説明

環状部材取出装置

【課題】環状部材に損傷を与えることなく小さなスペースで環状部材積層体から一つずつ環状部材を取り出す。
【解決手段】スナップリング積層体を載置するための載置部24が形成された後方載置部材22と載置部32a,32bが形成された中央載置部材30とを配置すると共にスナップリング積層体の最下部のスナップリングを内側から当接して載置部24や載置部32a,32bの幅より若干長い距離だけ受け止めアーム60a,60b側にスライドさせるためのカム52が取り付けられた回転円板50を設け、このスライドの際にスナップリング積層体の最下部から2番目より上のスナップリングが移動しないよう保持するガイド部材40を設ける。これにより、スナップリングをその幅分スライドさせるものに比して、小型化することができると共にスナップリングの損傷を抑制することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、環状部材取出装置に関し、詳しくは、複数の環状部材を積層してなる環状部材積層体から環状部材を一つずつ取り出す環状部材取出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の環状部材取出装置としては、スナップリングを積層した積層体からスナップリングを一つずつ取り出すものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、スナップリングを積層した積層体の最下部から2番目より上のスナップリングが移動しないように保持した状態で、最下部のスナップリングをスナップリング一個分横方向にスライドすることにより取り出している。
【特許文献1】特開平7−242336号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述の環状部材取出装置では、最下部のスナップリングをスナップリング一個分横方向にスライドさせるために、スナップリングを押し出す部材のスペースを考慮すると少なくともスナップリング三個分のスペースが必要となる。また、スナップリングを横方向にスナップリング一個分スライドさせる必要から、スナップリングの接触面に損傷を与える場合がある。
【0004】
本発明の環状部材取出装置は、小さなスペースで環状部材積層体から一つずつ環状部材を取り出すことを目的の一つとする。また、本発明の環状部材取出装置は、簡易な構成で環状部材積層体から一つずつ環状部材を取り出すことを目的の一つとする。さらに、本発明の環状部材取出装置は、取り出しの際に環状部材に作用する応力を小さなものとして取り出しの際に環状部材に損傷が生じないようにすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の環状部材取出装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】
本発明の環状部材取出装置は、
複数の環状部材を積層してなる環状部材積層体から該環状部材を一つずつ取り出す環状部材取出装置であって、
一方向が開放している所定幅の載置部をもって前記環状部材積層体を載置する載置手段と、
前記環状部材積層体の最下部の環状部材に当接し、該環状部材を前記所定幅以上の所定距離だけ前記載置部から前記一方向に移動させるよう該環状部材を押し出す押出手段と、
少なくとも前記環状部材積層体の最下部から2番目の環状部材が前記押出手段よる押し出しの際に前記載置部から移動しないよう前記環状部材積層体を保持する保持手段と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
この本発明の環状部材取出装置では、一方向が開放している所定幅の載置部をもって環状部材積層体を載置する載置手段に環状部材積層体を載置した状態で押出手段によって押し出し動作を行なうと、環状部材積層体の最下部の環状部材は、所定幅以上の所定距離だけ載置部から開放している一方向に移動するよう押し出されるから、載置部による載置が開放されて環状部材積層体から離れ、取り出される。このとき、環状部材積層体の最下部から2番目の環状部材は、保持手段により載置部から移動しないように保持されるから、最下部の環状部材が取り出されると、環状部材積層体の最下部の環状部材となり、次の押し出しの対象となる。このように、環状部材を所定距離だけ順次押し出すだけで環状部材積層体から環状部材を一つずつ取り出すことができ、装置の小型化、即ち省スペース化を図ることができる。また、所定距離だけ押し出すだけだから、横方向に環状部材一個分をスライドさせるものに比して、押し出しの際に生じ得る環状部材の損傷を防止することができる。
【0008】
こうした本発明の環状部材取出装置において、前記押出手段は、前記最下部の環状部材の内側に当接して該環状部材を押し出す手段であるものとすることもできる。また、前記押出手段は、カムを回転させることによりカムの先端を前記最下部の環状部材に当接させて押し出す手段であるものとすることもできる。さらに、前記押出手段は、外周側に突出する凸部が取り付けられた円板を回転させることにより前記凸部を前記最下部の環状部材に当接させて押し出す手段であるものとすることもできる。この場合、前記凸部は、着脱可能に前記円板に取り付けられてなるものとすることもできる。
【0009】
また、本発明の環状部材取出装置において、前記環状部材は、環状の一部が欠けたC形状の部材であるものとすることもできる。この場合、C形状の部材としてはスナップリングとすることもできる。
