説明

画像処理装置、撮像装置及びその制御方法並びに制御プログラム

【課題】外部記憶装置に保存された画像データをカメラから直接簡単に操作できる技術を提供すること。
【解決手段】 ネットワークに接続される画像処理装置であって、カメラを接続する接続手段と、前記カメラ内に保存された画像データを取得するカメラ画像取得手段と、外部記憶装置内に保存された画像データを取得する外部画像取得手段と、を含む。更に、前記カメラから指示を取得する指示取得手段と、前記カメラから取得した指示に応じて、前記カメラ又は前記外部記憶装置に保存された画像データを、前記ネットワーク上の他の画像処理装置に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、撮像装置及びその制御方法並びに制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、カメラ内蔵の画像データを、カメラを直接操作することにより、プリンタやPCといった接続デバイスへ送付する技術がある。特に、プリンタとカメラとを接続した場合の画像データ受渡し手順は、カメラ画像機器工業会(CIPA)により"PictBridge"として規格化されている。そして、PictBridge機能を利用するための特定のボタンを備えるカメラも存在する。
【0003】
さらに、カメラ直接接続によって行える作業を、プリンタとの接続による単純なプリント以外の機能も拡大しようとする試みがある(特許文献1、特許文献2)。
【0004】
一方、ネットワーク上に配置された外部記憶装置への入出力手段は、ネットワークストレージや分散ファイルシステムと呼ばれる。この種の手段として例えば、UNIX(登録商標)系ネットワークで利用されているNFS(Network File System)や、Windows(登録商標)系ネットワークで利用されているCIFS(Common Internet File System)が挙げられる。また、SMB(Server Message Block)プロトコル、あるいは、インターネット上のWWW技術の拡張として定義されたWebDAV(Distributed Authoring and Versioning)もこれに該当する。
【0005】
さらに、家庭内ネットワークでの画像音楽配信利用を想定して、DLNA(Digital Living Network Alliance)が仕様を策定している。DLNAでは、接続性向上を実現するために、UPnP仕様(UPnP AV仕様を含む)をベースとして、音声画像コーデックやメディア転送プロトコルを厳密に規定している。
【0006】
DLNAのホームネットワーク接続技術は、HDDレコーダーやPCの記憶装置(ストレージ)に保存された画像や音楽を配信することを対象としている。DLNAでは、画像データを提供するメディアサーバデバイス、画像データを再生表示するメディアレンダラ−デバイス、などが規定される他に、メディアレンダラ−デバイスにコントロールポイント機能を備えたメディアプレーヤデバイスなどが定義されている。
【0007】
【特許文献1】特開2005−123922号公報
【特許文献2】特開2005−313392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、外部記憶装置に保存された画像データをカメラから直接操作することが容易ではなかった。特に、近年、カメラ撮影された画像データを外部記憶装置に大量に保存した状況では、カメラ内蔵の記憶容量が外部記憶装置に比べて小さいため、カメラからの操作は一層困難なものとなっていた。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部記憶装置に保存された画像データを撮像装置から直接簡単に操作できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
ネットワークに接続される画像処理装置であって、
カメラと接続する接続手段と、
前記カメラにおけるユーザ操作に応じた指示を取得する指示取得手段と、
前記指示取得手段により取得した指示に応じて、前記ネットワーク上の外部記憶装置に保存された画像データを取得する取得手段と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明に係る他の装置は、
ネットワークに接続される撮像装置であって、
外部記憶装置内に保存された画像データを取得する外部画像取得手段と、
ユーザの操作に応じた指示を取得する指示取得手段と、
取得した前記指示に応じて、前記撮像装置又は前記外部記憶装置に保存された画像データを、他の画像処理装置に出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
ネットワーク及びカメラに接続された画像処理装置の制御方法であって、
前記カメラにおけるユーザ操作に応じた指示を取得する指示取得工程と、
前記指示取得工程において取得した指示に応じて、前記ネットワーク上の外部記憶装置に保存された画像データを取得する取得工程と、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、外部記憶装置に保存された画像データを撮像装置から直接簡単に操作できる技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る画像処理装置と撮像装置としてのカメラについて説明する。本実施形態はネットワーク上の画像を扱うカメラUIに関し、ネットワーク上の画像もカメラ内蔵画像と同様にカメラを直接操作することによって処理可能にする技術である。画像処理装置は、ストレージ等の外部記憶装置の画像をカメラ内蔵画像と同様にカメラで表示可能にし、カメラを操作することによって、カメラに表示された画像をネットワーク上の他デバイス(TV、プリンタ、ストレージあるいは自他カメラ)に送信する。
