説明

画像形成システム

【課題】文書管理サーバに登録された文書の設定を印刷時に変更可能とし、その設定に従って文書を印刷できるようにする。
【解決手段】上位装置が、端末装置から受信した文書データの画像形成の指示にしたがって文書データ格納部から該文書データを抽出するとともに画像形成設定情報格納部から該文書データに関連付けられた画像形成設定情報を抽出し、その画像形成設定情報の固定設定情報および端末装置から受信した可変設定情報に基づいて該文書データの画像を画像形成装置で形成させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷設定や出力先等の設定情報に基づいて画像を形成し、印刷する画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンピュータのアプリケーションソフトウェアで作成、またはイメージスキャナにより原稿の画像を読取って生成した図面、写真あるいはパンフレット等の文書を複数のユーザで共有し、保管する文書管理サーバが一般に知られている。
この文書管理サーバに保管されている文書を印刷する際、印刷設定や印刷先はユーザがその都度設定することが一般的であるが、設定すべき条件(パラメータ)が多岐にわたるため、不慣れなユーザは文書を所望の条件で印刷することが困難であるという問題や出力先プリンタとして選択可能なプリンタが複数存在する場合、間違ったプリンタを選択してしまうなどセキュリティ面での問題があった。
【0003】
このため、従来の技術では、文書管理サーバに登録する文書の属性として印刷設定や出力先を関連付けて予め登録しておき、その文書管理サーバに登録された文書を印刷するとき、文書の属性として関連付けられた印刷設定や出力先で印刷するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−2022846号公報(段落「0050」〜段落「0053」、図1、図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術においては、文書管理サーバに登録された文書に関連付けて印刷設定や出力先が登録されている場合、その設定された印刷設定や出力先で文書を印刷するしかなく、すべてのユーザに同じ条件が適用されてしまうため、管理者や印刷操作に慣れた高いスキルを持つユーザであっても印刷設定や出力先等の設定を指定することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、文書管理サーバに登録された文書の設定を印刷時に変更可能とし、その設定に従って文書を印刷できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そのため、本発明は、利用者の操作を受付ける端末装置と、前記端末装置と通信回線を介して接続された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続された画像形成装置とを有する画像形成システムにおいて、前記上位装置は、複数の文書データを予め格納する文書データ格納部と、変更可能な可変設定情報および変更することができない固定設定情報からなる画像形成設定情報を前記文書データに関連付けて予め格納する画像形成設定情報格納部とを備え、前記端末装置は、前記文書データ格納部に格納された文書データを選択する操作を受付ける選択部と、前記選択部で選択された文書データに関連付けられた画像形成設定情報の可変設定情報を変更する操作を受付ける入力部と、前記選択部で選択された文書データの画像形成の指示および前記入力部で変更された可変設定情報を上位装置へ送信する通信部とを備え、前記上位装置が、前記端末装置から受信した文書データの画像形成の指示にしたがって前記文書データ格納部から該文書データを抽出するとともに前記画像形成設定情報格納部から該文書データに関連付けられた画像形成設定情報を抽出し、その画像形成設定情報の固定設定情報および前記端末装置から受信した可変設定情報に基づいて該文書データの画像を前記画像形成装置で形成させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このようにした本発明は、文書管理サーバに登録された文書の設定を印刷時に変更可能となり、その設定に従って文書を印刷できるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明による画像形成システムの実施例を説明する。
【実施例1】
【0009】
文書管理サーバに予め登録された文書に関連付けられた設定情報を印刷時にユーザ(利用者)による変更を可能とし、ユーザにより選択された所望の設定情報に従って文書を印刷する画像形成システムの構成を図1の第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図に基づいて説明する。
図1において、画像形成システムは、上位装置としての文書管理サーバ(以下、「サーバ」という。)100、そのサーバ100とネットワーク等の通信回線を介して通信可能に接続された複数台のユーザの操作を受付ける端末装置としてのクライアントコンピュータ(以下、「クライアント」という。)200および複数台の画像形成装置としてのプリンタ300で構成されている。
【0010】
