説明

画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラム

【課題】運用規定に従いつつ機能の追加を行える画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】携帯通信装置が画像処理装置に実行させる追加機能情報を画像処理装置に送信すると、画像処理装置では、実行許可判断部30が画像処理装置の運用規定等に基づいて上記追加機能の実行の可否を判断する。追加機能の実行が許可される場合には、起動要求部32が、上記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して起動要求信号を送信し、追加機能の起動を要求する。携帯通信装置では、画像処理装置に追加機能を実行させるための追加機能実行用情報を生成し、画像処理装置に送信する。画像処理装置では、上記追加機能実行用情報を受信すると、処理結果反映部34が画像処理装置側の関連する機能を起動し、上記追加機能実行用情報を使用した処理を実行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スキャナ、印刷装置、複写機、ファクシミリ等の機能を有する複合機あるいは複写機等に機能を追加し、利便性を向上させる技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、携帯電話機を複写機に接続してファクシミリ機能を付加する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−338888号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、運用規定に従いつつ機能の追加を行える画像処理装置、画像処理システム及び画像処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置の発明は、携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段と、前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段と、前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段と、携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記実行許可判断手段が実行可と判断した追加機能は、表示画面に利用者が選択可能に表示されることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明が、携帯通信装置と携帯通信装置が有する追加機能情報とに基づいて前記携帯通信装置の認証を行う認証手段を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の画像処理システムの発明は、携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段と、前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段と、前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段と、携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段と、を備える画像処理装置と、前記画像処理装置に前記追加機能情報を送信する追加機能情報送信手段と、前記画像処理装置から前記追加機能の起動要求を受け付け、前記追加機能を実行するための情報を生成する実行用情報生成手段と、前記実行用情報生成手段の処理結果を前記画像処理装置に送信する処理結果送信手段と、を備える携帯通信装置と、を有することを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の画像処理プログラムの発明は、コンピュータを、携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段、前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段、前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段、携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1及び請求項5記載の発明によれば、画像処理装置の運用規定に従いつつ機能の追加を行うことができる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、実行可能な追加機能を利用者が容易に確認し、選択することができる。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、なりすましの防止を強化することができる。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、画像処理装置の運用規定に従いつつ、携帯通信装置と連携して画像処理装置の機能の追加を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0015】
図1には、実施形態にかかる画像処理システムの構成例が示される。図1において、画像処理システムは、携帯通信装置100及び画像処理装置102を含んで構成されている。
【0016】
携帯通信装置100は、携帯電話装置等により構成され、画像処理装置102に追加機能を実行させるために、追加機能を表す追加機能情報及び追加機能の実行に必要な追加機能実行用情報等を、ネットワークその他の通信手段104を介して送信する。追加機能情報及び追加機能実行用情報については後述する。また、画像処理装置102は、複写機、印刷装置、ファクシミリ装置、あるいはスキャナ、印刷装置、複写機、ファクシミリ等の機能を有する複合機等により構成され、携帯通信装置100からの指示に基づいて追加機能を実行する。この際、画像処理装置102は、予め定められた運用規定等に基づいて、上記追加機能を実行できるか否かを判断する。
【0017】
