説明

甲状腺刺激ホルモン融合タンパク質

本発明者らは、TSHαおよび/またはTSHβを含むTSH融合タンパク質ならびにTSHアゴニストおよびTSHアンタゴニストの投与が有効であろう疾患を治療するための方法を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、甲状腺刺激ホルモン[TSH]融合タンパク質、前記融合タンパク質を含む二量体、および前記融合タンパク質の投与が有効であろう疾患を治療するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
生物学的過程を調節する働きがある生物活性ポリペプチドの例は多い。たとえば、視床下部からの甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)は、甲状腺からの甲状腺ホルモンの放出を刺激する、下垂体からの甲状腺刺激ホルモン(TSH)の放出を調節する。TSHがTSH受容体のGPCRに結合することにより、甲状腺へのヨード取り込み、甲状腺の成長および甲状腺ホルモンのチロキシンおよびトリヨードチロニンの放出が増大する。下垂体機能低下症によるTSHの不足は甲状腺機能低下症を引き起こし、TSHを分泌する下垂体腫瘍からの過剰なTSHは甲状腺機能亢進症を引き起こす。甲状腺機能亢進症または甲状腺中毒症は、自己抗体がTSH受容体を刺激するグレーブス病によって引き起こされる可能性がある。甲状腺中毒症の別の共通の原因は、甲状腺が自律性になり、過剰の甲状腺ホルモンを分泌し、その結果としてTSHレベルを抑制する多結節性甲状腺腫である。これは、単一の中毒性甲状腺結節による甲状腺中毒症の患者にも起こる。下垂体腫瘍から過剰のTSHが分泌されるTSHomaによる甲状腺中毒症はまれである。こうした腫瘍は治療が困難であり、患者が罹る甲状腺中毒症は制御されない可能性がある。甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能不全が原因であることが最も一般的であり、これは原発性甲状腺機能低下症であり、TSHレベルが高い。一般的ではないが、甲状腺機能低下症は下垂体からのTSH欠乏にも関連付けられ、これは続発性甲状腺機能低下症である。
【0003】
甲状腺癌は全ての年齢層で生じる。その一次治療は甲状腺を完全に切除する手術であるが、ほとんどの場合手術後に小さな甲状腺残遺物が残存する。通常の慣行は、甲状腺残遺物を放射性ヨードによって破壊することである。正常な甲状腺組織および一部の甲状腺癌が放射性ヨードを高度に取り込むことにより、その組織が破壊される。甲状腺残遺物が破壊された後は、放射性ヨードを使用して患者をその甲状腺癌の再発についてスクリーニングすることができる。患者が放射性ヨードを取り込む甲状腺癌に罹患している場合は、放射性ヨードを、癌を治療するための療法として使用することができる。
【0004】
甲状腺によるヨードならびにテクネチウムなどの他の同位元素の取り込みは、甲状腺へのそれらの取り込みを刺激するTSH活性の存在に依存する。したがって、TSHレベルが抑制されている状況は、ヨードまたは関連分子の同位体の取り込みを刺激する上で問題がある。これは、甲状腺中毒性、たとえば、多結節性甲状腺腫の患者および甲状腺癌の外科治療の後に甲状腺ホルモン補充を受けた患者に起こる。TSHは甲状腺癌再増殖を刺激する可能性があり、したがって、甲状腺癌の甲状腺摘除を受けた患者には甲状腺ホルモンT4またはT3のいずれかが抑制用量で施されると一般に考えられている。こうした抑制用量ではTSHが抑制され、ヨードまたはテクネチウムまたは任意の同位元素による甲状腺のスキャニングを試みることが不可能である。組換えTSHが利用可能になる以前は、患者は、TSHレベルを上昇させるために甲状腺補充を止めなければならず、結果として明らかにかつ症候的に甲状腺機能が低下した後にスキャニングを行った。これは不快であり、予測不可能であり、かつ時間がかかるものであった。現在、患者はヨードおよび関連分子の甲状腺への取り込みを増大させる組換えTSHで治療されるので、組換えTSHを用いると患者は、ヨードスキャニングの際に甲状腺ホルモン治療を維持することができる。この組換えTSH治療の手法を使用して、甲状腺残遺物、甲状腺癌および多結節性甲状腺腫またはヨードもしくは関連化合物を取り込む任意の腫瘍もしくは癌へのヨードまたは関連分子の取り込みを増大させることができる。現行の組換えTSHは、半減期が比較的短く、したがって、ヨード治療前の別々の日に少なくとも2回に分けることが必要とされる。甲状腺、甲状腺癌または他の癌への放射性ヨード同位元素または他の同位元素の取り込みを増大させるなら、長時間作用性のTSHが有利となろう。
【0005】
TSHアゴニストを使用して、分子のヨード、放射性ヨード、テクネチウムおよび他の同位元素の甲状腺への取り込みを増大させることができる。これは、甲状腺ホルモンT4および/またはT3を摂取している患者など、TSHレベルが抑制されている、もしくはさらには上昇していない、または患者が単一の中毒性甲状腺結節もしくは多結節性甲状腺腫による甲状腺中毒症に罹患している任意の状況で価値がある。グレーブス病では、患者は一般にTSH刺激抗体を有するが、放射性ヨード療法時のTSHによる一時的な治療がヨード甲状腺への取り込みを選択的に増強し、治療の有効性を改善することが可能となり得る。
【0006】
TSHレベルが低い続発性甲状腺機能低下症の治療にTSHアゴニストの別の用途があると考えられる。こうした患者は通常、チロキシン療法を毎日受ける。TSHアゴニストは、甲状腺ホルモンレベルを正常な範囲に維持することができれば、潜在的に可能な療法となる可能性がある。現在大部分の患者にトリヨードチロニン(T3)のプロドラッグであるチロキシン(T4)しか施さないので、この療法の利点は、甲状腺ホルモンをより高い生理的レベルに維持できることであった。TSH治療は、甲状腺由来のT4とT3の生理学的比を刺激するという利点を有すると考えられ、甲状腺は一般に、血中のT3の20%、T4の100%に関与する。TSHはそれ自体、骨などの他の組織の完全性を維持する上でも重要である可能性があり、これはTSH療法の利点であり得るという証拠がいくつかある。甲状腺機能低下症の患者の最大50%は健康関連QOLが低く、潜在的にTSH療法は適切な場合には有益である可能性がある。
【0007】
TSH受容体アンタゴニストは、TSHレベルが上昇し、甲状腺中毒症を引き起こしている状況、またはTSH受容体がグレーブス病におけるTSH受容体活性化抗体などの他の分子によって活性化されている状況で使用することができよう。TSHレベルが高いことによる甲状腺中毒症は、まれであるが治療が困難であり、下垂体のTSHomaが原因である。TSH受容体アンタゴニストは、TSHが過剰である、またはTSH受容体が活性化した患者の甲状腺を制御する価値がある可能性がある。グレーブス病では、通常の手法は、カルビマゾール、プロピチオウラシルなどの薬物を使用して甲状腺からの甲状腺ホルモンの放出を遮断することである。TSH受容体アンタゴニストを使用して、TSH受容体抗体を直接的に阻止し、TSH受容体を活性化することによりグレーブス病を治療することができよう。これは、患者の50%に起こるグレーブス病の再発を低減するという追加の利点を有し得る。グレーブス病において抗原の曝露を低減することができ、その抗原がTSH受容体であると考えられる場合、グレーブス病の再発を低減する可能性があると考えられている。グレーブス病の合併症としては、眼球突出および眼への損傷を伴うグレーブス眼症、脛骨前粘液水腫、骨減少症および骨粗鬆症、ミオパシー、心筋症、心房細動、ならびに認知症が挙げられる。これらの全部ではないが一部が、眼窩内脂肪、眼の筋肉などの他の組織におけるTSH受容体の発現に関連付けられる可能性がある。グレーブス病の合併症の状況では、TSH受容体アンタゴニストは、グレーブス病の合併症、具体的には甲状腺眼症を予防または低減することができよう。子宮内の胎児または新生児は、その母親がグレーブス病であり、またはグレーブス病の治療を受けている場合、新生児甲状腺中毒症のリスクがあるおそれがある。グレーブス病の抗体は、胎盤と交差反応し、胎児または幼児において甲状腺中毒症を引き起こすことがある。TSH受容体アンタゴニストは、新生児甲状腺中毒症に対する治療法となることができよう。
【0008】
治療用ペプチドおよび治療用ポリペプチドに関係する問題は、ペプチド/プロイペプチド作用物質を投与した対象は、この分子を場合によって短時間で取り除くことである。これは、タンパク質分解および腎臓ろ過が一部の原因である。多くの場合、これには、ペプチド作用物質と、投与後のペプチドの放出を調節する第2の作用物質との複合製剤を提供することによって対処する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、薬学的に有効な量のポリペプチドが低減する、タンパク質分解性切断、腎臓ろ過または任意の他の手段による損失を低減することにより、ポリペプチド治療薬の全身レベルを維持することに関する問題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、TSH受容体の結合ドメインに直接的または間接的に場合によって連結されている甲状腺刺激ホルモンα[TSHα]および/または甲状腺刺激ホルモンβ[TSHβ]を含む融合タンパク質が提供される。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質はアゴニストである。
【0012】
本発明の代替の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質はアンタゴニストである。
【0013】
本発明の好ましい実施形態において、TSHαおよび/またはTSHβは前記融合タンパク質中の前記受容体の結合ドメインに連結しており、前記受容体の結合ドメインのアミノ末端に位置している。
【0014】
本発明の代替の好ましい実施形態において、TSHαおよび/またはTSHβは前記融合タンパク質中の前記受容体の結合ドメインに連結しており、前記結合ドメインのカルボキシル末端に位置している。
【0015】
本発明の好ましい実施形態において、TSHαおよび/またはTSHβは、ペプチドリンカー、好ましくは柔軟性ペプチドリンカーによって受容体の結合ドメインに連結している。
【0016】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチド連結分子は、ペプチドGlyGlyGlyGlySerの少なくとも1コピーを含む。
【0017】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチド連結分子は、ペプチドGlyGlyGlyGlySerの1〜10コピーを含む。
【0018】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチド連結分子は、ペプチドGlyGlyGlyGlySerの2、3、4、5、6、7、8、9および10コピーを含む。好ましくは、前記ペプチド連結分子は4または7コピーを含む。
【0019】
本発明の代替の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカーは、非柔軟性ヘリックス領域を含む。
【0020】
本発明の一実施形態において、ペプチドリンカー分子のアミノ末端またはその付近に、柔軟性非ヘリックス領域が位置しており、それによりペプチドリンカー分子のアミノ末端に位置しているTSHαおよび/またはTSHβを前記TSH受容体の結合ドメインに対して方向付けることが可能となる。
【0021】
本発明の代替の実施形態において、ペプチドリンカー分子のカルボキシル末端またはその付近に、柔軟性非ヘリックス領域が位置しており、それによりペプチドリンカー分子のカルボキシル末端に位置しているTSHαおよび/またはTSHβを前記TSH受容体の結合ドメインに対して方向付けることが可能となる。
【0022】
本発明のさらなる実施形態において、柔軟性非ヘリックス領域は、TSHαおよび/またはTSHβとTSH受容体の結合ドメインを連結する、ペプチドリンカー分子のアミノ末端およびカルボキシル末端またはその付近に位置している。
【0023】
本発明の好ましい実施形態において、非柔軟性ヘリックス領域は、モチーフA(EAAAK)Aの少なくとも1コピーを含む。
【0024】
非柔軟性非ヘリックス領域の長さは、このA(EAAAK)Aモチーフの反復の数を増加させることによって延長可能である。
【0025】