サーバ100は、ユーザ情報登録部101、プリンタ登録部103、印刷設定情報登録部105、文書登録部110、および印刷指示部113がサービスとして動作するように構成されており、Webアプリケーション(ソフトウェア)120がクライアント200に対してこれらのサービスを提供するための操作画面とクライアント200からの指示をWeb用のHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルを使用して送受信し、クライアント200では、Webブラウザ210によりサーバ100のWebアプリケーション120が生成する操作画面を表示し、クライアント200は入力されたユーザの指示をサーバ100へ送信する。
【0011】
なお、本実施例では、クライアント200からWebブラウザ210でサーバ100のWebアプリケーション120を介してサーバ100のサービスを実行するものとするが、クライアント200側でサーバ100のサービスをリモートで呼び出す専用のアプリケーションソフトウェアを実装するようにしてもよい。
クライアント200は、サーバ100に接続するとき、例えば図6に示すユーザ認証画面600を表示し、ユーザ名(アカウント)601とパスワード602を入力し、ログオンボタン603を選択してサーバ100にログオンする。
【0012】
ログオンしたユーザのアカウントの種類により識別されるユーザの権限にしたがって使用できるサービスが制限され、例えば登録者用のユーザ名でログオンしたクライアント200には図7に示すすべてのサービスが使用できる登録者用画面700が表示され、使用者用のユーザ名でログオンしたクライアント200には図8に示すような印刷指示のみが使用できる使用者用画面800が表示される。
【0013】
登録者用画面700は、例えば図7に示すようにユーザが利用可能な文書を表示する文書リスト701、文書を選択するためのチェックボックス702、選択された文書を印刷させるための印刷ボタン703、文書を登録するための文書登録ボタン704、ユーザを登録するためのユーザ登録ボタン705、プリンタを登録するためのプリンタ登録ボタン706、印刷設定を登録するための印刷設定登録ボタン707、登録者用画面を終了させるための終了ボタン708等で構成されたものである。
【0014】
使用者用画面800は、例えば図8に示すようにユーザが利用可能な文書を表示する文書リスト801、文書を選択するためのチェックボックス802、選択された文書を印刷させるための印刷ボタン803、使用者用画面を終了させるための終了ボタン804等で構成されたものである。
また、サーバ100は、前述した構成に加え、ユーザ情報登録部101の指示によりユーザの権限に関する複数ユーザ分のユーザ情報をリストとしてユーザ毎に記憶するユーザ情報蓄積部102、プリンタ登録部103の指示によりプリンタの接続先(アドレス)、設置場所、種類、状態、およびプリンタの構成などの複数プリンタ分のプリンタ情報をリストとしてプリンタ毎に記憶するプリンタ情報蓄積部104、印刷設定情報登録部105の指示により文書を所望の状態で印刷させるための複数種類の印刷設定情報をリストとして記憶する画像形成設定情報格納部としての印刷設定情報蓄積部106、文書登録部110の指示により文書(文書データ)と文書情報とを関連付けて登録する文書データ格納部としての文書データベース112、その文書データベース112への文書の登録や取得を行う文書管理サービス111、印刷指示部113からの印刷指示により文書管理サービス111を介して文書データベース112から文書およびその文書に関連する文書情報リストを取得し、その文書および文書情報リストの文書属性で関連付けられる印刷設定から印刷データを生成する印刷データ生成部114、生成された印刷データをプリンタ300へ送信して印刷させる印刷データ送信部115により構成されている。
【0015】
なお、上述したユーザ情報蓄積部102、プリンタ情報蓄積部104、印刷設定情報蓄積部106、および文書データベース112はメモリや磁気ディスク等で構成された記憶部に記憶されるものである。
サーバ100は、文書データベース112への文書の登録および登録された文書の印刷を行う前に、ユーザ情報蓄積部102にユーザ名、ユーザの権限、所属、および使用可能プリンタを記憶するユーザ情報、プリンタ情報蓄積部104にプリンタ名、IPアドレス、MACアドレス、モデル名、および設置場所を記憶するプリンタ情報、印刷設定情報蓄積部106に印刷設定名、印刷設定の実体へのリンク、および使用可能プリンタモデルを記憶する印刷設定情報を予め登録しておくものとする。
【0016】
これらの情報の設定は、クライアント200のWebブラウザ210からサーバ100のWebアプリケーション120を使用して行うものとするが、サーバ100の図示しない入力部で入力を受付けて行うようにしてもよい。
利用者情報格納部としてのユーザ情報蓄積部102に登録するユーザ情報は、例えば図2に示すように利用者を識別するための利用者識別情報としてユーザ毎に付与されたユーザ名、そのユーザの権限、所属、ならびにそのユーザが使用することができる使用可能プリンタ(プリンタの識別情報)で構成されている。
【0017】
この使用可能プリンタは、プリンタ情報蓄積部104の保存されるプリンタ情報から取得したプリンタ名を複数指定することができ、すべてのプリンタが使用できる場合は「ALL」と表記する。
プリンタ情報蓄積部104に登録するプリンタ情報は、例えば図3に示すようにプリンタ名、そのプリンタのIPアドレス、MACアドレス、モデル名、ならびに設置場所で構成されている。
【0018】
画像形成設定情報格納部としての印刷設定情報蓄積部106に登録する印刷設定情報は、例えば図4に示すように印刷設定名、印刷設定の項目を含む情報の実体へリンクを示す印刷設定の実体へのリンク、およびその設定が使用可能なプリンタのモデル名を示す使用可能プリンタモデル(プリンタの識別情報)で構成されている。
