説明

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体

【課題】書誌データを生成する必要がある配信処理を行う場合にのみ、書誌データ生成処理を実行すること。
【解決手段】原稿を光学的に読み取り原稿の画像データを生成する画像処理装置であって、プラグインを含む1以上の配信処理の中から、画像データの配信処理の選択を受け付ける第1選択手段17と、選択された配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段16と、書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、画像データから書誌データを生成する生成手段21とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャンした画像データから書誌データを生成する画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
図12は、MFP(Multifunction Peripheral)でスキャンした画像データを、ネットワークを介して端末に配信する画像処理ステムの概略構成図を示す。このような画像処理システムにおいて、例えば原稿はMFPによりスキャンされ、スキャンされた画像データはMFPによりサーバに送信される。また、画像データの配信処理を示す配信処理情報(E−mail配信、印刷、ファイルサーバへ格納等)も画像データと同時に送信される。次に、サーバは、受信した配信処理情報に基づく配信先に画像データを配信する。このとき、サーバは画像データの検索などを容易にするために、画像データの書誌データを抽出する技術が提案されている。
【0003】
特開2005−011260号公報(特許文献1)記載の技術は、画像データに文字認識処理を行ってテキストデータを生成し、生成したテキストデータと抽出ルールとに基づいて書誌データを抽出する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、スキャンした画像、又は受信した画像データ全てに対して書誌データの抽出処理を行っていた。スキャンした画像、又は受信した画像データ全てに対して書誌データの生成処理を行うと、機器のリソースに負荷を与えるため、書誌データを生成するために他の処理を待機させてしまうなどの問題点があった。
【0005】
そこで本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、書誌データを生成する必要がある配信処理を行う場合にのみ、書誌データ生成処理を実行することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一局面の画像処理装置は、原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する画像処理装置であって、プラグインを含む1以上の配信処理の中から、前記画像データの配信処理の選択を受け付ける第1選択手段と、選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、前記画像データから書誌データを生成する生成手段とを備える。
【0007】
また、本発明における他の局面の画像処理システムは、原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する画像処理装置とサーバとがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、前記画像処理装置は、プラグインを含む1以上の配信処理の中から前記画像データの配信処理の選択を受け付ける第1選択手段と、選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、書誌データ生成要求と前記画像データとを送信する送信手段とを備え、前記サーバは、前記送信手段から前記書誌データ生成要求と前記画像データとを受信した場合、前記画像データから書誌データを生成する生成手段とを備える。
【0008】
また、本発明の画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法は、コンピュータにより実行可能なプログラムにより実現することができ、また、プログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
【発明の効果】
【0009】
書誌データを生成する必要がある配信処理を行う場合にのみ、書誌データ生成処理を実行することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】MFPがネットワークを介してサーバと接続された画像処理システムの概略構成図である。
【図2】MFPの機能ブロック図の一例である。
【図3】MFPとネットワークを介して接続されたサーバの機能ブロック図の一例である。
【図4】MFPとネットワークを介して接続された外部コンピュータの機能ブロック図の一例である。
【図5】外部コンピュータと接続されたディスプレイに表示される管理ツール部が表示するGUIの一例である。
【図6】書誌データの修正に伴い表示部に表示される書誌データの遷移を示す遷移図である。
