説明

画像処理装置及びその制御方法及びプログラム

【課題】 画像処理装置が提供する各Webサービスプログラムを修正することなく、サービスを検索するための他のプロトコルを使用してWebサービスの検索を行うことを可能とする画像処理装置を提供する。
【解決手段】 ホストコンピュータから送られる所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求がWebサービスに係る検索要求であった場合、サービス管理部307はWebサービス管理部303にアクセスするための情報をホストコンピュータに対して返信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webサービスを提供可能な画像処理装置及びその制御方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年インターネットにおいてWebサービス技術が大きな注目を集めている。Webサービスは、ネットワーク上に分散する各種サービスを緩やかに結合する技術である。この技術を利用することで、プログラムが人間の手を介さず動的に適切なサービスを選択することが可能であり、目的とする処理を自動的に行う技術として各産業分野から期待されている。このWebサービスにおいてやりとりされるデータはXML(eXtensible Markup Language)で記述されており、このXMLデータはSOAP(Simple Object Access Protocol)を使用してネットワーク上で通信が行われる。SOAPは、XMLを用いてリモート環境でオブジェクトをアクセスするためのプロトコルである。このSOAPは下位層にHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、又はFTP(File Transfer Protocol)といったプロトコルを利用することが規定されており、そのためネットワーク間で余分なポートをオープンする必要がなく、Webブラウジングや電子メールと同様にインターネット上で容易に利用することが可能となっている。
【0003】
また、Webサービス技術で利用される技術仕様としてUDDI(Universal Description, Discovery and Integration)がある。このUDDIはWebサービスを登録し発見するためのアーキテクチャであり、WebサービスはこのUDDIを利用してサービス情報を登録し、Webサービスの使用者はUDDIを利用してWebサービスを発見することが可能である。UDDIはhttp://uddi.orgでその技術仕様を入手することが可能である。
【0004】
このWebサービス技術を画像処理装置に適用することで、これまでになかったさまざまなメリットが得られる。たとえば従来の画像処理装置においては、クライアントは画像処理装置が提供するプリントサービス、スキャンサービスといったさまざまなサービスを検索するために独自のプロトコルを使用していた。一方、Webサービスを実装した画像処理装置においては、サービス情報はネットワーク上のUDDIサーバに登録され、クライアントは統一されたインターフェースを使用してUDDIサーバからWebサービス情報を検索することが可能となる。また、このインターフェースは標準化されたものであるので、画像処理装置に限らずさまざまなサービスを検索することも可能である。さらに、ネットワーク上に独立したUDDIサーバが存在しない環境においては、画像処理装置自体がUDDIサーバ機能を実装し、画像処理装置が提供しているサービスをクライアントから検索させることも可能である。このように、さまざまなメリットを持つWebサービス技術を適用した画像処理装置が今後ますます開発されていくことが想定される。
【0005】
一方、前述したように、従来の画像処理装置においてそれぞれ独自のプロトコルに基づいて、自身が提供可能なサービスをクライアントから検索し、利用可能にした画像処理装置が考えられている。
【0006】
その一例として、SLP(Service Location Protocol)を実装した画像処理装置がある。SLPはRFC2608で規定されるプロトコルであり、この技術を用いることによって、クライアントはネットワーク上からプリントサービス、スキャンサービス等の所望のサービスを提供している画像処理装置を検索することができる。特許文献1には、クライアントが所望のサービスを提供する画像処理装置を検索することができる検索システムについて開示されている。
【特許文献1】特開平8−6884号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記UDDIサーバ機能を実装し、自身が提供するWebサービスをクライアントから検索可能であるといった機能と、一方上記それぞれ独自のプロトコルに基づいて自身が提供するサービスを検索可能とした機能の両機能が実装される画像処理装置を考えた場合、クライアントからの検索要求がWebサービスの技術に基づくUDDIサーバに対して行なわれるものなのか、又は画像処理装置が実装する独自プロトコルに基づくものであるかによって、検索できるサービスが限られてしまうといった問題が生じる。
【0008】
そこで、画像処理装置が提供するWebサービスをUDDI以外の上記独自のプロトコルを使用してクライアントに検索させるために各Webサービスプログラムをその他の各プロトコルに対応させる必要がある。
