説明

現地で終端処理可能な光ファイバコネクタ組立体

光ファイバコネクタ組立体がコネクタ及びキャリアを含む。コネクタは、第1結合端部及び第2端部、並びにコネクタに終端処理される光ファイバを有する。光ファイバは、結合端部に近接した第1端部と、光ファイバコネクタの第2端部から突出する第2端部とを画成する。キャリアが、コネクタ端と反対側に配置されたケーブル端とを有し、光ファイバコネクタに係合される。位置合わせ機構が、キャリア上に配置され、第1端部と、第2端部と、第1端部と第2端部との間に延在する貫通孔と、貫通孔に対して垂直に延在し且つ貫通孔に通じる切取り部分とを含む。光ファイバコネクタに終端処理された光ファイバが貫通孔の少なくとも一部分に定置され、光ファイバの第2端部が切取り部分に設置される。光ファイバの第2端部と、キャリアのケーブル端に入る第2光ファイバの端部との位置合わせを目視検査するためのウィンドウ体が、光ファイバの第2端部を覆って切取り部分に設置される。熱活性化される要素が、所定の量の熱に曝されるときに溶解し且つ熱が取り除かれるときに再凝固するように構成され、第2光ファイバを位置合わせ機構に固着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、米国を除いた全ての国の指定についての出願人である米国の会社ADCテレコミュニケーションズ・インコーポレイティド、並びに米国のみの指定についての出願人である米国の国民Jarrod Scadden、米国の国民Wagner Aguiar、米国の国民Wayne M. Kachmar、米国の国民Jeff Bearwald、及び米国の国民Alan Shoresの名において、PCT国際特許出願として、2009年7月10日に出願されたものであって、2008年7月10日に出願された米国仮特許出願第61/079732号、及び2009年7月9日に出願された米国特許出願第12/500188号について優先権を主張する。
【0002】
本開示は、光ファイバコネクタ組立体、特に現地で終端処理可能な(terminable)光ファイバコネクタ組立体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、情報伝達のための信号伝送媒体として光ファイバネットワークを使用することが広まり且つ増加し続けている。光ファイバネットワークは、光ファイバを有する複数の光ファイバケーブルを含むことが多い。光ファイバネットワークが増大し続けると、メンテナンス又は拡張目的で光ファイバを終端処理する要求も増大する。この結果、現地において光ファイバの終端処理を実施できることが要求される。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一つの態様は、第1結合端部(mating end)及び第2端部を有する光ファイバコネクタと、光ファイバコネクタに終端処理された光ファイバであって、第2光ファイバコネクタに光学的に接続するための、結合端部に近接した第1端部と、光ファイバコネクタの第2端部から突出する第2端部とを画成する光ファイバとを具備する光ファイバコネクタ組立体に関する。キャリアが、コネクタ端と反対側に配置されたケーブル端とを有し、光ファイバコネクタに係合される。位置合わせ機構が、キャリア上に配置され、第1端部と、第2端部と、第1端部から第2端部にかけて延在する貫通孔と、貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ貫通孔に通じる切取り部分とを含み、光ファイバコネクタに終端処理された光ファイバが貫通孔の少なくとも一部分に定置され、光ファイバの第2端部が位置合わせ機構の切取り部分に設置される。ウィンドウ体(window)が、光ファイバの第2端部と、キャリアのケーブル端に入る第2光ファイバの端部との位置合わせを目視検査するために構成され、光ファイバの第2端部を覆って位置合わせ機構の切取り部分に設置される。熱活性化される要素が、所定の量の熱に曝されるときに溶解し且つ熱が取り除かれるときに再凝固するように構成され、第1光ファイバを第2光ファイバに固着する。
【0005】
多様な追加の独創的な態様が以下の記述において説明される。独創的な態様は個々の特徴及び特徴の組合せに関する。前述の一般的記述及び以下の詳細な記述が、単なる例であって、本明細書において開示される実施形態が基づく広大且つ独創的な概念を限定するものではないことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、本開示の原理に係る独創的な態様の例示的な特徴を有する光ファイバコネクタ組立体の斜視図であり、光ファイバコネクタ組立体は、完全に組み立てられた形態で示される。
【図1A】図1Aは、組立体の位置合わせガイドが取り外された状態の、図1の光ファイバコネクタ組立体を示す。
【図2】図2は、図1の光ファイバコネクタ組立体の完全な分解図である。
【図2A】図2Aは、図1Aの光ファイバコネクタ組立体の分解図を示す。
【図3】図3は、図1の光ファイバコネクタ組立体の光ファイバコネクタの正面の斜視図である。
【図4】図4は、図3の光ファイバコネクタの背面の斜視図である。