【0016】
本実施形態に係る画像処理装置は、特に、外部記憶装置に保存された画像データをカメラUIを用いて操作する際に、カメラ内蔵の画像データをカメラUIを用いて操作するのと同様の操作方法で、操作可能とする画像処理装置に関する。
【0017】
本実施形態では、ネットワーク上に配置された画像処理装置において、カメラ内蔵の画像データと外部記憶装置に保存された画像データとを、同様の手法で、表示端末(ディスプレイ)に送信する例について説明する。
【0018】
特に、この中で、画像処理装置に接続されたカメラに備わる表示パネル、ボタン、ズームレバーなどのカメラユーザインターフェースを用いて、操作対象の画像データの選択や送信、印刷などの操作を行う点に特徴がある。
【0019】
なお、実施の形態の説明中、映画のような動画像データばかりでなく、高精細なフォトデータ(静止画)、楽曲データ、会話音声データ、なども、画像データと総称する。
【0020】
図1は、本実施形態の典型的な利用形態を示した図であり、101は画像処理装置、102は表示端末、103は外部記憶装置、110は撮像装置としてのカメラである。
【0021】
カメラ110と画像処理装置101とは、USB(Universal Serial Bus)で接続される。また、画像処理装置101と表示端末102及び外部記憶装置103とはそれぞれネットワークに接続される。この構成で、カメラ110でのユーザによる操作が画像処理装置101で受け入れられ、カメラ110内蔵の画像データが、画像処理装置101の制御によって、表示端末102に送信されることで、表示端末102でカメラ画像を表示することが可能となる。
【0022】
図のネットワークは、企業あるいは組織内で運用されるイントラネット又はインターネットである。また、ネットワークは、家庭内の機器を接続するホームネットワークである場合もあり、屋外の機器を接続するネットワークである場合もある。また、ネットワークは、IEEE802.11やbluetooth(登録商標)などのワイヤレス接続である場合もある。更に、電力線に重畳されたネットワーク(Power Line Communications)やIEEE802.3(Ethernet(登録商標))などの有線接続である場合もある。また、カメラ110と画像処理装置101との接続は、USBに限定されない。IEEE1394やUWBなどによるデバイス接続ネットワークを利用できる。
【0023】
図2は画像処理装置101のハードウェア構成の一例を示したものである。カメラと接続して画像データの受渡しやカメラ制御を行うUSBコントローラ1011、ネットワーク接続のためのネットワークI/F1012、プログラムによる各種の処理を実行するCPU1013、プログラムや処理データを格納するメモリ1014を含む。USBコントローラは、カメラ接続手段やカメラ画像取得手段として機能する。USBコントローラは、また、外部記憶装置内に保存された画像データを取得する外部画像取得手段や、カメラから指示を取得する指示取得手段や表示制御手段としても機能する。
【0024】
なお、メモリ1014は、高速なRAMの他に、HDD装置やフラッシュメモリなど不揮発性メモリを備えても良いし、取り外し可能な記憶装置を備えても良い。ネットワークI/Fは、有線インターフェースばかりではなく、無線インターフェースを備えても良い。カメラを接続するためのインターフェースは、USBに限定されず、IEEE1394でも良い。他のメモリやネットワークI/Fも同様である。
【0025】
図3は表示端末102を動作させるハードウェア構成の一例を示す図である。プログラムによる各種処理を実行するCPU1021、プログラムや処理データを格納するメモリ1022、ネットワーク接続のためのネットワークI/F1023、処理結果や画像データを表示パネル1027に再生表示する表示コントローラ1024を備える。また、ユーザが入力を行うための周辺デバイスを制御する周辺コントローラ1025と、メモリを補助し画像データや各種情報を保存するための記憶装置1026とを更に備える。
【0026】
周辺コントローラ1025が制御する周辺デバイスの一例として、キーボードやマウスを図示しているが、制御される周辺デバイスは、赤外線リモコンやLEDコントローラあるいは外部センサー入出力コントローラであっても良い。
【0027】
図4は外部記憶装置103のハードウェア構成の一例を示す図である。プログラムによる各種の処理を実行するCPU1031、プログラムや処理データを格納するメモリ1032、ネットワークと接続するためのネットワークI/F1033、メモリを補助し画像データや各種情報を保存するための記憶装置1034、を含む。
【0028】
外部記憶装置103における記憶装置は、大容量のHDD装置やフラッシュメモリなど不揮発性メモリであり、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成や検索アクセラレータを備える場合もある。
【0029】
図5はカメラ110のハードウェア構成の一例を示す図である。プログラムによる各種の処理を実行するCPU1101、プログラムや処理データを格納するメモリ1102、処理結果や画像データを表示パネル1107に再生表示する表示コントローラ1103を含む。また、画像処理装置やPC装置といった外部機器と接続するためのUSBコントローラ1104、メモリを補助し画像データや各種情報を保存するための記憶装置1105、レンズやレンズ駆動系や光学センサーなどから構成される撮像部1106を含む。