【0009】
しかし、UDDIというサービス検索のための仕組みを持っているにも係らず新しく検索のためのプロトコルが策定、実装されるたびに既存のすべてのWebサービスプログラムを修正する必要があり非効率である。
【0010】
本発明は上記問題を解決するためのものであり、その目的は画像処理装置が提供する各Webサービスプログラムを修正することなく、サービスを検索するための他のプロトコルを使用してWebサービスの検索を行うことを可能とする画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために本発明における画像処理装置は、情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段と、前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記Webサービス管理手段に係る情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0012】
また、上記目的を達成するために本発明における画像処理装置は、情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段と、前記サービス管理手段において管理可能とするために前記Webサービス管理手段によって管理されるWebサービスに係る情報を前記サービス管理手段に登録する登録手段とを有し、前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスの検索を要求するものであった場合、前記サービス管理手段は前記登録手段によって登録され、自身が管理可能な前記Webサービスに係る情報に基づいて前記サービス検索要求に対する応答を送信することを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するために本発明における画像処理装置は、情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段とを有し、前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記サービス管理手段は、前記Webサービス管理手段に対して該Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するよう検索要求を送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、画像処理装置が提供する各Webサービスプログラムを修正することなく、さまざまなサービス検索方式を使用してWebサービスの検索を行うことを可能とする画像処理装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施例1)
以下、本発明における第一の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は本実施例において適用可能なサービス検索システムの構築例を示すブロック図である。
【0017】
画像処理装置101はネットワーク104に接続され、ホストコンピュータ102、103と通信可能である。画像処理装置101はその印刷機能をプリントサービスと称してWebサービスとして公開しており、ホストコンピュータ102、103はこのプリントサービスを検索することが可能である。このプリントサービスは、印刷ジョブの投入/削除、デバイス/ジョブの情報取得といった機能をユーザに提供しており、ホストコンピュータから、Webサービスにおいて用いられる技術仕様であるSOAPを使用してこれらの機能を利用することが可能である。
【0018】
図2は、本実施例における画像処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。なお、ここでは、レーザビームプリンタを例にして説明する。図2のレーザビームプリンタ200において、12はプリンタCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラム用ROMには、CPU12が実行可能な制御プログラム等を記憶する。さらに、ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ(アウトラインフォントデータを含む)等を記憶し、ROM13のデータ用ROMには、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。CPU12はネットワークインターフェース部18を介してネットワーク上のホストコンピュータとの通信処理が可能となっている。19はRAMで、主としてCPU12の主メモリ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域,環境データ格納領域等に用いられる。ハードディスク(HD),ICカード等の外部記憶装置14は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアクセスが制御される。ハードディスクは、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶したり、プリントジョブを一時的にスプールし、スプールされたジョブを外部から制御するためのジョブ格納領域として使用される。また、201は操作パネルで、ユーザがソフトウェアキーから各種情報を入力することが可能である。前述した外部記憶装置は、1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。24は不揮発性メモリであり、操作パネル201からのプリンタモード設定情報をユーザ別,グループ別に記憶している。
