステップS507)、次のデータを1レコード読み込むステップS502の処理に戻り、あれば(ステップS514:Y)、接続情報のデータとして処理済とし(ステップS507)、次のデータを1レコード読み込むステップS502の処理に戻る。
【0069】
次に、画像処理部 110における画像取込処理について説明する。
図6は、PDAより取得した機器の画像データを画像DBに追加または上書きして取り込む処理を示すフローチャートである。
【0070】
図6における画像DB 607,610は、図1,2における画像DB 115あるいは図3における画像DB 306に対応している。
【0071】
図6に示すように、処理を開始したら、まず、PDAより取得したRFIDタグ情報(RFID NO)と機器の画像データ 601を1件読み込む(ステップS602)。そして、未読の画像データがあるか否かを判定し(ステップS603)、未読の画像データがあれば(ステップS603:Y)、ステップS604以降の処理を継続し、未読の画像データがなければ(ステップS603:N)、処理を終了する。
【0072】
未読の画像データがある場合(ステップS603:Y)、PDAより取得した画像データとPDAより取得したRFIDタグ情報 605を紐付ける(ステップS604)。
【0073】
次に、画像NOを追加するため、画像DBから、登録済みのRFID NOと、“最新レコード”の画像NOをワークエリアに読み込み(ステップS606)、次に、ワークエリアに読込んだ“最新の「画像NO」”に1を加えた値を新規レコードの画像NOとして採番し(ステップS608)、画像データとRFID NO、画像NO、撮影年月日時を画像DBに追加する(ステップS609)。
【0074】
次に、PDAより取得した画像データを処理済として(ステップS611)、次の画像データを1件読み込むステップS602の処理に戻る。
【0075】
次に、画像処理部 110における画像枠判別処理について説明する。
図7−Aは、画像DBから読み込んだ画像を分割し、分割した画像に関連付ける機器の個数分の画像枠を自動で判別し、画像枠DBに登録する処理を説明するためのフローチャートであり、図7−Bは、該画像枠判別処理のイメージを示す図である。
【0076】
図7における画像DB 702、画像枠DB 708は、図1,2における画像DB 115あるいは図3における画像DB 306、図1,2における画像枠DB 116あるいは図3における画像枠DB 307に対応している。
【0077】
図7−Aに示すように、処理を開始すると、まず、画像DBからデータを1レコード読み込む(ステップS701)。次に、公知技術(例えば、特開平5−81429号公報参照)を用いて画像を分割し(ステップS703:図7−Bのイメージ分割図参照)、枠NO採番用カウンタのゼロクリアを行い(ステップS704)、分割した画像を一つ取り出す(ステップS705)。
【0078】
次に、枠NO採番用カウンタと画像NOを元に画像枠を識別するキーを作成する(ステップS706)。例えば、画像NOの後に“−”と枠NO採番用カウンタのカウンタ値を付与してキーを作成する。
【0079】
次に、画像NOと枠NOと分割した画像を画像枠DBに登録し(ステップS707)、枠NO採番用カウンタに1を加える(ステップS709)。
【0080】
次に、分割した画像が未処理で残っているか否かを判定し(ステップS710)、分割した画像が未処理で残っていれば(ステップS710:N)、分割した画像を一つ取り出すステップS705の処理に戻る。
【0081】
分割した画像が未処理で残っていなければ(ステップS710:Y)、次に画像DBに未処理の画像がないか否かを判定し(ステップS711)、全ての画像が処理済みならば(ステップS711:Y)、処理を終了し、未処理の画像があれば(ステップS711:N)、画像DBから画像データを1件読み込むステップS701の処理に戻る。
【0082】
図7−Bのイメージ図に示すPCの例では、管理対象である一組として取り扱われるPC全体(画像NO 001)を、ディスプレイ装置(001−0)とPC本体(001−1)とキーボード(001−2)に分割した場合を示している。
【0083】
次に、資産管理処理部 111における一覧表示処理について説明する。
図8は、RFIDリーダから読み取ったRFID番号に関連付けられた機器−RFID−細分項目情報の一覧や、機器−ソフト情報の一覧や、機器−RFID−画像−画像枠情報の一覧を表示し資産管理を行う処理を説明するためのフローチャートである。
【0084】
図8における機器DB 806、細分DB 810、824、画像DB 812826、画像枠DB 814、ソフトDB 819は、図1,2における機器DB 112あるいは図3における機器DB 303、図1,2における細分DB 113あるいは図3における細分DB 304、図1,2における画像DB 115あるいは図3における画像DB 306、図1,2における画像枠DB 116あるいは図3における画像枠DB 307、図1,2におけるソフトDB 114あるいは図3におけるソフトDB 305に、それぞれ対応している。
【0085】
図8に示すように、処理を開始すると、まず、PDAからのRFIDタグ情報 802を1件読み取る(ステップS801)。
【0086】
次に、PDAの読み取り開始から設定時間以内か否かを判定し(ステップS803)、設定時間内ならば(ステップS803:Y)、ステップS804以降の処理を継続し、PDAの読み取り開始から設定時間を超過した場合は(ステップS803:N)、処理を終了する。
