説明

画像処理装置及び画像処理プログラム

【課題】高精度のブラー情報を抽出可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置30は、光学部材12を通過した被写体光を撮影した撮影画像に写り込む、前記光学部材12に付着した異物影の検出を行う異物検出部32と、前記異物検出部32により検出された異物影の検出結果に基づいて、前記異物影を処理する異物処理部33と、該異物影を処理した後の前記撮影画像より、該撮影画像のブラー情報を抽出するブラー情報抽出部34と、を備えること、を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一枚の画像よりブラー(ボケ、ブレ)情報を抽出する(さらにはブラーを除去する)手段が提案されている。例えば、画像のエッジ情報を用いる方法や、統計的な特性を用いる方法である(例えば、特許文献1参照)。また、ブラー情報抽出手段では、計算時間の短縮や、局所的なブラー情報を求めるために、撮影画像全体ではなく、その一部を用いることも行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−157210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前述した従来方法では、対象画像の中に著しく異なるブラー情報を含む場合には、その検出精度が悪化するという問題点がある。例えば、撮像素子上に乗った異物画像は他のブラー情報とはまったく異なった特性を示し、本来のブラー情報の算出に誤差を生じさせるという問題点である。
【0005】
本発明の課題は、高精度のブラー情報を抽出可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
請求項1に記載の発明は、光学部材(12)を通過した被写体光を撮影した撮影画像に写り込む、前記光学部材(12)に付着した異物影の検出を行う異物検出部(32)と、前記異物検出部(32)により検出された異物影の検出結果に基づいて、前記異物影を処理する異物処理部(33)と、該異物影を処理した後の前記撮影画像より、該撮影画像のブラー情報を抽出するブラー情報抽出部(34)と、を備えること、を特徴とする画像処理装置(30)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置(30)であって、前記異物処理部(33)が行う前記異物影の処理は、前記異物影を前記撮影画像より消去すること、前記異物影が含まれている部分を前記ブラー情報抽出部(34)の抽出範囲より除去すること、及び前記ブラー情報の抽出の対象外となるように前記異物影をぼかすこと、のいずれかであること、を特徴とする画像処理装置(30)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置(30)であって、前記異物検出部(32)が前記異物影の検出を行い、且つ前記ブラー情報抽出部(34)が前記ブラー情報を抽出する範囲は、前記撮影画像の一部分であること、を特徴とする画像処理装置(30)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置(30)であって、前記異物検出部(32)は、前記撮影画像の輝度勾配を用いることにより前記異物影の検出を行うこと、を特徴とする画像処理装置(30)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置(30)であって、前記異物検出部(32)は、異物検出用の基準画像を用いることにより前記異物影の検出を行うこと、を特徴とする画像処理装置(30)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置(30)の機能をコンピュータに実行させること、を特徴とする画像処理プログラムである。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高精度のブラー情報を抽出可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】レンズ交換式のカメラの概念構成図である。
【図2】カメラにおける制御系のブロック構成図である。
【図3】画像処理装置のブロック構成図である。
【図4】撮影画像におけるブラー情報抽出範囲の設定と異物処理の説明図である。
【図5】画像処理装置による画像異物補正処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、レンズ交換式のカメラ1の概念構成図である。図2は、カメラ1における制御系のブロック構成図である。
カメラ1は、被写体像を電気信号に変換した画像データとして出力する電子スチルカメラである。
【0011】
カメラ1は、カメラ本体2と、カメラ本体2に対して着脱可能な撮像レンズ3と、により構成されている。
撮像レンズ3は、合焦レンズを含む複数の光学レンズ群(図1においては1枚のレンズで示す)から成る結像光学系3Lと、合焦レンズを合焦駆動する合焦駆動機構3Mと、を備えている。
【0012】