【0019】
また、図示していないが、プリンタ200にはさらにオプションで、ステープルやソート機能を行うフィニッシャや、両面印刷機能を実現するための両面装置など各種拡張装置を装着することが可能となっており、それらの動作はCPU12から制御される。尚、図2の例では、画像処理装置としてレーザビームプリンタの場合を説明したが、本発明は複合機や複写機、スキャナ、インクジェット式のプリンタ等であってもよい。
【0020】
図3は、本実施例における画像処理装置のソフトウェアプログラム構成を説明するブロック図である。
【0021】
301および302は画像処理装置が提供するWebサービスであり、具体的には印刷機能を実現するプリントサービスや、印刷に応じた課金情報を提供する課金サービスなどである。また、画像処理装置としてレーザビームプリンタではなく複合機の場合であればスキャンサービスやストレージサービスといったWebサービスを持つことも可能である。なおWebサービスの個数、種類などは本発明で規定されるものではないが、図3においては一例としてWebサービスが2個である例を示している。
【0022】
Webサービス管理部303はWebサービス301、302の情報を管理し、Webサービスレジストリ304にサービス情報を記憶している。さらにWebサービス管理部303はホストコンピュータ102、103からネットワークI/F部305を介して、後述するWebサービス検索要求を受信し、応答することが可能である。
【0023】
一方、306はWebサービス以外で画像処理装置が提供しているサービスである。具体的にはIPP(Internet Printing Protocol)やLPD(Line Printer Daemon)などである。307はこれらのサービスを管理するサービス管理部であり、具体的にはSLP(Service Location Protocol)で定義されるSA(Service Agent)機能の実装である。なおサービスおよびサービス管理部の個数、種類などは本発明で規定されるものではないが、一例として図3においてはそれぞれ1個である例を示している。
【0024】
サービス管理部307は、管理するサービスの情報をサービスレジストリ308に記憶している。このサービス管理部307は所定のプロトコルに従い、ホストコンピュータ102、103からネットワークI/F部305を介して、後述するサービス検索要求を受信し、応答することが可能である。また、Webサービス管理部303とサービス管理部307とは互いに通信可能である。
【0025】
図4は、図3におけるWebサービス検索管理部303の処理を示すフローチャートである。Webサービス検索管理部303は起動すると、ステップ401においてサービス管理部307に対して自身の情報の登録を行う。登録される情報の例を図11の1101に示す。登録される情報は図11の1101に示すように、サービスのタイプ、サービスにアクセスするためのURLからなる。なお、サービス管理部307が複数存在した場合には、それぞれのサービス管理部に対して登録処理を行う。
【0026】
次にステップ402においてWebサービス301、302からサービス登録要求を受信したかを判断する。ここで、Webサービスから受信するサービス登録要求は図5のような、サービス名、該WebサービスにアクセスするためのURLからなるサービス情報を含んでいる。サービス登録要求を受信した場合は、ステップ403においてサービス情報をWebサービスレジストリ304に追加する。
【0027】
次にステップ404においてWebサービス301、302からサービス削除要求を受信したかを判断する。サービス削除要求を受信した場合は、ステップ405において該当するサービス情報をレジストリ304から削除する。
【0028】
次にステップ406において、ホストコンピュータ102、103からWebサービス検索要求を受信したかを判断し、受信していない場合はステップ402に戻る。Webサービス検索要求を受信した場合はステップ407に進み、受信した検索要求を解析して要求されたWebサービスがレジストリ304に登録されているかを判定し、要求されたWebサービスがレジストリにないと判定された場合は、検索要求は破棄し、ステップ402に戻る。登録されている場合にはステップ408へと進み、その結果をクライアントに送信した後ステップ402に戻る。
【0029】
図6はWebサービス管理部303がホストコンピュータ102、103からネットワークを介して受信するWebサービス検索要求の例である。検索要求はXML形式で記述されており、SOAPを使用して通信が行われる。この例は<name>タグで指定されるWebサービス名を検索キーとした検索要求であり、そのサービス名が「PrintService.canon」であるWebサービスが存在するかどうかを問い合わせるものである。
【0030】
Webサービス管理部303はこの検索要求を受信し、レジストリ304にそのサービス名が合致するWebサービスが登録されている場合は、図7で示すような検索応答をホストコンピュータに返す。検索応答には、Webサービスを一意に識別するserviceKeyが含まれており、ホストコンピュータはこのserviceKeyを指定してWebサービス管理部に対してさらに図8で示すように詳細情報取得要求を送信し、Webサービスの詳細情報を問い合わせる。