【0087】
設定時間内の場合(ステップS803:Y)、次に、PDAによるRFIDタグ情報 802の読み取りが成功したか否かを判定し(ステップS804)、PDAによるRFIDタグ情報 802の読み取りが成功した場合は(ステップS804:Y)、ステップS805以降の処理を継続し、まだ読み取りが成功していない場合は(ステップS804:N)、PDAからRFIDタグ情報 802を1件読み取るステップS801の処理に戻る。
【0088】
PDAによるRFIDタグ情報の読み取りが成功した場合は(ステップS804:Y)、機器DBからデータを全レコード読み込む(ステップS805)。
【0089】
次に、表示する画面が機器情報割当画面か否かを判定し(ステップS807)、表示する画面が機器情報割当画面の場合は(ステップS807:Y)、ステップS809からステップS816の処理を継続し、表示する画面が機器情報割当画面でない場合は(ステップS807:N)、ステップS809からステップS816の処理は行わず、ステップS808に進む。
【0090】
表示する画面が機器情報割当画面の場合には(ステップS807:Y)、ステップS809において、細分DBからデータを全レコード読み込み、ステップS811において、画像DBからデータを全レコード読み込み、ステップS813において、画像枠DBからデータを全レコード読み込む。
【0091】
次に、ステップS815において、「コンピュータ名」によって機器DB、細分DB、ソフトDBのデータを関連付け、「画像NO」によって画像DBと画像枠DBのデータを関連付けて「RFID NO」が同じ情報を組み合わせる。
【0092】
表示対象として「コンピュータ名」か「RFID NO」を1つ選ぶ。
【0093】
「コンピュータ名」を表示対象として選んだ場合は、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」の機器DBのデータと、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」と「細分項目NO」が空白の細分DBのデータとを並べて、機器の『本体情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」が空白でなく「細分項目NO」が空白の細分DBのデータと、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」も「細分項目NO」も空白でない細分DBのデータとを並べて、機器の『RFID情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で細分DBから選択した「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像枠DBのデータと、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で細分DBから選択した「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像枠DBのデータの「画像NO」と一致する「画像NO」の画像DBのデータを、機器の『画像情報』とし、これらの情報によって機器情報割当画面を作成し(ステップS816)、機器情報割当表示画面 817として表示し、処理を終了する。
【0094】
一方、「RFID NO」を表示対象として選んだ場合は、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で細分DBから選択した「コンピュータ名」が「コンピュータ名」と一致する機器DBのデータと、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で細分DBから選択した「コンピュータ名」が「コンピュータ名」と一致し、「細分項目NO」が空白の細分DBのデータとを機器の『本体情報』とし、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で「細分項目NO」が空白の細分DBのデータと、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で「細分項目NO」も空白でない細分DBのデータとを並べて、機器の『RFID情報』とし、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像枠DBのデータと、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像枠DBのデータの「画像NO」と一致する「画像NO」の画像DBのデータを機器の『画像情報』とし、これらの情報によって機器情報割当画面を作成し(ステップS816)、機器情報割当表示画面 817として表示し、処理を終了する。
【0095】
表示する画面が機器情報割当画面でなく(ステップS807:N)、ソフト一覧画面の場合は(ステップS808:Y)、ステップS818〜ステップS821の処理を継続するが、ソフト一覧でもない場合は(ステップS808:N)、ステップS818〜ステップS821の処理はせずにステップS823〜ステップS826の処理を行なう。
【0096】
