説明

画像処理装置

【構成】監視画面の中に他人のプライバシーを侵すものが撮影されないためのマスクを設定する画像処理装置において、基準マスクエリアを設定するとそれに基づいて拡大および縮小の各レベルのマスクエリアが決定される。決定されたマスクエリアと基準マスクエリアのサイズの比率に基づいて、各レベルのズーム倍率を決定しテーブルにマスクエリアおよびズーム倍率を格納する。監視中に使用者によって拡大/縮小の指示がなされると、テーブルに格納されているマスクエリアおよびズーム倍率に基づいて、画像およびマスクエリアの拡大/縮小処理を行うことを特徴とする。
【効果】画像のプライバシーを保護するためのエリアが最適な大きさに設定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像処理装置に関し、特にたとえば、監視カメラで撮像された画像におけるプライバシー保護のためのマスクのサイズを変更する監視カメラシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
監視カメラでは、撮像された画像の任意の場所を隠す機能であるプライバシーマスク機能を持っているものがある。その機能を持った監視カメラとして、画像に映る任意の場所を隠すプライバシーゾーンをマスキングするマスクデータを保持し、このマスクデータに従って、画像の一部をマスキングするものが特許文献1に開示されている。
【0003】
また、監視カメラでは、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにおいて、現在の状況をディスプレイに表示しながら調整可能にする機能を持つものが特許文献2に開示されている。
【特許文献1】特開2001−69494号公報〔H04N 7/18〕
【特許文献2】特開2000−115697号公報〔H04N 5/915〕
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術1および従来技術2より、プライバシーマスクをオンスクリーン表示によって実現すること、つまり、オンスクリーン表示を利用してプライバシーマスクを設定することが考えられる。
【0005】
具体的には、オンスクリーン表示の1文字分をマスクとして利用し、例えば注目する画像に関してズーム操作がなされた場合、そのズーム量に合わせてマスクサイズを変化させれば、プライバシーゾーンは完全に表示させないことができる。
【0006】
しかしながら、その場合、オンスクリーン表示の1文字分をマスクとして利用することになっており、マスクサイズがオンスクリーン表示の1文字分を単位とするため、マスクサイズを細かく設定することが出来ず、隠す必要がない部分までマスクにより表示できないという問題があった。
【0007】
本発明は上記の問題を解決するもので、撮像された画像のプライバシーを保護するためのエリアが最適な大きさに設定される画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の発明の画像処理装置は、マスク所望対象物を含む画像を表示する表示手段(22)と、画像の拡大エリアまたは縮小操作をズーム指示として指示するズーム指示手段(20)と、画像の所望位置に基準マスクエリアをズーム指示に対応付けて設定する第一設定手段(S3、S5)と、画像の所望位置に該基準マスクエリアとは大きさが異なる複数のマスクエリアを前記ズーム指示に対応付けて設定する第二設定手段(S5)と、ズーム指示を受け付けると基準マスクエリアおよび前記複数のマスクエリアの中から該ズーム指示に対応するエリア内にマスク処理を施すマスク処理手段(18)と、ズーム指示に応じて画像に拡大または縮小のズーム処理を施すズーム処理手段(S27)とを備えることを特徴とする。
【0009】
従って、画像のプライバシーを保護するためのエリアが最適な大きさに設定することが出来る。
【0010】
第二の発明は、第一の発明の画像処理装置において、ズーム処理手段は基準マスクエリアおよび複数のマスクエリアの大きさに基づいて画像に対するズーム倍率をそれぞれ設定し、画像に対してズーム倍率でズーム処理を施すことを特徴とする。
【0011】
第三の発明は、第一の発明および第二の発明の画像処理装置において、マスクエリアはオンスクリーン表示エリアであることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本実施例における画像処理装置の一例である監視カメラシステムのブロック図を図1に示す。
【0013】