【0031】
その結果、図9で示すような応答を受信し、<accessPoint>タグで示される、WebサービスにアクセスするためのURLを取得する。なお、図6、7、8、9のXMLフォーマットやそのプロトコルはUDDI仕様で規定されている。
【0032】
図10は図3におけるサービス管理部307の処理を示すフローチャートである。サービス管理部は複数存在することが可能であるが、本実施例においては1つのみ存在するものとし、その具体例としてSLPサーバであるものとする。
【0033】
サービス管理部307は起動すると、ステップ1001において、SLPを使用して公開するように設定された各サービスからの登録要求を受信したかを判断する。本実施例においては、サービス306としてIPP(Internet Printing Protocol)、および上述のWebサービス管理部303をSLPを使用して公開するものとする。つまり、Webサービスを管理する役割を行うWebサービス管理部303自体も1つのサービスとしてSLPで公開する。
【0034】
図11は、Webサービス管理部303、サービス306から登録されるサービス情報の例である。1101はWebサービス管理部303が提供する機能がサービスとして登録される例を示しており、1102はIPPを用いたプリントサービスが登録される例を示している。ステップ1001において登録要求を受信した場合はステップ1002に進み、サービス情報をサービスレジストリ308に追加する。
【0035】
次にステップ1003においてWebサービス管理部303、サービス306からサービス削除要求を受信したかを判断する。サービス削除要求を受信した場合は、ステップ1004において該当するサービス情報をレジストリから削除する。
【0036】
次にステップ1005においてホストコンピュータ102、103からサービス検索要求を受信したかを判断する。ステップ1005においてサービス検索要求を受信したと判断された場合はステップ1006に進み、受信した検索要求を解析して要求されたサービスがレジストリ308に登録されているかを判定する。要求されたサービスがレジストリにないと判定された場合は、検索要求は破棄し、ステップ1001に戻る。要求されたサービスがレジストリにあると判定された場合は、ステップ1007に進みサービス検索応答をホストコンピュータに送信し、その後ステップ1001に戻る。
【0037】
図12はサービス管理部307がホストコンピュータ102、103からネットワークを介して受信するサービス検索要求の例である。この検索要求はSLP仕様で規定されるフォーマットに従い、SLP用としてIANA(http://www.iana.org/)に登録されているマルチキャストアドレス”239.255.255.253”に送信される。
【0038】
図12に示す例はそのサービスタイプが「ws−discovery.canon」であるサービスが存在するかどうかを問い合わせるものである。つまり、Webサービス管理機能が提供するサービスの有無を問い合わせるものであり、その画像処理装置がWebサービス機能を実装しているかどうかを問い合わせていることになる。サービス管理部307はこの検索要求を受信し、レジストリ308にそのサービスが登録されている場合は、図13で示すような検索応答をホストコンピュータに返す。この検索応答には該サービスにアクセスするためのURLが含まれており、ホストコンピュータ102、103は改めてこのURLに対してアクセスすることで所望のWebサービスを発見できることになる。なお、図12、13はバイナリエンコードされたパケットを分り易く整形してある。
【0039】
図14は本実施例において、ホストコンピュータ102、103が、画像処理装置が提供する所望のWebサービスをネットワーク上から検索する際の検索シーケンスを表す図である。前提として、図14中のホストコンピュータは画像処理装置A、画像処理装置B、及びその他の情報機器と所定の通信手段によって通信可能であり、画像処理装置A、画像処理装置BはSLP及びWebサービスを実装しており、その他の情報機器はSLP又はWebサービスのどちらか一方又は両方が実装されていないとする。
【0040】
まず、ホストコンピュータ102、103は、ステップ1401において、図12に示すSLPマルチキャストによる検索要求パケットを送信する。画像処理装置A及び画像処理装置Bがこの検索要求パケットを受信すると、図10で示した処理が行われ、ステップ1402において図13のような検索応答をホストコンピュータに送信する。
【0041】
一方その他の情報機器がSLPマルチキャストによる検索要求パケットを受信すると、SLPを解釈できないかまたはWebサービス管理部303を持っていないため、単に捨てられる。
【0042】
ホストコンピュータはこの検索応答を収集することにより、ネットワーク上の、Webサービス管理部を持つ画像処理装置のリストを作成する。つまりWebサービスを実装している画像処理装置のリストが作成されることになる。ここで、作成する画像処理装置のリストは図15のようなものであり、Webサービス管理部にアクセスするためのURLが示されている。
【0043】