印刷設定の項目を含む情報の実体は、例えば図4に示すように印刷設定項目名、その項目の設定値、所望の結果が得るために必須の項目か、ユーザが変更できる項目のどちらであるかを示す設定条件で構成されている。
【0019】
この設定条件は、図4に示すようにユーザが変更できない固定設定情報として「必須」、ユーザが変更できるが既定値を指定した可変設定情報として「推奨」、ユーザが指定することができずプリンタの指定に従う「指定なし」のいずれかを設定するものとする。
印刷設定項目の設定条件の必須(固定設定情報)、推奨(可変設定情報)の分類の例として、文書を適切な品位で印刷するための色のマッチング方法や用紙の種類を限定する用紙タイプは「必須」に分類でき、また部単位印刷や部数印刷の指定は印刷品位には影響しないためユーザが変更可能な「推奨」として分類することができる。
【0020】
文書データベース112は、文書ファイルおよび文書情報リストで構成され、文書情報リストは図5に示すように文書毎に文書名、文書ファイルへのリンクを示す文書実体、更新日付、文書を利用することができるユーザ名、文書を最適に印刷するための印刷設定名で構成される。なお、更新日時、文書を利用することができるユーザ名、文書を最適に印刷するための印刷設定名を文書属性とする。
【0021】
文書を利用することができるユーザ名は、ユーザ情報蓄積部102に登録されたユーザ情報から取得したユーザ名を複数指定することができ、すべてのユーザが使用できる場合は「ALL」と表記する。
印刷設定名は、印刷設定情報蓄積部106に保存される印刷設定情報から取得した印刷設定名をひとつ指定することができるようになっている。
【0022】
このように構成されたサーバ100は、図示しないメモリや磁気ディスク等で構成された記憶部およびCPU等の制御部を備え、その記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部がサーバ100全体を制御するものとする。
上述した構成における文書データベースに文書を登録する動作およびその文書データベースに登録された文書を印刷する動作について説明する。
【0023】
まず、文書データベース112に文書を登録する動作について説明する。
文書データベース112への文書の登録は、クライアント200のWebブラウザ210からサーバ100に登録者のユーザ名でログオンし、クライアント200の表示部に表示された図7に示す登録者用画面700で行うものとする。
登録者用画面700の文書登録ボタン704をマウス等でクリックして選択するとクライアント200の表示部に図9に示す文書登録画面900が表示される。
【0024】
この文書登録画面900は、例えば図9に示すように文書のファイルのパス名を入力するための文書ファイル名テキストボックス901、ファイル参照ダイアログボックスを表示させるための参照ボタン902、ユーザ名を表示するためのユーザリスト一覧ボックス903、ユーザ名を選択するためのチェックボックス904、印刷設定名を表示する印刷設定ドロップダウンリスト905、文書を登録するための登録ボタン906、文書登録画面を終了させるための終了ボタン907等で構成されたものである。
【0025】
表示された文書登録画面900のユーザリスト一覧ボックス903にはサーバ100のユーザ情報蓄積部102に保存されたユーザ名が表示され、印刷設定ドロップダウンリスト905にはサーバ100の印刷設定情報蓄積部106に保存された印刷設定が表示される。
登録者であるユーザは、文書ファイル名テキストボックス901に文書データベース112に登録する文書ファイルのパス名を入力するか参照ボタン902をクリック等して表示されるファイル参照ダイアログボックスから登録する文書ファイルを参照して選択し、また登録する文書ファイルを使用できるユーザをユーザリスト一覧ボックス903のチェックボックス904をクリックして指定し、さらに登録する文書の印刷設定を印刷設定ドロップダウンリスト905から選択して指定し、登録ボタン906をクリックする。
【0026】
登録ボタン906がクリックされるとクライアント200はサーバ100のWebアプリケーション120へ指定された文書ファイルをアップロードするとともに文書ファイルの登録を指示する。
サーバ100のWebアプリケーション120はクライアント200から文書登録の指示を受けると文書登録部110から文書管理サービス111を呼び出して文書データベース112の文書情報リストの文書名にクライアント200からアップロードされた文書ファイルから生成した文書名を、文書実体に文書ファイルの実体へのリンクを、更新日付に文書ファイルの更新日付を、ユーザ名に文書登録画面900のチェックボックス904で指定されたユーザを、印刷設定名に印刷設定ドロップダウンリスト905で指定された印刷設定をそれぞれ文書情報として追加する。
【0027】
このようにして画像形成システムは文書を文書データベース112に登録する。
次に、文書データベース112に登録された文書を印刷する動作について説明する。
登録された文書の印刷は、クライアント200のWebブラウザ210からサーバ100に登録者または使用者のユーザ名でログオンし、例えば図7に示す登録者用画面700または図8に示す使用者用画面800で行うものとする。
【0028】
