説明

現金自動取引装置における取引制限チェックエラー時の通知方式

【課題】 従来にあっては、ATMで偽造キャッシュカード等を用いた成りすまし時に、何度もやり直しが可能であるため、不正取引が行われる。又、本人への通知がないために、不正に気付くのが遅れる。
【解決手段】 本発明によれば、本人が事前に取引制限内容と電子メールアドレスなどの通知手段を登録することで、取引制限外の取引が行われた場合に、取引を不可とし、さらに制限外の取引を行おうとした旨を本人に通知することがでるため、カードの紛失届けを早期提出可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホストコンピュータ、顧客操作端末と現金自動取引装置(以下ATMとする)がアクセス可能なシステムにおいて、顧客操作端末から取引制限とメールアドレスを設定し、ATMで取引を行う際に、取引制限外であれば登録されたメールアドレスにその旨を通知する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ATMを用いた取引において、現金引出しに際しあらかじめ利用者が一定の条件を定め、この条件に沿って出金を制限し、預金残高を確保するATMの提供を目的に、出金制限の基準となる出金制限条件を入力するための入力手段と、入力手段から入力された出金制限条件を記憶する出金制限記憶部と、出金指令入力に基づいて出金制限条件記憶部の出金制限条件を読み出し、出金の可否を判定する判定部を設けた特開平6−84052号(特許文献1)がある。
【0003】
また、顧客に取引内容を提示する際の費用を削減し、媒体の取り忘れ対応を効率良く行うために、ATMから伝送制御部を介して取引実行電文をホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータからの取引応答電文に電子メールアドレスが添付されている場合に当該電子メールアドレスへ取引明細通知を送信し、電子メールアドレスが添付されていない場合に通常の取引内容を明細票に印字し、また、媒体(現金/通帳/キャッシュカード等)の取り忘れ通知を電子メールにて送信する特開2000−251133号(特許文献2)がある。
【0004】
【特許文献1】特開平6−84052号公報
【特許文献2】特開2000−251133号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術のうち特開平6−84052号は出金制限条件に応じて預金残高は確保されるので利用者にとっては貯蓄高が確保され、資金活用がより有効になされ得る。また銀行側にとっては預金高が確保されるという効果はあるが、近年増加している偽造キャッシュカードを用いた身に覚えのない引出しに対しては、偽造されたことを本人または第三者が気づくための手段がないため、有効な方法ではない。
【0006】
特開2000−251133号は、従来、ATMにて操作を行った場合、取引内容を明細票に印字して顧客に提示していたが、所定のメールアドレスに明細票を電子データとして送信することで印字用紙のコスト低減に役立つが、取引が完了してからメールが送信されるため偽造キャッシュカードを用いた犯罪を事前に防ぐことはできなかった。
【0007】
本発明は、上記従来発明では成し得なかった、偽造キャッシュカードを用いた身に覚えのない取引を未然に防ぎ、又、即時に把握することで当該口座に対して取引抑止を行い、被害拡大を防ぐための取引システムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
利用者が事前に顧客操作端末からホストコンピュータにアクセスすることにより、取引時にATMがホストコンピュータ経由で参照する顧客情報データベースに取引制限内容と電子メールアドレスを設定することで、ATMで取引制限外の取引を行おうとした場合に取引を不可とし、ホストコンピュータから顧客情報データベースに登録された電子メールアドレスに対して制限外の取引を行おうとしたことを通知する。また、取引制限外の取引を本人が行いたい場合には、制限外の取引も行えるように顧客操作端末から設定することで、電子メールアドレスに対して制限外の取引を行ったことを通知し、取引を可能とすることもできる。その場合、本人以外が操作者であるにもかかわらず、取引が完了する可能性があるため、ATMの処理の時間を長くすることによって、本人がメールを確認し、銀行に即座に問い合わせることで犯人を特定し易くする。
【発明の効果】
【0009】
利用者が事前に取引制限内容を登録することによって、制限外の取引を行えないようにすることが可能である。また、偽造キャッシュカードを用いた場合には取引制限内容を把握することができないため、取引不可となり、本人に電子メールで通知されることで、キャッシュカードの紛失届けを早期に提出することで未然に犯罪を防止できる。
【0010】