【図5】図5は、図1の光ファイバコネクタ組立体のサドル(saddle)組立体の斜視図である。
【図6】図6は、図5のサドル組立体の分解図である。
【図7】図7は、図1の光ファイバコネクタ組立体の位置合わせガイドの分解図である。
【図8】図8は、位置合わせガイドのウィンドウ体が位置合わせガイドのベース内に挿入された状態の、図7の線8−8に沿った位置合わせガイドの断面図である。
【図9】図9は、図7の位置合わせガイドの正面図である。
【図10】図10は、位置合わせガイドのウィンドウ体が位置合わせガイドのベース内に挿入された状態の、図7の線10−10に沿った位置合わせガイドの断面図である。
【図11】図11は、図7の位置合わせガイドのベースの斜視図である。
【図12】図12は、図11のベースの側面図である。
【図13】図13は、図11のベースの平面図である。
【図14】図14は、図13の線14−14に沿ったベースの断面図である。
【図15】図15は、図11のベースの背面図である。
【図16】図16は、図12の線16−16に沿ったベースの断面図である。
【図17】図17は、図7の位置合わせガイドの位置合わせ用ウィンドウ体の斜視図である。
【図18】図18は、図17の位置合わせ用ウィンドウ体の正面図である。
【図19】図19は、図17の位置合わせ用ウィンドウ体の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
添付の図面は、本開示の独創的な態様の更なる理解を与えるために添付され、本明細書に包含され且つ本明細書の一部を構成する。図面は本開示の例示的な実施形態を示し且つ明細書の記述と共に本開示の原理を更に説明するのに役立つ。添付の図面に関連して以下の詳細な説明を参照することによって、本開示の理解が深まるので、本開示の他の態様及び本開示の多くの利点が容易に理解されるであろう。
【0008】
以下、添付の図面に示される、本開示の例示的な態様が詳細に参照される。図面全体を通して可能な限り、同一の参照番号が、同一又は類似の部分を参照するのに用いられる。
【0009】
以下、図1及び図2を参照すると、光ファイバコネクタ組立体10が示され、現地において少なくとも一つの光ファイバを終端処理するのに光ファイバコネクタ組立体10を使用することができる。示される実施形態において、光ファイバコネクタ組立体10は二つの単一(simplex)組立体10aを含み、単一組立体10aは二連(duplex)組立体10bを形成すべく互いに結合される。一般的には、各単一組立体10aはキャリア(carrier)12及び光ファイバコネクタ14を含み、光ファイバコネクタ14はキャリア12に連結される。取外し可能な少なくとも一つのジョイントピン16を用いて、単一組立体10aを互いに結合させることができ、ジョイントピン16は組立体10aのコネクタ14に連結される。また、光ファイバコネクタ組立体10aの各キャリア12は、二つのキャリア12が互いに結合されるように、第1側部20に穴18を含み、反対側の第2側部24に、一体成形されたピン22を含む。各キャリア12は、対向する側部に穴18及び成形ピン22を交互に含むので、そこのどちらかの側部で別のキャリアに結合されることができる。
【0010】
光ファイバコネクタ組立体10aの可分離性によって、必要に応じて一つ又は二つの組立体を使用することができるという利点、又は二つの光ファイバコネクタ14の位置を互いに入れ替えなければならないときに組立体を交換できるという利点が提供される。例えば、本開示の光ファイバコネクタ組立体10が、ハウジング内の挿入部分として使用されるとき、例として、発明の名称が「ファイバ/銅のハイブリッドコネクタシステム及び方法(HYBRID FIBER/COPPER CONNECTOR SYSTEM AND METHOD)」で、代理人整理番号が02316.2687USP2で、出願日が2008年4月11日である米国仮特許出願と、米国仮特許出願第61/005107号明細書とに記載されたようなファイバ/銅のハイブリッドコネクタ又はクアッドコネクタのハウジング内の挿入部分として使用されるとき、二つの光ファイバコネクタ14の位置は入れ替えられなければならない可能性がある。これら出願の開示全体は参照によって本明細書の一部を構成する。
【0011】
参照によって本明細書に取り込まれた上述の出願に記述されたように、ハイブリッドコネクタ又はクワッドコネクタの一つのジェンダを変更する必要がある場合、ハウジング内における二つの光ファイバコネクタ14の位置を入れ替える必要がある場合がある。本開示の二つの単一光ファイバコネクタ組立体10aを分離し且つそれらの位置を交換することによって、これを実現できる。
【0012】
発明の名称が「ファイバ/銅のハイブリッドコネクタシステム及び方法(HYBRID FIBER/COPPER CONNECTOR SYSTEM AND METHOD)」で、代理人整理番号が02316.2687USP2で、出願日が2008年4月11日である米国仮特許出願と、米国仮特許出願第61/005107号明細書とにおいて、光ファイバコネクタ組立体がハイブリッドコネクタ又はクワッドコネクタのハウジング内で使用可能であるように記載されているが、本開示の光ファイバコネクタ組立体10は、光ファイバコネクタ組立体を損傷から保護するためのあらゆる種類のハウジング内の挿入部分として使用されることができる。