クライアント200に表示された図7に示す登録者用画面700または図8に示す使用者用画面800において、ユーザが利用可能な文書を表示する文書リスト701または文書リスト801の左側に表示されたチェックボックス702またはチェックボックス802をチェックして印刷する文書を選択して指定し(選択部)、印刷ボタン703または印刷ボタン803をクリックしてサーバ100のWebアプリケーション120へ文書の印刷を指示する。
【0029】
Webアプリケーション120はクライアント200から文書の印刷の指示を受けると印刷指示部113から文書管理サービス111を呼び出して文書データベース112の保存されている図5に例示される文書情報リストから印刷が指示された文書名の文書情報を抽出し、抽出した文書情報で指定される印刷設定名の印刷情報を図4に例示される印刷設定リストから抽出し、抽出した印刷設定情報の印刷設定の実体に関連付けられる印刷設定の実体を取得し、印刷設定の用紙サイズ等のすべての印刷設定項目を調べる。
【0030】
各印刷設定項目の設定条件として「必須」、「推奨」、または「指定なし」の3種類のいずれかが予め設定されており、各印刷設定項目の設定条件に「推奨」がひとつでも設定されている場合、図10に例示する印刷設定画面1000をクライアント200に表示してユーザに設定変更が可能な部分の変更を行わせ、「推奨」がひとつもない場合、図10に示す印刷設定画面は表示せず、ユーザに設定の変更は行わせないようにする。
【0031】
この印刷設定画面1000は、例えば図10(a)に示す印刷設定Aの印刷設定画面1000や図10(b)に示す印刷設定Cの印刷画面1000であり、設定の変更が不可能な項目を領域1001に表示し、ユーザによる設定の変更が可能な項目を領域1002に表示するものとする。ユーザは必要に応じて領域1002に表示された既定値の設定を変更し(入力部)、印刷を行うための印刷ボタン1003をクリックするものとする。なお、領域1002に表示される既定値は文書を最適に印刷するための既定値が設定されているものとする。
【0032】
印刷指示部113は、印刷データ生成部114へ文書データベース112に保存された印刷する文書と、印刷設定と、出力先を指定して印刷データを生成させ、その印刷データを印刷データ送信部115から指定された出力先のプリンタ300へ送信して文書を印刷する。
このようにして画像形成システムは登録された文書を印刷する。
【0033】
次に、サーバ100の印刷指示部113の動作を図11の第1の実施例における文書印刷指示処理のフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
印刷指示部113には、Webアプリケーション120からクライアント200で印刷が指示された文書名がリストとして渡される。すなわち、印刷が指示された文書名はクライアント200の通信部を介してサーバ100へ送信され、印刷指示部113へ通知される。
【0034】
なお、印刷が指示された文書名のリストから文書を取り出すためのインデックス等の各ワーキングメモリ(記憶部)は初期化されているものとする。
S101:印刷指示部113は、印刷が指示された文書名のリストから次に処理する文書名を取得し、印刷する文書とする。
S102:S101で次に処理する文書名が存在するか否かを判定し、その判定の結果、存在すると判定した場合は処理をS103へ移行し、存在しないと判定した場合は処理を終了する。
【0035】
S103:文書管理サービス111を使用し、印刷する文書名をキーとして文書管理データベース112の文書情報リストから印刷する文書情報を取得する。
S104:S103で取得した文書情報から印刷する文書の印刷設定名を取得する。図5に例示される「文書A」の文書情報の場合、印刷設定名は「印刷設定A」となる。
S105:印刷設定情報蓄積部106に保存されている図4に例示する印刷設定リストからS104で取得した印刷設定名の印刷設定情報を取得し、その印刷設定情報の印刷設定の実体へのリンクで関連付けられる印刷設定の実体を取得し、現在の印刷文書の印刷設定とする。
【0036】
S106:S105で取得した印刷設定の実体の各印刷設定項目の設定条件に「推奨」が設定されている項目が存在するかをすべての項目について判定する。
S107:S106の判定の結果、設定条件に「推奨」が設定されている印刷設定項目が存在しない場合は処理をS109へ移行し、一方存在する場合は処理をS108へ移行する。
【0037】
S108:印刷指示部113は、Webアプリケーション120を介して図10に例示される印刷設定画面1000をクライアント200に表示させ、S105で取得した印刷設定の実体の各印刷設定項目の設定条件が「必須」の項目名と設定内容を設定変更不可の領域1001に選択不可能な状態で表示させ、また各印刷設定項目の設定条件が「推奨」の項目名と設定内容を設定変更可能の領域1002にユーザが変更可能な状態で表示させる。
【0038】
印刷設定画面1000を表示させるとユーザの入力操作を待ち、ユーザが印刷ボタン1003をクリックすると印刷指示部113は設定変更可能な領域1002で変更された印刷設定を現在の印刷文書の印刷設定に反映して更新する。
なお、変更された印刷設定はクライアント200の通信部を介してサーバ100へ送信され、印刷指示部113へ通知される。
【0039】
S109:印刷指示部113は、文書管理サービス111を使用して印刷する文書の実体を文書管理データベース112から取得する。
S110:印刷データ生成部114においてS109で取得した文書の実体から現在の印刷文書の印刷設定に基づいて印刷するための印刷データを生成する。