次にステップ1403において、ホストコンピュータは、作成したリストに存在するすべての画像処理装置に対して順番に図6のようなWebサービス検索要求を送信し、所望のWebサービスを持っているかどうかを問い合わせる。
【0044】
ステップ1404において画像処理装置は、指定されたサービスを持っていれば図7のような検索応答を、持っていなければエラーを応答する。ホストコンピュータは、正常応答を受信した画像処理装置に対しては続けて図8のような詳細情報取得要求を送信し、図9のような応答を得る。これにより、ホストコンピュータは図16のような所望のサービスを提供している画像処理装置のリストを作成する。図16のリストはホストコンピュータが所望のサービスを検索した結果を示しており、該サービスにアクセスするためのURLが示されている。ホストコンピュータは該URLにアクセスすることにより、所望のサービスを受けることが出来る。
【0045】
(実施例2)
次に第二の実施例について説明する。
【0046】
上記実施例1によれば、画像処理装置に実装される所定のプロトコルを用いて、Webサービス管理部の検索が可能となる。ただし、ホストコンピュータは前記所定のプロトコルに基づくサービス検索要求と、Webサービスに基づくWebサービス検索要求といった二度の検索要求を送信する必要があった。
【0047】
これに対して実施例2では、一度の検索要求の送信で、所望のWebサービスを提供可能な画像処理装置を発見することができるものである。
【0048】
本実施例の基本的な構成は第一の実施例と同一であり、その差異のみ説明する。本実施例においては、ホストコンピュータはWebサービス管理部303に対する検索要求を行わず、サービス管理部307が処理可能なプロトコルを使用してWebサービスの検索を行う。
【0049】
図17は本実施例におけるWebサービス管理部303の処理を示すフローチャートである。
【0050】
Webサービス管理部303は起動すると、ステップ1701においてWebサービス301、302からサービス登録要求を受信したかを判断する。サービス登録要求を受信した場合は、ステップ1702においてサービス情報をレジストリ304に追加し、その後さらにステップ1703において、サービス管理部307に対してサービス情報の登録要求を送信する。一方、ステップ1703における登録要求を受信したサービス管理部307は、自身が管理するレジストリ308にWebサービス301、302に基づくサービス情報を追加する。つまり、サービス管理部307が管理するレジストリには、Webサービス301、302、サービス306のサービス情報が格納されることになる。
【0051】
次にステップ1704においてWebサービス301、302からサービス削除要求を受信したかを判断する。サービス削除要求を受信した場合は、ステップ1705において該当するサービス情報をレジストリから削除し、その後さらにステップ1706において、サービス管理部307に対してサービス削除要求を送信する。サービス削除要求を受信したサービス管理部307は、レジストリ308に格納されているWebサービス301、302に係るサービス情報を削除する。
【0052】
次にステップ1707において、ホストコンピュータ102、103からWebサービス検索要求を受信したかを判断し、受信していない場合はステップ1701に戻る。Webサービス検索要求を受信した場合はステップ1708に進み、受信した検索要求を解析して要求されたWebサービスがレジストリ304に登録されているかを判定し、その結果をクライアントに送信した後、ステップ1701に戻る。なお、検索要求/応答パケットは第一の実施例と同一である。
【0053】
本実施例におけるサービス管理部307の処理は第一の実施例の場合と同一であり、図10のフローチャートで示されている。ただし、図17で示したように、Webサービス管理部303から各Webサービスの情報も登録され、個々のWebサービス情報もレジストリ308で管理している。
【0054】
図18はサービス管理部307がホストコンピュータ102、103からネットワークを介して受信するサービス検索要求の例である。この検索要求はSLP仕様で規定されるフォーマットに従い、SLP用としてIANA(http://www.iana.org/)に登録されているマルチキャストアドレス”239.255.255.253”に送信される。この例はそのサービス名が「PrintService.canon」であるサービスが存在するかどうかを問い合わせるものである。サービス管理部307はこの検索要求を受信し、レジストリ308にそのサービスが登録されている場合は、図19で示すような検索応答をホストコンピュータに返す。なお、図18、19はバイナリエンコードされたパケットをわかりやすく整形してある。
【0055】
図20は本実施例において、ホストコンピュータ102、103が、画像処理装置が提供する所望のWebサービスをネットワーク上から検索する際の検索シーケンスを表す図である。図14と同様に、前提として、図20中のホストコンピュータは画像処理装置A、画像処理装置B、及びその他の情報機器と所定の通信手段によって通信可能であり、画像処理装置A、画像処理装置BはSLP及びWebサービスを実装しており、その他の情報機器はSLP又はWebサービスのどちらか一方又は両方が実装されていないとする。
【0056】
まず、ホストコンピュータ102、103は、ステップ2001において、図18に示すSLPマルチキャストによる検索要求パケットを送信する。画像処理装置A及び画像処理装置Bがこの検索要求パケットを受信すると、図18で示した処理が行われ、ステップ2002において図19のような検索応答をホストコンピュータに送信する。