本発明の好ましい実施形態において、A(EAAAK)Aモチーフ中のxは、5コピー未満である。さらにより好ましくは、xは、1、2、3、4または5コピーから選択される。
【0026】
本発明の好ましい実施形態において、前記リンカーは、前記ペプチド結合ドメインと前記受容体の結合ドメインの間にある非柔軟性αヘリックスリンカーからなる。
【0027】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカー分子は、少なくとも1つの糖部分を付加するための少なくとも1つのモチーフを含むように修飾されている。
【0028】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカー分子は、モチーフ(XaaXaaXaaXaaXaa)の少なくとも1コピーを含み、前記モチーフは、グリコシル化モチーフAsn−Xaa−SerまたはAsn−Xaa−Thrを含む。
【0029】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカーは、
Asn−Xaa−SerXaaXaa(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
XaaAsn−Xaa−SerXaa(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
XaaXaaAsn−Xaa−Ser(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
Asn−Xaa−ThrXaaXaa(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
XaaAsn−Xaa−ThrXaa(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)および
XaaXaaAsn−Xaa−Thr(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)
からなる群から選択されるアミノ酸モチーフの少なくとも1コピーを含む。
【0030】
好ましくは、前記ペプチドリンカーは、
Asn−Xaa−SerGlySer(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
GlyAsn−Xaa−SerSer(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
GlyGlyAsn−Xaa−Ser(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
Asn−Xaa−ThrGlySer(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
GlyAsn−Xaa−ThrSer(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)および
GlyGlyAsn−Xaa−Thr(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)
からなる群から選択されるモチーフの少なくとも1コピーを含む。
【0031】
本発明の代替の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカーは、
Asn−Xaa−SerSerGly(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
SerAsn−Xaa−SerGly(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
SerSerAsn−Xaa−Ser(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
Asn−Xaa−ThrSerGly(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)、
SerAsn−Xaa−ThrGly(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)および
SerSerAsn−Xaa−Thr(式中、Xaaは、プロリンを除く任意のアミノ酸である。)
からなる群から選択されるモチーフの少なくとも1コピーを含む。
【0032】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカー分子はモチーフ(XaaXaaXaaXaaXaa)の少なくとも1コピーを含み、前記モチーフはグリコシル化モチーフAsn−Xaa−SerまたはAsn−Xaa−Thrを含み、また前記ペプチドリンカー分子はモチーフ(GlyGlyGlyGlySer)の少なくとも1コピーを含み、前記ペプチドリンカーは5〜50アミノ酸である。
【0033】
本発明の好ましい実施形態において、前記ペプチドリンカーはモチーフ(XaaXaaXaaXaaXaa)の少なくとも1コピーを含み、前記モチーフはグリコシル化モチーフAsn−Xaa−SerまたはAsn−Xaa−Thrを含み、また前記ペプチドリンカー分子はモチーフ(SerSerSerSerGly)の1コピーを含み、前記ペプチドリンカーは5〜50アミノ酸である。
【0034】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合ポリペプチドリンカーは、マンノース、ガラクトース、n−アセチルグルコサミン、n−アセチルノイラミン酸、n−グリコリルノイラミン酸、n−アセチルガラクトサミン、フコース、グルコース、ラムノース、キシロース、またはたとえば、オリゴ糖または骨格系おける糖の組合せからなる群から選択される少なくとも1つの糖の付加によって修飾される。
【0035】
適当な炭水化物部分としては、単糖、オリゴ糖および多糖が挙げられ、さらには天然の糖タンパク質または生体系に存在する任意の炭水化物部分も挙げられる。たとえば、任意選択で保護されているグリコシル誘導体またはグリコシド誘導体、たとえば、任意選択で保護されているグルコシル誘導体、グルコシド誘導体、ガラクトシル誘導体またはガラクトシド誘導体がある。グリコシル基およびグリコシド基は、α基およびβ基を両方含む。適当な炭水化物部分としては、グルコース、ガラクトース、フコース、GlcNAc、GalNAc、シアル酸およびマンノース、ならびに少なくとも1つのグルコース、ガラクトース、フコース、GlcNAc、GalNAc、シアル酸および/またはマンノース残基を含むオリゴ糖または多糖が挙げられる。
【0036】
当技術分野で知られている保護基(たとえば、Greeneら,「Protecting groups in organic synthesis」,第2版,Wiley,New York,1991を参照されたい。その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。)を使用して、炭水化物部分における任意の官能基を任意選択で保護することもできる。炭水化物部分における任意の−OH基に対する適当な保護基としては、アセテート(Ac)、ベンジル(Bn)、シリル(たとえば、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMSi)およびtert−ブチルジフェニルシリル(TMDPSi))、アセタール、ケタールおよびメトキシメチル(MOM)が挙げられる。炭水化物部分をペプチドリンカーに結合させる前またはその後に任意の保護基を除去してもよい。
【0037】
本発明の好ましい実施形態において、前記糖は保護されていない。
【0038】
特に好ましい炭水化物部分としては、Glc(Ac)β−、Glc(Bn)β−、Gal(Ac)β−、Gal(Bn)β−、Glc(Ac)α(1,4)Glc(Ac)α(1,4)Glc(Ac)β−、β−Glc、β−Gal、−Et−β−Gal、−Et−β−Glc、Et−α−Glc、−Et−α−Man、−Et−Lac、−β−Glc(Ac)、−β−Glc(Ac)、−Et−α−Glc(Ac)、−Et−α−Glc(Ac)、−Et−α−Glc(Ac)、−Et−β−Glc(Ac)、−Et−β−Glc(Ac)、−Et−β−Glc(Ac)、−Et−α−Man(Ac)、−Et−α−Man(Ac)、−Et−β−Gal(Ac)、−Et−β−Gal(Ac)、−Et−Lac(Ac)、−Et−Lac(Ac)、−Et−Lac(Ac)およびその脱保護された同等物が挙げられる。
【0039】
好ましくは、天然の糖に由来する炭水化物部分を構成する任意の糖単位は、天然の鏡像異性体の形をとり、これは、D形(たとえば、D−グルコースまたはD−ガラクトース)またはL形(たとえば、L−ラムノースまたはL−フコース)のいずれであってもよい。任意のアノマー結合は、α−結合でもβ−結合でもよい。
【0040】
本発明のさらなる代替の実施形態において、前記融合タンパク質は、ペプチド連結分子を含まず、ペプチドと受容体の結合ドメインの直接融合物である。
【0041】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、図1で表されるアミノ酸を含むまたはそれからなる。
【0042】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、表2を参照して図2で表されるTSH受容体の細胞外ドメインを含むまたはそれからなる。
【0043】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図4a、4bまたは4cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図4a、4bまたは4cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0044】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図5a、5bまたは5cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図5a、5bまたは5cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0045】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図6a、6bまたは6cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図6a、6bまたは6cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0046】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図7a、7bまたは7cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図7a、7bまたは7cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0047】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図8a、8bまたは8cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図8a、8bまたは8cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0048】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図9a、9bまたは9cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図9a、9bまたは9cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0049】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図10a、10bまたは10cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図10a、10bまたは10cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0050】