説明

用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置

【課題】印字完了まで記録媒体を保留すること及び顧客が持ち帰らなかった記録媒体を回収することが可能であり、占有空間が小さく排紙方向の自由度が大きい用紙排出装置を提供する。
【解決手段】回動可能に設置され、画像形成部110から受け取った記録媒体Pを内部にまるめて保留する保留部101を備え、用紙排出装置100は排出動作前に保留動作を行い、記録媒体Pを排出する時には保留部101を排出位置に回動させて排出し、記録媒体Pを回収する場合には記録媒体Pを保留部101に再度保留してから保留部101を回収位置に回動させて回収する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置から排出される記録媒体を一時的に保留し、この記録媒体を排出又は回収する用紙排出装置及びこの用紙排出装置を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ATM端末装置等の情報処理装置にはプリンタなどの画像形成装置が設置され、このプリンタは情報処理装置が処理した情報の一部をロール紙などの記録媒体に印字し、裁断後、顧客に引き渡すために排紙する。
【0003】
しかし、顧客は印字途中に排紙された記録媒体の一部を掴んで引っ張ってしまうことがあり、この際ジャム等が発生するという問題点がある。
【0004】
この点に関し、印字された記録媒体をプリンタ内にループ状に保留し、印字完了後に排紙する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。さらに、印字された記録媒体をプリンタ内に下方に垂れ下げて保留し、印字完了後に排紙する技術が提案されている。
【0005】
また、顧客は個人情報等が印字された記録媒体を持ち帰ることを忘れる場合がある。この点に関し、一定時間内に顧客が記録媒体を受け取らない場合には印字された記録媒体を回収する回収機構を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−123850号公報
【特許文献2】特開2001−261228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、印字された記録媒体をループさせたり下方に垂れ下げたりして保留する場合は記録媒体を保留する空間を確保しなければならないためにプリンタの大きさが大きくなってしまうという問題点がある。また、回収機構を設ける場合には、回収機構と記録媒体の搬送路とを設けなければならず、このための空間を確保するためにプリンタの大きさが大きくなってしまうという問題点がある。
【0008】
本発明は、印字完了まで記録媒体を保留すること及び顧客が持ち帰らなかった記録媒体を回収することが可能であり、占有空間が小さく排紙方向の自由度が大きい用紙排出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、画像形成された記録媒体を受け入れる記録媒体受入口と、受け入れた記録媒体を搬送する記録媒体導入路と、搬送された記録媒体をまるめて保留する円筒部と、を備え、フレームに回動可能に設置される保留部と、記録媒体受入口に設置された従動ピンチローラ及び駆動ピンチローラと、従動ピンチローラと駆動ピンチローラとのニップ部を挟み、記録媒体受入口側に設けられた第1のセンサ及び円筒部側に設けられた第2のセンサと、を備え、保留部は、画像形成された記録媒体を受け取る保留位置に回動し、第1のセンサが用紙後端を検知するまで従動ピンチローラと駆動ピンチローラとが回転して記録媒体を円筒部にまるめて保留し、記録媒体を排出する排出位置に回動し、第2のセンサが用紙後端を検知するまで従動ピンチローラと駆動ピンチローラとが逆回転して記録媒体を排出することを特徴とする用紙排出装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印字完了まで記録媒体を保留すること及び顧客が持ち帰らなかった記録媒体を回収することが可能であり、占有空間が小さく排紙方向の自由度が大きい用紙排出装置を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】保留動作終了時の用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の側面断面図である。
【図2】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の正面図である。
【図4】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の右側面図である。
【図5】用紙排出装置の排出動作開始状態を示す側面断面図である。
【図6】用紙排出装置の回収動作状態を示す側面断面図である。
【図7】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図8】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の動作を表すフローチャートである。
【図9】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の保留動作を表すフローチャートである。
【図10】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の排出動作を表すフローチャートである。
【図11】用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置の回収動作を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の一実施形態に係る用紙排出装置及び用紙排出装置を備える画像形成装置を、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、保留動作終了時の用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の側面断面図である。また、図2は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の外観斜視図である。図1及び図2に示すように、画像形成装置は、用紙排出装置100と、画像形成部110とを備える。