【図7】処理フローに従いMFPが画像データを配信する手順のシーケンス図である。
【図8】処理フローに従いサーバが画像データを配信する手順のシーケンス図である。
【図9】画像処理システムにおいて書誌データを生成する処理概念図である。
【図10】書誌データ生成機能を有するプラグインの一例を示す図である。
【図11】実施例1における表示画面の遷移の一例を示す図である。
【図12】MFPでスキャンした画像データを、ネットワークを介して端末に配信する画像処理システムの概略構成図である(従来図)。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1は、MFP100がネットワーク103を介してサーバ200と接続された画像処理システムの概略構成図を示す。
【0012】
本実施例のMFP100は、原稿をスキャンして得られた画像データの配信処理を選択し、選択された配信処理に基づいて書誌データを生成するか否かを判定することができることを特徴とする。書誌データは例えば、画像データにOCR(Optical Character Reader)を施し、中間データとして得られたテキストデータから抽出された文書名である。すなわち、中間データのテキストデータから抽出した一部(又は全部であってもよい)のテキストデータが書誌データである。なお、以下では、画像データと書誌データのように一回のスキャンに伴うデータをまとめてスキャンデータという場合がある。
【0013】
複数のMFP100は、主にスキャナ機能を提供する装置であってもよいし、複写機能、ファクシミリ機能を備えている装置でもよく、また、スキャナ装置であってもよい。MFP100でスキャンした画像データ及び生成された書誌データは、サーバ200に送信される。サーバ200は、これらを蓄積して管理したりさらにユーザのPC(パーソナルコンピュータ)104に配信したりする。
【0014】
MFP100は、単体でも書誌データの生成、修正及び配信の処理を完結できるが、ネットワーク103に接続された外部コンピュータ101と外部コンピュータ102がこれらの処理を支援することができる。ネットワーク103は、LAN、WAN、インターネット等のであり、TCP/IPなど所定のプロトコルで接続されている。
【0015】
<MFP100が書誌データを生成する構成>
図2は、MFP100の機能ブロック図の一例を示す。MFP100は、スキャナエンジン11と演算装置16等がバスを介して接続されている。スキャナエンジン11は、主走査方向に光電変換素子が1列に並んだラインセンサが副走査方向に原稿をスキャンして各画素を所定の輝度階調で表すデジタルデータに変換する。操作部12は、ユーザからの操作を入力するキーボード、ポインティングデバイス、表示部14と兼用されたタッチパネル等である。NIC(Network Interface Card)13は、所定のプロトコルでネットワーク103に接続するためのインターフェースであり、例えばLANカードである。表示部14は、液晶ディスプレイ等で構成されたユーザインターフェースであり、スキャン条件、動作状況、操作メニュー、エラーメッセージ等を表示する。そして本実施例では、表示部14に書誌データを表示することもできる。
【0016】
記憶装置15はハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等、不揮発性メモリであり、画像データ、OS、プログラム、ファイル等を記憶している。本実施例では、配信処理選択プログラム17P、書誌データ表示制御プログラム18P、書誌データ修正プログラム19P、各種のプラグインプログラム20P、管理ツールプログラム30Pを記憶している。これらのプログラムは記憶媒体9に記憶して配布されたり、また、ネットワーク103を介してダウンロードされたりする。
【0017】
演算装置16は、OS、種々のプログラム、などを記憶装置15からロードして実行して種々の機能を提供すると共に、MFP100が行う処理を統括的に制御する。本実施例では、配信処理選択プログラム17Pを演算装置16が実行することで配信処理選択部17が実現され、書誌データ表示制御プログラム18Pを演算装置16が実行することで書誌データ表示制御部18が実現され、書誌データ修正プログラム19Pを演算装置16が実行することで書誌データ修正部19が実現され、プラグインプログラム20Pを演算装置16が実行することでプラグイン20が実現される。
【0018】
なお、プラグインプログラム20Pを実行することで実現されるプラグイン20は複数ある。これらについては後述するが、プラグイン20は、例えば、OCR処理して文書名を抽出する機能、画像データのフォーマット(tiff、Jpeg、Gif等)からPDF(Portable Document File)に変換する機能、画像データを電子メールに添付して送信する機能、画像データと書誌データをサーバ200に登録する機能、画像データをFAX送信する機能、等である。これらのプラグイン20は、後述する管理ツール部プログラム30Pを用いてユーザがカスタマイズできるようになっている。
【0019】
本実施例では、配信処理に用いられるプラグイン20の中に、書誌データを生成する機能(書誌データ生成部21)が実装されているプラグイン20があることを特徴とする。書誌データ生成部21は、スキャナエンジン11が生成した画像データから書誌データを生成する。ここで、配信処理とは、入力系のプラグイン(例えば、スキャン入力、E−mail受信等)、画像変換系のプラグイン(例えば、PDF変換等)、出力系のプラグイン(E−mail送信、印刷、サーバへ格納等)の中から適宜組み合わせたフローのことを言う。