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図11a、11bまたは11cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図11a、11bまたは11cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0051】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図12.1a、12.2a、12bまたは12cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図12a、12bまたは12cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0052】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図13a、13bまたは13.1c、13.2cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図13a、13bまたは13cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0053】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図14a、14bまたは14cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図14a、14bまたは14cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0054】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図15a、15bまたは15cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図15a、15bまたは15cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0055】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図16a、16bまたは16cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図16a、16bまたは16cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0056】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図17a、17bまたは17cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図17a、17bまたは17cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0057】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図18a、18bまたは18cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図18a、18bまたは18cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0058】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図19a、19bまたは19cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図19a、19bまたは19cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0059】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図20a、20bまたは20cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図20a、20bまたは20cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0060】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図21a、21bまたは21cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図21a、21bまたは21cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0061】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図22a、22bまたは22cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図22a、22bまたは22cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0062】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図23a、23bまたは23cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図23a、23bまたは23cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0063】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図24a、24bまたは24cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図24a、24bまたは24cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0064】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図25a、25bまたは25cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図25a、25bまたは25cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0065】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図26a、26bまたは26cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図26a、26bまたは26cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0066】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図27a、27bまたは27cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図27a、27bまたは27cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0067】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図28a、28bまたは28cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図28a、28bまたは28cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0068】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図29a、29bまたは29cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図29a、29bまたは29cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0069】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図30a、30bまたは30cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図30a、30bまたは30cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0070】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図31a、31bまたは31cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図31a、31bまたは31cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0071】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図32a、32bまたは32cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図32a、32bまたは32cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0072】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図33a、33bまたは33cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図33a、33bまたは33cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0073】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図34a、34bまたは34cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図34a、34bまたは34cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0074】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図35a、35bまたは35cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図35a、35bまたは35cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0075】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図36a、36bまたは36cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図36a、36bまたは36cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0076】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図37a、37bまたは37cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図37a、37bまたは37cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0077】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図38a、38bまたは38cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図38a、38bまたは38cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0078】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図39a、39bまたは39cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図39a、39bまたは39cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