【0013】
本開示の光ファイバコネクタ組立体10において使用されるように示され且つ記述されるコネクタ14は、ADCテレコミュニケーションズ・インコーポレイティドによって製造されるようなLX.5又はBX5のコネクタのいずれかであるが、本開示の範囲が組立体におけるLX.5又はBX5型のコネクタの使用に制限されないことが当業者によって理解されるであろう。これらLX.5又はBX5のコネクタは、米国特許第5883995号明細書及び米国特許第6142676号明細書、並びに、発明の名称が「ファイバ/銅のハイブリッドコネクタシステム及び方法(HYBRID FIBER/COPPER CONNECTOR SYSTEM AND METHOD)」で、代理人整理番号が02316.2687USP2で、出願日が2008年4月11日である米国仮特許出願、及び米国仮特許出願第61/005107号明細書において詳細に記述されており、これら出願内容は、出願全体を参照することによって本明細書の一部を構成する。また、本開示の光ファイバコネクタ組立体10は、二連組立体10bを形成すべく互いに結合される二つの単一コネクタ組立体10aから形成されるように描写され且つ記述されるが、他の実施形態では、光ファイバコネクタ組立体10は任意の数のコネクタ14を含み且つ任意の数の光ファイバを終端処理できるように構成されることができる。また、本開示の光ファイバコネクタ組立体10は、取外し自在に互いに結合される単一組立体10aを含んでいるが、他の実施形態では、光ファイバコネクタ組立体10は、一体形成される任意の数の組立体を含んでもよい。
【0014】
単純化するために、本開示の光ファイバコネクタ組立体10は一方の単一組立体10aに関して記述され、その記述が他方の単一組立体10aにも適用されることが理解されるであろう。
【0015】
図1及び図2を更に参照すると、光ファイバコネクタ組立体10は、キャリア12及び光ファイバコネクタ14に加えてサドル組立体26及び位置合わせガイド28も含み、サドル組立体26及び位置合わせガイド28はキャリア12に連結される。以下、更に詳細に記述されるように、位置合わせガイド28は、工場で終端処理された光ファイバ30を現地の光ファイバ32に位置合わせするのに使用され、サドル組立体26は工場製のファイバ30を現地のファイバ32に機械的に接合(mechanically splice)するのに使用される。
【0016】
キャリア12はコネクタ端34及びケーブル端36を含み、ケーブル端36はコネクタ端34とは反対側に配置される。本実施形態において、コネクタ端34は、コネクタ14を摺動自在に取り付けるためのスロット38を画成する。コネクタ14は、コネクタ14の後端42に近接した筒状部40を画成し、コネクタ14の更に詳細な説明は米国特許第5883995号明細書及び米国特許第6142676号明細書並びに米国特許出願番号第11/735267号明細書において記載され、これら出願内容は、出願全体を参照することによって本明細書の一部を構成する。筒状部40は、その外面に配置される環状溝44(図4参照)を画成する。コネクタ14は、環状溝44がキャリア12のスロット38に摺動自在に嵌合した状態でキャリア12上に配設される。一旦、摺動自在にコネクタ14を挿入したら、コネクタ14をキャリア12にエポキシ樹脂で接着してもよい。本開示の範囲は、コネクタを取り付けるためのスロットを画成するキャリアに制限されることなく、任意の他の適切な手段によってキャリアにコネクタを取り付けることができることが当業者によって理解されるであろう。
【0017】
図1及び図2を更に参照すると、ファイバ支持部48がキャリア12のコネクタ端34とケーブル端36との間に配置される。示される実施形態において、ファイバ支持部48はV字状ガイドウェイ(guide way)50を画成し、V字状ガイドウェイ50は、その深さが増すにつれて狭くなる。
【0018】
概して52によって指定された終端処理領域は、キャリア12のケーブル端36と、ファイバ支持部48との間に配置される。終端処理領域52はキャリア12の部分であり、この部分において、コネクタ14から延在する工場で終端処理されたファイバ30が、工場製のファイバ30に位置合わせされる現地のファイバ32に機械的に接合される。
【0019】
キャリア12の終端処理領域52は、位置合わせガイド28を支持するための溝54を画成する。溝54は位置合わせガイド28の外面に嵌合するように形作られる。また、終端処理領域52は、位置合わせガイド28の後端(位置合わせガイドが所定の位置にあるとき)からキャリア12のコネクタ端34にかけて延在するガイド路56も画成する。筒状のクリンプ孔(crimp hole)60はキャリア12のケーブル端36において画成され、ガイド路56は、筒状のクリンプ孔60と、キャリア12のファイバ支持部48のガイドウェイ50とに概して位置合わせされるように構成される。以下、更に詳細に記述されるように、位置合わせガイド28がキャリア12に定置されるとき、ガイド路56が位置合わせガイド28の貫通孔104にも位置合わせされるので、工場で終端処理されたファイバ30は現地のファイバ32に一致することができる。