【0020】
また、書誌データ生成部21は、例えば、OCRにより画像データに含まれる文字を認識し、中間データとしてのテキストデータから所定の文字列を抽出し書誌データとする。例えば、文書名を書誌データとする場合、最初のスキャン頁のうち「文字サイズが他より大きい文字列、中央にセンタリングされている」等の特徴のある文字列を書誌データとする。また、例えば、原稿の「キーワード」を書誌データとする場合、文書内に何度も登場する名詞を書誌データとする。
【0021】
また、原稿のうちユーザが指定した箇所、又は、ユーザが読み取り位置を指定したその位置にあるテキストデータを書誌データとすることができる。
【0022】
また、書誌データ生成部21は、原稿をOCR処理するのでなく、帳票識別(罫線による枠組みを認識)して書誌データを生成してもよい。原稿が帳票である場合、帳票に書き込まれた全ての情報が書誌データとなりうるし、帳票のうちユーザが指定した箇所(例えば、記入者名、社員コード)を書誌データに指定することができる。
【0023】
このように、書誌データの内容は適宜設定できるものであり、書誌データ生成部21は設定された書誌データ及びその特徴に基づき書誌データを生成する。生成された書誌データに付与する名称(例えば文書名)は、商品名や伝票番号などユーザが識別しやすい適切な名称を付けることができる。なお、書誌データを文書名とした場合は、通常、書誌データは1つであるし、キーワードとした場合は、書誌データが複数となることがあるように、書誌データの数は複数ページに及ぶ場合がある1つの原稿に対し1以上である。
【0024】
配信処理選択部17は、原稿のスキャンを実行する際に、配信処理一覧を表示部14に表示し、ユーザによる配信処理の選択を実現する手段である。
【0025】
書誌データ表示制御部18は書誌データを表示部14に表示し、書誌データ修正部19はユーザが修正した書誌データにより修正前の書誌データを上書き保存する。なお、書誌データ表示制御部18、書誌データ修正部19はプラグイン20により実現されてもよい。
【0026】
また、プラグイン20が生成した書誌データを表示するか否かは、予めプラグイン20に設定されている。したがって、あるプラグイン20により生成された書誌データは必ず表示部14に表示されるよう設定することができ、また、あるプラグイン20により生成された書誌データは表示部14に表示されることなく配信されるよう設定することができる。
【0027】
また、書誌データを表示部14に表示するか否かをユーザが設定してもよい。例えば、ユーザは操作部12から書誌データを表示及び修正するか否かを設定する設定モードを呼び出し、書誌データを表示しないように設定することで、生成された書誌データを表示しないように設定することができる。
【0028】
同様にして、プラグイン20が生成する書誌データ(文書名なのか、キーワードなのかなど)はプラグイン毎に設定されていてもよいし、ユーザがMFP100に直接的又は間接的に設定してもよい。プラグイン毎に設定されている場合、起動するプラグイン20により生成される書誌データも自動的に決定され、ユーザが設定する場合は所望の書誌データを生成できる。
【0029】
<サーバ200が書誌データを生成する構成>
書誌データ生成部21をMFP100が実行するのでなく、サーバ200により実現されてもよい。図3は、MFP100とネットワーク103を介して接続されたサーバ200の機能ブロック図の一例を示す。サーバ200は、RAM41、ROM42、キーボードなどの入力装置43、NIC44、ディスプレイの表示を制御する表示制御部45、記憶装置46及びCPU47を有する。そして、CPU47が記憶装置46に記憶されたプラグインプログラム20Pを実行することで、書誌データ生成部21が実現される。なお、図3のような形態でも、書誌データ生成部21をプラグイン20により実現できる。
【0030】
サーバ200の書誌データ生成部21は、ネットワーク103を介して画像データを受信し、書誌データを生成する。生成された書誌データはネットワーク103を介してMFP100に送信され、ユーザにて修正が行われた場合、再度サーバ200に送信される。そして、サーバ200が画像データと書誌データとを配信する。
【0031】
なお、サーバ200では書誌データの生成のみを実行し、ユーザによる修正、画像データ及び書誌データの配信はMFP100にて実行してもよい。
【0032】
<MFP100等の処理フローのカスタマイズ>
MFP100又はサーバ200の処理は書誌データの生成だけであるとは限らず、また、複数の処理が可能であってもそれを固定すると各ユーザの嗜好に対応できず好ましくない。そこで、本実施例では、MFP100又はサーバ200の処理フローをカスタマイズできるようになっている。図4では、カスタマイズするため外部コンピュータ102がMFP100に接続されているが、これはPC104又はサーバ200と兼用してもよい。
【0033】
図4は、MFP100とネットワーク103を介して接続された外部コンピュータ102の機能ブロック図の一例を示す。なお、図4において図3と同一構成には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0034】