図2には、実施形態にかかる画像処理装置102のハードウェア構成の例が示される。図2において、画像形成装置は、中央処理装置(例えばマイクロプロセッサ等のCPUを用いるとよい)10、ランダムアクセスメモリ(RAM)12、読み出し専用メモリ(ROM)14、通信装置16、画像取得装置18、印刷装置20、ファクシミリ装置22、ハードディスク装置(HDD)24及び表示・入力装置26を含んで構成されている。また、これらの構成要素は、バス27により互いに接続されている。なお、通信装置16は、インターフェース16aを介して、画像取得装置18はインターフェース18aを介して、印刷装置20は、インターフェース20aを介して、ファクシミリ装置22は、インターフェース22aを介して、ハードディスク装置24は、インターフェース24aを介して、表示・入力装置26は、インターフェース26aを介してそれぞれバス27に接続されている。
【0018】
CPU10は、RAM12またはROM14に格納されている制御プログラムに基づいて、後述する各部の動作を制御する。RAM12は主としてCPU10の作業領域として機能し、ROM14にはBIOS等の制御プログラムその他のCPU10が使用するデータが格納されている。
【0019】
また、通信装置16は、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、ネットワークポート、非接触型ICカードとの非接触通信が可能なインターフェースその他の適宜な通信インターフェースにより構成され、CPU10がネットワーク等の通信手段104を介して外部の装置とデータをやり取りするために使用する。
【0020】
また、画像取得装置18は、スキャナ等により構成され、紙その他の媒体上の画像を読み取って画像データを出力する装置である。
【0021】
また、印刷装置20は、消耗品を使用して画像を形成するプリンタエンジン等を含んで構成され、携帯通信装置100からの指示情報に基づいて印刷用データを印刷する。プリンタエンジンとしては、例えば電子写真プロセスによって画像を形成するレーザープリンタエンジンが用いられる。また、インクおよび用紙を使用して画像を形成するインクジェットプリンタエンジンを用いても良い。
【0022】
また、ファクシミリ装置22は、通信装置16、画像取得装置18等により取得した画像データを、電話回線等を使用して送受信する装置である。
【0023】
また、ハードディスク装置24は、後述する処理に必要となる種々のデータを記憶する。なお、ハードディスク装置24の代わりにEEPROM等の不揮発性メモリを使用してもよい。
【0024】
表示・入力装置26は、タッチパネル等により構成され、画像処理装置102の動作指示用の入力画面を表示し、使用者が動作指示を入力するために使用する。
【0025】
図3には、実施形態にかかる画像処理装置102の機能ブロック図が示される。図3において、画像処理装置102は、追加機能情報取得部28、実行許可判断部30、起動要求部32、処理結果反映部34、認証部36及び通信部38を含んで構成されている。これらの機能は例えばCPU10とCPU10の処理動作を制御するプログラムとにより実現される。
【0026】
追加機能情報取得部28は、携帯通信装置100から、後述する通信部38を介して画像処理装置102に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する。ここで、画像処理装置102に実行させる追加機能とは、画像処理装置102の通常の機能を拡張する機能、すなわち通常は実行されず、携帯通信装置100から後述する追加機能実行用情報を取得したときに実行される機能である。例えば画像処理装置102上で動作する汎用ブラウザを使用して文書管理(文書の共有化や印刷出力等)を行うための文書管理機能を拡張し、画像処理装置102の外部から携帯通信装置100により指定された文書に関する情報を追加機能実行用情報として受け取り、当該文書を処理する機能等がある。ただし、追加機能は、これには限定されず、画像処理装置102上で動作する機能に追加できるものであればよい。また、上記追加機能情報には、携帯通信装置100に対して追加機能の起動を要求するための起動用情報が含まれる。この起動用情報には、後述する追加機能実行用情報としてどのような種類の情報が必要かを示す起動方法、起動対象となる追加機能の種類、バージョン等が含まれる。
【0027】
実行許可判断部30は、画像処理装置102が上記追加機能を実行することを許可されているか否かを判断する。例えば、予め決定されていた画像処理装置102の運用規定に基づいて実行の可否を判断することができる。
【0028】
起動要求部32は、画像処理装置102が上記追加機能の実行を許可されている場合に、追加機能情報取得部28が取得した追加機能情報に基づいて携帯通信装置100に対して追加機能の起動を要求する。追加機能の起動の要求がなされると、携帯通信装置100は予め定められた処理を実行し、例えば画像処理装置102が追加機能の実行に必要なプラグインプログラムやライブラリの送信、その他の画像処理装置102に追加機能を実行させるために必要な追加機能実行用情報の送信等を行う。
【0029】
処理結果反映部34は、起動要求部32から追加機能の起動を要求された携帯通信装置100が送信した、起動要求に対する上記処理結果すなわち追加機能実行用情報を取得する。次に、処理結果反映部34は、画像処理装置102側の関連する機能を起動し、上記追加機能実行用情報を使用した処理を実行させて、画像処理装置102の動作に追加機能実行用情報を反映させる。
【0030】
認証部36は、上記追加機能情報を送信してきた携帯通信装置100の認証処理を実行する。この認証処理は、例えば携帯通信装置100の識別情報と上記追加機能情報との組み合わせにより行うのが好適である。この場合、画像処理装置102は、上記組み合わせに関する情報を予めハードディスク装置24等の記憶装置に格納しておいてもよい。
【0031】
通信部38は、通信装置16を介して携帯通信装置100との間で認証情報、追加機能情報、追加機能の起動要求信号、追加機能実行用情報等のやり取りを行う。これらの情報のやり取りは、例えばインターネットのようなネットワーク、電話回線あるいは非接触型ICカードや赤外線通信等を使用した非接触通信等を介して行うことができる。