0079】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図40a、40bまたは40cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図40a、40bまたは40cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0080】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図41a、41bまたは41cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図41a、41bまたは41cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0081】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図42a、42bまたは42cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図42a、42bまたは42cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0082】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図43a、43bまたは43cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図43a、43bまたは43cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0083】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図44a、44bまたは44cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図44a、44bまたは44cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0084】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図45a、45bまたは45cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図45a、45bまたは45cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0085】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図46a、46bまたは46cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図46a、46bまたは46cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0086】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図47a、47bまたは47cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図47a、47bまたは47cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0087】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図48a、48bまたは48cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図48a、48bまたは48cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0088】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図49a、49bまたは49cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図49a、49bまたは49cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0089】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図50a、50bまたは50cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図50a、50bまたは50cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0090】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図51a、51bまたは51cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図51a、51bまたは51cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0091】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図52a、52bまたは52cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図52a、52bまたは52cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0092】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図53a、53bまたは53cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図53a、53bまたは53cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0093】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、タンデムに連結されたTSHαおよびTSHβを含み、好ましくは前記融合タンパク質はTSHαおよびTSHβからなる。
【0094】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、第1および第2のTSHαポリペプチドおよびTSHβポリペプチドを含む。
【0095】
本発明の好ましい実施形態において、前記第1および第2のTSHαポリペプチドおよびTSHβポリペプチドはタンデムに連結されており、前記融合タンパク質は
i)TSHβ−TSHα−TSHβ−TSHαまたは
ii)TSHα−TSHβ−TSHβ−TSHαまたは
iii)TSHβ−TSHα−TSHα−TSHβまたは
iv)TSHα−TSHβ−TSHα−TSHβ
を含む。
【0096】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図54に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図54に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0097】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図55に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図55に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0098】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図56に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図56に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0099】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図57に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図57に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0100】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図58に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図58に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0101】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図59に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図59に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0102】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図60に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図60に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0103】
本発明の好ましい実施形態において、前記融合タンパク質は、
i)図61に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図61に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
【0104】
「調節する」という用語は、受容体の活性化および阻害の両方を包含し、たとえば、TSH受容体活性化がある。開示されるTSH融合タンパク質は、TSH受容体活性化が望ましい状態の治療に有用である。たとえば、甲状腺癌および多結節性甲状腺腫または甲状腺中毒症の治療において放射性ヨードを施すべき患者の前治療において有用である。これらの臨床状態ではTSHが抑制されることが多く、TSHは甲状腺へのヨードの取り込みを刺激するので、放射性ヨードの取り込みが不良となる。さらに、本明細書で開示されるTSH融合タンパク質は、放射性ヨードの取り込みを増大させることになり、甲状腺に対する放射能の影響が大きくなる。TSH融合タンパク質を使用して、下垂体機能不全の甲状腺機能低下症患者である続発性甲状腺機能低下症を治療することができる。TSHは骨代謝回転に対する同化作用を有し、したがって骨粗鬆症の治療を実現する。
【0105】
本発明のさらなる態様によれば、癌に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0106】
本発明のさらなる態様によれば、多結節性甲状腺腫に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0107】
本発明のさらなる態様によれば、甲状腺中毒症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0108】
本発明のさらなる態様によれば、続発性甲状腺機能低下症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0109】
本発明のさらなる態様によれば、骨粗鬆症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0110】
本発明の一態様によれば、本発明による融合タンパク質をコードする核酸分子が提供される。
【0111】
本発明のさらなる態様によれば、本発明による核酸分子を含むベクターが提供される。
【0112】
本発明の好ましい実施形態において、前記ベクターは、本発明による核酸分子を発現するように適合された発現ベクターである。
【0113】