カスタマイズの機能は、管理ツールプログラム30PをCPU47が実行して実現される管理ツール部30により提供される。管理ツールプログラム30Pは、MFP100の記憶装置15又は外部コンピュータ102の記憶装置46に記憶されており、MFP100の記憶装置15に記憶されている場合は、外部コンピュータ102にダウンロードされてから実行される。
【0035】
管理ツール部30は、MFP100の記憶装置46に記憶されているプラグインプログラム20Pの一覧を取得し、どのプラグインプログラム20を使用するか、また、その順番などをユーザが決定することを支援する。
【0036】
管理ツール部30について説明する。図5は、外部コンピュータ102と接続されたディスプレイに表示される管理ツール部30が表示するGUI(Graphical User Interface)の一例を示す。書誌データ生成部21や種々の機能をプラグイン20により実現することで、MFP100の処理手順や機能を固定化することなく、ユーザがカスタマイズしやすくすることができる。
【0037】
ユーザが管理ツールプログラム30Pを記憶装置15からダウンロードしたり、記憶装置46の管理ツールプログラム30Pを起動したりすると、図5のような現在のMFP100の処理手順が表示される。
【0038】
「文書管理へ登録」ボックス34は、サーバ200へ画像データと書誌データとを登録する機能を意味する。ここで、「文書管理へ登録」プラグインは、書誌データ生成機能を有しているとする。
【0039】
このとき、演算装置16は「文書管理へ登録」を実行する場合に、まず、書誌データ生成処理を実行する。書誌データ生成処理は例えば、画像データの先頭ページにOCRを実行し、文書名に相応しいと思われる文字列を自動抽出する。また、抽出された文字列を、「文書名」という名前の付いた書誌データとして記憶装置15に格納する。
【0040】
次に、書誌データが生成された場合、「文書管理へ登録」機能を実現するプラグインプログラム(例えば文書登録プログラム)20Pは、サーバ200(例えばソフトウェアのデータベース、さらに配信機能を備えていてもよい)へ、画像データと書誌データとを登録する。
【0041】
「PDF変換」ボックス35は、画像データをPDFフォーマットに変換する機能を意味する。この機能を実現するプラグインプログラム(例えばPDF変換プログラム)20Pは、画像データ(MFP100が生成するTIFFやJPEGフォーマット)を、PDFというフォーマットのデータに変換する。
【0042】
「メール」ボックス36は、画像データをメール本文に添付して送信する機能を意味する。この機能を実現するプラグインプログラム(例えばメールプログラム)20Pは、画像データをメール本文に添付して送信する。図5の処理手順では、PDFに変換された画像データがメールに添付される。
【0043】
なお、「PDF変換」プラグイン、「メール」プラグインは、書誌データ生成機能を有していないとする。よって、「PDF変換」処理、「メール」処理において書誌データ生成処理は行われずに通常の処理が行われる。
【0044】
このように、MFP101は、機能の異なるプラグイン20を提供することができる。
1.画像データを加工するプラグイン
2.画像データや書誌データを、配信先へ転送するプラグイン
上記プラグインの中には、画像データから書誌データを生成する書誌データ生成機能を有するプラグインが含まれる。また、ユーザは、MFP100がプラグインプログラム20Pにて提供する配信処理をカスタマイズできる。例えば、図5に示すような配信処理から、マウスにより各ボックスを選択し、ドラッグすることで配置を変更したり、選択後削除したりすることで不要な機能を省略できる。
【0045】
処理フローはユーザ毎に定義できる。管理ツール部30は、ユーザの所定の操作により処理フローを外部コンピュータ102からMFP100に送信する。MFP100の演算装置16は、受信した処理フローを例えばユーザIDに対応づけて記憶装置15に記憶する。したがって、MFP100は、記憶している処理フローに従いプラグイン20を起動して処理すればよいことになる。
【0046】
<書誌データの修正例>
続いて、本実施例の書誌データ修正方法の手順を説明する。ここでは、MFP100が書誌データを生成するものとする。図6は、書誌データの修正に伴い表示部14に表示される書誌データの遷移を示す遷移図である。なお、図6では、スキャン時にユーザが選択した配信処理には、書誌データ生成機能を有するプラグインが含まれているとする。
【0047】
St10:MFP100は待機状態で、スキャンするユーザのために「原稿をセットしてください」と表示している。ユーザが配信処理を選択してスタートキー31を操作すると、演算装置16がスキャナエンジン11を制御して、原稿の読み取りを開始する。なお、スタートキー31にはLEDが内蔵されていて、動作状態に応じて点灯色が変化する。また、配信処理の選択については、演算装置16は原稿がセットされたことを検知すると、配信処理選択部17は配信処理一覧を表示部14に表示して、ユーザに配信処理を選択させるようにすればよい。
【0048】