【0020】
キャリア12のケーブル端36に近接して、キャリア12の右側壁64及び左側壁66の各々は鉛直な凹部68を画成する。以下、更に詳細に記述されるように、鉛直な凹部68は、サドル72がキャリア12上に配設されるときにサドル72の脚70を収容するように構成される。本開示では、各キャリア12がそれ自体別個のサドル72を含むことが示されるが、他の実施形態では、より大きな一つのサドルが2以上の単一キャリア12の幅を広げるのに使用されてもよい。
【0021】
キャリア12はクリンプチューブ(crimp tube)74を更に含み、クリンプチューブ74はキャリア12のケーブル端36に係合される。本実施形態において、クリンプチューブ74はキャリア12のケーブル端36におけるクリンプチューブ穴60に圧入によって係合される。他の実施形態では、クリンプチューブ74はキャリア12と一体成形されてもよい。クリンプチューブ74は、切断された現地の光ファイバ32が挿入される通路を画成する。光ファイバケーブルをキャリア12に繋止するために、クリンプチューブ74の外面に光ファイバケーブルの強化部材/強化層(例えばケブラー(登録商標))をクリンプ(crimp)することができる。
【0022】
以下、図5及び図6を参照すると、サドル組立体26は拡大されて詳細に示される。サドル組立体26はサドル72及び抵抗器80を含み、熱反応性接着剤要素82がサドル72とキャリア12との間に定置されるように構成される。示される実施形態において、熱反応性接着剤要素82はグルーペレット(glue pellet)83である。描写される実施形態において、グルーペレット83は概して長方形として示されるが、グルーペレット83について他の形状が使用されてもよいことが当業者によって理解されるであろう。グルーペレット83は、第1表面84と、反対側に配置される第2表面86とを含む。描写される実施形態において、少なくとも一つの通路88がグルーペレット83内に予め形成される。描写される実施形態において、少なくとも一つの通路88はチャネル89であり、チャネル89はグルーペレット83の第2表面86内に予め形成される。チャネル89は、切断された現地の光ファイバ32の一部と、切断された現地の光ファイバ32を取り囲む現地の緩衝材(buffer)の一部とを受容する。本実施形態において、チャネル89は緩衝材の外面に適合するように円弧状に形成される。他の実施形態では、用途に応じて、グルーペレット83の形状は、変更され、予め形成されたチャネルを含んでも含まなくてもよいことに留意すべきである。
【0023】
図5に示されるように、グルーペレット83はサドル72と熱伝導接触し、サドル72は抵抗器80と熱伝導接触する。この結果、好ましくは、サドル72は熱伝導性材料から製造される。本実施形態において、グルーペレット83の第1表面84はサドル72の底面90と接触し、これによって、グルーペレット83とサドル72との間に熱伝導接触が作り出される。抵抗器80はサドル72の上面92と接触し、これによって、抵抗器80とサドル72との間に熱伝導接触が作り出される。形成された接着剤母材(adhesive pre-form)を含む類似のサドル組立体が米国特許出願番号第11/735267号明細書及び米国特許出願番号第11/735260号明細書において記載され、これらの開示は、開示全体を参照することによって本明細書の一部を構成する。
【0024】
現地の光ファイバ32を終端処理しようとするとき、現地の光ファイバケーブルの緩衝材の外面の一部をグルーペレット83のチャネル89内に配置する。本実施形態において、グルーペレット83は、緩衝材の外面の外周のほぼ半分がチャネル89内に配置されるように形成される。
【0025】
図5及び図6を更に参照すると、サドル72は概してU字形状であり、二つの脚70は鉛直下向きに延在する。グルーペレット83は脚70の間に受容される。脚70は、キャリア12の側壁64、66上に画成される凹部68内で摺動するように構成される。以下、更に詳細に記述されるように、グルーペレット83が溶解するとき、サドル72は、脚70が凹部68に沿って乗った状態でキャリア12に対して鉛直下向きに移動する。
【0026】
以下、図7〜図19を参照すると、光ファイバコネクタ組立体10における位置合わせガイド28は、光ファイバを終端処理するための場所として機能する。位置合わせガイド28はベース100及び位置合わせ用ウィンドウ体102を含み、位置合わせ用ウィンドウ体102はベース100上に別体として取り付けられる。
【0027】
ベース100は概して円筒形状である。他の実施形態では、ベース100について他の形状を使用してもよい。ベース100は、第1端部106から第2端部108にかけて延在する貫通孔104を画成する。図示されるように、各端部において、ベースは円錐部分110を画成する。円錐部分110は、端部に近接した大径部分から小径部分にかけてベース100の中心に向かって次第に細くなる。円錐部分110は、ベース100内に光ファイバを挿入するのを促進するように構成される。