表示する画面がソフト一覧画面の場合は(ステップS808:Y)、ソフトDBからデータを全レコード読み込み(ステップS818)、「コンピュータ名」によって機器DBとソフトDBのデータを関連付ける(ステップS820)。
【0097】
表示対象として「コンピュータ名」を1つ選び、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」の機器DBのデータを機器の『本体情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」のソフトDBのデータを機器の『ソフト情報』とし、これらの情報によってソフト一覧画面を作成し(ステップS821)、ソフト一覧表示画面822として表示し(図19参照)、処理を終了する。
【0098】
表示対象が機器情報割当画面でなく(ステップS807:N)、ソフト一覧画面でもない場合は(ステップS808:N)、細部DBからデータを全レコード読み込み(ステップS823)、画像DBからデータを全レコード読み込み(ステップS825)、「コンピュータ名」によって機器DB、細分DBのデータを関連付ける(ステップS827)。
【0099】
表示対象として「コンピュータ名」か「RFID NO」を1つ選ぶ。
【0100】
「コンピュータ名」を表示対象として選んだ場合は、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」の機器DBのデータと、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」と「細分項目NO」が空白の細分DBのデータとを、機器の『本体情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」が空白で、「細分項目NO」が空白でない細分DBのデータを、機器の『本体付属情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」が空白でなく、「細分項目NO」が空白である細分DBのデータと、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で「RFID NO」も「細分項目NO」も空白でない細分DBのデータを、機器の『RFID情報』とし、表示対象として選んだ「コンピュータ名」と一致する「コンピュータ名」で細分DBから選択した「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像DBのデータを機器の『画像情報』とし、これらの情報によって機器情報一覧画面を作成し(ステップS828)、機器情報一覧表示画面827として表示し、処理を終了する。
【0101】
一方、「RFID NO」を表示対象として選んだ場合は、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で細分DBから選択した「コンピュータ名」が「コンピュータ名」と一致する機器DBのデータと、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で「細分項目NO」が空白の細分DBのデータとを、機器の『本体情報』とし、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で細分DBから選択した「コンピュータ名」が「コンピュータ名」と一致し「RFID NO」が空白で「細分項目NO」が空白でない細分DBのデータを、機器の『本体付属情報』とし、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で「細分項目NO」が空白の細分DBのデータと、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」で「細分項目NO」も空白でない細分DBのデータとを並べて、機器の『RDID情報』とし、表示対象として選んだ「RFID NO」と一致する「RFID NO」の画像DBのデータを機器の『画像情報』とし、これらの情報によって機器情報一覧画面を作成し(ステップS828)、機器情報一覧表示画面827として表示し、処理を終了する。
【0102】
次に、資産管理処理部111における画像枠登録処理について説明する。
図9は、画像処理部110における画像枠判別処理で判定した画像枠に対応する細分項目NOを、上書き更新して登録する処理である。
【0103】
図9における機器DB 908、細分DB 910、画像DB 912、画像枠DB 904,916は、図1,2における機器DB 112あるいは図3における機器DB 303、図1,2における細分DB 113あるいは図3における細分DB 304、図1,2における画像DB 115あるいは図3における画像DB 306、図1,2における画像枠DB 116あるいは図3における画像枠DB 307に、それぞれ対応している。
【0104】
図9に示すように、処理を開始すると、まず、画像一覧表示画面903で指定した画像枠に「細分項目NO」を紐付ける紐付け情報902を読み込む(ステップS901)。
【0105】
次に、画像枠DBからデータを1レコード読み込む(ステップS905)。そして、画像枠DBのレコードを全て処理したか判別し(ステップS906)、処理済みならば(ステップS906:N)、処理を終了し、画像枠DBに未処理のレコードがあれば(ステップS906:Y)、ステップS907以降の処理を続ける。