【0030】
図6は本システムにおける各装置の機能構成を模式化した図である。画像処理装置101は、カメラ101におけるユーザの入力に従い画像処理装置101やカメラ110を制御するコントロールポイント部101aと、画像の送信を司る画像送信サーバ部101bと、画像の受信を司る画像受信部101cと、を含む。
【0031】
表示端末102は、画像の再生表示を制御する画像再生表示部102aを含む。外部記憶装置103は、画像データの保存、検索、参照を行う画像保管部103aを含む。カメラ110は、ユーザからのボタン操作などを受け付けるための入力部110aと、カメラ110の表示パネル1107への表示を制御する表示出力部110bと、カメラで撮影された画像データをカメラ110の記憶装置へ保存する画像保存部110cと、を含む。なお、画像保存部110cは、画像処理装置101の画像送信サーバ部又はカメラ110の表示出力部からの要求に応じて、カメラ110の記憶装置に保存された画像データを提供する機能も有する。
【0032】
これらの機能部を制御するためのプログラムは、それぞれの装置のメモリや記憶装置に保管され、それぞれの装置のCPUによって実行される。そして、必要に応じて、ネットワークI/FやUSBインターフェース、あるいは、各種コントローラを制御する。
【0033】
この構成によって、カメラ110の入力部から入力されたユーザによる操作に応じて、接続された画像処理装置101のコントロールポイント部を制御し、カメラ内蔵の画像データと外部記憶装置103に保存された画像データとを処理する。また、カメラ110の入力部から入力されたユーザによる操作に応じて、カメラ110の表示出力部が画像データを表示させ、表示端末102に対して画像データを送信させる。
【0034】
以下、各機能部における動作について図を用いて説明する。図7は画像処理装置101のコントロールポイント部の動作を示したフローチャートである。コントロールポイント部は、カメラ110の入力部から入力されたユーザの操作に応じたメッセージ(入力操作メッセージを受け取り、ネットワーク上の機器を操作する。ここで、入力操作メッセージには、操作されたボタンの識別情報、ボタン操作によって選択された画像データの識別情報が含まれる。
【0035】
コントロールポイント部は、まず起動時にステップS701で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)からコントロールポイント部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。
【0036】
次に、ステップS702で、接続されたカメラを検出し、カメラのボタン入力や各種情報を受渡しするためカメラとの接続を確立する。カメラが検出されない場合には、カメラの検出を待つ。
【0037】
続いて、ステップS703で、接続したカメラからカメラ識別子や所有者情報並びに記憶媒体識別子(メモリカードのような取り外し可能な記憶メディアの識別情報)を取得する。
【0038】
そして、ステップS704で、画像処理装置101が接続するネットワーク上の外部記憶装置に保存されている画像データの中から、当該カメラで撮影された画像データを検索する。
【0039】
本実施の形態では、外部記憶装置103に対して検索のリクエストを送信する。検索のリクエストには、検索条件として、カメラ識別子、カメラの所有者情報、記憶媒体識別子、などの情報を含めて送信する。
【0040】
続いて、ステップS705で、外部記憶装置103からの検索リクエストに対するレスポンスを収集する。レスポンスには、画像データの属性情報(画像種別、撮影日付、解像度、データサイズ、撮影時パラメータ、継続時間、フレームレート、ビットレート)、サムネイル画像取得パス(URL)、画像データ本体取得パス(URL)が含まれる。なお、レスポンスは、複数回に分割して収集しても良い。
【0041】
次に、ステップS706で、カメラ110からユーザによるボタン入力に応じた入力操作メッセージを受取る。ここで、ボタン入力は、カメラが備える、十字ボタン(方向ボタン)、PictBridgeボタン、メニューボタン、シャッターボタン、などが個々に識別される。ボタン入力ではないが、カメラとの接続が切断された場合も、このステップで検出される。
【0042】
続いて、ステップS707で、ユーザによるボタン入力に応じて、カメラ110の画像保存部に保存される画像データ以外の画像データを取得するよう、画像処理装置101の画像受信部にリクエストする。
【0043】
この画像データ取得をリクエストする際には、ステップS705で、取得されたサムネイル画像取得パス(URL)や画像データ本体取得パス(URL)が用いられる。
【0044】
この際、コントロールポイント部は、表示内容や画面レイアウトに応じて、画像データの必要量の取得や先読みを指示する。
【0045】
ここで、必要量の取得とは、例えば、ステップS705で収集された検索レスポンスに含まれる画像データの内、表示内容や画面レイアウトで直接参照されるサムネイル画像の取得である。また、先読みとは、表示内容や画面レイアウトで参照されるサムネイル画像の画像データ本体のユーザ指示に先行した取得である。この指示に応じて、外部画像取得手段としての画像受信部は、画像データを、随時、先読み、あるいは、分割して取得する。
【0046】