さらに、制限外の取引を本人が行いたい場合にも、制限外の取引を可能とする設定を行うことで、利便性は損なわずに取引を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の最良の形態を図により説明する。図1は一実施例を示すシステム構成である。店舗A7内にはATM3とATM4が設置され、同様に店舗B8にはATM5とATM6が設置されている。これら店舗内に設置されたATMは利用者が取引を行うためにホストコンピュータ1と回線で接続されている。顧客操作端末9は取引制限内容と制限外の取引が行われた場合にホストコンピュータ1が通知する電子メールアドレスを登録することができる。顧客操作端末9はPC/携帯電話/ATMであっても良い。ホストコンピュータ1は各ATMからのホスト問合せに対して処理を行い、また、顧客操作端末からのホスト問合せに対しても処理を行う。ホストコンピュータ1はそれらの問合せに対して顧客情報DBにアクセスすることで、顧客操作端末9からの情報を元に顧客情報の更新、ATMからの問合せに対しては参照し、処理結果をそれぞれの端末に送信する。
【0012】
図2はATMの概略構成図である。図示するように本体のATM10には次のユニットが備えられている。顧客操作部18は顧客が取引を行う際に取引選択や取引内容の確認を行うために用いる。カード取扱機構21はカードの磁気ストライプの読み書きができ、また、カードの吸入や排出を行うことができる。通帳取扱機構20は磁気ストライプから情報を読み取ることができ、また、取引結果を印字する機能がある。紙幣入出金口19は取引の際に発生する紙幣の出し入れに用いる装置である。明細票排出機構22は利用者が行なった取引内容の顧客控えである明細票を排出する機能がある。
【0013】
上記のATM10の各ユニットを制御ユニット27が制御を行うことで各ユニット間の情報の受け渡しが可能となる。ATM10はホストコンピュータ1に通信回線を介して接続されている。制御ユニット27はホストコンピュータ1と通信を行いつつ、取引を実現する。図中の制御ユニット27はソフトウェア的に各機能ブロックから構成され、主制御部11によって制御される。
【0014】
カードリード/ライト部15はカード取扱機構21を制御して磁気ストライプからの情報を取得する。同様に通帳情報入出力部16は通帳取扱機構20を制御して通帳からの情報の入力および通帳への書込み処理を制御する。指示入出力部12は顧客操作部18を制御し、顧客が操作するための画面を表示、さらに操作結果情報の取得を行う。紙幣入出金処理部13は紙幣入出金口19の扉開閉や、出金枚数や入金枚数を制御する。明細票印字部14は明細票排出機構22の排出制御や明細票の印字制御を行う。通信部17はホストコンピュータ1との通信を制御する。フリッカランプ23、24、25、26はそれぞれ点灯することで、カード取扱機構21、明細票排出機構22、通帳取扱機構20、紙幣入出金口19に挿入要求もしくは排出中を顧客に視覚的に知らせる機能がある。
【0015】
図1、図2で説明した構成を用いて、顧客操作部18からの入力により、ホストコンピュータ1で処理を行うことで取引を実現するシステムである。
【実施例1】
【0016】
以下実施例を示す。
【0017】
図3は顧客操作端末9からホストコンピュータ1を介して顧客情報DB2に取引制限内容と電子メールアドレスの登録を行うフローと操作画面の一例を示す。図中のS301〜S311は登録処理フローを示し、28〜34は顧客操作端末9の画面遷移を示す。
【0018】
顧客が顧客操作端末9(PC/携帯電話/ATM等)から制限登録処理開始S301を行う。顧客を特定するための情報である口座の店舗番号/口座番号、さらに顧客自身のみ変更可能とするために暗証番号の入力S302を行う。入力画面のイメージを28に示す。
【0019】
次に、取引制限外の取引が行われた場合にその旨を通知する電子メールアドレスの登録S303を行う。入力画面のイメージを29に示す。メールアドレスをすでに登録済みで変更しない場合は入力を行わなくても良い。次に、取引制限内容の設定S304を行う。入力画面のイメージを30〜33に示す。支払金額に制限をかける場合は30に金額を入力する。上限だけを設定する場合は下限を設定する必要はない。支払取引時に千円の枚数で制限をかける場合は31に入力する。例えば2千円と入力した場合は2万2千円や10万2千円の支払のみ可能となる。取扱店舗で制限をかける場合は32に店舗番号を入力する。店舗番号で制限をかけることで登録した店舗以外のATMで取扱ができなくなる。例えば、店舗A7で登録した場合はATM3とATM4では取引可能となるが、ATM5とATM6では取引不可となる。最後にこれらの取引制限内容を確認し、制限外の取引が行われた場合に取引可能もしくは取引不可とするかを選択する(33)。取引制限内容はこれらにかぎらず、例えば、利用可能な取引(支払・残高照会・キャッシング)に制限をかけることも考えられる。また、制限外の取引が行われた場合に一律取引可能もしくは取引不可の選択としたが、取引制限毎に設定することも考えられる。
【0020】