St20:配信処理が選択され、スタートキーが押下された場合、演算装置16は表示部14に「原稿を読み取り中です」と表示する。また、原稿の読み取り中はスタートキー31の点灯色が変わり、スタートキー31を操作できなくなる。読み取りが終了すると読み取られた画像データは記憶装置15に記憶される。
【0049】
St30:読み取りが終了すると、演算装置16は書誌データ生成部21を起動するか、起動している書誌データ生成部21を読み出し、書誌データ生成部21が記憶装置15の画像データから書誌データを生成する。これにより、演算装置16は表示部14に「書誌データを生成中です」と表示する。この間もスタートキー31は操作できないままである。
【0050】
St40:書誌データの生成が終了すると、演算装置16は書誌データ表示制御部18に書誌データの表示を要求する。図では表示部14に「××報店書」と表示されている。図では書誌データを原稿の文書名とした。なお、書誌データが生成されるとスタートキー31を操作することが可能となる。
【0051】
St50:書誌データが表示された状態、又は、例えば修正モードへ切り替える操作をユーザが入力すると、ユーザが書誌データを修正することができる。演算装置16は書誌データ修正部19を起動して、書誌データ修正部19は例えばソフトウェアキーボードを表示部14に表示したり、画数や文字形状の類似した別の候補文字を表示したりする。ユーザが表示された書誌データを入力して修正したり候補文字から選択したりすると、書誌データ修正部19は記憶装置15に記憶している書誌データを修正する(上書きする)。書誌データの修正が終了すると、ユーザはスタートキー31を操作する。
【0052】
St60:ユーザがスタートキー31を操作すると、演算装置16は、選択された配信処理を実行することで、NIC13により配信先(例えば、サーバ200)のアドレスに対し、画像データと修正された書誌データとを送信する。送信が完了すると、演算装置16は表示部14に「文書を送信しました。」と表示する。タッチパネルに表示された「確認」にユーザが触れたり、一定時間が過ぎたりすると、演算装置16はSt10の状態に戻り、次のスキャン操作の待機状態となる。
【0053】
<シーケンス>
図6で説明したように、書誌データを生成する(文書名を抽出してよい)のは、St30〜40の間である。また、実際に文書を配信するのは、St50〜60の間である。
【0054】
演算装置16は、スキャン時に選択された配信処理のフロー全体を定義する処理フローを参照して、どのプラグイン20が、どの状態の時に実行すべきかを判断し、一連の処理を制御する。演算装置16は、スキャンが実行されると、ユーザID等で指定される処理すべきフロー図を記憶装置15から読み出す。このとき、フロー図に含まれるプラグインの中に書誌データ生成機能が含まれる場合に、MFP100が生成した画像データから書誌データを生成するよう書誌データ生成部21に要求する。また、処理フローに必要なプラグインプログラム20Pを実行して、処理フローを準備する。
【0055】
図7は、処理フローに従いMFP100が画像データを配信する手順のシーケンス図を示す。概略を説明する。
【0056】
演算装置16は、「書誌データ生成モード」と「配信モード」の2つのモードで処理を実行することができる。このモード毎に画像データ又は書誌データを記憶しておくキュー(先入れ先出しの記憶手段)を用意している。
【0057】
まず、演算装置16は、実行する配信処理のプラグインの中に「書誌データ生成モード」で処理すべき機能があるか否かを適宜判断する。「書誌データ生成モード」がある場合、演算装置16は、「書誌データ生成モード」で処理を実行する。現在どのモードで実行中かは、各プラグイン20にプログラム間通信等で通知される。
【0058】
図7にについて説明する。MFP100はユーザの操作に基づき原稿をスキャンする(S10)。このとき、配信処理選択部17は、画像データの配信処理の選択を受け付ける。画像データは演算装置16に転送され(S11)、演算装置16は画像データを記憶装置15に記憶させる(S12)。この間、表示部14は図6のSt10、St20のメッセージが表示される。
【0059】
次に、演算装置16は、選択された処理フローを記憶装置15から読み出す(S13)。次に、演算装置16は、取得した処理フローで設定されているプラグインの中に、書誌データ生成機能を有するプラグインがあるか否かを判定する(S14)。ここで、ステップS14において、書誌データ生成機能を有するプラグインがあると判定されたとする。
【0060】
次に、演算装置16は、書誌データ生成モードの実行を所定のプラグイン20に要求する(S15)。書誌データ生成機能を有するプラグイン20(又は書誌データ生成部21)は、画像データから書誌データを生成する(S16)。この間、表示部14は図6のSt30のようになる。そして、書誌データ生成部21は書誌データを記憶装置15に記憶する(S17)。次に、プラグイン20は、書誌データの生成処理が完了したことを演算装置16に伝える(S18)。
【0061】
次に、書誌データ表示制御部18は、書誌データを記憶装置15から読み出し(S19)、表示部14に表示する(S20)。これにより、表示部14は図6のSt40のように書誌データが表示される。
【0062】
ユーザは表示された書誌データをチェックして、修正の必要があれば操作部12により書誌データを修正する(S21)。書誌データ修正部19は、修正後の書誌データを取得し(S22)、記憶装置15の書誌データを上書き保存する(S23)。これにより、記憶装置15の書誌データが修正されたことになる。
