説明

特に実用車用外装バックミラーの取り付け台用の保持ヒンジ部品、及びこの保持ヒンジ部品を備える実用車用外装バックミラー

【課題】保持ヒンジ軸の方向における構造高さが小さい保持ヒンジ部品及びこの保持ヒンジ部品を備える外装バックミラーを提供すること。
【解決手段】保持ヒンジ部品は、ヒンジ軸部品を介して旋回可能に互いに接続された第一及び第二保持アームを有する。第一保持アームは、接合面を介して補完的に一緒に接合された第一及び第二保持アーム部を有する。これにより一方の保持アームからヒンジ軸部品を介して他方の保持アームへ力が均一に伝達される。二つの部分に分かれた第一保持アームによりサンドイッチ構造が作られるため、特許文献1又は特許文献5に記載の二つの部分に分かれた保持アームとは異なり、ヒンジ軸部品から第一保持アームへの力の伝達が連結面全体でなされる。二つの保持板部から他方の保持アーム部への力の導入が平面状に行われる。その結果、自動車用外装バックミラーで生じる力が実質的に構造高さが減少した保持ヒンジ部品に安全に伝達される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の導入部に基づく特に実用車用外装バックミラーの取り付け台用の保持ヒンジ部品、及び請求項21に記載のこの保持ヒンジ部品を備える実用車用外装バックミラーに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、自動車の外装バックミラーは、固定して取り付けられず、自動車に対して角度位置が変更可能となっている。そのために、保持ヒンジが様々な構成で広く使われている。例えば、特許文献1には、第一保持アームの第一及び第二部分がロック機構を有する細長い軸ヒンジ部品に当接する保持ヒンジが記載されている。また、特許文献2には、U字型の第一軸アームが第二保持アームの軸受ブロックを取り囲む保持ヒンジ又は保持ヒンジ部品が記載されている。軸ヒンジ部品は、ロック機構の一部として動作する。特許文献3には、自動車の外装バックミラーを旋回可能に取り付けるための保持ヒンジ部品が記載されている。保持ヒンジ部品は、略カップ状保持ヒンジを介して相互に接続された第一及び第二保持アームを備える。特許文献4にも同様の保持ヒンジが記載されている。
【0003】
特許文献5には、ヒンジ軸部品を利用することにより旋回可能に相互に接続された第一及び第二保持アームを備える保持ヒンジ部品が記載されている。第一保持アームは、ヒンジ軸部品用の二つの対向する保持具と第一保持面とを備える。第二保持アームは、ヒンジ軸部品が貫通する軸受ブロックと補完的な第一保持面と係合する第二保持面とを備える。ヒンジ軸部品がコイルばねを有するため、二つの保持面及び二つの保持アームは互いに支持し合う。
【0004】
特許文献6には、二つの部分に分かれた保持アームを備える保持ヒンジ部品が記載されている。二つの保持アーム部が別々にヒンジ軸部品から遠ざかるように延設されており、二つの保持アーム部は他の端部で互いに接続されている。
【0005】
これら従来の保持ヒンジは、保持ヒンジ軸の方向における構造高さが比較的大きいため、伝達される力を考慮して保持ヒンジを非常に頑丈に設計しなくてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許出願公開第0527455号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1886873号明細書
【特許文献3】独国特許出願公開第2726470号明細書
【特許文献4】独国特許発明第102006028073号明細書
【特許文献5】英国特許出願公開第658679号明細書
【特許文献6】英国特許出願公開第2049586号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献5から始まって、本発明の課題は、保持ヒンジ軸の方向における構造高さが小さい保持ヒンジ部品を提供することにある。本発明の別の課題は、この保持ヒンジ部品を備えた外装バックミラーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、請求項1及び21に記載の特徴により達成される。
【0009】
第一保持アームの二つの保持アーム部が接合面で補完的に接合されることから、一方の保持アームからヒンジ軸部品を介して他方の保持アームへ力が均等に伝達される。二つの部分に分かれた第一保持アームによりサンドイッチ構造が作られるため、特許文献1又は特許文献5に記載の二つの部分に分かれた保持アームとは異なり、ヒンジ軸部品からの力が第一保持アームに対して連結面全体を介して伝達することが可能となる。二つの保持板部から他方の保持アーム部への力の伝達が平面的に行われる。その結果、自動車用外装バックミラーにおいて生じる力が実質的に構造高さが減少した保持ヒンジ部品に確実に伝達される。