【0010】
本発明の環状部材取出装置において、前記押出手段による押し出しにより前記載置部から押し出されて前記環状部材積層体から離れた環状部材を受け止める受止手段と、該受止手段に環状部材が受け止められているか否かを検出する部材検出手段と、前記部材検出手段により前記受止手段に環状部材が受け止められていないのを検出したときに前記押出手段による押し出しが行なわれるようスイッチングするスイッチ手段と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、受け止められた環状部材を取り除くことにより自動的に環状部材を受止手段に取り出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
【実施例】
【0012】
図1は本発明の一実施例としての環状部材取出装置20を上方から見た平面図であり、図2は実施例の環状部材取出装置20を図1中の矢印Aから見た側面図であり、図3は実施例の環状部材取出装置20を図1中矢印Bから見た正面図である。また、図4は実施例の環状部材取出装置20にワークとしてのスナップリングSRを載置した状態の平面図であり、図5は同様に実施例の環状部材取出装置20にワークとしてのスナップリングSRを載置した状態の側面図である。
【0013】
実施例の環状部材取出装置20は、図1および図2の最右部に位置してワークとしてスナップリングSRの積層体(以下、スナップリング積層体という。)を載置する後方載置部材22と、装置の略中央に配置されて後方載置部材22と共にスナップリング積層体を載置する中央載置部材30と、後方載置部材22とによりスナップリング積層体を挟むように積層体をガイドするガイド部材40と、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRを図1および図2中左側に押し出すためのカム52が取り付けられた回転円板50と、スナップリング積層体から取り出されたスナップリングSRを受け止める受け止めアーム60a,60bと、受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められているか否かを検出する検出機構61と、図1中最上下部に配置された側板70a,70bとを備える。
【0014】
後方載置部材22には、図1および図2に示すように、スナップリング積層体を載置するために円弧状の若干幅の載置部24が段差をもって形成されている。この載置部24の内周側は、図4に示すように、ガイド部材40の外周壁42a,42bと若干のクリアランスをもって円弧が連続するように配置されており、載置部24とガイド部材40の外周壁42a,42bとによりスナップリング積層体を整列させた状態で載置できるようになっている。また、後方載置部材22には、整列棒26が立設されており、図4に例示するように、スナップリングSRの切欠部に位置するようにしてスナップリング積層体を整列した状態を保持する。後方載置部材22は、載置部24の載置面がガイド部材40の外周壁42a,42bの下面からスナップリングSR一枚分の厚みより若干長い距離だけ下方となるよう配置されており、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRが載置部24からガイド部材40側にスライドできるようになっている。なお、ガイド部材40には2本のガイド棒44a,44bが立設されており、スナップリング積層体が整列した状態を保持するようガイドする。
【0015】
中央載置部材30の図1中の上下の左側には、図4に例示するようにスナップリング積層体を載置するための載置部32a,32bが形成されており、載置部32a,32bの載置面と後方載置部材22における載置部24の載置面とが水平となるよう中央載置部材30が配置されている。従って、図3に例示するように、載置部32a,32bの載置面もガイド部材40の外周壁42a,42bの下面からスナップリングSR一枚分の厚みより若干長い距離だけ下方となるよう配置されている。実施例では、この中央載置部材30の載置部32a,32bと載置部24の載置部24とによってスナップリング積層体を載置する。また、中央載置部材30には、載置部32a,32bにスナップリング積層体が載置されたときにスナップリング積層体をガイドするガイド棒34a,34bが立設されている。
【0016】
回転円板50は、図4に示すように、その外周縁の一点がスナップリングSRの外周縁と略整合するように配置されて、その中央に取り付けられた回転軸56によってモータ58に取り付けられており、モータ58を駆動することにより回転する。回転円板50に取り付けられたカム52は、回転円板50から外周側へ突出するようにその中心軸54により回転円板50に着脱自在に取り付けられており、図3に示すように、その上面が中央載置部材30の載置部32a,32bの載置面より若干上となるよう回転円板50の高さが調節されている。従って、回転円板50が回転すると、カム52は、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRの内側に当接してそのスナップリングSRを図4中左側に押し出す。カム52の受け止めアーム60a,60b側の端部は、図4に示すように、載置されたスナップリングSRの外周縁より受け止めアーム60a,60b側となるよう回転円板50やカム52が調整されているから、スナップリングSRを押し出す距離は後方載置部材22の載置部24の幅や中央載置部材30の載置部32a,32bの幅より大きい。このため、カム52に押し出されたスナップリングSRは載置部24や載置部32a,32bによる支持を失い、下方に落下することになる。