本発明による(1つまたは複数の)核酸を含むベクターは、特に、核酸を細胞中に導入して安定なトランスフェクションのためのゲノム中への組換えのためにベクターが使用される場合、プロモーターまたは他の調節配列を含む必要はない。好ましくは、ベクター中の核酸は、宿主細胞における転写に適したプロモーターまたは他の調節エレメントと作動可能に連結されている。このベクターは、複数の宿主において機能する二機能性発現ベクターであってもよい。「プロモーター」とは、転写開始部位の上流にあり、転写に必要とされる全ての調節領域を含有するヌクレオチド配列を意味する。適当なプロモーターとしては、真核細胞または原核細胞における発現用の構成的、組織特異的、誘導性、発達または他のプロモーターが挙げられる。「作動可能に連結された」とは、プロモーターから開始される転写に対して適切に位置付けられ、方向付けられた、同一核酸分子の部分として繋がっていることを意味する。プロモーターに作動可能に連結されたDNAは、プロモーターの「転写開始調節下」にある。
【0114】
好ましい一実施形態において、プロモーターは、構成的、誘導性または調節可能プロモーターである。
【0115】
本発明のさらなる態様によれば、本発明による核酸分子またはベクターでトランスフェクトまたは形質転換された細胞が提供される。
【0116】
好ましくは、前記細胞は真核細胞である。あるいは、前記細胞は原核細胞である。
【0117】
本発明の好ましい実施形態において、前記細胞は、真菌細胞(たとえば、ピキア属種、サッカロミセス属種、アカパンカビ属種)、昆虫細胞(たとえば、スポドプテラ属種)、哺乳動物細胞(たとえば、COS細胞、CHO細胞)、植物細胞からなる群から選択される。
【0118】
本発明のさらなる態様によれば、本発明によるポリペプチドを含み、添加剤または担体を含む医薬組成物が提供される。
【0119】
本発明の好ましい実施形態において、前記医薬組成物は、さらなる治療薬と組み合わせられる。
【0120】
投与される場合、本発明の医薬組成物は薬学的に許容される製剤の形で投与される。このような製剤は通常、塩、緩衝剤、保存剤、適合性担体および任意選択で他の治療薬を薬学的に許容される濃度で含有してもよい。
【0121】
本発明の医薬組成物は、注射を含めた任意の通常の経路によって投与することができる。投与および適用は、たとえば、経口、静脈内、腹腔内、筋肉内、腔内、関節内、皮下、局所(眼)、皮膚(たとえば、皮膚または粘膜へのクリーム脂溶性インサート)、経皮的または鼻腔内であってもよい。
【0122】
本発明の医薬組成物は、有効量で投与される。「有効量」は、単独で、またはさらなる用量もしくは相乗作用がある薬物と一緒になって、所望の応答を生じる医薬/組成物の量である。これは、疾患の進行を一時的に遅らせることだけを含み得るが、より好ましくは、これは、疾患の進行を永久に停止することも含む。これは、常法によってモニタリングすることができ、または診断方法に従ってモニタリングすることができる。
【0123】
対象に投与される医薬組成物の用量は、様々なパラメータに従って、特に、使用される投与方法および対象の状況(すなわち、年齢、性別)に従って選択することができる。投与される場合、本発明の医薬組成物は、薬学的に許容される量で薬学的に許容される組成物として適用される。医薬品に使用される場合、塩は、薬学的に許容されるべきであるが、薬学的に許容されない塩は、好都合には、薬学的に許容されるその塩を調製するのに使用してもよく、本発明の範囲から除外されない。このような薬理学的に、また薬学的に許容される塩としては、それだけには限定されないが、以下の酸:塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、マレイン酸、酢酸、サリチル酸、クエン酸、ギ酸、マロン酸、コハク酸などから調製されるものが挙げられる。薬学的に許容される塩はまた、ナトリウム塩、カリウム塩またはカルシウム塩などのアルカリ金属塩またはアルカリ土類塩として調製することもできる。
【0124】
医薬組成物は、所望の場合、薬学的に許容される担体と組み合わせることもできる。本明細書で使用される「薬学的に許容される担体」という用語は、ヒトへの投与に適した、1種または複数の適合性の固体もしくは液体充填剤、賦形剤またはカプセル化物質を意味する。「担体」という用語は、適用を容易にするために有効成分と組み合わせられる、天然または合成の有機または無機の成分を示す。医薬組成物の構成成分は、所望の薬学的有効性を実質的に損なうことになる相互作用が生じないような形で、本発明の分子と、また互いに混合することもできる。
【0125】
医薬組成物は、酢酸の塩、クエン酸の塩、ホウ酸の塩およびリン酸の塩を含めた、適当な緩衝剤を含有することもできる。
【0126】
医薬組成物は、塩化ベンザルコニウム、クロロブタノール、パラベン、チメロサールなどの適当な保存剤を任意選択で含有することもできる。
【0127】
医薬組成物は、好都合には、単位剤形として提示することもでき、薬学の分野でよく知られている方法のいずれかによって調製することもできる。全ての方法は、活性剤を、1種または複数の副成分を構成する担体と結びつけるステップを含む。一般に、組成物は、活性化合物を液体担体、微粉化された固体担体、または両方と均一かつ密接に結びつけ、次いで、必要に応じて生成物を造形することによって調製される。
【0128】
経口投与に適した組成物は、それぞれ所定量の活性化合物を含有するカプセル剤、錠剤、ロゼンジなどの別個の単位として提示することもできる。他の組成物としては、シロップ剤、エリキシル剤または乳剤などの、水性液体または非水液体中の懸濁剤が挙げられる。
【0129】
非経口投与に適した組成物は、好都合には、レシピエントの血液と好ましくは等張である無菌の水性または非水性製剤を含む。この製剤は、既知の方法に従って、適当な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して製剤化することもできる。無菌の注射用製剤は、たとえば、1,3−ブタンジオール溶液のような、非毒性の非経口的に許容される賦形剤または溶媒中の無菌の注射剤または懸濁剤であってもよい。使用することができる許容される溶媒の中には、水、リンゲル液および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、無菌の固定油が溶媒または懸濁化媒体として従来使用されている。この目的のために、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含めた任意の無刺激性の固定油を使用することもできる。さらに、オレイン酸などの脂肪酸も注射剤の調製に使用することができる。経口、皮下、静脈内、筋肉内などの投与に適した担体製剤は、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,PAに見出すことができる。
【0130】
本発明のさらなる態様によれば、対象において疾患または状態を治療する方法であって、有効量の本発明による融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0131】
本発明の一態様によれば、癌に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の本発明によるTSH融合タンパク質を投与することを含む方法が提供される。
【0132】
本明細書の説明および特許請求の範囲を通じて、「含む(comprise)」および「含有する(contain)」という語およびその語の変化形、たとえば「含むこと(comprising)」および「含む(comprises)」は、「含むが、それだけには限定されない(including but not limited to)」ことを意味し、他の部分、追加物、構成成分、完全体またはステップを除外することを意図するものではない(除外しない)。
【0133】
本明細書の説明および特許請求の範囲を通じて、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数形は複数形を包含する。特に、不定冠詞が使用される場合、本明細書は、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数だけでなく複数も企図していると理解されたい。
【0134】
本発明の特定の態様、実施形態または実施例と合わせて記載されている特徴、完全体、特性、化合物、化学的部分または化学的基は、それと適合しない場合を除き、本明細書に記載の任意の他の態様、実施形態または実施例に適用できると理解されたい。
【0135】
以下、本発明の実施形態をほんの一例として以下の表および図を参照して説明する。
【0136】
表1は、完全長TSHαのドメインおよび完全長アミノ酸配列を示す。
【0137】
表2は、完全長TSH受容体のドメインおよび完全長アミノ酸配列を示す。
【0138】
表3は、完全長TSHβのドメインおよび完全長アミノ酸配列を示す。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】図1aは、プロセシングされていないヒトTSHβのアミノ酸配列である。図1bは、プロセシングされたヒトTSHβのアミノ酸配列である。図1cは、プロセシングされていないヒトTSHαのアミノ酸配列である。図1dは、プロセシングされたヒトTSHαのアミノ酸配列である。
【図2】ヒトTSH受容体のアミノ酸配列である。
【図3】ヒトTSH受容体のスプライス変異体を示す図である。
【図4】図4a〜cは、ヒトTSHβ−α−TSH受容体融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図5】図5a〜cは、ヒトTSHα−β−TSH受容体融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図6】図6a〜cは、ヒトTSHβ−TSH受容体融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図7】図7a〜cは、ヒトTSHα−TSH受容体融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図8】図8a〜cは、ヒトTSH受容体−TSHβ−α融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図9】図9a〜cは、ヒトTSH受容体−TSHα−β融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図10】図10a〜cは、ヒトTSH受容体−TSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図11】図11a〜cは、ヒトTSH受容体−TSHα融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図12】図12a〜cは、ヒトTSHα−TSH受容体−TSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図13】図13a〜cは、ヒトTSHβ−TSH−受容体−TSHα融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図14】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図15】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図16】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図17】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図18】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図19】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図20】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図21】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図22】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図23】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図24】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図25】