続いて、ステップS708で、ボタン入力に応じた表示内容を、カメラの表示パネルに出力するように、表示出力部を制御する。この際、表示内容の一部となる画像データは、カメラ110のボタン入力による画像データの選択に応じて、カメラ110の画像保存部に保存される画像データ、画像処理装置101の画像受信部が取得した画像データ、が選択的に用いられる(図17)。
【0047】
また、表示パネル上でのレイアウトを考慮して、サムネイル画像と画像データ本体とが選択的に用いられる。そして、次のボタン入力を受け取るために、ステップS706に戻る。なお、上記の処理中のステップS706で、カメラとの接続が失われたことが検出された場合、処理を中止し、ステップS702に戻った上で、次に、カメラの接続が検出されるのを待つ。
【0048】
以上のように、本実施の形態のカメラ110のボタン入力の解釈は、画像処理装置101のコントロールポイント部で行われる(図17)。画像データをリスト表示中にズームボタン(テレ側)が操作されると、画像データが拡大表示される。また、ズームボタン(ワイド側)が操作されると、複数画像データをリスト表示する。この際のリスト表示では、ステップS705で収集した画像データを、表示条件(例えば、日付順表示)に応じて並べて表示する。
【0049】
また、リスト表示中に十字ボタン(方向ボタン)が操作されると、リスト表示されている画像データの中の選択画像(フォーカス画像)を前後左右に移動する。リスト表示中に選択ボタンが操作されると、リスト表示されている画像データの中から選択画像(フォーカス画像)を確定し、以降の操作により、画像データの送信や印刷あるいは削除を行う。
【0050】
図8は画像処理装置101の画像送信サーバ部の動作を示したフローチャートである。画像送信サーバ部は、ネットワーク上の機器から送信される画像送信リクエストを受け取り、リクエストに応じた画像データを送信するよう機能する。画像送信サーバ部は、まず起動時にステップS801で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から画像送信サーバ部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。そして、その設定情報にしたがって、クライアントである表示端末の画像再生表示部からのリクエストを受け付けるための通信ポートを開く。
【0051】
次に、ステップS802で、ネットワーク上の機器からの画像送信リクエストを受け付ける。画像送信リクエストを受付けたら、ステップS803で、接続の可否の判定を行う。接続否ならば、接続拒否を示すエラーコードをリクエスト元にレスポンスし、S802に戻る。
【0052】
接続可ならば、ステップS804に進み、リクエスト内容を解析することで、要求された画像データの種類や画像のソース情報(カメラの画像保存部での参照情報)を特定し、さらに、配信プロトコルを判断する。
【0053】
続いて、ステップS805へ進み、要求された画像データを準備する。要求された画像データが、接続しているカメラに蓄積された画像データである場合、要求された画像データをカメラから取得するため、カメラの画像保存部に要求し、画像データを取得する。
【0054】
そして、ステップS806で、要求された配信プロトコルを用いて取得した画像データを送信する。なお、画像データの種類や配信プロトコルによっては、ステップS805及びステップS806の処理が、それぞれ別スレッドによって実行され、画像データの部分データをパイプライン(画像ストリーミング)処理する。そして、ステップS807で、画像データの送信終了を待って、ステップS802に戻り、次のリクエストを待つ。
【0055】
図9は画像処理装置101の画像受信部の動作を示したフローチャートである。画像受信部は、ネットワーク上の機器から送信された画像データを受信するよう機能する。画像受信部は、まず、起動時にステップS901で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から画像受信部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。
【0056】
そして、ステップS902で、コントロールポイント部(ステップS707)から、受信すべき画像のリクエスト内容を受け取る。リクエスト内容は、画像データを提供するネットワーク上の機器の識別情報(IPアドレスやuuidによって指定される)、画像データの種類、画像のソース情報(指定機器内での識別情報や検索条件を含む)、通信プロトコルを含む。そして、受信した画像の処理方法が指定されている。
【0057】
次に、ステップS903で、リクエスト内容にしたがって、画像データを提供するネットワーク上の指定機器と接続を確立し、指定された通信プロトコルを用いて画像データの取得リクエストを送信する。例えば、外部記憶装置103と接続し、ftpプロトコルで画像取得リクエスト(ftp−getリクエスト)を送信する。
【0058】
次に、ステップS904で、指定機器からのレスポンスを待ち、レスポンスを受け取る。レスポンスを受け取ったならば、ステップS905に進み、レスポンス内容を解析する。この解析から、リクエストの可否(成功失敗)、レスポンス送信方法、レスポンスサイズ、などを判断する。
【0059】
リクエストが失敗した場合には、ステップS902に戻り、次の画像受信処理に備える。リクエストが成功した場合には、続いて、ステップS906へ進み、レスポンス内容から、受信した画像データを取り出す。受信する画像データを複数回に分割して受け取る場合もある。
【0060】
取り出した画像データを、コントロールポイント部に渡す。典型的には、コントロールポイント部のステップS708で利用され、カメラ110の表示出力部に渡される。
【0061】