【0063】
次に、演算装置16はモードを「配信モード」に切り替え(S24)、以降の処理を実行する。配信処理に設定されている各プラグイン20は、配信処理を実行するため(S25)、画像データと書誌データを記憶装置15から読み出す(S26)。そして、指定された配信先へ画像データと書誌データを送信する。
【0064】
処理が完了すると、演算装置16に通知され(S27)、表示部14の表示を次のスキャンを待機する待機状態に変更する(S28)。また、図7では不図示であるが、PDFに変換するプラグイン20やメール送信するプラグイン20は、選択された配信処理の処理フローに定義されていれば「配信モード」でそれぞれの処理を実行する。
【0065】
次に、MFP100と接続されたサーバ200により書誌データを生成する画像処理システムの配信処理について説明する。
【0066】
図8は、処理フローに従いサーバ200が画像データを配信する手順のシーケンス図を示す。なお、図8において図7と同一ステップには同一の符号を付し、その説明は簡単に行う。
【0067】
MFP100はユーザの操作に基づき原稿をスキャンする(S10)。このとき、配信処理選択部17は、配信処理の選択を受け付ける。画像データはCPU47に転送され(S11)、CPU47は画像データを記憶装置15に記憶させる(S12)。
【0068】
次に、CPU47は、選択された配信処理の処理フローを記憶装置46から読み出す(S13)。CPU47は、取得した処理フローで設定されているプラグインの中に、書誌データ生成機能を有するプラグインがあるか否かを判定する(S14)。ここで、ステップS14において、書誌データ生成機能を有するプラグインがあると判定されたとする。
【0069】
次に、CPU47は、取得した処理フローの実行を所定のプラグイン20に要求する(S15)。書誌データを生成するプラグイン20(又は書誌データ生成部21)は、記憶装置46から画像データを読み出す(S15−2)。
【0070】
次に、書誌データ生成機能を有するプラグイン20(又は書誌データ生成部21)は、画像データから書誌データを生成する(S16)。書誌データ生成部21は書誌データを記憶装置46に記憶する(S17)。
【0071】
次に、書誌データ表示制御部18は、書誌データを表示部14に表示する(S20)。ユーザは表示された書誌データをチェックして、修正の必要があれば操作部12により書誌データを修正する(S21)。
【0072】
プラグイン20(又は書誌データ修正部19)は、修正後の書誌データを取得し(S22)、記憶装置46から画像データを読み出す(S22−2)。そして、読み出した画像データと修正後の書誌データを記憶装置46にスプールする(S23)。
【0073】
次に、CPU47はモードを「配信モード」に切り替え(S24)、以降の処理を実行する。選択された配信処理に設定されているプラグイン20は、配信処理を実行するため(S25)、画像データと書誌データを記憶装置46から読み出す(S26)。そして、指定された配信先へ画像データと書誌データを送信する。
【0074】
処理が完了すると、CPU47に通知され(S27)、表示部14の表示を次のスキャンを待機する待機状態に変更する(S28)。
【0075】
図9は、画像処理システムにおいて書誌データを生成する処理概念図である。MFPアプリケーション51(演算装置16)は、配信設定記憶部52(記憶装置15)からUI情報を取得する(S101)。
【0076】
次に、MFPアプリケーション51は、取得したUI情報に基づいてMFP100のオペレーションパネル(表示部14)にUIを表示する(S102)。表示画面Aは、配信処理の一覧を表示した画面である。
【0077】
次に、ユーザは、UIに表示された配信処理一覧から1つの配信処理を選択し、原稿をセットしてスキャンを実行するためにスタートボタンを押下する(S103)。スキャナエンジン11は、スキャンした画像データを生成し、生成した画像データをスキャンイベントハンドラ54(演算装置16)へ通知する(S104)。
【0078】
次に、スキャンイベントハンドラ54は、スキャン完了のイベントを受け取る。このとき、ユーザにより選択された配信処理情報を取得することができるため、取得した配信処理情報から実際の配信処理を示す処理フローを取得する(S105)。また、スキャンイベントハンドラ54は、取得した処理フローに含まれるプラグインの中に書誌データ生成機能を有するプラグインがあるか否かを判定する。
【0079】
スキャンイベントハンドラ54は、書誌データ生成機能を有するプラグインがあると判定した場合、書誌データを生成するのに必要な画像データのページ番号も取得する。例えば、必要なページ番号は、文書名の書誌データを生成する場合1ページのみであったり、キーワードの書誌データを生成する場合全ページ又は所定数ページであったりする。また、必要なページ番号は、書誌データの種類によって事前に設定されていてもよいし、書誌データを生成する度にユーザにより設定されるようにしてもよい。
【0080】
次に、スキャンイベントハンドラ54は、書誌データを生成する必要がある場合、書誌データ生成対象のページのみ、及び配信処理情報を画像データ転送部55(演算装置16)へ送信する(S106)。