【0028】
位置合わせガイド28は、ベース100の長さに沿ったほぼ中間の位置に切欠き部分112を含む。以下、更に詳細に記述されるように、切欠き112は、ベース100上に配設されるウィンドウ体102を収容する。切欠き112は、ベース100の第1端部106から第2端部108にかけて延在する貫通孔104を露出して貫通孔104に通じるように構成される。
【0029】
また、ベース100は、第2端部108に近接した切取り領域114も含む。切取り領域114は、グルーペレット83が溶解してサドル72が鉛直下向きに移動するときにサドル72の一部を収容するように構成される。サドル72が静止するとき、サドル72の底面90はベース100の切取り領域114上に載ることができる。
【0030】
ベース100が光ファイバコネクタ組立体10上に最初に設けられるとき、コネクタ14に終端処理される工場製のファイバ30が、ベース100の長さに亘って約半分まで貫通孔104の中を通って延在する。ベース100の第1端部106における円錐部分110は、位置合わせガイド28のベース100内に工場製のファイバ30を最初に挿入するのを促進する。工場製のファイバ30の端部はベース100の切欠き部分112に露出される。
【0031】
コネクタ14及びベース100がキャリア12上に配設されると、工場でコネクタ14に終端処理され且つベース100の長さに亘って半分まで延在するファイバはキャリア12のファイバ支持部48によって支持される。
【0032】
図17〜図19を参照すると、位置合わせガイド28のウィンドウ体102が拡大されて詳細に示される。ウィンドウ体102はベース100の切欠き部分112に配設されてベース100にエポキシ樹脂で接着されてもよい。好ましくは、ウィンドウ体102はパイレックス(登録商標)のような透明材料から製造される。他の材料も可能である。工場製のファイバ30はベース100内をほぼ半分まで延在し、現地のファイバ32はキャリア12の反対の端部からベース100内に挿入され、ウィンドウ体102は、工場製のファイバ30と現地のファイバ32との間で位置合わせの目視確認ができるように構成される。
【0033】
ウィンドウ体102は、底部122に切欠き部分120を備えたボックス状の形態を画成する。図10に示されるように、ウィンドウ体102がベース100の切欠き112に配設されるとき、ウィンドウ体102の切欠き部分120はベース100の一方の側に向かって露出され、また、切欠き120の一部は工場製のファイバ/現地のファイバの位置合わせの場所を覆って載置される。ウィンドウ体102の切欠き部分120は、任意の過剰な屈折率マッチングジェル(index matching gel)がその中を流れることができるように構成される。
【0034】
一旦、光ファイバ終端処理組立体の工場製のファイバ側が正確に定置されると、コネクタ14、工場製のファイバスタブ30、及び位置合わせガイド28はキャリア12上の所定の位置においてエポキシ樹脂で接着されてもよい。
【0035】
使用中、コネクタ14がキャリア12に係合され、光ファイバ30がファイバ支持部48のガイドウェイ50において固定され、且つ工場製のファイバの端部が位置合わせガイド28のベース100の貫通孔104に挿入された状態で、切断された現地の光ファイバ32の端部は、キャリア12の後方において画成されるクリンプチューブ74の通路内に挿入される。切断された現地の光ファイバ32の端部はグルーペレット83のチャネル89の中を通って位置合わせガイド28のベース100の貫通孔104に挿入される。本実施形態において、屈折率マッチングジェルは、切断された現地の光ファイバ32の切断された端部と、工場製の光ファイバ30の端部との間に配置される。屈折率マッチングジェルは、工場製の光ファイバ30のガラスの屈折率と、切断された現地の光ファイバ32の屈折率とを一致させる屈折率を有する。一つの実施形態によれば、屈折率マッチングジェルは含水性であってよい。ファイバの端部が互いに押されているとき、屈折率マッチングジェルは、ウィンドウ体102の切欠き部分120内に流れ込み、少なくとも切欠き120の一部を充填する。
【0036】
工場製のファイバ30のファイバ端部と、切断された現地のファイバ32の端部との適切な位置合わせを評価するために、切断された現地の光ファイバ32の切断された端部が位置合わせガイド28内に挿入された状態で、光学的放射(optical radiation)が光ファイバの中を通される。ウィンドウ体102から見たとき、光学的放射が接合部において検出可能であれば、位置合わせ/隣接(abutment)は正確でない。切断された端部を研磨し又は洗浄して位置合わせガイド28内に再び挿入しなければならない可能性がある。工場製のファイバ端部と、切断された現地のファイバ端部との接合部において、放射が検出できなければ、サドル組立体26を使用して、切断された現地の光ファイバ32及び緩衝材を光ファイバコネクタ組立体10に繋止することができる。
【0037】