カメラ本体2は、シャッター11、光学フィルタ12、撮像素子13、AF制御部14、画像処理部15、操作部16、表示部17、記録媒体18、制御装置20等を備えている。
【0013】
シャッター11は、結像光学系3Lから撮像素子13へ向かう撮影光を遮蔽および通過させることによって、露光時間を調整する。
光学フィルタ12は、撮像に際して偽色(色モアレ)等の発生を防止する光学ローパスフィルタ等によって構成される。なお、符号4は、この光学フィルタ12の表面に付着した塵や埃などの異物を示す。このような撮影光の光路上にあって撮影光を透過する光学フィルタ12に異物4が付着していると、撮像素子13によって取得される画像データのなかに、異物4の影響を受けた画素が含まれる場合がある。
【0014】
撮像素子13は、CCDやCMOS等の光電変換素子であって、複数の画素から構成される矩形形状の撮像領域を有している。そして、撮像素子13は、その結像面に結像された像を電気信号に変換し、被写体像に対応する画像信号(撮像信号)を出力する。撮像素子13から出力された画像信号は、所定のアナログ信号処理の後、A/D変換されて画像処理部15に入力される。
【0015】
AF制御部14は、撮像レンズ3における合焦駆動機構3Mを介して合焦レンズを移動操作して、AF動作を制御する。AF動作は、撮影画面上に配置された複数のAFフレームの中から設定されたAFフレーム内の被写体に対して行う。
【0016】
画像処理部15は、撮像素子13から入力された画像データに対して、補間,階調変換や輪郭強調などの画像処理を行う。
【0017】
操作部16は、撮影者が撮影タイミング等を決定する信号を入力するレリーズボタンや、モード切り換え用の選択ボタン等を備えている。そして、操作部16は、それらの操作情報を制御装置20に入力する。
表示部17は、LCD等によって構成され、カメラ1における各種設定メニュー、撮像素子13による撮像画像や記録媒体18に格納された画像データに基づく再生画像を表示する。
記録媒体18は、着脱可能なメモリカード(カード状のリムーバブルメモリ)であって、撮影画像データを記録する。
【0018】
制御装置20は、CPU等を備えて構成され、カメラ1における各機能部を統括制御する。すなわち、制御装置20は、AF制御部14を介したAFフレームの被写体に対するAF動作、シャッター11による露光等の撮影動作を制御する。
また、制御装置20は、画像処理部15で画像処理が行われた画像データを表示部17に表示すると共に記録媒体18に記録する。
さらに、制御装置20は、記録媒体18に記憶された画像データを呼び出し、表示部17に表示する。
【0019】
上記のように構成されたカメラ1は、撮影時において制御装置20によって制御されて、下記のように作用する。
カメラ1は、操作者によって操作部16のレリーズボタンが押圧操作されると、設定されたAFフレームの被写体に対して合焦させ、シャッター11を所定時間開放する。撮像素子13は、結像光学系3Lにより撮像領域に結像された光学像に対応する画像信号を生成する。撮像素子13によって生成された画像信号は、画像データとして画像処理部15に入力され、画像処理部15によって所定の画像処理が施される。そして、表示部17が、画像処理部15で画像処理された画像データに基づく撮影画像を表示する。その画像データは、必要に応じてJPEG等による圧縮処理が施され、記録媒体18に記憶・保存される。
【0020】
ここで、記録媒体18に記憶・保存される画像データは、たとえば、Exifファイルに記録される。Exifファイルには、カメラ名,カメラメーカー名,撮像画素情報,AFエリア位置,絞り値やシャッター速度および露光補正等の露出条件、撮影時刻などの付加情報が共に記録される。
【0021】
図3は本実施形態の画像処理装置30のブロック構成図である。
画像処理装置30は、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよく、この場合、CD−ROM等に記録された、以下に説明する画像回復処理に係るアプリケーションプログラムが予めインストールされている。
カメラ1の記録媒体18に記憶・保存された画像データは、画像処理装置30にメモリカードを介して、またはUSBケーブル等で画像処理装置30に読み込まれる。
【0022】
画像処理装置30は、ブラー情報抽出範囲選択部31と、異物検出部32と、異物処理部33と、ブラー情報抽出部34と、画像回復部35と、により構成されている。
【0023】
ブラー情報抽出範囲選択部31は、読み込まれた撮影画像内において、後述するブラー情報抽出部34によってブラー情報を抽出する領域(ブラー情報抽出範囲)を選択する。ここでは、図4に示すように、AF制御部14において適用した撮像画像におけるAFエリア5内の範囲を、ブラー情報抽出範囲として選択する。
【0024】
このように、画像の一部にブラー情報抽出範囲を設定することにより、撮像画面全体を抽出対象とすることによる処理情報量の増大を抑制して処理を高速化できる。また、AFエリア5をブラー情報抽出範囲とすることにより、撮影者が注目する領域からブラー情報を抽出することができ、撮影意図を反映した画像回復を行うことができる。