【0032】
図4には、実施形態にかかる携帯通信装置100の機能ブロック図が示される。図4において、携帯通信装置100は、通信処理部40、追加機能情報送信部42、起動部44、実行用情報生成部46及び処理結果送信部48を含んで構成されている。
【0033】
通信処理部40は、基地局との間で電波による無線通信を行い、携帯電話としての機能を実現するとともに、インターネットのようなネットワークあるいは非接触型ICカードや赤外線通信等による非接触通信等を介して画像処理装置102との間で認証情報、追加機能情報、追加機能の起動要求、追加機能実行用情報等のやり取りを行う。
【0034】
追加機能情報送信部42は、画像処理装置102に対し、上記追加機能情報を通信処理部40を介して送信する。
【0035】
起動部44は、画像処理装置102から上記起動要求を受け付け、実行用情報生成部46を起動する。
【0036】
実行用情報生成部46は、起動部44により起動され、予め定められた処理を実行して、画像処理装置102に追加機能を実行させるための上記追加機能実行用情報を生成する。
【0037】
処理結果送信部48は、実行用情報生成部46が生成した追加機能実行用情報を、通信処理部40を介して画像処理装置102に送信する。
【0038】
図5には、実施形態にかかる画像処理システムの動作例のフローが示される。また、図6(a),(b),(c),(d)には、携帯通信装置100が画像処理装置102に追加機能を実行させる場合の具体例が示される。
【0039】
図5において、携帯通信装置100の通信処理部40が画像処理装置102に通信手段104を介して認証情報を送信すると(S101)、画像処理装置102の認証部36が携帯通信装置100の認証処理を実行する(S102)。ここで、上記認証情報としては、使用者名やパスワードとしてもよいし、携帯通信装置100の識別情報と追加機能情報との組み合わせとしてもよい。
【0040】
S102において、認証が成功しなかった場合には(S103)、認証部36が通信部38を介して携帯通信装置100に認証失敗の通知を行い(S104)、処理を終了する。一方、S102において、認証が成功した場合には(S103)、認証部36が携帯通信装置100に認証許可通知を送信する(S105)。
【0041】
携帯通信装置100では、通信処理部40が上記認証許可通知を受信すると、追加機能情報送信部42が通信処理部40を介して画像処理装置102に追加機能情報を送信する(S106)。追加機能情報は1つに限らず、複数であってもよい。
【0042】
画像処理装置102では、通信部38が追加機能情報を受信すると、実行許可判断部30が画像処理装置102の運用規定等に基づいて追加機能の実行の可否を判断する(S107)。運用規定の確認処理については、後述する図7において説明する。S107において、追加機能の実行が許可されないと判断した場合には(S108)、実行許可判断部30が通信部38を介して携帯通信装置100に実行不許可の通知を行い(S109)、処理を終了する。一方、S107において、追加機能の実行が許可されると判断した場合には(S108)、実行許可判断部30が表示・入力装置26に実行が許可された追加機能を表示させる(S110)。
【0043】
図6(a)には、画像処理装置102の表示・入力装置26に、実行が許可された追加機能が表示された画面例が示される。図6(a)では、6個の追加機能を表す押しボタン画像が、矩形の枠αに囲まれて表示されている。なお、実行が許可された追加機能を表す押しボタン画像は、枠αに限らず、ハイライト等により表示しても良い。本実施形態では、実行が許可された追加機能として、図示しないネットワーク上にある文書管理サーバとの連携機能を表すボタンを押した場合を例として説明する。
【0044】
図5において、上記表示された押しボタン画像を使用者が押し、ある追加機能を選択すると(S111)、起動要求部32が、追加機能情報取得部28が取得した追加機能情報に基づいて携帯通信装置100に対して起動要求信号を送信し、追加機能の起動を要求する(S112)。
【0045】
携帯通信装置100では、通信処理部40が上記起動要求信号を受信すると、起動部44により実行用情報生成部46が起動され、予め定められた処理を実行して、画像処理装置102に追加機能を実行させるための追加機能実行用情報を生成する(S113)。生成した追加機能実行用情報は、処理結果送信部48が通信処理部40を介して画像処理装置102に送信する(S114)。
【0046】
図6(b),(c)には、携帯通信装置100の表示画面に表示された入力用画面の例が示される。この入力用画面は、実行用情報生成部46により表示され、追加機能実行用情報を生成するために必要な情報を利用者が入力するために使用する。図6(b)において、入力用画面には、上記文書管理サーバの使用権限を表す情報を入力するためのアカウント欄と、上記文書管理サーバ上にあって処理対象である文書の格納場所を表すURL(Uniform Resource Locator)を入力するためのURL欄と、上記文書管理サーバ上にあって処理対象である文書の電子データファイル名を入力するためのファイル選択欄とが表示されている。また、図6(c)は、上記各欄に必要な情報を入力した場合の例である。実行用情報生成部46は、図6(c)に示された入力内容に基づいて、文書管理サーバ連携機能が処理対象である文書を図示しないネットワーク上の文書管理サーバから取得するために必要な情報を追加機能実行用情報として生成する。また、処理結果送信部48は、この追加機能実行用情報を、起動要求信号の応答として画像処理装置102に送信する。
【0047】
図5において、画像処理装置102では、通信部38が上記追加機能実行用情報を受信すると、処理結果反映部34が画像処理装置102側の関連する機能を起動し、上記追加機能実行用情報を使用した処理を実行させる(S115)。
【0048】
図6(d)には、画像処理装置102の表示・入力装置26に表示された、文書管理サーバをブラウザで起動した画面の例が示される。画像処理装置102では、この文書管理サーバ連携機能が処理結果反映部34により起動され、携帯通信装置100から受け取った上記追加機能実行用情報に基づいて、汎用ブラウザを介して図示しないネットワーク上の上記文書管理サーバから対象文書を取得し、例えば印刷装置20により印刷出力する。これにより、文書管理サーバ連携機能が、画像処理装置102の外部からの指示に基づいて文書情報の処理を行うという機能が追加されたことになる。