【0014】
画像形成部110は、ロール紙120などの記録媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構によって搬送された記録媒体に印字する印字機構と、を備える。印字機構は例えばサーマルヘッドが用いられ、搬送される記録媒体である感熱紙に熱を印加して画像を形成するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドを往復移動させるキャリッジとを備える。画像形成された記録媒体は排紙口111から排紙され、用紙排出装置100に引き渡される。
【0015】
用紙排出装置100は、記録媒体を丸めて保留する保留部101と、保留部101を量側面から挟む一対の保持部102と、保留部101の記録媒体受入口106に設けられる従動ピンチローラ103と、従動ピンチローラ103に対向して設けられ、従動ローラ103を連れ回しする駆動ピンチローラ104と、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部より記録媒体受入口106寄りに設置される第1のセンサ107と、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部より記録媒体受入口106と反対寄りに設置される第2のセンサ108と、を備える。用紙排出装置100は回動軸105によりフレーム132に回動可能に設置される。
【0016】
保留部101の記録媒体受入口106は画像形成部110側に開き、従動ピンチローラ103及び駆動ピンチローラ104の方向に向かって狭くなるように形成されている。
【0017】
保留部101は、記録媒体受入口106から従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部を経由して画像形成部110の方向とは反対方向に向かって伸びる記録媒体導入路101Aを有する。
【0018】
保留部101は、記録媒体導入路101Aの記録媒体受入口106に対して反対方向に、回動軸105を回り込むように円弧を描く円筒型状の円筒部101Bを有する。
【0019】
すなわち、保留部101は円筒形状をなす円筒部101Bの画像形成部110方向に延びる接線に沿って記録媒体導入路101Aが形成される。この記録媒体導入路101Aは、一端に画像形成部110側に開く記録媒体受入口106を有し、この記録媒体受入口106の手前に従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とが設置される。保留部101は、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部を挟み、記録媒体受入口106側に第1のセンサ107と、円筒部101B側に第2のセンサ108と、を備える。
【0020】
画像形成された記録媒体Pは、画像形成部110から記録媒体受入口106を経て従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とに受け渡される。従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とはニップ部に記録媒体Pを挟み、回転して記録媒体導入路101Aに沿って搬送する。記録媒体Pの先端は円筒部101Bに達すると円筒部101Bに沿ってまるめられ、円筒部101B内部に保留される。
【0021】
第1のセンサ107と第2のセンサ108とは、光センサを含む。この光センサは、光路が記録媒体Pによって遮られるとONとなり、光路を遮るものがない場合にはOFFとなる。
【0022】
図3は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の正面図である。また、図4は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の右側面図である。図3及び図4に示すように、用紙排出装置100は、保留部101を回動させる回転モータ130と、回転モータ130の回転を減速して伝えるギア131とを備える。
【0023】
ギア131にはスリットが設けられ、このスリットを検知する光センサである回転センサがフレーム132に設置される。回転モータ130はステッピングモータが用いられる。保留部101の回転角及び記録媒体受入口106の位置はこのスリットの検出と回転モータ130の回転ステップ数によって検出される。
【0024】
図5は、用紙排出装置100の排出動作開始状態を示す側面断面図である。図5に示すように、用紙排出装置100は記録媒体を排出する際には保留部101が回転モータ130によって回動軸105を回転軸に、記録媒体受入口106が記録媒体排出位置にくるまで回動される。
【0025】
この状態にて、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とが逆向きに回転し、保留部101内部にまるめて保留された記録媒体Pが排出される。一定時間第1のセンサ107がOFFとならない場合、すなわち一定時間顧客が記録媒体Pを受け取らない場合、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とは再び回転して記録媒体Pを保留部101の内部に再度保留する。
【0026】
図6は、用紙排出装置100の回収動作状態を示す側面断面図である。図6に示すように、用紙排出装置100は記録媒体を回収する際には保留部101が回転モータ130によって回動軸105を回転軸に、記録媒体受入口106が記録媒体回収位置にくるまで回動される。
【0027】
この状態にて、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とが逆向きに回転し、保留部101内部にまるめて保留された記録媒体Pが回収箱に回収される。
【0028】