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図26】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図27】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図28】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図29】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図30】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図31】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図32】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図33】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図34】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図35】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図36】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図37】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図38】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図39】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図40】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図41】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図42】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図43】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図44】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図45】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図46】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図47】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図48】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図49】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図50】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図51】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図52】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図53】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよび/またはTSHβ融合タンパク質のアミノ酸配列である。
【図54】TSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図55】TSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図56】TSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図57】TSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図58】TSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図59】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図60】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図61】グリコシル化モチーフを含むペプチドリンカーを介して連結されたTSHαおよびTSHβタンデム融合ポリペプチドのアミノ酸配列である。
【図62】TSHバイオアッセイにおいてクローニング、発現および試験された3種の構築物の概要および名称を示す図である。
【図63】TSH構築物を発現する細胞由来の培養物のプールをスクリーニングするための概要データを示す図である。ELISAにより、全ての構築物を0.5から2μg/mlのレベルで発現させる。
【図64】TSH構築物を発現する細胞由来の培養物のウエスタンブロットを示す図である。左図はTSHに対するウエスタンブロットであり、右図はTSH受容体に対するウエスタンブロットである。全ての構築物は、ウエスタンブロットによって表され、バンドはおよその予測サイズである。全ての構築物から、それらはTSHおよびTSH受容体の両方を有することが示される。
【図65】バイオアッセイにおける初期スクリーニングを示す図である。全ての構築物は、BSTRsaを除き、陰性対照と比較して陽性の生物反応性を示す。
【図66a】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を呈することを示すグラフである。
【図66b】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を呈することを示すグラフである。
【図66c】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を呈することを示すグラフである。
【図66d】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を呈することを示すグラフである。
【図66e】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を呈することを示すグラフである。
【図66f】バイオアッセイにおいて全ての構築物が生物活性を示すことを示すグラフである。
【0140】
材料および方法
細胞系発達
異なる5’UTRを有する2つの別個の哺乳動物発現ベクター中にTSH構築物をクローニングした。各構築物をCHO細胞に3連でトランスフェクトした。ヌクレオチドを含まない培地中で細胞を「事前選択」にかけ、安定化すると、MTXの存在下でさらに選択を行った。
【0141】
クローンのスクリーニングおよび選択
無血清培地で実施したELISAおよびウエスタンブロッティングにより、個々のCHOクローンをTSH構築物の発現についてスクリーニングした。ELISAについては、TSHに対するポリクローナル抗体およびTSHに対するモノクローナル抗体の両方によって検出を行った。ウエスタンブロッティングについては、TSHに対するポリクローナル抗体およびTSH受容体に対するポリクローナル抗体の両方を用いてタンパク質を同定した。TSHに対するポリクローナル抗体は、α鎖およびβ鎖の両方を検出するが、TSHのα鎖についてより高いシグナルが得られる。
【0142】
TSHバイオアッセイ
hTSHRおよびルシフェラーゼレポーターを安定に発現するCHO細胞系においてTSHバイオアッセイを実施した。このアッセイのために、標準TSHは通常、BSAを含有するハンクス平衡塩溶液(HBSS)で希釈される。このTSH/HBSS/BSA溶液は細胞に添加されて6時間インキュベートされた後、ルシフェラーゼが測定される。CHO細胞由来の培養物を試験するために、マトリックス干渉の可能性を調べた。そのために、TSHを0.4μg/mLで馴化培地および非馴化培地に添加した。これにより、培地マトリックスの阻害作用は軽度であることが確認され、したがって全てのアッセイにおいて培地を陰性対照とした。試料を無希釈、およびHBSS/BSAによる1:2、1:4希釈で試験した。
【0143】
TSH構築物のPKおよびPDを測定するための方法
基本的に、2つの方法を使用してPKおよびPDを測定する。これは、甲状腺が抑制されていないラットおよびマウス内在性のTSHがT3ペレットで抑制されているマウスにおいて行われる。ラットは徐放製剤評価に使用される。1群当り6匹のラットにTSH構築物を0.5mg/kgで投与し、構築物をPKについてのELISAによって測定する。7つの時点を使用する(0、1、2、4、6、8、24時間)。さらに、各時点でT3およびT4をPDについて測定する。マウスモデルをTSHの放出試験時に予め使用し、PKの目的に応じて新たに改変した。マウスにT3ペレットを植え付けてT4を抑制し、4〜6日後、TSHまたはTSH構築物の1用量を1群当り10匹のマウスに0.4mg/kgで施し、T4を3つの時点(0、6、24)で測定する。
【0144】
融合タンパク質の組換え産生
リガンドまたは受容体にアニーリングし、標的ベクター中にクローニングするのに適した制限部位を導入するように設計されたプライマーを使用して、PCRによって融合タンパク質の構成成分を生成した。PCR用の鋳型は標的遺伝子を含み、IMAGEクローン、cDNAライブラリーまたは特注で合成された遺伝子から得た。両端に適切な制限部位が隣接するリガンドおよび受容体の遺伝子を合成すると、これらを標的ベクター中のリンカー領域のいずれかの側にライゲートした。次いで、リンカー領域のそれぞれの側の2つの独特の制限部位の間に特注で合成したある長さのDNAを挿入すること、ssDNA修飾法によるリンカー領域の突然変異、適当な制限部位間へのプライマー二重鎖/多重鎖の挿入、またはPCR修飾により、この構築物を、両端に制限部位が隣接しない適切なリンカーを含有するように改変した。
【0145】
あるいは、最適なリガンドまたは受容体ドメインにアニーリングするように設計された、フランキング配列を有するリンカーを、オリゴヌクレオチド二重鎖を作製することにより初めに合成し、これをプロセシングして二本鎖DNAを生成した。次いで、リンカー配列を、リガンドおよび受容体の反対端に対して設計されるプライマーである「メガプライマー」として使用し、「メガプライマー」を、鋳型としてのリガンドおよび受容体に対して、またそれとアニーリングさせることによってPCRを実施した。末端のプライマーを、最適な発現ベクター中へのライゲーションに適した制限部位を有するように設計した。
【0146】
融合タンパク質の発現および精製
適当な系(たとえば、哺乳動物CHO細胞、大腸菌(E.coli))で発現を実施し、これは、融合遺伝子が生成されるベクターに依存していた。次いで、SDS−PAGE、Native PAGE、ウエスタンブロッティング、ELISAの1つまたは複数を含むことができる種々の方法を使用して発現を分析した。
【0147】
適当なレベルの発現が実現されると、精製およびその後の分析を行うのに十分なタンパク質を産生するために融合物をよりラージスケールで発現させた。
【0148】
精製は、イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、硫安沈殿、ゲルろ過、サイズ排除および/またはアフィニティークロマトグラフィー(ニッケル/コバルト樹脂、抗体固定化樹脂および/またはリガンド/受容体固定化樹脂を使用)などの1つまたは複数のクロマトグラフィー操作の適当な組合せを使用して実施した。
【0149】
精製されたタンパク質は、ブラッドフォードアッセイ、SDS−PAGE、Native PAGE、ウエスタンブロッティング、ELISAの1つまたは複数を含むことができる種々の方法を使用して分析した。
【0150】
融合物の特徴付け
変性PAGE、native PAGEゲルおよびウエスタンブロッティングを使用して融合ポリペプチドを分析し、融合物に対して非立体構造的に感受性の高い抗体を用いてウエスタンブロッティングを実施した。天然溶液状態分子量情報は、Superose G200分析カラムを使用したサイズ排除クロマトグラフィーおよび超遠心分析法などの技法によって得ることができる。

































