【0010】
請求項2に記載の型はめにより本発明に係る保持ヒンジ部品の安定性と力伝達が向上する。
【0011】
第一保持アームの二つの保持アーム部が互いに平面的に連結され、大きな共通の断面(共通の接合面)を呈することにより、非常に低い構造高さが可能となる。保持ヒンジ軸を横断する方向の断面積が保持ヒンジ軸の方向よりも大きいことから、必要な力の伝達が確実なものとなる(請求項4)。
【0012】
請求項5に記載の好適な実施形態によれば、二つの保持アーム部が略同じ大きさを有するため、第一保持アームに力が実質的に「全面」導入される。
【0013】
一定の条件下においては、例えば、第一ミラーアームの二つの保持アーム部のうち一つだけにミラーヘッドを接続するための接続部品を実現することが賢明であるため、第一保持アームの二つの保持アーム部の保持ヒンジ軸を横断する方向の断面積が異なる大きさを有するという実施形態がもらされる。しかしながら、このような場合、小さい保持アームの断面積は第一又は第二保持面の大きさの少なくとも二倍となる。これにより、ヒンジ軸部品から及びヒンジ部品へ力を導入するのに十分な表面積がもたらされる(請求項6)。
【0014】
請求項7及び8に記載の本発明の好適な構成によれば、二つの保持面が互いに支持し合うのに必要なばね部材が第一保持アームの二つの部分の間に簡単な方法で組み込まれる。
【0015】
請求項9及び10に記載の本発明の好適な構成によれば、接続ピンが第一保持アーム部の保持板部に固定接続されるため、保持ヒンジ部品に必要な部品数が減少し、保持ヒンジ部品の構造が簡素化される。
【0016】
請求項11及び12に記載の本発明の好適な構成によれば、接続ピンが収容部と係合することにより、第一保持アームの二つの保持アーム部を安定して接続することが可能となる。
【0017】
請求項14に記載の本発明の好適な構成によれば、第一保持アームの剛性が向上する。請求項15に係る実施形態には補強リブが含まれるため、第一保持アームの安定性及び剛性が同様に向上する。
【0018】
請求項16及び17に記載の本発明の好適な構成によれば、第二保持アームの構成が簡素になる。二つの端部面及びねじスリーブの収容部の中心穴を必要な大きさにすることにより、保持ヒンジ部品の安定性が高くなる。
【0019】
請求項18に記載の本発明の好適な構成によれば、フランジの部分的に円状アーチの形をした上側端部が第一保持アームの第二保持板部における対応する補完的な形状に形成された誘導チャネルの軸受ブロックに誘導されるため、安定性がさらに向上する。
【0020】
残りの従属請求項は、本発明の別の好適な構成に関する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第一実施形態を一方側から見た分解図である。
【図2】図1に示す本発明の第一実施形態を他方側から見た図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係る第二保持アームの軸受ブロックの詳細図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る第一保持アームの第二保持アーム部の内側の詳細図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1及び2に示す自動車用外装バックミラーは、保持ヒンジ部品を利用して車両(図示せず)に接続されるようになっているミラーヘッド2を有する。保持ヒンジ部品は、第一保持アーム4と第二保持アーム6とを備え、第一保持アーム4と第二保持アーム6は、接続ピン8とコイルばね10とねじ接続12とを備えるヒンジ軸部品を介して相互に接続される。保持ヒンジ部品は、保持ヒンジ軸13を固定化する。第一保持アーム4は第一及び第二殻形保持アーム部14及び16からなる。二つの保持アーム部14及び16はそれぞれ、第二保持アーム6側の端部において、ヒンジ軸部品用の第一及び第二保持板部18及び20を有する。第一保持アーム部18とは反対側には、ミラーヘッド2が取り付けられる球状ミラーヘッド接続部22が設けられる。保持板部18及び20とミラーヘッド接続部22との間において、二つの殻形保持アーム部14及び16が、二つの大きい互いに対向した補完的な接合面24及び26を規定する。二つの接合面24及び26の周辺端部は、二つの保持アーム部14及び16間の型はめ接続を行う補完的な接合端部28及び30となっている。内部補強リブ32が第一保持アーム部14の接合端部28内に配置される。
【0024】