本実施例の監視カメラシステム10は、監視カメラ12、映像信号処理部14、CPU16、オンスクリーン表示処理部18、操作部20(カーソルキー20aおよびSETキー20bを含む)、モニタ22、フラッシュメモリ24およびズーム駆動部26で構成される。
【0014】
監視カメラ12は被写体の光学像を取り込み撮像信号として映像信号処理部14へ出力する。映像信号処理部14では、撮像信号を映像信号に変換する。CPU16は、監視カメラ12、映像信号処理部14、オンスクリーン表示処理部18およびズーム駆動部26に接続されている。CPU16は、フラッシュメモリ24に格納されているプログラムに従って、監視カメラ12、オンスクリーン表示処理部18およびズーム駆動部26の制御を行う。
【0015】
操作部20は図2に示すカーソルキー20aおよびSETキー20bを含む。カーソルキー20aを操作することにより、オンスクリーン表示による各種設定メニュー画面のカーソルを移動させ、SETキーを操作することにより、所望の項目を設定する。また、カーソルキー20aを上下に操作することにより、撮像画面を光学的に拡大表示および縮小表示させることが出来る。
【0016】
操作部20によって撮像操作がなされると、CPU16は監視カメラ12を制御して撮像を行う。監視カメラ12から出力された撮像信号は、映像信号処理部14によって上述の処理がなされ、映像信号はオンスクリーン表示処理部18へ出力される。時刻表示等のオンスクリーン表示の設定がなければ、オンスクリーン表示処理部18は、映像信号をそのままモニタ22に出力する。オンスクリーン表示の設定がある場合は、オンスクリーン表示処理部18は、フラッシュメモリ24に格納されている所望のキャラクタと映像信号を重畳させてモニタ22に出力する。
【0017】
撮像中にカーソルキー20aによりズーム操作がなされると、CPU16はズーム駆動部26を制御して、ズーム駆動部26は監視カメラ12内の図示しない撮像レンズを移動させる。また、操作部20により監視カメラ12のオンスクリーン表示設定操作がなされると、CPU16はオンスクリーン表示処理部18を制御し、オンスクリーン表示にて設定画面をモニタ22に出力する。
【0018】
さて、本実施例における監視カメラシステム10では、監視画面の中に他人のプライバシーを侵すものが撮影されないよう、あらかじめマスクで隠しておける機能を搭載している。マスクされたものはモニタには映らないように設定される。該マスクは、オンスクリーン表示の1文字分の2倍角をマスクエリア単位とする集合体である。次に、図3〜図6を参照してマスク設定について説明する。
【0019】
まず、SETキー20bを1秒間以上押し続けることにより、図3(A)に示す“MAIN MENU”画面がモニタ22上に表示させる。カーソルキー20aを操作することにより、“OPITON”項目を選択してSETキー20bを押すと図3(B)に示す“OPITON”画面の項目が表示される。次に、カーソルキー20aを操作し、“PRIVACY MASK”項目を選択してSETキー20bを押すと図3(C)に示す“PRIVACY MASK SETTING”画面の項目が表示される。同様に、カーソルキー20aを操作し、“MASK SET”項目を選択してSETキー20bを押すと図3(D)に示す“MASK NO. SELECT”画面の項目が表示され、任意のMASKナンバーの項目を選択してSETキー20bを押すことにより、該ナンバーでマスクが登録される。
【0020】
マスクを設定したいエリアを指定する操作の前に、次の処理が行われる。図4(A)はオンスクリーン表示におけるモニタ表示エリアaとオンスクリーン表示エリアbを示している。図4(A)の状態におけるオンスクリーン表示のオンスクリーン表示エリアbの縦12×横24=288個のエリア単位(キャラクタ表示エリア単位)で構成され、このエリア単位の大きさを1倍角と定義する。この状態で、オンスクリーン表示を利用したマスクを設定しようとすると、エリアc(斜線部分)のようなマスクを設定できないエリアが存在することとなる。
【0021】
従って、オンスクリーン表示エリアbがモニタ表示エリアaの全エリアのマスク設定を可能にするために、図4(B)に示すようにオンスクリーン表示エリアbの始点Xをモニタ表示エリアaの外にシフトする。そしてオンスクリーン表示エリアbの大きさを縦/横ともに2倍にする。それに伴って、マスクのためのエリア単位(マスクエリア単位)は、図4(A)の場合のオンスクリーン表示1文字分の2倍角となる。本実施例におけるマスク設定可能なエリア範囲は、オンスクリーン表示1文字分の2倍角をエリア単位とし、縦8×横16=128個のエリアから任意のエリアを選択することによりマスクの設定を行う。
【0022】