切断された光ファイバ32及び緩衝材を光ファイバコネクタ組立体10に繋止するために、電力源が抵抗器80に接続される。電流が抵抗器80を通ることによって、グルーペレット83が、熱伝導するサドル72によって加熱せしめられる。グルーペレット83は、加熱せしめられるので、粘着性を有するようになり緩衝材及び切断された光ファイバ32に接着し且つクリンプチューブ74の通路を閉じる。電流が遮られると、グルーペレット83は、工場製の光ファイバ30との位置合わせにおける正確な位置において、緩衝材及び切断された光ファイバ32を繋止するように元の状態に戻る。
【0038】
グルーペレット83が最初に溶解し始めると、サドル72の脚70は、キャリア12の側壁64、66上に画成される凹部68に沿って鉛直下向きに摺動する。前述されたように、ベース100の切取り領域114は、サドル72がキャリア12に対して下向きに移動するときにサドル72の少なくとも一部を収容するように構成される。グルーペレット83が元の状態に戻るとき、現地のファイバ32の緩衝材はキャリアの終端処理領域52のガイド路56にシールされ、位置合わせガイド28のベース100の後端はキャリア12において溝54にシールされ、且つ現地のファイバ32は位置合わせガイド28のベース100にシールされるので、光ファイバ終端処理組立体10の後方部分全体が正確な配置において繋止される。
【0039】
本明細書に記述されるように現地のファイバを工場製のファイバに終端処理するのに、米国仮特許出願番号第60/911792号明細書に更に詳細に記載されるような現地の終端処理キットを使用することができ、この開示全体は参照によって本明細書の一部を構成する。
【0040】
一つの実施形態において、グルーペレット83は、施されたシールが不十分な場合に、電流の印加によって再溶解され且つ元の状態に戻ることができるように再溶解可能であってよい。
【0041】
一つの実施形態において、抵抗器80からの熱エネルギーのほぼ全部がキャリア自体よりもむしろ伝導性サドル72に伝達されるように、誘導体又はポリマー材料からキャリア12を製造することができる。別の実施形態では、キャリア12は金属材料から製造されてもよい。
【0042】
光ファイバコネクタ組立体のキャリア12及びサドル72の他の実施形態では、キャリア12にサドル72を繋止するために、サドル72の脚70は、脚70の端部において内側に延在するタブ部分を含むことができ、サドル72がキャリア12に対して上向きに移動するとき、分離を制限する。斯かる実施形態において、サドル72は、脚70が凹部68に沿って延在し、且つ内側に延在するタブ部分が、凹部68の端部に形成される内側に延在するスロット内に延在した状態でキャリア12上にスナップ嵌合するであろう。この態様では、サドル72がキャリア12に対して上向きに移動する場合ですら、脚70のタブが、キャリア12の凹部68の底端において内側に延在するスロットを捕獲しているので、サドル72はキャリア12に取り付けられたままである。
【0043】
上述されたように、現地の光ファイバ32が繋止された状態で、光ファイバコネクタ組立体10を損傷から保護するためのハウジングについての挿入部分として、光ファイバコネクタ組立体10を提供することもできる。光ファイバコネクタ組立体10を挿入できる多数のハウジングが、発明の名称が「ファイバ/銅のハイブリッドコネクタシステム及び方法(HYBRID FIBER/COPPER CONNECTOR SYSTEM AND METHOD)」で、代理人整理番号が02316.2687USP2で、出願日が2008年4月11日である米国仮特許出願と、米国仮特許出願第61/005107号明細書とに記載され、これら出願の内容は出願全体を参照することによって本明細書の一部を構成する。
【0044】
本開示の範囲及び思想から逸脱することなく本開示の様々な修正及び変更が当業者にとって明白であるだろうし、独創的な本特徴が、本明細書で説明された例示的な実施形態に必要以上に制限されないことを理解すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1結合端部及び第2端部を有する光ファイバコネクタと、
該光ファイバコネクタに終端処理された第1光ファイバであって、第2光ファイバコネクタに光学的に接続するための、前記結合端部に近接した第1端部と、前記光ファイバコネクタの第2端部から突出する第2端部とを画成する第1光ファイバと、
前記光ファイバコネクタに係合されるコネクタ端と、反対側に配置されたケーブル端とを有するキャリアと、
該キャリア上に配置される位置合わせ機構であって、第1端部と、第2端部と、該第1端部から該第2端部にかけて延在する貫通孔と、該貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ該貫通孔に通じる切取り部分とを含み、前記光ファイバコネクタに終端処理された前記第1光ファイバが前記貫通孔の少なくとも一部分に定置され、前記第1光ファイバの第2端部が前記位置合わせ機構の切取り部分に設置される位置合わせ機構と、