図7は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図7に示すように、画像形成装置は、演算装置であるCPU201と、記憶装置であるROM202及びRAM203と、画像形成する印字機構204と、記録媒体Pを切断する切断機構205と、記録媒体Pを搬送するモータ群である搬送モータ206と、第1のセンサ107と、第2のセンサ108と、回転センサ209と、保留部101を回動させる回転モータ130と、ホストコンピュータへ接続するためのインターフェース(I/F)211と、を備える。印字機構204と切断機構205は画像形成部110に含まれる。
【0029】
第1のセンサ107と第2のセンサ108と回転センサ209との出力はCPU201に入力され、CPU201は印字機構204、切断機構205、搬送モータ206、回転モータ130の動作を制御する。
【0030】
図8は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の動作を表すフローチャートである。図8に示すように、画像形成装置は、ステップ801において画像形成された記録媒体Pの保留動作を行い、ステップ802において保留した記録媒体Pの排出動作を行う。
【0031】
ステップ803において、画像形成装置は所定時間第1のセンサ107がONであるかを判定する。画像形成装置は所定時間第1のセンサ107がONである場合ステップ804に進み、所定時間内に第1のセンサ107がOFFとなった場合にはステップ801に戻る。
【0032】
ステップ804において、画像形成装置は記録媒体Pの回収動作を行う。
【0033】
図9は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の保留動作を表すフローチャートである。図9に示すように、ステップ901において、画像形成装置は保留部101の位置を初期化する。画像形成装置は回転センサ209がスリットを検知するまで、すなわち保留部101の位置が保留動作開始位置にくるまで回転モータ130を回転させて保留部101を回動させる。
【0034】
ステップ902において、画像形成装置は第1のセンサ107がONであるかを判定する。画像形成装置は、第1のセンサ107がONである場合ステップ903に進み、ONでない場合ステップ902に戻る。
【0035】
ステップ903において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を回転させ、記録媒体Pを保留部101の内部に記録媒体Pを搬送し、まるめて保留する。すなわち、画像形成装置は第1のセンサ107が記録媒体の先端を検知したときに駆動ピンチローラ104を回転させ、記録媒体Pを保留部101の内部に記録媒体Pを搬送する。
【0036】
ステップ904において、画像形成装置は第1のセンサ107がOFFかを判定する。画像形成装置は、第1のセンサ107がOFFであるときステップ905に進み、第1のセンサ107がOFFでないときステップ904に戻る。
【0037】
ステップ905において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を停止させる。すなわち、画像形成装置は第1のセンサ107が記録媒体Pの後端を検知したときに搬送を停止する。このとき、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部には記録媒体Pが挟持されている。
【0038】
図10は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の排出動作を表すフローチャートである。図10に示すように、ステップ1001において、画像形成装置は回転モータ130を所定ステップだけ回転させ、保留部101を排出位置にする。
【0039】
ステップ1002において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を、記録媒体Pを保留する向きとは逆向きに回転させ、記録媒体Pの排出を開始する。
【0040】
ステップ1003において、画像形成装置は第2のセンサ108がOFFであるかを判定する。画像形成装置は、第2のセンサ108がOFFである場合ステップ1004に進み、OFFでない場合ステップ1003に戻る。
【0041】
ステップ1004において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を停止させる。すなわち、画像形成装置は記録媒体Pの第2のセンサ108が後端を検知したときに排出を停止する。このとき、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部には記録媒体Pが挟持されている。
【0042】
図11は、用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置の回収動作を表すフローチャートである。図11に示すように、ステップ1101において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を回転させ、記録媒体Pを保留部101の内部に記録媒体Pを再び搬送し、まるめて保留する。
【0043】
ステップ1102において、画像形成装置は第1のセンサ107がOFFであるかを判定する。画像形成装置は、第1のセンサ107がOFFである場合ステップ1103に進み、OFFでない場合ステップ1102に戻る。
【0044】
ステップ1103において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を停止させる。すなわち、画像形成装置は記録媒体Pの第1のセンサ107が後端を検知したときに保留部101への搬送を停止する。このとき、従動ピンチローラ103と駆動ピンチローラ104とのニップ部には記録媒体Pが挟持されている。
【0045】
ステップ1104において、画像形成装置は回転モータ130を所定ステップだけ回転させ、保留部101を回収位置にする。
【0046】
ステップ1105において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を、記録媒体Pを保留する向きとは逆向きに回転させ、記録媒体Pの排出を開始する。
【0047】
ステップ1106において、画像形成装置は第1のセンサ107及び第2のセンサ108がOFFであるかを判定する。画像形成装置は、第1のセンサ107及び第2のセンサ108がOFFである場合ステップ1107に進み、いずれかがOFFでない場合ステップ1106に戻る。