【0106】
ステップS907では、機器DBから全レコードの「コンピュータ名」を読み込む。次のステップS909では、細分DBから全レコードの「コンピュータ名」と「RFID NO」と「「細分項目NO」を読み込む。次のステップS911では、画像DBから全レコードの「RFID NO」と「画像NO」を読み込む。
【0107】
次のステップS913において、画像枠に関連付ける「コンピュータ名」を持つデータがステップS907で読み込んだデータにあるか否かを、また画像枠に関連付ける「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」を持つデータがステップS909で読み込んだデータにあるか否かを、また画像枠に関連付ける「RFID NO」と「画像NO」を持つデータがステップS911で読み込んだデータにあるか否かを、それぞれ判定し、ある場合は(ステップS913:Y)、ステップS915に進み、ない場合は(ステップS913:N)、このレコードを処理済みとして画像枠DBから次のデータを1件読み込むステップS905に戻る(ステップS914)。
【0108】
ステップS915では、画像枠DBに「RFID NO」と「画像NO」が紐付け情報の「RFID NO」と「画像NO」と一致し、「枠NO」がステップS905で画像枠DBから読み込んだ1レコードの「枠NO」と一致するレコードの「細分項目NO」を紐付け情報の「細分項目NO」で上書きし、このレコードを処理済みとして画像枠DBから次のデータを1件読み込むステップS905に戻る(ステップS914)。
【0109】
次に、資産管理処理部111おける細分登録処理について説明する。
図10は、「RFID NO」に対して付属する「細分項目NO」を登録する処理であり、細分DB上で「細分項目NO」の再採番を実施する。
【0110】
図10における細分DB 1004,1008,1014は、図1,2における細分DB 113あるいは図3における細分DB 304に対応している。
【0111】
図10に示すように、処理を開始すると、まず画像一覧表示画面1003で指定した紐付け元「コンピュータ名」と「細分項目NO」と紐付け先「コンピュータ名」と「RFID NO」とからなる紐付け情報1002を読み込み、RFIDに細分NOを紐付ける(ステップS1001)。
【0112】
次に、細分DBから紐付け情報1002の「コンピュータ名」と「RFID NO」に一致する「コンピュータ名」と「RFID NO」を持つレコードを1レコード読み込む(ステップS1005)。
【0113】
次に、細分DBのレコードを全て処理したか判別し(ステップS1006)、全てのレコードが処理済みならば(ステップS1006:N)、処理を終了し、細分DBに未処理のレコードがあれば(ステップS1006:Y)、ステップS1007以降の処理を続ける。
【0114】
細分DBに未処理のレコードがあった場合(ステップS1006:Y)、ステップS1007において、細分DBの全てのレコードの「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」を読み込み、該読み込んだ「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」の組合せに紐付け情報1002を適用した場合、「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」の組合せに重複ができるか否かを判定する(ステップS1010)。
【0115】
判定の結果、重複がある場合は(ステップS1010:N)、紐付け情報1002と一致する「コンピュータ名」と「RFID NO」のレコード全てで紐付け情報1002によって変更されていないが「細分項目NO」が重複しているレコードを抜き出し(ステップS1011)、「細分項目NO」に1を足して重複を解消してから(ステップS1009)、この重複によって新たな重複が発生していないか確認するために、細分DBの全てのレコードの「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」を読み込むステップS1007の処理に戻る。また、重複がない場合は(ステップS1010:Y)、ステップS1012の処理に進む。
【0116】
ステップS1012では、細分DBのRFID登録対象のレコードで「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」を上書きする。
【0117】
次に、細分DBから紐付け情報1002の「コンピュータ名」と「RFID NO」に一致する「コンピュータ名」と「RFID NO」を持つレコードとしてステップS1005で読み込んだレコードを処理済として(ステップS1015)、細分DBからデータを1件読み込むステップS1005の処理に戻る。
【0118】
次に、本発明の実施例に使用した上記各種DBのデータフォーマットについて説明する。
(a)購買情報DBのデータフォーマットについて
図11−Aは、本発明に使用する購買情報DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図11−Bは購買情報DBの具体的な一例を示す図である。
【0119】