前記第1光ファイバの第2端部を覆って前記位置合わせ機構の切取り部分に配置されるウィンドウ体であって、前記第1光ファイバの第2端部と、前記キャリアのケーブル端に入る第2光ファイバの端部との位置合わせを目視検査するために構成されたウィンドウ体と、
熱活性化される要素であって、前記第2光ファイバを前記位置合わせ機構に固着させるために、所定の量の熱に曝されるときに溶解し且つ該熱が取り除かれるときに再凝固するように構成される、熱活性化される要素と
を具備する、光ファイバコネクタ組立体。
【請求項2】
前記熱活性化される要素を溶解するための熱エネルギーを提供するために、前記キャリア上に定置される抵抗器を更に具備する、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項3】
前記位置合わせ機構が概して円筒形状である、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項4】
前記ウィンドウ体が、前記光ファイバコネクタに終端処理された前記第1光ファイバの第2端部を覆って設置される切取り部分を含み、該切取り部分が、前記第1光ファイバの第2端部が前記第2光ファイバの端部と接触しているときに屈折率マッチングジェルが流れるための空間を提供するように構成される、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項5】
前記光ファイバコネクタがLX.5コネクタである、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項6】
前記ウィンドウ体がパイレックス(登録商標)材料から製造される、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項7】
前記熱活性化される要素がグルーペレットである、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項8】
前記抵抗器と前記熱活性化される要素との間に定置される伝導性要素であって、前記抵抗器から前記熱活性化される要素に熱を伝達するように構成され、該熱活性化される要素が溶解するときに前記キャリアに対して移動するように構成される伝導性要素を更に具備する、請求項2に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項9】
前記位置合わせ機構が該位置合わせ機構の少なくとも第1端部及び第2端部に円錐部分を含む、請求項1に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項10】
現地の光ファイバに工場製の光ファイバを終端処理する方法であって、
前記工場製の光ファイバの端部が光ファイバコネクタから突出した状態で、該光ファイバコネクタに前記工場製の光ファイバを終端処理することと、
前記光ファイバコネクタに近接した位置合わせ機構であって、第1端部と、第2端部と、該第1端部から該第2端部にかけて延在する貫通孔と、該貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ該貫通孔に通じる切取り部分とを含む位置合わせ機構を設けることと、
前記光ファイバコネクタから突出する前記工場製の光ファイバを前記位置合わせ機構の第1端部から前記位置合わせ機構の貫通孔に挿入し且つ前記工場製の光ファイバの端部を前記位置合わせ機構の切取り部分に定置することと、
前記現地の光ファイバを前記位置合わせ機構の第2端部から前記位置合わせ機構の貫通孔に挿入することと、
前記位置合わせ機構の貫通孔において、前記工場製の光ファイバの端部に前記現地の光ファイバの端部を当接させることと、
前記光ファイバの位置合わせを目視検査するために、前記工場製の光ファイバの端部及び前記現地の光ファイバの端部を覆って前記位置合わせ機構の切取り部分にウィンドウ体を設けることと、
前記現地の光ファイバに前記工場製の光ファイバを繋止することと
を含む、方法。
【請求項11】
熱活性化される要素を用いて、前記工場製の光ファイバが前記現地の光ファイバに繋止される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記熱活性化される要素がグルーペレットである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記熱活性化される要素が、抵抗器によって提供される熱エネルギーによって溶解される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記抵抗器と前記熱活性化される要素との間に、該抵抗器から該熱活性化される要素へ熱を伝達するように構成された伝導性要素を設けることを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記位置合わせ機構が概して円筒形状であり且つ該位置合わせ機構の少なくとも第1端部及び第2端部に円錐部分を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記ウィンドウ体がパイレックス(登録商標)材料から製造される、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記光ファイバコネクタがLX.5コネクタである、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記二つの光ファイバを位置合わせするための位置合わせガイドであって、