S111:現在処理中のユーザ情報および印刷文書の印刷設定に基づいて出力先を決定する。この処理の詳細は後述する。
【0040】
S112:S110で生成した印刷データをS111で決定した出力先のプリンタ300へ送信し、印刷させる。
このようにしてサーバ100の印刷指示部113は、文書印刷指示処理を行う。
次に、サーバ100の印刷指示部113が行う上述したS111の出力先決定処理を図12の第1の実施例における出力先決定処理のフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
【0041】
S201:サーバ100の印刷指示部113は、記憶部の出力先リストを初期化する。
S202:現在この処理を行っているログオンユーザのユーザ名を取得する。
S203:S202で取得したログオンユーザのユーザ名に基づいてユーザ情報蓄積部102に保存されている図2に例示されるユーザ情報からログオンしているユーザのユーザ情報を取得する。
【0042】
S204:S203で取得したユーザ情報からユーザが使用可能なプリンタを取得する。
S205:プリンタ情報蓄積部104に保存されている図3に例示されるプリンタ情報からS204で取得したユーザが使用可能なプリンタに関するプリンタの情報(IPアドレス、MACアドレス、モデル名、設置場所)を抽出して出力先リストとして生成する。
【0043】
S206:出力先リストから次に確認するプリンタの情報を取得する。
S207:出力先リストに次に確認するプリンタの情報が存在するか否かを判定し、その結果、存在すると判定されると処理をS208へ移行し、存在しないと判定されると処理をS211へ移行する。
S208:印刷する文書の印刷設定の使用可能プリンタモデル(図4に例示)に、出力先リストから取得したプリンタの情報のプリンタモデル(モデル名)が含まれるか否か、すなわち出力先プリンタがサポートされているか否かを判定する。なお、印刷設定の使用可能プリンタモデルに「ALL」が表記されている場合、その印刷設定はすべてのモデルのプリンタがサポートされていることを示す。
【0044】
S209:S208の判定の結果、出力先のプリンタがサポートされていないと判定すると処理をS210へ移行し、サポートされていると判定すると処理をS206へ移行する。
S210:出力先のプリンタがサポートされていないと判定されると出力先リストから現在確認中のプリンタの情報を削除し、処理をS206へ移行する。
【0045】
S211:出力先リストの出力先プリンタの確認が終了した後、出力先リストにプリンタの情報が1つだけ存在する場合は、そのプリンタの情報の出力先(例えば、IPアドレス、MACアドレス等)を呼び出し元へ応答して処理を終了する。
S212:出力先リストにプリンタの情報が複数存在する場合は、処理をS213へ移行し、プリンタの情報が存在しない場合は、処理をS214へ移行する。
【0046】
S213:印刷指示部113は、Webアプリケーション120を介して出力先リストの複数のプリンタの情報を出力先一覧画面としてクライアント200に表示させ、ユーザに出力先一覧画面から出力先とするプリンタを選択させる。
印刷指示部113は、選択されたプリンタの情報の出力先(例えば、IPアドレス、MACアドレス等)を呼び出し元へ応答して処理を終了する。
【0047】
S214:印刷指示部113は、Webアプリケーション120を介して出力先のプリンタが存在しないメッセージをクライアント200に表示させ、出力先のプリンタの決定に失敗したことを呼び出し元へ応答して処理を終了する。
このように画像形成システムは、文書管理サーバに予め登録された文書に関連付けられた印刷設定情報を必須項目とユーザ可変項目とに分類し、文書の印刷時にユーザ可変項目をユーザの操作による変更を可能とすることにより、ユーザにより選択された所望の印刷設定情報に従って文書を印刷することができるようになる。
【0048】
以上説明したように、第1の実施例では、文書管理サーバに予め登録された文書に関連付けられた印刷設定情報を必須項目とユーザ可変項目とに分類し、文書の印刷時にユーザ可変項目をユーザの操作による変更を可能とすることにより、文書に応じた最適な印刷設定で文書を印刷することができ、またユーザが希望する印刷設定で文書を印刷することができるという効果が得られる。
【0049】
また、ユーザが指定できるユーザ可変項目においても既定値を設けているため文書に応じた最適な印刷設定を実現できるという効果が得られる。
さらに、ユーザの権限にしたがって文書に関連付けられた印刷設定でサポートされるプリンタに印刷することができるようになるという効果が得られる。
また、ユーザが使用できるプリンタ・文書のみを表示するようにしたことにより、誤操作による文書の流出を防止することができるという効果が得られる。
【実施例2】
【0050】
第2の実施例の構成は、第1の実施例の画像形成システムの構成にユーザ可変印刷設定情報蓄積部が追加されていることが第1の実施例の構成と異なる部分であり、その第2の実施例の画像形成システムの構成を図13の第2の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図に基づいて説明する。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0051】
図13において、サーバ100は、文書に関連付ける印刷設定で文書を最適に印刷するために設定条件が必須な項目でないユーザ可変設定の項目へ反映させる印刷設定項目を予め設定しておくユーザ可変印刷設定情報を記憶するユーザ可変印刷設定情報蓄積部107を記憶部に備えている。