【特許請求の範囲】
【請求項1】
TSH受容体の結合ドメインに直接的または間接的に場合によって連結している甲状腺刺激ホルモンα[TSHα]および/または甲状腺刺激ホルモンβ[TSHβ]を含む融合タンパク質。
【請求項2】
TSHαおよび/またはTSHβが前記受容体の結合ドメインに連結しており、前記融合タンパク質中の前記受容体の結合ドメインのアミノ末端に位置する、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項3】
TSHαおよび/またはTSHβが前記受容体の結合ドメインに連結しており、前記融合タンパク質中の前記結合ドメインのカルボキシル末端に位置する、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項4】
TSHαおよび/またはTSHβがペプチドリンカーによって受容体の結合ドメインに連結している、請求項1から3のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項5】
前記ペプチド連結分子がペプチドGlyGlyGlyGlySerの少なくとも1コピーを含む、請求項4に記載の融合タンパク質。
【請求項6】
発明前記ペプチド連結分子がペプチドGlyGlyGlyGlySerの1〜10コピーを含む、請求項5に記載の融合タンパク質。
【請求項7】
前記ペプチドリンカー分子が、少なくとも1つの糖部分を付加するための少なくとも1つのモチーフを含むように修飾されている、請求項1から6のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項8】
前記ペプチドリンカー分子がモチーフ(XaaXaaXaaXaaXaa)の少なくとも1コピーを含み、前記モチーフがグリコシル化モチーフAsn−Xaa−SerまたはAsn−Xaa−Thrを含む、請求項7に記載の融合タンパク質。
【請求項9】
前記融合タンパク質がペプチド連結分子を含まず、TSHαおよび/またはTSHβと受容体の結合ドメインの直接融合物である、請求項1から3のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項10】
i)図4a、4bまたは4cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図4a、4bまたは4cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項11】
i)図5a、5bまたは5cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図5a、5bまたは5cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項12】
i)図6a、6bまたは6cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図6a、6bまたは6cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項13】
i)図7a、7bまたは7cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図7a、7bまたは7cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項14】
i)図8a、8bまたは8cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図8a、8bまたは8cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項15】
i)図9a、9bまたは9cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図9a、9bまたは9cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項16】
i)図10a、10bまたは10cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図10a、10bまたは10cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項17】
i)図11a、11bまたは11cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図11a、11bまたは11cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項18】
i)図12.1a、12.2a、12bまたは12cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図12a、12bまたは12cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項19】
i)図13.1a、13.2a、13bまたは13cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図13a、13bまたは13cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項20】
i)図14a、14bまたは14cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図14a、14bまたは14cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項21】
i)図15a、15bまたは15cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図15a、15bまたは15cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項22】
i)図16a、16bまたは16cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図16a、16bまたは16cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項23】
iii)図17a、17bまたは17cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
iv)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図17a、17bまたは17cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項24】
i)図18a、18bまたは18cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図18a、18bまたは18cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項25】
i)図19a、19bまたは19cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図19a、19bまたは19cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項26】
i)図20a、20bまたは20cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図20a、20bまたは20cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項27】
i)図21a、21bまたは21cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図21a、21bまたは21cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項28】
i)図22a、22bまたは22cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図22a、22bまたは22cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項29】
i)図23a、23bまたは23cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図23a、23bまたは23cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項30】
i)図24a、24bまたは24cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図24a、24bまたは24cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項31】
i)図25a、25bまたは25cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図25a、25bまたは25cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項32】
i)図26a、26bまたは26cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図26a、26bまたは26cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項33】
i)図27a、27bまたは27cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図27a、27bまたは27cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項34】
i)図28a、28bまたは28cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図28a、28bまたは28cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項35】
i)図29a、29bまたは29cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図29a、29bまたは29cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項36】
i)図30a、30bまたは30cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図30a、30bまたは30cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項37】
i)図31a、31bまたは31cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図31a、31bまたは31cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項38】
i)図32a、32bまたは32cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図32a、32bまたは32cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項39】
i)図33a、33bまたは33cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図33a、33bまたは33cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項40】
i)図34a、34bまたは34cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図34a、34bまたは34cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項41】
i)図35a、35bまたは35cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図35a、35bまたは35cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項42】