第1端部と、第2端部と、該第1端部から該第2端部にかけて延在する貫通孔と、該貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ該貫通孔に通じる切取り部分とを含むベースと、
該ベースの切取り部分に配置されるウィンドウ体であって、二つの光ファイバの位置合わせを目視検査するために構成されたウィンドウ体と
を具備し、
前記貫通孔に前記光ファイバを挿入するのを促進するために、前記ベースが、前記第1端部及び第2端部に、前記貫通孔に通じる円錐部分を画成する、位置合わせガイド。
【請求項19】
第1結合端部及び第2端部を有する光ファイバコネクタと、
該光ファイバコネクタに終端処理された第1光ファイバであって、第2光ファイバコネクタに光学的に接続するための、前記結合端部に近接した第1端部と、前記光ファイバコネクタの前記第2端部から突出する第2端部とを画成する第1光ファイバと、
前記光ファイバコネクタに係合されるコネクタ端と、反対側に配置されたケーブル端とを有するキャリアと、
該キャリア上に配置される位置合わせ機構であって、第1端部と、第2端部と、該第1端部から該第2端部にかけて延在する貫通孔と、該貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ該貫通孔に通じる切取り部分とを含み、前記光ファイバコネクタに終端処理された前記第1光ファイバが前記貫通孔の少なくとも一部分に定置され、前記第1光ファイバの第2端部が前記位置合わせ機構の切取り部分に設置される位置合わせ機構と、
前記第1光ファイバの第2端部を覆って前記位置合わせ機構の切取り部分に配置されるウィンドウ体であって、前記第1光ファイバの第2端部と、別のファイバとの位置合わせを目視検査するために構成されたウィンドウ体と、
端部を画成する第2光ファイバであって、前記位置合わせ機構の貫通孔の少なくとも一部分に挿入され、前記切取り部分において当該第2光ファイバの端部が前記第1光ファイバの第2端部に当接する第2光ファイバと、
熱活性化される要素であって、前記第2光ファイバを前記位置合わせ機構に固着させるために、所定の量の熱に曝されるときに溶解し且つ該熱が取り除かれるときに再凝固するように構成される、熱活性化される要素と
を具備する、光ファイバコネクタ組立体。
【請求項20】
前記熱活性化される要素がグルーペレットである、請求項19に記載の光ファイバコネクタ組立体。
【請求項21】
第1結合端部及び第2端部を有する光ファイバコネクタと、
該光ファイバコネクタに終端処理された第1光ファイバであって、第2光ファイバコネクタに光学的に接続するための、前記結合端部に近接した第1端部と、前記光ファイバコネクタの前記第2端部から突出する第2端部とを画成する第1光ファイバと、
前記光ファイバコネクタに係合されるコネクタ端と、反対側に配置されたケーブル端とを有するキャリアと、
該キャリア上に配置される位置合わせ機構であって、第1端部と、第2端部と、該第1端部から該第2端部にかけて延在する貫通孔と、該貫通孔に対して概して垂直に延在し且つ該貫通孔に通じる切取り部分とを含み、前記光ファイバコネクタに終端処理された前記第1光ファイバが前記貫通孔の少なくとも一部分に定置され、前記第1光ファイバの第2端部が前記位置合わせ機構の切取り部分に設置される位置合わせ機構と、
前記第1光ファイバの第2端部を覆って前記位置合わせ機構の切取り部分に配置されるウィンドウ体であって、前記第1光ファイバの第2端部と、別の光ファイバとの位置合わせを目視検査するために構成されたウィンドウ体と
を具備する、光ファイバコネクタ組立体。
【請求項22】
端部を画成する第2光ファイバであって、前記位置合わせ機構の貫通孔の少なくとも一部分に挿入され、前記切取り部分において当該第2光ファイバの端部が前記第1光ファイバの第2端部に当接する第2光ファイバを更に具備する、請求項21に記載の光ファイバコネクタ組立体。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図2A】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2011−527776(P2011−527776A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517643(P2011−517643)
【出願日】平成21年7月10日(2009.7.10)
【国際出願番号】PCT/US2009/050200
【国際公開番号】WO2010/006227
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(500208014)エーディーシー テレコミュニケーションズ,インコーポレイティド (34)
【Fターム(参考)】