【0057】
一方その他の情報機器がSLPマルチキャストによる検索要求パケットを受信すると、SLPを解釈できないかまたはWebサービス管理部303を持っていないため、単に捨てられる。
【0058】
ホストコンピュータはこの検索応答を収集することにより、ネットワーク上の、Webサービス管理部を持つ画像処理装置のリストを作成する。
【0059】
作成されるリストは実施例1における図16と同様である。ホストコンピュータは、該リストに示されるURLにアクセスすることにより、所望のサービスを受けることができる。
【0060】
このように、第二の実施例においては、各Webサービスの情報を、Webサービス管理部を介してSLPサーバのレジストリに登録しておくことにより、ホストコンピュータは一回のSLPによる検索要求で、所望のWebサービスを提供している画像処理装置を検索することが可能である。
【0061】
(実施例3)
次に第三の実施例について説明する。
【0062】
本実施例の基本的な構成は第一、第二の実施例と同一であり、その差異のみ説明する。本実施例においては、第二の実施例と同様に、ホストコンピュータはWebサービス管理部303に対する検索要求を行わず、サービス管理部307が処理可能なプロトコルを使用してWebサービスの検索を行う。つまり、ホストコンピュータは一度の検索要求の送信で、所望のWebサービスを提供可能な画像処理装置を発見することができる。ただし、その内部処理が実施例2と異なっている。
【0063】
後述するようにサービス管理部307は公開するサービスを、自身のレジストリで管理するサービスと、Webサービス管理部303が管理しているサービスとに分ける。なお、以降の説明では前者を静的に公開するサービス、後者を動的に公開するサービスと称する。
【0064】
本実施例におけるWebサービス管理部303の処理は、起動直後に自分の情報をサービス管理部307に登録しないという点を除いては第一の実施例の場合と同一である。つまり図4のフローチャートにおいてステップ401を省略したものとなる。また、検索要求/応答パケットは第一、第二の実施例と同一である。
【0065】
図21は本実施例におけるサービス管理部307の処理を示すフローチャートである。サービス管理部は複数存在することが可能であるが、本実施例においては第一、第二の実施例と同様に1つのみ存在するものとし、その具体例としてSLPサーバであるものとする。サービス管理部307は起動すると、ステップ2101において、SLPを使用して静的に公開するように設定された各サービスからの登録要求を受信したかを判断する。本実施例においては、サービス306としてIPP(Internet Printing Protocol)をSLPを使用して静的に公開するものとする。ステップ2101において登録要求を受信した場合はステップ2102に進み、サービス情報をレジストリ308に追加する。次にステップ2103においてサービス306からサービス削除要求を受信したかを判断する。サービス削除要求を受信した場合は、ステップ2104において該当するサービス情報をレジストリから削除する。次にステップ2105においてホストコンピュータ102、103からサービス検索要求を受信したかを判断する。ステップ2105においてサービス検索要求を受信したと判断された場合はステップ2106に進み、受信した検索要求を解析して要求されたサービスがレジストリ308に登録されているかを判定する。要求されたサービスがレジストリにあると判定された場合はステップ2109に進みサービス検索応答をホストコンピュータに送信し、その後ステップ2101に戻る。
【0066】
一方、ステップ2106において、要求されたサービスがレジストリにないと判定された場合は、ステップ2107に進み、Webサービス管理部303に対してWebサービス検索要求を送信する。ここで、Webサービス検索要求の送信にはローカルループバックを使用する。つまり、Webサービス検索処理部303はUDDIによるWebサービス検索に対応しているため、サービス管理部307はこのUDDIのインターフェースを使用して検索要求を送信することが可能であり、その検索要求としては図6と同一のものを使用できる。次にステップ2108においてWebサービス管理部303からの応答を受信し、サービスが存在したかどうかを判定する。サービスが存在しないと判定された場合はホストコンピュータから受信した検索要求は破棄し、ステップ2101に戻る。また、サービスが存在すると判定された場合は、ステップ2109に進みサービス検索応答をホストコンピュータに送信し、その後ステップ2101に戻る。
【0067】
なお、本実施例において、ホストコンピュータとサービス管理部307との間でやりとりされる検索要求/応答パケット、およびホストコンピュータから見た検索シーケンスは第二の実施例の場合と同一であるため、省略する。
【0068】
このように、第三の実施例においては、SLPサーバは要求されたサービス情報が自分のレジストリに存在しなかった場合に、Webサービス管理部に問い合わせる構成とすることにより、ホストコンピュータは一回のSLPによる検索要求で、所望のWebサービスを提供している画像処理装置を検索することが可能である。
【0069】