次にマスクを設定したいエリアを指定する操作を説明する。説明が戻るが、図3(D)において任意のMASKナンバーの項目を選択してSETキー20bが押されると、CPU16は監視カメラ12を制御し撮像画像を映像処理部14に出力させ、映像処理部14により上述の処理がなされ、オンスクリーン表示処理部18に映像信号が出力される。オンスクリーン表示処理部18は、図5に示すように128個のエリアを示すマスク指定画面と該映像信号を重畳させてモニタ22に表示する。モニタ22に表示されている被写体は対象物P、Qを含んでいる。本実施例において使用者は対象物Pに対してマスクの設定を行うものとする。
【0023】
図5を参照して、モニタ22に表示されている128個のエリアにおいて横方向をX、縦方向をYとして始点Lを含むエリアを(X、Y)=(1、1)という座標で表現した場合、対象物Pの位置は(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)内に存在する。従って使用者は、指定するマスクエリアとして(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)の4個のエリアを設定することとなる。この4個のエリアを基準マスクエリアとする。
【0024】
基準マスクエリアの指定の方法は、図6を参照して、カーソル20aを操作してカーソルキー20aを(X、Y)=(8、4)に移動させSETキー20bを押下する。(X、Y)=(8、4)を基準として、カーソルキー20aを上下左右に操作しSETキー20bを押下することよって大きさ、つまり選択されたエリア(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)を決定する。そして、モニタ22に表示されている画面の右下の“SET”項目へカーソルキー20aを操作して移動させ、SETキー20bを押下する。すると、フラッシュメモリ24に今選択されたエリアの座標(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)を格納する。これで、基準マスクエリアの設定がされる。
【0025】
次にCPU16は、基準マスクエリアの座標を参照して、フラッシュメモリ24に格納されている所定のプログラムに従って、大きさの異なる複数のマスクエリアを決定する。本実施例においては、3つの大きさの異なるマスクエリアを決定する。基準マスクエリアは座標(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)に位置する4個のエリアの集合体である。基準マスクエリアを参照して、16個のエリアの集合体である第一マスクエリア(座標(X、Y)=(7、3)、(7、4)、・・・(10、5)、(10、6))、36個のエリアの集合体である第二マスクエリア(座標:(X、Y)=(6、2)、(6、3)、・・・、(11、6)、(11、7))、64個のエリアの集合体である第三マスクエリア(座標:(X、Y)=(5、1)、(5、2)、・・・、(12、7、)、(12、8)を決定する。これら3つのマスクエリアは基準マスクエリアを基準とし、大きさに準じてレベルという概念を定義することとする。従って、基準マスクエリアはレベル0、第一マスクエリアはレベル1、第二マスクエリアはレベル2、第三マスクエリアはレベル3とする。
【0026】
複数のマスクエリアが決定された後、CPU16は基準マスクエリアと各マスクエリアの大きさの比率を計算し、その比率に基づいて各マスクエリアのズーム倍率を決定する。そのデータは、図9に示すテーブルに格納される。
【0027】
ここで、図9に示すテーブルについて説明する。テーブルには、レベル、マスクエリア座標およびズーム倍率がそれぞれ対応して格納されている。レベル0とは、マスクの設定時における基準マスクエリア座標およびズーム倍率である。つまりこの場合、基準マスクエリア座標:(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)、ズーム倍率:1である。レベル1とは、レベル0から1段レベルが上げられたレベル、マスクエリア座標およびズーム倍率を示すものであり、マスクエリア座標(X、Y)=(7、3)、(7、4)、・・・(10、5)、(10、6)、ズーム倍率:Aである。そしてレベル2とは、レベル0から2段レベルが上げられたレベル、マスクエリア座標およびズーム倍率を示すものであり、マスクエリア座標:(X、Y)=(6、2)、(6、3)、・・・、(11、6)、(11、7)、ズーム倍率:Bである。レベル3においても、同様にマスクエリア座標およびズーム倍率が格納されている。本実施例では、オンスクリーン表示のエリアが縦8行であるため、最大レベルはレベル3となる。このように、マスクエリアの設定において指定されたマスクエリアの個数が縦L個×横M個とし、操作部20によってレベルをN段上げる操作がなされると、マスクエリアの個数は縦(L+2N)個×横(M+2N)個となる。