【0017】
受け止めアーム60a,60bは、図2に示すようにガイド部材40の下方の位置から回転円板50側に向けて突き出すように斜め下方に取り付けられており、図4および図5に示すように、スナップリング積層体から離されたスナップリングSRを受け止める。
【0018】
検出機構61は、図2,図3,図5に示すように、その先端部が受け止めアーム60bの先端部近傍に跳ね上がるように支持部64を支点として受け止めアーム60bに取り付けられたシーソー運動を行なうシーソー部材62と、受け止めアーム60bのシーソー部材62の反対側の端部近傍に取り付けられた部材検出センサ66とを備え、受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められることによりシーソー部材62がシーソー運動してその反対側の端部によって部材検出センサ66を覆う状態(図5の破線の状態)となることによりスナップリングSRの受け止めを検出し、受け止めアーム60a,60bに受け止められているスナップリングSRを取り除くことによりシーソー部材62がシーソー運動してその反対側の端部による部材検出センサ66の覆いが解除された状態(図5の実線の状態)となることによりスナップリングSRが受け止められていないことを検出する。
【0019】
図6は、実施例の環状部材取出装置20の電気的な構成を模式的に示す構成図である。実施例の環状部材取出装置20は、図示するように、部材検出センサ66からの検出信号により回転円板50を回転駆動するモータ58への電力供給を司るスイッチ68がオンオフするよう構成されている。即ち、受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められているときに部材検出センサ66により検出される検出信号によりスイッチ68がオフされてモータ58への電力供給が遮断され、回転円板50の回転駆動が停止し、受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められていないときに部材検出センサ66により検出される検出信号によりスイッチ68がオンされてモータ58への電力供給が行なわれ、回転円板50が回転駆動するのである。
【0020】
次に、こうして構成された実施例の環状部材取出装置20の動作について説明する。実施例の環状部材取出装置20を使用するには、まず、スナップリングSRを積層したスナップリング積層体をその切欠部が整列棒26に位置するよう後方載置部材22の載置部24と中央載置部材30の載置部32a,32bに載置して電源オンする。すると、モータ58が回転円板50を回転駆動するから、回転円板50のカム52が載置されたスナップリング積層体の最下部のスナップリングSRに内側から当接して受け止めアーム60a,60b側に押し出す。このとき、スナップリング積層体の最下部から2番目より上のスナップリングSRについては、ガイド部材40の外周壁42a,42bによって保持されるから、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRだけが受け止めアーム60a,60b側にスライドする。そして、最下部のスナップリングSRが後方載置部材22の載置部24や中央載置部材30の載置部32a,32bからの支持を失うだけスライドすると下方に落下し、受け止めアーム60a,60bによって受け止められる。このとき、シーソー部材62はスナップリングSRの重さによりシーソー運動するため、部材検出センサ66により受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められているのが検出され、この検出信号によりスイッチ68がオフされてモータ58による回転円板50の回転駆動が停止する。受け止めアーム60a,60bに受け止められているスナップリングSRを取り出すと、シーソー部材62がシーソー運動するため、部材検出センサ66により受け止めアーム60a,60bにスナップリングSRが受け止められていないのが検出され、この検出信号によりスイッチ68がオンされてモータ58による回転円板50の回転駆動が開始され、電源をオンした状態に戻る。
【0021】
以上説明した実施例の環状部材取出装置20によれば、回転円板50のカム52によりスナップリング積層体を支持する載置部24や載置部32a,32bの幅より若干長い距離だけ最下部のスナップリングSRを内側から当接してスライドさせるだけでスナップリングSRをスナップリング積層体から離して取り出すことができる。従って、スナップリングSRをその幅分スライドさせるものに比して、装置の小型化を図ることができ、省スペース化を図ることができる。また、可動部分としては回転円板50とシーソー部材62だけであるから、簡易な構成でスナップリングSRを一つずつ取り出すことができる。さらに、スナップリングSRを載置部24や載置部32a,32bの幅より若干長い距離だけスライドさせるだけだから、スナップリングSRをその幅分スライドさせるものに比して、スナップリングSRに傷などの損傷を与えるのを抑制することができる。また、実施例の環状部材取出装置20によれば、径の異なるカム52を取り替えることができるから、スナップリングSRの寸法の変更に柔軟に対応することができる。