【0049】
図7には、実施形態にかかる画像処理装置102における運用規定の確認処理のフローが示される。図7において、実行許可判断部30が通信部38を介して携帯通信装置100から追加機能情報を取得すると(S201)、追加機能情報を解析し(S202)、画像処理装置102の運用規定に予め定められた項目に基づいて追加機能の実行の可否を判断する。
【0050】
実行許可判断部30は、まず追加機能情報により表される追加機能が画像処理装置102で実行が許可されているか否かを判断する(S203)。実行が禁止されている機能を排除するためである。次に、実行許可判断部30は、上記追加機能のバージョンが実行を許可されたバージョンであるか否かを判断する(S204)。例えばあるバージョンより新しいか否か等により実行の可否を判断する。さらに、実行許可判断部30は、上記追加機能に使用される通信方法が、使用可能か否かを判断する(S205)。ここで、通信方法は、例えばインターネットの使用の可否、暗号化の要否等に基づいて使用可能か否かを判断する。
【0051】
以上のS203からS205においていずれも実行可及び使用可である場合に、当該追加機能の実行を許可し、図5のS110のステップに移行する。一方、S203からS205のいずれかにおいて実行不可または使用不可である場合には、図5のS109のステップに移行し、実行不許可通知を行う。
【0052】
なお、追加機能の実行の可否の判断項目は、上記S203からS205に記載されたものに限定されない。画像処理装置102を運用する際のセキュリティその他の要請により適宜決定することができる。
【0053】
ここで、上述した図5及び図7の各ステップを実行するためのプログラムは、記録媒体に格納することも可能であり、また、そのプログラムを通信手段によって提供しても良い。その場合、例えば、上記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えても良い。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】実施形態にかかる画像処理システムの構成例を示す図である。
【図2】実施形態にかかる画像処理装置のハードウェア構成の例を示す図である。
【図3】実施形態にかかる画像処理装置の機能ブロック図である。
【図4】実施形態にかかる携帯通信装置の機能ブロック図である。
【図5】実施形態にかかる画像処理システムの動作例のフロー図である。
【図6】画像処理装置の表示・入力装置に、実行が許可された追加機能が表示された画面例を示す図である。
【図7】実施形態にかかる画像処理装置における運用規定の確認処理のフロー図である。
【符号の説明】
【0055】
10 CPU、12 RAM、14 ROM、16 通信装置、18 画像取得装置、20 印刷装置、22 ファクシミリ装置、24 ハードディスク装置、26 表示・入力装置、27 バス、28 追加機能情報取得部、30 実行許可判断部、32 起動要求部、34 処理結果反映部、36 認証部、38 通信部、40 通信処理部、42 追加機能情報送信部、44 起動部、46 実行用情報生成部、48 処理結果送信部、100 携帯通信装置、102 画像処理装置、104 通信手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段と、
前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段と、
前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段と、
携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像処理装置において、前記実行許可判断手段が実行可と判断した追加機能は、表示画面に利用者が選択可能に表示されることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の画像処理装置が、携帯通信装置と携帯通信装置が有する追加機能情報とに基づいて前記携帯通信装置の認証を行う認証手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段と、
前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段と、
前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段と、
携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段と、
を備える画像処理装置と、
前記画像処理装置に前記追加機能情報を送信する追加機能情報送信手段と、
前記画像処理装置から前記追加機能の起動要求を受け付け、前記追加機能を実行するための情報を生成する実行用情報生成手段と、
前記実行用情報生成手段の処理結果を前記画像処理装置に送信する処理結果送信手段と、
を備える携帯通信装置と、
を有することを特徴とする画像処理システム。
【請求項5】
コンピュータを、
携帯通信装置から、画像処理装置に実行させる追加機能を表す追加機能情報を取得する追加機能情報取得手段、
前記追加機能の実行が許可されているか否かを判断する実行許可判断手段、
前記追加機能の実行が許可されている場合に、前記追加機能情報に基づいて携帯通信装置に対して前記追加機能を実行するための情報を生成する手段の起動を要求する起動要求手段、
携帯通信装置から、前記起動要求に対する処理結果を取得する処理結果取得手段、
として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−81358(P2010−81358A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−248310(P2008−248310)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】