図11−Aに示すように、購買情報DBは、管理対象機器の製品型名を保持する「製品型名」と、管理対象機器の製造番号を保持する「製造番号」と、機器に一意に与えられたアドレス番号を保持する「機器アドレス」と、機器一式を一意に判別する番号を保持する「構成番号」と、本体かディスプレイか周辺機器かを示す名称を保持する「機器区分」と、管理対象機器の製品名を保持する「製品名」と、機器の設置場所を保持する「設置場所」と、機器の導入日を保持する「導入年月日」と、機器の滅却日を保持する「滅却・終了年月」と、機器の購入を行った部署を保持する「利用部署」と、使途や予定を記入した「備考」とからなり、「製品型名」と「製造番号」を主キーとする。図11−Bは購買情報DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0120】
(b)接続情報DBのデータフォーマットについて
図12−Aは、本発明に使用する接続情報DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図12−Bは接続情報DBの具体的な一例を示す図である。
【0121】
図12−Aに示すように、接続情報DBは、接続情報から得るLAN上の名称を保持する「コンピュータ名」と、接続情報から得られるソフトのライセンス名を保持する「ライセンス名」と、接続情報から得られるソフトのライセンスNOを保持する「ライセンスNO」と、機器に一意に与えられたアドレス番号を保持する「機器アドレス」と、管理対象の機器を使用する利用者のIDを保持する「機器利用者ID」と、機器の導入日を保持する「導入年月日」と、稼動中,休止中,滅却準備を保持する「稼動状況」と、導入済みソフトの種類を示す名称を保持する「ソフト区分」と、導入済みソフトの名称を保持する「ソフト名称」と、ソフトの導入日を保持する「インストール日」とからなり、「コンピュータ名」と「ライセンス名」と「ライセンスNO」を主キーとする。図12−Bは接続情報DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0122】
(c)機器DBのデータフォーマットについて
図13−Aは、本発明に使用する機器DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図13−Bは機器DBの具体的な一例を示す図である。
【0123】
図13−Aに示すように、機器DBは、接続情報から得るLAN上の名称を保持する「コンピュータ名」と、管理対象の機器を使用する利用者のIDを保持する「機器利用者ID」と、管理対象機器の製品名(本体名称で代表)を保持する「製品名」と、管理対象機器の製品型名(本体型名で代表)を保持する「製品型名」と、管理対象機器の製造番号(本体製造番号で代表)を保持する「製造番号」と、機器一式を一意に判別する番号を保持する「構成番号」と、本体かディスプレイか周辺機器かを示す名称を保持する「機器区分」と、機器の設置場所を保持する「設置場所」と、機器の導入日を保持する「導入年月日」と、機器の滅却日を保持する「滅却・終了年月」と、機器の購入を行った部署を保持する「利用部署」と、機器に一意に与えられたアドレス番号を保持する「機器アドレス」と、稼動中、休止中、滅却準備を保持する「稼動状況」と、使途や予定を記入する「備考」とからなり、「コンピュータ名」を主キーとする。図13−Bは機器DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0124】
(d)細分DBのデータフォーマットについて
図14−Aは、本発明に使用する細分DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図14−Bは細分DBの具体的な一例を示す図である。
【0125】
図14−Aに示すように、細分DBは、接続情報から得るLAN上の名称を保持する「コンピュータ名」と、機器につけられたRFID NOを保持する「RFID NO」と、細分項目単位で組合せキーを保持する「細分項目NO」と、管理対象機器の製品名を保持する「製品名」と、管理対象機器の製品型名を保持する「製品型名」と、管理対象機器の製造番号を保持する「製造番号」と、機器一式を一意に判別する番号を保持する「構成番号」と、本体かディスプレイか周辺機器かを示す名称を保持する「機器区分」と、機器の導入日を保持する「導入年月日」と、機器の滅却日を保持する「滅却・終了年月」と、機器の購入を行った部署を保持する「利用部署」と、稼動中、休止中、滅却準備を保持する「稼動状況」と、使途や予定を記入する「備考」とからなり、「コンピュータ名」と「RFID NO」と「細分項目NO」を主キーとする。図14−Bは細分DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0126】
(e)ソフトDBのデータフォーマットについて
図15−Aは、本発明に使用するソフトDBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図15−BはソフトDBの具体的な一例を示す図である。
【0127】
図15−Aに示すように、ソフトDBは、接続情報から得るLAN上の名称を保持する「コンピュータ名」と、ソフトのライセンス名を保持する「ライセンス名」と、ソフトのライセンスNOを保持する「ライセンスNO」と、導入済みソフトの種類を示す名称を保持する「ソフト区分」と、導入済みソフトの名称を保持する「ソフト名称」と、ソフトの導入日を保持する「インストール日」からなり、「コンピュータ名」と、「ライセンス名」と、「ライセンスNO」を主キーとする。図15−BはソフトDBの各項目の具体的な一例を示している。