第一保持板部18の内側には、第一保持具36を有する第一保持面34が配置される。第一保持面34は円形であり、第一保持面34には第一保持具36が切ったパイのような形状で配置される。第一保持板部18及び第一保持アーム部14に一体成形されねじスリーブの形状を有する接続ピン8が第一保持面34の中央から延設される。補強リブ32の領域では、同様に保持ヒンジ軸13の方向に延設されたねじスリーブ38が設けられる。ねじスリーブ38も第一保持アーム部14の内側に一体成形される。第二保持アーム部16の内側には、接続ピン8を収容する収容部40とねじスリーブ38を収容する収容部42とが設けられる。二つの収容部40及び42にはそれぞれねじ穴44が貫通しており、二つの保持アーム部14及び16は第二保持アーム部16の外側の方向からねじ46によりねじ留めされる。
【0025】
第二保持アーム6は、取り付け穴52を有する略板状部50を有する。略板状部50は車両と平面接触し、第二保持アーム6は取り付け穴52を利用して車両に取り付けられる。略板状部50からは、中空基部54が延設され、中空基部54の自由端58側には軸受ブロック56が形成される。中空基部54は、安定性を向上させるために、板状部50の長手方向側の領域において幅が広く形成されている。軸受ブロック56は、外側を向いた凸面を有し第一端部面62の縁と第二端部面64の縁を接続する帯状のジャケット面60を備える。外側を向いており第一保持板部18及び第一保持面24と対向する第一端部面62には、第二円形保持面66が配置されており、第二円形保持面66は切ったパイの形状に配置された第二保持具68を備えており、第二保持具68は第一保持面34の第一保持具36と補完的に係合する。中心穴70が第一及び第二端部面62及び64と第二保持面66とを貫通している。組み立てられた状態では、接続ピン8は中心穴70を通って延設される。第一及び第二端部面62,64の間の軸受ブロック56の高さは、軸受ブロック56が第一保持アーム4の一体化された保持アーム部14,16の二つのヒンジ軸部品保持板部18,20の間に正確に嵌合するよう選択される。組み立てられた状態では、軸受ブロック56は、ヒンジ軸部品用の二つの保持板部18,20の間に配置され、接続ピン8は、二つの端部面62,64の中心穴70を通って延設される。
【0026】
第一保持アーム4を第二保持アームまたはミラー基部6に取り付ける際、まず第一保持アーム部14の第一保持面34が軸受ブロック56の閉じられる端部面62の第二保持面66に載置され、接続ピン8が中心穴70から突出する。次に、コイルばね10が軸受ブロック56の開放された端部面64を通って接続ピン8上に置かれることによって、コイルばね10が接続ピン8を包囲し、接続ピン8がコイルばね10を通って延設される。
【0027】
次に、第一保持アーム4の第二保持アーム部16が接合端部28及び30に沿って最初の半分まで置かれ、接続ピン8及びねじスリーブ38がそれぞれねじ穴44を有する第一収容部40及び第二収容部42と係合する。続いて、保持アーム部14及び16が互いにねじ留めされる。コイルばね10は、所望の支持力によって二つの保持面34及び66を一緒に保持するような寸法を有する。
【0028】
軸受ブロック56の二つの端部面62,64の柱状の中心穴70は、第二保持板部20に取り付けられた第一収容部40の外径と略同じである内径を有する。このような寸法にすることにより、保持ヒンジ部品に必要な安定性が確保される。保持ヒンジ部品の最大旋回角度を制限する制限ペグ72がジャケット面60に成形される。
【0029】
図3及び4は、本発明の第二実施形態を示すが、第二実施形態は第一実施形態とは軸受ブロック56及び第二保持アーム部16の構成が異なる。図3に示すように、第二端部面64は、第一端部面62の裏側に形成される。第二端部面64の縁からは、フランジ80が、保持ヒンジ軸13の方向に二つの端部面62及び64から遠ざかるように延設され、上側縁82において終端となる。このようにフランジ80は軸受ブロック56のジャケット面60を形成する。保持ヒンジ軸13と直交する方向の断面図において、フランジ80は円形アーチ部84を有する。
【0030】
図4に示すように、円形アーチ部84は第二保持板部18の内部に形成された誘導チャネル86と係合する。保持ヒンジ部品が旋回している間は、円形アーチ部84は誘導チャネル86により保持し誘導されるため、保持ヒンジ部品の安定性がさらに向上する。
【符号の説明】
【0031】
2 ミラーヘッド
4 第一保持アーム
6 第二保持アーム
8 接続ピン
10 コイルばね
12 ねじ接続
13 保持ヒンジ軸
14 第一保持アーム部
16 第二保持アーム部
18 第一保持板部
20 第一保持板部
22 ミラーヘッド接続部
24 14上の接合面
26 16上の接合面
28 第一保持アーム部の接合端部