上記内容を顧客情報DB2に登録するために、ホストコンピュータ1に対してデータフォーマットの一例である図5を送信する(S305)。取引種別35は取引制限内容の設定であることを示すデータを付加する。支店番号36/口座番号37/暗証番号38はそれぞれ28の画面で入力した値を付加する。メールアドレス39は29の画面で入力したデータを付加する。支払制限額40/千円制限枚数41/取引制限店舗42/制限外の取引可否フラグ43はそれぞれ30〜33の画面で入力されたデータを付加したものである。
【0021】
データを受信したホストコンピュータ1は顧客情報DB2にアクセスS306し、支店番号36と口座番号37から顧客データを特定し、暗証番号38の一致チェックを行う。一致チェックがNGとなった場合はすでに登録済みの電子メールアドレスがあればメールを送信し、他人が取引制限内容を変更しようとしている旨を伝える。OKであれば顧客情報DB2に新たな取引制限内容を設定し、前回と今回の登録メールアドレスが違っていれば両方に設定が変更された旨を送信する。前回登録メールアドレスがなければ今回のメールアドレスに設定が変更された旨を送信する(S308)。
【0022】
登録が完了すると顧客操作端末9はホストコンピュータ1から完了のデータを受信S309し、画面34に登録が完了S310した旨を表示し、取引制限内容設定処理終了となる(S311)。
【0023】
図4は顧客がATMを操作し、実施例として支払取引を行った場合のATM10とホストコンピュータ1の処理フローを示す。ホストコンピュータ1の処理はS414〜S420、その他はATM10の処理を示す。
【0024】
顧客が顧客操作部18から支払取引を選択する(S402)。次にカード取扱機構21にキャッシュカードを挿入S403し、顧客操作部18から暗証番号の入力S404と支払金額の入力S405を行う。これらの入力が完了すると、ATM10は通信部17を介してホストコンピュータ1にホスト送信S406を行う。ホスト送信S406によって送信されるデータフォーマットの一例を図6に示す。取引支店番号はATM10が設置されている支店の番号を意味する。例えばATM3から操作した場合は、店舗A7の番号が付加される。取引機番45はATMのユニークな番号を示す。支店番号46と口座番号47は挿入したキャッシュカードから読み取ったデータが付加される。暗証番号48は顧客操作部18から入力したデータが付加される。取引種別49は取引の種類を特定するデータであり、この取引においては支払取引を意味するデータが付加される。取扱金額50はS405で入力された金額が付加される。
【0025】
図7はホストコンピュータ1からATM10に送信されるデータフォーマットの一例を示す。許可拒否フラグ51は、OKもしくはNGのデータを付加することでATM10が取引の可否を判断するためのデータである。制限外の取引可否フラグ52は顧客操作端末9から登録された制限外の取引可否フラグ43の値を付加する。取引種別53はATM10から送信されてきたデータである取引種別49のデータを付加する。
【0026】
図6のデータフォーマットを受信したホストコンピュータ1は顧客情報DB2にアクセスし、支店番号46と口座番号47から顧客データの検索を行う(S414)。顧客情報DB2から取得したデータから暗証番号48との一致チェックを行う(S415)。一致していなければ取引NG(S420)を許可拒否フラグ51にセットする。暗証番号が一致しなかった場合にメールアドレス39にその旨を送信しても良い。暗証番号が一致していれば、顧客操作端末9から登録した取引制限内かをチェックする(S416)。制限外であればメールアドレス39にその旨を送信S418し、制限外の取引可否フラグ43を制限外の取引可否フラグ52に設定する。さらに、取引可否を判断するために制限外の取引可否フラグ43を参照して、取引OK(S417)もしくはNG(S420)とするかを判断し、許可拒否フラグ51にデータを付加する。S416が制限内であれば、制限外の取引可否フラグ43を制限外の取引可否フラグ52に付加し、取引OK(S417)を許可拒否フラグ51にデータを付加する。
【0027】
ATM10がホストコンピュータ1から図7のデータフォーマットを受信S407し、S408で許可拒否フラグ51のデータを参照し、取引OKかを判定する。取引NGの場合には、S411の取引不可処理として媒体を全て返却し、取引を初めからやり直しとなる。この場合に身に覚えのない引出しを防ぐために媒体を全て回収することも考えられる。S408で取引OKであった場合には、S409で制限外の取引可否フラグ52を参照し、制限内の取引であるかを判定する。制限外の取引であれば、顧客が本人に成りすましている可能があるため、例えば、S412で処理中の画面を一分程度表示させることで、成りすましている顧客を足止めすることができる。その間に本人にメールが送信されているため、銀行や警察に通報することが可能となり、犯罪を未然に防ぐことができる。また、顧客が本人であった場合には、一分後にはS410の正常取引に移行するため、本人であっても問題にならない。S409で制限内の取引であった場合には、S410の正常取引が行われる。