【0025】
図4は、撮影画像におけるブラー情報抽出範囲の設定と異物処理の説明図であって、(a)は撮影画像の全体図,(b)は異物影4′が写り込んだブラー情報抽出範囲(AFエリア5)の拡大図,(b)は異物影4′を異物処理した後のブラー情報抽出範囲(AFエリア5)の拡大図である。
図4(a),(b)中、AFエリア5(すなわちブラー情報抽出範囲)に含まれる符号4′は、画像に写り込んだ異物影を示している。
【0026】
なお、ブラー情報抽出範囲は、AFエリアに一致しなければならないものではない。AFエリア内の一部の範囲、またはAFエリアを中心とするより広い範囲に設定しても良い。また、ブラー情報抽出範囲をAFエリアとせず、撮影者が任意に選択できるように構成しても良い。
【0027】
異物検出部32は、ブラー情報抽出範囲選択部31によって選択されたブラー情報抽出範囲内における、異物影等の画像異物を検出する。なお、以下の説明においては、異物影による画像異物を対象として説明する。
異物検出部32による異物影の検出は、たとえば、予め撮影した基準画像に基づく検出や、明度勾配に基づく検出を用いる。
【0028】
基準画像に基づく異物影の検出は、たとえば、予め撮影した基準画像データから生成した輝度面に対して、着目画素の値とこの画素を含む局所範囲の画素平均値との相対比を各々の画素について取って局所的な画素値の規格化(正規化)処理を行い、各画素の透過率信号を算出する、これにより、異物影による透過率の低下のみを抽出した透過率マップ(ゲインマップ)を生成する。この透過率マップは、異物影の画素位置とその異物度合いを表す。つまり、異物影を検出できる。
【0029】
また、明度勾配に基づく異物影の検出は、対象画像を形成するRGBによる各画素の画像データをHSV変換して対象画像平面に対応する明度平面を生成し、この明度平面と各画素の明度値からその明度勾配平面を生成する。明度勾配平面では、異物影の周縁のエッジ部分では高い画素値を示し、空などの一様な平面では低い画素値を示す。これにより、高い画素値を示すエッジ部分により囲まれた領域を異物影として検出する。これに加えて、明るさ判定(領域の内外の明度比が小さいものを選択)、色相判定(HSV変換によって求められた色相値と色相平面とを用いて領域内外の色相比が1に近いものを選択)、彩度判定(HSV変換によって求められた彩度値と彩度平面とを用いて領域内外の彩度が1に近いものを選択)等を行って、各条件を満たしたものを、異物影であるとして検出する。
【0030】
異物処理部33は、異物検出部32によって検出されたブラー情報抽出範囲における異物影を、後述するブラー情報抽出部34におけるブラー情報の抽出に影響を与えないように処理(異物補正処理)する。異物補正処理は、たとえば、異物影の撮影画像からの消去、異物影のブラー情報抽出範囲からの除外、または、ブラー情報の抽出の対象外となるように異物影をぼかす等の処理である。
【0031】
異物影の撮影画像からの消去は、前述した異物検出部32における透過率マップに基づいて、撮像画像データにゲイン補正する。たとえば、補正対象画像データのR,G,B値各々に対して、透過率信号の逆数を掛け算してゲイン補正を行う。これにより、異物影をブラー情報の抽出に影響を与えないレベルに補正するものである。すなわち、図4(b)に示すAFエリア5(ブラー情報抽出範囲)に含まれる異物影4′を、図4(c)にブラー情報の抽出に影響を与えない異物補正部4″とする。
【0032】
また、異物影のブラー情報抽出範囲からの除外は、異物検出部32において検出された異物影部位と対応する画素における画像データを、後述するブラー情報抽出部34におけるブラー情報抽出に用いないようにブラー情報抽出範囲から除外するものである。これにより、異物影のブラー情報抽出への影響を除去する。
【0033】
さらに、ブラー情報の抽出の対象外となるように異物影をぼかす処理とは、異物影のエッジ部分が、後述するブラー情報抽出部34におけるブラー情報の抽出の際において抽出対象とならない明度勾配となるように変更する。
【0034】
ブラー情報抽出部34は、異物処理部33によって異物影が処理されたブラー情報抽出範囲から、ブラー情報を抽出する。
ブラー情報の抽出は、たとえば、撮影された画像(ブラー情報抽出範囲)から、点像分布関数(PSF=Point Spread Function)を演算する。つまり、この例では、PSFがブラー情報である。
【0035】
画像回復部35は、ブラー情報抽出部34によって抽出されたブラー情報(PSF)に基づいて、画像全体に対して画像回復処理を施す。
画像回復処理は、たとえば、PSFを用いてブラインドデコンボリューションと呼ばれる画像回復手法を用い、劣化画像から元画像に像回復させる。
【0036】
つぎに、図5に示すフローチャートに沿って、画像回復処理の流れを説明する。図5は、画像処理装置30による画像異物補正処理のフローチャートである。以下の説明中、ステップを「S」とも略記する。
【0037】
画像異物補正処理は、まず、ブラー情報抽出範囲選択部31によってブラー情報抽出範囲を選択する(S501)。ここでは、前述したように、撮像画像おけるAFエリアをブラー情報抽出範囲として選択する。