【0028】
次に、使用者が設定されたマスクを使用して監視を行う場合を説明する。
【0029】
使用者により、マスク設定された監視モードにおいて撮像操作がなされると、CPU16は、フラッシュメモリ24に記録されているテーブルのレベル0の座標およびズーム倍率を読み出す。そして、座標およびズーム倍率に基づいてオンスクリーン表示処理部18およびズーム駆動部26を制御する。オンスクリーン表示処理部18では、マスクエリア座標:(X、Y)=(8、4)、(8、5)、(9、4)、(9、5)に対応する箇所が黒色で表示されるよう、映像画像と重畳してモニタ22に出力する。その結果、図7に示すように、対象物Pはマスクにより監視が出来ないように表示される。
【0030】
次に監視途中で、カーソルキー20aを操作することにより拡大および縮小操作を行った場合を説明する。カーソルキー20aの上を一回押下されると、現在のレベルから1段レベルが上がり、カーソルキー20aの下を一回押下されると、現在のレベルから1段レベルが下がる。本実施例においては、レベルの上限は3、下限は0である。
【0031】
図7に示すレベル0の状態において、カーソルキー20aを上へ一回押下されると、CPU16はフラッシュメモリ24に格納されている図9に示すテーブルに格納されているレベル1の座標情報を読み出し、オンスクリーン表示処理部18を制御してマスクエリア座標(X、Y)=(7、3)、(7、4)、・・・(10、5)、(10、6)に対応する箇所が黒色で表示させるマスクを生成する。並行して、CPU16はレベル1のズーム倍率Aを読み出し、ズーム駆動部26に与え、ズーム駆動部はズーム倍率Aになるよう、監視カメラ12の図示しないズームレンズを制御する。そしてズーム倍率Aにて撮像された撮像信号は映像信号処理部14で処理され、オンスクリーン表示処理部18に出力される。オンスクリーン表示処理部18では、生成されたマスクと映像信号を重畳してモニタ22へ出力する。従って、図8に示すように16個のマスクエリアの中に対象物Pが含まれ、対象物Qにマスクがかかることはなく、最適なマスクがなされる。また、レベル2およびレベル3に移行させる場合も同様に最適なマスクが可能となる。
【0032】
次に上述したマスク設定およびマスク設定がなされた場合の撮像中のズーム処理におけるCPU16の制御について説明する。
【0033】
先にマスク設定処理を説明する。上述の説明の如くカーソルキー20aおよびSETキー20bによりマスク設定処理の操作がなされると、CPU16は図10にマスク設定処理を示すサブルーチンを実行する。CPU16はオンスクリーン表示エリアbがモニタ表示エリアaの全エリアのマスク設定を可能にする処理を行う(ステップS1)。全エリアのマスク設定が可能になると、次に基準マスクエリア選択設定処理を行う(ステップS3)。そして、基準マスクエリアが決定されると第一〜第三マスクエリアを決定し、第一〜第三マスクエリアと基準マスクエリアの比率に基づいて、レベル1〜レベル3のそれぞれのズーム倍率を決定して(ステップS5)、マスクエリア設定処理を終了する。
【0034】
マスク設定がなされた場合の撮影中のズーム処理を説明する。図11を参照して、カーソルキー20aによりズーム操作が為されると、CPU16内の図示しないメモリ内の変数Xを初期化(X=0)する(ステップS11)。ここで変数Xは整数値である。次に、カーソルキー20aが押下された方向を判断する(ステップS13)。押下された方向が下である場合(“下”)、変数の値が1以上であるか否かを判断する(ステップS15)。そして変数の値が1以上である場合(“Y”)は変数Xを1デクリメント(X=X−1)する(ステップS17)。ここで変数の値が1未満である場合(N“)は変数Xを0(X=0)に更新する(ステップS19)。ステップS17およびステップS19において変数Xが更新された後はステップS27に進み、CPU16は変数値Xレベルの倍率でズーム処理を行うようズーム駆動部26を制御する。次にズーム操作の終了操作が有ったか否かを判別し(ステップS29)、操作が有った場合(“Y”)はズーム操作を終了する。ズーム操作がない場合(“N”)はステップS13に戻り、ズーム操作の終了操作が有るまで繰り返す。
【0035】