【0028】
図8に取引制限外の取引が行われた場合の送信メールの一例を示す。
【0029】
口座番号は口座番号47のデータを、支店番号は取引支店番号44を、機番号は取引機番45を使用し、ホストコンピュータ1がメールを作成し送信する。図8のメールを送信することで犯罪の防止もしくは拡大を防ぐことが可能となる。
【0030】
尚、本実施例では取引制限外の取引が行われた場合の通知手段として電子メールを使用しているが、固定電話や携帯電話などの音声による通知手段を用いて利用者が切るまで何度も繰り返すことも考えられる。また、登録メールに関しても、一件ではなく複数のメールアドレスを登録することも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】自動取引システムのシステム構成図。
【図2】ATMの構成図。
【図3】取引制限登録時の処理と画面のフロー。
【図4】取引処理フロー。
【図5】取引制限内容設定時のデータフォーマット。
【図6】取引時にATMから送信されるデータフォーマット。
【図7】取引時にATMが受信するデータフォーマット。
【図8】取引制限外の取引が行われた場合の送信メールの例。
【符号の説明】
【0032】
1…ホストコンピュータ、2…顧客情報DB、3…ATM、4…ATM、5…ATM、6…ATM、7…店舗A、8…店舗B、9…顧客操作端末、10…ATM、11…主制御部、12…指示入出力部、13…紙幣入出金処理部、14…明細票印字部、15…カードリード/ライト部、16…通帳情報入出力部、17…通信部、18…顧客操作部、19…紙幣入出金口、20…通帳取扱機構、21…カード取扱機構、22…明細票排出機構、23…フリッカランプ、24…フリッカランプ、25…フリッカランプ、26…フリッカランプ、27…制御ユニット、28…店舗番号/口座番号/暗証番号入力画面、29…メールアドレス登録画面、30…限度額入力画面、31…千円枚数の制限入力画面、32…店舗番号入力画面、33…制限外の取引可否設定画面、34…登録完了画面、35…取引種別、36…支店番号、37…口座番号、38…暗証番号、39…メールアドレス、40…支払制限額、41…千円枚数制限、42…取引制限店舗、43…制限外の取引可否フラグ、44…取引支店番号、45…取引機番、46…支店番号、47…口座番号、48…暗証番号、49…取引種別、50…取扱金額、51…許可拒否フラグ、52…制限外の取引可否フラグ、53…取引種別、54…送信メールの一例。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が取引を行う現金自動取引装置と、顧客情報を保存する顧客情報データベースと、端末からのアクセスに対して処理を行うホストコンピュータと、顧客情報を更新するための顧客操作端末からなるシステムにおいて、
前記顧客操作端末からホストコンピュータにアクセスすることで、顧客情報データベースの情報を更新し、現金自動取引装置からの操作によってホストコンピュータとアクセスし、ホストコンピュータが更新された顧客情報データベースの情報を判定した結果を現金自動取引装置に送信することで取引を行う自動取引システム。
【請求項2】
請求項1において、顧客操作端末から取引制限情報とメールアドレスを顧客情報データベースに登録することで、設定情報の内容を登録されたメールアドレスにホストコンピュータから送信することができる自動取引システム。
【請求項3】
請求項2において、取扱可能金額や取扱可能店舗を取引制限情報と設定し、取引制限情報の制限外の取引が行われた場合の取引可否も設定可能な自動取引システム。
【請求項4】
請求項3において、ホストコンピュータは現金自動取引装置からのアクセスに対して、顧客情報データベースに登録された情報を参照し、取引制限外の取引要求があった場合に、登録されたメールアドレスに取引制限外である旨を送信し、現金自動取引装置に対して取引不可とし、且つ、制限外の取引が行われた場合の取引可否が可であった場合には取引可能とし、登録されたメールアドレスに取引制限外である旨を送信し、取引可否が可であったことを現金自動取引装置に対して通知することができる自動取引システム。
【請求項5】
請求項4において、現金自動取引装置はホストコンピュータから受信したデータを元に、制限外の取引であり、かつ制限外の取引可否が可の場合に処理中画面の表示を延長させることで、操作者を現金自動取引装置の前にとどめることができる自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−338431(P2006−338431A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−163437(P2005−163437)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】