つづくステップ502では、ステップ501において選択されたブラー情報抽出範囲内における異物影を、異物検出部32によって検出する。
【0038】
ステップ503では、ステップ501において選択されたブラー情報抽出範囲内における異物影に対して、異物処理部33によってブラー情報の抽出に影響を与えない異物補正処理を施す。
【0039】
ステップ504では、ステップ503において異物影が処理されたブラー情報抽出範囲から、ブラー情報抽出部34によってブラー情報を抽出する。
そして、ステップ505では、画像回復部35によって、ステップ504において抽出されたブラー情報に基づいて、撮像画像全体に対して画像回復処理を施す。
【0040】
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)画像処理装置30は、ブラー情報抽出範囲選択部31によって選択されたブラー情報抽出範囲における画像異物部位(異物影)を、異物検出部32によって検出し、異物処理部33によって異物補正した後、ブラー情報抽出部34によってブラー情報を抽出し、画像回復部35によって画像回復処理を行う。これにより、ブラー情報抽出範囲に異物影等の画像異物が存在しても、それによるブラー情報への影響を抑え、精度の高いブラー情報を得ることができる。
【0041】
たとえば、ブラー情報抽出範囲の中に、シャープに写っている被写体とボケたごみ影が写り込んでいるような場合に、そのままブラー情報を抽出しようとするとシャープな画像の情報とボケた画像の情報とが混合し、本来必要としている被写体の画像のブラー情報のみを正確に取り出すことはできない。本実施形態の構成によれば、異物影の影響を排除して被写体画像の正確なブラー情報を取り出すことができる。
その結果、精度の高い画像回復処理を行うことが可能となる。
【0042】
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、カメラ1(カメラ本体2)で撮影した画像を、カメラ1と別の画像処理装置30において、画像処理を行う構成について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、画像処理装置はカメラ内に設けられていても良い。
【0043】
(2)さらに、プリンタや投影装置などに画像処理プログラムを備えてもよい。すなわち、本発明は、画像データを扱うあらゆる装置に適用することができる。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
【符号の説明】
【0044】
1:カメラ、4′:異物影、5:AFエリア、12:光学フィルタ、13:撮像素子、15:画像処理部、30:画像処理装置、31:ブラー情報抽出範囲選択部、32:異物検出部、33:異物処理部、34:ブラー情報抽出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学部材を通過した被写体光を撮影した撮影画像に写り込む、前記光学部材に付着した異物影の検出を行う異物検出部と、
前記異物検出部により検出された異物影の検出結果に基づいて、前記異物影を処理する異物処理部と、
該異物影を処理した後の前記撮影画像より、該撮影画像のブラー情報を抽出するブラー情報抽出部と、
を備えること、を特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記異物処理部が行う前記異物影の処理は、
前記異物影を前記撮影画像より消去すること、
前記異物影が含まれている部分を前記ブラー情報抽出部の抽出範囲より除去すること、及び
前記ブラー情報の抽出の対象外となるように前記異物影をぼかすこと、
のいずれかであること、
を特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像処理装置であって、
前記異物検出部が前記異物影の検出を行い、且つ前記ブラー情報抽出部が前記ブラー情報を抽出する範囲は、前記撮影画像の一部分であること、
を特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
前記異物検出部は、前記撮影画像の輝度勾配を用いることにより前記異物影の検出を行うこと、
を特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
前記異物検出部は、異物検出用の基準画像を用いることにより前記異物影の検出を行うこと、
を特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実行させること、
を特徴とする画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−231416(P2012−231416A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−99912(P2011−99912)
【出願日】平成23年4月27日(2011.4.27)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】