なお、上記実施例においては、SLPサーバからWebサービス管理部への検索要求送信方式としてローカルループバックを使用したが、専用のインターフェースを持ち、そのインターフェースを利用する構成ももちろん可能である。
【0070】
(その他の実施形態)
上記第1から第3の実施例では、画像処理装置としてレーザービームプリンタを例に挙げたが、本発明はレーザービームプリンタに限定されるものではなく、UDDIサーバ及びその他の所定の検索プロトコルを実装した各種の画像処理装置に適用することができる。
【0071】
また、上記第1から第3の実施例においては、画像処理装置に実装されるプロトコルとしてSLPである例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像処理装置が提供するサービスを検索する機能を有するプロトコルであれば他のプロトコルでよい。例えばUPnPフォーラムで提唱されているUPnP(Universal Plug and Play、TM)、ビジネス機械情報システム産業協会(JBMIA)が推進するBMLinkS(TM)等であってもよい。
【0072】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0073】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0074】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0075】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本実施例におけるサービス検索システムの構築例を示す図である。
【図2】本実施例における画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本実施例における画像処理装置のソフトウェアプログラム構成を示す図である。
【図4】実施例1におけるWebサービス管理部303の処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施例におけるサービス登録要求に含まれるサービス情報の例である。
【図6】本実施例におけるWebサービス検索要求の例である。
【図7】本実施例におけるWebサービス検索応答の例である。
【図8】本実施例におけるWebサービス詳細情報取得要求の例である。
【図9】本実施例におけるWebサービス詳細情報取得応答の例である。
【図10】実施例1及び2におけるサービス管理部307の処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施例におけるサービス管理部307に登録されるサービス情報の例である。
【図12】実施例1におけるサービス検索要求の例である。
【図13】実施例1におけるサービス検索応答の例である。
【図14】実施例1における検索シーケンスを示す図である。
【図15】実施例1における、ホストコンピュータが作成する画像処理装置リストの例である。
【図16】本実施例における、ホストコンピュータが作成する画像処理装置リストの例である。
【図17】実施例2におけるWebサービス管理部303の処理を示すフローチャートである。
【図18】実施例2及び3におけるサービス検索要求の例である。
【図19】実施例2及び3におけるサービス検索応答の例である。
【図20】実施例2及び3における検索シーケンスを示す図である。
【図21】実施例3におけるサービス管理部307の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
101 画像処理装置
102 ホストコンピュータ
103 ホストコンピュータ
104 ネットワーク
12 CPU
13 ROM
14 外部記憶装置
15 システムバス
16 印刷部インターフェース
17 プリンタエンジン
18 Networkインターフェース部
19 RAM
20 DKC
24 不揮発性メモリ
201 操作パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段と、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記Webサービス管理手段に係る情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記送信手段によって送信される前記Webサービス管理手段に係る情報は、該Webサービス管理手段にアクセスするためのURLを含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するために、前記所定のプロトコルと異なるプロトコルに基づいて前記情報処理装置から送信されるWebサービス検索要求を受信する受信手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段と、