【0128】
(f)画像DBのデータフォーマットについて
図16−Aは、本発明に使用する画像DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図16−Bは画像DBの具体的な一例を示す図である。
【0129】
図16−Aに示すように、画像DBは、画像につけられたRFID NOを保持する「RFID NO」と、画像ごとに一意の番号日時と通し番号の組合せを保持する「画像NO」と、画像自体を保持する「画像」と、撮影日時を保持する「撮影年月日時」とからなり、「RFID NO」と「画像NO」を主キーとする。図16−Bは画像DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0130】
(f)画像枠DBのデータフォーマットについて
図17−Aは、本発明に使用する画像枠DBのデータ項目の内容説明(意味)を示す図、図17−Bは画像枠DBの具体的な一例を示す図である。
【0131】
図17−Aに示すように、画像枠DBは、画像を持つ機器のRFID NOを保持する「RFID NO」と、対象資産を含む画像の画像NOを保持する「画像NO」と、連番で付与する同一画像の枠番号を保持する「枠NO」と、細分項目単位で紐付け情報として使用する「細分項目NO」と、画像の中の分割された機器の部分画像自体を保持する「分割画像」からなり、「RFID NO」と、「画像NO」と、「枠NO」を主キーとする。図17−Bは画像枠DBの各項目の具体的な一例を示している。
【0132】
a)図18は、機器情報一覧画面の画面フォーマットの一例を示す図である。
同図において、表示対象はRFIDリーダから読み込んだRFID番号を元に各DBから抽出した情報を利用する。
【0133】
機器情報一覧には、RFIDリーダから読み取ったRFID番号に関連付けられた物品を含む機器に導入されている本体−RFID−細分項目の情報一覧と、RFIDリーダから読み取ったRFID番号に関連付けられた物品を含む機器に導入されている本体−細分項目の情報一覧と、機器本体に紐付けられている画像情報を表示する。
【0134】
b)図19は、ソフト一覧画面の画面フォーマットの一例を示す図である。
同図において、表示対象はRFIDリーダから読み込んだRFID番号を元に各DBから抽出した情報を利用する。
【0135】
ソフト一覧には、RFIDリーダから読み取ったRFID番号に関連付けられた物品を含む機器に導入されているソフト情報の一覧を含む。
【0136】
c)図20は、機器情報割当画面の画面フォーマットの一例を示す図である。
同図において、機器およびRFIDで管理された物品の画像一覧、および、「細分項目NO」を「RFID NO」や画像枠に対して登録・修正できる画面によって物品管理を行う。動画が存在する場合には動画の再生を可能とし、納入時の瑕疵責任有無確認などに活用する。表示対象はRFIDリーダから読み込んだRFID番号を元に各DBから抽出した情報を利用する。
【0137】
機器情報一覧には、RFIDリーダから読み取ったRFID番号に関連付けられた物品を含む機器−RFIDについての情報一覧を含む。
画像枠を選択してから、紐付ける「細分項目NO」に該当する物品を選択し、画像枠と「細分項目NO」の紐付け管理ができる。
【0138】
「RFID NO」に対して、紐付ける「細分項目NO」に該当する物品を選択し、「RFID NO」と「細分項目NO」の紐付け管理ができる。
【0139】
なお、上述したように、情報取込処理部、端末検出処理部、画像処理部、資産管理処理部は、情報処理部の機能を実現するプログラムはROMにインストールされ、CPUとメモリを用いて実行される。これらのプログラムは、CD−ROM、FD、DVDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体やインターネットなどのネットワークを介して利用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0140】
【図1】本発明におけるハードウェアとソフトウェアの全体構成図である。
【図2】本発明におけるPC購入時における機器管理処理の流れを示した図である。
【図3】本発明にて使用するDBの関連図である。
【図4】本発明による情報取込処理部における情報取込処理のフローチャートである。
【図5】本発明による端末検出処理部における端末検出処理のフローチャートである。
【図6】本発明による画像処理部における画像取込処理のフローチャートである。
【図7−A】本発明による画像処理部における画像枠判定処理のフローチャートである。
【図7−B】本発明による画像処理部における画像枠判定処理のイメージを示す図である。
【図8】本発明による資産管理処理部における一覧表示処理のフローチャートである。
【図9】本発明による資産管理処理部における画像枠登録処理のフローチャートである。
【図10】本発明による資産管理処理部における細分登録処理のフローチャートである。