そして、ステップS907で、画像データの受信完了を待ち、ステップS902に戻り、次の画像受信処理に備える。ここでは、画像受信部自身が、送信側機器へ画像取得リクエストを発行する場合について説明しているが、上記コントロールポイント部がリクエストを発行することもある。その場合には、ステップS902、ステップS903を省略し、ステップS904から処理を行う。
【0062】
図10はカメラ110の入力部の動作を示したフローチャートである。カメラ110の入力部は、カメラ110の各種ボタンを用いたユーザからの入力を受け取り、画像処理装置101のコントロールポイント部に伝える。カメラ110の入力部は、画像処理装置101とのUSB接続以降に機能する。USB接続以前の各種ボタン操作の処理は、通常のカメラと同様である。
【0063】
カメラ110の入力部は、まず、ステップS1001で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から入力部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。
【0064】
次に、ステップS1002で、カメラ110上の各種ボタン操作を検出する。次に、ステップS1003で、検出されたボタン操作に応じて、入力操作メッセージを作成する。
【0065】
次に、ステップS1004で、作成した入力操作メッセージを画像処理装置101のコントロールポイント部に送信する。そして、次のボタン入力を待つため、ステップS1002へ戻る。
【0066】
図11はカメラ110の表示出力部の動作を示したフローチャートである。カメラ110の表示出力部は、画像処理装置101のコントロールポイント部の制御を受けて、指定されたテキストやグラフや画像などのデータをカメラ110の表示パネルに表示出力する。
【0067】
カメラ110の表示出力部は、画像処理装置101とのUSB接続以降に機能する。USB接続以前の表示パネルへの表示出力処理は、通常のカメラと同様である。カメラ110の表示出力部は、まず、ステップS1101で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から表示出力部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。
【0068】
そして、ステップS1102で、画像処理装置101のコントロールポイント部からの表示出力指示を待つ。表示出力指示を受け取ると、ステップS1103に進み、受け取った表示出力指示に、画像データ表示指示が含まれるかどうか判定する。
【0069】
画像データ表示指示が含まれる場合には、ステップS1104で、画像処理装置101の画像受信部やカメラ110の画像保存部から画像データを取得する。そして、ステップS1105で、取得した画像データを、表示出力指示に従い、デコードし、必要に応じてスケーリングする。
【0070】
そして、ステップS1106で、表示出力指示に従い、画像データを含めて、表示パネル上にレイアウトし、カメラ110の表示パネルに表示出力する(図17)。そして、ステップS1107で、次の表示出力指示を待つために、ステップS1102へ戻る。
【0071】
ステップS1106の表示出力では、ステップS1104で画像データを取得した際の取得先情報に応じて、取得先を区別可能に表示しても良い。つまり、画像処理装置の表示出力手段は、カメラやネットワーク上の他の機器から取得した画像データを、取得先が識別できる態様で表示出力することができる。
【0072】
図5及び図11では、図示しないが、音声データの出力も同様に説明される。図12はカメラ110の画像保存部の動作を示したフローチャートである。
【0073】
カメラ110の画像保存部は、画像処理装置101の画像受信部から受け取った画像データやカメラ110が撮影した画像データをカメラ110の記憶装置に保存する。また、カメラ110の画像保存部は、画像処理装置101の画像送信サーバ部やカメラ110の表示出力部からの要求に応じて、カメラ110の記憶装置に保存している画像データを提供する。
【0074】
カメラ110の画像保存部は、画像処理装置101とのUSB接続以降に機能する。USB接続以前の記憶装置への保存参照処理は、通常のカメラと同様である。カメラ110の画像保存部は、まず、ステップS1201で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から画像保存部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。
【0075】
次に、ステップS1202で、画像データの保存、参照、検索の指示を受け付ける。画像保存部への指示は、画像処理装置101のコントロールポイント部、画像送信サーバ部、画像受信部、カメラ110の表示出力部、から発行される。
【0076】
保存指示であれば、ステップS1203で、保存指示に付随して与えられた画像データを記憶装置に保存し、保存処理の成功、又は失敗を応答として送信する。保存処理が成功した場合には、応答に画像データ識別子を含めて送信する。参照指示であれば、ステップS1204で、参照指示で指定された画像データ識別子の画像データを記憶装置から取出し、取り出した画像データを応答として送信する。
【0077】
検索指示であれば、ステップS1205で、検索指示で指示された検索条件を満たす画像データを記憶装置内で検索し、検索結果(画像データ識別子の集合)を返す。それ以外であれば、ステップS1206で、エラーを返す。そして、ステップS1207で、次の指示を受け取るために、ステップS1202へ戻る。