30 第二保持アーム部の接合端部
32 補強リブ
34 第一保持面
36 第一保持具
38 ねじスリーブ
40 8用の収容部
42 38用の収容部
44 ねじ穴
46 ねじ
50 6の板状部
52 50の取り付け穴
54 中空基部
56 軸受ブロック
58 54の開端
60 56のジャケット面
62 第一端部面
64 第二端部面
66 第二保持面
68 第二保持具
70 62と64の中心穴
72 制限ペグ
80 64上のフランジ
82 80の上側縁
84 82の円形アーチ部
86 16内の誘導チャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特に実用車用外装バックミラーの取り付け台用の保持ヒンジ部品であって、
ヒンジ軸部品(8,10,12)によって互いに接続され保持ヒンジ軸(13)を中心に回転可能な第一及び第二保持アーム(4,6)を備えており、
前記第一保持アーム(4)は、第一保持具(36)を有する第一保持面(34)を有し、
前記第二保持アーム(6)は、前記第一保持具(36)と補完的に係合する第二保持具(68)を有する第二保持面(66)を有し、
前記第一保持アーム(4)は、ヒンジ軸部品用の第一保持板部(18)を有する第一保持アーム部(14)とヒンジ軸部品用の第二保持板部(20)を有する第二保持アーム部(16)とを有し、
前記二つのヒンジ軸部品用の保持板部(18,20)は、互いに対向して設けられ、
前記第二保持アーム(6)は、前記ヒンジ軸部品が中を通って延設される軸受ブロック(56)を有する保持ヒンジ部品において、
前記第一及び第二保持アーム部(14,16)は、補完的接合面(24,26)を介して互いに解放可能に接続されることを特徴とする保持ヒンジ部品。
【請求項2】
前記二つの保持アーム部(14,16)は、前記接合面(24,26)において型はめにより互いに接続されることを特徴とする請求項1に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項3】
前記二つの保持アーム部(14,16)は、少なくとも一つのねじ接続(12)を利用して互いに解放可能に接続されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項4】
前記保持ヒンジ軸(13)の方向における前記第一保持アーム(4)の厚さは、前記保持ヒンジ軸(13)を横切る方向における前記第一保持アーム(4)の幅よりも小さいことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項5】
前記第一保持アーム(4)の前記二つの保持アーム部(14,16)は、略同じ大きさを有することを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項6】
前記二つの保持アーム部のうちの一方(16)は、他方の保持アーム部(14)よりも小さく、前記保持ヒンジ軸(13)に直交する方向における前記小さい保持アーム部(16)の断面積は、前記第一又は第二保持面(34,66)の大きさの少なくとも二倍であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項7】
前記二つの保持アーム部(14,16)は、それぞれ外側と互いに対向する内側とを呈し、
前記第一保持面(34)は、前記ヒンジ軸部品用の保持板部(18)の内部に形成され、
前記保持ヒンジ軸(13)は、前記第一及び第二保持面(34,66)を通って延設されることを特徴とする前記請求項いずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項8】
前記ヒンジ軸部品(8,10,12)は、前記二つの保持アーム部(14,16)が互いに支持し合うように、前記第一保持アーム(4)の前記第二保持板部(20)と前記第二保持アーム(6)の前記第二保持面(66)の後ろ側との間に配置されるコイルばね(10)を有することを特徴とする請求項7に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項9】
前記ヒンジ軸部品(8,10,12)は、前記二つの保持板部(18,20)のうちの一つに取り付けられ前記第二保持アーム(6)の前記軸受ブロック(56)を通って延設される接続ピン(8)を有することを特徴とする前記請求項いずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項10】
前記接続ピン(8)は、前記第一又は第二保持アーム部(14,16)と一体的に形成されることを特徴とする請求項9に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項11】