前記サービス管理手段において管理可能とするために前記Webサービス管理手段によって管理されるWebサービスに係る情報を前記サービス管理手段に登録する登録手段とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスの検索を要求するものであった場合、前記サービス管理手段は前記登録手段によって登録され、自身が管理可能な前記Webサービスに係る情報に基づいて前記サービス検索要求に対する応答を送信することを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記サービス管理手段は、前記Webサービス管理手段に対して該Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するよう検索要求を送信することを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程と、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記Webサービス管理制御手段に係る情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項7】
前記送信工程によって送信される前記Webサービス管理手段に係る情報は、該Webサービス管理手段にアクセスするためのURLを含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置の制御方法。
【請求項8】
前記Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するために、前記所定のプロトコルと異なるプロトコルに基づいて前記情報処理装置から送信されるWebサービス検索要求を受信する受信工程をさらに有することを特徴とする請求項6又は7記載の画像処理装置の制御方法。
【請求項9】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程と、
前記サービス管理手段において管理可能とするために前記Webサービス管理手段によって管理されるWebサービスに係る情報を前記サービス管理手段に登録する登録工程とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスの検索を要求するものであった場合、前記サービス管理手段は前記登録手段によって登録され、自身が管理可能な前記Webサービスに係る情報に基づいて前記サービス検索要求に対する応答を送信することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項10】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記サービス管理手段は、前記Webサービス管理手段に対して該Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するよう検索要求を送信することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項11】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置に以下の工程を実行させるプログラムであって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程と、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記Webサービス管理制御手段に係る情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とするプログラム。
【請求項12】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置に以下の工程を実行させるプログラムであって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程と、
前記サービス管理手段において管理可能とするために前記Webサービス管理手段によって管理されるWebサービスに係る情報を前記サービス管理手段に登録する登録工程とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスの検索を要求するものであった場合、前記サービス管理手段は前記登録手段によって登録され、自身が管理可能な前記Webサービスに係る情報に基づいて前記サービス検索要求に対する応答を送信することを特徴とするプログラム。
【請求項13】
情報処理装置と通信可能な画像処理装置に以下の工程を実行させるプログラムであって、
前記画像処理装置が提供する少なくとも一つ以上のWebサービスを管理するWebサービス管理手段を制御する工程と、
前記画像処理装置が提供するサービスのうち、前記Webサービスとは異なる少なくとも一つ以上のサービスを管理し、前記情報処理装置から送信される所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求に応じて自身が管理するサービスに係る情報を送信するサービス管理手段を制御する工程とを有し、
前記所定のプロトコルに基づいたサービス検索要求が前記Webサービスに係る検索要求であった場合、前記サービス管理手段は、前記Webサービス管理手段に対して該Webサービス管理手段が管理するWebサービスを検索するよう検索要求を送信することを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2006−35456(P2006−35456A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−214509(P2004−214509)
【出願日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】