【0078】
図13は表示端末102の画像再生表示部の動作を示したフローチャートである。表示端末102の画像再生表示部は、受信した画像データを再生し、表示端末102の表示パネルに表示出力する。
【0079】
画像再生表示部は、まず起動時にステップS1301で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から画像再生表示部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。そして、その設定情報にしたがって、クライアントである画像処理装置101のコントロールポイント部から画像再生表示リクエストを受け付けるための通信ポートを開く。
【0080】
そして、ステップS1302で、再生表示リクエストを受け付ける。次に、ステップS1303で、再生表示リクエストを解析し、再生する画像データの保存先機器の情報と画像データ識別子とを抽出する。
【0081】
次に、ステップS1304で、抽出した情報に基づいて、画像データの保存先機器から、画像データを取得する。画像データの保存先機器が、画像処理装置101の場合には、画像処理装置101の画像送信サーバ部からの画像データを取得する。また、画像データの保存先機器が、外部記憶装置103の場合には、外部記憶装置103の画像保管部からの画像データを取得する。
【0082】
次に、ステップS1304で、再生表示リクエストに含まれる画像データの属性情報、表示パラメータ、及び、画像データ自身に含まれるパラメータから、画像データをデコードし、必要に応じてスケーリングし、表示パネルに表示出力する。そして、ステップS1305で、次のリクエストを受け取るために、ステップS1302へ戻る。
【0083】
図14は外部記憶装置103の画像保管部の動作を示したフローチャートである。外部記憶装置103の画像保管部は、ネットワーク上の他機器からの保存、参照、及び、検索の各リクエストを処理できるよう、適切に画像データを保管する。
【0084】
画像保管部は、まず起動時にステップS1401で、特定のファイル(OSによってはレジストリなどのシステムデータベース)から画像保管部の動作設定情報を読み出して、読み出した動作設定情報に基づき動作を開始する。そして、その設定情報にしたがって、ネットワーク上の機器からのリクエストを受け付けるための通信ポートを開く。
【0085】
そして、ステップS1402で、ネットワーク上の機器からのリクエストを受け付ける。リクエストには、画像データの保存、参照、検索、のいずれかが指示される。保存リクエストであれば、ステップS1403で、保存リクエストに付随して与えられた画像データを受信し、外部記憶装置103の記憶装置に保存する。そして、保存処理の成功、又は失敗をクライアントに応答として送信する。保存処理が成功した場合には、応答に画像データ識別子を含めて送信する。
【0086】
参照リクエストであれば、ステップS1404で、参照リクエストで指定された画像データ識別子の画像データを記憶装置から取出し、取り出した画像データを応答として送信する。検索リクエストであれば、ステップS1405で、検索リクエストで指定された検索条件を満たす画像データを記憶装置内で検索し、検索結果(画像データ識別子の集合)を応答として送信する。
【0087】
それ以外であれば、ステップS1406で、エラーをレスポンスする。そして、ステップS1407で、次のリクエストを受け取るために、ステップS1402へ戻る。
【0088】
以上の構成で、ネットワーク上に配置された画像処理装置において、カメラ内蔵の記憶領域の画像データと外部記憶装置に保存された画像データとを、同様の手法で、表示端末に送信することが可能となる。
【0089】
特に、本実施の形態では、画像処理装置に接続されたカメラに備わる表示パネル、ボタン、ズームレバーなどのカメラユーザインターフェースを用いて、操作対象の画像データの選択や送信、印刷などの操作を行う。本実施の形態では、表示端末102に画像データを表示する例について説明しているが、出力対象は、表示端末に限定されない。例えば、プリンタ装置へ送信して印刷出力する例であっても同様に説明できる。また、外部記憶装置の画像データを、カメラへ送信して保存することも同様に説明できる。本実施の形態では、外部記憶装置の画像データを、外部記憶装置から表示端末に直接送信する例について説明しているが、表示端末への送信方法は、これに限定されない。
【0090】
例えば、画像処理装置が外部記憶装置の画像データを、一旦受け取った上で、表示装置に転送してもよい。本実施の形態では、ステップS704において、外部記憶装置103に対して検索リクエストする例について説明しているが、検索対象は、複数のデバイスであっても構わない。なお、画像処理装置は、ネットワークに接続された複数の機器から一括して画像データを取得してもよい。
【0091】
さらに、検索対象は、外部記憶装置に限定されず、画像データを保持し、送信する能力のあるデバイスであれば良い。例えば、検索対象に、第2の画像処理装置を含めてもよい。例えば、検索対象は、図15のメディアストックサーバのように、インターネットに接続された画像保管装置(サーバ)であっても良い。
【0092】
この場合、ステップS705で受け取るサムネイル画像取得パス(URL)や画像データ本体取得パス(URL)の指定方法は、例えば、インターネット接続された画像保管装置(サーバ)のドメイン名とサーバ内の画像データ識別子とから構成される。一例を以下に示す。
http://www.imagegateway.net/storage/user?userid=u01590&photoid=8576523