【0081】
次に、画像データ転送部55は、ネットワークを介して接続されているサーバ200に対し、書誌データ生成対象のページと配信処理情報をサーバ200に送信する(S107)。
【0082】
次に、サーバ200のスキャナアプリケーション61(CPU41)は、MFP100から受信したデータをFlowコントローラ62に出力し、書誌データ生成モードを実行するよう依頼する(S108)。
【0083】
次に、Flowコントローラ62は、配信処理のプラグインを実行するときに書誌データ生成モードで実行する(S109)。これより、画像データの書誌データを生成する必要があるときのみ、書誌データ生成処理を行うことができる。
【0084】
なお、各プラグイン20は、生成した書誌データを文書のプレビュー用書誌データの中に追加する。MFPアプリケーション51にはこのプレビュー用書誌データがサーバ200からフィードバックされる。MFPアプリケーション51は、取得したプレビュー用書誌データを表示部14に表示する。これより、ユーザは生成された書誌データを確認することができる。
【0085】
図10は、書誌データ生成機能を有するプラグインの一例を示す図である。図10に示すように、配信処理を実行するプラグインAが書誌データ生成機能を有する場合は、このプラグインAは、通常モード(配信モード)と書誌データ生成モードとの2つのモードを有する。プラグインAが実行される場合、Flowコントローラ62は、まず始めにプラグインAを書誌データ生成モードで実行する。書誌データの生成が完了すると、Flowコントローラ62は、プラグインAを通常モードで実行する。通常モードで実行されると、画像データと書誌データとが配信先に配信される。
【0086】
<表示画面の遷移>
図11は、実施例1における表示画面の遷移の一例を示す図である。図11(A)は、原稿のスキャン時に配信処理を選択する表示画面の一例を示す図である。図11(A)に示すように、ユーザによりOCRReaderの処理が選択されてスタートボタンが押されたとする。このとき、OCRReaderは書誌データ生成機能を有するプラグインだとする。
【0087】
次に、MFP100又はサーバ200により書誌データ生成モードが実行され、書誌データが生成された場合、図11(B)のような書誌データ生成結果画面が表示される。図11(B)は、書誌データ生成画面の一例を示す図である。図11(B)に示すように書誌データ生成結果画面には、書誌データ生成結果情報を出力する領域、配信処理を継続する送信継続ボタン、配信処理を中止する送信中止ボタン、書誌データを修正するための修正画面を表示させる修正ボタンなどが含まれる。
【0088】
これにより、配信を行う画像データの書誌データを確認することができるため、ユーザ所望の内容と異なっている場合には書誌データの修正を表示画面上で行うことができる。
【0089】
以上説明したように、本実施例のMFP100等によれば、配信処理の種類に応じて書誌データ生成処理を行うか否かを決定することができる。
【0090】
また、本実施例では、ユーザがPC104から、Webブラウザ(Microsoft社のIE(登録商標)など)を使って、書誌データの確認・修正や、配信指示を行うこともできる。電子メールにより書誌データを送受信すればよい。
【0091】
ユーザがWebブラウザを介してサーバ200にアクセスする場合、書誌データ表示画面生成部はHTML(HyperText Markup Language)により記述された表示画面情報を生成する。GUI情報のひな形は予め記憶装置46に格納されているので、書誌データ等を埋め込むことでユーザ毎に表示画面情報を生成できる。これより、ユーザのPC104で書誌データを修正する場合は、MFP100の前で待機する必要がない。
【0092】
また、本実施例のサーバ200は、スキャナアプリサーバとしても配信サーバとしても機能する構成を有することで説明したが、機能毎にサーバを分けて構成するようにしてもよい。
【0093】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせて画像処理装置及び画像処理システムを構成することも可能である。
【0094】
なお、実施例において説明した処理内容をプログラムとし、このプログラムをコンピュータに実行させて前述した処理を画像処理装置及び画像処理システムに実行させることも可能である。また、このプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムが記録された記録媒体をコンピュータに読み取らせて、前述した処理を画像処理装置及び画像処理システムに実行させることも可能である。
【符号の説明】
【0095】
9 記憶媒体
11 スキャナエンジン
12 操作部
13、44 NIC
14 表示部
15、46 記憶装置
16 演算装置
17 配信処理選択部
18 書誌データ表示制御部
19 書誌データ修正部
20 プラグイン
21 書誌データ生成部
30 管理ツール部
100 MFP
101、102 外部コンピュータ
103 ネットワーク
104 PC(パーソナルコンピュータ)
200 サーバ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0096】