【図11−A】本発明に使用する購買情報DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図11−B】本発明に使用する購買情報DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図12−A】本発明に使用する接続情報DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図12−B】本発明に使用する接続情報DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図13−A】本発明に使用する機器DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図13−B】本発明に使用する機器DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図14−A】本発明に使用する細分DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図14−B】本発明に使用する細分DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図15−A】本発明に使用するソフトDBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図15−B】本発明に使用するソフトDBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図16−A】本発明に使用する画像DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図16−B】本発明に使用する画像DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図17−A】本発明に使用する画像枠DBのDBフォーマットを説明するための図である(各項目の意味)。
【図17−B】本発明に使用する画像枠DBのDBフォーマットを説明するための図である(具体的な例)。
【図18】本発明による機器情報一覧画面の画面フォーマットを説明するための図である。
【図19】本発明によるソフト一覧画面の画面フォーマットを説明するための図である。
【図20】本発明による機器割当画面の画面フォーマットを説明するための図である。
【符号の説明】
【0141】
101:一組として取り扱われる管理対象となる機器全体
101A:ディスプレイ装置
101B:PC本体
101C:マウス
101D:キーボード
101E:外付けHD装置
101F:HD装置(予備)
102:RFIDタグ
103,301,401:購買情報DB
104,302,501:接続情報DB
105:PDAのRFIDリーダ機能
106:PDA
107:備品管理システム全体
108:情報取込処理部
109:端末検出処理部
110:画像処理部
111:資産管理処理部
112,303,405,410,505,509,808,908:機器DB
113,304,412,417,511,810,824,910,1004,1008,1014:細分DB
114,305,513,516,819:ソフトDB
115,306,607,610,702,812,826,912:画像DB
116,307,708,814,904,916:画像枠DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理システムであって、
物品の発注情報および納品物品に係る情報と、納品物品から収集される接続情報と、納品物品を撮影して得られる画像情報と、前記物品に貼付されたRFIDタグから得られるRFIDタグ情報とを関連付け前記物品に関するDBを生成するとともに、該DBを用いて物品を管理するための画面を生成する情報処理手段とを有することを特徴とする物品管理システム。
【請求項2】
請求項1記載の物品管理システムにおいて、
前記DBは、
物品の発注情報および納品物品の情報を含む購買情報を記憶する購買情報DBと、
納品物品をLANに接続した際に該LANを介して収集されるソフトウェアを含む接続情報を記憶する接続情報DBと、
管理対象となる物品についての情報を記憶する機器DBと、
管理対象となる物品とともに利用される物品についての情報および管理対象となる物品に貼付された前記RFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報を保持する細分DBと、
管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するソフトDBと、
管理対象となる物品またはRFIDタグにより管理される物品を撮影して得られた画像情報を記憶する画像DBと、
管理対象となる物品またはRFIDにより管理される物品の画像のどの部分が該当するかを示す画像枠の情報を記憶する画像枠DBとからなることを特徴とする物品管理システム。
【請求項3】
請求項1または2記載の物品管理システムにおいて、
前記情報処理手段は、
前記購買情報DBから購買情報を読み込み、前記機器DBおよび細分DBへ購買情報を書き込む情報取込処理手段と、
前記接続情報DBから接続情報を受取り、機器DBおよびソフトDBへ接続情報を提供する端末検出処理手段と、
前記画像DBから機器に関連付けた画像を取り込む画像取込処理と、画像から画像枠を判別し、前記画像枠DBに情報を登録する画像枠判別処理を行う画像処理手段と、
前記各DBを必要な組合せで読み書きし情報一覧の表示を行う一覧表示処理および画像枠と細分の紐付けを行う画像枠登録処理およびRFIDと細分の紐付けを行う細分登録処理を行う資産管理処理手段