【0093】
また、外部記憶装置の接続方法は、ネットワーク105に限定されない。例えば、図15のように、第2ネットワークに接続された外部記憶装置であっても良い。ステップS705で受取るサムネイル画像取得パス(URL)や画像データ本体取得パス(URL)は、例えば第2ネットワークのIGD(Internet Gateway Device)を識別するリモートアクセス識別情報やユーザ認証情報を含んでも良い。以下に一例を示す。
ftp://taro:kiyanon@xxx.yyy.zzz/directory/photo/8576523
【0094】
例えば、図16のように、画像処理装置101に直接接続された外部記憶装置であっても良い。この場合の外部記憶装置は、USB接続の記憶装置である。この場合、ステップS705で受け取るサムネイル画像取得パス(URL)や画像データ本体取得パス(URL)は、他の形式でも良い。例えば、接続プロトコル指定としてhttpやftpに代えて、fileを用いることで、ローカル接続(ネットワーク接続以外)の画像データ取得方法であることを識別できる。以下にその一例を示す。
file://dev/hda2/media/photo/8576523
【0095】
本実施の形態では、説明を簡単にするため、画像処理装置101の画像送信サーバ部が、受け取ったリクエストを逐次処理する例について説明しているが、複数のリクエストを並行処理することも容易に想像できる。
【0096】
本実施の形態では、カメラ110のボタン入力を、画像処理装置101のコントロールポイント部が解釈実行する例について説明しているが、カメラ110のボタン入力の解釈実行方法は、これに限定されない。
【0097】
例えば、カメラ110がボタン入力を解釈し、論理的なコマンドとして、画像処理装置101のコントロールポイント部へ送信しても良い。この場合、画像処理装置101のコントロールポイント部で説明した機能の一部を、カメラ110の入力部と重複して備えても良い。
【0098】
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1の実施形態同様、ネットワーク上に配置された画像処理装置において、カメラ内蔵の記憶領域の画像データと外部記憶装置に保存された画像データとを、同様の手法で、表示端末に送信する技術である。
【0099】
特に、本実施の形態では、第1の実施形態では画像処理装置101が提供していたネットワーク接続機能をカメラ111が備えることで、カメラを直接ネットワークに接続する点に特徴がある。
【0100】
本実施の形態では、ハードウェア構成、及び、各ソフトウェアの動作の多くは、第1実施形態で説明した通りである。ただし、図1のネットワークの接続形態、図5で説明したカメラのハードウェア構成、図6で示した機能構成、が第1の実施形態とは異なる。
【0101】
図18は、第2の実施の形態における典型的な利用形態を示した図であり、図1とは、カメラ111が、直接ネットワークに接続されている点が異なる。図19は、第2の実施の形態におけるカメラ111のハードウェア構成の一例を示したものであり、図5とは、ネットワークと接続するためのネットワークI/F1111、を備える点が異なる。図20は、第2の実施の形態におけるプログラム構成を模式化した図であり、図6とは、カメラ111のプログラム構成が異なる。
【0102】
カメラ111は、カメラ110が備えていた入力部110a、表示出力部110b、画像保存部110cに加えて、画像処理装置101が備えていたコントロールポイント部101a、画像受信部101b、画像送信サーバ部101cを備える。
【0103】
カメラ111が備える各機能部の動作は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態において、USBによる機器間接続で行われていたコマンドやデータの受渡しが、カメラ111内部の受渡しになる点が異なる。
【0104】
以上の構成で、第1実施形態同様、ネットワーク上に配置された画像処理装置において、カメラ内蔵の記憶領域の画像データと外部記憶装置に保存された画像データとを、同様の手法で、表示端末に送信することが可能となる。
【0105】
特に、本実施の形態では、第1実施形態では、画像処理装置101が提供していたネットワーク接続機能をカメラ111が備えることで、カメラを直接ネットワーク接続することができる。
【0106】
外部記憶装置に保存された画像データを、カメラが備えるボタン類を用いたユーザインターフェースによって、カメラ内蔵の画像データと同様に操作可能となるので、新しい操作を覚える手間や混乱がなく、直感的に操作することが可能となる。
【0107】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0108】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0109】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0110】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクがある。また、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0111】