サーバ100は、文書データベース112への文書の登録および登録された文書の印刷を行う前に、ユーザ可変印刷設定情報蓄積部107に図14に例示する可変印刷設定名、可変印刷設定の実体へのリンク、ならびに使用可能プリンタモデルを記憶するユーザ可変印刷設定情報、およびユーザ可変印刷設定で設定する印刷設定項目ならびにその設定値を記憶する可変印刷設定の実体を予め登録しておくものとする。
【0052】
このユーザ可変印刷設定情報の登録は、クライアント200のWebブラウザ210からサーバ100のWebアプリケーション120を使用して行うものとするが、サーバ100の図示しない入力部で入力を受付けて行うようにしてもよい。
上述した構成における文書データベースに登録された文書の印刷の動作を説明する。
なお、文書データベースへの登録は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
【0053】
登録された文書の印刷は、クライアント200のWebブラウザ210からサーバ100に登録者または使用者のユーザ名でログオンし、例えば図15に示す使用者用画面1500で行うものとする。
クライアント200に表示された図15に示す使用者用画面1500において、ユーザが利用可能な文書を表示する文書リスト1501の左側に表示されたチェックボックス1502をチェックして印刷する文書を指定し(第1の選択部)、また文書リスト1501の右側に表示されたユーザ可変ボックス1503をクリックしてドロップダウンリストに表示されるユーザ可変印刷設定名から所望のユーザ可変印刷設定を指定し(第2の選択部)、印刷ボタン1504をクリックしてサーバ100のWebアプリケーション120へ文書の印刷を指示する。
【0054】
なお、指定された可変印刷設定もクライアント200の通信部を介してサーバ100へ送信され、Webアプリケーション120へ通知される。
Webアプリケーション120はクライアント200から文書の印刷の指示を受けると印刷指示部113から文書管理サービス111を呼び出して文書データベース112の保存されている図5に例示される文書情報リストから印刷が指示された文書名の文書情報を抽出し、抽出した文書情報で指定される印刷設定名の印刷情報を図4に例示される印刷設定リストから抽出し、抽出した印刷設定情報の印刷設定の実体に関連付けられる印刷設定の実体を取得し、また図14に例示されるユーザ可変印刷設定リストから図15の使用者設定画面1500で指定されたユーザ可変印刷設定名のユーザ可変印刷設定情報を抽出し、抽出したユーザ可変印刷設定情報の可変印刷設定の実体へのリンクに関連付けられた可変印刷設定情報の実体を取得し、印刷設定の用紙サイズ等のすべての印刷設定項目を調べる。
【0055】
各印刷設定項目の設定条件として「必須」、「推奨」、または「指定なし」の3種類のいずれかが予め設定されており、各印刷設定項目の設定条件が「推奨」の項目については、可変印刷設定に対応する設定項目が存在すれば、その印刷設定項目には可変印刷設定の項目の設定値を採用し、印刷指示部113は、印刷データ生成部114へ文書データベース112に保存された印刷する文書と、印刷設定と、出力先を指定して印刷データを生成させ、その印刷データを印刷データ送信部115から指定された出力先のプリンタ300へ送信して文書を印刷する。
【0056】
このようにして画像形成システムは登録された文書を印刷する。
次に、サーバ100の印刷指示部113の動作を図16の第2の実施例における文書印刷指示処理のフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
印刷指示部113には、Webアプリケーション120からクライアント200で印刷が指示された文書名がリストとして渡され、また文書に対応するユーザ可変印刷設定情報が渡される。すなわち、印刷が指示された文書名はクライアント200の通信部を介してサーバ100へ送信され、印刷指示部113へ通知される。
【0057】
なお、印刷が指示された文書名のリストから文書を取り出すためのインデックス等の各ワーキングメモリ(記憶部)は初期化されているものとする。
S301〜S305:図11におけるS101〜S105と同様なのでその説明を省略する。
S306:ユーザ可変印刷設定情報蓄積部107に保存され、図14に例示されるユーザ可変印刷設定リストから、本処理に引き渡された文書に対応するユーザ可変印刷設定情報におけるユーザ可変印刷設定名の可変印刷設定の実体を取得し、現在の印刷文書の可変印刷設定とする。
【0058】
S307:S305で取得した印刷設定の実体の印刷設定項目をひとつ取得する。
S308:S307で取得した印刷設定項目の設定条件に「推奨」が設定されているか否かを判定し、「推奨」が設定されていないと判定すると処理をS312へ移行し、「推奨」が設定されていると判定すると処理をS309へ移行する。
S309:S306で取得した可変印刷設定の実体からS307で取得した印刷設定項目に対応する印刷設定項目を検索する。
【0059】
S310:S309で可変印刷設定の実体からS307で取得した印刷設定項目に対応する印刷設定項目が、検出できると処理をS311へ移行し、検出できないと処理をS312へ移行する。
S311:S307で取得した印刷設定項目の設定値を、この印刷設定項目に対応するS309で検索した可変印刷設定の印刷設定項目の設定値とし、反映させる。
【0060】