【0048】
ステップ1107において、画像形成装置は駆動ピンチローラ104を停止させる。すなわち、画像形成装置は第1のセンサ107及び第2のセンサ108が記録媒体Pの排出が完了したことを検知した場合、駆動ピンチローラ104を停止させる。
【0049】
ここで、第2のセンサ108を省略する場合には、画像形成装置は第1のセンサ107がOFFとなってから一定時間経過後に駆動ピンチローラ104を停止させるように構成することもできる。
【0050】
以上述べたように、本実施形態の用紙排出装置100及び用紙排出装置100を備える画像形成装置は、回動可能に設置され、画像形成部110から受け取った記録媒体Pを内部にまるめて保留する保留部101を備え、用紙排出装置100は排出動作前に保留動作を行い、記録媒体Pを排出する時には保留部101を排出位置に回動させて排出し、記録媒体Pを回収する場合には記録媒体Pを保留部101に再度保留してから保留部101を回収位置に回動させて回収する。
【0051】
従って、印字完了まで記録媒体を保留すること及び顧客が持ち帰らなかった記録媒体を回収することが可能であり、占有空間が小さく排紙方向の自由度が大きい用紙排出装置を提供することができるという効果がある。
【符号の説明】
【0052】
100:用紙排出装置、
101:保留部、
101A:記録媒体導入路、
101B:円筒部、
103:従動ピンチローラ、
104:駆動ピンチローラ、
106:記録媒体受入口、
107:第1のセンサ、
108:第2のセンサ、
110:画像形成部、
130:回転モータ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成された記録媒体を受け入れる記録媒体受入口と、受け入れた前記記録媒体を搬送する記録媒体導入路と、搬送された前記記録媒体をまるめて保留する円筒部と、を備え、フレームに回動可能に設置される保留部と、
前記記録媒体受入口に設置された従動ピンチローラ及び駆動ピンチローラと、
前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとのニップ部を挟み、記録媒体受入口側に設けられた第1のセンサ及び円筒部側に設けられた第2のセンサと、
を備え、
前記保留部は、
画像形成された前記記録媒体を受け取る保留位置に回動し、前記第1のセンサが用紙後端を検知するまで前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが回転して前記記録媒体を前記円筒部にまるめて保留し、
前記記録媒体を排出する排出位置に回動し、前記第2のセンサが用紙後端を検知するまで前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが逆回転して前記記録媒体を排出する
ことを特徴とする用紙排出装置。
【請求項2】
前記保留部は、
前記排出位置において前記記録媒体が所定時間内に受け取られないとき、前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが回転して前記記録媒体を前記円筒部に再度まるめて保留し、
前記記録媒体を回収する位置まで回動し、前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが逆回転して前記記録媒体を排出する
ことを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
【請求項3】
前記円筒部は
円筒形状をなしており、
円筒部の接線に沿って記録媒体導入路が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
【請求項4】
画像形成された記録媒体を受け入れる記録媒体受入口と、受け入れた前記記録媒体を搬送する記録媒体導入路と、搬送された前記記録媒体をまるめて保留する円筒部と、を備え、フレームに回動可能に設置される保留部と、
前記記録媒体受入口に設置された従動ピンチローラ及び駆動ピンチローラと、
前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとのニップ部を挟み、記録媒体受入口側に設けられた第1のセンサ及び円筒部側に設けられた第2のセンサと、
を備える用紙排出装置と、
記録媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構によって搬送された記録媒体に印字する印字機構と、を備える画像形成部と、を備え、
前記保留部は、
画像形成された前記記録媒体を受け取る保留位置に回動し、前記第1のセンサが用紙後端を検知するまで前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが回転して前記記録媒体を前記円筒部にまるめて保留し、
前記記録媒体を排出する排出位置に回動し、前記第2のセンサが用紙後端を検知するまで前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが逆回転して前記記録媒体を排出する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記保留部は、
前記排出位置において前記記録媒体が所定時間内に受け取られないとき、前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが回転して前記記録媒体を前記円筒部に再度まるめて保留し、
前記記録媒体を回収する位置まで回動し、前記従動ピンチローラと前記駆動ピンチローラとが逆回転して前記記録媒体を排出する
ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記円筒部は
円筒形状をなしており、
円筒部の接線に沿って記録媒体導入路が形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2011−57348(P2011−57348A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−207444(P2009−207444)
【出願日】平成21年9月8日(2009.9.8)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】