その他、クライアントPCのブラウザを用いてインターネットサイトに接続し、本発明に係るプログラムそのもの、若しくは更に自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードするという利用方法もある。また、本発明に係るプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範疇に含まれる。 また、本発明に係るプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0112】
また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0113】
さらに、PCの機能拡張ユニットに備わるメモリに本発明に係るプログラムが書き込まれ、そのプログラムに基づき、その機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行なう場合も、本発明の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置を利用した典型的なシステムを示した図である。
【図2】画像処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
【図3】表示端末のハードウェア構成の一例を示した図である。
【図4】外部記憶装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
【図5】カメラのハードウェア構成の一例を示した図である。
【図6】プログラム構成を模式化した図である。
【図7】画像処理装置のコントロールポイント部の動作を示したフローチャートである。
【図8】画像処理装置の画像送信サーバ部の動作を示したフローチャートである。
【図9】画像処理装置の画像受信部の動作を示したフローチャートである。
【図10】カメラの入力部の動作を示したフローチャートである。
【図11】カメラの表示出力部の動作を示したフローチャートである。
【図12】カメラの画像保存部の動作を示したフローチャートである。
【図13】表示端末102の画像再生表示部の動作を示したフローチャートである。
【図14】外部記憶装置103の画像保管部の動作を示したフローチャートである。
【図15】第1実施形態の別の利用形態を示した図である。
【図16】第1実施形態のさらに別の利用形態を示した図である。
【図17】カメラ機器のボタン配置及び表示例を説明する図である。
【図18】第2実施形態における典型的な利用形態を示した図である。
【図19】第2実施形態におけるカメラのハードウェア構成の一例を示した図である。
【図20】第2実施形態におけるプログラム構成を模式化した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続される画像処理装置であって、
カメラと接続する接続手段と、
前記カメラにおけるユーザの操作に応じた指示を取得する指示取得手段と、
前記指示取得手段により取得した指示に応じて、前記ネットワーク上の外部記憶装置に保存された画像データを取得する取得手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記指示取得手段により取得した指示に応じて、前記カメラ内に保存されたデータをネットワーク上の他の装置に送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記取得手段により取得した画像データを前記カメラに表示させる表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得した画像データと前記カメラ内に保存された画像データとを、あわせて表示させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得した画像データと前記カメラ内に保存された画像データとを、取得先が識別できる態様で表示させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、画像データを、随時、先読み、あるいは、分割して取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記取得手段は、前記接続手段により接続された前記カメラが撮影した画像データであって、前記外部記憶装置に保存された画像データを、選択的に取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
ネットワークに接続される撮像装置であって、
外部記憶装置内に保存された画像データを取得する外部画像取得手段と、
ユーザの操作に応じた指示を取得する指示取得手段と、
取得した前記指示に応じて、前記撮像装置、又は前記外部記憶装置に保存された画像データを、他の画像処理装置に出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
ネットワーク及びカメラに接続された画像処理装置の制御方法であって、
前記カメラにおけるユーザの操作に応じた指示を取得する指示取得工程と、
前記指示取得工程において取得した指示に応じて、前記ネットワーク上の外部記憶装置に保存された画像データを取得する取得工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
【請求項10】
請求項9記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2009−105502(P2009−105502A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−273090(P2007−273090)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】