S312:S305で取得した印刷設定の実体におけるすべての印刷設定項目について処理が終了したか否かを判定し、すべての印刷設定項目について処理が終了したと判定されると処理をS313へ移行し、未処理の印刷設定項目が存在すると判定されると処理をS307へ移行する。
S313〜S316:図11におけるS109〜S112と同様なのでその説明を省略し、またS315の出力先を決定する処理も第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
【0061】
このようにしてサーバ100の印刷指示部113は、文書印刷指示処理を行う。
このように画像形成システムは、文書管理サーバに予め登録された文書に関連付けられた印刷設定情報を必須項目とユーザ可変項目とに分類し、またユーザ可変項目を設定するための可変印刷設定をユーザ可変印刷設定蓄積部に予め登録しておき、文書の印刷時にユーザ可変項目をユーザの操作による可変印刷設定の選択を可能とすることにより、ユーザにより選択された所望の印刷設定情報に従って文書を印刷することができるようになる。
【0062】
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、ユーザ可変項目の内容を設定名で簡便に指定することが可能になるという効果が得られる。
また、ユーザ可変項目の内容を設定名で指定できるようにしたことにより、携帯端末等のサイズが小さいクライアントからも容易に操作することができるようになるという効果が得られる。
【0063】
なお、第1の実施例および第2の実施例では、サーバとネットワークを経由して接続されたクライアントを組み合わせた構成として説明したが、サーバでなく単独のパーソナルコンピュータ等で構成するようにしてもよい。
また、クライアントは、パーソナルコンピュータ等のクライアントコンピュータとして説明したが携帯電話等の携帯端末装置としてもよい。
【0064】
さらに、プリンタはプリンタ機能を有する複合機、すなわち第1の実施例および第2の実施例におけるクライアントおよびプリンタを備えた複合機であってもよい。
また、プリンタとサーバの接続は、USB(Universal Serial Bus)等の通信回線により1対1で接続するようにしてもよい。
さらに、文書データベースに格納される文書データは、プリンタに直接出力できる形式のファイル(例えば、jpegファイル、gifファイル、pdfファイル)であっても良く、特にプリンタに直接出力できる可搬の汎用形式のファイル(例えば、pdfファイル)としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図
【図2】第1の実施例におけるユーザ情報の説明図
【図3】第1の実施例におけるプリンタ情報の説明図
【図4】第1の実施例における印刷設定情報の説明図
【図5】第1の実施例における文書データベースの文書情報リストの説明図
【図6】第1の実施例におけるユーザ認証画面の説明図
【図7】第1の実施例における登録者用画面の説明図
【図8】第1の実施例における使用者用画面の説明図
【図9】第1の実施例における文書登録画面の説明図
【図10】第1の実施例における印刷設定画面の説明図
【図11】第1の実施例における文書印刷指示処理のフローチャート
【図12】第1の実施例における出力先決定処理のフローチャート
【図13】第2の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図
【図14】第2の実施例におけるユーザ可変印刷設定情報の説明図
【図15】第2の実施例における使用者用画面の説明図
【図16】第2の実施例における文書印刷指示処理のフローチャート
【符号の説明】
【0066】
100 サーバ
101 ユーザ情報登録部
102 ユーザ情報蓄積部
103 プリンタ登録部
104 プリンタ情報蓄積部
105 印刷設定情報登録部
106 印刷設定情報蓄積部
107 ユーザ可変印刷設定情報蓄積部
110 文書登録部
111 文書管理サービス
112 文書データベース
113 印刷指示部
114 印刷データ生成部
115 印刷データ送信部
120 Webアプリケーション
200 クライアント
210 Webブラウザ
300 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の操作を受付ける端末装置と、前記端末装置と通信回線を介して接続された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続された画像形成装置とを有する画像形成システムにおいて、
前記上位装置は、
複数の文書データを予め格納する文書データ格納部と、
変更可能な可変設定情報および変更することができない固定設定情報からなる画像形成設定情報を前記文書データに関連付けて予め格納する画像形成設定情報格納部とを備え、
前記端末装置は、
前記文書データ格納部に格納された文書データを選択する操作を受付ける選択部と、
前記選択部で選択された文書データに関連付けられた画像形成設定情報の可変設定情報を変更する操作を受付ける入力部と、
前記選択部で選択された文書データの画像形成の指示および前記入力部で変更された可変設定情報を上位装置へ送信する通信部とを備え、
前記上位装置が、前記端末装置から受信した文書データの画像形成の指示にしたがって前記文書データ格納部から該文書データを抽出するとともに前記画像形成設定情報格納部から該文書データに関連付けられた画像形成設定情報を抽出し、その画像形成設定情報の固定設定情報および前記端末装置から受信した可変設定情報に基づいて該文書データの画像を前記画像形成装置で形成させることを特徴とする画像形成システム。