ステップS13においてカーソルキー20aが押下された方向が上である場合(ステップS13:“上”)、変数の値が3以上であるか否かを判断する(ステップS21)。変数の値が3以上である場合(“Y”)は変数Xを3(X=3)に更新する(ステップS23)。逆に、変数の値が3未満である場合(“N”)は変数Xを1インクリメント(X=X+1)する(ステップS25)。ステップS23およびステップS25において変数Xが更新された後はステップS27に進み、上述と同様なステップS27以降の処理を行う。
【0036】
このように、使用者がマスクで隠したい対象物を十分隠すことのできる最適なマスクサイズになるようにズーム倍率を設定することで、余分なエリアをマスクせず、使用者は正確に監視カメラからの映像を確認することが出来る。
【0037】
また、マスクをオンスクリーン表示の1文字の2倍角分を利用することで、安価且つ容易にマスク設定が出来る。
【0038】
また、マスクサイズに合わせてズーム倍率を決定するため、それほど細かいズーム設定を必要としない使用者がマスクとズームを併用する場合に効果的である。
【0039】
特に、本発明では、使用者がマスクを設定したい部分と使用者が確実に確認したい部分が隣接している場合に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施例である構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である操作部20の構成の一部を示す図である。
【図3】(A)はマスク設定時における表示画面の一例を示す図解図であり、(B)はマスク設定時における表示画面の他の一例を示す図解図であり、(C)はマスク設定時における表示画面のその他の一例を示す図解図であり、(D)はマスク設定時における表示画面のさらにその他の一例を示す図解図である。
【図4】(A)はモニタ画面とオンスクリーン表示画面の関係の一例を示す図解図であり、(B)はモニタ画面とオンスクリーン表示画面の関係の他の一例を示す図解図である。
【図5】本発明の一実施例であるマスクエリアと被写体の関係の一例を示す図解図である。
【図6】本発明の一実施例であるマスク設定操作時のエリアと被写体の関係の一例を示す図解図である。
【図7】本発明の一実施例であるマスク設定されたエリアと被写体の関係の一例を示す図解図である。
【図8】本発明の一実施例である拡大処理されたマスクエリアと被写体の関係の一例を示す図解図である。
【図9】本発明の一実施例であるレベル、座標およびズーム倍率の関係の一例を示す図解図である。
【図10】本発明の一実施例の動作の一例を示すフロー図である。
【図11】本発明の一実施例の動作の一例を示す他のフロー図である。
【符号の説明】
【0041】
12 …監視カメラ
14 …映像処理部
16 …CPU
18 …オンスクリーン表示処理部
20 …操作部
20a …カーソルキー
20b …SETキー
22 …モニタ
24 …フラッシュメモリ
26 …ズーム駆動部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスク所望対象物を含む画像を表示する表示手段と、
画像の拡大エリアまたは縮小操作をズーム指示として指示するズーム指示手段と、
画像の所望位置に基準マスクエリアを前記ズーム指示に対応付けて設定する第一設定手段と、
画像の所望位置に該基準マスクエリアとは大きさが異なる複数のマスクエリアを前記ズーム指示に対応付けて設定する第二設定手段と、
前記ズーム指示を受け付けると前記基準マスクエリアおよび前記複数のマスクエリアの中から該ズーム指示に対応するエリア内にマスク処理を施すマスク処理手段と、
前記ズーム指示に応じて画像に拡大または縮小のズーム処理を施すズーム処理手段とを備える画像処理装置。
【請求項2】
前記ズーム処理手段は、前記基準マスクエリアおよび前記複数のマスクエリアの大きさに基づいて前記画像に対するズーム倍率をそれぞれ設定し、該画像に対して該ズーム倍率でズーム処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記マスクエリアはオンスクリーン表示エリアである、請求項1および2の画像表示処理装置。










































【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−251693(P2007−251693A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−73570(P2006−73570)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】