【特許文献1】特開2005−011260号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する画像処理装置であって、
プラグインを含む1以上の配信処理の中から、前記画像データの配信処理の選択を受け付ける第1選択手段と、
選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、前記画像データから書誌データを生成する生成手段と
を備える画像処理装置。
【請求項2】
前記生成手段は、
前記書誌データを生成する場合、前記画像データのうち前記書誌データの生成に必要なページのみを用いる請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記生成手段により生成された書誌データを表示画面に表示する表示手段を備える請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記表示画面に表示された書誌データの修正を受け付ける修正手段を備える請求項3記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記生成手段により書誌データが生成された場合、第1選択手段により選択された配信処理を行うか否かの選択を受け付ける第2選択手段と、
前記第2選択手段の選択結果により配信処理を行う場合、該配信処理に従って前記書誌データ及び前記画像データを配信する配信手段とを備える請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する画像処理装置とサーバとがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
プラグインを含む1以上の配信処理の中から、前記画像データの配信処理の選択を受け付ける第1選択手段と、
選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、書誌データ生成要求と前記画像データとを送信する送信手段と
を備え、
前記サーバは、
前記送信手段から前記書誌データ生成要求と前記画像データとを受信した場合、前記画像データから書誌データを生成する生成手段と
を備える画像処理システム。
【請求項7】
前記送信手段により送信される画像データは、前記書誌データの生成に必要な画像データのページのみである請求項6記載の画像処理システム。
【請求項8】
前記サーバは、
前記生成手段により生成された書誌データを前記画像処理装置に送信する送信手段を備え、
前記画像処理装置は、
前記サーバから前記書誌データを受信した場合、該書誌データを表示画面に表示する表示手段を備える請求項6又は7記載の画像処理システム。
【請求項9】
前記画像処理装置は、
前記表示画面に表示された書誌データの修正を受け付ける修正手段を備える請求項8記載の画像処理システム。
【請求項10】
前記画像処理装置は、
前記サーバから前記書誌データを受信した場合、前記第1選択手段により選択された配信処理を行うか否かの選択を受け付ける第2選択手段と、
前記第2選択手段の選択結果により配信処理を行う場合、前記書誌データ、前記画像データ、及び前記配信処理の情報を示す配信処理情報を前記サーバに送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
前記画像処理装置から前記書誌データ、前記画像データ、及び前記配信処理情報を受信した場合、前記配信処理情報に基づいて前記書誌データ及び前記画像データを配信する配信手段を備える請求項8又は9記載の画像処理システム。
【請求項11】
原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する画像処理装置における画像処理方法であって、
プラグインを含む1以上の配信処理の中から、前記画像データの配信先を選択する選択段階と、
選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定段階と、
前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、前記画像データから書誌データを生成する生成段階と
を有する画像処理方法。
【請求項12】
コンピュータを、
原稿を光学的に読み取り前記原稿の画像データを生成する読取手段と、
プラグインを含む1以上の配信処理の中から、前記画像データの配信先を選択する選択手段と、
選択された前記配信処理に含まれるプラグインの中に書誌データを生成する機能が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記書誌データを生成する機能が含まれていると判定された場合、前記画像データから書誌データを生成する生成手段として機能させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載されたプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2010−191611(P2010−191611A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−34264(P2009−34264)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】