前記接続ピン(8)と係合する収容部(40)が前記第二又は第一保持板部(20,18)の内部に形成されることを特徴とする請求項9又は10に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項12】
前記接続ピン(8)はねじスリーブであり、
前記第二又は第一保持アーム部(16,14)は、前記ねじスリーブ(8)及び前記ねじスリーブ(8)用の前記収容部(40)に位置合わせされた外部からアクセス可能なねじ穴(44)を備え、
前記ねじ穴(44)及び前記ねじスリーブ(8)は、前記第一保持アーム(4)の前記二つの保持アーム部(14,16)を接続するための前記少なくとも一つのねじ接続(12)の一部であることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項13】
前記第一保持面(34)は、前記ヒンジ軸部品(8,10,12)用の前記第一保持板部(18)の内部に形成され、前記保持ヒンジ軸(13)を横切る方向に配置されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項14】
前記第一保持アーム(4)の前記二つの保持アーム部(14,16)は、第一及び第二殻の形状を有することを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項15】
前記補強リブ(32)は、前記二つの殻形状保持アーム部(14,16)のうち少なくとも一つに形成されることを特徴とする請求項14に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項16】
前記軸受ブロック(56)は、前記保持ヒンジ軸(13)を横切る方向に延設され外側を向いた第一及び第二端部面(62,64)を有し、
前記第一端部面(62)は、第二保持具(36)が配置された前記第二保持面(34)であり、
前記二つの端部面(62,64)は、前記ヒンジ軸部品(8,10,12)が中を通って延設される中心穴(70)を備えることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項17】
前記二つの端部面(62,64)は、間隔を空けて配置され、湾曲したジャケット帯によって互いに接続されることを特徴とする請求項16に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項18】
前記第二端部面(64)からは、フランジ(60)が前記二つの端部面(62,64)から遠ざかるように前記保持ヒンジ軸(13)の方向に延設され、前記フランジ(60)の上側縁は円状アーチ部を有しており、
前記軸受ブロック(56)の周囲に及ぶ前記第二保持板部(20)の内側は、前記フランジ(60)の前記円状アーチ部用の誘導チャネル(86)を有することを特徴とする請求項16又は17に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項19】
前記ばね部材は、前記フランジ(60)内に配置されるコイルばね(10)であり、前記接続ピン(8)は、前記コイルばね(10)を通って延設されることを特徴とする請求項18に記載の保持ヒンジ部品。
【請求項20】
前記第一及び第二保持アーム(4,6)は合成材料から作られることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品。
【請求項21】
ミラーヘッド(2)と前記請求項のいずれかに記載の保持ヒンジ部品とを備える自動車用外装バックミラーであって、前記ミラーヘッド(2)は、前記第一保持アーム(4)に固定され、前記保持アーム(6)は、ミラー基部として機能することを特徴とするバックミラー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−501902(P2012−501902A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526378(P2011−526378)
【出願日】平成20年12月23日(2008.12.23)
【国際出願番号】PCT/EP2008/068246
【国際公開番号】WO2010/028698
【国際公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(500020380)メクラ・ラング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー (21)
【氏名又は名称原語表記】MEKRA Lang GmbH & Co. KG
【Fターム(参考)】