【0022】
実施例の環状部材取出装置20では、外周縁側に突出するカム52が取り付けられた回転円板50を回転駆動することにより、カム52をスナップリング積層体の最下部のスナップリングSRに内側から当接して押し出すものとしたが、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRを内側から当接して押し出すものであればよいから、回転円板50にカム52を取り付けたものに限定されるものではない。また、回転駆動を伴ってスナップリング積層体の最下部のスナップリングSRを内側から当接して押し出すものに限定されるものではなく、スナップリングSRを押し出す方向にスライド移動する機構としても構わない。さらに、スナップリング積層体の最下部のスナップリングSRを内側から当接して押し出すものに限定されるものではなく、スナップリングSRの外側から当接して押し出す機構としても構わない。
【0023】
実施例の環状部材取出装置20では、カム52を回転円板50に着脱可能に取り付けるものとしたが、カム52を回転円板50に着脱不能に取り付けるものとしても構わない。
【0024】
実施例の環状部材取出装置20では、ワークとして切欠部を有するC形状のスナップリングSRの積層体からスナップリングSRを一つずつ取り出すものとしたが、ワークとして切欠部を有しないO形状などの環状形状の部材の積層体から環状形状の部材を一つずつ取り出すものとしてもよい。
【0025】
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、環状部材取出装置の製造産業に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施例としての環状部材取出装置20を上方から見た平面図である。
【図2】実施例の環状部材取出装置20を図1中の矢印Aから見た側面図である。
【図3】実施例の環状部材取出装置20を図1中矢印Bから見た正面図である。
【図4】実施例の環状部材取出装置20にワークとしてのスナップリングSRを載置した状態の平面図である。
【図5】実施例の環状部材取出装置20にワークとしてのスナップリングSRを載置した状態の側面図である。
【図6】実施例の環状部材取出装置20の電気的な構成を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
【0028】
20 環状部材取出装置、22 後方載置部材、24 載置部、26 整列棒、30 中央載置部材、32a,32b 載置部、40 ガイド部材、42a,42b 外周壁、44a,44b ガイド棒、50 回転円板、52 カム、54 中心軸、56 回転軸、58 モータ、60a,60b 受け止めアーム、61 検出機構、62 シーソー部材、64 支持部、66 部材検出センサ、68 スイッチ、70a,70b 側板。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の環状部材を積層してなる環状部材積層体から該環状部材を一つずつ取り出す環状部材取出装置であって、
一方向が開放している所定幅の載置部をもって前記環状部材積層体を載置する載置手段と、
前記環状部材積層体の最下部の環状部材に当接し、該環状部材を前記所定幅以上の所定距離だけ前記載置部から前記一方向に移動させるよう該環状部材を押し出す押出手段と、
少なくとも前記環状部材積層体の最下部から2番目の環状部材が前記押出手段よる押し出しの際に前記載置部から移動しないよう前記環状部材積層体を保持する保持手段と、
を備える環状部材取出装置。
【請求項2】
前記押出手段は、前記最下部の環状部材の内側に当接して該環状部材を押し出す手段である請求項1記載の環状部材取出装置。
【請求項3】
前記押出手段は、カムを回転させることによりカムの先端を前記最下部の環状部材に当接させて押し出す手段である請求項1または2記載の環状部材取出装置。
【請求項4】
前記押出手段は、外周側に突出する凸部が取り付けられた円板を回転させることにより前記凸部を前記最下部の環状部材に当接させて押し出す手段である請求項1または2記載の環状部材取出装置。
【請求項5】
前記凸部は、着脱可能に前記円板に取り付けられてなる請求項4記載の環状部材取出装置。
【請求項6】
前記環状部材は、環状の一部が欠けたC形状の部材である請求項1ないし5いずれか記載の環状部材取出装置。
【請求項7】
請求項1ないし6いずれか記載の環状部材取出装置であって、
前記押出手段による押し出しにより前記載置部から押し出されて前記環状部材積層体から離れた環状部材を受け止める受止手段と、
該受止手段に環状部材が受け止められているか否かを検出する部材検出手段と、
前記部材検出手段により前記受止手段に環状部材が受け止められていないのを検出したときに前記押出手段による押し出しが行なわれるようスイッチングするスイッチ手段と、
を備える環状部材取出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−137547(P2007−137547A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−330402(P2005−330402)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】