【請求項2】
利用者の操作を受付ける端末装置と、前記端末装置と通信回線を介して接続された上位装置と、前記上位装置と通信回線を介して接続された画像形成装置とを有する画像形成システムにおいて、
前記上位装置は、
複数の文書データを予め格納する文書データ格納部と、
変更することができない画像形成設定情報の固定設定情報を前記文書データに関連付けて予め格納する固定設定情報格納部および変更可能な画像形成設定情報の可変設定情報を前記文書データに関連付けて予め格納する可変設定情報格納部からなる画像形成設定情報格納部とを備え、
前記端末装置は、
前記文書データ格納部に格納された文書データを選択する操作を受付ける第1の選択部と、
前記第1の選択部で選択された文書データに関連付けられた前記可変設定情報を選択する操作を受付ける第2の選択部と、
前記第1の選択部で選択された文書データの画像形成の指示および前記第2の選択部で選択された可変設定情報を上位装置へ送信する通信部とを備え、
前記上位装置が、前記端末装置から受信した文書データの画像形成の指示にしたがって前記文書データ格納部から該文書データを抽出するとともに前記固定設定情報格納部から該文書データに関連付けられた固定設定情報を抽出し、その固定設定情報および前記端末装置から受信した可変設定情報に基づいて該文書データの画像を前記画像形成装置で形成させることを特徴とする画像形成システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2の画像形成システムにおいて、
前記上位装置は、
利用者に付与された利用者識別情報に関連付けて利用できる前記画像形成装置の識別情報を格納する利用者情報格納部と、
前記文書データに関連付けられた前記固定設定情報に、前記文書データの画像を形成できる前記画像形成装置の識別情報を追加して格納する前記画像形成設定情報格納部とを備え、
前記端末装置は、
利用者識別情報を入力する利用者識別情報入力部と、
前記文書データの画像形成の指示および前記可変設定情報に加え、前記利用者識別情報を上位装置へ送信する前記通信部とを備え、
前記上位装置は、前記端末装置から受信した利用者識別情報に基づいて前記利用者情報格納部から抽出した画像形成装置の識別情報および前記文書データに関連付けられた固定設定情報の画像形成装置の識別情報に基づいて利用できる画像形成装置を決定することを特徴とする画像形成システム。
【請求項4】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記端末装置を、コンピュータ装置としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項5】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記端末装置を、携帯端末装置としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項6】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記上位装置を、コンピュータ装置としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項7】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置を、プリンタとしたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項8】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置を、複合機としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項9】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記端末装置および前記上位装置を、同一のコンピュータ装置としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項10】
請求項1、請求項2または請求項3の画像形成システムにおいて、
前記端末装置および前記画像形成装置を、同一のコンピュータ装置としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか1項の画像形成システムにおいて、
前記画像形成設定情報を、文書データを印刷する条件である印刷設定情報としたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか1項の画像形成システムにおいて、
前記文書データを、前記画像形成装置に直接出力できる形式のファイルとしたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか1項の画像形成システムにおいて、
前記文書データを、前記画像形成装置に直接出力できる可搬の汎用形式のファイルとしたことを特徴とする画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−113620(P2010−113620A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−287150(P2008−287150)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】