からなることを特徴とする物品管理システム。
【請求項4】
RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理用プログラムであって、
コンピュータを請求項1から3のいずれかに記載の各手段として機能させるための物品管理用プログラム。
【請求項5】
RFIDタグ(Radio Frequency Identification TAG)を物品に貼付し、該RFIDタグに書き込まれた情報(RFIDタグ情報)を読み出して当該物品を含む一組として取り扱われる複数の物品を管理する物品管理方法であって、
物品の発注情報および納品物品に係る情報と、納品物品から収集される接続情報と、納品物品を撮影して得られる画像情報と、前記物品に貼付されたRFIDタグから得られるRFIDタグ情報とを関連付け前記物品に関するDBを生成するDB生成ステップと、該DBを用いて物品を管理するための画面を生成して表示装置に表示する画面生成表示ステップとを有することを特徴とする物品管理方法。
【請求項6】
請求項5記載の物品管理方法において、
前記DBは、物品の発注情報および納品物品の情報を含む購買情報を記憶する購買情報DBと、納品物品をLANに接続した際に該LANを介して収集されるソフトウェアを含む接続情報を記憶する接続情報DBと、管理対象となる物品についての情報を記憶する機器DBと、管理対象となる物品とともに利用される物品についての情報および管理対象となる物品に貼付された前記RFIDタグから読み込まれるRFIDタグ情報を保持する細分DBと、管理対象となる機器に導入されているソフトウェアについての情報を保持するソフトDBと、管理対象となる物品またはRFIDタグにより管理される物品を撮影して得られた画像情報を記憶する画像DBと、管理対象となる物品またはRFIDにより管理される物品の画像のどの部分が該当するかを示す画像枠の情報を記憶する画像枠DBとからなることを特徴とする物品管理方法。
【請求項7】
請求項5または6記載の物品管理方法において、
前記DB生成ステップは、前記購買情報DBから購買情報を読み込み、前記機器DBおよび細分DBへ購買情報を書き込む情報取込処理ステップと、前記接続情報DBから接続情報を受取り、機器DBおよびソフトDBへ接続情報を提供する端末検出処理ステップと、前記画像DBから機器に関連付けた画像を取り込む画像取込処理と、画像から画像枠を判別し、前記画像枠DBに情報を登録する画像枠判別処理を行う画像処理ステップと、前記各DBを必要な組合せで読み書きし情報一覧の表示を行う一覧表示処理および画像枠と細分の紐付けを行う画像枠登録処理およびRFIDと細分の紐付けを行う細分登録処理を行う資産管理処理ステップとを有することを特徴とする物品管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−A】
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【図7−B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11−A】
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【図11−B】
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【図12−A】
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【図12−B】
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【図13−A】
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【図13−B】
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【図14−A】
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【図14−B】
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【図15−A】
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【図15−B】
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【図16−A】
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【図16−B】
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【図17−A】
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【図17−B】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2008−152427(P2008−152427A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−338181(P2006−338181)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】