i)図36a、36bまたは36cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図36a、36bまたは36cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項43】
i)図37a、37bまたは37cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図37a、37bまたは37cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項44】
i)図38a、38bまたは38cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図38a、38bまたは38cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項45】
i)図39a、39bまたは39cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図39a、39bまたは39cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項46】
i)図40a、40bまたは40cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図40a、40bまたは40cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項47】
i)図41a、41bまたは41cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図41a、41bまたは41cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項48】
i)図42a、42bまたは42cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図42a、42bまたは42cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項49】
i)図43a、43bまたは43cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図43a、43bまたは43cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項50】
i)図44a、44bまたは44cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図44a、44bまたは44cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項51】
i)図45a、45bまたは45cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図45a、45bまたは45cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項52】
i)図46a、46bまたは46cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図46a、46bまたは46cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項53】
i)図47a、47bまたは47cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図47a、47bまたは47cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項54】
i)図48a、48bまたは48cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図48a、48bまたは48cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項55】
i)図49a、49bまたは49cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図49a、49bまたは49cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項56】
i)図50a、50bまたは50cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図50a、50bまたは50cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項57】
i)図51a、51bまたは51cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図51a、51bまたは51cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項58】
i)図52a、52bまたは52cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図52a、52bまたは52cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項59】
i)図53a、53bまたは53cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図53a、53bまたは53cに示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項60】
タンデムに連結されたTSHαおよびTSHβを含む、請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項61】
第1および第2のTSHαポリペプチドおよびTSHβポリペプチドを含む、請求項60に記載の融合タンパク質。
【請求項62】
前記第1および第2のTSHαポリペプチドおよびTSHβポリペプチドがタンデムに連結されており、前記融合タンパク質が
i)TSHβ−TSHα−TSHβ−TSHαまたは
ii)TSHα−TSHβ−TSHβ−TSHαまたは
iii)TSHβ−TSHα−TSHα−TSHβまたは
iv)TSHα−TSHβ−TSHα−TSHβ
を含む、請求項61に記載の融合タンパク質
【請求項63】
i)図54に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図54に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項64】
i)図55に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図55に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項65】
i)図56に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図56に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項66】
i)図57に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図57に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項67】
i)図58に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図58に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項68】
i)図59に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図59に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項69】
i)図60に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図60に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項70】
i)図61に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質、
ii)少なくとも1つのアミノ酸残基の付加または欠失または置換によって修飾されており、TSH受容体活性を調節する、図61に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項60から62のいずれかに記載の融合タンパク質。
【請求項71】
請求項1から70のいずれかに記載の融合タンパク質をコードする核酸分子。
【請求項72】
請求項71に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項73】
請求項71または72に記載の核酸分子またはベクターをトランスフェクトした、またはそれで形質転換した細胞。
【請求項74】
請求項1から70のいずれかに記載のポリペプチドを含み、添加剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項75】
前記ポリペプチドを治療薬と組み合わせた、請求項74に記載の医薬組成物。
【請求項76】
甲状腺癌に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の請求項1から70のいずれかに記載のTSH融合タンパク質を投与することを含む方法。
【請求項77】
多結節性甲状腺腫に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の請求項1から70のいずれかに記載のTSH融合タンパク質を投与することを含む方法。
【請求項78】
甲状腺中毒症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の請求項1から70のいずれかに記載のTSH融合タンパク質を投与することを含む方法。
【請求項79】
続発性甲状腺機能低下症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の請求項1から70のいずれかに記載のTSH融合タンパク質を投与することを含む方法。
【請求項80】
骨粗鬆症に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の請求項1から70のいずれかに記載のTSH融合タンパク質を投与することを含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66a】
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【図66b】
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【図66c】
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【図66d】
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【図66e】
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【図66f】
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【公表番号】特表2011−516043(P2011−516043A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−500291(P2011−500291)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際出願番号】PCT/GB2009/000742
【国際公開番号】WO2009/115809
【国際公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(502452978)アステリオン・リミテッド (13)
【Fターム(参考)】